JP4038748B2 - 熱転写型カラープリンタ装置 - Google Patents

熱転写型カラープリンタ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4038748B2
JP4038748B2 JP36954898A JP36954898A JP4038748B2 JP 4038748 B2 JP4038748 B2 JP 4038748B2 JP 36954898 A JP36954898 A JP 36954898A JP 36954898 A JP36954898 A JP 36954898A JP 4038748 B2 JP4038748 B2 JP 4038748B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
recording paper
bobbin storage
storage portion
ink film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP36954898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000190540A (ja
Inventor
聡 神戸
尚省 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP36954898A priority Critical patent/JP4038748B2/ja
Publication of JP2000190540A publication Critical patent/JP2000190540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4038748B2 publication Critical patent/JP4038748B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置の小型化、薄型化を実現する熱転写型カラープリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、印刷分野において高精細でかつ小型な熱転写型カラープリンタが多用されている。特に、この種の熱転写型カラープリンタ装置が、(特開平6−47972号公報)に開示されている。
図6は、同公報に開示された従来の熱転写プリンタを説明するための図である。そこで、この従来の熱転写プリンタ装置100について図6を参照して簡略に説明する。
【0003】
筐体の前部には記録紙101の給排紙口Cが形成されており、記録紙ガイドとして、給紙ガイド111及び112が配置されている。また、筐体後部は記録紙101が通過できるように開口されている。筐体後部への記録紙ガイドとしては、記録紙ガイド150及び151が配置されている。
また、インクカートリッジ120は、熱転写プリンタ装置100に対して着脱自在で、インクフィルム供給ボビン121を筐体の下方向、インクフィルム巻き取りボビン122を筐体の上方向とする傾きを持って配置されている。
【0004】
筐体中央部には、キャプスタンローラ113及びピンチローラ116が配置され、ピンチローラ116は、キャプスタンスプリング117によって軸115の周りに回動付勢されたプレスレバー114によって、キャプスタンローラ113に押圧されるようになっている。 また、キャプスタンローラ113は、図示しない動力機構によって、正逆回転可能に取付けられている。キャプスタンローラ113より上流の図6右側には、記録紙101と添接しながら回転するプラテンローラ127が設けられている。
プラテンローラ127の上方にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)等のインクを順次繰返して塗布した転写紙がインクフィルム巻き取りボビン122とインクフィルム供給ボビン121とに掛け渡されている。
【0005】
また、インクフィルム巻き取りボビン122は、図示しない駆動源によって時計方向に回転し、インクフィルム123を巻取ることができるようになっている。
サーマルヘッド126は、フレームに設けられた回動支点124を中心に回動するヘッドアーム125に支持され、インクフィルム供給ボビン121の上流側に配置されたヘッドカム129に連動して、プラテンローラ127に対して接離自在に設けられている。
【0006】
なお、ヘッドアーム125は、インクフィルム供給ボビン121の外周を逃げるように配置されていて、またヘッドアーム125の回動支点124はインクカートリッジ120のインクフィルム供給ボビン121の上流に配置されて、サーマルヘッド126の回動時、インクカートリッジ120と接触しないようになっている。
また、サーマルヘッド126には図示しないヒートシンクが一体的に取付けてあり、上記ヘッドアーム125同様、インクフィルム供給ボビン121の外周を逃げて配置されている。
【0007】
次に、上記構成による従来の熱転写型カラープリンタ装置100の動作について説明する。
給紙部Cから挿入された記録紙101は、給紙ガイド111及び112に案内されて、キャプスタンローラ113とピンチローラ116の当接部に案内される。そして、キャプスタンローラ113とピンチローラ116とで記録紙101を挟持搬送し、図6中右側のプラテンローラ127側へ搬送し、インクカートリッジ120のインクフィルム供給ボビン121の下を通過して、記録紙ガイド部150及び151の間を通過し装置上流へ搬送される。
【0008】
そして、記録紙101が所定の位置まで搬送されると、キャプスタンローラ113とピンチローラ116とによる挟持状態から外れない時点で、キャプスタンローラ113を停止し、記録紙101の位置決めを行う。その後、或いは同時に、インクフィルム巻き取りボビン122を時計方向に回転させ、イエロー(Y)インクの頭だしを行う。
【0009】
次に、サーマルヘッド126を記録紙101、インクフィルム123を介してプラテンローラ127に押圧させ、インクフィルム123を巻取りながら、キャプスタンローラ113を反時計方向に回転させてキャプスタンローラ113とピンチローラ116とで記録紙101を所定長さ図6中左方に挟持搬送する。
このとき、イエロー(Y)に対応した印刷情報をサーマルヘッド126に供給し、インクフィルム123のインクを記録紙101に転写して印刷を行う。そして、発生したサーマルヘッド126の余熱は、図示しないヒートシンクに伝達され、サーマルヘッド自体の高温化を防止している。
【0010】
1色目のイエロー(Y)の印刷が終了すると、サーマルヘッド126をプラテンローラ127から離間し、同様な動作を繰返して2色目マゼンタ(M)、さらに3色目シアン(C)等の印刷をおこなって、熱転写型記録によるカラー印刷を完了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の熱転写型カラープリンタ装置100では、記録紙101の搬送ガイド部材としてのインクカートリッジ120の上流及び下流にそれぞれ、給紙ガイド111及び112、記録紙ガイド150及び151を配置して記録紙の安定搬送を行っている。ここで、さらなる装置の小型化、薄型化を図る場合、仕様上の制約等があるインクカートリッジ120や、サーマルヘッド126を薄型にすることは困難でり、従って、記録紙101の搬送経路を簡略化する必要がある。また、この場合比較的剛性の高い記録紙101への転写記録を考慮すると、搬送経路中の記録紙自体にあまり大きな曲率の変形を与えることは好ましくないため、記録紙101の搬送経路中における変形を極力小さく維持する必要もある。
【0012】
また、従来の熱転写型カラープリンタ装置100では、サーマルヘッド126を支持するヘッドアーム125は、インクフィルム供給ボビン121の外周を逃げるように配置されており、またヘッドアーム125の回動支点124はインクカートリッジ120のインクフィルム供給ボビン121上流に配置されて、サーマルヘッド126の回動時、インクカートリッジ120と接触しないようになっているが、装置の小型化、薄型化、特に、装置高さを限りなくインクカートリッジ122の高さと略同等にするには、ヘッドアーム125を別のスペースに配置する必要がある。
【0013】
さらに、ヒートシンクも同様に、装置の小型化、薄型化を図るには他のスペース、或いは他の部材を有効利用し、またヒートシンク自体の小型化を図りながら、サーマルヘッドの放熱を図る必要がある。
【0014】
そこで、本発明では、インクカートリッジを数ミリ以下の記録紙搬送エリアを介してアンダーフレームと略平行に配置し、インクカートリッジの巻き取りボビン収納部とアンダーフレーム及び供給ボビン収納部とアンダーフレームが記録紙の搬送ガイドをなすようにし、かつサーマルヘッド、及びヘッドアーム、ヒートシンクを、インクカートリッジのインクフィルム巻き取りボビンとインクフィルム供給ボビンの略スパン内に配置して、装置の小型化、薄型化を達成すると同時に、記録紙にあまり大きな変形をお与えることのない搬送経路を実現することを目的とする。
【0015】
また、ヒートシンクとアッパーフレームを熱伝導性の高いテープ或いはシート、バネ性の板金等で接合することにより、サーマルヘッド自体の高温化を防止して、装置の小型化、薄型化を実現することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本願各発明は次の手段を有する。
1)熱転写型カラープリンタ装置において、アンダーフレーム、該アンダーフレームから立ち上がるサイドフレーム、及び該サイドフレームの前記アンダーフレーム側に設けられて記録紙が挿入される開口部を有する筐体と、インクフィルムの一端側を保持するインクフィルム巻き取りボビンを収納した巻き取りボビン収納部と前記インクフィルムの他端側を保持するインクフィルム供給ボビンを収納した供給ボビン収納部とを有し、前記巻き取りボビン収納部が前記開口部近傍に前記アンダーフレームと第1の間隙を有して配置され、前記供給ボビン収納部が前記サイドフレームに対して前記巻き取りボビン収納部よりも離れた位置に前記アンダーフレームと第2の間隙を有して配置されると共に、前記インクフィルム巻き取りボビンの中心軸と前記インクフィルム供給ボビンの中心軸とを結ぶ線が前記アンダーフレームと平行となるように配置された着脱可能なインクカートリッジと、前記巻き取りボビン収納部と前記供給ボビン収納部との間に設けられて、前記記録紙を互いの外周面で挟持して前記サイドフレーム側及び前記サイドフレームとは反対側に向けて搬送するキャプスタンローラ及びピンチローラと、前記キャプスタンローラ及びピンチローラと前記供給ボビン収納部との間に設けられたプラテンローラと、前記キャプスタンローラ及びピンチローラと前記供給ボビン収納部との間であって前記アンダーフレームに対して前記プラテンローラよりも離れた位置に設けられて、前記プラテンローラに接離可能なサーマルヘッドと、を有すると共に、前記サーマルヘッドは前記アンダーフレーム側にカバー部を有し、前記キャプスタンローラと前記ピンチローラとの接点における接平面と、前記プラテンローラと前記サーマルヘッドとの接点における接平面とが略一致すると共に前記各接平面が前記第1の間隙に延在し、前記記録紙が前記開口部から挿入された際には、前記ボビン収納部及び前記アンダーフレームで案内されて前記第1の間隙を経て前記各接平面に沿って前記キャプスタンローラと前記ピンチローラとの圧接部に誘導された前記記録紙を、前記記録紙が前記プラテンローラに接するように前記キャプスタンローラ及び前記ピンチローラで搬送すると共に前記カバー部及び前記供給ボビン収納部で案内して、前記第2の間隙に向けて誘導し、前記第2の間隙に誘導された前記記録紙を前記サイドフレーム側に向けて搬送する際には、前記記録紙を、前記キャプスタンローラ及びピンチローラで搬送すると共に該キャプスタンローラ及びピンチローラ、並びに、前記プラテンローラ及び前記サーマルヘッドにより、前記第1の間隙を経て前記開口部に向けて前記各接平面に沿って誘導する構成としたことを特徴とする熱転写型カラープリンタ装置である。
2)前記巻き取りボビン収納部と前記供給ボビン収納部との間には、該間に設けられた支点を中心に回動して前記サーマルヘッドを前記プラテンローラに接離可能に支持するアーム部が設けられてなることを特徴とする上記1)記載の熱転写型カラープリンタ装置である。
3)前記筐体は前記サーマルヘッド上にアッパーフレームを有し、前記サーマルヘッドには該サーマルヘッドで発生した熱を放熱するヒートシンクが設けられ、前記アッパーフレームと前記ヒートシンクとは、熱伝導性を有する部材で接続されてなることを特徴とする上記1)または2)に記載の熱転写型カラープリンタ装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る熱転写型カラープリンタ装置の一実施例を図1乃至図5を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る熱転写型カラープリンタ装置の構成を説明するための構成図であり、記録紙が挿入される前の初期状態を示した図、図2、図3は本発明の熱転写型カラープリンタ装置の動作の説明図である。また、図4はキャプスタンローラとピンチローラの圧着機構を説明するための図であり、図5はキャプスタンローラとピンチローラとの挟持位置を説明するための図である。
【0019】
まず、記録紙4を印刷する構成部材について説明する。図1に示したごとく、本発明に係る熱転写型カラープリンタ装置1では、装置の基台となる筐体が略直方体の箱状に形成されている。また、筐体前部のアンダーフレーム2近傍には記録紙4の給排紙口18が形成されており、筐体後部のアンダーフレーム2の近傍は記録紙4が通過できるように開口されている。
【0020】
また、インクカートリッジ14は、インクフィルム巻き取りボビン15を回転可能に収納する略円筒形状の巻き取りボビン収納部23とインクフィルム供給ボビン16を回転可能に収納する略円筒形状の供給ボビン収納部22とこれらの巻き取りボビン収納部23及び供給ボビン収納部22とを連結する連結部41とから構成されており、インクカートリッジ14は、装置1に対して着脱自在で、5ミリ程度の記録紙の搬送エリアを介して、アンダーフレーム2と略平行に配置されるようになっている。
【0021】
筐体中央部のアンダーフレーム2側に配置されたピンチローラ6は、筐体の図示しない両サイドフレームに取付けられた一対の樹脂ベアリング24(図4参照)によって支持されている。また、ピンチローラ6の上側に配置されたキャプスタンローラ7は、キャプスタンモータ17を回転駆動源とし、図示しない減速機構、及びキャプスタンベルト29、キャプスタンローラ7の軸端に取付けられたキャプスタンギヤ8を経由して、正逆回転可能に取付けられている。
キャプスタンギヤ8に駆動力を伝達する手段としては、プーリベルト駆動、ギヤ連結駆動、ウオームギヤ駆動等の場合がある。
【0022】
また図4に示されるように、キャプスタンローラ7は、キャプスタンスプリング27によってプレスアーム26が軸支点40の周りに時計方向に回動付勢されて、キャプスタンベアリング28に当接することにより、ピンチローラ6を押圧している。キャプスタンローラ7の軸端部は前記樹脂ベアリング24の案内溝25に摺動可能に支持されており、その溝方向は、キャプスタンベルト29の張られている方向に対し鋭角に設定され、ベルトテンションによってキャプスタンローラ7が案内溝25から外れないようになっており、かつキャプスタンローラ7とピンチローラ6の圧接点における接線方向は、インクカートリッジ14の略円筒形状の巻き取りボビン収納部23のアンダーフレーム2側の方向へ向くように配置されている(図1乃至図3参照)。他方、この接線はプラテンローラ9に略接するようになっている。
【0023】
また、図5に示すように、キャプスタンローラ7とピンチローラ6の挟持部は、記録紙4の余白エリアとなるように、記録紙両サイドの数ミリ程度となっている。
キャプスタンローラ7より上流の図1右側には、記録紙4と添接しながら回転するプラテンローラ9が設けられている。
プラテンローラ9の上方にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)等のインクを順次繰返して塗布した転写紙がインクフィルム巻き取りボビン15とインクフィルム供給ボビン16とに掛け渡されている。
【0024】
また、インクフィルム巻き取りボビン15は、図示しない駆動源によって反時計方向に回転し、インクフィルム5を巻取ることができるようになっており、更にインクセンサ20によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)等インクの頭だしが可能になっている。
アッパーフレーム3は、フレームシャフト31を中心として開閉自在となっており、図示しないロック機構で、印刷時には図1のようにアッパーフレーム3を閉じ、かつインクカートリッジ14を交換するときや、紙づまりの発生等、搬送経路中の記録紙4を取除く必要があるときには、アッパーフレーム3を開けられるようになっている。
【0025】
サーマルヘッド10とヒートシンク33とが一体的にアセンブリされたヘッドアセンブリは、アッパーフレーム3に設けられた支点35を中心に回動するヘッドアーム30に支持され、ヘッドカム13に連動してプラテンローラ9に対して接離自在に設けられていて、プラテンローラ9に添接したとき、ヘッドスプリング12によってプラテンローラ9に押圧するようになっている。
なお、ヘッドアーム30の支点35はインクカートリッジ14のインクフィルム巻き取りボビン15とインクフィルム供給ボビン16のスパン内に配置されており、前記ヘッドアセンブリは、このスパン内でプラテンローラ9に接離自在となっている。
【0026】
また、ヘッドカム13の駆動軸となるカムシャフト32も前記スパン内のアッパーフレーム3に貫通配置され、カムシャフト32の一端には、図示しない駆動源からの回転駆動力を伝達するカムギヤが圧入されている。このカムギヤは、アッパーフレーム3を閉じたときのみ、カムシャフト32に回転動力を伝達することができる。
また、小型化されたヒートシンク33の熱容量を大きくするため、ヒートシンク33とアッパーフレーム3は熱伝導性の高いアルミ材や銅材のテープ、或いはシート、或いはバネ性の板金等によって、揺動可能に接合されており、装置1の場合、銅箔粘着テープ34を弛ませた状態で接着している。
【0027】
次に、上記構成による熱転写型カラープリンタ装置1の動作について図1乃至図3を用いて説明する。
まず、図1に示したごとく、サーマルヘッド10をプラテンローラ9から離間させた状態を初期状態とする。手差し、或いは図示しない自動給紙機構によって、給排紙口18に挿入された記録紙4は、インクカートリッジ14の略円筒形状の巻き取りボビン収納部23とアンダーフレーム2とのすき間にガイドされてキャプスタンローラ7とピンチローラ6の当接部へ案内される。
【0028】
次に、キャプスタンローラ7を反時計方向に回転させ、キャプスタンローラ7とピンチローラ6とで記録紙4を挟持搬送し、図2右側のプラテンローラ9側へ搬送し、ヘッドカバー11及びインクカートリッジ14の円筒形状の供給ボビン収納部22に当接しながら、供給ボビン収納部22とアンダーフレーム2とのすき間を通過して、筐体後方開口部19へと案内される。即ち、円筒形状の供給ボビン収納部22とアンダーフレーム2とのすき間は、記録紙4を案内するガイドとなる。
【0029】
そして、記録紙4の端部が給紙センサー21を通過すると、キャプスタンローラ7とピンチローラ6とから抜けない時点で、キャプスタンローラ7を停止し、記録紙4の位置決めを行う。同時に、インクフィルム巻き取りボビン15を反時計方向に回転させ、イエロー(Y)インクの頭だしを行う。
次に、サーマルヘッド10を記録紙4、インクフィルム5を介してプラテンローラ9に押圧させ、インクフィルム5を巻取りながら、キャプスタンローラ7を時計方向に回転させてキャプスタンローラ7とピンチローラ6とで記録紙4を所定長さ図3中左方に挟持搬送する。記録紙4のキャプスタンローラ側の端部は、インクカートリッジ14の巻き取りボビン収納部23に当接しながら給排紙口18へ案内され、装置1の外側へ搬送される。
【0030】
このとき、イエロー(Y)に対応した印刷情報をサーマルヘッド10に供給し、インクフィルム5のインクを記録紙4に転写して印刷を行う。また、このとき発生したサーマルヘッド10の余熱は、銅箔粘着テープ34を伝わってアッパーフレーム3に伝達され、サーマルヘッド10自体の高温化を防止している。
そして、1色目のイエロー(Y)の印刷が終了すると、サーマルヘッド10をプラテンローラ9から離間し、図2〜図3と同様な動作を繰返して2色目マゼンタ(M)、さらに3色目シアン(C)等の印刷を行う。
3色目の印刷が終了すると、サーマルヘッド10をプラテンローラ9から離間させて、図1の状態に戻るまで、すなわち、記録紙4がキャプスタンローラ7とピンチローラ6とから抜けるまで、キャプスタンローラ7を時計方向に回転させて排紙し、一連の動作を完了する。
【0031】
【発明の効果】
各請求項に係る発明によれば、装置の小型化、薄型化を実現することができる。
また、各請求項に係る発明によれば、記録紙に大きな変形を与えることなく比較的剛性の高い記録紙でも確実に搬送し記録することができる。
また、請求項3に係る発明によれば、フレームへの放熱効果を高め、サーマルヘッド自体の高温化を防止して、装置の小型化、薄型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱転写型カラープリンタ装置の実施の形態の構成を説明するための構成図である。
【図2】本発明の熱転写型カラープリンタ装置の動作説明図である。
【図3】本発明の熱転写型カラープリンタ装置の動作説明図である。
【図4】キャプスタンローラとピンチローラの圧着機構を説明するための図である。
【図5】キャプスタンローラとピンチローラとの挟持位置を説明するための図である。。
【図6】従来の熱転写プリンタを説明するための図である。
【符号の説明】
1 熱転写型カラープリンタ装置
2 アンダーフレーム
3 アッパーフレーム
4 記録紙
5 インクフィルム
6 ピンチローラ
7 キャプスタンローラ
8 キャプスタンギヤ
9 プラテンローラ
10 サーマルヘッド
11 ヘッドカバー
12 ヘッドスプリング
13 ヘッドカム
14 インクカートリッジ
15 インクフィルム巻き取りボビン
16 インクフィルム供給ボビン
17 キャプスタンモータ
18 給排紙口
19 開口部
20 インクセンサ
21 給紙センサー
22 供給ボビン収納部
23 巻き取りボビン収納部
24 樹脂ベアリング
25 案内溝
26 プレスアーム
27 キャプスタンスプリング
28 キャプスタンベアリング
29 キャプスタンベルト
30 ヘッドアーム
31 フレームシャフト
32 カムシャフト
33 ヒートシンク
34 銅箔粘着テープ
35 支点
40 支点
41 連結部

Claims (3)

  1. 熱転写型カラープリンタ装置において、
    アンダーフレーム、該アンダーフレームから立ち上がるサイドフレーム、及び該サイドフレームの前記アンダーフレーム側に設けられて記録紙が挿入される開口部を有する筐体と、
    インクフィルムの一端側を保持するインクフィルム巻き取りボビンを収納した巻き取りボビン収納部と前記インクフィルムの他端側を保持するインクフィルム供給ボビンを収納した供給ボビン収納部とを有し、前記巻き取りボビン収納部が前記開口部近傍に前記アンダーフレームと第1の間隙を有して配置され、前記供給ボビン収納部が前記サイドフレームに対して前記巻き取りボビン収納部よりも離れた位置に前記アンダーフレームと第2の間隙を有して配置されると共に、前記インクフィルム巻き取りボビンの中心軸と前記インクフィルム供給ボビンの中心軸とを結ぶ線が前記アンダーフレームと平行となるように配置された着脱可能なインクカートリッジと、
    前記巻き取りボビン収納部と前記供給ボビン収納部との間に設けられて、前記記録紙を互いの外周面で挟持して前記サイドフレーム側及び前記サイドフレームとは反対側に向けて搬送するキャプスタンローラ及びピンチローラと、
    前記キャプスタンローラ及びピンチローラと前記供給ボビン収納部との間に設けられたプラテンローラと、
    前記キャプスタンローラ及びピンチローラと前記供給ボビン収納部との間であって前記アンダーフレームに対して前記プラテンローラよりも離れた位置に設けられて、前記プラテンローラに接離可能なサーマルヘッドと、
    を有すると共に、
    前記サーマルヘッドは前記アンダーフレーム側にカバー部を有し、
    前記キャプスタンローラと前記ピンチローラとの接点における接平面と、前記プラテンローラと前記サーマルヘッドとの接点における接平面とが略一致すると共に前記各接平面が前記第1の間隙に延在し、
    前記記録紙が前記開口部から挿入された際には、
    前記ボビン収納部及び前記アンダーフレームで案内されて前記第1の間隙を経て前記各接平面に沿って前記キャプスタンローラと前記ピンチローラとの圧接部に誘導された前記記録紙を、
    前記記録紙が前記プラテンローラに接するように前記キャプスタンローラ及び前記ピンチローラで搬送すると共に前記カバー部及び前記供給ボビン収納部で案内して、前記第2の間隙に向けて誘導し、
    前記第2の間隙に誘導された前記記録紙を前記サイドフレーム側に向けて搬送する際には、
    前記記録紙を、前記キャプスタンローラ及びピンチローラで搬送すると共に該キャプスタンローラ及びピンチローラ、並びに、前記プラテンローラ及び前記サーマルヘッドにより、前記第1の間隙を経て前記開口部に向けて前記各接平面に沿って誘導する構成としたことを特徴とする熱転写型カラープリンタ装置。
  2. 前記巻き取りボビン収納部と前記供給ボビン収納部との間には、該間に設けられた支点を中心に回動して前記サーマルヘッドを前記プラテンローラに接離可能に支持するアーム部が設けられてなることを特徴とする請求項1記載の熱転写型カラープリンタ装置。
  3. 前記筐体は前記サーマルヘッド上にアッパーフレームを有し、
    前記サーマルヘッドには該サーマルヘッドで発生した熱を放熱するヒートシンクが設けられ、
    前記アッパーフレームと前記ヒートシンクとは、熱伝導性を有する部材で接続されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱転写型カラープリンタ装置。
JP36954898A 1998-12-25 1998-12-25 熱転写型カラープリンタ装置 Expired - Fee Related JP4038748B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36954898A JP4038748B2 (ja) 1998-12-25 1998-12-25 熱転写型カラープリンタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36954898A JP4038748B2 (ja) 1998-12-25 1998-12-25 熱転写型カラープリンタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000190540A JP2000190540A (ja) 2000-07-11
JP4038748B2 true JP4038748B2 (ja) 2008-01-30

Family

ID=18494710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36954898A Expired - Fee Related JP4038748B2 (ja) 1998-12-25 1998-12-25 熱転写型カラープリンタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4038748B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5272158B2 (ja) * 2008-01-31 2013-08-28 サトーホールディングス株式会社 サーマルプリンタ
JP6898593B2 (ja) * 2017-10-20 2021-07-07 ブラザー工業株式会社 熱転写プリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000190540A (ja) 2000-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3330355B2 (ja) カード類の記録装置
JP3620362B2 (ja) カード記録装置
US8827440B2 (en) Printer
EP1820658B1 (en) Recording sheet/ink sheet integral cassette and printer apparatus utilizing the same
KR100812580B1 (ko) 잉크 리본 카세트
US8454252B2 (en) Cassette for a printer
JP4038748B2 (ja) 熱転写型カラープリンタ装置
JP5936115B2 (ja) 印字装置
JP3625206B2 (ja) カード記録装置
JP3728275B2 (ja) カード記録装置
JP4007603B2 (ja) 記録紙収納パック
JP2000203068A (ja) 熱転写型カラ―プリンタ装置
JP4576275B2 (ja) リボンカセット装置
JP2000238366A (ja) 画像形成装置
JP7423983B2 (ja) 記録装置
JP2001058453A (ja) 熱転写プリンタ
JP2005029281A (ja) 用紙搬送機構
JP3779607B2 (ja) 熱転写プリンタ
WO1999020470A1 (fr) Imprimante
JP3759849B2 (ja) 熱転写プリンタ
JP2004050598A (ja) 熱転写方式ラインプリンタ
JP5000852B2 (ja) 中間転写型熱転写印刷装置
JP2914141B2 (ja) カラープリンタ
JP2004098426A (ja) インクリボンカセット
JPS61237673A (ja) 熱転写記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061020

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071012

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071025

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees