JP2914141B2 - カラープリンタ - Google Patents

カラープリンタ

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JP2914141B2
JP2914141B2 JP32598593A JP32598593A JP2914141B2 JP 2914141 B2 JP2914141 B2 JP 2914141B2 JP 32598593 A JP32598593 A JP 32598593A JP 32598593 A JP32598593 A JP 32598593A JP 2914141 B2 JP2914141 B2 JP 2914141B2
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recording
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尚省 長田
俊郎 河野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラインサーマルヘッド
を用いた熱転写カラープリンタに係り、特に記録紙上に
おける記録開始位置の位置決めの為に記録紙先端部を保
持するクランパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、転写紙表面のカラーインクを
サーマルヘッドの熱で溶融あるいは昇華させて記録紙に
順次転写することによってカラー画像印刷を行なう各種
のプリンタ装置が一般的に知られている。この種のプリ
ンタ装置は、転写紙上のイエロー、マゼンダ、シアンの
3色、又はブラックを加えた4色を面順次に記録紙上に
転写して行うため、各色毎の印字ずれを防止するような
構造になっている。例えば、従来においては、プラテン
ローラ内部に記録紙先端部を保持するクランプ機構を設
けてプラテンローラに記録紙を巻き付け、この記録紙が
巻き付けられたプラテンローラを一方向、または正逆回
転させることによって、転写紙上のカラーインクを順次
熱転写させるカラープリンタがあった。しかし、このよ
うに記録紙をプラテンローラに巻き付ける方式のカラー
プリンタは、プラテンローラが大型になってしまい、装
置が高価になってしまうというという欠点があった。
【0003】そこで、本発明者らは、記録紙先端部を保
持するクランパを、記録紙搬送方向下流部にプラテンロ
ーラと別体にして設け、更に、このクランパとプラテン
ローラとの間で記録紙を弛ませた状態で貯留して記録紙
を往復動作させることにより、装置構成を小型化したカ
ラープリンタを特願平5−118961号公報により提
案している。以下、このカラープリンタを添付図面を参
照して説明する。
【0004】図6乃至図8は、従来のカラープリンタの
要部の構造を示す図である。図6に示すようにプラテン
ローラ102の記録紙搬送方向(同図中矢印A)下流部
の固定位置には、記録紙103の先端部を保持するクラ
ンパ104が設けられている。このクランパ104は、
プラテンローラ102と、記録紙103の排紙ガイド板
112との間に固定された固定クランプ部材105と、
回動軸104Aを中心に回動して記録紙103の先端部
を保持又はそれを解除する可動クランプ部材106とで
構成される。記録紙103の給紙動作開始時におけるク
ランパ104は、同図に示すように可動クランプ部材1
06が時計方向に回動した位置にあり、この状態がクラ
ンパ104の開状態である。そして、可動クランプ部材
106が、回動軸104Aを中心に反時計方向に回動し
て記録紙103の先端部を保持した状態が閉状態である
(図7参照)。
【0005】また、図6において、サーマルヘッド10
7が装着されたサーマルヘッド機構部108は、回動軸
108Aを中心に回動自在に設けられ、サーマルヘッド
107がプラテンローラ102から大きく退避した退避
位置(図示せず)と、同図に示すようにサーマルヘッド
107がプラテンローラ102に対向する位置(プラテ
ンローラ102とサーマルヘッド107とが僅かに離れ
た状態)にセットされたセット位置とに移動可能であ
る。更に、サーマルヘッド107が装着されたサーマル
ヘッド装着部材109を、回動軸108Bを中心に図中
反時計方向に回動させることにより、サーマルヘッド1
07をプラテンローラ102に圧着させることができる
(図8参照)。
【0006】次に、上記カラープリンタ101の動作に
ついて説明する。給紙動作開始時においてクランパ10
4は、図6に示す開状態になっている。図示しない給紙
トレーに納められたカット記録紙103が図示しない給
紙機構によって給紙されると、この給紙された記録紙1
03は、給紙ガイド板111により案内されながらプラ
テンローラ102方向に搬送されることになる。このよ
うに給紙ガイド板111上を搬送されてきた記録紙10
3は、プラテンローラ102と上記セット位置にあるサ
ーマルヘッド107との間を通り、プラテンローラ10
2で折り返され、その先端部は、開状態にある可動クラ
ンプ部材106のストッパ部106Aへ向かう。記録紙
103の先端部が可動クランプ部材106のストッパ部
106Aに達すれば、可動クランプ部材106が反時計
方向に回動して閉状態となるため、図7に示すように先
端部が保持されることになる。
【0007】記録紙103の先端部がクランパ104に
保持されると、逆転ローラ113が記録紙103を引き
戻す方向に回転して、クランパ104とサーマルヘッド
107間の記録紙103の弛みを除去する。そして、サ
ーマルヘッド装着部材109が回動軸108Bを中心に
同図中反時計方向に回動し、サーマルヘッド107を記
録紙103及び転写紙114を介してプラテンローラ1
02に圧着させる。プラテンローラ102における記録
紙103上のサーマルヘッド107の圧着位置が、記録
紙103の記録開始位置である。
【0008】サーマルヘッド107がプラテンローラ1
02に圧着すると、プラテンローラ102を反時計方向
に回転させながら記録紙103を送り出し、サーマルヘ
ッド107の発熱抵抗体に記録画像に応じた信号電流を
流し、転写紙114上のカラーインクを熱転写する。こ
の記録動作時、記録紙103は、図8に示すように、ク
ランパ104とサーマルヘッド107との間で弛みなが
ら、送り出されることになる。そして、1色目の記録が
終了すると、記録紙103を引き戻す方向に逆転ローラ
113を回転させて、クランパ104とサーマルヘッド
107との間で弛んだ状態で貯留された記録紙103を
引き戻し、上記記録開始位置の位置出しを行う。そし
て、1色目と同様に2色目以降の記録を行い、全色が面
順次に記録されると記録動作を終了する。以上のよう
に、上記カラープリンタ101は、記録紙103をクラ
ンパ104とサーマルヘッド107との間で弛ませなが
ら記録紙103を往復動作させるので、装置全体の構成
を小型にすることができると共に、低価格のカラープリ
ンタを提供することができた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記カラー
プリンタ101において、記録紙103の記録領域をで
きるだけ広くしようとする場合、即ち、記録紙103の
余白部分をできるだけ小さくしようとする場合、プラテ
ンローラ102上における記録紙103上のサーマルヘ
ッド107の圧着位置と記録紙103先端の保持位置と
の距離はできるだけ小さいほうが望ましい。しかし、ク
ランパ104とサーマルヘッド107との距離を小さく
すると、クランパ104とサーマルヘッド107との間
で記録紙103を貯留して往復動作させる上記カラープ
リンタ101においては、その距離を小さくしすぎる
と、クランパ104に保持された記録紙103先端
図8参照)付近の折れや、ジャム等が発生するという
問題があった。
【0010】そこで、本発明は上記の点に着目してなさ
れたものであり、記録領域が従来よりも広くとれる構造
のクランパを有するカラープリンタを提供することを目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するための手段として、記録紙を往復搬送させるプラ
テンローラと、前記プラテンローラに前記記録紙を介し
て対向するように設けた記録ヘッドと、前記プラテンロ
ーラとは別設されており、前記記録紙の供給部から排紙
部に至る搬送経路中、前記記録ヘッドより下流側に設け
られて前記記録紙の先端を保持するクランプ手段を備
え、前記クランプ手段で前記記録紙の先端を保持した状
態で記録紙を送り出させ前記記録ヘッドと前記クランプ
手段との間で前記記録紙を弛ませながら記録を行ない、
前記記録紙を逆方向に戻させることで前記記録紙を往復
動作させ、これを繰り返すことで少なくとも2色を前記
記録紙に面順次で記録するカラープリンタであって、前
記クランプ手段による前記記録紙の保持位置と、前記プ
ラテンローラ上における前記記録ヘッドの記録位置との
距離が、前記往復動作の際の記録紙の送り出しと共に記
録紙の弾性力で所定距離まで徐々に大きくなるように前
記クランプ手段が移動する手段を有することを特徴とす
るカラープリンタを提供しようとするものである。
【0013】
【実施例】以下本願発明に係るカラープリンタの実施例
について添付図面を参照して説明する。なお、上述した
従来例と同様な部分における説明は省略する。図1は、
本発明の一実施例のカラープリンタの内部の構造を示す
図である。同図において、カット記録紙(以下、単に記
録紙と称する)3は、装置内部に設けられた記録紙収納
トレー21内に積載収納される。この記録紙3の装置内
における搬送経路は、給紙ガイド板11と、この給紙ガ
イド板11の上部に設けられた排紙ガイド板12とによ
って形成され、プラテンローラ2を折り返し点とした略
U字状を成す。即ち、記録紙3の搬送方向は、給紙ガイ
ド板11上では給紙トレー21からプラテンローラ2へ
向かう方向であり、排紙ガイド板12上ではプラテンロ
ーラ2から給排紙ローラ23へ向かう方向である。
【0013】また、上記記録紙3の搬送経路中、プラテ
ンローラ2よりも下流部には、記録紙3の記録開始位置
の位置決めをするために記録紙3の先端部を保持するク
ランパ4が設けられている。このクランパ4は、記録動
作の進行と共に記録紙搬送方向に徐々に回動するように
構成されており、クランパ4に保持された記録紙3先端
部の折れを防ぐ構造になっている。このクランパ4の開
閉動作や記録動作中の回動動作はクランパ機構部30に
より行われるがその詳細に付いては後述することにす
る。
【0014】また、上記プラテンローラ2と対向する位
置には、記録紙3の幅方向に発熱抵抗体が配置されたサ
ーマルヘッド7が設けられている。このサーマルヘッド
7は、回動軸8Aを中心に回動自在なサーマルヘッド機
構部8に装着され、上述のカラープリンタ101と同様
にサーマルヘッド機構部8を回動させることで、同図に
示すセット位置と、退避位置(図示せず)とに移動する
ことができる。また、上記サーマルヘッド7は、回動軸
8Bを中心に回動するサーマルヘッド装着部材9によ
り、サーマルヘッド機構部8に装着される。サーマルヘ
ッド7のプラテンローラ2への圧着動作は、サーマルヘ
ッド装着部材9の背部に設けられたサーマルヘッド圧着
機構16により行われるが、これらサーマルヘッド機構
部8の詳細な説明については省略する。
【0015】次に、上記クランパ機構部30について図
2乃至図5を用いて説明する。図2に示すように、上記
クランパ機構部30は、上記クランパ4と、このクラン
パ4を支持しているクランパ支持部材31と、記録紙3
の記録開始位置を規制するためにクランパ4の回動範囲
を規制するクランパ回動ストッパ32と、クランパ4を
開閉動作させるリンク33と、このリンク33を上下動
させるリンク駆動用回転プレート34とで構成されてい
る。上記クランパ4は、クランパ支持部材31に設けた
開閉軸5Aを中心に回動する可動クランプ部材5と、上
記クランパ支持部材31に固定装着された固定クランプ
部材6とで構成される。上記可動クランプ部材5、及び
固定クランプ部材6は、共に図2に示す断面形状で記録
紙3の幅方向全長に渡って長い構造であり、装置内にお
いては、上記クランパ支持部材31によってその長手方
向の左右から支持されている。即ち、上記クランパ支持
部材31、リンク33、及びリンク駆動用回転プレート
34は、装置内においてクランパ4の長手方向の左右に
設けられる。
【0016】また、上記クランパ回動ストッパ32は、
装置内部の左右のフレーム(図示せず)を連結するステ
ー部材としての役割もあるため、同図中に示すクランパ
回動ストッパ32の斜線部が左右フレーム間を横架する
ような構造になっている。また、上記クランパ支持部材
31は、クランパ回動ストッパ32に設けられた回動軸
31Aを中心に回動自在に装着されている。ここで、ク
ランパ4は、クランパ回動ストッパ32と共に排紙ガイ
ド板12によっても回動範囲を規制されることになるの
で、クランパ支持部材31が回動軸31Aを中心に回動
することで、クランパ回動ストッパ32と、排紙ガイド
板12との間を回動自在に装着されていることになる。
【0017】上記クランパ4の開閉動作は、可動クラン
プ部材5に設けられた軸5Eに回動自在に装着されたリ
ンク33と、リンク駆動用回転プレート34により行わ
れる。即ち、図2に示す状態からリンク駆動用回転プレ
ート34が回転すると、リンク駆動用回転プレート34
に設けられたピン34Aがリンク33のU字形状の切り
溝33Aの最頂部33Bを上方向に押し上げる。この
時、リンク33は、可動クランパ5に設けられた軸5E
をほぼ上方に押し上げることになるので、クランパ4が
矢印36方向に回動自在であっても、クランパ4を開状
態とすることができるのである(図3参照)。また、上
記可動クランパ5の軸5Eと上記クランパ支持部材31
のばね掛け部31Cとの間には、可動クランプ部材5を
固定クランプ部材6方向に付勢するコイルスプリング
(図示せず)が掛けられており、このコイルスプリング
の付勢力により記録紙3を保持する。
【0018】また、図1に示すように、リンク駆動用回
転プレート34は、図示されないモータ等の駆動装置に
より回転し、上記給紙リフレクタ22の回動動作と連動
して動作するように構成されている。即ち、リンク駆動
用回転プレート34の回転軸34Bには、アーム40が
装着され、回転軸34Bの回転により、リンク駆動用回
転プレート34とアーム40とが同じ方向に回転するよ
うになっている。アーム40が同図に示す状態から時計
方向に回転すると、給紙リフレクタ22を上下動させる
給紙リフレクタ駆動機構41の当接部41Aを同図中左
方向に押圧する。当接部41Aが押圧されると、コイル
スプリング42が押圧部材43を同図中左方向に押圧す
ることになる。この押圧部材43は、給紙リフレクタ2
2の突出部22Aに当接しているので、この突出部22
Aが押圧されることで、給紙リフレクタ22が回動軸2
2Bを中心に回動するのである。また、上記アーム40
は、クランパ4が開状態では、給紙リフレクタ22が上
がった状態となり、クランパ4が閉状態では、給紙リフ
レクタ22が下がった状態となるように回転軸34Aに
装着される。
【0019】また、図5に示すように、上記可動クラン
プ部材5のクランプ面5Bには、ゴム等から成る摩擦部
材24が貼られている。更に可動クランプ部材5のクラ
ンプ面5Bの左右2ケ所には、クランプ面5Bから突出
したクランプピン25が設けてある。このクランプピン
25の側面は、可動クランプ部材5に設けたネジ穴5C
と係合したネジ山が形成されているので、クランプピン
25を回す事によってその突出量を調整する事が出来
る。これは、可動クランプ部材5、及び固定クランプ部
材6の両部材の剛性を確保しても加工精度、組立精度の
ばらつきによって均一なクランプ力が確保できないため
である。このように、クランプ面5Bの記録紙3幅方向
の中心に対する左右対称な2カ所を強くクランプしその
クランプ力を左右で調節できるようにしたので、部品精
度ばらつきや、組立精度ばらつきによる記録紙3をクラ
ンプする力の偏りを防止でき、また、記録紙3の引き戻
しの力によってクランパ4に保持された記録紙3の先端
部がずれるのを防止でき、良好なレジ精度を確保するこ
とが可能になる。そして、クランプピン25以外のクラ
ンプ面においても僅かにクランプ力が発生しているの
で、紙厚の薄い記録紙3をクランプした場合であって
も、記録紙3にシワや破断が発生するのを防止すること
ができ、良好なレジ精度を確保することができる。更
に、可動クランプ部材5のクランプ面5Bの記録紙搬送
方向下流側にはストッパ部5Dが設けてあり、後述する
給紙動作においてプラテンローラ2側から搬送された記
録紙3の先端部がこのストッパ部5Dに当接することに
より、斜め搬送された場合の修正を行うようになってい
る。
【0020】次に、上記クランパ4の動作をカラープリ
ンタ1の動作と共に説明する。給紙時において可動クラ
ンプ部材5は、図3に示す開状態となっている。また、
この時、給紙リフレクタ22(図1参照)が上方に回動
しており、給紙トレー21内の最上部の記録紙3が給排
紙ローラ23に接している。この状態で給排紙ローラ2
3が回転すると、最上部の記録紙3のみが給紙ガイド板
11上に搬送されることになる。なお、サーマルヘッド
7は、上記セット状態となっている。給紙トレー21か
ら給紙ガイド板11上に搬送された記録紙3は、給排紙
ローラ23の回転により給紙ガイド板11上を進み、プ
ラテンローラ2とサーマルヘッド7との間を通ってプラ
テンローラ2で折り返され、やがてその先端部が開状態
の可動クランプ部材5のストッパ部5Dに当接し、図3
に示す状態になる。記録紙3の先端部がストッパ部5D
に当接すると、図示しない検出装置がそれを検出し、給
排紙ローラ23の回転を止めると共にリンク駆動用回転
プレート34を回転させて、クランパ4を閉状態として
記録紙3の先端部をクランパ4に保持させる。この状態
が図2である。なお、クランパ4が閉状態となった時、
給紙リフレクタ22は、下方に回動して記録紙収納トレ
ー21内に積載収納された記録紙3が下降する。
【0021】クランパ4に記録紙3の先端部が保持され
ると、サーマルヘッド圧着機構16(図1参照)を用い
てサーマルヘッド7をプラテンローラ2に圧着させる。
そしてプラテンローラ2を図2中時計方向に回転させて
クランパ4とサーマルヘッド7との間の記録紙3の弛み
を除去する。ここで、クランパ4とサーマルヘッド7と
の間の弛みが除去された時のプラテンローラ2上におけ
る記録紙3上のサーマルヘッド7の圧着位置が記録紙3
の記録開始位置である。記録紙3の弛みが除去されて記
録準備が完了し、図示されない制御装置から記録開始信
号が入力されると、サーマルヘッド7に記録画像に応じ
た信号電流を流すと共にプラテンローラ2を図2中反時
計方向に回転させ、1色目の記録を開始する。ここで、
この記録動作の進行に伴って記録紙3がプラテンローラ
2により送り出されると、記録紙3の弾性力により、ク
ランパ4は図2中の矢印36方向の力を受ける。その結
果、図4に示すようにクランパ4は、記録紙3を保持し
たまま回動軸31Aを中心に回動し始める。このクラン
パ4の回動動作は、排紙ガイド板12により規制される
ので、記録動作の進行とともに送り出される記録紙3
は、同図に示すように、クランパ4とサーマルヘッド7
との間で弛んだ状態で貯留されることになる。
【0022】以上ようにして、1色目の記録が終了する
とプラテンローラ2を時計方向に回転させてクランパ4
とサーマルヘッド7との間に貯留された記録紙3を引き
戻す。この時、排紙ガイド板12の位置まで回動してい
たクランパ4は、この引き戻しの力により記録紙3と共
に図2の位置まで引き戻される。ここで、クランパ4
は、クランパ回動ストッパ32により引き戻し位置を規
制されることになるので、クランパ4とサーマルヘッド
7との間の記録紙3の弛みを除去すれば、2色目の記録
開始位置も1色目の記録開始位置と同じ位置となる。そ
して上記1色目の記録動作と同様な記録動作が行われ、
3色目、4色目がある場合も同様な記録動作が行われ、
全色の記録が終了したら記録紙3先端部のクランプを外
し、プラテンローラ2及び給排紙ローラ23を用いて記
録済み記録紙3を排紙し、記録動作が終了する。
【0023】以上説明したように、本実施例のカラープ
リンタ1は、記録動作の際の記録紙3の送り出しの力に
よってクランパ4が回動して、クランパ4による記録紙
3の保持位置とサーマルヘッド7のプラテンローラ2上
における記録紙3の圧着位置との距離が徐々に大きくな
るような構成としたため、クランパ4をサーマルヘッド
7に近付けた配置としても記録紙3先端部に折れや、ジ
ャム等が発生することを防ぐことができ、記録紙3の記
録領域を大きく取ることができる。
【0024】なお、上記カラープリンタ1の記録動作時
において、クランパ4を装置内に回動自在に設けること
で、記録紙3先端部の折れを防ぐようにしているが、ク
ランパ4の記録紙3の保持位置と、プラテンローラ2上
における記録紙3のサーマルヘッド7の記録位置との距
離が、記録動作時の記録紙3の送り出しと共に徐々に大
きくなるように、かつクランパ4に保持された記録紙3
先端部の折れを防ぐ方向(例えば、記録紙3が送り出さ
れる方向)にクランパ4が移動する構造であれば、本発
明はこれに限定されることはない。また、クランパ4を
駆動手段等を用いて移動させても良い。この場合、記録
時の印字ずれを防止するため、クランパ4の移動速度を
記録紙3の送り出し速度よりも遅くする等、クランパ4
を用いて記録紙3を引っ張り出す構造としてならない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカラープリ
ンタによれば、クランプ手段による記録紙の保持位置
と、記録ヘッドにおける記録位置との距離が、記録動作
の進行と共に徐々に大きくなるようにプラテンローラと
は離れた位置にクランプ手段を別設し、これを記録中は
記録紙の弾性力によって移動させるものなので、クラン
プ手段による記録紙の保持位置と、記録ヘッドにおける
記録位置との距離を小さくしても、記録紙の先端が折れ
たり、ジャムが発生するのを防止でき、記録紙の記録領
域を大きく取ることができ、かつ、記録装置全体の構成
を小型にできると共に低価格のカラープリンタを提供す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカラープリンタの内部の構
造を示す図である。
【図2】図1に示すカラープリンタの要部の拡大図であ
る(クランパ閉状態時)。
【図3】図1に示すカラープリンタの要部の拡大図であ
る(クランパ開状態時)。
【図4】図1に示すカラープリンタの要部の拡大図であ
る(記録動作時)。
【図5】図1に示すカラープリンタのクランパの断面の
構造を示す図である。
【図6】従来のカラープリンタの要部の構造を示す図で
ある(クランパ開状態時)。
【図7】従来のカラープリンタの要部の構造を示す図で
ある(クランパ閉状態時)。
【図8】従来のカラープリンタの要部の構造を示す図で
ある(記録動作時)。
【符号の説明】
1 カラープリンタ 2 プラテンローラ 3 記録紙 4 クランパ(クランプ手段) 5 可動クランプ部材 6 固定クランプ部材 7 サーマルヘッド(記録ヘッド) 8 サーマルヘッド機構部 11 給紙ガイド板 12 排紙ガイド板 25 クランクピン 30 クランパ機構部 31 クランパ支持部材 32 クランパ回動ストッパ 33 リンク 34 リンク駆動用回転プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 13/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録紙を往復搬送させるプラテンローラ
    と、前記プラテンローラに前記記録紙を介して対向する
    ように設けた記録ヘッドと、前記プラテンローラとは別
    設されており、前記記録紙の供給部から排紙部に至る搬
    送経路中、前記記録ヘッドより下流側に設けられて前記
    記録紙の先端を保持するクランプ手段を備え、前記クラ
    ンプ手段で前記記録紙の先端を保持した状態で記録紙を
    送り出させ前記記録ヘッドと前記クランプ手段との間で
    前記記録紙を弛ませながら記録を行ない、前記記録紙を
    逆方向に戻させることで前記記録紙を往復動作させ、こ
    れを繰り返すことで少なくとも2色を前記記録紙に面順
    次で記録するカラープリンタであって、前記クランプ手
    段による前記記録紙の保持位置と、前記プラテンローラ
    上における前記記録ヘッドの記録位置との距離が、前記
    往復動作の際の記録紙の送り出しと共に記録紙の弾性力
    で所定距離まで徐々に大きくなるように前記クランプ手
    段が移動する手段を有することを特徴とするカラープリ
    ンタ。
JP32598593A 1993-11-30 1993-11-30 カラープリンタ Expired - Lifetime JP2914141B2 (ja)

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