JP2000190540A - 熱転写型カラ―プリンタ装置 - Google Patents

熱転写型カラ―プリンタ装置

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JP2000190540A
JP2000190540A JP36954898A JP36954898A JP2000190540A JP 2000190540 A JP2000190540 A JP 2000190540A JP 36954898 A JP36954898 A JP 36954898A JP 36954898 A JP36954898 A JP 36954898A JP 2000190540 A JP2000190540 A JP 2000190540A
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聡 神戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱転写型カラープリンタ装置の小型化、薄型
化を達成し、記録紙にあまり大きな変形をお与えること
のない搬送経路を実現する。 【解決手段】 円筒形状の巻取りボビン収納部23と円
筒形状の供給ボビン収納部22とを有するインクカート
リッジ14を用い、インクカートリッジ14を略直方体
形状のフレーム内のアンダーフレーム2と平行に配置
し、キャプスタンローラ7、ピンチローラ6、プラテン
ローラ9及びヘッドアーム30を巻取りボビン収納部2
3と供給ボビン収納部22のスパン内に配置し、キャプ
スタンローラ7とピンチローラ6の接点における接平面
と巻取りボビン収納部23の円筒面とプラテンローラ9
の周面との共通接平面とが略一致する配置とし、サーマ
ルヘッド10のドライバ部を保護するヘッドカバー11
は接平面に沿って搬送される記録紙4を供給ボビン収納
部22の円筒面に摺接するように案内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置の小型化、薄
型化を実現する熱転写型カラープリンタ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷分野において高精細でかつ小
型な熱転写型カラープリンタが多用されている。特に、
この種の熱転写型カラープリンタ装置が、(特開平6−
47972号公報)に開示されている。図6は、同公報
に開示された従来の熱転写プリンタを説明するための図
である。そこで、この従来の熱転写プリンタ装置100
について図6を参照して簡略に説明する。
【0003】筐体の前部には記録紙101の給排紙口Cが形
成されており、記録紙ガイドとして、給紙ガイド111
及び112が配置されている。また、筐体後部は記録紙
101が通過できるように開口されている。筐体後部へ
の記録紙ガイドとしては、記録紙ガイド150及び15
1が配置されている。また、インクカートリッジ120
は、熱転写プリンタ装置100に対して着脱自在で、イ
ンクフィルム供給ボビン121を筐体の下方向、インク
フィルム巻き取りボビン122を筐体の上方向とする傾
きを持って配置されている。
【0004】筐体中央部には、キャプスタンローラ113及
びピンチローラ116が配置され、ピンチローラ116
は、キャプスタンスプリング117によって軸115の
周りに回動付勢されたプレスレバー114によって、キ
ャプスタンローラ113に押圧されるようになってい
る。 また、キャプスタンローラ113は、図示しない
動力機構によって、正逆回転可能に取付けられている。
キャプスタンローラ113より上流の図6右側には、記
録紙101と添接しながら回転するプラテンローラ12
7が設けられている。プラテンローラ127の上方には
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)等のイ
ンクを順次繰返して塗布した転写紙がインクフィルム巻
き取りボビン122とインクフィルム供給ボビン121
とに掛け渡されている。
【0005】また、インクフィルム巻き取りボビン122
は、図示しない駆動源によって時計方向に回転し、イン
クフィルム123を巻取ることができるようになってい
る。サーマルヘッド126は、フレームに設けられた回
動支点124を中心に回動するヘッドアーム125に支
持され、インクフィルム供給ボビン121の上流側に配
置されたヘッドカム129に連動して、プラテンローラ
127に対して接離自在に設けられている。
【0006】なお、ヘッドアーム125は、インクフィルム
供給ボビン121の外周を逃げるように配置されてい
て、またヘッドアーム125の回動支点124はインク
カートリッジ120のインクフィルム供給ボビン121
の上流に配置されて、サーマルヘッド126の回動時、
インクカートリッジ120と接触しないようになってい
る。また、サーマルヘッド126には図示しないヒート
シンクが一体的に取付けてあり、上記ヘッドアーム12
5同様、インクフィルム供給ボビン121の外周を逃げ
て配置されている。
【0007】次に、上記構成による従来の熱転写型カラープ
リンタ装置100の動作について説明する。給紙部Cか
ら挿入された記録紙101は、給紙ガイド111及び1
12に案内されて、キャプスタンローラ113とピンチ
ローラ116の当接部に案内される。そして、キャプス
タンローラ113とピンチローラ116とで記録紙10
1を挟持搬送し、図6中右側のプラテンローラ127側
へ搬送し、インクカートリッジ120のインクフィルム
供給ボビン121の下を通過して、記録紙ガイド部15
0及び151の間を通過し装置上流へ搬送される。
【0008】そして、記録紙101が所定の位置まで搬送さ
れると、キャプスタンローラ113とピンチローラ11
6とによる挟持状態から外れない時点で、キャプスタン
ローラ113を停止し、記録紙101の位置決めを行
う。その後、或いは同時に、インクフィルム巻き取りボ
ビン122を時計方向に回転させ、イエロー(Y)イン
クの頭だしを行う。
【0009】次に、サーマルヘッド126を記録紙101、
インクフィルム123を介してプラテンローラ127に
押圧させ、インクフィルム123を巻取りながら、キャ
プスタンローラ113を反時計方向に回転させてキャプ
スタンローラ113とピンチローラ116とで記録紙1
01を所定長さ図6中左方に挟持搬送する。このとき、
イエロー(Y)に対応した印刷情報をサーマルヘッド1
26に供給し、インクフィルム123のインクを記録紙
101に転写して印刷を行う。そして、発生したサーマ
ルヘッド126の余熱は、図示しないヒートシンクに伝
達され、サーマルヘッド自体の高温化を防止している。
【0010】1色目のイエロー(Y)の印刷が終了すると、
サーマルヘッド126をプラテンローラ127から離間
し、同様な動作を繰返して2色目マゼンタ(M)、さら
に3色目シアン(C)等の印刷をおこなって、熱転写型
記録によるカラー印刷を完了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の熱転写型カラープリンタ装置100では、記録紙1
01の搬送ガイド部材としてのインクカートリッジ12
0の上流及び下流にそれぞれ、給紙ガイド111及び1
12、記録紙ガイド150及び151を配置して記録紙
の安定搬送を行っている。ここで、さらなる装置の小型
化、薄型化を図る場合、仕様上の制約等があるインクカ
ートリッジ120や、サーマルヘッド126を薄型にす
ることは困難でり、従って、記録紙101の搬送経路を
簡略化する必要がある。また、この場合比較的剛性の高
い記録紙101への転写記録を考慮すると、搬送経路中
の記録紙自体にあまり大きな曲率の変形を与えることは
好ましくないため、記録紙101の搬送経路中における
変形を極力小さく維持する必要もある。
【0012】また、従来の熱転写型カラープリンタ装置10
0では、サーマルヘッド126を支持するヘッドアーム
125は、インクフィルム供給ボビン121の外周を逃
げるように配置されており、またヘッドアーム125の
回動支点124はインクカートリッジ120のインクフ
ィルム供給ボビン121上流に配置されて、サーマルヘ
ッド126の回動時、インクカートリッジ120と接触
しないようになっているが、装置の小型化、薄型化、特
に、装置高さを限りなくインクカートリッジ122の高
さと略同等にするには、ヘッドアーム125を別のスペ
ースに配置する必要がある。
【0013】さらに、ヒートシンクも同様に、装置の小型
化、薄型化を図るには他のスペース、或いは他の部材を
有効利用し、またヒートシンク自体の小型化を図りなが
ら、サーマルヘッドの放熱を図る必要がある。
【0014】そこで、本発明では、インクカートリッジを数
ミリ以下の記録紙搬送エリアを介してアンダーフレーム
と略平行に配置し、インクカートリッジの巻き取りボビ
ン収納部とアンダーフレーム及び供給ボビン収納部とア
ンダーフレームが記録紙の搬送ガイドをなすようにし、
かつサーマルヘッド、及びヘッドアーム、ヒートシンク
を、インクカートリッジのインクフィルム巻き取りボビ
ンとインクフィルム供給ボビンの略スパン内に配置し
て、装置の小型化、薄型化を達成すると同時に、記録紙
にあまり大きな変形をお与えることのない搬送経路を実
現することを目的とする。
【0015】また、ヒートシンクとアッパーフレームを熱伝
導性の高いテープ或いはシート、バネ性の板金等で接合
することにより、サーマルヘッド自体の高温化を防止し
て、装置の小型化、薄型化を実現することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みなされたものであり、請求項1に係る発明は、「イ
ンクフィルム巻取りボビンを収納する略円筒形状の巻取
りボビン収納部とインクフィルム供給ボビンを収納する
略円筒形状の供給ボビン収納部と該巻取りボビン収納部
と該供給ボビン収納部とを連結する連結部とから構成さ
れた着脱自在のインクカートリッジと、記録紙を挟持し
て往復搬送するキャプスタンローラ及びピンチローラ
と、該記録紙とインクフィルムとをプラテンローラに圧
接して該記録紙に熱転写記録を行うサーマルヘッドと、
該サーマルヘッドのドライバ部を保護するヘッドカバー
と、該サーマルヘッドを支持して該サーマルヘッドの該
プラテンローラに対する圧着離間動作を行うヘッドアー
ム機構とを少なくも一対のサイドフレームとアッパーフ
レームとアンダーフレームとから構成される略直方体の
フレーム内に収容してなる熱転写型カラープリンタにお
いて、該インクカートリッジを該アンダーフレームと略
平行に配置し、該キャプスタンローラ、該ピンチロー
ラ、該プラテンローラ、該サーマルヘッド及び該ヘッド
アーム機構をインクカートリッジの該巻取りボビン収納
部と該供給ボビン収納部のスパン内に配置し、該キャプ
スタンローラと該ピンチローラの接点における接平面と
該巻取りボビン収納部のアンダーフレーム側の円筒面と
該プラテンローラのサーマルヘッド圧着側周面との共通
接平面とが略一致する配置とし、該ヘッドカバーは該接
平面に沿って搬送される該記録紙を該供給ボビン収納部
のアンダーフレーム側の円筒面に摺接するように案内す
る構成としたことを特徴とする熱転写型カラープリンタ
装置。」を提供するものであり、
【0017】請求項2に係る発明は、「該サーマルヘッドに
ヒートシンクを設け、該アッパーフレームの少なくも一
部を該一対のサイドフレームに支持された回動軸の周り
回動して開閉する開閉蓋とし、該開閉蓋に該ヘッドアー
ム機構を設け、該サーマルヘッドに設けた該ヒートシン
クと該開閉蓋とを熱伝導率の高い柔軟性部材で接合した
ことを特徴とする請求項1記載の熱転写型カラープリン
タ装置。」を提供するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る熱転写型カラ
ープリンタ装置の一実施例を図1乃至図5を参照して詳
細に説明する。図1は本発明に係る熱転写型カラープリ
ンタ装置の構成を説明するための構成図であり、記録紙
が挿入される前の初期状態を示した図、図2、図3は本
発明の熱転写型カラープリンタ装置の動作の説明図であ
る。また、図4はキャプスタンローラとピンチローラの
圧着機構を説明するための図であり、図5はキャプスタ
ンローラとピンチローラとの挟持位置を説明するための
図である。
【0019】まず、記録紙4を印刷する構成部材について説
明する。図1に示したごとく、本発明に係る熱転写型カ
ラープリンタ装置1では、装置の基台となる筐体が略直
方体の箱状に形成されている。また、筐体前部のアンダ
ーフレーム2近傍には記録紙4の給排紙口18が形成さ
れており、筐体後部のアンダーフレーム2の近傍は記録
紙4が通過できるように開口されている。
【0020】また、インクカートリッジ14は、インクフィ
ルム巻き取りボビン15を回転可能に収納する略円筒形
状の巻き取りボビン収納部23とインクフィルム供給ボ
ビン16を回転可能に収納する略円筒形状の供給ボビン
収納部22とこれらの巻き取りボビン収納部23及び供
給ボビン収納部22とを連結する連結部41とから構成
されており、インクカートリッジ14は、装置1に対し
て着脱自在で、5ミリ程度の記録紙の搬送エリアを介し
て、アンダーフレーム2と略平行に配置されるようにな
っている。
【0021】筐体中央部のアンダーフレーム2側に配置され
たピンチローラ6は、筐体の図示しない両サイドフレー
ムに取付けられた一対の樹脂ベアリング24(図4参
照)によって支持されている。また、ピンチローラ6の
上側に配置されたキャプスタンローラ7は、キャプスタ
ンモータ17を回転駆動源とし、図示しない減速機構、
及びキャプスタンベルト29、キャプスタンローラ7の
軸端に取付けられたキャプスタンギヤ8を経由して、正
逆回転可能に取付けられている。キャプスタンギヤ8に
駆動力を伝達する手段としては、プーリベルト駆動、ギ
ヤ連結駆動、ウオームギヤ駆動等の場合がある。
【0022】また図4に示されるように、キャプスタンロー
ラ7は、キャプスタンスプリング27によってプレスア
ーム26が軸支点40の周りに時計方向に回動付勢され
て、キャプスタンベアリング28に当接することによ
り、ピンチローラ6を押圧している。キャプスタンロー
ラ7の軸端部は前記樹脂ベアリング24の案内溝25に
摺動可能に支持されており、その溝方向は、キャプスタ
ンベルト29の張られている方向に対し鋭角に設定さ
れ、ベルトテンションによってキャプスタンローラ7が
案内溝25から外れないようになっており、かつキャプ
スタンローラ7とピンチローラ6の圧接点における接線
方向は、インクカートリッジ14の略円筒形状の巻き取
りボビン収納部23のアンダーフレーム2側の方向へ向
くように配置されている(図1乃至図3参照)。他方、
この接線はプラテンローラ9に略接するようになってい
る。
【0023】また、図5に示すように、キャプスタンローラ
7とピンチローラ6の挟持部は、記録紙4の余白エリア
となるように、記録紙両サイドの数ミリ程度となってい
る。キャプスタンローラ7より上流の図1右側には、記
録紙4と添接しながら回転するプラテンローラ9が設け
られている。プラテンローラ9の上方にはイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)等のインクを順
次繰返して塗布した転写紙がインクフィルム巻き取りボ
ビン15とインクフィルム供給ボビン16とに掛け渡さ
れている。
【0024】また、インクフィルム巻き取りボビン15は、
図示しない駆動源によって反時計方向に回転し、インク
フィルム5を巻取ることができるようになっており、更
にインクセンサ20によって、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)等インクの頭だしが可能になっ
ている。アッパーフレーム3は、フレームシャフト31
を中心として開閉自在となっており、図示しないロック
機構で、印刷時には図1のようにアッパーフレーム3を
閉じ、かつインクカートリッジ14を交換するときや、
紙づまりの発生等、搬送経路中の記録紙4を取除く必要
があるときには、アッパーフレーム3を開けられるよう
になっている。
【0025】サーマルヘッド10とヒートシンク33とが一
体的にアセンブリされたヘッドアセンブリは、アッパー
フレーム3に設けられた支点35を中心に回動するヘッ
ドアーム30に支持され、ヘッドカム13に連動してプ
ラテンローラ9に対して接離自在に設けられていて、プ
ラテンローラ9に添接したとき、ヘッドスプリング12
によってプラテンローラ9に押圧するようになってい
る。なお、ヘッドアーム30の支点35はインクカート
リッジ14のインクフィルム巻き取りボビン15とイン
クフィルム供給ボビン16のスパン内に配置されてお
り、前記ヘッドアセンブリは、このスパン内でプラテン
ローラ9に接離自在となっている。
【0026】また、ヘッドカム13の駆動軸となるカムシャ
フト32も前記スパン内のアッパーフレーム3に貫通配
置され、カムシャフト32の一端には、図示しない駆動
源からの回転駆動力を伝達するカムギヤが圧入されてい
る。このカムギヤは、アッパーフレーム3を閉じたとき
のみ、カムシャフト32に回転動力を伝達することがで
きる。また、小型化されたヒートシンク33の熱容量を
大きくするため、ヒートシンク33とアッパーフレーム
3は熱伝導性の高いアルミ材や銅材のテープ、或いはシ
ート、或いはバネ性の板金等によって、揺動可能に接合
されており、装置1の場合、銅箔粘着テープ34を弛ま
せた状態で接着している。
【0027】次に、上記構成による熱転写型カラープリンタ
装置1の動作について図1乃至図3を用いて説明する。
まず、図1に示したごとく、サーマルヘッド10をプラ
テンローラ9から離間させた状態を初期状態とする。手
差し、或いは図示しない自動給紙機構によって、給排紙
口18に挿入された記録紙4は、インクカートリッジ1
4の略円筒形状の巻き取りボビン収納部23とアンダー
フレーム2とのすき間にガイドされてキャプスタンロー
ラ7とピンチローラ6の当接部へ案内される。
【0028】次に、キャプスタンローラ7を反時計方向に回
転させ、キャプスタンローラ7とピンチローラ6とで記
録紙4を挟持搬送し、図2右側のプラテンローラ9側へ
搬送し、ヘッドカバー11及びインクカートリッジ14
の円筒形状の供給ボビン収納部22に当接しながら、供
給ボビン収納部22とアンダーフレーム2とのすき間を
通過して、筐体後方開口部19へと案内される。即ち、
円筒形状の供給ボビン収納部22とアンダーフレーム2
とのすき間は、記録紙4を案内するガイドとなる。
【0029】そして、記録紙4の端部が給紙センサー21を
通過すると、キャプスタンローラ7とピンチローラ6と
から抜けない時点で、キャプスタンローラ7を停止し、
記録紙4の位置決めを行う。同時に、インクフィルム巻
き取りボビン15を反時計方向に回転させ、イエロー
(Y)インクの頭だしを行う。次に、サーマルヘッド1
0を記録紙4、インクフィルム5を介してプラテンロー
ラ9に押圧させ、インクフィルム5を巻取りながら、キ
ャプスタンローラ7を時計方向に回転させてキャプスタ
ンローラ7とピンチローラ6とで記録紙4を所定長さ図
3中左方に挟持搬送する。記録紙4のキャプスタンロー
ラ側の端部は、インクカートリッジ14の巻き取りボビ
ン収納部23に当接しながら給排紙口18へ案内され、
装置1の外側へ搬送される。
【0030】このとき、イエロー(Y)に対応した印刷情報
をサーマルヘッド10に供給し、インクフィルム5のイ
ンクを記録紙4に転写して印刷を行う。また、このとき
発生したサーマルヘッド10の余熱は、銅箔粘着テープ
34を伝わってアッパーフレーム3に伝達され、サーマ
ルヘッド10自体の高温化を防止している。そして、1
色目のイエロー(Y)の印刷が終了すると、サーマルヘ
ッド10をプラテンローラ9から離間し、図2〜図3と
同様な動作を繰返して2色目マゼンタ(M)、さらに3
色目シアン(C)等の印刷を行う。3色目の印刷が終了
すると、サーマルヘッド10をプラテンローラ9から離
間させて、図1の状態に戻るまで、すなわち、記録紙4
がキャプスタンローラ7とピンチローラ6とから抜ける
まで、キャプスタンローラ7を時計方向に回転させて排
紙し、一連の動作を完了する。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る熱転写
型カラープリンタ装置によれば、インクカートリッジの
巻き取りボビン収納部と供給ボビン収納部とを記録紙搬
送エリアを介してアンダーフレームに近接して略平行に
配置して、インクカートリッジの略円筒形状の巻取りボ
ビン収納部とアンダーフレーム及び略円筒形状の供給ボ
ビン収納部とアンダーフレームが記録紙の搬送ガイドを
形成する構成とし、かつサーマルヘッド、及びヘッドア
ーム、ヒートシンクを、インクカートリッジのインク巻
き取りボビンとインク供給ボビンの略スパン内に配置し
たことで、装置の小型化、薄型化を実現することができ
る。
【0032】また、キャプスタンローラとピンチローラの接
点における接平面と巻取りボビン収納部のアンダーフレ
ーム側の円筒面とプラテンローラのサーマルヘッド圧着
側周面との共通接平面とが略一致する配置とするととも
に、ヘッドカバーは接平面に沿って搬送される記録紙を
供給ボビン収納部のアンダーフレーム側の円筒面に摺接
するように案内する構成としたため、記録紙に大きな変
形を与えることなく比較的剛性の高い記録紙でも確実に
搬送し記録することができる。
【0033】また、本発明によれば、ヒートシンクとアッパ
ーフレームを熱伝導率の高い柔軟性部材で接合すること
によりフレームへの放熱効果を高め、サーマルヘッド自
体の高温化を防止して、装置の小型化、薄型化を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱転写型カラープリンタ装置の実
施の形態の構成を説明するための構成図である。
【図2】本発明の熱転写型カラープリンタ装置の動作説
明図である。
【図3】本発明の熱転写型カラープリンタ装置の動作説
明図である。
【図4】キャプスタンローラとピンチローラの圧着機構
を説明するための図である。
【図5】キャプスタンローラとピンチローラとの挟持位
置を説明するための図である。。
【図6】従来の熱転写プリンタを説明するための図であ
る。
【符号の説明】 1 熱転写型カラープリンタ装置 2 アンダーフレーム 3 アッパーフレーム 4 記録紙 5 インクフィルム 6 ピンチローラ 7 キャプスタンローラ 8 キャプスタンギヤ 9 プラテンローラ 10 サーマルヘッド 11 ヘッドカバー 12 ヘッドスプリング 13 ヘッドカム 14 インクカートリッジ 15 インクフィルム巻き取りボビン 16 インクフィルム供給ボビン 17 キャプスタンモータ 18 給排紙口 19 開口部 20 インクセンサ 21 給紙センサー 22 供給ボビン収納部 23 巻き取りボビン収納部 24 樹脂ベアリング 25 案内溝 26 プレスアーム 27 キャプスタンスプリング 28 キャプスタンベアリング 29 キャプスタンベルト 30 ヘッドアーム 31 フレームシャフト 32 カムシャフト 33 ヒートシンク 34 銅箔粘着テープ 35 支点 40 支点 41 連結部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクフィルム巻取りボビンを収納する略
    円筒形状の巻取りボビン収納部とインクフィルム供給ボ
    ビンを収納する略円筒形状の供給ボビン収納部と該巻取
    りボビン収納部と該供給ボビン収納部とを連結する連結
    部とから構成された着脱自在のインクカートリッジと、 記録紙を挟持して往復搬送するキャプスタンローラ及び
    ピンチローラと、 該記録紙とインクフィルムとをプラテンローラに圧接し
    て該記録紙に熱転写記録を行うサーマルヘッドと、 該サーマルヘッドのドライバ部を保護するヘッドカバー
    と、 該サーマルヘッドを支持して該サーマルヘッドの該プラ
    テンローラに対する圧着離間動作を行うヘッドアーム機
    構とを少なくも一対のサイドフレームとアッパーフレー
    ムとアンダーフレームとから構成される略直方体のフレ
    ーム内に収容してなる熱転写型カラープリンタにおい
    て、 該インクカートリッジを該アンダーフレームと略平行に
    配置し、該キャプスタンローラ、該ピンチローラ、該プ
    ラテンローラ、該サーマルヘッド及び該ヘッドアーム機
    構をインクカートリッジの該巻取りボビン収納部と該供
    給ボビン収納部のスパン内に配置し、 該キャプスタンローラと該ピンチローラの接点における
    接平面と該巻取りボビン収納部のアンダーフレーム側の
    円筒面と該プラテンローラのサーマルヘッド圧着側周面
    との共通接平面とが略一致する配置とし、 該ヘッドカバーは該接平面に沿って搬送される該記録紙
    を該供給ボビン収納部のアンダーフレーム側の円筒面に
    摺接するように案内する構成としたことを特徴とする熱
    転写型カラープリンタ装置。
  2. 【請求項2】該サーマルヘッドにヒートシンクを設け、 該アッパーフレームの少なくも一部を該一対のサイドフ
    レームに支持された回動軸の周り回動して開閉する開閉
    蓋とし、 該開閉蓋に該ヘッドアーム機構を設け、 該サーマルヘッドに設けた該ヒートシンクと該開閉蓋と
    を熱伝導率の高い柔軟性部材で接合したことを特徴とす
    る請求項1記載の熱転写型カラープリンタ装置。
JP36954898A 1998-12-25 1998-12-25 熱転写型カラープリンタ装置 Expired - Fee Related JP4038748B2 (ja)

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