JPH1058804A - 熱転写記録装置 - Google Patents
熱転写記録装置Info
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- JPH1058804A JPH1058804A JP21975196A JP21975196A JPH1058804A JP H1058804 A JPH1058804 A JP H1058804A JP 21975196 A JP21975196 A JP 21975196A JP 21975196 A JP21975196 A JP 21975196A JP H1058804 A JPH1058804 A JP H1058804A
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- Japan
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- ink cartridge
- thermal transfer
- ink
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱転写記録装置において、インクシートを収
容したインクカートリッジを記録装置に確実に保持する
ロック装置を提供する。 【解決手段】 熱転写記録装置にあっては、記録紙5は
ローラ304により送り出され、インクカートリッジ6
内に収容されたインクシートと重なり合わされてサーマ
ルヘッドにより熱転写が行なわれる。インクカートリッ
ジ6はロック装置8のテーパー状のカム部830を押し
上げつつ記録紙の搬送方向と直交方向に挿入される。ロ
ック装置8は板ばね840の作用によりシャフト810
を中心として下向きに付勢される。インクカートリッジ
6が記録位置まで挿入されると、前面壁622がカム部
830を超えて、ロック装置8は下向きに動き、ロック
部材820がカートリッジ6を保持する。
容したインクカートリッジを記録装置に確実に保持する
ロック装置を提供する。 【解決手段】 熱転写記録装置にあっては、記録紙5は
ローラ304により送り出され、インクカートリッジ6
内に収容されたインクシートと重なり合わされてサーマ
ルヘッドにより熱転写が行なわれる。インクカートリッ
ジ6はロック装置8のテーパー状のカム部830を押し
上げつつ記録紙の搬送方向と直交方向に挿入される。ロ
ック装置8は板ばね840の作用によりシャフト810
を中心として下向きに付勢される。インクカートリッジ
6が記録位置まで挿入されると、前面壁622がカム部
830を超えて、ロック装置8は下向きに動き、ロック
部材820がカートリッジ6を保持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写記録装置に
係わり、特に、インクカートリッジによりインクシート
を供給し、サーマルヘッドの1回の副走査により記録紙
上に1色1画面分の印画を行なうラインサーマルヘッド
を用いた熱転写記録装置に関するものである。
係わり、特に、インクカートリッジによりインクシート
を供給し、サーマルヘッドの1回の副走査により記録紙
上に1色1画面分の印画を行なうラインサーマルヘッド
を用いた熱転写記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録紙とインクシートを重ね
プラテンローラとサーマルヘッドにより両側より挟持し
印画を行なう熱転写記録装置としては、特開平6−32
8825号公報のように記録紙の給紙搬送方向の下流側
に、少なくともサーマルヘッドを駆動するカムを設け、
しかも、カム面をサーマルヘッド駆動面に対して水平面
に設ける装置が知られている。また、熱転写記録装置に
使用されるインクシートを一対のリール軸にかけ渡して
ケーシング内に収容したカートリッジ(カセット)と
し、インクシートの交換を容易にしたものは特公平4−
2110号公報に開示されている。
プラテンローラとサーマルヘッドにより両側より挟持し
印画を行なう熱転写記録装置としては、特開平6−32
8825号公報のように記録紙の給紙搬送方向の下流側
に、少なくともサーマルヘッドを駆動するカムを設け、
しかも、カム面をサーマルヘッド駆動面に対して水平面
に設ける装置が知られている。また、熱転写記録装置に
使用されるインクシートを一対のリール軸にかけ渡して
ケーシング内に収容したカートリッジ(カセット)と
し、インクシートの交換を容易にしたものは特公平4−
2110号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】熱転写記録装置に対し
てインクカートリッジを着脱自在に装着する手段とし
て、記録装置の筐体の前面にドアを開けて、インクカー
トリッジを記録紙の搬送方向に直交する方向に着脱する
手段が考えられる。この手段によっては、カートリッジ
は挿入位置にあって、リール軸が筐体例の駆動軸に圧着
されてインクシートの駆動が行なわれる。このためには
挿入されたインクカートリッジがドア側に押し戻される
のを阻止する手段を必要とする。このインクカートリッ
ジの保持手段をドアの内側に設けることが知られてい
る。本発明は、インクカートリッジのロック装置をドア
とは別個に設けることによって、ユーザが記録中にドア
を開けても支障のない装置を提供するものである。
てインクカートリッジを着脱自在に装着する手段とし
て、記録装置の筐体の前面にドアを開けて、インクカー
トリッジを記録紙の搬送方向に直交する方向に着脱する
手段が考えられる。この手段によっては、カートリッジ
は挿入位置にあって、リール軸が筐体例の駆動軸に圧着
されてインクシートの駆動が行なわれる。このためには
挿入されたインクカートリッジがドア側に押し戻される
のを阻止する手段を必要とする。このインクカートリッ
ジの保持手段をドアの内側に設けることが知られてい
る。本発明は、インクカートリッジのロック装置をドア
とは別個に設けることによって、ユーザが記録中にドア
を開けても支障のない装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の熱転写記録装置
は、サーマルヘッドと該サーマルヘッドに対向するプラ
テンローラにより記録紙とインクカートリッジに収容さ
れたインクシートを重ねて挟持し、プラテンローラ上流
側にピンチローラとキャプスタンローラによる一対の搬
送ローラにより記録紙を上下流方向に往復搬送すること
により記録を行なうものである。そして、熱転写記録装
置の筐体は、その前面に設けられるインクカートリッジ
用のドアと、記録紙の搬送方向に直交する方向に挿入さ
れるインクカートリッジをインクシート駆動手段に係合
する位置に案内する案内手段を有し、インクカートリッ
ジ用のドアの内側に挿入されたインクカートリッジの前
面部に係合するロック装置を備えるものである。
は、サーマルヘッドと該サーマルヘッドに対向するプラ
テンローラにより記録紙とインクカートリッジに収容さ
れたインクシートを重ねて挟持し、プラテンローラ上流
側にピンチローラとキャプスタンローラによる一対の搬
送ローラにより記録紙を上下流方向に往復搬送すること
により記録を行なうものである。そして、熱転写記録装
置の筐体は、その前面に設けられるインクカートリッジ
用のドアと、記録紙の搬送方向に直交する方向に挿入さ
れるインクカートリッジをインクシート駆動手段に係合
する位置に案内する案内手段を有し、インクカートリッ
ジ用のドアの内側に挿入されたインクカートリッジの前
面部に係合するロック装置を備えるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0006】図1は、本発明の熱転写記録装置の一実施
例の外観斜視図。図2は本発明による熱転写記録装置の
一実施例の側面図、図3は本発明による熱転写記録装置
の一実施例の記録機構部2の平面図である。記録装置1
は記録機構部2、給紙機構部3、排紙機構部4により構
成する。記録装置1の筐体は操作ボタンや表示部からな
る操作部1aとインクカートリッジ6をユーザが装着す
るためのインクドア2a、記録紙5を収納し供給するた
めの給紙トレイ3aおよび記録済の記録紙を排出するた
めの排紙口4aを前面に設けた構成であり、本実施例で
はインクカートリッジ6および記録紙5の装着および記
録紙排紙をすべて記録装置の前面操作により行える。
例の外観斜視図。図2は本発明による熱転写記録装置の
一実施例の側面図、図3は本発明による熱転写記録装置
の一実施例の記録機構部2の平面図である。記録装置1
は記録機構部2、給紙機構部3、排紙機構部4により構
成する。記録装置1の筐体は操作ボタンや表示部からな
る操作部1aとインクカートリッジ6をユーザが装着す
るためのインクドア2a、記録紙5を収納し供給するた
めの給紙トレイ3aおよび記録済の記録紙を排出するた
めの排紙口4aを前面に設けた構成であり、本実施例で
はインクカートリッジ6および記録紙5の装着および記
録紙排紙をすべて記録装置の前面操作により行える。
【0007】給紙機構部3は、記録紙5を収納し下部よ
り1枚づつ給紙を行な得る着脱可能な給紙トレイ3a
と、Dカット部304aを持つ給紙ローラ304、記録
紙5を上から押さえる押さえ板302、押さえ板に対し
圧着力を生じる押さえバネ303、記録紙5の先端に部
分的に系合し記録紙5を1枚づつ分離する分離爪30
1、記録紙トレイ3a内に収納された記録紙5の有無を
検出する記録紙検出手段320、図示しない給紙ローラ
304の回転や給紙ローラ304のDカット部304a
を位置決めする給紙駆動手段より成る記録紙、供給装置
300とから構成する。
り1枚づつ給紙を行な得る着脱可能な給紙トレイ3a
と、Dカット部304aを持つ給紙ローラ304、記録
紙5を上から押さえる押さえ板302、押さえ板に対し
圧着力を生じる押さえバネ303、記録紙5の先端に部
分的に系合し記録紙5を1枚づつ分離する分離爪30
1、記録紙トレイ3a内に収納された記録紙5の有無を
検出する記録紙検出手段320、図示しない給紙ローラ
304の回転や給紙ローラ304のDカット部304a
を位置決めする給紙駆動手段より成る記録紙、供給装置
300とから構成する。
【0008】排紙機構部4は、排紙口4a(記録中に一
部を記録紙5の搬送路として使用する)と、記録済の記
録紙5を図2の紙面垂直方向に押し出すための記録紙ス
ライド手段401と、記録紙5が排出されたことを検出
するための排紙検出手段420と、図示しない記録紙ス
ライド手段を駆動するための排紙駆動手段により構成す
る。
部を記録紙5の搬送路として使用する)と、記録済の記
録紙5を図2の紙面垂直方向に押し出すための記録紙ス
ライド手段401と、記録紙5が排出されたことを検出
するための排紙検出手段420と、図示しない記録紙ス
ライド手段を駆動するための排紙駆動手段により構成す
る。
【0009】記録機構部2は、並立する前側シャシ2b
と奥側シャシ2cの間に回転可能に軸支された表面にや
すり状の微小突起を設けたキャプスタンローラ210、
軸211aにより回動可能なピンチアーム211bに回
転可能に軸支され該キャプスタンローラ210に対向す
るピンチローラ211、回転可能に軸支されたプラテン
ローラ212、軸251により回動可能に軸支された一
対のヘッドアーム253と剛体接続されエネルギーを印
加することにより記録を行なうサーマルヘッド200お
よびサーマルヘッド駆動手段260、ヘッド圧着手段2
50、インク駆動手段240、記録紙搬送手段290、
供給軸6cに巻き収納されたインクシート7を巻取軸6
dに巻渡し該供給軸6cおよび巻取軸6dを覆うべく収
納する供給軸収納部6aと巻取軸収納部6bを備えたイ
ンクカートリッジ6、インクガイド231、該キャプス
タンローラ210の上流側に設けた上流上ガイド22
1、上流下ガイド222、該上流下ガイドに設けた記録
紙先端検出手段270、搬送ローラ213、該キャプス
タンローラ210の下流側に設けた下流上ガイド22
3、該下流上ガイドに設けた記録紙後端検出手段および
インクマーク検出手段280より構成される。
と奥側シャシ2cの間に回転可能に軸支された表面にや
すり状の微小突起を設けたキャプスタンローラ210、
軸211aにより回動可能なピンチアーム211bに回
転可能に軸支され該キャプスタンローラ210に対向す
るピンチローラ211、回転可能に軸支されたプラテン
ローラ212、軸251により回動可能に軸支された一
対のヘッドアーム253と剛体接続されエネルギーを印
加することにより記録を行なうサーマルヘッド200お
よびサーマルヘッド駆動手段260、ヘッド圧着手段2
50、インク駆動手段240、記録紙搬送手段290、
供給軸6cに巻き収納されたインクシート7を巻取軸6
dに巻渡し該供給軸6cおよび巻取軸6dを覆うべく収
納する供給軸収納部6aと巻取軸収納部6bを備えたイ
ンクカートリッジ6、インクガイド231、該キャプス
タンローラ210の上流側に設けた上流上ガイド22
1、上流下ガイド222、該上流下ガイドに設けた記録
紙先端検出手段270、搬送ローラ213、該キャプス
タンローラ210の下流側に設けた下流上ガイド22
3、該下流上ガイドに設けた記録紙後端検出手段および
インクマーク検出手段280より構成される。
【0010】図4は、インクシート駆動手段240およ
び記録紙搬送駆動手段290の側面図、図5は供給軸駆
動部242(巻取軸駆動部241の構成も同じ)の断面
図である。 記録紙搬送駆動手段290は、モータ23
3を駆動源とし、ギア列234により構成される駆動伝
達系によりキャプスタンローラ210を回転駆動すると
ともに、巻取軸駆動部241と同一の軸を利用したギア
列により給紙駆動手段へ回転駆動力を伝達するギア31
1とも係合している。また、プラテンローラ212はモ
ータ233ギア列234とは係合しておらず単独で回転
自由である。
び記録紙搬送駆動手段290の側面図、図5は供給軸駆
動部242(巻取軸駆動部241の構成も同じ)の断面
図である。 記録紙搬送駆動手段290は、モータ23
3を駆動源とし、ギア列234により構成される駆動伝
達系によりキャプスタンローラ210を回転駆動すると
ともに、巻取軸駆動部241と同一の軸を利用したギア
列により給紙駆動手段へ回転駆動力を伝達するギア31
1とも係合している。また、プラテンローラ212はモ
ータ233ギア列234とは係合しておらず単独で回転
自由である。
【0011】インクシート駆動手段240は巻取軸駆動
部241、供給軸駆動部242、供給軸ロック部材24
3、供給軸クラッチ部材244により構成される。巻取
り軸駆動部241はモータ241a、巻取軸勘合部24
1dと該モータによる回転駆動力を伝達するギア241
bにより構成され、該巻取軸勘合部241dは図示しな
いトルククラッチにより回転力規制を受け回転する。供
給軸駆動部242は、軸に対して一体となり回転可能な
供給軸勘合部242bと押え板、供給軸勘合部242b
と一体に回転するが軸の軸方向にスライド可能で周囲に
ギア状のロック部242c、該供給軸勘合部242bと
ロック部242c内部に配置し、ロック部242cを押
え板側に押すバネ242e、供給軸勘合部242bに対
し回転可能に配置され両側面にフェルトなどのクラッチ
材242aを貼り付け外周にギアを設けたクラッチ部2
42dとにより構成している。また該供給軸駆動部24
2には伝達ギア系は系合していない。
部241、供給軸駆動部242、供給軸ロック部材24
3、供給軸クラッチ部材244により構成される。巻取
り軸駆動部241はモータ241a、巻取軸勘合部24
1dと該モータによる回転駆動力を伝達するギア241
bにより構成され、該巻取軸勘合部241dは図示しな
いトルククラッチにより回転力規制を受け回転する。供
給軸駆動部242は、軸に対して一体となり回転可能な
供給軸勘合部242bと押え板、供給軸勘合部242b
と一体に回転するが軸の軸方向にスライド可能で周囲に
ギア状のロック部242c、該供給軸勘合部242bと
ロック部242c内部に配置し、ロック部242cを押
え板側に押すバネ242e、供給軸勘合部242bに対
し回転可能に配置され両側面にフェルトなどのクラッチ
材242aを貼り付け外周にギアを設けたクラッチ部2
42dとにより構成している。また該供給軸駆動部24
2には伝達ギア系は系合していない。
【0012】図6はインクカートリッジ6の一部を断面
にして示す平面図、図7は正面図、図8は部品構成図で
ある。インクカートリッジ6はプラスチック製のケーシ
ング600と、ケーシング600内に供給軸6dと巻取
軸6cに巻回されて装備されるインクシート7を有す
る。ケーシング600は上部ケーシング610と下部ケ
ーシング620を重ねて構成され、中央部にはサーマル
ヘッド200が通過するための開口部630が形成され
る。上部ケーシング610の上面には後述するインクカ
ートリッジのロック装置の案内用のカム部を摺動案内す
るための平坦面612を有する。また、下部ケーシング
620のロック爪が係合する前面壁622が設けられ
る。
にして示す平面図、図7は正面図、図8は部品構成図で
ある。インクカートリッジ6はプラスチック製のケーシ
ング600と、ケーシング600内に供給軸6dと巻取
軸6cに巻回されて装備されるインクシート7を有す
る。ケーシング600は上部ケーシング610と下部ケ
ーシング620を重ねて構成され、中央部にはサーマル
ヘッド200が通過するための開口部630が形成され
る。上部ケーシング610の上面には後述するインクカ
ートリッジのロック装置の案内用のカム部を摺動案内す
るための平坦面612を有する。また、下部ケーシング
620のロック爪が係合する前面壁622が設けられ
る。
【0013】図9はインクカートリッジのロック装置8
を前面から見た斜視図、図10は裏面から見た斜視図で
ある。全体を符号8で示すロック装置はプラスチック製
の本体800を有し、本体の裏面側の端部にはシャフト
810が設けられる。このシャフト810は熱転写記録
装置側のハウジングに差し込まれて本体800を旋回自
在に支持する。本体800の上部は薄枝状に形成され、
板ばね840を構成する。この板ばね840は、その先
端がハウジング側に当接して、ロック装置8に下向きの
ばね力を付与する。ロック装置8の本体800の前面例
のシャフト810の反対側の端部にはカム部830が設
けられる。このカム部830はテーパー状のカム面83
0aを有し、インクカートリッジ6の挿入時にこのカム
面830aによりロック装置8は板ばね840の下向き
のばね力に抗して押し上げられる。
を前面から見た斜視図、図10は裏面から見た斜視図で
ある。全体を符号8で示すロック装置はプラスチック製
の本体800を有し、本体の裏面側の端部にはシャフト
810が設けられる。このシャフト810は熱転写記録
装置側のハウジングに差し込まれて本体800を旋回自
在に支持する。本体800の上部は薄枝状に形成され、
板ばね840を構成する。この板ばね840は、その先
端がハウジング側に当接して、ロック装置8に下向きの
ばね力を付与する。ロック装置8の本体800の前面例
のシャフト810の反対側の端部にはカム部830が設
けられる。このカム部830はテーパー状のカム面83
0aを有し、インクカートリッジ6の挿入時にこのカム
面830aによりロック装置8は板ばね840の下向き
のばね力に抗して押し上げられる。
【0014】このカム部830の上部には、レバー83
2が設けてあり、ユーザはこのレバー832を押し上げ
ることによりインクカートリッジ6の取り出しを行な
う。ロック装置の本体810の中央部の下部にはロック
部材820が設けてある。このロック部材820は、イ
ンクカートリッジ6が正規の位置まで押し込まれたとき
に、ロックカートリッジのケーシングの前面壁622に
当接して、インクカートリッジを保持する。
2が設けてあり、ユーザはこのレバー832を押し上げ
ることによりインクカートリッジ6の取り出しを行な
う。ロック装置の本体810の中央部の下部にはロック
部材820が設けてある。このロック部材820は、イ
ンクカートリッジ6が正規の位置まで押し込まれたとき
に、ロックカートリッジのケーシングの前面壁622に
当接して、インクカートリッジを保持する。
【0015】ロック装置の本体800の裏面側には2個
の突起850、852が設けてある。この突起850、
852のスリット部850a、852aは装置のハウジ
ング側に用意される案内部に係合してロック装置8の旋
回動を案内するとともにシャフト810のスラスト方向
の力を受けられる。
の突起850、852が設けてある。この突起850、
852のスリット部850a、852aは装置のハウジ
ング側に用意される案内部に係合してロック装置8の旋
回動を案内するとともにシャフト810のスラスト方向
の力を受けられる。
【0016】図11はインクカートリッジ6を挿入する
途中の状態を示す。ユーザはインクカートリッジ6を紙
面の手前から後側に向けて押し込む。カートリッジのケ
ーシングの上部の案内部612は、ロック装置8のカム
部830を押し上げ摺動する。この間に下向きのばね力
を付与する。
途中の状態を示す。ユーザはインクカートリッジ6を紙
面の手前から後側に向けて押し込む。カートリッジのケ
ーシングの上部の案内部612は、ロック装置8のカム
部830を押し上げ摺動する。この間に下向きのばね力
を付与する。
【0017】図12はインクカートリッジ6の挿入が完
了した状態を示す。インクカートリッジ6の前面壁62
2がカム部830を乗り越えるとばね部840のばね力
によってロック部材の820が前面壁622に当接す
る。インクカートリッジ6には押し出し方向のばね力が
作用するのでロック部材820はインクカートリッジ6
をインクシート駆動手段と係合する定位地に保持する。
了した状態を示す。インクカートリッジ6の前面壁62
2がカム部830を乗り越えるとばね部840のばね力
によってロック部材の820が前面壁622に当接す
る。インクカートリッジ6には押し出し方向のばね力が
作用するのでロック部材820はインクカートリッジ6
をインクシート駆動手段と係合する定位地に保持する。
【0018】図13の(1)は、装置2に対して新しい
インクカートリッジ6を挿入する動作を示し、ユーザは
インクカセットドアを開けてインクカセット6の挿入を
開始する。インクカセット6の前部の上縁部はロック装
置のカム部830に当接し、テーパー面の作用によって
ロック装置の本体800をばね部840に抗して上方へ
押し上げる。この状態でインクカートリッジ6は装置2
内のカートリッジガイド28に案内されて装置2内へ案
内される。この際に、カム部830の下端部はカートリ
ッジケーシングの案内面612を抑圧している(2)。
インクカートリッジ6を挿入する動作を示し、ユーザは
インクカセットドアを開けてインクカセット6の挿入を
開始する。インクカセット6の前部の上縁部はロック装
置のカム部830に当接し、テーパー面の作用によって
ロック装置の本体800をばね部840に抗して上方へ
押し上げる。この状態でインクカートリッジ6は装置2
内のカートリッジガイド28に案内されて装置2内へ案
内される。この際に、カム部830の下端部はカートリ
ッジケーシングの案内面612を抑圧している(2)。
【0019】インクカートリッジの供給軸は駆動軸24
2に当接するが、駆動軸の近傍にはスプリング880が
設けてあり、インクカートリッジはこのスプリング88
0を圧縮しつつ押し込まれる。カセットの前面壁622
がカム部830を通過すると、ばね部840の作用によ
ってロック装置の本体は下方に旋回し、ロック部材82
0が前面壁622に係合するとともに、突起850,8
52が装置のハウジング側の案内部に係合してスプリン
グ880のばね力を受け止める。これにより、インクカ
ートリッジ6はインクシート駆動手段を係合する定位値
に保持される(3)。インクカートリッジを取り出す際
には、ユーザはレバー832を上方へ押し上げて、ロッ
ク部材820をインクカセット6の前面壁622から外
す。スプリング880の戻り力により、カセット6は前
方へ押し戻される(4)。ユーザはインクカートリッジ
を把持して引出すことによってインクカートリッジの取
り出しが完了する。
2に当接するが、駆動軸の近傍にはスプリング880が
設けてあり、インクカートリッジはこのスプリング88
0を圧縮しつつ押し込まれる。カセットの前面壁622
がカム部830を通過すると、ばね部840の作用によ
ってロック装置の本体は下方に旋回し、ロック部材82
0が前面壁622に係合するとともに、突起850,8
52が装置のハウジング側の案内部に係合してスプリン
グ880のばね力を受け止める。これにより、インクカ
ートリッジ6はインクシート駆動手段を係合する定位値
に保持される(3)。インクカートリッジを取り出す際
には、ユーザはレバー832を上方へ押し上げて、ロッ
ク部材820をインクカセット6の前面壁622から外
す。スプリング880の戻り力により、カセット6は前
方へ押し戻される(4)。ユーザはインクカートリッジ
を把持して引出すことによってインクカートリッジの取
り出しが完了する。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、サーマルヘッド200
と該サーマルヘッド200に対向するプラテンローラ2
12により記録紙5とインクシート7を重ねて挟持し、
プラテンローラ212上流側にピンチローラ211とキ
ャプスタンローラ210による一対の搬送ローラにより
記録紙5を上下流方向に往復搬送することにより記録を
行なう熱転写記録装置1において、インクシート7を収
容するインクカートリッジ6は、記録装置の記録機構部
2の前面に設けたインクカートリッジドアを開けて、記
録紙の搬送方向に直交する方向に挿入して装着される構
成を有する。
と該サーマルヘッド200に対向するプラテンローラ2
12により記録紙5とインクシート7を重ねて挟持し、
プラテンローラ212上流側にピンチローラ211とキ
ャプスタンローラ210による一対の搬送ローラにより
記録紙5を上下流方向に往復搬送することにより記録を
行なう熱転写記録装置1において、インクシート7を収
容するインクカートリッジ6は、記録装置の記録機構部
2の前面に設けたインクカートリッジドアを開けて、記
録紙の搬送方向に直交する方向に挿入して装着される構
成を有する。
【0021】そして、記録機構部のハウジングのインク
カートリッジドアの内側には、このインクカートリッジ
が定位置に挿入されたときに、インクカートリッジの前
面壁に係合して保持するロック装置が備えてある。この
ロック装置はインクカートリッジドアとは別個の部材で
ある。従って、使用中にドアが開けられても支障はな
い。また、インクカートリッジの前面壁の中央部を係止
するものであって、インクカートリッジを確実に保持す
ることができる。ロック装置はプラスチックを一体成形
して作られるので、製造が容易であり、テーパー状のカ
ム部と板ばね部を有し、インクカートリッジをスムーズ
に案内すると共に、確実にインクカートリッジの前面壁
に係合することができる。
カートリッジドアの内側には、このインクカートリッジ
が定位置に挿入されたときに、インクカートリッジの前
面壁に係合して保持するロック装置が備えてある。この
ロック装置はインクカートリッジドアとは別個の部材で
ある。従って、使用中にドアが開けられても支障はな
い。また、インクカートリッジの前面壁の中央部を係止
するものであって、インクカートリッジを確実に保持す
ることができる。ロック装置はプラスチックを一体成形
して作られるので、製造が容易であり、テーパー状のカ
ム部と板ばね部を有し、インクカートリッジをスムーズ
に案内すると共に、確実にインクカートリッジの前面壁
に係合することができる。
【図1】本発明の熱転写記録装置の一実施例の外観斜視
図。
図。
【図2】本発明による熱転写記録装置の一実施例の側面
図。
図。
【図3】本発明による熱転写記録装置の一実施例の記録
機構部の平面図。
機構部の平面図。
【図4】本発明によるインク駆動手段および記録紙搬送
駆動手段の側面図。
駆動手段の側面図。
【図5】本発明による供給軸駆動部(巻取軸駆動部の構
成も同じ)の断面図。
成も同じ)の断面図。
【図6】本発明によるインクカートリッジの平面図。
【図7】本発明によるインクカートリッジの正面図。
【図8】本発明によるインクカートリッジの部品図。
【図9】本発明によるロック装置の斜視図。
【図10】本発明によるロック装置の斜視図。
【図11】本発明によるインクカートリッジ挿入時の正
面図。
面図。
【図12】本発明によるインクカートリッジ挿入時の正
面図。
面図。
【図13】本発明によるロック装置の動作を示す説明
図。
図。
1 記録装置 2 記録機構2aインクドア部 3 給紙3a給紙トレイ機構部 4 排紙機構部 5 記録紙 6 インクカートリッジ 7 インクシート 8 ロック装置 200 サーマルヘッド 204 インク引き剥し部材 205 反射部 210 キャプスタンローラ 211 ピンチローラ 212 プラテンローラ 231 インクガイド 240 インク駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 正美 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所映像情報メディア事業部内
Claims (4)
- 【請求項1】 サーマルヘッドと該サーマルヘッドに対
向するプラテンローラにより記録紙とインクカートリッ
ジに収容されたインクシートを重ねて挟持し、プラテン
ローラ上流側にピンチローラとキャプスタンローラによ
る一対の搬送ローラにより記録紙を上下流方向に往復搬
送することにより記録を行なう熱転写記録装置におい
て、熱転写記録装置の筐体は、その前面に設けられるイ
ンクカートリッジ用のドアと、記録紙の搬送方向に直交
する方向に挿入されるインクカートリッジをインクシー
ト駆動手段に係合する位置に案内する案内手段を有し、
インクカートリッジ用のドアの内側に挿入されたインク
カートリッジの前面部に係合するロック装置を備えるこ
とを特徴とする熱転写記録装置。 - 【請求項2】 ロック装置は、筐体に対して旋回動自在
に支持されるシャフトを一端部に有する本体と、本体の
シャフトとは反対側の端部に設けられるテーパー面を有
するカム部と、本体の中央部に設けられてインクカート
リッジの前面部に係合するロック部材と、ロック部材を
インクカートリッジ側へ付勢する板ばね部を備えること
を特徴とする請求項1記載の熱転写記録装置。 - 【請求項3】 インクカートリッジのケーシングは、ロ
ック装置のカム部の先端を摺動案内する平坦面を備える
ことをを特徴とする請求項2記載の熱転写記録装置。 - 【請求項4】 インクシート駆動手段の近傍に挿入され
たインクカートリッジをインクカートリッジ用のドア側
に付勢するスプリングを備えるとともに、ロック装置に
は装置と係合し該付勢力を受ける突起部を設けたことを
特徴とする請求項1記載の熱転写記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21975196A JPH1058804A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21975196A JPH1058804A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 熱転写記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1058804A true JPH1058804A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16740435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21975196A Pending JPH1058804A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 熱転写記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1058804A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005246873A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Nidec Copal Corp | 中間転写型熱転写印刷装置 |
US7192206B2 (en) | 2004-06-11 | 2007-03-20 | Funai Electric Co., Ltd. | Image forming apparatus |
-
1996
- 1996-08-21 JP JP21975196A patent/JPH1058804A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005246873A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Nidec Copal Corp | 中間転写型熱転写印刷装置 |
US7192206B2 (en) | 2004-06-11 | 2007-03-20 | Funai Electric Co., Ltd. | Image forming apparatus |
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