JPH09141951A - テープ記録装置およびこれを内蔵したビデオカセットテープレコーダ - Google Patents

テープ記録装置およびこれを内蔵したビデオカセットテープレコーダ

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JPH09141951A
JPH09141951A JP30167295A JP30167295A JPH09141951A JP H09141951 A JPH09141951 A JP H09141951A JP 30167295 A JP30167295 A JP 30167295A JP 30167295 A JP30167295 A JP 30167295A JP H09141951 A JPH09141951 A JP H09141951A
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JP
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tape
recording
recording medium
cassette
shaped recording
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JP30167295A
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English (en)
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Masahiko Mori
雅彦 森
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実にテープ状記録媒体を正常に搬送するこ
とのできるテープ記録装置を提供すること。 【解決手段】 記録ヘッド21による記録開始前に、一
旦テープ走行機構81を記録時と反対方向に駆動してテ
ープ状記録媒体6を記録方向と反対方向に搬送すること
を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着面を剥離紙に
より被覆してなるラベル等のテープ状記録媒体に比較的
簡単な文字、図形、記号等を記録するテープ記録装置お
よびこれを内蔵するビデオカセットテープレコーダに関
し、特に、記録時に前記テープ状記録媒体を確実に搬送
することのできる搬送機構を有するテープ記録装置およ
びこれを内蔵したビデオカセットテープレコーダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば感熱紙あるいは樹脂フィル
ム等からなるラベルと称されるテープ状記録媒体に、名
称等の比較的簡単な文字、記号、図形等を記録し、この
テープ状記録媒体を切断して所望の記録媒体を作成でき
るテープ記録装置が提案されている。
【0003】このような従来からあるテープ記録装置と
しては、例えば特開平5−185707号公報に記載さ
れているように、文字、記号、図形等を入力するための
文字入力キー、記録キー、各種のファンクションキー等
が設けられた操作部、入力された文字等を表示するため
の液晶素子等からなる表示部およびテープ状記録媒体を
内部に収納したテープカセットを収納するカセット収納
部を具備しており、入力された記録データに基づいて、
サーマルヘッド等の記録ヘッドを用いてテープ状記録媒
体を走行させながらテープ記録媒体に記録を施すように
構成されている。
【0004】そして、記録の終了したテープ状記録媒体
は、テープ記録装置の外部に送出され、操作者により切
断されることにより、所望の文字、記号、図形等を記録
した記録媒体が得られるようにされている。この記録が
終了して切断されたテープ状記録媒体は、ビデオカセッ
トの背部あるいは表面に貼着されビデオカセットのイン
デックス等として用いられている。
【0005】このようなテープ記録装置に用いられるテ
ープ状記録媒体は、記録媒体が感熱紙の場合は単独でケ
ースの内部に収納されてテープカセットとされ、記録媒
体が樹脂フィルム等のそれ自身が発色しない場合にはイ
ンクリボンとともにケースの内部に収納されてテープカ
セットとされ、使用に供する分(長さ)だけテープカセ
ット内から繰り出されて記録されるものであり、このテ
ープカセットは、テープ記録装置の記録部に設けられた
カセット収納部に装着されて使用されるものである。
【0006】また、従来のテープ状記録媒体は、表面に
記録が施される長尺の記録媒体と、この記録媒体の記録
が施される記録面と反対側に位置する裏面に塗布された
粘着材からなる粘着材層を介して貼着された剥離紙とか
ら構成されている。
【0007】さらに、記録が施されたテープ状記録媒体
は、記録領域を含むようにして、所定の長さ、例えばビ
デオカセットのラベルとして用いる場合には、ビデオカ
セットに貼り付ける長さでテープ切断機構により切断さ
れれた後、剥離紙が粘着材層から剥がされて、ビデオカ
セットの背面等の所定の位置に貼り付けられるようにな
っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のテープ記録装置においては、図18(a)およ
び図18(b)に示すように、記録後のテープ状記録媒
体6をテープ切断機構35により切断した際に、図18
(c)に示すごとく、このテープ切断機構35の切断刃
38が前記テープ状記録媒体6の記録媒体68と剥離紙
70との間に存在する粘着材層69をその粘着力によっ
て引張り出し、切断面を経由してエラストマー樹脂等の
材質からなる受部材66に接着してしまったり、あるい
は前記剥離紙70が切断刃38の切り口に入ってしまう
ことがあった。そして、このような状態のまま、次の記
録を開始した場合、前記テープ状記録媒体6が前記受部
材66に接着してしまった粘着材層69や切り口に入り
込んでしまった剥離紙70に当接してしまい正常な搬送
がなされず、所望の記録ができなくなるという場合があ
った。
【0009】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、確実にテープ状記録媒体を正常に搬送すること
のできるテープ記録装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の本発明のテープ記録装置の特徴
は、記録ヘッドによる記録開始前に、一旦テープ走行機
構を記録時と反対方向に駆動してテープ状記録媒体を記
録方向と反対方向に搬送する点にある。そして、このよ
うな構成を採用したことにより、前記テープ状記録媒体
を記録方向へ搬送する際、確実に正常な搬送を行なうこ
とができる。
【0011】また、請求項2に記載の本発明のテープ記
録装置の特徴は、記録後のテープ状記録媒体を切断機構
により切断した後に、テープ走行機構を記録時と反対方
向に駆動して前記テープ状記録媒体を記録方向と反対方
向に搬送する点にある。そして、このような構成を採用
したことにより、次のテープ状記録媒体に記録を施すた
めにこのテープ状記録媒体を記録方向へ搬送する際、確
実に正常な搬送を行なうことができる。
【0012】また、請求項3に記載のビデオカセットテ
ープレコーダの特徴は、テープ記録装置を配設するとと
もに、制御手段が、映像信号や音声信号を磁気テープ上
に記録する制御と、前記テープ記録装置における記録ヘ
ッドによる記録開始前に、一旦テープ走行機構を記録時
と反対方向に駆動してテープ状記録媒体を記録方向と反
対方向に搬送する制御との両方の制御を行なう点にあ
る。そして、このような構成を採用したことにより、装
置を大型化する必要もなく、さらにテープ状記録媒体を
記録方向へ搬送する際、確実に正常な搬送を行なうこと
ができる。
【0013】また、請求項4に記載のビデオカセットテ
ープレコーダの特徴は、テープ記録装置を配設するとと
もに、制御手段が、映像信号や音声信号を磁気テープ上
に記録する制御と、前記テープ記録装置における記録後
のテープ状記録媒体を切断した後に、テープ走行機構を
記録時と反対方向に駆動して前記テープ状記録媒体を記
録方向と反対方向に搬送する制御との両方の制御を行な
う点にある。そして、このような構成を採用したことに
より、装置を大型化する必要もなくテープ状記録媒体を
記録方向へ搬送する際、確実に正常な搬送を行なうこと
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のテープ記録装置お
よびこれを内蔵したビデオカセットテープレコーダを図
面に示す実施の形態により説明する。
【0015】まず、本実施形態のテープ記録装置の概略
構成を図1により説明する。
【0016】図1は本発明に係るテープ記録装置の一実
施形態の全体構成を示す斜視図である。
【0017】図1に示すように、本実施形態のテープ記
録装置1は、箱形に形成された本体2を有している。こ
の本体2の側面のうちの図1において左手前に示す一側
面は、操作側となる前面3とされており、この前面3に
は、正面矩形形状のカセット挿入口4がその長手方向を
本体2の前面3の長手方法と平行にして開設されてい
る。そして、本体2の内部には、図1において想像線に
て示すカセット装着部5がカセット挿入口4に連通する
ようにして設けられている。
【0018】そして、テープ状記録媒体6が内部に収納
され、その一端が外部に導出可能とされたテープカセッ
ト7は、図1において矢印Aおよび矢印Bにて示すよう
に、本体2の前面3に形成されたカセット挿入口4を介
してカセット装着部5に装着可能とされている。つま
り、本実施形態のテープ記録装置1は、本体2の前面3
からテープカセット7の着脱が行われるように構成され
ている。なお、図1において矢印Aは、テープカセット
7のカセット装着方向を示し、矢印Bはテープカセット
7のカセット取出方向を示している。
【0019】また、本実施形態におけるテープ記録装置
1は、テレビ映像信号や音声信号を磁気テープ上に記録
するビデオカセットテープレコーダ(VTR)72に搭
載されて用いられるようになっている。
【0020】つぎに、本実施形態のテープ記録装置1に
ついて図2から図5により詳しく説明する。
【0021】図2から図4は本発明に係るテープ記録装
置1の一実施形態を詳示するものであり、図2は要部の
一部切断平面図であり、図3は図2の一部を省略した要
部の正面図であり、図4は図2の一部を省略した要部の
内部構成を示す左側面図であり、図5は一部を省略した
要部の内部構成を示す平面図である。
【0022】図2から図4に示すように、本実施形態の
テープ記録装置1は、上下1対とされ平面略四角形状で
全体として略箱形に形成された本体2を有している。そ
して、本体2の側面のうちの図2において下方に示す一
側面は、操作側となる前面3とされており、この前面3
にカセット挿入口4が開設されている。このカセット挿
入口4は、図3に示すように、正面矩形形状に形成され
ており、その長手方向を本体2の前面3の長手方法と平
行にして開設されている。さらに、本体2の内部には、
カセット挿入口4に連通するようにして前面3側が開放
のカセット装着部5を構成する内ケース8が配設されて
いる。
【0023】また、本体2の図2において右方に示す右
側壁の外側の長手方向略中央部には、検出手段としての
光センサ90が配設されており、本体2および内ケース
8には、カセット装着状態において、テープカセット7
の内部に収納されているテープ状記録媒体6の後述する
終端マーカMを検出し得るように、検出孔91a,91
bが形成されている。なお、光センサ90は、本体2の
内部に配設してもよく、特に、本実施形態の配設位置に
限定されるものではない。
【0024】図2から図5に示すように、本体2の内部
の底面9の奧側右方には、駆動モータ10がその出力軸
10aを下方に向けて配設されており、この出力軸10
aには、駆動ギア11が取着されている(図4)。この
駆動ギア11は、駆動ギア11より前面3側に位置する
ようにして底面9に回転自在に支持された大小2つのギ
アを有する2段ギアからなる入力ギア12に接続(噛
合)されており、この入力ギア12は、入力ギア12よ
り前面3側に位置するようにして底面9に回転自在に支
持された大小2つのギアを有する2段ギアからなる第1
中間ギア13に接続(噛合)されている。さらに、第1
中間ギア13は、第1中間ギア13より前面3側に位置
するようにして底面9に回転自在に支持された第2中間
ギア14に接続(噛合)されており、この第2中間ギア
14は、第2中間ギア14より前面3側に位置するよう
にして底面9に回転自在に支持された出力ギア15に接
続(噛合)されている。そして、駆動ギア11に接続さ
れた各ギア12,13,14,15は、底面9を前面3
側に向かって略一列状に配置されており、駆動モータ1
0の駆動力が順次伝達されるようになっている。また、
出力ギア15は、カセット装着状態において、テープカ
セット7に配設された後述するプラテン駆動ギア63に
接続し得るようになっている。
【0025】前記入力ギア12、第1中間ギア13、第
2中間ギア14および出力ギア15により本実施形態の
駆動力伝達機構16が形成されている。
【0026】また、前記駆動モータ10、駆動力伝達機
構16と、テープカセット7に配設された後述するプラ
テンローラ60およびプラテン駆動ギア63により本実
施形態のテープ走行機構81が構成されている。
【0027】前記出力ギア15の左方には、底面9に立
設された支軸17に長手方向略中央部が回動自在に支持
されたヘッドレバー18が配設されている。このヘッド
レバー18は、略平板状に形成されており、底面9と略
平行に延在するように配設されている。さらに、ヘッド
レバー18は、支軸17を中心として本体2の前面3側
に位置する前アーム19と、本体2の奧側に位置する後
アーム20とを有しており、その長手方向を図2におい
て上下方向に示す前後方向に向けて配設されている。
【0028】前記ヘッドレバー18の前アーム19の自
由端側の側面には、記録ヘッドとしての複数の発熱素子
(図示せず)を整列配置させたサーマルヘッド21が配
設されている。このサーマルヘッド21は、支軸17を
中心としたヘッドレバー18の回動動作により、カセッ
ト装着状態において、テープカセット7に配設された後
述するプラテンローラ60の外周面にテープ状記録媒体
6を介して接離し得るようになっている。また、ヘッド
レバー18の後アーム20の自由端近傍の下面には、係
止ピン22が底面9に向かって立設されている。
【0029】図2および図5に示すように、ヘッドレバ
ー18の奧側には、ヘッドレバー18に取着されたサー
マルヘッド21を、カセット装着状態において、テープ
カセット7に配設された後述するプラテンローラ60に
対して接離するように動作させるための平板状のヘッド
レバー駆動アーム23が配設されている。このヘッドレ
バー駆動アーム23は、底面9と略平行に延在するよう
にして底面9の左方奧側に立設された回転支軸24に基
端部が回動自在に支持されており、その自由端は、ヘッ
ドレバー18の後アーム20の自由端の下方に位置する
ようにして配設されている。
【0030】前記ヘッドレバー駆動アーム23の自由端
近傍には、ヘッドレバー18の後アーム20の自由端側
の下面に立設されているピン22が嵌合され、支軸17
を中心としたヘッドレバー18の回動範囲を拘束するた
めの略円弧状の長孔25が形成されている。さらに、ヘ
ッドレバー駆動アーム23の長手方向略中央部には、図
2および図5において右方に向かって延出されたサブア
ーム26が形成されており、このサブアーム26の先端
部の上面には、コロ状の回転自在なカムフォロア27が
配設されている。このカムフォロア27は、カセット装
着状態において、テープカセット7の後述するカム面6
5に当接してヘッドレバー駆動アーム23を回転支軸2
4を中心として図2および図5において時計方向に回動
し得るようにされている。また、ヘッドレバー駆動アー
ム23の長手方向略中央部の左側上面には、ばね支持部
28が立設されており、このばね支持部28の前方端縁
には、ねじりコイルばね29が当接するようにして係止
されている。
【0031】前記ねじりコイルばね29の図2および図
5において下方に示す一端は、ヘッドレバー18を時計
方向に付勢し得るように、ヘッドレバー18の後アーム
20の先端部の右側面に当接するようにして係止されて
おり、ねじりコイルばね29の図2および図5において
上方に示す他端は、ヘッドレバー駆動アーム23のサブ
アーム26の基端部より本体2の奧側に立設された係止
突起30の前方端縁に当接するようにして係止されてい
る。
【0032】前記ヘッドレバー駆動アーム23の基端部
近傍には、図2および図5に示すように、板厚方向に貫
通する貫通孔31が形成されており、この貫通孔31に
は、ヘッドレバー駆動アーム23を回転支軸24を中心
として図2および図5において常に反時計方向へ付勢す
る付勢ばね32の一端が係止されている。この付勢ばね
32の他端は、底面9に配設されたばね係止体33(図
2)に係止されている。
【0033】前記ヘッドレバー18、ヘッドレバー駆動
アーム23、カムフォロア27およびねじりコイルばね
29により本実施形態のヘッド駆動機構80が構成され
ている。
【0034】すなわち、本実施形態においては、カムフ
ォロア27を図2および図5において左方に移動させる
ことにより、ヘッドレバー駆動アーム23は、回転支軸
24を中心として図2および図5において時計方向に回
転させ、このヘッドレバー駆動アーム23の時計方向の
回転に伴って、ねじりコイルばね29の図2および図5
において下方に示す一端がヘッドレバー18の後アーム
20の先端(自由端)を図2および図5において左方に
移動させ、これにより、ねじりコイルばね29のばね力
をもってヘッドレバー18が支軸17を中心として図2
および図5において反時計方向に回転し得るように構成
されている。
【0035】図2に示すように、出力ギア15の右方に
は、カセット装着状態におけるテープカセット7の位置
決め等に用いられる略円柱状の係合突起34が立設され
ており、底面9の前面3側の左端部近傍には、テープ状
記録媒体6を所望の長さで切断するためのテープ切断機
構35が配設されている。
【0036】図2に示すように、テープ切断機構35
は、切断基体36と、この切断基体36を動作させるカ
ッターレバー37とを有している。そして、切断基体3
6は、略箱形状に形成されており、図示しないレール部
材に沿って図2において左右方向に直線的に摺動可能と
されている。さらに、この切断基体36の図2における
右側面には、テープ状記録媒体6を略長手方向と直交す
る方向に切断するための切断刃38と、この切断刃38
による前記テープ状記録媒体6の切断後にその端部を所
定の角度に曲げて剥離紙70を接着面から剥離させるた
めの剥離部材39とが、前記テープカセット7の装着状
態において、テープカセット7の側面に設けられた後述
する受部材66に臨むように突設されている。前記剥離
部材39は平板状に形成されており、その幅は前記テー
プ状記録媒体6の幅とほぼ同等かまたはそれ以上とさ
れ、その先端部は前記テープの走行方向において所望の
曲率を有する曲面(前記テープ状記録媒体6の表面に傷
やシワなどを付けない程度の曲面)に形成されている。
さらに、前記剥離部材39は、その先端部が前記切断刃
38の刃先よりも受部材66側に突出するようにして前
記切断基体36に配設されている。したがって、前記切
断刃38が前記テープ状記録媒体6を切断するよりも前
に、前記剥離部材39の先端部が前記テープ状記録媒体
6に接触して押圧を開始し、前記切断刃38による切断
が終了したときに、前記テープ状記録媒体6を所望の角
度に曲げる動作を完了するようにされている。
【0037】そして、図2における切断基体36の下方
側面には、この切断基体36を前記カッターレバー37
の回動操作に伴って直線的に摺動させるためのラックた
るカッター駆動ギア40が基体36取着されている。
【0038】前記カッターレバー37は、本体2の底面
9の前面側左端部に回動自在に支持されており、このカ
ッターレバー37には、本体2の外方に突出し人手によ
り操作される操作アーム41と、前記カッター駆動ギア
40と噛合する小歯車たるギア部42とが、回動中心を
同一にして一体的に形成されている。
【0039】そして、前記カッターレバー37が図示し
ないばねにより図2において反時計方向に付勢されてい
るか、あるいは、前記切断基体36が図示しないばねに
より図2において左側方向へ付勢されていることによっ
て、前記テープ切断機構35は、人手による操作をもっ
て前記操作アーム41を操作されない限り、常に所定の
位置に待機するようにされている。
【0040】前記駆動力伝達機構16の上方には、前面
3側を開放するようにケース状に形成されたカセット装
着部5としての内ケース8がカセット挿入口4に連通す
るようにして配設されている。この内ケース8は、前記
各部の動作と干渉しないようにして底面9に立設された
図示しない複数の支持リブにより底面9の上方に支持さ
れており、カセット装着状態において、テープカセット
7の下面を支持するとともに案内を兼ねた底板43と、
カセット装着状態においてテープカセット7の左右の側
面の位置決めと案内とを兼ねた左側板44および右側板
45と、奧板46と、天板47とから構成されており、
前記各板43,44,45,46,47は、本体2の底
板9に配設されている各部およびテープカセット7の後
述する各部の動作と干渉しないように所望の部位が開放
されている。
【0041】なお、カセット装着部5としての内ケース
8を構成する天板47および右側板45は、本体2の上
面および右側面を用いてもよく、特に、本実施形態の構
成に限定されるものではない。さらに、内ケース8は、
本体2の上面に取着してもよく、本体2の内部の底面9
に配設された各部の動作と干渉しない構成であれば、特
に、本実施形態の構成に限定されるものではない。
【0042】また、記録情報を手動入力する操作部4
8、記録情報を記憶する記録情報記憶部50、記録情報
および検出手段としての光センサ90による検出結果に
基づいてサーマルヘッド21に配設された発熱素子を選
択的に発熱させるとともにテープ走行機構81を制御す
る記録制御部51、および記録情報を表示する表示部4
9等は、本実施形態においては、テープ記録装置1を搭
載した後述するVTR72に設けられている。
【0043】また、図6は本実施形態のテープ記録装置
1の他の実施形態を示すものであり、この実施形態のテ
ープ記録装置1aは、単独使用を可能とする場合を示し
ている。図6に示すように、テープ記録装置1aに対す
る記録情報を手動入力する操作部48および入力された
文字等を表示するための液晶素子等からなる記録情報を
表示する表示部49等を本体2aの前面3に配設し、図
6に想像線にて示すように、本体2aの内部に、テープ
記録装置1に対する記録情報を記憶する記録情報記憶部
50、記録情報および検出手段としての光センサ90に
よる検出結果に基づいてサーマルヘッド9に配設された
発熱素子を選択的に発熱させるとともにテープ走行機構
81を制御する記録制御部51を設ける構成となってい
る。その他の構成は前述した実施形態のテープ記録装置
1と同様とされている。
【0044】なお、テープ記録装置1を、例えばVTR
等の他の機器と一体化する場合には、他の機器の本体が
テープ記録装置1の本体2を兼用する構成としてもよ
い。
【0045】つぎに、前記記録制御部51による前記テ
ープ走行機構81の制御方法について図7を参照しつつ
説明する。
【0046】この記録制御部51は、図示しないCP
U、メモリ等により構成されており、図7に示すよう
に、ユーザからテープ状記録媒体6への記録開始指令が
送信されると、サーマルヘッドによる記録を開始する前
に前記駆動モータ10を数ステップ逆回転させ前記テー
プ状記録媒体6を記録方向と反対方向へ搬送するように
されている。このようにテープ状記録媒体6を逆搬送す
るのは、前回の記録媒体の作成の際にテープ状記録媒体
6を切断したときに、前記テープ状記録媒体6を構成す
る粘着材層69が外にはみ出て前記受部材66に接着し
てしまっていたり、あるいは剥離紙70が受部材66の
切断刃38による切断傷等の切り口に挟まっている場合
があるため、この粘着材層69を引き剥がしたり前記剥
離紙70を引き抜くようにするためである。
【0047】このようにして、前記テープ状記録媒体6
を記録方向と反対方向へ搬送した後には前記テープ状記
録媒体6を再びもとの記録開始位置に戻すため、前記記
録制御部51が前記駆動モータ10を数ステップ正回転
させ、さらに所望の記録を施すために駆動モータ10を
所定の速度に達するまで徐々に速度が大きく(スローア
ップ)なるように制御することとされている。そして、
所望の記録を施した後に今度は逆に前記駆動モータ10
の速度を徐々に小さく(スローダウン)して、駆動モー
タ10を停止し、前記テープ切断機構35により前記テ
ープ状記録媒体6を切断するようにされている。
【0048】なお、前述の説明においては、前記駆動モ
ータ10を数ステップだけ逆回転させた後に、この駆動
モータ10を一旦数ステップだけ正回転させて前記テー
プ状記録媒体6をもとの記録開始位置まで搬送し、その
後スローアップするようにされているが、この数ステッ
プ分の前記駆動モータ10の駆動を省略して、前記テー
プ状記録媒体6を逆搬送した後、直ちに前記駆動モータ
10のスローアップによる記録方向への搬送を開始する
ように制御してもよい。
【0049】また、前記テープ状記録媒体6を前記テー
プ走行機構81により駆動モータ10の数ステップ分の
搬送量だけ記録方向と反対方向へ搬送し、つぎに記録方
向へ搬送する制御を複数回繰り返すようにしてもよい。
【0050】さらに、図7における説明では、前記駆動
モータ10の逆回転によるテープ状記録媒体6の記録方
向と反対方向への搬送を記録開始前に行なうようにされ
ているが、これを記録開始前ではなく前記テープ状記録
媒体6を切断した後に、その都度行なうようにしてもよ
い。
【0051】一方、前記記録制御部51は、記録動作の
途中で光センサ90が終端マーカMを検出した場合に、
記録動作を中断し、終端マーカMが記録位置(サーマル
ヘッド21とプラテンローラ60との当接位置)を越え
るようにテープ状記録媒体6を走行させた後に、中断し
た記録動作を最初から行うようにサーマルヘッド21お
よびテープ走行機構81を制御するようになっている。
【0052】つぎに、本実施形態のテープ記録装置1に
用いるテープカセットについて図8および図9により説
明する。
【0053】図8は本発明に係るテープ記録装置1の実
施形態に用いられるテープカセットの要部を示す平面図
であり、上蓋ケースの大部分を取り除いて示している。
図9はプラテンローラ側からみた左側面図である。
【0054】図8および図9に示すように、本実施形態
のテープカセット7は、上下1対とされた上蓋ケース5
2と下蓋ケース53とからなる平面略矩形のカセット本
体54を有している。このカセット本体54の図8にお
いて上方に示す内部には、テープリール55が回転可能
に支持されている。
【0055】前記テープリール55は、図9に示すよう
に、円筒形状に形成された装着基部56を有しており、
この装着基部56の外周面の両端部近傍には、相互に平
行に延在する平面円形のフランジ部57が装着基部56
の軸心方向に対して直交するようにして形成されてい
る。そして、フランジ57間に位置する装着基部56の
外周面にテープ状記録媒体6が巻回されるようになって
いる。
【0056】前記カセット本体54の側面のうち、図8
において左方に示す左側面の下方側には、テープ状記録
媒体6の一端(自由端)側をカセット本体54の内部か
ら外部にむかって排出するためのテープ出口58が開設
されている。
【0057】前記テープ出口58の図8において上方に
示す長手方向一端側の近傍には、テープ状記憶媒体7を
案内するテープガイド59が配設されており、図8にお
いて下方に示す長手方向他端側には、テープ走行機構8
1の一部を構成する回転自在に支持されたプラテンロー
ラ60がその外周面の一部をテープ出口58から外部に
突出するようにして配設されている。
【0058】前記テープガイド59は、図9に示すよう
に、円筒形状に形成された基部61を有しており、この
基部61の外周面の両端縁には、相互に平行に延在する
平面円形のフランジ体62が基部61の軸心方向に対し
て直交するようにして形成されている。そして、フラン
ジ体62間に位置する基部61の外周面がテープ状記録
媒体6と当接してテープ状記録媒体6の案内となるよう
にされている。このテープガイド59は、カセット本体
54に回転自在に支持するようにしてもよく、特に、本
実施形態の構成に限定されるものではない。また、本実
施形態のテープガイド59は、テープ状記憶媒体6のテ
ープ幅に応じてフランジ体62間の距離の異なるものが
必要に応じて交換可能とされている。つまり、テープガ
イド59を交換することにより、1つのテープカセット
7でテープ幅の異なる多種類のテープ状記憶媒体6と対
応し得るように構成されている。
【0059】前記プラテンローラ60は、少なくとも外
周面がゴム等のゴム様弾性体により形成されたゴムロー
ラとされており、カセット装着状態において、前記テー
プ記録装置1のサーマルヘッド21がテープ状記録媒体
6を介して当接し得るようになっている。このサーマル
ヘッド21とプラテンローラ60との当接部位が記録位
置とされている。そして、プラテンローラ60の下部に
は、プラテンローラ60を回転駆動させるためのプラテ
ン駆動ギア63がプラテンローラ60と一体的に回転す
るように、プラテンローラ60に同軸に取着されてお
り、このプラテン駆動ギア63は、テープ走行機構81
の一部を構成するものであり、カセット装着状態におい
て、前記テープ記録装置1に配設された駆動力伝達機構
16の一部を構成する出力ギア15と接続(噛合)可能
とされている。
【0060】そして、テープリール55の外周面に巻回
されたテープ状記録媒体6の一端(自由端)は、テープ
ガイド59を経由してテープ出口58から外部に引き出
され、テープ出口58から外部に突出しているプラテン
ローラ60の外周面上を通過する図8において矢印Cに
て示すテープ走行方向に沿って導出されるようになって
いる。
【0061】前記カセット本体54の下蓋ケース53の
略中央部の下面には、略馬蹄形状に形成された弾性を有
する突起体64がカセット本体54の下面側に露出する
ようにして設けられている。この突起体64は、カセッ
ト装着状態において、テープ記録装置1の係合突起34
の外周面に嵌合され、カセット装着部5に装着したテー
プカセット7の位置決めと、カセット装着部5に対する
テープカセット7の装着終了を操作人に体感させるクリ
ック感を付与するように構成されている。
【0062】前記カセット本体54の下蓋ケース53の
図8において上部左方に示す角部には、カム面65が凹
設されている。このカム面65は、ヘッド駆動機構80
を動作させる駆動源となるものであり、テープカセット
7をテープ記録装置1のカセット装着部5に押し込むに
したがって、テープ記録装置1のカムフォロア27を図
2において左方に移動にさせるように形成されている。
【0063】前記カセット本体54の側面のうち、図8
において左方に示す左側面の下端近傍には、テープ状記
録媒体6の切断時に前記テープ切断機構35の進行を受
け止める受部材66が前記テープ切断機構35の移動方
向に対向する位置に配設されている。この受部材66
は、前述のごとく前記切断刃38の刃先を受け止める切
断用受部66aと前記剥離部材39の先端部を受け止め
る剥離用受部66bとを有している。そして、前記切断
用受部66aは平面状に形成されており、前記剥離用受
部66bは前記剥離部材39の先端部の形状と補形をな
す形状の曲面に形成されている。これにより、前記剥離
部材39が前記カッターレバー37の操作に伴って移動
されて、前記テープ状記録媒体6を介して前記受部材6
6の剥離用受部66bに当接すると、前記テープ状記録
媒体6が剥離用受部66bの曲面にならって所望の角度
に曲げられることとなる。これと同時に、前記切断刃3
8が前記テープ状記録媒体6に当接し切断すると、後述
する前記テープ状記録媒体6の接着材層69と剥離紙7
0の弾性力の相違により、切断端面から前記剥離紙70
が剥離されるようになっている。
【0064】なお、前記受部材66を硬質ゴム等により
形成し、カセット本体54に別途に取着する構成として
もよい。また、前記剥離用受部66bの凹部の曲率は前
記剥離部材39の先端部の曲率と全く同一とする必要は
なく、その凹部の深さも任意であり、前記テープ状記録
媒体6の剥離紙70を剥離させるのに最適と考えられる
構成とすればよい。さらに、前記剥離用受部66bを前
記剥離部材39の先端部の曲率よりも大きい曲率を有す
る凹部に形成し、この凹部に前記剥離部材39の先端部
による押圧動作に伴って曲面状に変形する弾性体を敷き
詰めるような構成としてもよい。
【0065】前記カセット本体54の上面および下面の
図8において下方に示す手前側には、カセット装着時に
操作人が指で摘むための平面略半円形状の操作用凹部6
7が凹設されている(図1参照)。
【0066】また、カセット本体54の図8において右
方に示す右側壁には、カセット装着状態において、カセ
ット装着部5に装着されたテープカセット7の内部に収
納されているテープ状記録媒体6の後述する終端マーカ
Mを検出し得るように、検出孔91cが形成されてい
る。
【0067】つぎに、本実施形態のテープカセットに用
いるテープ状記録媒体6について図10から図12によ
り説明する。
【0068】図10は本実施形態に用いられるテープカ
セットの内部に収納されるテープ状記録媒体6を示す斜
視図であり、図11はテープ状記録媒体6の巻回状態を
説明する説明図であり、図12はテープ状記録媒体6の
終端近傍を示す説明図である。
【0069】図10に示すように、本実施形態のテープ
状記録媒体6は、記録媒体として熱を付与することによ
り発色する連続体状の長尺の感熱紙68の一方の面に、
適宜な粘着材からなる粘着材層69が形成されており、
この粘着材層69の表面には、剥離紙70が貼付されて
いる。そして、通常このようなテープ状記録媒体6は、
切断された端面を所望の角度に曲げられると剥離紙70
が粘着材層69から剥離し易いような材質のものにより
構成されている。
【0070】図11に示すように、テープ状記録媒体6
は、感熱紙68を外側に向けて巻回されるようになって
おり、図12に示すように、テープ状記録媒体6の終端
E(テープリール55側に位置する巻回状態における内
周側端部)の感熱紙68の表面には、テープ切断機構3
5による切断予定領域内に位置する1記録範囲以上の最
終記録領域PAを残すようにして前記光センサ90によ
り検出可能とされた終端マーカMが設けられている。
【0071】なお、テープ状記録媒体6に、テープ状記
録媒体6の終端Eが近いことを操作人に認識させるため
のメッセージあるいはエンドマークからなる終端表示部
(図示せず)を印刷などにより合わせて設けてもよい。
【0072】また、前記テープ状記録媒体6のうち前記
記録媒体としての感熱紙68にかえて樹脂フィルム等を
使用してもよい。
【0073】つぎに、本実施形態のテープ記録装置1を
搭載したVTRを図13により説明する。
【0074】図13は本発明に係るテープ記録装置1を
搭載したVTRのカセット装着状態を示す斜視図であ
る。
【0075】図13に示すように、本実施形態のVTR
72においては、装置本体72aの操作側となる直立し
ている装置前面73に、図示しないビデオカセットが装
着されるビデオカセット挿入口74が開設されており、
このビデオカセット挿入口74の右方に位置させるよう
にして前述したテープ記録装置1が配設されている。こ
の装置前面73には、テープ記録装置1に対する記録情
報を手動入力可能とする操作部48を兼ねるとともにV
TRとしての各種の操作を行うための操作部75と、テ
ープ記録装置1に対して入力された記録情報を表示する
表示部49を兼ねるとともにVTR自体の操作状態や時
刻等の表示を行うための表示部76とが配設されてい
る。そして、VTR72の内部には、図13において想
像線にて示すように、少なくともテープ記録装置1に対
する記録情報を記憶する記録情報記憶部50と、記録情
報に基づいてサーマルヘッドに配設された発熱素子を選
択的に発熱させるとともにテープ走行機構81を制御す
る記録制御部51とを有するとともにVTR自体の制
御、つまりテレビ映像信号や音声信号を磁気、光学、そ
の他のディスク上に記録する制御を行う図示しないCP
U、メモリなどからなる制御部77が配設されている。
【0076】また、本実施形態のVTR72において
は、例えばテレビの電波の空き帯域を用いて音声および
映像と同時に送られてくるタイトル等の放送内容の情報
を受信して、この情報に基づいて録画中の放送内容をテ
ープ記録装置1によりテープ状記録媒体6に直ちに記録
し得るように構成されている。
【0077】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の作用について説明する。
【0078】まず、本実施形態のテープ記録装置1の作
用を図1から図16により説明する。
【0079】図14はカセット装着状態を示す説明図で
ある。
【0080】本実施形態のテープ記録装置1において
は、図1において矢印Aにて示すように、テープカセッ
ト7の操作用凹部67を手前側にしてテープ記録装置1
の前面3に開設されているカセット挿入口4へテープカ
セット7の側面を人手により押し込むことによりテープ
カセット7のテープ記録装置1に対する装着が開始され
る。このとき、テープカセット7の内部に収納されてい
るテープ状記録媒体6は、図8に想像線にて示すよう
に、その先端(自由端)がテープガイド59を経由して
テープ出口58から外部に引き出され、テープ出口58
から外部に突出しているプラテンローラ60の外周面上
を通過するようにされる。
【0081】そして、テープカセット7の装着が開始さ
れると、テープカセット7は、カセット挿入口4を介し
てテープ装着部5である内ケース8の内部に徐々に押し
込まれる。このとき、テープカセット7の左右の側面
は、内ケース8の左側板44および右側板45により左
右方向の移動位置が拘束されながら案内され、テープカ
セット7の下面は内ケース8の底板43に支持されなが
ら案内されるので、テープカセット7は、カセット挿入
口4を介してテープ装着部5である内ケース8の内部に
テープ記録装置1の前面3から確実に押し込むことがで
きる。
【0082】つぎに、テープカセット7の内ケース8の
内部に対する装着(押し込み)が進行すると、図2に示
すヘッドレバー駆動アーム23のサブアーム26の先端
部の上面に配設されているヘッド駆動機構80の一部を
構成するカムフォロア27に、図8に示すテープカセッ
ト7のカム面65が当接し、テープカセット7の装着動
作のさらなる進行に伴って、カムフォロア27を図2に
おいて左方に徐々に移動させる。
【0083】そして、テープカセット7の装着の進行に
伴うカムフォロア27の左方への移動により、ヘッド駆
動機構80の一部を構成するヘッドレバー駆動アーム2
3は、ヘッドレバー駆動アーム23を図2および図5に
おいて常に反時計方向へ付勢している付勢ばね32の付
勢力に抗して回転支軸24を中心として図2および図5
において時計方向に回動する。このヘッドレバー駆動ア
ーム23の時計方向への回動動作に伴って、ねじりコイ
ルばね29が図2および図5において時計方向へ回動
し、ねじりコイルばね29の図2および図5において下
方に示す一端は、ヘッドレバー18の後アーム20の先
端を図2および図5において左方に移動させる。このね
じりコイルばね29による後アーム20の先端の左方へ
の移動に伴って、ヘッドレバー18は、支軸17を中心
として図2および図5において反時計方向へ回動し、ヘ
ッドレバー18の前アーム19の自由端側の側面に配設
されているサーマルヘッド21を、テープ状記憶媒体6
を介して図8に示すテープカセット7のテープ出口58
に配設されているプラテンローラ60の外部に突出して
いる外周面に当接される。
【0084】すなわち、ヘッド駆動機構80は、テープ
カセット7の装着動作の進行に伴って(連動して)、カ
ム面65により、サーマルヘッド21をテープ状記憶媒
体6を介してプラテンローラ60の外周面に当接するよ
うに動作する。
【0085】なお、ヘッド駆動機構80は、テープカセ
ット7をカセット装着部5から取出す場合には、付勢ば
ね32の付勢力により、サーマルヘッド21をプラテン
ローラ60の外周面から離間するように動作する。
【0086】また、サーマルヘッド21は、ねじりコイ
ルばね29の付勢力をもってテープ状記憶媒体6を介し
てプラテンローラ60に当接させることができるので、
サーマルヘッド21とプラテンローラ60との圧接力を
常に記録に好適な適正値に保持させることができるの
で、常に高い記録品質を得ることができる。
【0087】そして、テープカセット7の装着は、テー
プカセット7のカセット本体54の下面側に露出するよ
うにして設けられている突起体64が、記録装置1の本
体2の底面9に立設されている係合突起34と係合する
とともに、テープカセット7のプラテンローラと同軸状
に配設されているプラテン駆動ギア63がテープ記録装
置1の本体2の底面9に配設されている駆動力伝達機構
16およびテープ走行機構81の一部を構成する出力ギ
ア15と接続することにより完了する。
【0088】すなわち、駆動力伝達機構16およびテー
プ走行機構81は、テープカセット7の装着動作の進行
に伴って、駆動力伝達機構16およびテープ走行機構8
1の一部を構成する出力ギア15がプラテン駆動ギア6
3に接続され、駆動モータ10の駆動力がテープカセッ
ト7のプラテン駆動ギア63と一体回転するプラテンロ
ーラ60に確実に伝達可能とされている。
【0089】また、テープカセット7の装着完了時に、
略馬蹄形状に形成された弾性を有する突起体64がテー
プ記録装置1の係合突起34の外周面に嵌合されること
により、カセット装着部5に装着したテープカセット7
の最終的な位置決めと、カセット装着部5に対するテー
プカセット7の装着終了とがクリック感として操作人に
確実に体感させることができるので、カセット装着部5
に対するテープカセット7の装着を確実に行わせること
ができる。このテープカセット7のテープ記録装置1の
カセット装着部5である内ケース8の内部に対する装着
が終了したカセット装着状態を図14に示す。
【0090】さらにまた、本実施形態においては、サー
マルヘッド21がテープ状記憶媒体6を介してプラテン
ローラ60に当接するタイミングは、テープカセット7
の装着完了の直前、プラテンローラ60と同軸状に配設
されているプラテン駆動ギア63が、テープ記録装置1
の本体2の底面9に配設されている出力ギア15と接続
する直前とされている。このような構成とすることによ
り、サーマルヘッド21がテープ状記憶媒体6を介して
プラテンローラ60に当接した状態でテープカセット7
が内ケース8の内部にさらに押し込まれることになり、
プラテンローラ60は、サーマルヘッド21との当接力
により、図8において反時計方向に回転しながら押し込
まれ、プラテンローラ60の回転に伴ってプラテン駆動
ギア63が回転しながら出力ギア15に接続(噛合)す
ることになり、カセット装着時に、プラテン駆動ギア6
3と出力ギア15とのそれぞれの歯先(図示せず)どう
しがぶつかることによる損傷を確実に防止し、プラテン
駆動ギア63および出力ギア15の寿命の低下を確実に
防止するとともに、テープカセット7のテープ記録装置
1のカセット装着部5である内ケース8の内部に対する
装着を確実に円滑にし、操作性を確実に向上させること
ができる。
【0091】つぎに、カセット装着状態において、記録
動作が開始されると、まず、記録制御部51の制御指令
により、テープ走行機構81の駆動モータ10を記録時
と反対方向に数ステップ駆動し、この駆動モータ10の
駆動力が駆動力伝達機構16を介してプラテン駆動ギア
63に伝達されると、プラテン駆動ギア63とともにプ
ラテンローラ60が一体回転し、前記テープ状記録媒体
6を図14に矢印Cにて示す記録方向と反対の方向にわ
ずかに搬送する。このテープ状記録媒体6の逆搬送によ
り、前記テープ状記録媒体6の粘着材層69や剥離紙7
0が前記テープ切断機構35の受部材66に接着してい
たり、切断刃38による受部材66の切り口に挟まって
いたりしたとしてもこれを解除できることとなる。そし
て、このテープ状記録媒体6の数ステップ程度の逆搬送
の後、前記テープ状記録媒体6を先の記録開始位置まで
戻すために前記駆動モータ10を正方向へ数ステップ駆
動する。これらの駆動モータ10の数ステップに相当す
る搬送量だけ前記テープ状記録媒体6を正・逆方向へ搬
送する動作は、1回または複数回繰り返される。
【0092】また、これらの動作は、本実施形態におい
ては記録開始前に行なわれるようにされているが、これ
を後述するテープ切断機構35によるテープ状記録媒体
6の切断直後に行なって、次の記録の際には、すでに前
記テープ状記録媒体6の粘着材層69あるいは剥離紙7
0が前記受部材66の切り口等からはずされているよう
にしてもよい。
【0093】つぎに、前記記録制御部51の制御指令に
より、前記テープ走行機構81の駆動モータ10を正方
向へ回転するように駆動し、この駆動モータ10の駆動
力が駆動力伝達機構16を介してプラテン駆動ギア63
に伝達されると、プラテン駆動ギア63とともにプラテ
ンローラ60が一体回転し、サーマルヘッド21とプラ
テンローラ60との間に挟持されているテープ状記録媒
体6は、図14に矢印Cにて示すテープ走行方向に繰り
出される。そして、テープ状記録媒体6の走行ととも
に、記録情報記憶部50に予め記憶された図示しない記
録情報に基づいて、記録制御部51の制御指令によりサ
ーマルヘッド21の複数の発熱素子(図示せず)が選択
的に発熱され、サーマルヘッド21に当接しているテー
プ状記録媒体6の感熱紙68が発色してテープ状記録媒
体6に所望の文字等の記録が施される。その後、テープ
状記録媒体6がテープカセット7から所定の長さ、本実
施形態においては図示しないビデオカセットに貼り付け
る長さだけ繰り出されることにより記録動作が終了す
る。
【0094】ついで、テープカセット7から繰り出され
た記録の施されたテープ状記録媒体6は、テープ切断機
構35のカッターレバー37を図2において時計方向に
回動操作することにより、テープ状記録媒体6の長手方
向と直交する方向に切断される。このときの作用を図1
5乃至図17により詳細に説明すると、図15はカッタ
ーレバー37を操作する前における切断刃38および剥
離部材39とテープカセット7との位置関係を説明した
図であり、図16は前記カッターレバー37を操作した
後における切断刃38および剥離部材39の動作とこの
ときのテープ状記録媒体6の状態を示した図であり、図
17は切断刃38により切断されるとともに剥離部材3
9により所望の角度に曲げられた後のテープ状記録媒体
6の状態を示した図である。
【0095】そして、前記カッターレバー37の操作ア
ーム41を図示しないばねの付勢力に抗して図2におい
て時計方向に回動する操作をすると、このカッターレバ
ー37の回動中心と同軸に形成された前記ギア部42も
図2において時計方向に回動し、この回動に伴って前記
ギア部42と噛合する前記カッター駆動ギア40が図2
において右方向に直線的に摺動すると、このカッター駆
動ギア40を取着している前記切断基体36が図2にお
いて右方向に図示しないレールに沿って摺動する。これ
により前記切断基体36の図2における右側面に配設さ
れた前記切断刃38と前記剥離部材39とが、図15お
よび図16に示すように、前記テープ状記録媒体6を介
して前記テープカセット7の受部材66に向かって移動
し、前記剥離部材39が前記切断刃38よりも先に前記
テープ状記録媒体6に当接すると、そのままこのテープ
状記録媒体6を前記受部材66に形成した剥離用凹部6
6aに誘導してその底面に当接し、前記テープ状記録媒
体6を所望の角度に曲るように押圧する。この前記テー
プ状記録媒体6を所望の角度に押圧する動作と同時に、
前記切断刃38が前記テープ状記録媒体6を所望の位置
で切断することにより、切断後において前記テープ状記
録媒体6を所望の角度に曲げることとなり、図17に示
すように、テープ状記録媒体6の接着材層69から確実
に剥離紙70が剥離することとなる。
【0096】以下、記録動作毎に、テープカセット7か
らテープ状記録媒体6が順次繰り出され、テープカセッ
ト7から繰り出されるテープ状記録媒体6が終端に近ず
くと、記録動作中に検出手段としての光センサ90によ
り、テープ状記録媒体6の終端E側にテープ切断機構3
5による切断予定領域内に位置する1記録範囲以上の最
終記録領域PAを残すようにして設けられた終端マーカ
Mが検出されることになる。
【0097】そして、記録動作中に終端マーカMが検出
されると、記録制御部51は、サーマルヘッド21に対
する通電を停止して記録動作を中断し、終端マーカMが
記録位置を越えるようにテープ走行機構81を駆動して
テープ状記録媒体6を走行させた後に、終端マーカMよ
り終端E側に設けられたテープ状記録媒体6の残った切
断予定領域内に位置する1記録範囲以上の最終記録領域
PA内に、中断した記録動作の記録情報(記録データ)
を記録情報記憶部50から取り出してサーマルヘッド2
1に対する通電を最初から再開し、中断した記録動作を
最初から行うようにサーマルヘッド21およびテープ走
行機構81を制御する。
【0098】これにより、記録動作の途中でテープ状記
録媒体6の終端Eが記録位置に到達して、記録が中途半
端になるという、いわゆる記録の尻切れ蜻蛉を確実に防
止することができるとともに、途中でテープ状記録媒体
6が終端Eに達した場合に、テープカセット7を新しい
ものと交換した後に記録情報を再入力して記録しなけれ
ばならないという不都合を確実に防止することができる
ので、テープ状記録媒体6の有効利用と使い勝手を向上
させることができる。
【0099】そして、テープ状記録媒体6の終端Eがテ
ープカセット7から外部に送出されると、テープカセッ
ト7は、図1において矢印Bにて示すように、テープカ
セット7の操作用凹部67を手前側に引き抜くことによ
り取出され、新しいテープカセット7が装着される。
【0100】なお、テープカセット7の上蓋ケース52
と下蓋ケース53とを着脱自在とし、テープ状記録媒体
6が消費された場合に、テープリール55へ新しいテー
プ状記録媒体6を巻回したり、あるいは、新しいテープ
状記録媒体6が巻回されたテープリール55と交換可能
な構成とすることにより、テープカセット7を交換する
場合に比較して、手間は係るものの、経済的負担を確実
に低減することができる。
【0101】また、本実施形態のテープ記録装置1によ
れば、テープカセット7は、その側面が本体2の前面3
と対向するようにして本体2の前面3側から着脱可能と
されているので、テープ記録装置1の前面3の高さが低
い薄型のものとすることができるとともに、少ない操作
スペースでテープカセット7の着脱を行うことができ、
例えばラック等の内部にテープ記録装置1を収納した状
態でも容易にテープカセット7のテープ記録装置1への
着脱を行うことができる。
【0102】さらにまた、本実施形態のテープ記録装置
1は、テープカセット7のテープ記録装置1への着脱を
前面3から行うことができるので、図13に示すよう
に、VTR72に搭載した場合に、装置前面73にテー
プ記録装置1のカセット挿入口4を配設するとともに、
この装置前面73に、テープ記録装置1に対する記録情
報を手動入力可能とする操作部48を兼ねるとともにV
TR72自身としての各種の操作を行うための操作部7
5と、テープ記録装置1に対して入力された記録情報を
表示する表示部49を兼ねるとともにVTR72自体の
操作状態や時刻等の表示を行うための表示部76とを配
設することができるので、VTR72の直立している装
置前面73の面積があまり大きくならず、VTR72を
ラック等の内部に収納した状態でも容易にテープカセッ
ト7のテープ記録装置1への着脱を装置前面73から行
うことができる。
【0103】したがって、本実施形態のテープ記録装置
1は、テープカセット7の脱着時の操作スペースが少な
くてすみ、TV、VTR等の多種多様の機器への一体化
に好適なものでもある。
【0104】また、前記テープ切断機構35の切断刃3
8により前記テープ状記録媒体6を切断した後、または
その切断前後にわたり、前記剥離部材39が前記テープ
状記録媒体6を介して剥離部材39の先端部の形状と補
形をなす形状の曲面をなす剥離用受部66bに押圧する
ことにより、前記テープ状記録媒体6の切断端部をより
確実に所望の角度に曲げることができ、切断後にピンセ
ット等の道具を使用せずとも、前記テープ状記録媒体6
の接着材層69から剥離紙70を簡単に剥離することが
できる。
【0105】さらに、本実施形態によれば、記録制御部
51がテープ状記録媒体6への記録開始前あるいは切断
後にこのテープ状記録媒体6を記録方向と反対方向へ搬
送するため、受部材66に接着している粘着材層69や
切り口に入り込んだ剥離紙70を確実かつ容易にはずす
ことができ、前記テープ状記録媒体6を正常に搬送する
ことができる。
【0106】また、前記記録制御部51が、映像信号や
音声信号をディスクに記録する制御と、前記テープ記録
装置における記録ヘッドによる記録開始前に、一旦テー
プ走行機構を記録時と反対方向に駆動してテープ状記録
媒体を記録方向と反対方向に搬送する制御との両方の制
御を行なうようにされているため、VTRの大型化を抑
制できる。
【0107】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように本発明のテープ記録
装置によれば、テープ状記録媒体を確実かつ正常に搬送
することができるし、さらに、テープ記録装置を内蔵し
たビデオカセットテープレコーダによれば、大型化する
のを抑制しつつテープ状記録媒体を確実かつ正常に搬送
することができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープ記録装置の一実施形態の全
体構成を示す斜視図
【図2】本発明に係るテープ記録装置の一実施形態の要
部を詳示する一部切断平面図
【図3】図2の一部を省略した要部の正面図
【図4】図2の一部を省略した要部の内部構成を示す左
側面図
【図5】本発明に係るテープ記録装置の一実施形態の一
部を省略した要部の内部構成を示す平面図
【図6】本実施形態のテープ記録装置の他の実施形態を
示す図1と同様の図
【図7】本発明に係るテープ記録装置の記録動作の一部
を示す流れ図
【図8】本発明に係るテープ記録装置に用いられるテー
プカセットの一実施形態の要部を上蓋ケースの大部分を
取り除いて示す平面図
【図9】図8のプラテンローラ側からみた左側面図
【図10】本発明に係るテープ記録装置に用いられるテ
ープカセットの内部に収納されるテープ状記録媒体の一
実施形態を示す斜視図
【図11】本発明に係るテープ記録装置に用いられるテ
ープカセットの内部に収納されるテープ状記録媒体の巻
回状態を説明する説明図
【図12】本発明に係るテープ記録装置に用いられるテ
ープカセットの内部に収納されるテープ状記録媒体の終
端近傍を示す説明図
【図13】本発明に係るテープ記録装置を搭載したVT
Rのカセット装着状態を示す斜視図
【図14】本発明に係るテープ記録装置の一実施形態の
カセット装着状態を示す図5と同様の図
【図15】本発明に係るテープ記録装置に用いられる切
断機構の操作前における切断刃および剥離部材の動作に
関する要部説明図
【図16】本発明に係るテープ記録装置に用いられる切
断機構の操作時における切断刃および剥離部材の動作に
関する要部説明図
【図17】図10において示すテープ状記録媒体の切断
機構によって切断された後の剥離状態を示す一部省略斜
視図
【図18】従来のテープ記録装置の切断機構によるテー
プ状記録媒体の(a)切断前、(b)切断中、(c)切
断後の状態を示す説明図
【符号の説明】
1 テープ記録装置 2 本体 3 前面 4 カセット挿入口 5 カセット装着部 6 テープ状記録媒体 7 テープカセット 16 駆動力伝達機構 21 (記録ヘッドとしての)サーマルヘッド 35 テープ切断機構 37 カッターレバー 38 切断刃 39 剥離部材 50 記録情報記憶部 51 記録制御部 60 プラテンローラ 63 プラテン駆動ギア 66 受部材 66a 切断用受部 66b 剥離用受部 80 ヘッド駆動機構 81 テープ走行機構 90 (検出手段としての)光センサ A カセット装着方向 B カセット取出方向 C テープ走行方向 E (テープ状記録媒体の)終端 M 終端マーカ PA (テープ状記録媒体の終端側に設けられた)最終
記録領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に記録が施される記録媒体の裏面に
    粘着材層を形成しこの粘着材層の表面に剥離紙を貼着し
    てなる長尺のテープ状記録媒体をテープ走行機構により
    搬送しつつ所望の記録データに基づいて記録ヘッドによ
    り記録を施し、この記録ヘッドによる記録後に切断機構
    により前記テープ状記録媒体を切断するテープ記録装置
    であって、前記記録ヘッドによる記録開始前に、前記テ
    ープ走行機構を記録時と反対方向に駆動して前記テープ
    状記録媒体を記録方向と反対方向に搬送する制御手段を
    有することを特徴とするテープ記録装置。
  2. 【請求項2】 表面に記録が施される記録媒体の裏面に
    粘着材層を形成しこの粘着材層の表面に剥離紙を貼着し
    てなる長尺のテープ状記録媒体をテープ走行機構により
    搬送しつつ所望の記録データに基づいて記録ヘッドによ
    り記録を施し、この記録ヘッドによる記録後に切断機構
    により前記テープ状記録媒体を切断するテープ記録装置
    であって、記録後の前記テープ状記録媒体を前記切断機
    構により切断した後に、前記テープ走行機構を記録時と
    反対方向に駆動して前記テープ状記録媒体を記録方向と
    反対方向に搬送する制御手段を有することを特徴とする
    テープ記録装置。
  3. 【請求項3】 テレビ映像信号や音声信号を磁気テープ
    上に記録するように制御する制御手段を有するビデオカ
    セットテープレコーダであって、請求項1または請求項
    2に記載のテープ状記録媒体をテープ走行機構により搬
    送しつつ所望の記録データに基づいて記録ヘッドにより
    記録を施した後に切断機構により前記テープ状記録媒体
    を切断するテープ記録装置を配設するとともに、前記制
    御手段が前記記録ヘッドによる記録開始前に、前記テー
    プ走行機構を記録時と反対方向に駆動して前記テープ状
    記録媒体を記録方向と反対方向に搬送する制御をも行な
    うことを特徴とするビデオカセットテープレコーダ。
  4. 【請求項4】 テレビ映像信号や音声信号を磁気テープ
    上に記録するように制御する制御手段を有するビデオカ
    セットテープレコーダであって、請求項1または請求項
    2に記載のテープ状記録媒体をテープ走行機構により搬
    送しつつ所望の記録データに基づいて記録ヘッドにより
    記録を施した後に前記テープ状記録媒体を切断機構によ
    り切断するテープ記録装置を配設するとともに、前記制
    御手段が前記切断機構により記録後の前記テープ状記録
    媒体を切断した後に、前記テープ走行機構を記録時と反
    対方向に駆動して前記テープ状記録媒体を記録方向と反
    対方向に搬送する制御をも行なうことを特徴とするビデ
    オカセットテープレコーダ。
JP30167295A 1995-11-20 1995-11-20 テープ記録装置およびこれを内蔵したビデオカセットテープレコーダ Withdrawn JPH09141951A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100119284A1 (en) * 2007-04-05 2010-05-13 Dymo Tape printing apparatus
JP2011121140A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Seiko Epson Corp カット装置及びこれを備えたテープ印刷装置
JP2011245758A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Brother Industries Ltd テープカートリッジ、ラベル作成装置、ラベル作成装置体
US8864300B2 (en) 2010-05-27 2014-10-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Label producing apparatus and tape cartridge

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