JPH08300739A - テープ印字装置 - Google Patents

テープ印字装置

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JPH08300739A
JPH08300739A JP10963295A JP10963295A JPH08300739A JP H08300739 A JPH08300739 A JP H08300739A JP 10963295 A JP10963295 A JP 10963295A JP 10963295 A JP10963295 A JP 10963295A JP H08300739 A JPH08300739 A JP H08300739A
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JP
Japan
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tape
recording medium
shaped recording
cutting
cassette
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Application number
JP10963295A
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English (en)
Inventor
Masahiko Mori
雅彦 森
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープ状記録媒体から剥離紙を容易に剥離で
きるようにするテープ印字装置を提供すること。 【構成】 印字後のテープ状記録媒体6に対して進退可
能な切断基体36を配設し、この切断基体36の一側面
から前記テープ状記録媒体6を切断する切断刃38と、
少なくともこの切断刃38による切断時以後に前記テー
プ状記録媒体6を所望の角度に曲げるように押圧する剥
離部材39とを延出する前記切断機構35を有するとと
もに、この切断機構35の動作時に前記テープ状記録媒
体6を介して前記切断刃38の刃先を受け止める切断用
受部66aと、前記テープ状記録媒体6を介して前記剥
離部材39の先端面を嵌入させて前記剥離部材39の押
圧動作を受け止める剥離用受部66bとを形成した受部
材66を有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着面を剥離紙により
被覆してなるラベル等のテープ状記録媒体に比較的簡単
な文字、図形、記号等を印字するテープ印字装置に関
し、特に、印字後に前記テープ状記録媒体から前記剥離
紙を容易に剥がせるように切断する切断機構を有するテ
ープ印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば感熱紙あるいは樹脂フィル
ム等からなるラベルと称されるテープ状記録媒体に、名
称等の比較的簡単な文字、記号、図形等を印字すること
のできるテープ印字装置が提案されている。
【0003】このような従来からあるテープ印字装置と
しては、例えば特開平5−185707号公報に記載さ
れているように、文字、記号、図形等を入力するための
文字入力キー、印字キー、各種のファンクションキー等
が設けられた操作部、入力された文字等を表示するため
の液晶素子等からなる表示部およびテープ状記録媒体を
内部に収納したテープカセットを収納するカセット収納
部を具備しており、入力された印字データに基づいて、
サーマルヘッド等の印字ヘッドを用いてテープ状記録媒
体を走行させながらテープ記録媒体に印字を施すように
構成されている。
【0004】そして、印字の終了したテープ状記録媒体
は、テープ印字装置の外部に送出され、操作者により切
断されることにより、所望の文字、記号、図形等を印字
した記録媒体が得られるようにされている。この印字が
終了して切断されたテープ状記録媒体は、ビデオカセッ
トの背部あるいは表面に貼着されビデオカセットのイン
デックス等として用いられている。
【0005】このようなテープ印字装置に用いられるテ
ープ状記録媒体は、記録媒体が感熱紙の場合は単独でケ
ースの内部に収納されてテープカセットとされ、記録媒
体が樹脂フィルム等のそれ自身が発色しない場合にはイ
ンクリボンとともにケースの内部に収納されてテープカ
セットとされ、使用に供する分(長さ)だけテープカセ
ット内から繰り出されて印字されるものであり、このテ
ープカセットは、テープ印字装置の印字部に設けられた
カセット収納部に装着されて使用されるものである。
【0006】また、従来のテープ状記録媒体は、表面に
印字が施される長尺の記録媒体と、この記録媒体の印字
が施される印字面と反対側に位置する裏面に塗布された
粘着剤からなる粘着剤層を介して貼着された剥離紙とか
ら構成されている。
【0007】さらに、印字が施されたテープ状記録媒体
は、印字領域を含むようにして、所定の長さ、例えばビ
デオカセットのラベルとして用いる場合には、ビデオカ
セットに貼り付ける長さでテープ切断機構により切断さ
れれた後、剥離紙が粘着剤層から剥がされて、ビデオカ
セットの背面等の所定の位置に貼り付けられるようにな
っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のテープ印字装置においては、前記テープ状記録
媒体から剥離紙を容易に剥がせるようにする機構が、特
に設けられていないため、テープ状記録媒体の種類によ
っては非常に剥がしにくく、ピンセット等の道具を用い
る必要もあるなど、煩雑な作業となってしまうという問
題があった。
【0009】また、このようなテープ状記録媒体を剥が
すには、前記テープ状記録媒体の端部をある角度で曲げ
ると、その端部から前記剥離紙が剥がれるため剥がし易
くなるという経験がある。しかし、この場合も前記テー
プ状記録媒体の端部をあまり鋭角に曲げすぎると、テー
プ状記録媒体によってはシワが入って外観を損ねてしま
い、すべてのユーザに対してこの作業を行なわしめるの
には無理があった。
【0010】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、テープ状記録媒体から剥離紙を容易に剥離でき
るようにするテープ印字装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の本発明のテープ印字装置は、表面
に印字が施される記録媒体の裏面に粘着剤層を形成しこ
の粘着剤層の表面に剥離紙を貼着してなる長尺のテープ
状記録媒体に対して所望の印字データに基づいて印字ヘ
ッドにより印字を施し、この印字ヘッドによる印字後に
切断機構により前記テープ状記録媒体を切断するテープ
印字装置であって、前記印字ヘッドによる印字後の前記
テープ状記録媒体に対して進退可能な切断基体を配設
し、この切断基体の一側面から前記テープ状記録媒体を
切断する切断刃と、少なくともこの切断刃による切断時
以後に前記テープ状記録媒体を所望の角度に曲げるよう
に押圧する剥離部材とを延出する前記切断機構を有する
とともに、この切断機構の動作時に前記テープ状記録媒
体を介して前記切断刃の刃先を受け止める切断用受部
と、前記テープ状記録媒体を介して前記剥離部材の先端
面を嵌入させて前記剥離部材の押圧動作を受け止める剥
離用受部とを形成した受部材を有することを特徴とす
る。
【0012】また、請求項2に記載の本発明のテープ印
字装置は、請求項1において、前記剥離部材を前記切断
刃による前記テープ状記録媒体の切断時以前から前記テ
ープ状記録媒体に接触し押圧動作を開始するように配設
したことを特徴とする。
【0013】また、請求項3に記載の本発明のテープ印
字装置は、請求項1または請求項2において、前記剥離
部材の先端面を曲面に形成するとともに、この曲面の曲
率と同一の曲率を有する凹部面となるように前記受部材
の前記剥離用受部を形成したことを特徴とする。
【0014】また、請求項4に記載の本発明のテープ印
字装置は、請求項1または請求項2において、前記切断
刃を前記切断基体の一側面から弾性体による付勢力をも
って進退自在に配設したことを特徴とする。
【0015】
【作用】前述した構成からなる請求項1に記載の本発明
のテープ印字装置によれば、印字ヘッドにより所望の印
字情報に基づいてテープ状記録媒体に印字を施した後
に、切断機構の一部たる切断基体が前記テープ状記録媒
体の方向に進出すると、これに伴ってこの切断基体の一
側面に配設されている切断刃と剥離部材も前記テープ状
記録媒体の方向に進行し、前記テープ状記録媒体を介し
てそれぞれ受部材の切断用受部と剥離用受部とに受け止
められる。このとき、前記切断刃が前記テープ状記録媒
体を切断するとともに、この切断後に前記剥離部材が前
記テープ状記録媒体の切断部端面を所望の角度に曲げる
ように押圧するため、前記テープ状記録媒体の接着剤層
から剥離紙を容易に剥離する。
【0016】また、請求項2に記載の本発明のテープ印
字装置によれば、前記切断刃による前記テープ状記録媒
体の切断時以前から、前記剥離部材が前記テープ状記録
媒体に接触し押圧動作を開始するため、より確実に所望
の角度に曲げることができ、前記テープ状記録媒体の接
着剤層から剥離紙を容易に剥離することができる。
【0017】また、請求項3に記載の本発明のテープ印
字装置によれば、前記剥離部材の先端部が、前記テープ
状記録媒体を介して前記剥離部材の先端部と同一の曲率
を有する前記剥離用受部に当接するため、より確実に前
記テープ状記録媒体を所望の角度に曲げることができ、
前記テープ状記録媒体の接着剤層から剥離紙を容易に剥
離することができる。
【0018】また、請求項4に記載の本発明のテープ印
字装置によれば、切断刃が切断基体の一側面から弾性体
の付勢力によって進出し、前記剥離部材の押圧動作とは
別個に進退するため、前記切断刃が前記テープ状記録媒
体を切断する時と前記剥離部材が前記テープ状記録媒体
を所望の角度に曲げる時とのタイミングを合わせるため
の位置関係を厳格にして構成する必要はなく、簡単な切
断機構により前記テープ状記録媒体を所望の角度に曲げ
ることができ、前記テープ状記録媒体の接着剤層から剥
離紙を容易に剥離することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。
【0020】まず、本実施例のテープ印字装置の概略構
成を図1により説明する。
【0021】図1は本発明に係るテープ印字装置の一実
施例の全体構成を示す斜視図である。
【0022】図1に示すように、本実施例のテープ印字
装置1は、箱形に形成された本体2を有している。この
本体2の側面のうちの図1において左手前に示す一側面
は、操作側となる前面3とされており、この前面3に
は、正面矩形形状のカセット挿入口4がその長手方向を
本体2の前面3の長手方法と平行にして開設されてい
る。そして、本体2の内部には、図1において想像線に
て示すカセット装着部5がカセット挿入口4に連通する
ようにして設けられている。
【0023】そして、テープ状記録媒体6が内部に収納
され、その一端が外部に導出可能とされたテープカセッ
ト7は、図1において矢印Aおよび矢印Bにて示すよう
に、本体2の前面3に形成されたカセット挿入口4を介
してカセット装着部5に装着可能とされている。つま
り、本実施例のテープ印字装置1は、本体2の前面3か
らテープカセット7の着脱が行われるように構成されて
いる。なお、図1において矢印Aは、テープカセット7
のカセット装着方向を示し、矢印Bはテープカセット7
のカセット取出方向を示している。
【0024】また、本実施例におけるテープ印字装置1
は、後述するビデオカセットテープレコーダ(VTR)
72に搭載されて用いられるようになっている。
【0025】つぎに、本実施例のテープ印字装置につい
て図2から図5により詳しく説明する。
【0026】図2から図4は本発明に係るテープ印字装
置の一実施例を詳示するものであり、図2は要部の一部
切断平面図であり、図3は図2の一部を省略した要部の
正面図であり、図4は図2の一部を省略した要部の内部
構成を示す左側面図であり、図5は一部を省略した要部
の内部構成を示す平面図である。
【0027】図2から図4に示すように、本実施例のテ
ープ印字装置1は、上下1対とされ平面略四角形状で全
体として略箱形に形成された本体2を有している。そし
て、本体2の側面のうちの図2において下方に示す一側
面は、操作側となる前面3とされており、この前面3に
カセット挿入口4が開設されている。このカセット挿入
口4は、図3に示すように、正面矩形形状に形成されて
おり、その長手方向を本体2の前面3の長手方法と平行
にして開設されている。さらに、本体2の内部には、カ
セット挿入口4に連通するようにして前面3側が開放の
カセット装着部5を構成する内ケース8が配設されてい
る。
【0028】また、本体2の図2において右方に示す右
側壁の外側の長手方向略中央部には、検出手段としての
光センサ90が配設されており、本体2および内ケース
8には、カセット装着状態において、テープカセット7
の内部に収納されているテープ状記録媒体6の後述する
終端マーカMを検出し得るように、検出孔91a,91
bが形成されている。なお、光センサ90は、本体2の
内部に配設してもよく、特に、本実施例の配設位置に限
定されるものではない。
【0029】図2から図5に示すように、本体2の内部
の底面9の奧側右方には、駆動モータ10がその出力軸
10aを下方に向けて配設されており、この出力軸10
aには、駆動ギア11が取着されている(図4)。この
駆動ギア11は、駆動ギア11より前面3側に位置する
ようにして底面9に回転自在に支持された大小2つのギ
アを有する2段ギアからなる入力ギア12に接続(噛
合)されており、この入力ギア12は、入力ギア12よ
り前面3側に位置するようにして底面9に回転自在に支
持された大小2つのギアを有する2段ギアからなる第1
中間ギア13に接続(噛合)されている。さらに、第1
中間ギア13は、第1中間ギア13より前面3側に位置
するようにして底面9に回転自在に支持された第2中間
ギア14に接続(噛合)されており、この第2中間ギア
14は、第2中間ギア14より前面3側に位置するよう
にして底面9に回転自在に支持された出力ギア15に接
続(噛合)されている。そして、駆動ギア11に接続さ
れた各ギア12,13,14,15は、底面9を前面3
側に向かって略一列状に配置されており、駆動モータ1
0の駆動力が順次伝達されるようになっている。また、
出力ギア15は、カセット装着状態において、テープカ
セット7に配設された後述するプラテン駆動ギア63に
接続し得るようになっている。
【0030】前記入力ギア12、第1中間ギア13、第
2中間ギア14および出力ギア15により本実施例の駆
動力伝達機構16が形成されている。
【0031】また、前記駆動モータ10、駆動力伝達機
構16と、テープカセット7に配設された後述するプラ
テンローラ60およびプラテン駆動ギア63により本実
施例のテープ走行機構81が構成されている。
【0032】前記出力ギア15の左方には、底面9に立
設された支軸17に長手方向略中央部が回動自在に支持
されたヘッドレバー18が配設されている。このヘッド
レバー18は、略平板状に形成されており、底面9と略
平行に延在するように配設されている。さらに、ヘッド
レバー18は、支軸17を中心として本体2の前面3側
に位置する前アーム19と、本体2の奧側に位置する後
アーム20とを有しており、その長手方向を図2におい
て上下方向に示す前後方向に向けて配設されている。
【0033】前記ヘッドレバー18の前アーム19の自
由端側の側面には、印字ヘッドとしての複数の発熱素子
(図示せず)を整列配置させたサーマルヘッド21が配
設されている。このサーマルヘッド21は、支軸17を
中心としたヘッドレバー18の回動動作により、カセッ
ト装着状態において、テープカセット7に配設された後
述するプラテンローラ60の外周面にテープ状記録媒体
6を介して接離し得るようになっている。また、ヘッド
レバー18の後アーム20の自由端近傍の下面には、係
止ピン22が底面9に向かって立設されている。
【0034】図2および図5に示すように、ヘッドレバ
ー18の奧側には、ヘッドレバー18に取着されたサー
マルヘッド21を、カセット装着状態において、テープ
カセット7に配設された後述するプラテンローラ60に
対して接離するように動作させるための平板状のヘッド
レバー駆動アーム23が配設されている。このヘッドレ
バー駆動アーム23は、底面9と略平行に延在するよう
にして底面9の左方奧側に立設された回転支軸24に基
端部が回動自在に支持されており、その自由端は、ヘッ
ドレバー18の後アーム20の自由端の下方に位置する
ようにして配設されている。
【0035】前記ヘッドレバー駆動アーム23の自由端
近傍には、ヘッドレバー18の後アーム20の自由端側
の下面に立設されているピン22が嵌合され、支軸17
を中心としたヘッドレバー18の回動範囲を拘束するた
めの略円弧状の長孔25が形成されている。さらに、ヘ
ッドレバー駆動アーム23の長手方向略中央部には、図
2および図5において右方に向かって延出されたサブア
ーム26が形成されており、このサブアーム26の先端
部の上面には、コロ状の回転自在なカムフォロア27が
配設されている。このカムフォロア27は、カセット装
着状態において、テープカセット7の後述するカム面6
5に当接してヘッドレバー駆動アーム23を回転支軸2
4を中心として図2および図5において時計方向に回動
し得るようにされている。また、ヘッドレバー駆動アー
ム23の長手方向略中央部の左側上面には、ばね支持部
28が立設されており、このばね支持部28の前方端縁
には、ねじりコイルばね29が当接するようにして係止
されている。
【0036】前記ねじりコイルばね29の図2および図
5において下方に示す一端は、ヘッドレバー18を時計
方向に付勢し得るように、ヘッドレバー18の後アーム
20の先端部の右側面に当接するようにして係止されて
おり、ねじりコイルばね29の図2および図5において
上方に示す他端は、ヘッドレバー駆動アーム23のサブ
アーム26の基端部より本体2の奧側に立設された係止
突起30の前方端縁に当接するようにして係止されてい
る。
【0037】前記ヘッドレバー駆動アーム23の基端部
近傍には、図2および図5に示すように、板厚方向に貫
通する貫通孔31が形成されており、この貫通孔31に
は、ヘッドレバー駆動アーム23を回転支軸24を中心
として図2および図5において常に反時計方向へ付勢す
る付勢ばね32の一端が係止されている。この付勢ばね
32の他端は、底面9に配設されたばね係止体33(図
2)に係止されている。
【0038】前記ヘッドレバー18、ヘッドレバー駆動
アーム23、カムフォロア27およびねじりコイルばね
29により本実施例のヘッド駆動機構80が構成されて
いる。
【0039】すなわち、本実施例においては、カムフォ
ロア27を図2および図5において左方に移動させるこ
とにより、ヘッドレバー駆動アーム23は、回転支軸2
4を中心として図2および図5において時計方向に回転
させ、このヘッドレバー駆動アーム23の時計方向の回
転に伴って、ねじりコイルばね29の図2および図5に
おいて下方に示す一端がヘッドレバー18の後アーム2
0の先端(自由端)を図2および図5において左方に移
動させ、これにより、ねじりコイルばね29のばね力を
もってヘッドレバー18が支軸17を中心として図2お
よび図5において反時計方向に回転し得るように構成さ
れている。
【0040】図2に示すように、出力ギア15の右方に
は、カセット装着状態におけるテープカセット7の位置
決め等に用いられる略円柱状の係合突起34が立設され
ており、底面9の前面3側の左端部近傍には、テープ状
記録媒体6を所望の長さで切断するためのテープ切断機
構35が配設されている。
【0041】図2に示すように、テープ切断機構35
は、切断基体36と、この切断基体36を動作させるカ
ッターレバー37とを有している。そして、切断基体3
6は、略箱形状に形成されており、図示しないレール部
材に沿って図2において左右方向に直線的に摺動可能と
されている。さらに、この切断基体36の図2における
右側面には、テープ状記録媒体6を略長手方向と直交す
る方向に切断するための切断刃38と、この切断刃38
による前記テープ状記録媒体6の切断後にその端部を所
定の角度に曲げて剥離紙70を接着面から剥離させるた
めの剥離部材39とが、前記テープカセット7の装着状
態において、テープカセット7の側面に設けられた後述
する受部材66に臨むように突設されている。前記剥離
部材39は平板状に形成されており、その幅は前記テー
プ状記録媒体6の幅とほぼ同等かまたはそれ以上とさ
れ、その先端部は前記テープの走行方向において所望の
曲率を有する曲面(前記テープ状記録媒体6の表面に傷
やシワなどを付けない程度の曲面)に形成されている。
さらに、前記剥離部材39は、その先端部が前記切断刃
38の刃先よりも受部材66側に突出するようにして前
記切断基体36に配設されている。したがって、前記切
断刃38が前記テープ状記録媒体6を切断するよりも前
に、前記剥離部材39の先端部が前記テープ状記録媒体
6に接触して押圧を開始し、前記切断刃38による切断
が終了したときに、前記テープ状記録媒体を所望の角度
に曲げる動作を完了するようにされている。
【0042】そして、切断基体36は、カセット装着状
態におけるテープカセット7の側面から離間した位置に
配設され、テープカセット7から繰り出される印字後の
テープ状記録媒体6の走行を阻害しないようにされてい
る。さらに、図2における切断基体36の下方側面に
は、この切断基体36を前記カッターレバー37の回動
操作に伴って直線的に摺動させるためのラックたるカッ
ター駆動ギア40が基体36取着されている。
【0043】前記カッターレバー37は、本体2の底面
9の前面側左端部に回動自在に支持されており、このカ
ッターレバー37には、本体2の外方に突出し人手によ
り操作される操作アーム41と、前記カッター駆動ギア
40と噛合する小歯車たるギア部42とが、回動中心を
同一にして一体的に形成されている。
【0044】そして、前記カッターレバー37が図示し
ないばねにより図2において反時計方向に付勢されてい
るか、あるいは、前記切断基体36が図示しないばねに
より図2において左側方向へ付勢されていることによっ
て、前記テープ切断機構35は、人手による操作をもっ
て前記操作アーム41を操作されない限り、常に所定の
位置に待機するようにされている。
【0045】したがって、本実施例においては、カッタ
ーレバー37の操作アーム41を図2において側方に回
動させる(時計方向に回動させる)ことにより、カッタ
ーレバー37のギア部42が図2において時計方向に回
動するとともに、このギア部42に噛合されたカッター
駆動ギア40が図2において右方向に摺動すると、前記
カッター駆動ギア40の右側面に取着された切断刃38
と剥離部材39とが図2において右方向に移動するよう
に構成されている。したがって、前記切断刃38と前記
剥離部材39とが、前記テープカセット7の装着状態に
おいて、テープカセット7の側面に設けられた受部材6
6に向かって移動してテープ状記録媒体7を所望の長さ
で切断し得るようになっている。
【0046】なお、前記テープカセット7の側面に設け
られた受部材66には、後述するように、前記切断刃3
8の刃先を受け止めるための切断用受部66aと、前記
剥離部材39の先端部を受け止めるためにこの先端部の
形状と補形をなす形状の曲面に形成された剥離用受部6
6bとが形成されている。そして、この剥離用受部66
bの凹みの深さや前記切断刃38および前記剥離部材3
9の延出する寸法等は、前記テープ状記録媒体6を所望
の角度に曲げられるために最適な寸法とすることはもち
ろんのこと、さらにこの剥離部材39がテープ状記録媒
体6を所望の角度に曲げるために前記受部材66の前記
剥離用受部66bを押圧する状態が少なくとも前記切断
刃38による前記テープ状記録媒体6の切断終了後にお
いても確保されるような寸法となるように構成されてい
る。
【0047】つぎに、前記テープ切断機構35に関する
他の実施例について図6に示す。図6はこのテープ切断
機構35の要部断面図である。このテープ切断機構35
は、前記切断刃38が前記切断基体36の内部において
摺動自在に配設されている切断刃用基台38aの一端面
に取着されており、この切断刃用基台38aはコイルば
ね38b等の弾性体により前記切断刃38の刃先と逆方
向に付勢されている。また、前記剥離部材39は図6に
おいて前記切断基体36の右側面上方に突出するように
して形成されている。
【0048】したがって、前記テープ状記録媒体6を切
断する前においては、前記切断刃39はコイルばね38
bによる付勢力により前記切断基体36の内部に退避し
収納された状態とされているが、前記テープ状記録媒体
6を切断する際には、前記操作アーム41の操作に連動
して図示しない押動機構により前記切断刃用基台38a
が前記コイルばね38bの付勢力に抗して押動される
と、前記切断刃38が前記切断基体36の一端面から突
出し、前記切断基体36も前記コイルばね38bの付勢
力によって図6において右方向に移動するようになって
いる。この後、まず、前記剥離部材39が前記テープ状
記録媒体6に接触しそのまま進行して剥離用受部66b
に嵌入すると、前記切断刃38がコイルばね38bの付
勢力に抗しつつ進出して前記テープ状記録媒体6を切断
するようになっている。これにより、前記切断刃38
は、ある程度コイルばね38bにより移動範囲に自由度
を有しているため、前記剥離部材39との距離的な位置
関係や前記受部材66の剥離用受部66bの凹みの深さ
に関して、厳格な精度を必要としなくともよいものであ
る。
【0049】なお、前述したテープ切断機構35におい
ては、前記剥離部材39が前記切断刃38よりも先に前
記テープ状記録媒体6に当接するが、そのタイミング等
は任意に定められるものであり、少なくとも前記テープ
状記録媒体6が切断された後に、前記剥離部材39がテ
ープ状記録媒体6を所望の角度に押圧する状態を確保で
きればよい。
【0050】また、前記切断基体36はラックたるカッ
ター駆動ギア40により図2において左右方向に直線的
に移動する構成とされているが、前記カッター駆動ギア
40を回転歯車にして前記切断基体36を回動できるよ
うにし、この切断基体36の側面に取着された前記切断
刃38および前記剥離部材39が前記切断基体36の回
動に伴って前記テープ状記録媒体6の方向に進出するよ
うに構成してもよい。
【0051】さらに、前記切断基体36は人手による操
作アーム41の回動操作に伴って移動する構成とされて
いるが、これを駆動モータ等によりに自動で移動する構
成としてもよい。
【0052】前記駆動力伝達機構16の上方には、前面
3側が開放のケース状に形成されたカセット装着部5と
しての内ケース8がカセット挿入口4に連通するように
して配設されている。この内ケース8は、前記各部の動
作と干渉しないようにして底面9に立設された図示しな
い複数の支持リブにより底面9の上方に支持されてお
り、カセット装着状態において、テープカセット7の下
面を支持するとともに案内を兼ねた底板43と、カセッ
ト装着状態においてテープカセット7の左右の側面の位
置決めと案内とを兼ねた左側板44および右側板45
と、奧板46と、天板47とから構成されており、前記
各板43,44,45,46,47は、本体2の底板9
に配設されている各部およびテープカセット7の後述す
る各部の動作と干渉しないように所望の部位が開放され
ている。
【0053】なお、カセット装着部5としての内ケース
8を構成する天板47および右側板45は、本体2の上
面および右側面を用いてもよく、特に、本実施例の構成
に限定されるものではない。さらに、内ケース8は、本
体2の上面に取着してもよく、本体2の内部の底面9に
配設された各部の動作と干渉しない構成であれば、特
に、本実施例の構成に限定されるものではない。
【0054】また、図示しない印字情報を手動入力する
操作部48、印字情報を記憶する印字情報記憶部50、
印字情報および検出手段としての光センサ90による検
出結果に基づいてサーマルヘッド21に配設された発熱
素子を選択的に発熱させるとともにテープ走行機構81
を制御する印字制御部51、および印字情報を表示する
表示部49等は、本実施例においては、本実施例のテー
プ印字装置1を搭載した後述するVTR72に設けられ
ている。そして、印字制御部51は、図示しないCP
U、メモリ等により構成されており、印字動作の途中で
光センサ90が終端マーカMを検出した場合に、印字動
作を中断し、終端マーカMが印字位置(サーマルヘッド
21とプラテンローラ60との当接位置)を越えるよう
にテープ状記録媒体6を走行させた後に、中断した印字
動作を最初から行うようにサーマルヘッド21およびテ
ープ走行機構81を制御するようになっている。
【0055】図7は本実施例のテープ印字装置1の変形
例を示すものであり、本実施例のテープ印字装置1a
は、単独使用を可能とする場合を示しており、図7に示
すように、テープ印字装置1aに対する印字情報を手動
入力する操作部48および入力された文字等を表示する
ための液晶素子等からなる印字情報を表示する表示部4
9等を本体2aの前面3に配設し、図7に想像線にて示
すように、本体2aの内部に、テープ印字装置に対する
印字情報を記憶する印字情報記憶部50、印字情報およ
び検出手段としての光センサ90による検出結果に基づ
いてサーマルヘッド9に配設された発熱素子を選択的に
発熱させるとともにテープ走行機構81を制御する印字
制御部51を設ける構成となっている。その他の構成は
前述した実施例のテープ印字装置1と同様とされてい
る。
【0056】なお、テープ印字装置1を、例えばVTR
等の他の機器と一体化する場合には、他の機器の本体が
テープ印字装置1の本体2を兼用する構成としてもよ
い。
【0057】つぎに、本実施例のテープ印字装置に用い
るテープカセットについて図8および図9により説明す
る。
【0058】図8は本発明に係るテープ印字装置に用い
られるテープカセットの一実施例の要部を上蓋ケースの
大部分を取り除いて示す平面図であり、図9はプラテン
ローラ側からみた左側面図である。
【0059】図8および図9に示すように、本実施例の
テープカセット7は、上下1対とされた上蓋ケース52
と下蓋ケース53とからなる平面略矩形のカセット本体
54を有している。このカセット本体54の図8におい
て上方に示す内部には、テープリール55が回転可能に
支持されている。
【0060】前記テープリール55は、図9に示すよう
に、円筒形状に形成された装着基部56を有しており、
この装着基部56の外周面の両端部近傍には、相互に平
行に延在する平面円形のフランジ部57が装着基部56
の軸心方向に対して直交するようにして形成されてい
る。そして、フランジ57間に位置する装着基部56の
外周面にテープ状記録媒体6が巻回されるようになって
いる。
【0061】前記カセット本体54の側面のうち、図8
において左方に示す左側面の下方側には、テープ状記録
媒体6の一端(自由端)側をカセット本体54の内部か
ら外部にむかって排出するためのテープ出口58が開設
されている。
【0062】前記テープ出口58の図8において上方に
示す長手方向一端側の近傍には、テープ状記憶媒体7を
案内するテープガイド59が配設されており、図8にお
いて下方に示す長手方向他端側には、テープ走行機構8
1の一部を構成する回転自在に支持されたプラテンロー
ラ60がその外周面の一部をテープ出口58から外部に
突出するようにして配設されている。
【0063】前記テープガイド59は、図9に示すよう
に、円筒形状に形成された基部61を有しており、この
基部61の外周面の両端部近傍には、相互に平行に延在
する平面円形のフランジ体62が基部61の軸心方向に
対して直交するようにして形成されている。そして、フ
ランジ体62間に位置する基部61の外周面がテープ状
記録媒体6と当接してテープ状記録媒体6の案内となる
ようにされている。このテープガイド59は、カセット
本体54に回転自在に支持するようにしてもよく、特
に、本実施例の構成に限定されるものではない。また、
本実施例のテープガイド59は、テープ状記憶媒体6の
テープ幅に応じてフランジ体62間の距離の異なるもの
が必要に応じて交換可能とされている。つまり、テープ
ガイド59を交換することにより、1つのテープカセッ
ト7でテープ幅の異なる多種類のテープ状記憶媒体6と
対応し得るように構成されている。
【0064】前記プラテンローラ60は、少なくとも外
周面がゴム等のゴム様弾性体により形成されたゴムロー
ラとされており、カセット装着状態において、前記テー
プ印字装置1のサーマルヘッド21がテープ状記録媒体
6を介して当接し得るようになっている。このサーマル
ヘッド21とプラテンローラ60との当接部位が印字位
置とされている。そして、プラテンローラ60の下部に
は、プラテンローラ60を回転駆動させるためのプラテ
ン駆動ギア63がプラテンローラ60と一体回転するよ
うに、プラテンローラ60に同軸に取着されており、こ
のプラテン駆動ギア63は、テープ走行機構81の一部
を構成するものであり、カセット装着状態において、前
記テープ印字装置1に配設された駆動力伝達機構16の
一部を構成する出力ギア15と接続(噛合)可能とされ
ている。
【0065】そして、テープリール55の外周面に巻回
されたテープ状記録媒体6の一端(自由端)は、テープ
ガイド59を経由してテープ出口58から外部に引き出
され、テープ出口58から外部に突出しているプラテン
ローラ60の外周面上を通過する図8において矢印Cに
て示すテープ走行方向に沿って導出されるようになって
いる。
【0066】前記カセット本体54の下蓋ケース53の
略中央部の下面には、略馬蹄形状に形成された弾性を有
する突起体64がカセット本体54の下面側に露出する
ようにして設けられている。この突起体64は、カセッ
ト装着状態において、テープ印字装置1の係合突起34
の外周面に嵌合され、カセット装着部5に装着したテー
プカセット7の位置決めと、カセット装着部5に対する
テープカセット7の装着終了を操作人に体感させるクリ
ック感を付与するように構成されている。
【0067】前記カセット本体54の下蓋ケース53の
図8において上部左方に示す角部には、カム面65が凹
設されている。このカム面65は、ヘッド駆動機構80
を動作させる駆動源となるものであり、テープカセット
7をテープ印字装置1のカセット装着部5に押し込むに
したがって、テープ印字装置1のカムフォロア27を図
2において左方に移動にさせるように形成されている。
【0068】前記カセット本体54の側面のうち、図8
において左方に示す左側面の下端近傍には、テープ状記
録媒体6の切断時に前記テープ切断機構35の進行を受
け止める受部材66が前記テープ切断機構35の移動方
向に対向する位置に配設されている。この受部材66
は、前述のごとく前記切断刃38の刃先を受け止める切
断用受部66aと前記剥離部材39の先端部を受け止め
る剥離用受部66bとを有している。そして、前記切断
用受部66aは平面状に形成されており、前記剥離用受
部66bは前記剥離部材39の先端部の形状と補形をな
す形状の曲面に形成されている。これにより、前記剥離
部材39が前記カッターレバー37の操作に伴って移動
されて、前記テープ状記録媒体6を介して前記受部材6
6の剥離用受部66bに当接すると、前記テープ状記録
媒体6が剥離用受部66bの曲面にならって所望の角度
に曲げられることとなる。これと同時に、前記切断刃3
8が前記テープ状記録媒体6に当接し切断すると、後述
する前記テープ状記録媒体6の接着剤層69と剥離紙7
0の弾性力の相違により、切断端面から前記剥離紙70
が剥離されるようになっている。
【0069】なお、前記受部材66を硬質ゴム等により
形成し、カセット本体54に別途に取着する構成として
もよい。また、前記剥離用受部66bの凹部の曲率は前
記剥離部材39の先端部の曲率と全く同一とする必要は
なく、その凹部の深さも任意であり、前記テープ状記録
媒体6の剥離紙70を剥離させるのに最適と考えられる
構成とすればよい。さらに、前記剥離用受部66bを前
記剥離部材39の先端部の曲率よりも大きい曲率を有す
る凹部に形成し、この凹部に前記剥離部材39の先端部
による押圧動作に伴って曲面状に変形する弾性体を敷き
詰めるような構成としてもよい。
【0070】前記カセット本体54の上面および下面の
図8において下方に示す手前側には、カセット装着時に
操作人が指で摘むための平面略半円形状の操作用凹部6
7が凹設されている(図1参照)。
【0071】また、カセット本体54の図8において右
方に示す右側壁には、カセット装着状態において、カセ
ット装着部5に装着されたテープカセット7の内部に収
納されているテープ状記録媒体6の後述する終端マーカ
Mを検出し得るように、検出孔91cが形成されてい
る。
【0072】つぎに、本実施例のテープカセットに用い
るテープ状記録媒体について図10から図12により説
明する。
【0073】図10は本発明に係るテープ印字装置に用
いられるテープカセットの内部に収納されるテープ状記
録媒体の一実施例を示す斜視図であり、図11はテープ
状記録媒体の巻回状態を説明する説明図であり、図12
はテープ状記録媒体の終端近傍を示す説明図である。
【0074】図10に示すように、本実施例のテープ状
記録媒体6は、記録媒体として熱を付与することにより
発色する連続体状の長尺の感熱紙68の一方の面に、適
宜な粘着剤からなる粘着剤層69が形成されており、こ
の粘着剤層69の表面には、剥離紙70が貼付されてい
る。そして、通常このようなテープ状記録媒体6は、切
断された端面を所望の角度に曲げられると剥離紙70が
粘着材層69から剥離し易いような材質のものにより構
成されている。
【0075】図11に示すように、テープ状記録媒体6
は、感熱紙68を外側に向けて巻回されるようになって
おり、図12に示すように、テープ状記録媒体6の終端
E(テープリール55側に位置する巻回状態における内
周側端部)の感熱紙68の表面には、テープ切断機構3
5による切断予定領域内に位置する1印字範囲以上の最
終印字領域PAを残すようにして前記光センサ90によ
り検出可能とされた終端マーカMが設けられている。
【0076】なお、テープ状記録媒体6に、テープ状記
録媒体6の終端Eが近いことを操作人に認識させるため
のメッセージあるいはエンドマークからなる終端表示部
(図示せず)を印刷などにより合わせて設けてもよい。
【0077】つぎに、本実施例のテープ印字装置を搭載
したVTRを図13により説明する。
【0078】図13は本発明に係るテープ印字装置を搭
載したVTRのカセット装着状態を示す斜視図である。
【0079】図13に示すように、本実施例のVTR7
2においては、装置本体72aの操作側となる直立して
いる装置前面73に、図示しないビデオカセットが装着
されるビデオカセット挿入口74が開設されており、こ
のビデオカセット挿入口74の右方に位置させるように
して前述したテープ印字装置1が配設されている。この
装置前面73には、テープ印字装置1に対する印字情報
を手動入力可能とする操作部48を兼ねるとともにVT
Rとしての各種の操作を行うための操作部75と、テー
プ印字装置1に対して入力された印字情報を表示する表
示部49を兼ねるとともにVTR自体の操作状態や時刻
等の表示を行うための表示部76とが配設されている。
そして、VTR72の内部には、図13において想像線
にて示すように、少なくともテープ印字装置1に対する
印字情報を記憶する印字情報記憶部50と、印字情報に
基づいてサーマルヘッドに配設された発熱素子を選択的
に発熱させるとともにテープ走行機構81を制御する印
字制御部51とを有するとともにVTR自体の制御を行
う図示しないCPU、メモリなどからなる制御部77が
配設されている。
【0080】また、本実施例のVTR72においては、
例えばテレビの電波の空き帯域を用いて音声および映像
と同時に送られてくるタイトル等の放送内容の情報を受
信して、この情報に基づいて録画中の放送内容をテープ
印字装置1によりテープ状記録媒体6に直ちに印字し得
るように構成されている。
【0081】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0082】まず、本実施例のテープ印字装置の作用を
図1から図16により説明する。
【0083】図14はカセット装着状態を示す説明図で
ある。
【0084】本実施例のテープ印字装置1においては、
図1において矢印Aにて示すように、テープカセット7
の操作用凹部67を手前側にしてテープ印字装置1の前
面3に開設されているカセット挿入口4へテープカセッ
ト7の側面を人手により押し込むことによりテープカセ
ット7のテープ印字装置1に対する装着が開始される。
このとき、テープカセット7の内部に収納されているテ
ープ状記録媒体6は、図8に想像線にて示すように、そ
の先端(自由端)がテープガイド59を経由してテープ
出口58から外部に引き出され、テープ出口58から外
部に突出しているプラテンローラ60の外周面上を通過
するようにされる。
【0085】そして、テープカセット7の装着が開始さ
れると、テープカセット7は、カセット挿入口4を介し
てテープ装着部5である内ケース8の内部に徐々に押し
込まれる。このとき、テープカセット7の左右の側面
は、内ケース8の左側板44および右側板45により左
右方向の移動位置が拘束されながら案内され、テープカ
セット7の下面は内ケース8の底板43に支持されなが
ら案内されるので、テープカセット7は、カセット挿入
口4を介してテープ装着部5である内ケース8の内部に
テープ印字装置1の前面3から確実に押し込むことがで
きる。
【0086】つぎに、テープカセット7の内ケース8の
内部に対する装着(押し込み)が進行すると、図2に示
すヘッドレバー駆動アーム23のサブアーム26の先端
部の上面に配設されているヘッド駆動機構80の一部を
構成するカムフォロア27に、図8に示すテープカセッ
ト7のカム面65が当接し、テープカセット7の装着動
作のさらなる進行に伴って、カムフォロア27を図2に
おいて左方に徐々に移動させる。
【0087】そして、テープカセット7の装着の進行に
伴うカムフォロア27の左方への移動により、ヘッド駆
動機構80の一部を構成するヘッドレバー駆動アーム2
3は、ヘッドレバー駆動アーム23を図2および図5に
おいて常に反時計方向へ付勢している付勢ばね32の付
勢力に抗して回転支軸24を中心として図2および図5
において時計方向に回動する。このヘッドレバー駆動ア
ーム23の時計方向への回動動作に伴って、ねじりコイ
ルばね29が図2および図5において時計方向へ回動
し、ねじりコイルばね29の図2および図5において下
方に示す一端は、ヘッドレバー18の後アーム20の先
端を図2および図5において左方に移動させる。このね
じりコイルばね29による後アーム20の先端の左方へ
の移動に伴って、ヘッドレバー18は、支軸17を中心
として図2および図5において反時計方向へ回動し、ヘ
ッドレバー18の前アーム19の自由端側の側面に配設
されているサーマルヘッド21を、テープ状記憶媒体6
を介して図8に示すテープカセット7のテープ出口58
に配設されているプラテンローラ60の外部に突出して
いる外周面に当接される。
【0088】すなわち、ヘッド駆動機構80は、テープ
カセット7の装着動作の進行に伴って(連動して)、カ
ム面65により、サーマルヘッド21をテープ状記憶媒
体6を介してプラテンローラ60の外周面に当接するよ
うに動作する。
【0089】なお、ヘッド駆動機構80は、テープカセ
ット7をカセット装着部5から取出す場合には、付勢ば
ね32の付勢力により、サーマルヘッド21をプラテン
ローラ60の外周面から離間するように動作する。
【0090】また、サーマルヘッド21は、ねじりコイ
ルばね29の付勢力をもってテープ状記憶媒体6を介し
てプラテンローラ60に当接させることができるので、
サーマルヘッド21とプラテンローラ60との圧接力を
常に印字に好適な適正値に保持させることができるの
で、常に高い印字品質を得ることができる。
【0091】そして、テープカセット7の装着は、テー
プカセット7のカセット本体54の下面側に露出するよ
うにして設けられている突起体64が、印字装置1の本
体2の底面9に立設されている係合突起34と係合する
とともに、テープカセット7のプラテンローラと同軸状
に配設されているプラテン駆動ギア63がテープ印字装
置1の本体2の底面9に配設されている駆動力伝達機構
16およびテープ走行機構81の一部を構成する出力ギ
ア15と接続することにより完了する。
【0092】すなわち、駆動力伝達機構16およびテー
プ走行機構81は、テープカセット7の装着動作の進行
に伴って、駆動力伝達機構16およびテープ走行機構8
1の一部を構成する出力ギア15がプラテン駆動ギア6
3に接続され、駆動モータ10の駆動力がテープカセッ
ト7のプラテン駆動ギア63と一体回転するプラテンロ
ーラ60に確実に伝達可能とされている。
【0093】また、テープカセット7の装着完了時に、
略馬蹄形状に形成された弾性を有する突起体64がテー
プ印字装置1の係合突起34の外周面に嵌合されること
により、カセット装着部5に装着したテープカセット7
の最終的な位置決めと、カセット装着部5に対するテー
プカセット7の装着終了とがクリック感として操作人に
確実に体感させることができるので、カセット装着部5
に対するテープカセット7の装着を確実に行わせること
ができる。このテープカセット7のテープ印字装置1の
カセット装着部5である内ケース8の内部に対する装着
が終了したカセット装着状態を図14に示す。
【0094】さらにまた、本実施例においては、サーマ
ルヘッド21がテープ状記憶媒体6を介してプラテンロ
ーラ60に当接するタイミングは、テープカセット7の
装着完了の直前、プラテンローラ60と同軸状に配設さ
れているプラテン駆動ギア63が、テープ印字装置1の
本体2の底面9に配設されている出力ギア15と接続す
る直前とされている。このような構成とすることによ
り、サーマルヘッド21がテープ状記憶媒体6を介して
プラテンローラ60に当接した状態でテープカセット7
が内ケース8の内部にさらに押し込まれることになり、
プラテンローラ60は、サーマルヘッド21との当接力
により、図8において反時計方向に回転しながら押し込
まれ、プラテンローラ60の回転に伴ってプラテン駆動
ギア63が回転しながら出力ギア15に接続(噛合)す
ることになり、カセット装着時に、プラテン駆動ギア6
3と出力ギア15とのそれぞれの歯先(図示せず)どう
しがぶつかることによる損傷を確実に防止し、プラテン
駆動ギア63および出力ギア15の寿命の低下を確実に
防止するとともに、テープカセット7のテープ印字装置
1のカセット装着部5である内ケース8の内部に対する
装着を確実に円滑にし、操作性を確実に向上させること
ができる。
【0095】つぎに、カセット装着状態において、印字
動作が開始されると、印字制御部51の制御指令によ
り、テープ走行機構81の駆動モータ10が駆動され、
駆動モータ10の駆動力が駆動力伝達機構16を介して
プラテン駆動ギア63に伝達し、プラテン駆動ギア63
とともにプラテンローラ60が一体回転し、サーマルヘ
ッド21とプラテンローラ60との間に挟持されている
テープ状記録媒体6は、図14に矢印Cにて示すテープ
走行方向に繰り出される。そして、テープ状記録媒体6
の走行とともに、印字情報記憶部50に予め記憶された
図示しない印字情報に基づいて、印字制御部51の制御
指令によりサーマルヘッド21の複数の発熱素子(図示
せず)が選択的に発熱され、サーマルヘッド21に当接
しているテープ状記録媒体6の感熱紙68が発色してテ
ープ状記録媒体6に所望の文字等の印字が施される。そ
の後、テープ状記録媒体6がテープカセット7から所定
の長さ、本実施例においては図示しないビデオカセット
に貼り付ける長さだけ繰り出されることにより印字動作
が終了する。
【0096】ついで、テープカセット7から繰り出され
た印字の施されたテープ状記録媒体6は、テープ切断機
構35のカッターレバー37を図2において時計方向に
回動操作することにより、テープ状記録媒体6の長手方
向と直交する方向に切断される。このときの作用を図1
5乃至図17により詳細に説明すると、図15はカッタ
ーレバー37を操作する前における切断刃38および剥
離部材39とテープカセット7との位置関係を説明した
図であり、図16は前記カッターレバー37を操作した
後における切断刃38および剥離部材39の動作とこの
ときのテープ状記録媒体6の状態を示した図であり、図
17は切断刃38により切断されるとともに剥離部材3
9により所望の角度に曲げられた後のテープ状記録媒体
6の状態を示した図である。
【0097】そして、前記カッターレバー37の操作ア
ーム41を図示しないばねの付勢力に抗して図2におい
て時計方向に回動する操作をすると、このカッターレバ
ー37の回動中心と同軸に形成された前記ギア部42も
図2において時計方向に回動し、この回動に伴って前記
ギア部42と噛合する前記カッター駆動ギア40が図2
において右方向に直線的に摺動すると、このカッター駆
動ギア40を取着している前記切断基体36が図2にお
いて右方向に図示しないレールに沿って摺動する。これ
により前記切断基体36の図2における右側面に配設さ
れた前記切断刃38と前記剥離部材39とが、図15お
よび図16に示すように、前記テープ状記録媒体6を介
して前記テープカセット7の受部材66に向かって移動
し、前記剥離部材39が前記切断刃38よりも先に前記
テープ状記録媒体6に当接すると、そのままこのテープ
状記録媒体6を前記受部材66に形成した剥離用凹部6
6aに誘導してその底面に当接し、前記テープ状記録媒
体6を所望の角度に曲るように押圧する。この前記テー
プ状記録媒体6を所望の角度に押圧する動作と同時に、
前記切断刃38が前記テープ状記録媒体6を所望の位置
で切断することにより、切断後において前記テープ状記
録媒体6を所望の角度に曲げることとなり、図17に示
すように、テープ状記録媒体6の接着剤層69から確実
に剥離紙70が剥離することとなる。したがって、ピン
セット等の道具を用いずに簡単に剥離紙70を剥がすこ
とができる。
【0098】一方、図6において示したテープ切断機構
35によれば、前記操作アーム41の操作に連動して図
示しない押動機構により前記切断刃用基台38aが、前
記コイルばね38bの付勢力に抗して押動されると、前
記切断刃38が前記切断基体36の一端面から突出し、
前記切断基体36も前記コイルばね38bの付勢力によ
って図6において右方向に移動する。この後、まず、前
記剥離部材39が前記テープ状記録媒体6に接触し、そ
のまま進行して剥離用受部66bに嵌入してテープ状記
録媒体6を所望の角度に曲げた状態になる。そして、前
記切断刃38がコイルばね38bの付勢力に抗しつつ前
記切断基体36の内部から進出して前記テープ状記録媒
体6を切断すると、切断後において前記テープ状記録媒
体6を所望の角度に曲げることとなり、図17に示すよ
うに、テープ状記録媒体6の接着剤層69から剥離紙7
0が剥離することができる。
【0099】したがって、図6に示すテープ切断機構3
5によれば、前記切断刃38は、ある程度コイルばね3
8bにより移動範囲に自由度を有しているため、前記剥
離部材39との距離的な位置関係や前記受部材66の剥
離用受部66bの凹みの深さに関して、厳格な精度を必
要としなくても、前記テープ状記録媒体6を所望の角度
に曲げて接着剤層69から剥離紙70を容易に剥離する
ことができる。
【0100】以下、印字動作毎に、テープカセット7か
らテープ状記録媒体6が順次繰り出され、テープカセッ
ト7から繰り出されるテープ状記録媒体6が終端に近ず
くと、印字動作中に検出手段としての光センサ90によ
り、テープ状記録媒体6の終端E側にテープ切断機構3
5による切断予定領域内に位置する1印字範囲以上の最
終印字領域PAを残すようにして設けられた終端マーカ
Mが検出されることになる。
【0101】そして、印字動作中に終端マーカMが検出
されると、印字制御部51は、サーマルヘッド21に対
する通電を停止して印字動作を中断し、終端マーカMが
印字位置を越えるようにテープ走行機構81を駆動して
テープ状記録媒体6を走行させた後に、終端マーカMよ
り終端E側に設けられたテープ状記録媒体6の残った切
断予定領域内に位置する1印字範囲以上の最終印字領域
PA内に、中断した印字動作の印字情報(印字データ)
を印字情報記憶部50から取り出してサーマルヘッド2
1に対する通電を最初から再開し、中断した印字動作を
最初から行うようにサーマルヘッド21およびテープ走
行機構81を制御する。
【0102】これにより、印字動作の途中でテープ状記
録媒体6の終端Eが印字位置に到達して、印字が中途半
端になるという、いわゆる印字の尻切れ蜻蛉を確実に防
止することができるとともに、従来の印字動作の途中で
テープ状記録媒体6が終端Eに達した場合に、テープカ
セット7を新しいものと交換した後に印字情報を再入力
して印字しなければならないという不都合を確実に防止
することができるので、テープ状記録媒体6の有効利用
と使い勝手を向上させることができる。
【0103】そして、テープ状記録媒体6の終端Eがテ
ープカセット7から外部に送出されると、テープカセッ
ト7は、図1において矢印Bにて示すように、テープカ
セット7の操作用凹部67を手前側に引き抜くことによ
り取出され、新しいテープカセット7が装着される。
【0104】なお、テープカセット7の上蓋ケース52
と下蓋ケース53とを着脱自在とし、テープ状記録媒体
6が消費された場合に、テープリール55へ新しいテー
プ状記録媒体6を巻回したり、あるいは、新しいテープ
状記録媒体6が巻回されたテープリール55と交換可能
な構成とすることにより、テープカセット7を交換する
場合に比較して、手間は係るものの、経済的負担を確実
に低減することができる。
【0105】また、本実施例のテープ印字装置1によれ
ば、テープカセット7は、その側面が本体2の前面3と
対向するようにして本体2の前面3側から着脱可能とさ
れているので、テープ印字装置1の前面3の高さが低い
薄型のものとすることができるとともに、少ない操作ス
ペースでテープカセット7の着脱を行うことができ、例
えばラック等の内部にテープ印字装置1を収納した状態
でも容易にテープカセット7のテープ印字装置1への着
脱を行うことができる。
【0106】さらにまた、本実施例のテープ印字装置1
は、テープカセット7のテープ印字装置1への着脱を前
面3から行うことができるので、図13に示すように、
VTR72に搭載した場合に、装置前面73にテープ印
字装置1のカセット挿入口4を配設するとともに、この
装置前面73に、テープ印字装置1に対する印字情報を
手動入力可能とする操作部48を兼ねるとともにVTR
72自身としての各種の操作を行うための操作部75
と、テープ印字装置1に対して入力された印字情報を表
示する表示部49を兼ねるとともにVTR72自体の操
作状態や時刻等の表示を行うための表示部76とを配設
することができるので、VTR72の直立している装置
前面73の面積があまり大きくならず、VTR72をラ
ック等の内部に収納した状態でも容易にテープカセット
7のテープ印字装置1への着脱を装置前面73から行う
ことができる。
【0107】したがって、本実施例のテープ印字装置1
は、テープカセット7の脱着時の操作スペースが少なく
てすみ、TV、VTR等の多種多様の機器への一体化に
好適なものでもある。
【0108】また、本実施例のテープ印字装置1におけ
る印字動作中に終端マーカMが検出された場合の、印字
制御部51がサーマルヘッド21に対する通電を停止し
て印字動作を中断し、終端マーカMが印字位置を越える
ようにテープ状記録媒体6を走行させた後に、終端マー
カMより終端E側に設けられたテープ状記録媒体6の残
った切断予定領域内に位置する1印字範囲以上の最終印
字領域PA内に、中断した印字動作の印字情報(印字デ
ータ)を印字情報記憶部50から取り出してサーマルヘ
ッド21に対する通電を最初から再開し、中断した印字
動作を最初から行うようにサーマルヘッド21およびテ
ープ走行機構81を制御する構成は、従来のテープ印字
装置にも応用することができる。
【0109】さらに、前記テープ切断機構35の切断刃
38により前記テープ状記録媒体6を切断した後、また
はその切断前後にわたり、前記剥離部材39が前記テー
プ状記録媒体6を介して剥離部材39の先端部の形状と
補形をなす形状の曲面をなす剥離用受部66bに押圧す
ることにより、前記テープ状記録媒体6の切断端部をよ
り確実に所望の角度に曲げることができ、切断後にピン
セット等の道具を使用せずとも、前記テープ状記録媒体
6の接着剤層69から剥離紙70を簡単に剥離すること
ができる。
【0110】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように本発明のテープ印字
装置によれば、所望の印字を施したテープ状記録媒体を
切断した後、あるいはその切断前後にわたり、前記テー
プ状記録媒体の切断端部を所望の角度に曲げるようにし
ているため、なんら特別の作業工程を増加せずともテー
プ状記録媒体の接着剤層から剥離紙を簡単に剥離させる
ことができるし、従来のように剥離紙を剥がすための細
かい作業をせずにすむという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープ印字装置の一実施例の全体
構成を示す斜視図
【図2】本発明に係るテープ印字装置の一実施例の要部
を詳示する一部切断平面図
【図3】図2の一部を省略した要部の正面図
【図4】図2の一部を省略した要部の内部構成を示す左
側面図
【図5】本発明に係るテープ印字装置の一実施例の一部
を省略した要部の内部構成を示す平面図
【図6】本発明に係るテープ印字装置に用いられる切断
機構の他の実施例の要部断面図
【図7】本実施例のテープ印字装置の変形例を示す図1
と同様の図
【図8】本発明に係るテープ印字装置に用いられるテー
プカセットの一実施例の要部を上蓋ケースの大部分を取
り除いて示す平面図
【図9】図8のプラテンローラ側からみた左側面図
【図10】本発明に係るテープ印字装置に用いられるテ
ープカセットの内部に収納されるテープ状記録媒体の一
実施例を示す斜視図
【図11】本発明に係るテープ印字装置に用いられるテ
ープカセットの内部に収納されるテープ状記録媒体の巻
回状態を説明する説明図
【図12】本発明に係るテープ印字装置に用いられるテ
ープカセットの内部に収納されるテープ状記録媒体の終
端近傍を示す説明図
【図13】本発明に係るテープ印字装置を搭載したVT
Rのカセット装着状態を示す斜視図
【図14】本発明に係るテープ印字装置の一実施例のカ
セット装着状態を示す図5と同様の図
【図15】本発明に係るテープ印字装置に用いられる切
断機構の操作前における切断刃および剥離部材の動作に
関する要部説明図
【図16】本発明に係るテープ印字装置に用いられる切
断機構の操作時における切断刃および剥離部材の動作に
関する要部説明図
【図17】図10において示すテープ状記録媒体の切断
機構によって切断された後の剥離状態を示す一部省略斜
視図
【符号の説明】
1 テープ印字装置 2 本体 3 前面 4 カセット挿入口 5 カセット装着部 6 テープ状記録媒体 7 テープカセット 16 駆動力伝達機構 21 (印字ヘッドとしての)サーマルヘッド 35 テープ切断機構 37 カッターレバー 38 切断刃 39 剥離部材 50 印字情報記憶部 51 印字制御部 60 プラテンローラ 63 プラテン駆動ギア 66 受部材 66a 切断用受部 66b 剥離用受部 80 ヘッド駆動機構 81 テープ走行機構 90 (検出手段としての)光センサ A カセット装着方向 B カセット取出方向 C テープ走行方向 E (テープ状記録媒体の)終端 M 終端マーカ PA (テープ状記録媒体の終端側に設けられた)最終
印字領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に印字が施される記録媒体の裏面に
    粘着剤層を形成しこの粘着剤層の表面に剥離紙を貼着し
    てなる長尺のテープ状記録媒体に対して所望の印字デー
    タに基づいて印字ヘッドにより印字を施し、この印字ヘ
    ッドによる印字後に切断機構により前記テープ状記録媒
    体を切断するテープ印字装置であって、前記切断機構
    が、前記印字ヘッドによる印字後の前記テープ状記録媒
    体に対して進退可能な切断基体と、この切断基体の一側
    面から突出し得るように配設され前記テープ状記録媒体
    を切断する切断刃と、前記切断基体の一側面から突出し
    得るように配設され少なくとも前記切断刃による切断時
    以後に前記テープ状記録媒体を所望の角度に曲げるよう
    に押圧する剥離部材とを有し、前記テープ印字装置に、
    前記切断機構の動作時に前記テープ状記録媒体を介して
    前記切断刃の刃先を受け止める切断用受部と、前記テー
    プ状記録媒体を介して前記剥離部材の先端部を嵌入させ
    て前記剥離部材の押圧動作を受け止める剥離用受部とを
    形成した受部材をさらに設けたことを特徴とするテープ
    印字装置。
  2. 【請求項2】 前記剥離部材を前記切断刃による前記テ
    ープ状記録媒体の切断時以前から前記テープ状記録媒体
    に接触し押圧動作を開始するように配設したことを特徴
    とする請求項1に記載のテープ印字装置。
  3. 【請求項3】 前記剥離部材の先端部を曲面に形成する
    とともに、前記受部材の前記剥離用受部を前記剥離部材
    の先端部の形状と補形をなす形状の曲面に形成したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のテープ印
    字装置。
  4. 【請求項4】 前記切断刃を前記切断基体の一側面から
    弾性体による付勢力をもって進退自在に配設したことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のテープ印字
    装置。
JP10963295A 1995-05-08 1995-05-08 テープ印字装置 Pending JPH08300739A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999054216A1 (en) * 1998-04-21 1999-10-28 Esselte N.V. Tape printing device and tape cassette
JP2010173257A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Brother Ind Ltd テープ印刷装置

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WO1999054216A1 (en) * 1998-04-21 1999-10-28 Esselte N.V. Tape printing device and tape cassette
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Effective date: 20030107