JPH1113942A - 防振クランプ - Google Patents

防振クランプ

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JPH1113942A
JPH1113942A JP9187183A JP18718397A JPH1113942A JP H1113942 A JPH1113942 A JP H1113942A JP 9187183 A JP9187183 A JP 9187183A JP 18718397 A JP18718397 A JP 18718397A JP H1113942 A JPH1113942 A JP H1113942A
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holding
connecting arm
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Shinya Shinozaki
伸哉 篠崎
Seiichi Toyonaga
誠一 豊永
Tatsuya Ogawa
達也 小川
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Toyota Motor Corp
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Piolax Inc
Toyota Motor Corp
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    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/02Energy absorbers; Noise absorbers
    • F16L55/033Noise absorbers
    • F16L55/035Noise absorbers in the form of specially adapted hangers or supports
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/16Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間に亘る防振効果が期待できる防振クラ
ンプの提供。 【解決手段】 開閉可能に連設された一対の基枠1・2
を備え、該一対の基枠1・2が各自の対向面側に棒状体
を抱持する硬直な保持部9・10を個々に有する防振ク
ランプであって、上記硬直な保持部9・10は半円筒状
を呈し、当該保持部9・10と基枠1・2とを互いに重
なり合う位置関係をもって保持部9・10よりも巾の狭
い柔軟な連結アーム11・12を介して連結して、個々
の保持部9・10を対応する基枠1・2の対向面から浮
かせて支持することにより、棒状体13は硬直な保持部
9・10で抱持される結果、例え、機械的な振動が生じ
ても、当該振動に起因して、棒状体13が柔軟な連結ア
ーム11・12を直に衝打することがなくなるので、振
動吸収手段たる連結アーム11・12がヘタリ徐々に劣
化して、長期間に亘る防振効果を持続できなくなる心配
が解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
アンチロックブレーキシステムに使用されるブレーキパ
イプや、アクセルペダルワイヤー・燃料パイプ等の長尺
な棒状体を、その振動を吸収しながら保持することので
きる防振クランプの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種防振クランプとして、実開
平4−44581号公報や実用新案登録第251169
3号公報に示すものが存する。これら従来の防振クラン
プは、多少の構造上の相違を有するが、基本的には、ク
ランプ本体自体を硬質な樹脂材料で成形して、上記した
ブレーキパイプ等の棒状体をその保持部で抱持する場合
には、当該保持部の内面と棒状体の外周面間に軟質な樹
脂材料で成形された緩衝シート材を介在させる構成とな
っている。
【0003】依って、保持部で棒状体を抱持する状態を
得て、クランプ本体をその固定手段を介してパネル側に
固定すれば、棒状体がパネル面に沿って整列した状態に
保持され、又、斯る状態の下で、棒状体側又はパネル側
に機械的な振動が生じたような場合には、当該振動を上
記の緩衝シート材で吸収して、一方側に生じる機械的な
振動が他方側へ伝わることを防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の防振
クランプにあっては、機械的な振動を吸収する緩衝シー
ト材をクランプ本体の保持部の内面と棒状体の外周面間
に介在させる関係で、棒状体側又はパネル側に機械的な
振動が生じると、当該振動に起因して、棒状体が硬直な
保持部のバックアップを得て緩衝シート材を直に衝打し
てしまうので、これにより、緩衝シート材がヘタって、
徐々に劣化してしまう恐れを有していた。この為、従来
の防振クランプの下では、長期間に亘る防振効果を持続
することは期待できなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯る従来の防
振クランプが抱える課題を有効に解決するために開発さ
れたもので、請求項1記載の発明は、開閉可能に連設さ
れた一対の基枠を備え、該一対の基枠が各自の対向面側
に棒状体を抱持する硬直な保持部を個々に有する防振ク
ランプであって、上記硬直な保持部は半円筒状を呈し、
当該保持部と基枠とを互いに重なり合う位置関係をもっ
て保持部よりも巾の狭い柔軟な連結アームを介して連結
して、個々の保持部を対応する基枠の対向面から浮かせ
て支持する構成を採用した。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1を前提と
して、各基枠とその保持部を連結する連結アームは、い
ずれも、半円筒状を呈する保持部の周方向の中心に位置
して、基枠と保持部の巾域の範囲内で、同一方向に傾斜
して直線的に延びている構成を採用した。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1を前提と
して、各基枠とその保持部を連結する連結アームは、い
ずれも、半円筒状を呈する保持部の周方向の中心に位置
して、基枠と保持部の巾域の範囲内で、逆方向に傾斜し
て直線的に延びている構成を採用した。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3を前提として、各基枠とその保持部とは、半円筒状
を呈する保持部の周方向の中心において連結アームで連
結され、同周方向の側方において上記連結アームよりも
細い補助連結アームで連結されている構成を採用した。
【0009】依って、請求項1記載の発明によれば、振
動吸収手段たる連結アームを基枠と硬直な保持部の間に
介在させる構成を採用した関係で、機械的な振動が生じ
ても、当該振動に起因して、棒状体で柔軟な連結アーム
を直に衝打することがなくなるので、連結アーム自体が
ヘタリ徐々に劣化して、長期間に亘る防振効果を持続で
きなくなる心配が解消される。しかも、基枠と保持部と
は互いに重なり合う位置関係をもって連結アームで連結
されているので、クランプ自体の小型化にも貢献でき
る。
【0010】請求項2記載の発明によれば、連結アーム
が、半円筒状を呈する保持部の周方向の中心に位置し
て、基枠と保持部の巾域の範囲内で、同一方向に傾斜し
て直線的に延びている関係で、保持部の基枠に対する支
持巾を長くして、連結アームの撓みを促進できると共
に、直線形状によって、基枠と保持部の支持間隔を小さ
くできるので、確実な防振効果を保障しつつ、クランプ
自体の更なる小型化も可能となる。又、相対的に振動を
吸収する際に、連結アームが撓むと、保持部もこれに応
じて変位することとなるが、同一方向に延びた連結アー
ムにより、対向する保持部を棒状体の軸方向に沿って逆
方向へ変位させて、棒状体の外周面との間で摺動抵抗を
発生させることが可能となるので、この摺動抵抗で振動
エネルギーを効果的に吸収できる。
【0011】請求項3記載の発明によれば、請求項2と
異なり、連結アームが、半円筒状を呈する保持部の周方
向の中心に位置して、基枠と保持部の巾域の範囲内で、
逆方向に傾斜して直線的に延びている関係で、相対的に
振動を吸収する際に、連結アームが撓むと、保持部もこ
れに応じて変位することとなるが、今度は、逆方向に延
びた連結アームにより、対向する保持部を同一方向へ一
緒に変位させることが可能となるので、棒状体の抱持状
態がより一層安定する。
【0012】請求項4記載の発明によれば、基枠と保持
部とが、中央の連結アームに加えて側方の補助連結アー
ムでも連結されているので、保持部の基枠に対する支持
状態が安定する一方、側方の補助連結アームは、中央の
連結アームよりも細いので、中央の連結アームの撓みを
阻害する心配がない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する各好適な
実施の形態に基づいて詳述する。まず、第一実施の形態
に係る防振クランプは、ポリプロピレン・ポリアセター
ル・ナイロン等の硬質な樹脂材料で一体に成形されて、
図1・図2に示す如く、ヒンジ部3を介して開閉可能に
連設された上下一対の基枠1・2を備え、上側基枠1は
L字状を呈して、その自由端側にロック爪部4を形成
し、下側基枠2はU字状を呈して、その自由端側に上記
ロック爪部4を係脱可能に係止する二叉状の受け部5を
形成すると共に、連設端側にパネルに植設されたスタッ
ドボルトに固定される箱形の固定部6を横設する構成と
なっている。尚、この固定部6は、内部にスタッドボル
トを挿通する貫通孔7を画成して、当該貫通孔7の内周
面にスタッドボルトのネジ面に係止する複数の弾性爪8
を設けている。
【0014】そして、第一実施の形態にあっては、上記
した上側基枠1と下側基枠2の各対向内面側にブレーキ
パイプ等の棒状体を上下方向から抱持する硬直な半円筒
状を呈する保持部9・10を個々に付与せんとするもの
であるが、当該保持部9・10の付与に関しては、特
に、図3に示す如く、上下一対の基枠1・2と各保持部
9・10とを、互いに重なり合う状態をもって、一定の
間隔をおいて薄肉の柔軟性に富んだ連結アーム11・1
2を介して連結し、その間隔分だけ、個々の保持部9・
10を対応する基枠1・2の対向内面から浮かして支持
する構成となしている。尚、上記連結アーム11・12
の巾寸法は、その撓み性を考慮して、各保持部9・10
の巾よりも狭くなるように設定するものとする。
【0015】又、上側基枠1とその保持部9を連結する
連結アーム11と、下側基枠2とその保持部10を連結
する連結アーム12とは、各半円筒状を呈する保持部9
・10の周方向の中心に位置して、基枠1・2と保持部
9・10の等しい巾域Lの範囲内で、同一方向に傾斜し
て直線的に延びる状態に接続されているが、その基枠1
・2に対する接続点と保持部9・10に対する接続点と
は、共に、同一位置となるように設定されている。
【0016】依って、斯る構成の防振クランプを用い
て、ブレーキパイプ等の棒状体13をパネルP面に沿っ
て保持する場合には、まず、図4に示す如く、固定部6
の貫通孔7内にパネルPに植設されているスタッドボル
トBを挿入して、当該スタッドボルトBのネジ面に上記
複数の弾性爪8を係止させることにより、防振クランプ
自体を予めパネルP側に固定する。但し、パネルPに対
する固定手段に関しては、これに限定されるものではな
い。
【0017】次いで、棒状体13を下側基枠2の半円筒
状を呈する保持部10上に載置して、上側基枠1をヒン
ジ部3を介して回動させながら、そのロック爪部4を下
側基枠2の受け部5に係止すれば、図5・図6に示す如
く、棒状体13は対向する硬直な保持部9・10により
上下方向から完全に抱持されるので、これにより、棒状
体13がパネルP面に沿って弾性的に保持されることと
なる。
【0018】従って、斯る保持状態の下で、棒状体13
側又はパネルP側に機械的な振動が生じたような場合に
は、その振動が上下方向でも左右方向でも斜め方向で
も、対向する保持部9・10を支持する各柔軟な連結ア
ーム11・12が撓んで、当該振動を効率よく吸収する
ので、いずれにしても、棒状体13側又はパネルP側に
生じた機械的な振動が他方側に伝わることを有効に防止
できる。しかも、各連結アーム11・12は、保持部9
・10の巾よりも狭い寸法をもって、対応する半円筒状
を呈する保持部9・10の周方向の中心に位置している
ので、その撓みが積極的に促されて、確実な防振効果を
提供できることとなる。
【0019】尚、この場合において、上下方向で相対的
に振動を吸収する際に、連結アーム11・12が撓む
と、対応する保持部9・10もこれに応じて当然に変位
することとなるが、第一実施の形態の下では、既述した
如く、連結アーム11・12が同一方向に傾斜して延び
ている関係で、図6の鎖線で示す如く、対向する保持部
9・10が棒状体13の軸方向に沿って互いに逆方向へ
変位して、棒状体13の外周面との間で摺動抵抗を発生
させるので、この摺動抵抗で振動エネルギーを吸収し
て、この点からも、確実な防振効果を提供できる。
【0020】しかも、第一実施の形態にあっては、従来
とは異なり、棒状体13をそのまま硬直な半円筒状を呈
する保持部9・10で抱持して、振動吸収手段たる連結
アーム11・12を当該保持部9・10と基枠1・2間
に介在させた関係で、例え、内部流体の脈動現象等で、
ブレーキパイプ等の棒状体13が大きく振動したとして
も、当該棒状体13が柔軟な連結アーム11・12を直
に衝打することがないので、これにより、連結アーム1
1・12がヘタリ徐々に劣化して、長期間に亘る防振効
果を持続できなくなる心配が解消される。尚、保持部9
・10自体も、その半円筒状から得られる広面積をもっ
て、棒状体13を抱持することが可能となるので、当該
保持部9・10の抱持面がヘタる心配もない。
【0021】又、基枠1・2と保持部9・10を連結す
る連結アーム11・12が、図示する如く、上記巾域L
の範囲内で、同一方向に傾斜していることは、巾域L方
向の寸法を短くしても、保持部9・10の基枠1・2に
対する支持巾を長くできると共に、連結アーム11・1
2の撓みを促進できる。更に、各保持部9・10をその
巾域Lの同一位置で連結アーム11・12に接続したこ
とは、連結アーム11・12の弾発力を等しく対向する
保持部9・10に与えられるので、各保持部9・10は
互いに正対して、棒状体13を安定して抱持することが
可能となる。
【0022】更に、第一実施の形態にあっては、各基枠
1・2とその保持部9・10とを互いに重なり合う位置
関係をもって連結アーム11・12で連結しているの
で、クランプ自体の小型化が可能となると共に、連結ア
ーム11・12を屈曲させずに直線的に延ばしているの
で、保持部9・10の基枠1・2に対する支持間隔を小
さくして、この点からも、クランプ自体の小型化が可能
となる。
【0023】次に、第二実施の形態に係る防振クランプ
を説明すると、当該第二実施の形態のものも、基本的に
は、上記した第一実施の形態をそのまま踏襲するもので
あるが、異なるところは、図7に示す如く、上側基枠1
と保持部9及び下側基枠2と保持部10とを、その巾域
Lにおいて、逆方向に傾斜して直線的に延びる連結アー
ム11・12で連結する構成となしたものである。但
し、当該連結アーム11・12は、いずれも、対応する
半円筒状を呈する保持部9・10の周方向の中心に位置
し、且つ、保持部9・10と連結アーム11・12の接
続点は、第一実施の形態と同様に、その巾域Lで、同一
位置となるように設定するものとする。
【0024】依って、第二実施の形態の下では、上下方
向で相対的に振動を吸収する際に、連結アーム11・1
2が撓むと、対応する保持部9・10もこれに応じて当
然に変位することとなるが、今度は、連結アーム11・
12が逆方向へ延びている関係で、同図の鎖線で示す如
く、対向する保持部9・10を同一方向へ一緒に変位さ
せることが可能となるので、棒状体13の抱持状態がよ
り一層安定する利点がある。
【0025】更に、第一・第二実施の形態の下で、例え
ば、図8に示す如く、基枠1・2とその保持部9・10
とを、半円筒状を呈する保持部9・10の周方向の中心
において連結アーム11・12で連結し、同周方向の側
方において当該連結アーム11・12よりも細い補助連
結アーム11a・12aで連結するように構成すれば、
保持部9・10の基枠1・2に対する支持状態が頗る安
定する一方、側方の補助連結アーム11a・12aは、
中央の連結アーム11・12よりも細いので、中央の連
結アーム11・12の撓みを阻害する心配がないので、
やはり、確実な防振効果を提供できることとなる。
【0026】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、請求項1の下では、振動吸収手段たる連結アー
ムを基枠と硬直な保持部の間に介在させる構成を採用し
た関係で、機械的な振動が生じても、当該振動に起因し
て、棒状体で柔軟な連結アームを直に衝打することがな
くなるので、連結アーム自体がヘタリ徐々に劣化して、
長期間に亘る防振効果を持続できなくなる心配が解消さ
れる。しかも、基枠と保持部とは互いに重なり合う位置
関係をもって連結アームで連結されているので、クラン
プ自体の小型化にも貢献できる。
【0027】請求項2の下では、連結アームが、半円筒
状を呈する保持部の周方向の中心に位置して、基枠と保
持部の巾域の範囲内で、同一方向に傾斜して直線的に延
びている関係で、保持部の基枠に対する支持巾を長くし
て、連結アームの撓みを促進できると共に、直線形状に
よって、基枠と保持部の支持間隔を小さくできるので、
確実な防振効果を保障しつつ、クランプ自体の更なる小
型化も可能となる。又、相対的に振動を吸収する際に、
連結アームが撓むと、保持部もこれに応じて変位するこ
ととなるが、同一方向に延びた連結アームにより、対向
する保持部を棒状体の軸方向に沿って逆方向へ変位させ
て、棒状体の外周面との間で摺動抵抗を発生させるの
で、この摺動抵抗で振動エネルギーを効果的に吸収でき
る。
【0028】請求項3の下では、請求項2の効果に加え
て、連結アームが、半円筒状を呈する保持部の周方向の
中心に位置して、基枠と保持部の巾域の範囲内で、逆方
向に傾斜して直線的に延びている関係で、相対的に振動
を吸収する際に、連結アームが撓むと、保持部もこれに
応じて変位することとなるが、今度は、逆方向に延びた
連結アームにより、対向する保持部を同一方向へ一緒に
変位させることが可能となるので、棒状体の抱持状態が
より一層安定する。
【0029】請求項4の下では、基枠と保持部とが、中
央の連結アームに加えて、側方の補助連結アームでも連
結されているので、保持部の基枠に対する支持状態が頗
る安定する一方、側方の補助連結アームは、中央の連結
アームよりも細いので、中央の連結アームの撓みを阻害
する心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態に係る防振クランプを
示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】(A)は図1のB−B線断面図、(B)は図1
のC−C線断面図である。
【図4】同防振クランプをパネル側に固定した状態を一
部切欠して示す正面図である。
【図5】同防振クランプを用いて棒状体を抱持した状態
を示す正面図である。
【図6】同防振クランプを用いて棒状体を抱持した状態
を示す断面図である。
【図7】第二実施の形態に係る防振クランプを用いて、
棒状体を抱持した状態を示す断面図である。
【図8】第一・二実施の形態の変形例を棒状体を抱持し
た状態をもって示す正面図である。
【符号の説明】
1 上側基枠 2 下側基枠 3 ヒンジ部 4 ロック爪部 5 受け部 6 固定部 7 貫通孔 8 弾性爪 9 上側基枠側の保持部 10 下側基枠側の保持部 11 上側基枠側の連結アーム 11a 上側基枠側の補助連結アーム 12 下側基枠側の連結アーム 12a 下側基枠側の補助連結アーム 13 棒状体 P パネル B スタッドボルト L 基枠と保持部の巾域
フロントページの続き (72)発明者 小川 達也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能に連設された一対の基枠を備
    え、該一対の基枠が各自の対向面側に棒状体を抱持する
    硬直な保持部を個々に有する防振クランプであって、上
    記硬直な保持部は半円筒状を呈し、当該保持部と基枠と
    を互いに重なり合う位置関係をもって保持部よりも巾の
    狭い柔軟な連結アームを介して連結して、個々の保持部
    を対応する基枠の対向面から浮かせて支持したことを特
    徴とする防振クランプ。
  2. 【請求項2】 各基枠とその保持部を連結する連結アー
    ムは、いずれも、半円筒状を呈する保持部の周方向の中
    心に位置して、基枠と保持部の巾域の範囲内で、同一方
    向に傾斜して直線的に延びていることを特徴とする請求
    項1記載の防振クランプ。
  3. 【請求項3】 各基枠とその保持部を連結する連結アー
    ムは、いずれも、半円筒状を呈する保持部の周方向の中
    心に位置して、基枠と保持部の巾域の範囲内で、逆方向
    に傾斜して直線的に延びていることを特徴とする請求項
    1記載の防振クランプ。
  4. 【請求項4】 各基枠とその保持部とは、半円筒状を呈
    する保持部の周方向の中心において連結アームで連結さ
    れ、同周方向の側方において上記連結アームよりも細い
    補助連結アームで連結されていることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の防振クランプ。
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