JPH11136751A - 移動通信端末装置 - Google Patents

移動通信端末装置

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JPH11136751A
JPH11136751A JP9300913A JP30091397A JPH11136751A JP H11136751 A JPH11136751 A JP H11136751A JP 9300913 A JP9300913 A JP 9300913A JP 30091397 A JP30091397 A JP 30091397A JP H11136751 A JPH11136751 A JP H11136751A
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message
data
transmission
mobile communication
destination
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Application number
JP9300913A
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English (en)
Inventor
Takeshi Fuchigami
健 渕上
Ryohei Owada
亮平 大和田
Toshihiko Nannichi
俊彦 南日
Hiroshi Ogasawara
浩 小笠原
Yoshio Akasofu
慶雄 赤祖父
Taro Omura
太郎 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作成した文字メッセージデータを、送信先に
応じたメッセージコードに変換して送信することが可能
な移動通信端末装置を提供する。 【解決手段】 メモリ部6は、キー入力部53を操作し
て入力される文字データ列を所定のテキストコードに変
換した文字データと、この文字データをページャへ送信
するための数字データに変換するための第1の変換テー
ブルと、文字データをPHS端末へ送信するためのデー
タに変換するための第2の変換テーブルとを記憶する。
制御部6は、メモリ部6の文字データを電子メールとし
て送信制御するパソコン通信制御手段5aと、上記文字
データを第1の変換テーブルを用いて変換してページャ
に向けて送信制御するページャ呼出制御手段5bと、上
記文字データを第2の変換テーブルを用いて変換してP
HS端末に向けて送信制御するPHS端末間メッセージ
通信制御手段5cとを備えるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばPHS
(Personal Handyphone System)や携帯電話システムの
端末装置のようにシステムの基地局装置を介して公衆網
に接続可能で、特に複数種の通信装置に文字メッセージ
送信を行なう機能を備えた移動通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、PHSや携帯電話システムの端末
装置は、本来の通話機能の他に、種々の付加機能を備え
るようになってきた。例えば、上記端末装置に大型の液
晶表示部を備えて、PDA(Personal Digital Assista
nce )などに見られるような多数の個人情報を記憶/表
示する機能や、この個人情報内の電話番号を指定して発
呼を行なうなどの機能などが備えられている。
【0003】また、本発明者らによれば、上記システム
の無線通信網および公衆網を介して、パソコン通信ネッ
トワークに接続して電子メールなどの送受信を行なう機
能や、上記端末装置間で20文字程度の文字メッセージ
を送受信する機能、ページャに対して文字メッセージを
送信する機能などを備えたものの開発がすすめられてい
る。
【0004】しかしながら、上述のように文字メッセー
ジや電子メールを、種々の通信装置との間で送受信する
機能が備えられた端末装置にあっては、送信対象となる
通信装置毎に文字メッセージ(あるいは電子メール)を
作成するようにしている。このため、ある通信装置に向
けて作成した文字メッセージを、文字メッセージの送受
信方式が異なる通信装置に向けて送信することができな
いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動通信端末装
置では、送信対象となる通信装置毎に文字メッセージ
(あるいは電子メール)を作成するようにしている。こ
のため、ある通信装置に向けて作成した文字メッセージ
を、文字メッセージの送受信方式が異なる通信装置に向
けて送信することができないという問題があった。
【0006】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、作成したメッセージを、文字メッセージの送
受信方式が異なる複数の通信装置に向けて送信すること
が可能な移動通信端末装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係わる移動通信端末装置は、公衆網に
接続される無線基地局装置と無線チャネルを介して接続
可能で、無線基地局装置を通じて、文字メッセージを送
受信することが可能な移動通信端末装置において、文字
メッセージデータを記憶するメッセージ記憶手段と、こ
のメッセージ記憶手段に記憶される文字メッセージデー
タを読み出して、このデータを文字メッセージの送信先
に応じたメッセージコードに変換するメッセージコード
変換手段とを具備して構成するようにした。
【0008】上記構成の移動通信端末装置では、メッセ
ージ記憶手段に記憶される文字メッセージデータを、メ
ッセージコード変換手段により、文字メッセージの送信
先に応じたメッセージコードに変換するようにしてい
る。
【0009】したがって、上記構成の移動通信端末装置
によれば、メッセージ記憶手段に記憶させた文字メッセ
ージデータを、送信先に応じたメッセージコードに変換
して文字メッセージとして送信することができるため、
上記移動通信端末装置上で作成した文字メッセージ等
を、文字メッセージの送受信方式が異なる複数の通信装
置に向けて送信することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係わる移動通信端末装置が用いられるシステ
ムの概略構成を示すものである。なお、ここでは、この
システムの一例として、PHSを例に挙げて説明する。
【0011】この図において、この発明に係わる移動通
信端末装置(以下、PHS端末と称する)はPS1〜P
Smで示し、PHS基地局はCS1〜CSnで示す。各
PHS基地局CS1〜CSnは、例えば図2に示すよう
にシステムのサービスエリアに地理的に分散配設されて
おり、隣接する数台ごとにローカルエリアE1,E2,
E3を形成し、無線回線を介してPHS端末PS1〜P
Smが接続される。なお、基地局とPHS端末との間の
無線アクセス方式としては、例えばTDMA−TDD方
式が使用される。
【0012】また、上記各PHS基地局CS1〜CSn
は公衆網INWにそれぞれ接続される。 公衆網IN
Wは、ISDNと、このISDNに上記各PHS基地局
CS1〜CSnを収容するためのI′インタフェース網
とを有する。また公衆網INWには、インターネットI
TNに接続可能なパソコン通信事業者のネットワークが
接続される。
【0013】このパソコン通信事業者のネットワーク
は、当該ネットワークをISDNと接続するためのアク
セス・サーバASと、コンテンツ・サーバTSを備えて
いる。コンテンツ・サーバTSは、このアクセス・サー
バASあるいはインターネットITNを介して接続され
る情報通信端末に対して、種々の情報を提供する機能
や、上記情報通信端末より送られる情報を蓄積、そして
提供する機能などを備えている。
【0014】また、コンテンツ・サーバTSは、この事
業者のサービスに加入するユーザに割当てたID毎に、
アクセス・サーバASあるいはインターネットITNを
通じて送られる電子メールを蓄積/管理し、ユーザの要
求に応じて上記電子メールを配信する機能を備えてい
る。
【0015】なお、アクセス・サーバASは、公衆網I
NWを介して接続される通信端末と、インターネットI
TNに接続されるWWWサーバWS1,WS2,…との
間をTCP/IPプロトコルによって接続することが可
能である。
【0016】また、ISDNは、選択呼出制御局SCS
が接続される。選択呼出制御局SCSは、DTMF信号
を送信可能な通信端末が上記ISDNを介して接続され
る。そして、上記通信端末よりDTMF信号を受信する
と、選択呼出基地局BS1〜BSiを制御して、上記D
TMF信号に対応するメッセージ信号を選択呼出受信機
(ページャ)PBに向けて送信する。
【0017】これに対して、ページャPBは、自機宛て
のメッセージ信号を受信すると、このメッセージ信号を
所定のコード変換テーブルに従って変換し、鳴音動作等
によりユーザにメッセージの受信を報知するとともに、
表示部に受信したメッセージの表示を行なう。
【0018】ところで、PHS端末PS1〜PSmに
は、PHS端末としての通話機能の他に、ページャPB
に対するメッセージ送信を容易に行なうための機能や、
前述のパソコン通信事業者のネットワークにアクセスす
る機能などを備えている。
【0019】以下、PHS端末PS1〜PSmの構成に
ついて説明する。図3は、その構成を示す回路ブロック
図であり、図4はその外観の一例を示す図である。PH
S端末PS1〜PSmは、アンテナ11を備えた無線部
1と、モデム部2と、TDMA部3と、通話部4と、制
御部5と、メモリ部6と、電源部7とを具備している。
【0020】PHS基地局CS1〜CSnから到来した
無線搬送波信号は、アンテナ11で受信されたのち無線
部1の高周波スイッチ(SW)12を介して受信回路
(RX)13に入力される。
【0021】この受信回路13では、上記受信された無
線搬送波信号がシンセサイザ14から発生された局部発
振信号とミキシングされて受信中間周波信号にダウンコ
ンバートされる。なお、上記シンセサイザ14から発生
される局部発振周波数は無線チャネル周波数に応じて制
御部5より指示される。
【0022】また、無線部1には受信電界強度検出部
(RSSI)16が設けられている。この受信電界強度
検出部16では、PHS基地局CS1〜CSnから到来
した無線搬送波信号の受信電界強度が検出され、その検
出値は制御部5に通知される。
【0023】上記受信回路13から出力された受信中間
周波信号は、モデム部2の復調回路(DEM)21に入
力される。復調回路21では上記受信中間周波信号のデ
ィジタル復調が行なわれ、これによりディジタル復調信
号が再生される。
【0024】TDMA部3のTDMAデコード回路31
は、上記ディジタル復調信号を各受信タイムスロットご
とに分離する。そして、制御部5の指示に従って自局に
割り当てられたタイムスロットに挿入されているディジ
タル通話信号およびサブアドレス情報を抽出し、この抽
出したディジタル通話信号を通話部4に入力し、サブア
ドレス情報を制御部5に入力する。
【0025】一方、制御チャネルにより伝送された制御
データおよびトラフィックチャネルにより伝送された非
制限ディジタルデータについては制御部5に入力する。
通話部4は、ADPCM(Adaptive Differential Puls
e Code Modulation )トランスコーダ41と、PCMコ
ーデック42とから構成される。
【0026】ADPCMトランスコーダ41では上記デ
ィジタル通話信号の復号処理が行なわれる。PCMコー
デック42では上記復号されたディジタル通話信号がア
ナログ通話信号に変換される。そして、このアナログ通
話信号は図示しない受話増幅器で増幅されたのちスピー
カ43から出力される。
【0027】これに対し、マイクロホン(M)44に入
力された送話音声は、通話部4において図示しない送話
増幅器で増幅されたのち、PCMコーデック42でディ
ジタル送話信号に変換される。そして、このディジタル
送話信号はADPCMトランスコーダ41で符号化処理
が施され、ディジタル通話信号としてTDMA部3に入
力される。
【0028】TDMAエンコード回路32では、上記A
DPCMトランスコーダ41から出力されたディジタル
通話信号およびサブアドレス情報が、制御部5から指示
された送信タイムスロットに挿入されて多重化され、モ
デム部2の変調回路(MOD)22に入力される。
【0029】変調回路22は、上記TDMAエンコード
回路32から出力された多重化ディジタル通信信号によ
り送信中間周波信号をディジタル変調し、この変調した
送信中間周波信号を無線部1の送信回路(TX)15に
入力する。
【0030】送信回路15は、上記変調された送信中間
周波信号をシンセサイザ14から発生された局部発振信
号とミキシングして無線搬送波周波数にアップコンバー
トし、さらに所定の送信電力レベルに増幅する。そし
て、この送信回路15から出力された無線搬送波信号
は、高周波スイッチ12を介してアンテナ11からPH
S基地局CS1〜CSnに向け送信される。
【0031】ところで、メモリ部6は、例えばROMや
RAMなどの半導体メモリを記録媒体としたもので、こ
の記録媒体には後述の制御部5の制御プログラムや種々
の制御データを記憶するエリア、制御部5のワークエリ
ア、多数の個人情報(氏名、電話番号、住所やメールア
ドレスなど)を記憶するエリアが設けられている他に、
メッセージ記憶エリア6a、第1のコード変換テーブル
記憶エリア6b、および第2のコード変換テーブル記憶
エリア6cが設けられている。
【0032】メッセージ記憶エリア6aは、ユーザがキ
ー入力部53を操作して入力する文字データを、後述す
る制御部5の制御に従って所定のテキストコードのデー
タとして記憶するエリアである。
【0033】第1のコード変換テーブル記憶エリア6b
は、上記メッセージ記憶エリア6aに記憶される文字デ
ータを、各文字毎に所定の2ケタの数字データに変換す
るための変換テーブルを記憶するエリアである。図5
は、その変換テーブルの一例を示すものである。
【0034】第2のコード変換テーブル記憶エリア6c
は、上記メッセージ記憶エリア6aに記憶される文字デ
ータを各文字毎に所定の1バイトのデータに変換すると
ともに、1バイトのデータを上記文字データに変換する
ための変換テーブルを記憶するエリアである。
【0035】サウンダ51は、制御部5によって制御さ
れ、着信時にはユーザによって予め選択されたパター
ン、周波数の着信音を発したり、あるいは後述のキー入
力部53の入力確認音、エラーを示す警告音、アラーム
設定時刻の到来時にアラーム音を発するものである。
【0036】バイブレータ52は、小型のモータなどか
らなる振動体であって、制御部5によってその動作が制
御され、着信時やアラーム設定時刻の到来時に、その旨
をユーザに報知するために動作するように制御される。
【0037】キー入力部53は、キースイッチによる入
力手段である。その種類としては、例えば図4に示すよ
うに、主に数字入力を行なうテンキー531、カーソル
の移動を行なう4方向キー532、決定時に用いられる
Yesキー533、取り消しや削除を行なうNoキー5
34、オンフックキー535、オフフックキー536、
メニュー画面を呼び出すメニューキー537などからな
る。
【0038】表示部54は、バックライトを備えたLC
D(Liquid Crystal Display)などの表示器であって、
制御部5により上記バックライトのON/OFF制御
と、表示内容の制御、および表示される文字サイズの変
更が行われる。
【0039】DTMF発生回路55は、制御部5の指示
に応じたDTMFトーン信号を生成し、この生成したD
TMFトーン信号をマイクロホン44から入力された送
話信号と同様に、PCMコーデック42に入力する。
【0040】データI/F56は、後述の制御部5によ
って制御され、前述のパソコン通信事業者とのデータ通
信時に、TDMAデコード回路31によって分離された
ディジタル復調信号をバッファリングして制御部5に受
信データとして入力したり、あるいは制御部5からの送
信データをバッファリングしてTDMAエンコード回路
32に入力するインタフェースである。
【0041】制御部5は、例えばマイクロコンピュータ
を主制御部として備え、上述の各部を制御するもので、
自機とPHS基地局CS1〜CSnとを接続して音声通
信を行なう制御機能に加え、メモリ部6に記憶される個
人情報を表示する機能や、この個人情報内の電話番号が
キー入力部53の操作によって指定される場合に、指定
された番号を着信先として発信する機能を備える。
【0042】また、制御部5は、上記機能の他に、新た
にパソコン通信制御手段5aと、ページャ呼出制御手段
5bと、PHS端末間メッセージ通信制御手段5cとを
備えている。
【0043】パソコン通信制御手段5aは、PHS基地
局CS1〜CSnのいずれかと公衆網INWを通じてパ
ソコン通信事業者に発呼して通信リンクを確立し、この
事業者との間でデータ通信制御を行なうものである。
【0044】このパソコン通信制御手段5aの制御機能
としては、メッセージ記憶エリア6aに記憶される文字
データを電子メールとして送信したり、あるいは自局宛
ての電子メールをパソコン通信事業者のコンテンツサー
バTSから受信したり、通信記録(ログ)をメモリ部6
に記録するなどの制御を行なう。
【0045】ページャ呼出制御手段5bは、ページャP
Bに対して文字メッセージを送信する制御を行なうもの
で、上記メッセージ記憶エリア6aに記憶される文字デ
ータを、上記第1のコード変換テーブル記憶エリア6b
に記憶されるメッセージ変換テーブルに従って数字デー
タに変換する。
【0046】そして、前述の音声通信と同様にして自機
とPHS基地局CS1〜CSnのいずれかを通じて、前
述の選択呼出制御局SCSに対して発呼を行ない、選択
呼出制御局SCSとの間に通話パスを確立する。そし
て、上記DTMF発生回路55を制御して、上記通話パ
スを通じ、上記数字データに応じたDTMF信号を送信
する。
【0047】PHS端末間メッセージ通信制御手段5c
は、着サブアドレスに文字メッセージに応じた情報を載
せることにより、他のPHS端末PS1〜PSmとの間
で文字メッセージを送受信する制御を行なうものであ
る。
【0048】このPHS端末間メッセージ通信制御手段
5cは、文字メッセージの送信時には、上記メッセージ
記憶エリア6aに記憶される文字データを、上記第2の
コード変換テーブル記憶エリア6cに記憶されるメッセ
ージ変換テーブルに従って変換する。
【0049】そして、文字メッセージの送信先となる他
のPHS端末PS1〜PSmに対してPHS基地局CS
1〜CSnを介して発呼し、その際に用いられる着サブ
アドレスに、上記変換したデータを載せる。
【0050】また、PHS端末間メッセージ通信制御手
段5cは、他のPHS端末PS1〜PSmからの文字メ
ッセージの受信時には、文字メッセージの送信元となる
他のPHS端末の着サブアドレスに載ったデータを受信
し、上記第2のコード変換テーブル記憶エリア6cに記
憶されるメッセージ変換テーブルに従って、送信時とは
逆に所定のテキストコードに変換する。
【0051】なお、電源部7は、バッテリ71と電源回
路72とからなり、電源回路72がバッテリ71の出力
を基に所定の動作電源電圧Vccを生成して、各回路に供
給する。
【0052】次に、上記構成のPHS端末PS1〜PS
mにおける文字メッセージ送信および電子メール送信の
動作を以下に説明する。図6は、その動作を説明するた
めのフローチャートである。
【0053】まず、ユーザがキー入力部53を操作し
て、文字メッセージの作成モードを呼び出し、そしてさ
らにキー入力部53を操作して文字メッセージの作成を
行なう(ステップ6a)。
【0054】ここで、作成された文字メッセージは、メ
ッセージ記憶エリア6aに、例えばJISコードなどの
パソコン通信などで用いられる所定のテキストコードの
列で記憶され、上記文字メッセージの送信先の入力待ち
受け状態となる(ステップ6b)。
【0055】ステップ6bでは、ユーザがキー入力部5
3を操作して、電子メールによる文字メッセージ送信を
指定するとステップ6cに移行し、またページャに対す
る文字メッセージ送信を指定するとステップ6fに移行
する。そしてまた、PHS端末(PS1〜PSm)に対
する文字メッセージ送信を指定するとステップ6iに移
行する。
【0056】電子メールによるメッセージ送信が指定さ
れ、ステップ6cに移行すると、パソコン通信制御手段
5aがPHS基地局CS1〜CSnのいずれかを通じ
て、予め設定されたアクセスダイヤル番号に対して発呼
を行ない、パソコン通信事業者との間に、所定のプロト
コルに従ってデータ通信リンクを確立する。
【0057】そして、パソコン通信制御手段5aは、パ
ソコン通信事業者との間にデータ通信リンクを確立する
と、ステップ6dに移行し、ステップ6dでは、メッセ
ージ記憶エリア6aに記憶される文字データを、電子メ
ールとして予め設定されるメールアドレス宛てに送信す
る。
【0058】やがて、上記文字データ(電子メール)の
送信が終了すると、パソコン通信制御手段5aはステッ
プ6eに移行して、所定のプロトコルにしたがって、パ
ソコン通信事業者との間のデータ通信リンクを開放し、
回線を切断し、終了する。
【0059】また、ページャPBに対する文字メッセー
ジ送信が指定され、ステップ6fに移行すると、ページ
ャ呼出制御手段5bがメッセージ記憶エリア6aに記憶
される文字データを、第1のコード変換テーブル記憶エ
リア6bに記憶されるメッセージ変換テーブルに従って
数字データに変換する。
【0060】これは、例えば「スコシオクレル」といっ
た文字データがメッセージ記憶エリア6aに記憶されて
いたとすると、ページャ呼出制御手段5bによって「*
2*233253215239493」といった数字デ
ータに変換される。なお、上記数字データ中の「*2*
2」は、ページャPBの事業者に応じて、必要となるシ
フトコードで、数字データへの変換時に自動的に付加す
るか否かを設定しておく。
【0061】上記数字データへの変換が終わると、ペー
ジャ呼出制御手段5bはステップ6gに移行して、PH
S基地局CS1〜CSnのいずれかを通じて、選択呼出
制御局SCSに対して発呼を行ない、選択呼出制御局S
CSとの間に通話パスを確立する。そして、DTMF発
生回路55を制御して、上記通話パスを通じ上記数字デ
ータに応じたDTMF信号を送信する。
【0062】やがて、上記数字データに応じたDTMF
信号の送信が終了すると、ページャ呼出制御手段5bは
ステップ6hに移行して、回線を切断し、終了する。そ
してまた、PHS端末(PS1〜PSm)に対する文字
メッセージ送信が指定され、ステップ6iに移行する
と、PHS端末間メッセージ通信制御手段5cがメッセ
ージ記憶エリア6aに記憶される文字データの各文字
を、第2のコード変換テーブル記憶エリア6cに記憶さ
れるメッセージ変換テーブルに従って、1バイトのデー
タに変換する。
【0063】上記データ変換が終わると、PHS端末間
メッセージ通信制御手段5cはステップ6jに移行し
て、PHS基地局CS1〜CSnのいずれかを通じて、
メッセージの送信先となるPHS端末(PS1〜PS
m)に対して発呼を行なう。
【0064】なお、この発呼の際、PHS端末間メッセ
ージ通信制御手段5cは、TDMAエンコード回路32
に対して、ステップ6iにて変換した数字データを着サ
ブアドレスに載せて発呼を行なうように指示する。
【0065】これにより送信先のPHS端末(PS1〜
PSm)は、着信に対して応答したのち瞬時に終話して
回線を切断する。そして、着サブアドレスに載った数字
データを、第2のコード変換テーブル記憶エリア6cの
メッセージ変換テーブルに従って、メッセージに変換
し、表示部に表示する。
【0066】以上のように、上記構成の移動通信端末装
置(PHS端末)では、作成した文字データを、所定の
テキストコードでメッセージ記憶エリア6aに記憶させ
ておき、上記文字データを電子メールで送信する場合に
は、メッセージ記憶エリア6aより上記文字データを読
み出してそのまま変換することなく送信する。
【0067】また、上記文字データをページャPBに対
して送信する場合には、上記文字データを第1のコード
変換テーブル記憶エリア6bのメッセージ変換テーブル
に従って数字データに変換して、この数字データに応じ
たDTMF信号を選択呼出制御局SCSに送信する。
【0068】そしてまた、上記文字データを他の移動通
信端末装置に送信する場合には、上記文字データの各文
字を第2のコード変換テーブル記憶エリア6cのメッセ
ージ変換テーブルに従って1バイトのデータに変換し
て、着サブアドレス上に載せて送信先のPHS端末発呼
して送信するようにしている。
【0069】したがって、上記構成の移動通信端末装置
によれば、あるデータコードで作成/保存された文字デ
ータを、送信先の通信装置の種別に応じて変換して送信
することができるため、例えば同内容の文字メッセージ
を送信する場合などにおいて通信装置の種別毎に文字メ
ッセージを作成する必要がない。
【0070】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態では、文字メ
ッセージを作成した後に送信先を指定するようにした
が、文字メッセージの作成は送信先指定の前後のどちら
であってもよい。
【0071】文字メッセージの送信先の指定後に、文字
メッセージの作成を行なう場合には、例えば図7に示す
ような表示を表示部54に行なって、文字メッセージの
送信を行なうようにする。なお、この図では、PHS端
末間のメッセージ送信を「PHSメール」、ページャP
Bへのメッセージ送信を「ページャ」と表示している。
【0072】まず、ユーザがキー入力部53を操作して
文字メッセージの送信モードを指定すると、制御部5が
表示部54に表示7aを表示させ、文字メッセージの送
信を行なうのか、送受信履歴を表示させるのかユーザに
問う。
【0073】ここで文字メッセージの送信を要求する
と、制御部5が表示部54に表示7bを表示させ、送信
先の通信装置の種別の入力を受け付ける。ここで、送信
先の通信装置の種別として、「ページャ」が指定される
と、制御部5は表示部54に表示7cを表示させる。
【0074】表示部54に表示7bを表示させた状態
(PHS端末間送信)において、宛先の電話番号や通信
モードの種別を指定後、メッセージ入力欄にメッセージ
を入力する。この入力されたメッセージは、メッセージ
記憶エリア6aに記憶され、その後、PHS端末間メッ
セージ通信制御手段5cにより、送信時に第2のコード
変換テーブル記憶エリア6cのメッセージ変換テーブル
に従って変換されて送信される。
【0075】一方、表示部54に表示7cを表示させた
状態(ページャ宛て送信)において、宛先の呼出番号や
シフトコードを入力後、メッセージ入力欄にメッセージ
を入力する。この入力されたメッセージは、メッセージ
記憶エリア6aに記憶され、その後、ページャ呼出制御
手段5bにより、送信時に第1のコード変換テーブル記
憶エリア6bのメッセージ変換テーブルに従って変換さ
れて送信される。
【0076】以上のように、メッセージの送信先の指定
後に、メッセージの作成を行なう場合であっても、作成
されたメッセージはメッセージ記憶エリア6aに記憶さ
れ、送信時に上記メッセージが送信先の種別に応じたデ
ータに変換される。
【0077】このため、後に異なる種別の通信装置に同
じ内容のメッセージを送信する際には、メッセージ記憶
エリア6aに記憶されるメッセージを指定して送信指示
を行なうようにすれば、送信先の種別に応じたコードに
変換される。
【0078】さらに、上記実施の形態では、電子メール
の送信は、送信指示後、自動的にメッセージ記憶エリア
6aの文字データを電子メールとして送信したのち通信
を終了するものとして説明した。しかし、これに限定さ
れるものではなく、例えば通常のパソコン通信の途中に
おいて、メッセージ記憶エリア6a内の文字データと、
送信先を指定して上記文字データを電子メールとして送
信するようにしてもよい。
【0079】また、上記実施の形態では、文字データを
着サブアドレスに挿入して送受信する例を示したが、本
願発明は着サブアドレスに挿入することに限らず、呼制
御の付加情報に文字データを挿入して送受信することも
可能である。またPBトーンでメッセージ情報を送受信
することも可能である。
【0080】さらに例えば、上記実施の形態では、PH
Sの端末装置を例に説明したが、セルラー方式などに代
表される携帯電話などの移動通信システムの端末装置に
適用しても同様の効果を得られる。その他、この発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実
施可能であることはいうまでもない。
【0081】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、メッ
セージ記憶手段と、メッセージコード変換手段とを設け
て、メッセージ記憶手段に記憶される文字メッセージデ
ータを、メッセージコード変換手段により、文字メッセ
ージの送信先に応じたメッセージコードに変換するよう
にしている。
【0082】したがって、この発明によれば、メッセー
ジ記憶手段に記憶させた文字メッセージデータを、文字
メッセージの送受信方式が異なる複数の通信装置に応じ
たメッセージコードに変換して送信することが可能な移
動通信端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動通信端末装置が用いられ
るシステムの構成を示す図。
【図2】図1に示したPHS基地局を分散配設すること
によって形成されるサービスエリアを説明するための
図。
【図3】この発明に係わる移動通信端末装置の一実施の
形態の構成を示す回路ブロック図。
【図4】図3に示した移動通信端末装置の外観を示す
図。
【図5】図3に示した移動通信端末装置の第1のコード
変換テーブル記憶エリアに記憶される変換テーブルを示
す図。
【図6】メッセージ送信および電子メール送信の動作を
説明するためのフローチャート。
【図7】メッセージの送信先の指定後に、メッセージの
作成を行なう場合の表示部の表示例を示す図。
【符号の説明】
1…無線部 11…アンテナ 12…高周波スイッチ(SW) 13…受信回路(RX) 14…シンセサイザ 15…送信回路(TX) 16…受信電界強度検出部(RSSI) 2…モデム部 21…復調回路(DEM) 22…変調回路(MOD) 3…TDMA部 31…TDMAデコード回路 32…TDMAエンコード回路 4…通話部 41…ADPCMトランスコーダ 42…PCMコーデック 43…スピーカ 44…マイクロホン(M) 5…制御部 5a…ページャ呼出制御手段 5b…パソコン通信制御手段 5c…PHS端末間メッセージ通信制御手段 51…サウンダ 52…バイブレータ 53…キー入力部 54…表示部 55…DTMF発生回路 56…データI/F 6…メモリ部 6a…メッセージ記憶エリア 6b…第1のコード変換テーブル記憶エリア 6c…第2のコード変換テーブル記憶エリア 7…電源部 71…バッテリ 72…電源回路
フロントページの続き (72)発明者 小笠原 浩 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 赤祖父 慶雄 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 大村 太郎 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網に接続される無線基地局装置と無
    線チャネルを介して接続可能で、前記無線基地局装置を
    通じて、文字メッセージを送受信することが可能な移動
    通信端末装置において、 文字メッセージデータを記憶するメッセージ記憶手段
    と、 このメッセージ記憶手段に記憶される文字メッセージデ
    ータを読み出して、このデータを文字メッセージの送信
    先に応じたメッセージコードに変換するメッセージコー
    ド変換手段とを具備することを特徴とする移動通信端末
    装置。
  2. 【請求項2】 前記文字メッセージの送信先は、前記公
    衆網を通じて接続可能なコンピュータネットワークに接
    続される通信装置であることを特徴とする請求項1に記
    載の移動通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記文字メッセージの送信先は、呼出信
    号の受信によって文字情報を受信可能な選択呼出受信機
    であることを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末
    装置。
  4. 【請求項4】 前記文字メッセージの送信先は、呼設定
    情報を通じて文字情報を送受信可能な端末装置であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末装置。
  5. 【請求項5】 文字メッセージの送信先はDTMF信号
    を用いて文字情報を送受信可能な端末装置であることを
    特徴とする請求項1に記載の移動通信端末装置。
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