JPH11134345A - 嗜好情報選択装置 - Google Patents

嗜好情報選択装置

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Publication number
JPH11134345A
JPH11134345A JP9293800A JP29380097A JPH11134345A JP H11134345 A JPH11134345 A JP H11134345A JP 9293800 A JP9293800 A JP 9293800A JP 29380097 A JP29380097 A JP 29380097A JP H11134345 A JPH11134345 A JP H11134345A
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JP
Japan
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Application number
JP9293800A
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English (en)
Inventor
Satoru Ichimura
哲 市村
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11134345A publication Critical patent/JPH11134345A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴者がキーワードの登録などをしなくて
も、自分の好みのテレビ番組を視聴するだけで、自分に
必要なデータだけを選別して取り出すことができるよう
にする。 【解決手段】 連動データ検出部5で、テレビ映像放送
に連動して放送されたデータを検出する。嗜好情報抽出
部7は、その検出された連動データを解析することによ
って、「株式市場」などの、視聴者の嗜好を示す情報を
抽出する。その抽出された嗜好情報によって、嗜好情報
記憶部8に記憶されている嗜好情報が更新される。嗜好
適合データの検出時には、視聴者はテレビ番組を視聴し
ている必要はない。このとき、自動選局部20によって
放送データが受信される。嗜好適合データ検出部10
は、その受信データをデコードして、嗜好情報記憶部8
に記憶されている嗜好情報と照合することによって、受
信データが視聴者の嗜好に適合するデータであるか否か
を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビ映像放送
またはラジオ音声放送とデータ放送とが連動したテレビ
番組放送またはラジオ番組放送を受信して、視聴者の嗜
好に適合するデータを選択する装置に関する。なお、こ
の明細書では、「テレビジョン」を「テレビ」と称す
る。
【0002】
【従来の技術】インターネットは、ユーザが自分の欲し
い情報を能動的に取りに行くのではなく、放送局からユ
ーザに対してデータが次々と送られてくる「PUSH
型」の利用形態で用いられることが増えてきた。このよ
うなPUSH型の利用形態の一つとして、インターネッ
トデータが放送局からの放送信号に重畳されて配信され
る場合がある。
【0003】そして、地上波テレビ放送や衛星デジタル
テレビ放送に重畳されて放送されるインターネットデー
タを受信する場合には、電話回線を用いる必要がないた
め、放送局から随時送られてくるPUSH型データを非
常に安価に受信することができる利点がある。
【0004】さらに、データをテレビ放送に重畳する場
合には、テレビ映像とデータを連動させてユーザに配信
することができる利点がある。これによって、テレビ番
組と関連のあるデータを配信することができ、例えば、
教育番組などの映像と同時に教材テキストなどのデータ
を配信して、テレビ画面やパソコン画面にマルチウィン
ドウで表示する、といった使い方が可能になる。また、
テレビ放送の内容や話題が変わるたびに新たなデータを
放送することによって、内容や話題に追従してデータ内
容を変えることができるようになる。
【0005】例えば、地上波テレビ放送信号の垂直帰線
消去期間(VBI)を利用してHTML(Hyper
Text Makeup Language)書式のイ
ンターネットデータを重畳して放送する「Webキャス
ト」(出典:インターネットアスキー、Vol.2,N
o.5,pp.166−167,1997年5月号)が
米国で開始されている。日本では1996年4月から、
地上波テレビ放送信号の21ライン分の垂直帰線消去期
間中の4ラインがデータ多重放送として割り当てられ、
この4ラインの伝走路によってWebキャストが行われ
ている。
【0006】また、衛星デジタルテレビ放送でも、デジ
タル化した映像情報および音声情報にHTML書式のイ
ンターネットデータを重畳して放送する試みが開始され
ている。デジタルテレビ放送の場合には、映像情報、音
声情報およびデータの三者を統一的にデジタル情報とし
て扱えるので、垂直帰線消去期間を利用することなくイ
ンターネットデータをテレビ電波で放送することができ
る。
【0007】さらに、テレビ放送信号を利用してデータ
を配信する場合には、大量のデータを常時配信すること
ができる利点がある。例えば、前述した地上波テレビ放
送信号の垂直帰線消去期間を利用したWebキャストの
場合、1ライン当たり9.6kbpsの伝送容量がある
ので、4ライン分では38.4kbpsのインターネッ
トデータを常時送信することができる。また、衛星デジ
タルテレビ放送を利用したWebキャストの場合には、
約1.5Mbpsでインターネットデータを常時送信す
ることができる。
【0008】しかしながら、上記のような放送型データ
サービスでは、個々の視聴者の要求とは無関係に、情報
提供者の意向により一方的に、全ての視聴者に対して同
一の情報が送信されるため、視聴者は自分に必要なデー
タを選別して取り出すことが極めて困難であるという問
題がある。また、放送されたデータを一旦、記憶媒体に
記憶し、後からゆっくり見られるようにしたとしても、
データが大量に記憶された場合には、どのデータが必要
なものであるかを即座に判断することが難しいという問
題がある。
【0009】そこで、特開平9−9216号公報には、
文字多重放送(テレテキスト放送)の受信装置におい
て、視聴者が自分が視聴したい文字放送データジャンル
をキーワードにより予め登録しておくことによって、そ
の登録されたジャンルの文字放送データだけを装置内の
記憶媒体に記録する受信装置が示されている。
【0010】また、特開平9−50427号公報には、
衛星デジタルテレビ放送の受信機において、視聴者が自
分の嗜好をキーワードにより予め登録しておくことによ
って、その登録された嗜好に合致したデータだけを受信
し、記録する受信機が示されている。
【0011】さらに、特開平7−334508号公報に
は、視聴者が自分が受信したい記事のジャンルやキーワ
ードなどを予め登録しておくことによって、放送局から
データ放送によって送信された新聞記事の中から、視聴
者の嗜好に適合した内容の記事だけを選択して編集する
装置が示されている。
【0012】このように、特開平9−9216号公報、
特開平9−50427号公報、または特開平7−334
508号公報に記載の装置によれば、情報提供者から一
方的に全ての視聴者に対して同一の情報が送信される放
送型データサービスにおいても、あたかも双方向の情報
提供サービスのように、視聴者は自分の嗜好に合致した
情報のみを選択することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
特開平9−9216号公報、特開平9−50427号公
報、または特開平7−334508号公報に記載の装置
では、視聴者は予めキーワードを登録しておかなければ
ならず、そのための手間がかかるという問題がある。視
聴者にとって、このようなキーワードの登録や、興味の
ある記事の指定などの作業は、極めて煩わしい作業であ
る。さらに、キーワードの登録時点において、興味のあ
る記事を指定するための効果的なキーワードを思い付か
なかった場合には、その記事を見逃してしまうという問
題がある。
【0014】また、人の興味は変化するのが普通であ
る。例えば、普段は株式情報に興味を持たない人であっ
ても、話題の株が公開されると噂されているような時に
は、その株についての情報を詳しく知りたいと思って、
テレビの株式ニュースを見ることがある。また、普段は
スポーツに関心を持たない人が、ある国内プレーヤーが
あるスポーツ分野で世界第一位になったような時に、そ
のプレーヤーに関係した特集スポーツニュースをテレビ
で見るような場合がある。
【0015】しかしながら、前述の特開平9−9216
号公報、特開平9−50427号公報、または特開平7
−334508号公報に記載の装置では、個人の興味が
変化するたびに、いちいちキーワードを登録し直さなけ
ればならず、非常に手間がかかるという問題がある。さ
らに、このような作業を面倒と感じて登録を変更しなか
った場合には、見たかった記事を見逃してしまうという
問題がある。
【0016】さらに、前述の特開平9−9216号公
報、特開平9−50427号公報、または特開平7−3
34508号公報に記載の装置では、記憶媒体に記憶さ
れる情報はテレビ放送信号に重畳されて放送されたデー
タのみであるため、テレビ映像と連動したデータ中に視
聴者が指定したキーワードが検出された場合でも、この
キーワードを含むデータのみを単独で記憶することしか
できないという問題がある。
【0017】例えば、15秒間のコマーシャル映像に伴
って、このコマーシャル映像で紹介された商品の取り扱
い注意事項がテキストデータで放送された場合、受信機
に記憶される情報は商品の取り扱い注意事項のみであ
り、視聴者が後からデータを見るときには、商品の外
観、用途、使用方法、効果などが分からないという問題
がある。
【0018】すなわち、テレビ映像放送とデータ放送と
を連動させたテレビ番組放送の場合、データ放送はテレ
ビ映像またはテレビ音声に対する補足情報を伝える手段
として用いられるのが普通であり、データ放送のデータ
だけを記録して、後から再生しても、視聴者はその内容
を理解できない場合がある。
【0019】さらに、テレビニュースを見て、報道され
た内容に興味を持ち、その内容に関して深く知りたくな
って、新聞や雑誌を読む場合が往々にしてあるが、特開
平7−334508号公報に記載の装置では、このよう
な場合、前述したように、いちいちキーワードを登録し
直さなければならず、非常に手間がかかるという問題が
ある。
【0020】この場合に、受信装置として、視聴者がテ
レビニュースを見ることによって獲得した視聴者の興味
を反映した視聴者個人用の電子新聞を自動的に作成する
ことができれば、例えば、視聴者が前の晩に見たテレビ
ニュースに関連する記事が新聞記事として翌朝にデータ
放送された場合、その記事を優先的に個人用電子新聞に
盛り込むことが可能となり、頗る便利である。
【0021】以上の点から、この発明の第1の目的は、
全ての視聴者に対して同一の情報が一方的に送信される
放送型データサービスにおいても、視聴者はキーワード
の登録や興味のある記事の指定などをしなくても、自分
の好みのテレビ番組またはラジオ番組を視聴するだけ
で、自分に必要なデータだけを選別して取り出すことが
できるとともに、視聴者の興味が変化した場合でも、い
ちいちキーワードを登録し直す必要がないようにするこ
とにある。
【0022】この発明の第2の目的は、第1の目的に加
えて、選択した視聴者の嗜好に適合するデータを記録す
る場合に、これに関連するテレビまたはラジオの映像ま
たは音声を同時に記録することができ、その記録された
データを再生する場合には、これに関連するテレビまた
はラジオの映像または音声を同時に再生することができ
るようにすることにある。
【0023】この発明の第3の目的は、第1の目的に加
えて、視聴者がテレビ番組またはラジオ番組を視聴する
ことによって獲得した視聴者の興味を反映した視聴者個
人用の電子新聞を自動的に作成することができるように
することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、嗜
好情報選択装置として、テレビ放送信号またはラジオ放
送信号によって放送された映像情報または音声情報であ
る映像音声情報を受信する映像音声情報受信手段と、こ
の映像音声情報受信手段によって受信された映像音声情
報を再生する映像音声情報再生手段と、前記テレビ放送
信号またはラジオ放送信号に重畳されて放送されたデー
タのうちの、前記映像音声情報に連動して放送されたデ
ータを検出する連動データ検出手段と、この連動データ
検出手段によって検出された連動データを解析すること
によって、視聴者の嗜好を示す情報を抽出する嗜好情報
抽出手段と、この嗜好情報抽出手段によって抽出された
嗜好情報を記憶する嗜好情報記憶手段と、この嗜好情報
記憶手段に記憶された嗜好情報に基づいて、前記テレビ
放送信号またはラジオ放送信号に重畳されて放送された
データから、視聴者の嗜好に適合するデータを検出する
嗜好適合データ検出手段と、を設ける。
【0025】請求項2の発明では、請求項1の発明のよ
うに、嗜好情報抽出手段によって、連動データ検出手段
によって検出された連動データを解析することによっ
て、視聴者の嗜好を示す情報を抽出する場合において、
テレビ放送信号またはラジオ放送信号に重畳されて放送
されたデータから、視聴者の嗜好に適合するデータを検
出するのに代えて、情報を記憶した情報記憶媒体を設
け、嗜好適合データ検出手段は、嗜好情報抽出手段によ
って抽出された嗜好情報に基づいて、この情報記憶媒体
に記憶された情報から、視聴者の嗜好に適合するデータ
を検出するようにする。
【0026】請求項3の発明では、請求項1の発明のよ
うに、嗜好情報抽出手段によって、連動データ検出手段
によって検出された連動データを解析することによっ
て、視聴者の嗜好を示す情報を抽出する場合において、
テレビ放送信号またはラジオ放送信号に重畳されて放送
されたデータから、視聴者の嗜好に適合するデータを検
出するのに代えて、公衆回線を介して通信先と通信する
ための通信手段を設け、嗜好適合データ検出手段は、嗜
好情報抽出手段によって抽出された嗜好情報に基づい
て、この通信手段によって通信した通信先から、視聴者
の嗜好に適合するデータを検出するようにする。
【0027】請求項4の発明では、嗜好情報選択装置と
して、テレビ放送信号またはラジオ放送信号によって放
送された映像情報または音声情報である映像音声情報を
受信する映像音声情報受信手段と、この映像音声情報受
信手段によって受信された映像音声情報を再生する映像
音声情報再生手段と、テレビ放送またはラジオ放送の番
組案内情報を記憶する番組案内情報記憶手段と、視聴中
のテレビ番組またはラジオ番組を特定する視聴番組特定
手段と、前記番組案内情報記憶手段に記憶された番組案
内情報のうちの、前記視聴番組特定手段によって特定さ
れた番組に対応した番組案内情報を解析することによっ
て、視聴者の嗜好を示す情報を抽出する嗜好情報抽出手
段と、この嗜好情報抽出手段によって抽出された嗜好情
報を記憶する嗜好情報記憶手段と、この嗜好情報記憶手
段に記憶された嗜好情報に基づいて、前記テレビ放送信
号またはラジオ放送信号に重畳されて放送されたデータ
から、視聴者の嗜好に適合するデータを検出する嗜好適
合データ検出手段と、を設ける。
【0028】請求項5の発明では、請求項4の発明のよ
うに、嗜好情報抽出手段によって、番組案内情報記憶手
段に記憶された番組案内情報のうちの、視聴番組特定手
段によって特定された番組に対応した番組案内情報を解
析することによって、視聴者の嗜好を示す情報を抽出す
る場合において、テレビ放送信号またはラジオ放送信号
に重畳されて放送されたデータから、視聴者の嗜好に適
合するデータを検出するのに代えて、情報を記憶した情
報記憶媒体を設け、嗜好適合データ検出手段は、嗜好情
報抽出手段によって抽出された嗜好情報に基づいて、こ
の情報記憶媒体に記憶された情報から、視聴者の嗜好に
適合するデータを検出するようにする。
【0029】請求項6の発明では、請求項4の発明のよ
うに、嗜好情報抽出手段によって、番組案内情報記憶手
段に記憶された番組案内情報のうちの、視聴番組特定手
段によって特定された番組に対応した番組案内情報を解
析することによって、視聴者の嗜好を示す情報を抽出す
る場合において、テレビ放送信号またはラジオ放送信号
に重畳されて放送されたデータから、視聴者の嗜好に適
合するデータを検出するのに代えて、公衆回線を介して
通信先と通信するための通信手段を設け、嗜好適合デー
タ検出手段は、嗜好情報抽出手段によって抽出された嗜
好情報に基づいて、この通信手段によって通信した通信
先から、視聴者の嗜好に適合するデータを検出するよう
にする。
【0030】上記の請求項1または4の発明では、前記
嗜好情報記憶手段は、前記嗜好情報抽出手段によって抽
出された嗜好情報を、前記解析対象の連動データまたは
番組案内情報の解析によって、重み付けして記憶するも
のとすることが望ましい。
【0031】請求項12の発明では、請求項1または4
の発明において、さらに嗜好適合映像音声区間特定手段
を設け、その嗜好適合映像音声区間特定手段は、前記嗜
好適合データ検出手段によって、前記映像音声情報に連
動して放送されたデータから、視聴者の嗜好に適合する
データが検出されたとき、その検出タイミングに基づい
て、その検出された嗜好適合データに対応する、前記映
像音声情報受信手段によって受信された映像音声情報の
区間を特定するものとする。
【0032】請求項18の発明では、請求項1または4
の発明において、さらに嗜好適合データ編集手段を設
け、その嗜好適合データ編集手段は、前記嗜好適合デー
タ検出手段によって検出された複数の嗜好適合データ
を、編集してプリンタに印刷させる場合に、前記嗜好情
報記憶手段に記憶されている嗜好情報の重みに応じて、
印刷のレイアウトまたは様式を決定するものとする。
【0033】なお、この発明で、視聴者の「嗜好」と
は、興味、関心、好みなどを総称するものであり、嗜好
情報の「重み」とは、優先度または重要度を含むもので
ある。
【0034】
【作用】上記のように構成した請求項1の発明の嗜好情
報選択装置においては、テレビ放送またはラジオ放送の
映像情報または音声情報である映像音声情報が、映像音
声情報受信手段によって受信され、映像音声情報再生手
段によって再生される。すなわち、テレビ映像は表示画
面に表示され、テレビ音声またはラジオ音声はスピーカ
から再生される。
【0035】それとともに、連動データ検出手段によっ
て、テレビ放送信号またはラジオ放送信号に重畳されて
放送されたデータのうちの、映像音声情報に連動して放
送されたデータが検出され、嗜好情報抽出手段におい
て、その検出された連動データが解析されることによっ
て、視聴者の嗜好を示す情報が抽出される。
【0036】さらに、その抽出された嗜好情報が嗜好情
報記憶手段に記憶され、嗜好適合データ検出手段におい
て、この嗜好情報記憶手段に記憶された嗜好情報に基づ
いて、テレビ放送信号またはラジオ放送信号に重畳され
て放送されたデータから、視聴者の嗜好に適合するデー
タが検出される。
【0037】したがって、視聴者はキーワードの登録や
興味のある記事の指定などをしなくても、自分の好みの
テレビ番組またはラジオ番組を視聴するだけで、自分に
必要なデータだけを選別して取り出すことができるとと
もに、視聴者の興味が変化した場合でも、いちいちキー
ワードを登録し直す必要がない。
【0038】請求項2または3の発明の嗜好情報選択装
置においては、嗜好適合データ検出手段が、嗜好情報抽
出手段によって抽出された嗜好情報に基づいて、情報記
憶媒体に記憶された情報から、または通信手段によって
通信した通信先から、視聴者の嗜好に適合するデータを
検出する点が、請求項1の発明の嗜好情報選択装置と異
なるだけである。
【0039】上記のように構成した請求項4の発明の嗜
好情報選択装置においては、テレビ放送またはラジオ放
送の番組案内情報が、放送局によって放送されたデータ
として受信されて番組案内情報記憶手段に書き込まれ、
または番組案内情報記憶手段を構成するCDROMなど
の記憶媒体に予め書き込まれて視聴者ないし装置に配信
される。
【0040】そして、嗜好情報抽出手段において、この
番組案内情報記憶手段に記憶された番組案内情報のうち
の、視聴番組特定手段によって特定された番組に対応し
た番組案内情報が解析されることによって、視聴者の嗜
好を示す情報が抽出される。
【0041】さらに、その抽出された嗜好情報が嗜好情
報記憶手段に記憶され、嗜好適合データ検出手段におい
て、この嗜好情報記憶手段に記憶された嗜好情報に基づ
いて、テレビ放送信号またはラジオ放送信号に重畳され
て放送されたデータから、視聴者の嗜好に適合するデー
タが検出される。
【0042】したがって、請求項1の発明の嗜好情報選
択装置と同様に、視聴者はキーワードの登録や興味のあ
る記事の指定などをしなくても、自分の好みのテレビ番
組またはラジオ番組を視聴するだけで、自分に必要なデ
ータだけを選別して取り出すことができるとともに、視
聴者の興味が変化した場合でも、いちいちキーワードを
登録し直す必要がない。
【0043】請求項5または6の発明の嗜好情報選択装
置においては、嗜好適合データ検出手段が、嗜好情報抽
出手段によって抽出された嗜好情報に基づいて、情報記
憶媒体に記憶された情報から、または通信手段によって
通信した通信先から、視聴者の嗜好に適合するデータを
検出する点が、請求項4の発明の嗜好情報選択装置と異
なるだけである。
【0044】上記のように構成した請求項12の発明の
嗜好情報選択装置においては、嗜好適合映像音声区間特
定手段によって、嗜好適合データ検出手段によって検出
された嗜好適合データに対応する映像音声情報の区間が
特定されるので、その特定された区間の映像音声情報
を、嗜好適合データに対応づけて、記憶することがで
き、かつ記憶後に再生することができる。したがって、
視聴者は後からデータを見たとき、データの内容が理解
しやすくなる。
【0045】上記のように構成した請求項18の発明の
嗜好情報選択装置においては、検出された複数の嗜好適
合データが、嗜好情報記憶手段に記憶されている嗜好情
報の重みに応じてレイアウトまたは様式が決定される状
態で、編集されることによって、視聴者の興味を反映し
た視聴者個人用の電子新聞を作成することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】この発明を実施するための好まし
い形態を、この発明をテレビ放送の受信システムに適用
した場合につき示す。ただし、後述するように、この発
明はラジオ放送の受信システムにも適用することができ
る。
【0047】なお、「特許請求の範囲」「課題を解決す
るための手段」および「作用」の欄では、「映像情報ま
たは音声情報」を「映像音声情報」と定義したが、以下
の実施形態は、この発明をテレビ放送の受信システムに
適用した場合であるので、以下の実施形態では、「映像
音声情報」は「映像情報および音声情報」を意味するも
のとする。
【0048】[第1の実施形態]第1の実施形態では、
テレビ映像放送とデータ放送とが連動したテレビ番組放
送を受信して、視聴者が視聴したテレビ番組内で放送さ
れたデータ放送の内容を解析することによって、視聴者
の嗜好を示す情報を抽出し、この抽出した嗜好情報に基
づいて、データ放送によって放送されたデータなどか
ら、視聴者の嗜好に適合するデータを選択して、記憶す
る。
【0049】視聴者が視聴しているテレビ番組に連動し
て放送されたデータは、視聴者にとって関心の高いデー
タである場合が多い。したがって、テレビ映像放送とデ
ータ放送とが連動したテレビ番組放送を受信した場合
に、視聴者が視聴したテレビ番組内で放送されたデータ
放送の内容を解析することによって、視聴者の嗜好を示
す情報を得ることができる。そして、その得られた嗜好
情報に基づいて、データ放送によって放送されたデータ
などから、視聴者の嗜好に適合するデータを選択するこ
とができる。
【0050】この第1の実施形態によれば、後述するよ
うに、全ての視聴者に対して同一の情報が一方的に送信
される放送型データサービスにおいても、視聴者はキー
ワードの登録や興味のある記事の指定などをしなくて
も、自分の好みのテレビ番組を視聴するだけで、自分に
必要なデータだけを選別して取り出すことができるよう
になる。
【0051】第1の実施形態は、この発明を地上波テレ
ビ放送の受信システムに適用した場合である。ただし、
後述するように、衛星デジタルテレビ放送の受信システ
ムにも適用することができる。
【0052】(構成)図1は、第1の実施形態の受信シ
ステムの一例を示す。テレビ放送局30は、テレビ放送
電波31によって、地上波テレビ放送のテレビ映像放送
として、変調されたアナログ映像音声信号を送信すると
ともに、データ放送として、例えば、テレビ映像信号の
垂直帰線消去期間中の第10ラインから第13ラインま
での4ラインを利用して、デジタルデータを送信する。
1ライン当たり9.6kbpsの伝送容量があるので、
4ライン分では38.4kbpsのデータを伝送するこ
とができる。
【0053】この例の場合、送信されるデジタルデータ
は、HTML書式のインターネットデータである。典型
的なインターネットデータは、レイアウト情報、プレー
ンテキスト、動画、静止画、音声、他のインターネット
データへのリンク情報、またはコンピュータプログラム
を含む。
【0054】受信システムは、全体として、テレビ受信
機40、テレビアンテナ41、記憶装置部44、テレビ
操作リモコン50、およびプリンタ60を備え、テレビ
放送局30からの、変調されたアナログ映像音声信号お
よびHTML書式のインターネットデータを含むテレビ
放送信号は、テレビアンテナ41で受信されて、テレビ
受信機40内の選局部で選局される。
【0055】テレビ受信機40は、その表示画面上にテ
レビ映像42とインターネットデータによるデータ画像
43とを同時に表示できるようにし、通常は、表示画面
全体にテレビ映像42を表示するが、インターネットデ
ータを受信したときには、テレビ映像42とデータ画像
43とを同時に表示するようにする。
【0056】テレビ映像42とデータ画像43とを同時
に表示する方法としては、図示するように表示画面を横
方向に2分割する方法以外に、いわゆるピクチャインピ
クチャ方式や、表示画面全体にテレビ映像42を表示
し、それにオーバーラップさせる形で、テレビ映像42
上の複数の領域に分散させてデータ画像43を表示する
方法などを用いることができる。さらに、テレビ受信機
40の表示部とは別の表示装置にデータ画像43を表示
するようにしてもよい。
【0057】記憶装置部44は、後述する嗜好情報記憶
部および嗜好適合データ記憶部などを構成するもので、
記憶媒体として、ハードディスク(磁気ディスク)、光
磁気ディスク、半導体メモリなどを用い、USB(Un
iversal Serial Bus)47によって
テレビ受信機40と接続する。これによって、テレビ受
信機40と記憶装置部44との間では12Mbpsでデ
ータを転送することができる。
【0058】ただし、記憶装置部44はテレビ受信機4
0内に設置してもよい。また、嗜好情報記憶部の記憶媒
体として、MD、ZIPディスク、PCMPCIA対応
フラッシュメモリカードなどの交換可能な記憶媒体を利
用すれば、視聴者は自分の嗜好を示す情報を携帯するこ
とができ、別のテレビ受信機においても、自分の嗜好に
適合するデータを選択することができるようになる。
【0059】テレビ操作リモコン50は、テレビ受信機
40の赤外線受信部45に赤外線リモコン信号を送信し
て、テレビ受信機40を制御するもので、データ選択ダ
イヤル51、データ印刷キー53、データ消去キー5
4、連動データ再生モードON/OFFキー55、嗜好
情報表示キー56、およびその他のキー群59を有す
る。その他のキー群59は、通常のテレビ操作リモコン
が備える電源スイッチ、選局キー、音量調節キーなどで
ある。
【0060】データ選択ダイヤル51は、これを回すこ
とによって、記憶装置部44の嗜好適合データ記憶部に
記録されている嗜好適合データから、表示すべき嗜好適
合データを選択するものである。
【0061】データ印刷キー53は、データ選択ダイヤ
ル51によって表示すべき嗜好適合データを選択して表
示した状態で、これを押下することによって、その表示
された嗜好適合データをプリンタ60によって用紙61
上に画像として印刷するものである。
【0062】この場合、嗜好適合データは、テレビ受信
機40の赤外線送信部46で赤外線信号とされてプリン
タ60に送信される。この赤外線伝送は、IrDA1.
1規格に準拠したもので、4Mbpsで印刷データを転
送することができる。
【0063】データ消去キー54は、データ選択ダイヤ
ル51によって表示すべき嗜好適合データを選択して表
示した状態で、これを押下することによって、その表示
された嗜好適合データを記憶装置部44の嗜好適合デー
タ記憶部から消去するものである。
【0064】連動データ再生モードON/OFFキー5
5は、テレビ映像に連動したデータをテレビ受信機40
の表示画面に表示するか否かを選択するものであり、嗜
好情報表示キー56は、嗜好情報記憶部に記憶されてい
る嗜好情報を表示するためのキーである。
【0065】図2は、第1の実施形態の嗜好情報選択装
置の一例の機能ブロック構成を示す。この例の嗜好情報
選択装置は、選局部1、アナログ復調部2、映像・音声
・データ出力部3、自動選局部20、およびデータ処理
部19を備える。
【0066】変調されたアナログ映像音声信号およびH
TML書式のインターネットデータを含むテレビ放送信
号は、選局部1で選局され、その選局されたテレビ放送
信号中の変調されたアナログ映像音声信号が、アナログ
復調部2で復調され、その復調されたアナログ映像音声
信号が、映像・音声・データ出力部3に供給される。映
像・音声・データ出力部3は、テレビ受信機40の表示
部およびスピーカによって構成され、表示部の表示画面
にテレビ映像およびデータ画像が表示され、スピーカか
らテレビ音声が再生される。
【0067】自動選局部20は、選局部1、アナログ復
調部2、および映像・音声・データ出力部3の電源をO
FFにして、視聴者がテレビ番組を視聴していないとき
でも、視聴者の嗜好に適合するデータを選択できるよう
に、所定のタイミングで自動的に受信チャンネルを切り
替えて、データ放送を常時受信するようにする。
【0068】データ処理部19は、システムバス4に対
して、連動データ検出部5、連動データ再生部6、嗜好
情報抽出部7、嗜好情報記憶部8、嗜好情報表示部9、
嗜好適合データ検出部10、嗜好適合データ検出結果通
知部11、嗜好適合データ記憶部12、再生データ指定
部13、嗜好適合データ再生部14、印刷処理部15、
嗜好適合データ消去部16、および制御部18が接続さ
れて、構成される。
【0069】ただし、データ処理部19は、実装的に
は、1つのブロックが幾つかの機能部分を含むように、
または1つの機能部分が幾つかのブロックに分割される
ように、構成することができる。
【0070】連動データ検出部5は、そのデータ放送受
信デコーダによって、選局部1で選局されたテレビ放送
信号中の、テレビ映像に連動したデータを検出して、シ
ステムバス4に出力する。連動データ再生部6は、その
検出された連動データを表示するように処理して、映像
・音声・データ出力部3に出力する。
【0071】嗜好情報抽出部7は、連動データ検出部5
によって検出された連動データを解析することによっ
て、視聴者の嗜好を示す情報を抽出する。嗜好情報記憶
部8は、その抽出された嗜好情報を学習して記憶する。
【0072】嗜好情報表示部9は、テレビ操作リモコン
50の嗜好情報表示キー56が押下されることによっ
て、嗜好情報記憶部8に記憶されている嗜好情報を表示
するように処理して、映像・音声・データ出力部3に出
力する。
【0073】嗜好適合データ検出部10は、そのデータ
放送受信デコーダによって、自動選局部20で選局され
たデータ放送によって放送されたデータから、嗜好情報
記憶部8に記憶されている嗜好情報に基づいて、視聴者
の嗜好に適合するデータを検出する。嗜好適合データ検
出結果通知部11は、嗜好適合データ検出部10によっ
て嗜好適合データが検出されたとき、そのことをテレビ
受信機40に表示して視聴者に知らせる。
【0074】嗜好適合データ記憶部12は、嗜好適合デ
ータ検出部10によって検出された嗜好適合データを記
憶する。再生データ指定部13は、データ選択ダイヤル
51の操作によって、嗜好適合データ記憶部12に記憶
されている嗜好適合データ中の表示すべき嗜好適合デー
タを指定し、嗜好適合データ再生部14は、その指定さ
れた嗜好適合データを表示するように処理して、映像・
音声・データ出力部3に出力する。
【0075】印刷処理部15は、データ印刷キー53が
押下されることによって、そのとき表示されている嗜好
適合データをプリンタ60で印刷させるように処理し
て、赤外線送信部46に出力する。嗜好適合データ消去
部16は、データ消去キー54が押下されることによっ
て、そのとき表示されている嗜好適合データを嗜好適合
データ記憶部12から消去する。制御部18は、嗜好情
報選択装置全体の処理を制御する。
【0076】(嗜好情報更新時の動作)上述した第1の
実施形態では、テレビ映像放送とデータ放送とが連動し
たテレビ番組放送の受信時、視聴者が視聴したテレビ番
組内で放送されたデータ放送の内容を解析することによ
って、視聴者の嗜好を示す情報を抽出するとともに、こ
の抽出した嗜好情報を学習して、嗜好情報記憶部8に記
憶されている嗜好情報を更新する。
【0077】これによって、視聴者は、キーワードの登
録や興味のある記事の指定などをしなくても、自分の好
みのテレビ番組を視聴するだけで、自分の嗜好を示す情
報を随時更新することができ、後述する嗜好適合データ
検出記憶時には、その時々に自分に必要なデータだけを
選別して取り出すことができるようになる。
【0078】図3は、このテレビ番組放送受信時にデー
タ処理部19が行う嗜好情報更新処理ルーチンを示し、
その嗜好情報更新処理ルーチン100では、まずステッ
プ101において、連動データ検出部5のデータ放送受
信デコーダでテレビ映像に連動したデータを検出したか
否かを判断する。
【0079】この例では、その連動データは、MIME
(Multipurpose Internet Ma
il Extensions)構文で表現されたもので
ある。図4は、そのMIME構文で表現された連動デー
タの一例を示し、1つのデジタルデータ中に複数のオブ
ジェクトを格納するために、マルチパートタイプを利用
しており、図4の例では、”−−−−−−−−−−−−
2424F803488”によって、各オブジェクトが
区切られている。
【0080】このうちの1つめのオブジェクトは、”C
ontent−Type:text/control”
以下に記述された内容である。”Content−Ty
pe:text/control”以下の部分には、テ
レビ受信機40が当該デジタルデータをどのように処理
すべきかを記述するようになっており、図4の例では、
当該デジタルデータがテレビ映像およびテレビ音声に連
動して再生されるべき連動データであることを示してい
る。
【0081】”<sync gcode=425334
id=32 expire=3hours>”の部分
が、連動データであることを示す記述(”sync”
が、連動データであることを示す命令)であり、当該デ
ジタルデータを表示すべきテレビ番組の番組識別子と、
このテレビ番組中での当該デジタルデータのデータ識別
子と、当該デジタルデータの有効期間とが記述されてい
る。
【0082】さらに、テレビコマーシャル映像に連動し
て流されたデータであるか、通常のテレビ番組の内容に
連動して流されたデータであるかを、区別できるように
なっており、前述の”sync”命令は、通常のテレビ
番組の内容に連動して流されたデータであることを示す
命令である。テレビコマーシャル映像に連動して流され
たデータには、”sync”命令の代わりに、”cm−
sync”命令が用いられる。テレビ受信機40では、
これを判別して、嗜好情報を抽出する際に、テレビ番組
の内容と直接関連のないテレビコマーシャルデータを除
外することができる。
【0083】この例では、放送番組識別情報は、Gコー
ド(VCR・PLUSとも呼ばれる、米国ジェムスター
社製のテレビ番組識別コード)である。すなわち、”g
code=425334 id=32”の部分は、当該
デジタルデータが、Gコード番号が425334番のテ
レビ番組に連動するものであり、かつデジタルデータ識
別子が32番のものであることを示している。
【0084】また、”expire=3hours”の
部分は、デジタルデータの有効期間を示す記述であり、
当該デジタルデータを受信してから3時間経過した時点
で、テレビ受信機40に記憶されていた当該デジタルデ
ータは自動的に消去されるようになる。
【0085】2つめのオブジェクトは、”Conten
t−Type:text/html”以下に記述された
内容である。”Content−Type:”の後に続
く語句が、”text/html”の場合には、それ以
下のデータをHTML書式のインターネットデータと見
なすようになっている。図4は、テレビの株式情報提供
番組に連動して放送されたデータの場合である。
【0086】連動データ検出部5が連動データを検出し
たときには、嗜好情報更新処理ルーチン100は、ステ
ップ101からステップ102に進んで、テレビ操作リ
モコン50の連動データ再生モードON/OFFキー5
5によって、テレビ受信機40が連動データ再生モード
ONの状態に設定されているか否かを判断し、連動デー
タ再生モードONの状態に設定されているときには、さ
らにステップ103に進んで、連動データ再生部6によ
って、検出された連動データをテレビ受信機40に表示
する。
【0087】図4の例では、図1に示した表示画面の左
側に選局された株式情報提供番組のテレビ映像が表示さ
れ、右側に左側のテレビ映像に連動した「朝方の東京株
式市場は…」という内容のデータが表示される。
【0088】ステップ103で、連動データをテレビ受
信機40に表示したら、ステップ104に進む。テレビ
受信機40が連動データ再生モードOFFの状態に設定
されているときには、ステップ102から直接、ステッ
プ104に進む。
【0089】そして、ステップ104では、連動データ
検出部5のデータ放送受信デコーダで、MIMEデータ
をデコードすることによって、MIMEデータに含まれ
るオブジェクト(連動インターネットデータ)を抽出
し、さらにステップ105に進んで、嗜好情報抽出部7
において、その抽出されたオブジェクトから、視聴者の
嗜好を示す情報を抽出する。
【0090】視聴者が視聴したテレビ番組内で放送され
たデータ放送の内容は、視聴者の興味や関心を反映して
いると考えられるので、MIMEデータをデコードして
得られた連動インターネットデータを解析することによ
って、視聴者の嗜好を示す情報を抽出することができ
る。
【0091】具体的に、ステップ105においては、嗜
好情報抽出部7は、公知の形態素解析技術および全文解
析技術を利用して、抽出されたオブジェクトに含まれる
テキスト部分から、データ内容を特徴づける重要キーワ
ードを特定・抽出し、その抽出した重要キーワードを、
視聴者の嗜好を示す情報とする。
【0092】この例では、他の記事に出現する回数が少
なく、かつ当該記事に頻繁に出現する名詞句を、当該記
事を特徴づける重要キーワードと定める。すなわち、あ
る名詞句の重要度は、「(当該名詞句が当該記事に出現
した回数)/(当該名詞句が他の記事にも出現した回
数)」によって決定される。そして、嗜好情報抽出部7
は、この重要度が所定値より大きい名詞句のみを、当該
記事を特徴づける重要キーワードとして抽出する。図4
の例では、重要キーワードとして選別される名詞句は、
「東京株式市場」「為替」「円高方向」「主力電機株」
および「外国人投資家」である。
【0093】この例では、「当該名詞句が他の記事にも
出現した回数」を算出する場合、テレビ映像放送と連動
して放送されたデータ、テレビ映像放送と独立して放送
されたデータ、および放送データ以外のデータを対象と
して、その名詞句の出現回数を調査する。これによって
検出された各名詞句の出現回数は、図2では省略した
が、図1の記憶装置部44に設けられるメモリに蓄積さ
れ、一般名詞辞書(多くの記事に一般的に使用される名
詞句の一覧表)として利用される。このメモリに記憶さ
れた一般名詞辞書は、その後の全文解析処理時におい
て、重要キーワードから一般名詞句(多くの記事に一般
的に使用される名詞句)を排除するために用いられる。
【0094】嗜好情報更新処理ルーチン100では、さ
らにステップ105からステップ106に進んで、上記
のように嗜好情報抽出部7によって抽出された重要キー
ワードと、この重要キーワードの重要度〔(当該名詞句
が当該記事に出現した回数)/(当該名詞句が他の記事
にも出現した回数)〕とに基づいて、嗜好情報記憶部8
に記憶されている嗜好情報を更新する。
【0095】図5(A)は、ある時点における嗜好情報
記憶部8の記憶状態を示す。図示するように、嗜好情報
記憶部8には、「株式市場」「為替」などの嗜好情報
と、その「重み点数」とが、対応づけて記憶されてい
る。この例では、重み点数の上限が100点で、重み点
数は100点を超えないようにされている。
【0096】図5(B)は、その後の時点で嗜好情報抽
出部7によって抽出された重要キーワードと、その重要
度の一例を示す。ただし、重要度は、上記の重要度
〔(当該名詞句が当該記事に出現した回数)/(当該名
詞句が他の記事にも出現した回数)〕に100を乗じた
ものである。
【0097】嗜好情報の更新にあたっては、嗜好情報抽
出部7によって抽出された重要キーワードが、すでに嗜
好情報記憶部8に登録されている嗜好情報と一致する場
合、すなわち、嗜好情報抽出部7によって抽出された重
要キーワードの部分文字列となりうる嗜好情報が、すで
に嗜好情報記憶部8に登録されている場合には、その登
録されている嗜好情報の重み点数を、嗜好情報抽出部7
によって決定された重要度〔100×(当該名詞句が当
該記事に出現した回数)/(当該名詞句が他の記事にも
出現した回数)〕の分だけ上げる。
【0098】例えば、図5(A)において嗜好情報記憶
部8に登録されていた嗜好情報「株式市場」(重み点数
75)の重み点数は、図5(B)に示すように嗜好情報
抽出部7によって重要キーワード「東京株式市場」(重
要度4)が抽出されることによって、図5(C)に示す
ように79点に更新される。
【0099】これに対して、嗜好情報抽出部7によって
抽出された重要キーワードが、嗜好情報記憶部8に登録
されていない場合、すなわち、嗜好情報抽出部7によっ
て抽出された重要キーワードの部分文字列となりうる嗜
好情報が、嗜好情報記憶部8に登録されていない場合に
は、その重要キーワード、またはその部分文字列を、嗜
好情報として、これに重み点数として一定の点数、例え
ば50点を与えて、嗜好情報記憶部8に登録する。
【0100】例えば、図5(B)に示すように嗜好情報
抽出部7によって抽出された重要キーワード「外国人投
資家」の部分文字列となりうる嗜好情報が、図5(A)
のように嗜好情報記憶部8に登録されていなかった場合
には、その重要キーワード「外国人投資家」を、さらに
構文解析することによって、「外国人」と「投資家」と
に分割し、図5(C)に示すように、それぞれを嗜好情
報として、それぞれに50点の重み点数を与えて、嗜好
情報記憶部8に登録する。
【0101】さらに、データ処理部19は、この嗜好情
報記憶部8に記憶された嗜好情報の重み点数を、時間の
経過とともに徐々に下げる。例えば、1日経過するごと
に、3点ずつ重み点数を下げる。そして、ある嗜好情報
の重み点数が0点になったときには、データ処理部19
は、その嗜好情報を嗜好情報記憶部8から消去する。
【0102】これによれば、ある時点において重み点数
が100点になった嗜好情報であっても、その後の34
日間、その嗜好情報と一致する重要キーワードが嗜好情
報抽出部7によって抽出されなかった場合には、その嗜
好情報の重み点数が0点となって、その嗜好情報は嗜好
情報記憶部8から消去されることになる。
【0103】このように、嗜好情報記憶部8に記憶され
た嗜好情報の重み点数を時間の経過とともに下げること
によって、視聴者の興味や関心が他に移った場合にも、
後述する視聴者の嗜好に適合するデータの選択に的確に
対処することができるとともに、重み点数が所定値以下
となった嗜好情報を嗜好情報記憶部8から消去すること
によって、視聴者の興味や関心が他に移ったことにより
対象外となったデータを、視聴者の嗜好に適合するデー
タの検索対象から確実に除外することができる。
【0104】さらに、この例では、嗜好情報表示キー5
6および嗜好情報表示部9が設けられることによって、
視聴者は、嗜好情報記憶部8に記憶された嗜好情報およ
びその重み点数を変更することができる。
【0105】すなわち、この例では、視聴者が嗜好情報
表示キー56を押下すると、嗜好情報表示部9によっ
て、嗜好情報記憶部8に記憶されている嗜好情報が、そ
の重み点数とともに、テレビ受信機40に表示される。
そして、視聴者が、テレビ操作リモコン50の図1では
省略したキー群によって、表示画面上で、既存の嗜好情
報の重み点数を変更し、既存の嗜好情報を削除し、また
は新たな嗜好情報を重み点数とともに書き入れると、デ
ータ処理部19によって、重み点数を含む変更後の嗜好
情報が、嗜好情報記憶部8に記憶される。
【0106】以上のように、視聴者が視聴したテレビ番
組内で放送されたデータ放送の内容を解析することによ
って、視聴者の嗜好を示す情報を抽出するとともに、こ
の抽出した嗜好情報を学習することによって、嗜好情報
記憶部8に記憶されている嗜好情報を更新することがで
きる。
【0107】なお、複数の情報を多重化する方法として
は、MIMEエンコードを用いる代わりに、衛星デジタ
ルテレビ放送で用いられているMPEG−2Syste
msに準拠したパケット多重方式を用いてもよい。MP
EG−2Systemsでは、TS(Transpor
t Stream)パケットと呼ぶ188バイト固定長
のパケットを伝送の基本単位としており、このTSパケ
ットのパケットヘッダにパケット識別のためのPID
(Packet Identifier)を含む構造と
なっている。
【0108】また、嗜好情報抽出部7での重要キーワー
ドの抽出に、前述した方法以外の方法を併用してもよ
い。例えば、名詞句以外の語句も含めて全文解析の対象
とする方法、または記事のタイトル部分に記述された名
詞句の重要度を他の部分に記述された名詞句の重要度よ
り高める方法、などを利用することができる。
【0109】さらに、重要キーワードから一般名詞句を
排除するのに、上述したように各種データを対象として
各名詞句の出現回数を調査してメモリに蓄積する代わり
に、予めCDROMなどの記憶媒体に記憶された一般名
詞辞書を利用するようにしてもよい。
【0110】さらに、嗜好情報記憶部8に記憶されてい
る嗜好情報の重み点数は、重要キーワードの重要度
〔(当該名詞句が当該記事に出現した回数)/(当該名
詞句が他の記事にも出現した回数)〕に比例させて変化
させる代わりに、重要度に対して非線形的に変化させて
もよい。
【0111】また、嗜好情報記憶部8に記憶された嗜好
情報の重み点数を時間の経過とともに下げるにあたって
は、例えば、1日目は10点、2日目は5点、その後は
1日ごとに2点ずつ、というように、時間の経過ととも
に非線形的に点数を下げるようにしてもよい。
【0112】(嗜好適合データ検出記憶時の動作)第1
の実施形態では、上述したように嗜好情報を抽出し、嗜
好情報記憶部8に記憶されている嗜好情報を更新した
後、テレビ放送局30からデータ放送によって放送され
たデータから、嗜好情報記憶部8に記憶されている嗜好
情報に基づいて、視聴者の嗜好に適合するデータを選択
して、記憶する。
【0113】そのために、この例では、上述したよう
に、自動選局部20が、所定のタイミングで自動的に受
信チャンネルを切り替えて、データ放送を常時受信し、
嗜好適合データ検出部10が、そのデータ放送受信デコ
ーダによって、自動選局部20で選局されたデータ放送
によって放送されたデータから、視聴者の嗜好に適合す
るデータを検出するようにする。
【0114】嗜好適合データ検出部10のデータ放送受
信デコーダは、連動データ検出部5のデータ放送受信デ
コーダと独立に動作するようにし、連動データ検出部5
のデータ放送受信デコーダが選局部1で選局されたチャ
ンネルのテレビ映像に連動したデータをデコードしてい
る最中でも、自動選局部20で選局されたチャンネルの
データ放送によって放送されたデータをデコードできる
ようにする。
【0115】したがって、視聴者が、選局部1、アナロ
グ復調部2、および映像・音声・データ出力部3の電源
をONにして、テレビ映像を表示させ、テレビ番組を視
聴しているか否かにかかわらず、以下に示すように、視
聴者の嗜好に適合するデータが検出され、記憶される。
【0116】図6は、この嗜好適合データ検出記憶時に
データ処理部19が行う嗜好適合データ検出記憶処理ル
ーチンを示し、その嗜好適合データ検出記憶処理ルーチ
ン200では、まずステップ201において、嗜好適合
データ検出部10のデータ放送受信デコーダで、データ
放送によって放送されたデータを検出したか否かを判断
する。
【0117】この例では、その検出されるデジタルデー
タは、MIME構文で表現されたものである。図7は、
そのMIME構文で表現されたデジタルデータの一例を
示し、”Content−Type:text/htm
l”以下に記述された内容がHTML書式のインターネ
ットデータである。
【0118】嗜好適合データ検出部10がデジタルデー
タを検出したときには、嗜好適合データ検出記憶処理ル
ーチン200は、ステップ201からステップ202に
進んで、嗜好適合データ検出部10のデータ放送受信デ
コーダで、MIMEデータをデコードし、さらにステッ
プ203に進んで、嗜好適合データ検出部10におい
て、そのデータ放送受信デコーダによるMIMEデータ
のデコード結果のインターネットデータを、嗜好情報記
憶部8に記憶されている嗜好情報と照合することによっ
て、受信データが視聴者の嗜好に適合するデータである
か否かを判断する。
【0119】この例では、嗜好適合データ検出部10
は、受信データ中に、嗜好情報記憶部8に記憶されてい
る、いずれかの嗜好情報が所定数以上、検出された場合
に、その受信データは視聴者の嗜好に適合するデータで
あると判断し、所定数未満しか検出されなかった場合に
は、その受信データは視聴者の嗜好に適合しないデータ
であると判断する。所定数は、例えば3とされる。
【0120】図7の例では、受信データ中に、図5
(C)に示した嗜好情報記憶部8に記憶されている嗜好
情報のうちの「株式市場」「為替」「外国人」および
「投資家」という嗜好情報が存在するので、嗜好適合デ
ータ検出部10は、受信データは視聴者の嗜好に適合す
るデータであると判断する。
【0121】ステップ203で、受信データは視聴者の
嗜好に適合するデータであると判断したときには、ステ
ップ204に進み、逆に受信データは視聴者の嗜好に適
合しないデータであると判断したときには、ステップ2
01に戻る。
【0122】ステップ204では、そのときテレビ映像
が表示されているか否かを判断し、テレビ映像の表示中
であるときには、ステップ205に進んで、嗜好適合デ
ータ検出結果通知部11によって、視聴者の嗜好に適合
するデータが検出されたことをテレビ受信機40に表示
して視聴者に知らせる。
【0123】例えば、図8に示すように、テレビ映像4
2を表示中の表示画面の右上部に、「*WEB」という
マーク47を所定時間だけオーバーレイ表示することに
よって、視聴者の嗜好に適合するインターネットデータ
が検出されたことを視聴者に通知する。マーク47の表
示と併せて、またはマーク47を表示することなく、検
出された嗜好適合データに含まれる、嗜好情報記憶部8
に記憶されている嗜好情報を表示するようにしてもよ
い。
【0124】ステップ205で、嗜好適合データが検出
されたことを視聴者に通知したら、ステップ206に進
む。ステップ204で、テレビ映像が表示されていない
と判断したときには、ステップ204から直接、ステッ
プ206に進む。
【0125】なお、テレビ映像が表示されていないとき
に嗜好適合データが検出された場合には、嗜好適合デー
タ検出結果通知部11は、そのことを記憶しておいて、
次に選局部1などの電源がONにされてテレビ映像が表
示されるとき、嗜好適合データが検出されていることを
上述した方法で視聴者に知らせる。
【0126】ステップ206では、嗜好適合データ検出
部10によって検出された嗜好適合データを、嗜好適合
データ記憶部12に記憶して、ステップ201に戻る。
この場合、図9に一例を示すように、嗜好適合データ記
憶部12には、検出された嗜好適合データと、その嗜好
適合データの嗜好適合データ記憶部12への記憶時刻
と、その嗜好適合データに含まれる嗜好情報の嗜好情報
記憶部8における嗜好情報番号とを、対応づけて記憶す
る。
【0127】以上のように、嗜好情報記憶部8に記憶さ
れている嗜好情報に基づいて、データ放送によって放送
されたデータから、視聴者の嗜好に適合するデータだけ
を選別して、記憶することができる。
【0128】なお、アナログ復調部2および映像・音声
・データ出力部3の電源をOFFにして、テレビ映像を
表示しないときには、連動データ検出部5を連動データ
検出用に動作させる必要がないので、連動データ検出部
5のデータ放送受信デコーダを嗜好適合データ検出用に
用いることができる。
【0129】この場合には、テレビ映像を表示しないと
き、自動選局部20で選局されるチャンネルと異なるチ
ャンネルが選局部1で選局されるようにすることによっ
て、連動データ検出部5のデータ放送受信デコーダと嗜
好適合データ検出部10のデータ放送受信デコーダと
の、2つのデータ放送受信デコーダによって、同時に2
つの異なるチャンネルの放送データから嗜好適合データ
を検出することができる。
【0130】また、連動データ検出用のデータ放送受信
デコーダと、嗜好適合データ検出用のデータ放送受信デ
コーダとを、1つのデータ放送受信デコーダで兼用する
こともできる。この場合には、自動選局部20を設けな
いで、テレビ映像を表示しないときには選局部1をデー
タ放送の受信用に用いるようにすることができる。
【0131】(データの表示、印刷、消去)第1の実施
形態では、連動データ検出部5によって、テレビ映像に
連動したデータが検出され、連動データ再生部6によっ
て、その検出された連動データがテレビ受信機40に表
示されているときに、視聴者がデータ印刷キー53を押
下すると、そのとき表示されている連動データが、プリ
ンタ60で印刷される。
【0132】また、上記のようにして嗜好適合データ記
憶部12に記憶された嗜好適合データをテレビ受信機4
0に表示する場合には、視聴者は、テレビ操作リモコン
50のデータ選択ダイヤル51を回して、嗜好適合デー
タ記憶部12に記憶されている嗜好適合データを次々と
呼び出す。
【0133】図9に示して上述したように、嗜好適合デ
ータ記憶部12には、検出された嗜好適合データの嗜好
適合データ記憶部12への記憶時刻が記憶されている。
視聴者がデータ選択ダイヤル51を左に回すと、再生デ
ータ所定部13は、この嗜好適合データ記憶部12に記
憶されている記憶時刻から、嗜好適合データ記憶部12
に最も後に記憶された嗜好適合データから順に嗜好適合
データを特定して、嗜好適合データ記憶部12から呼び
出す。呼び出された嗜好適合データは、嗜好適合データ
再生部14で処理されて、映像・音声・データ出力部3
に出力され、テレビ受信機40に表示される。
【0134】逆にデータ選択ダイヤル51を右に回す
と、その時点で表示されている嗜好適合データより、よ
り後に嗜好適合データ記憶部12に記憶された嗜好適合
データが順次、テレビ受信機40に表示される。
【0135】このように嗜好適合データ記憶部12に記
憶されている嗜好適合データをテレビ受信機40に表示
した状態で、視聴者がテレビ操作リモコン50のデータ
印刷キー53を押下すると、そのとき表示されている嗜
好適合データが、印刷処理部15で印刷処理されて、赤
外線送信部46からプリンタ60に送信され、プリンタ
60で画像として印刷される。
【0136】同様に嗜好適合データ記憶部12に記憶さ
れている嗜好適合データをテレビ受信機40に表示した
状態で、視聴者がテレビ操作リモコン50のデータ消去
キー54を押下すると、そのとき表示されている嗜好適
合データが、嗜好適合データ消去部16によって嗜好適
合データ記憶部12から消去される。
【0137】上記の例は、放送局がデータ放送によって
放送するデータの有効期間を指定する場合であるが、嗜
好適合データ記憶部12の空き記憶容量が所定容量以下
になったとき、または嗜好適合データ記憶部12に嗜好
適合データが記憶されてから所定時間が経過したときに
は、嗜好適合データ消去部16が嗜好適合データ記憶部
12に記憶されている嗜好適合データを消去するように
してもよい。
【0138】この場合、嗜好適合データ消去部16は、
嗜好情報記憶部8に記憶されている嗜好情報の重み点数
に基づいて、嗜好適合データ記憶部12に記憶されてい
る嗜好適合データの要・不要を判定して、不要と判定し
た嗜好適合データを嗜好適合データ記憶部12から消去
するようにする。
【0139】また、上述したように、嗜好情報記憶部8
に記憶された嗜好情報の重み点数が0点になったとき、
その嗜好情報を嗜好情報記憶部8から自動的に消去する
場合には、その嗜好情報を消去するとき、嗜好適合デー
タ記憶部12に記憶されている嗜好適合データのうち
の、当該消去される嗜好情報を含む嗜好適合データを同
時に消去するようにしてもよい。
【0140】(変形例)上述した例は、嗜好情報記憶部
8に記憶されている嗜好情報に基づいて、放送局によっ
て放送されたデータから、視聴者の嗜好に適合するデー
タを選別する場合であるが、嗜好情報記憶部8に記憶さ
れている嗜好情報に基づいて、ハードディスクなどの書
き替え可能な記憶媒体、またはCDROMやDVD−R
OMなどの書き替え不能な記憶媒体に記憶されているデ
ータから、視聴者の嗜好に適合するデータを選別して取
り出すようにしてもよい。
【0141】さらに、嗜好情報記憶部8に記憶されてい
る嗜好情報に基づいて、データベースやインターネット
から、視聴者の嗜好に適合するデータを検索して取り出
すように構成してもよい。
【0142】例えば、嗜好情報記憶部8が新たな嗜好情
報を記憶したタイミングで、自動的に電話回線によって
全文検索データベースに接続して、視聴者の嗜好に適合
するデータを検索するようにする。全文検索方法は、検
索時にテキストデータ内の全てのテキストの内容を読ん
で、指定された検索文字列を含む文書を探し出すという
検索方法であり、インターネットからホームページを検
索するために用いられることが多いので、上記のように
視聴者の嗜好に適合するデータを検索するのに好適であ
る。
【0143】または、電話料金の安い時間帯を自動的に
選んで、電話回線によってデータベースやインターネッ
トプロバイダに接続して、嗜好情報記憶部8に記憶され
ている嗜好情報に基づいて、データベースやインターネ
ットから、視聴者の嗜好に適合するデータを検索して取
り出すように構成してもよい。
【0144】なお、データ放送によって放送されるデー
タは、HTML書式のインターネットデータ以外の、例
えば、プレーンテキスト、動画、静止画、音声、または
コンピュータプログラムでもよい。
【0145】また、地上波テレビ放送の放送電波によっ
てデータを伝送する方法としては、テレビ映像信号の垂
直帰線消去期間を利用する以外に、音声副搬送波を利用
することもできる。音声副搬送波を用いてデータを放送
する場合には、音声信号の空いている2チャンネル分の
周波数を使ってデータを送る。1チャンネル当たり約
9.6kbpsの伝送容量があるので、2チャンネル分
では約19.2kbpsのインターネットデータを放送
することができる。
【0146】さらに、上述した第1の実施形態は、デジ
タルテレビ放送の受信システムにも適用することができ
る。例えば、人工衛星を利用した衛星デジタルテレビ放
送でも、デジタル化したテレビ映像情報およびテレビ音
声情報にHTML書式のインターネットデータを多重化
して放送する試みが開始されており、この衛星データ放
送を受信する場合には、約1.5Mbpsで高速伝送さ
れるインターネットデータを受信することができる。
【0147】[第2の実施形態]第1の実施形態は、視
聴者が視聴したテレビ番組内で放送されたデータ放送の
内容から視聴者の嗜好を特定して、嗜好情報を抽出する
場合であるが、第2の実施形態では、放送局がテレビ番
組に連動してデータを放送しない場合でも、視聴者の嗜
好を特定して嗜好情報を抽出し、その抽出した嗜好情報
に基づいて、放送されたデータなどから、視聴者の嗜好
に適合するデータを選別して取り出すことができるよう
にする。
【0148】もちろん、第2の実施形態も、第1の実施
形態と同様に、視聴者はキーワードの登録や興味のある
記事の指定などをしなくても、自分の好みのテレビ番組
を視聴するだけで、自分に必要なデータだけを選別して
取り出すことができるものである。
【0149】第2の実施形態は、この発明を衛星デジタ
ルテレビ放送の受信システムに適用した場合である。こ
の衛星デジタルテレビ放送を受信する受信機は、例え
ば、日本国内で開始されているPerfecTV!放送
を受信する受信機である。
【0150】PerfecTV!放送では、テレビ受信
機に表示すべき放送番組表を電波で配信することがで
き、この仕組みは、一般に電子番組案内(EPG:El
ectric Program Guide)と呼ばれ
る。EPGでは、最大15日後までの放送予定番組につ
き、番組名、製作者名、主演者名、内容の紹介などを配
信することができ、また、配信された放送番組表は、テ
レビ受信機のメモリに記憶できるようになっている。
【0151】第2の実施形態では、視聴者が視聴してい
るテレビ番組を特定し、その特定したテレビ番組の番組
案内情報を解析することによって、視聴者の嗜好を示す
情報を抽出する。
【0152】ただし、後述するように、第2の実施形態
は、番組案内情報を放送以外の方法によって視聴者に配
信する場合にも適用することができ、また、地上波テレ
ビ放送の受信システムにも適用することができる。
【0153】(構成および動作)第2の実施形態でも、
受信システムは、図1に示すように、全体として、テレ
ビ受信機40、テレビアンテナ41、記憶装置部44、
テレビ操作リモコン50、およびプリンタ60を備え
る。ただし、以下の例は、衛星デジタルテレビ放送の受
信システムの場合で、テレビ受信機40やテレビアンテ
ナ41は、衛星デジタルテレビ放送を受信するものとす
る。
【0154】図10は、第2の実施形態の嗜好情報選択
装置の一例の機能ブロック構成を示す。この例の嗜好情
報選択装置は、映像・音声・データ出力部3と、データ
処理部19とを備え、映像・音声・データ出力部3は、
テレビ受信機40の表示部およびスピーカによって構成
される。
【0155】データ処理部19は、システムバス4に対
して、選局部71、映像音声情報再生部72、番組案内
情報抽出部73、番組案内情報記憶部74、および視聴
番組特定部75が接続されるとともに、それぞれ、図2
に示した第1の実施形態のそれと同様の機能を有する、
嗜好情報抽出部7、嗜好情報記憶部8、嗜好情報表示部
9、嗜好適合データ検出部10、嗜好適合データ検出結
果通知部11、嗜好適合データ記憶部12、再生データ
指定部13、嗜好適合データ再生部14、印刷処理部1
5、嗜好適合データ消去部16、および制御部18が接
続されて、構成される。
【0156】選局部71は、視聴者がテレビ番組を視聴
するときには、その視聴するテレビ番組のデジタルテレ
ビ放送信号を受信し、視聴者が映像・音声・データ出力
部3の電源をOFFにしてテレビ番組を視聴しないとき
には、所定のタイミングで自動的にチャンネルを切り替
えてデジタルテレビ放送信号を常時受信するようにす
る。
【0157】選局部71からのデジタル情報は、システ
ムバス4に出力される。映像音声情報再生部72は、こ
のシステムバス4に出力されたデジタル情報中の映像音
声情報を再生する。すなわち、デジタル映像情報はテレ
ビ映像として表示するように処理し、デジタル音声情報
はテレビ音声として再生するように処理する。
【0158】番組案内情報抽出部73は、システムバス
4に出力されたデジタル情報から、上述したEPG(電
子番組案内)の番組案内情報(放送番組表)を抽出し、
番組案内情報記憶部74は、その抽出された番組案内情
報を記憶する。
【0159】視聴番組特定部75は、視聴者がテレビ番
組を視聴しているとき、その視聴している時刻(日時)
およびテレビチャンネルによって、番組案内情報記憶部
74に記憶されている番組案内情報を参照して、視聴者
が視聴しているテレビ番組を特定する。
【0160】そして、嗜好情報抽出部7は、番組案内情
報記憶部74に記憶されている番組案内情報のうちの、
視聴番組特定部75によって特定されたテレビ番組につ
いての番組案内情報を、第1の実施形態と同様の方法で
解析することによって、視聴者の嗜好を示す情報を抽出
する。この視聴者の嗜好を示す情報として抽出される情
報は、番組ジャンル、番組提供者、出演者、組織名、地
名、物体名、または固有名詞などの情報である。
【0161】嗜好情報記憶部8は、第1の実施形態と同
様に、この嗜好情報抽出部7によって抽出された嗜好情
報を学習して記憶する。嗜好適合データ検出部10によ
る、視聴者の嗜好に適合するデータの検出など、その他
の点についても、第1の実施形態と同じである。
【0162】したがって、第2の実施形態によれば、放
送局がテレビ番組に連動してデータを放送しない場合で
も、視聴者はキーワードの登録や興味のある記事の指定
などをしなくても、自分の好みのテレビ番組を視聴する
だけで、自分に必要なデータだけを選別して取り出すこ
とができる。
【0163】なお、嗜好適合データ再生部14は、嗜好
適合データ記憶部12に記憶されている嗜好適合データ
を再生する際には、その再生する嗜好適合データと対応
して嗜好適合データ記憶部12に記憶されている嗜好情
報に基づいて、番組案内情報記憶部74に記憶されてい
る番組案内情報を検索して、その再生する嗜好適合デー
タに対応したテレビ番組を特定し、その特定したテレビ
番組の番組識別情報をテレビ受信機40に表示するよう
にする。
【0164】(変形例)上記の例は、放送局が番組案内
情報を放送する場合であるが、番組案内情報を視聴者に
配信する方法としては、放送局などが番組案内情報をC
DROMなどの記憶媒体に記憶させて、この記憶媒体を
視聴者に配布するようにしてもよい。この場合には、そ
の記憶媒体が番組案内情報記憶部74を構成することに
なるとともに、番組案内情報抽出部73は不要となる。
【0165】また、上記の例は、嗜好情報記憶部8に記
憶されている嗜好情報に基づいて、放送されたデータか
ら、視聴者の嗜好に適合するデータを選別する場合であ
るが、第1の実施形態の変形例と同様に、嗜好情報記憶
部8に記憶されている嗜好情報に基づいて、書き替え可
能な記憶媒体や書き替え不能な記憶媒体に記憶されてい
るデータから、またはデータベースやインターネットか
ら、視聴者の嗜好に適合するデータを選別または検索し
て取り出すようにしてもよい。
【0166】さらに、番組案内情報は地上波テレビ放送
の放送信号に重畳して放送することもでき、また、上記
のように記憶媒体に記憶させて視聴者に配信することも
できるので、第2の実施形態は地上波テレビ放送の受信
システムにも適用することができる。
【0167】[第3の実施形態]第1および第2の実施
形態は、視聴者が視聴したテレビ番組から視聴者の嗜好
を特定する場合であるが、第3の実施形態は、視聴者が
視聴したテレビ番組以外に、視聴者による各種の操作を
参照して、視聴者の嗜好を示す情報を、より正確かつ詳
細に抽出し、記憶する場合である。
【0168】図11は、第3の実施形態の嗜好情報選択
装置の一例の機能ブロック構成を示し、図2に示した第
1の実施形態のそれに対して、ユーザ操作検出部21を
付加したものである。
【0169】ユーザ操作検出部21は、この例では、図
1に示したテレビ操作リモコン50の連動データ再生モ
ードON/OFFキー55によってテレビ受信機40を
連動データ再生モードONの状態に設定したこと、デー
タ印刷キー53を押下したこと、その他のキー群59中
の選局キーによってチャンネルスキャン操作をしたこ
と、その他のキー群59中の音量調節キーによって音声
を消去したこと、およびデータ消去キー54を押下した
こと、などを検出する。
【0170】嗜好情報抽出部7は、このユーザ操作検出
部21によって、視聴者による上記の操作が検出された
とき、その検出された操作の種類または頻度に応じて、
視聴者の嗜好を示す情報を抽出するか否かを判断し、抽
出する場合には、その操作が検出された時点の近傍にお
いて、連動データ検出部5によって検出された連動デー
タを解析することによって、視聴者の嗜好を示す情報を
抽出する。
【0171】また、嗜好情報記憶部8は、ユーザ操作検
出部21によって検出された、視聴者による操作の種類
または頻度に応じて、重み点数を変更して、嗜好情報抽
出部7によって抽出された嗜好情報を記憶し、または嗜
好情報記憶部8に記憶されている嗜好情報を更新する。
【0172】テレビ番組の視聴中に、視聴者が連動デー
タ再生モードON/OFFキー55によって、テレビ受
信機40を連動データ再生モードONの状態に設定した
ときには、そのとき検出され、表示される連動データ
は、視聴者にとって重要なデータである可能性が高い。
【0173】したがって、テレビ映像の表示中に視聴者
が連動データ再生モードをONにする操作をしたこと
が、ユーザ操作検出部21によって検出されたときに
は、嗜好情報抽出部7は、その時点の近傍において連動
データ検出部5によって検出された連動データを、第1
の実施形態と同様の方法で解析することによって、視聴
者の嗜好を示す情報を抽出し、嗜好情報記憶部8は、そ
の抽出された嗜好情報に高い重み点数を付して、その抽
出された嗜好情報を記憶し、または嗜好情報記憶部8に
記憶されている嗜好情報を更新する。
【0174】また、第1の実施形態と同様に、第3の実
施形態でも、連動データ検出部5によって、テレビ映像
に連動したデータが検出され、連動データ再生部6によ
って、その検出された連動データがテレビ受信機40に
表示されているときに、視聴者がデータ印刷キー53を
押下すると、そのとき表示されている連動データが、プ
リンタ60で印刷される。この場合にも、その印刷され
る連動データは、視聴者にとって重要なデータである可
能性が高い。
【0175】したがって、受信された連動データの表示
中に視聴者がデータ印刷操作をしたことが、ユーザ操作
検出部21によって検出されたときには、嗜好情報抽出
部7は、そのとき表示されている連動データを、第1の
実施形態と同様の方法で解析することによって、視聴者
の嗜好を示す情報を抽出し、嗜好情報記憶部8は、その
抽出された嗜好情報に高い重み点数を付して、その抽出
された嗜好情報を記憶し、または嗜好情報記憶部8に記
憶されている嗜好情報を更新する。
【0176】また、第1の実施形態において、上述した
ように、データ選択ダイヤル51の操作によって嗜好適
合データ記憶部12に記憶されている嗜好適合データを
テレビ受信機40に表示した状態で、視聴者がデータ印
刷キー53を押下すると、そのとき表示されている嗜好
適合データが、プリンタ60で印刷される。この場合に
も、その印刷される嗜好適合データは、視聴者にとって
重要なデータである可能性が高い。したがって、この場
合には、嗜好情報記憶部8は、その表示されている嗜好
適合データに含まれる、すでに嗜好情報記憶部8に記憶
されている嗜好情報の重み点数を上げる。
【0177】これに対して、テレビ番組の視聴中に、視
聴者がチャンネルスキャン操作を頻繁に行い、または音
声を消去した場合には、視聴中のテレビ番組の内容は、
視聴者にとってあまり重要でないと考えられる。したが
って、この場合には、嗜好情報抽出部7は、連動データ
検出部5によって、テレビ映像に連動したデータが検出
されても、視聴者の嗜好を示す情報を抽出しないように
する。
【0178】また、第1の実施形態において、上述した
ように、データ選択ダイヤル51の操作によって嗜好適
合データ記憶部12に記憶されている嗜好適合データを
テレビ受信機40に表示した状態で、視聴者がデータ消
去キー54を押下すると、そのとき表示されている嗜好
適合データが、嗜好適合データ消去部16によって嗜好
適合データ記憶部12から消去される。この場合には、
その消去される嗜好適合データは、視聴者にとって重要
でない可能性が高い。したがって、この場合には、嗜好
情報記憶部8は、その表示されている嗜好適合データに
含まれる、すでに嗜好情報記憶部8に記憶されている嗜
好情報の重み点数を下げる。
【0179】図1などでは省略したが、各実施形態の嗜
好情報選択装置では、テレビ操作リモコン50にデータ
記録キーを設け、データ処理部19に連動データ記憶部
を設けることによって、連動データ検出部5によって、
テレビ映像に連動したデータが検出され、連動データ再
生部6によって、その検出された連動データがテレビ受
信機40に表示されているときに、視聴者がデータ記録
キーを押下すると、そのとき表示されている連動データ
が、連動データ記憶部に記憶されるようにすることがで
きる。この場合には、その記録される連動データは、視
聴者にとって重要なデータである可能性が高い。
【0180】したがって、受信された連動データの表示
中に視聴者がデータ記録操作をしたことが、ユーザ操作
検出部21によって検出されたときには、嗜好情報抽出
部7は、そのとき表示されている連動データを、第1の
実施形態と同様の方法で解析することによって、視聴者
の嗜好を示す情報を抽出し、嗜好情報記憶部8は、その
抽出された嗜好情報に高い重み点数を付して、その抽出
された嗜好情報を記憶し、または嗜好情報記憶部8に記
憶されている嗜好情報を更新するようにする。
【0181】上記の操作以外にも、視聴者が、テレビ受
信機40に表示されているデータに関連するデータを、
記憶装置部44やインターネットなどから検索するデー
タ検索操作を行った場合、または、テレビ受信機40に
表示されるデータのページ切り替え操作や、インターネ
ットデータのリンクナビゲーション操作を頻繁に行った
場合には、そのデータは視聴者にとって重要なものとし
て、嗜好情報を抽出するとともに、抽出した嗜好情報を
高い重み点数を付して記憶し、また、テレビ番組の視聴
中に、視聴者が番組案内情報を表示する操作を頻繁に行
った場合には、視聴中のテレビ番組の内容は視聴者にと
って重要でないものとして、嗜好情報を抽出しないよう
にすることができる。
【0182】以上のように、第3の実施形態によれば、
ユーザ操作検出部21によって検出された、視聴者によ
る操作の種類または頻度に応じて、嗜好情報を抽出する
か否かを決定し、嗜好情報の重み点数を変更することに
よって、視聴者の嗜好を示す情報を、より正確かつ詳細
に抽出し、記憶することができる。
【0183】[第4の実施形態]第1、第2および第3
の実施形態は、テレビ放送信号に重畳されて放送された
データ中の、視聴者の嗜好に適合するデータのみを記録
する場合である。しかし、記録される嗜好適合データが
テレビ映像に連動したデータである場合には、このよう
にデータだけを記録して、後から再生しても、視聴者は
その内容を理解できない場合がある。
【0184】例えば、15秒間のコマーシャル映像に伴
って、このコマーシャル映像で紹介された商品の取り扱
い注意事項がテキストデータで放送された場合、このテ
キストデータが嗜好適合データとして検出されても、受
信機に記録される情報は、そのテキストデータ、すなわ
ち商品の取り扱い注意事項のみであり、視聴者が後から
データを見るときには、商品の外観、用途、使用方法、
効果などが分からない可能性がある。
【0185】すなわち、テレビ映像放送とデータ放送と
を連動させたテレビ番組の場合、データ放送はテレビ映
像またはテレビ音声に対する補足情報を伝える手段とし
て用いられるのが普通であり、データ放送のデータだけ
を記録して、後から再生しても、視聴者はその内容を理
解できない可能性がある。
【0186】そこで、第4の実施形態では、視聴者の嗜
好に適合するデータとして選択したデータを記録する場
合に、その嗜好適合データと、これに連動したテレビ映
像およびテレビ音声とを、互いに対応づけて記録し、後
から同時に再生できるようにする。
【0187】(構成)図12は、第4の実施形態の嗜好
情報選択装置の一例の機能ブロック構成を示し、図2に
示した第1の実施形態のそれに対して、デジタル変換部
23、嗜好適合映像音声区間特定部24、嗜好適合映像
音声情報記憶部25、および嗜好適合映像音声情報再生
部26を付加したものである。
【0188】ただし、第4の実施形態では、テレビ映像
に連動したデータから嗜好適合データを選択するので、
視聴者は、嗜好適合データ検出記憶時においても、選局
部1を含むテレビ受信機40の電源をONにして、視聴
したいテレビチャンネルを選局し、テレビ受信機40に
テレビ映像を表示する。すなわち、第4の実施形態で
は、テレビ受信機40にテレビ映像が表示されていると
きにのみ、そのテレビ映像に連動したデータから嗜好適
合データが選択される。そのため、第4の実施形態で
は、図2に示した自動選局部20を備えない。また、こ
の例では、連動データ検出部5と嗜好適合データ検出部
10とで、一つのデータ放送受信デコーダを兼用して用
いる。
【0189】デジタル変換部23は、後述するように、
連動データ検出部5および嗜好適合データ検出部10に
よって、テレビ映像に連動したデータから嗜好適合デー
タが検出されたとき、アナログ復調部2からの復調され
たアナログ映像音声信号をデジタル映像音声情報に変換
して、システムバス4に出力する。
【0190】嗜好適合映像音声区間特定部24は、テレ
ビ映像に連動したデータから嗜好適合データが検出され
たとき、その検出されたタイミングに基づいて、その検
出された嗜好適合データに対応づけて記憶すべき映像音
声情報の区間を特定する。
【0191】嗜好適合映像音声情報記憶部25は、この
嗜好適合映像音声区間特定部24によって特定された区
間における、デジタル変換部23からのデジタル映像音
声情報を、上記の検出された嗜好適合データと対応づけ
て記憶するもので、記憶装置部44に設けられる。
【0192】嗜好適合映像音声情報再生部26は、嗜好
適合データ記憶部12に記憶された嗜好適合データが嗜
好適合データ再生部14によって再生されるとき、嗜好
適合映像音声情報記憶部25に記憶された映像音声情報
のうちの、当該再生される嗜好適合データに対応して記
憶された映像音声情報を、同時に再生するものである。
【0193】(嗜好情報更新時の動作)嗜好情報更新時
の動作は、図3に示した第1の実施形態と同じである。
すなわち、嗜好情報更新時には、テレビ映像放送とデー
タ放送とが連動したテレビ番組放送の受信時、視聴者が
視聴したテレビ番組内で放送されたデータ放送の内容を
解析することによって、視聴者の嗜好を示す情報を抽出
するとともに、この抽出した嗜好情報を学習して、嗜好
情報記憶部8に記憶されている嗜好情報を更新する。
【0194】(嗜好適合データ検出記憶時の動作)嗜好
適合データ検出記憶時には、テレビ映像に連動したデー
タから、嗜好情報記憶部8に記憶されている嗜好情報に
基づいて、嗜好適合データデータを検出して、嗜好適合
データ記憶部12に記憶すると同時に、その嗜好適合デ
ータが検出されたタイミングに基づいて特定された区間
のテレビ映像およびテレビ音声を、嗜好適合映像音声情
報記憶部25に記憶する。
【0195】図13は、この嗜好適合データ検出記憶時
にデータ処理部19が行う嗜好適合データ検出記憶処理
ルーチンを示し、その嗜好適合データ検出記憶処理ルー
チン300では、まずステップ301において、嗜好適
合データ検出部10のデータ放送受信デコーダと兼用
の、連動データ検出部5のデータ放送受信デコーダで、
データ放送によって放送されたデータ中の、テレビ映像
に連動したデータを検出したか否かを判断する。
【0196】第1の実施形態と同様に、この例では、そ
の連動データは、図4に示したように、マルチパートタ
イプのMIME構文で表現されたもので、そのうちの1
つめのオブジェクトには、当該デジタルデータがテレビ
映像およびテレビ音声に連動して再生されるべき連動デ
ータであることが示されている。
【0197】連動データ検出部5が連動データを検出し
たときには、嗜好適合データ検出記憶処理ルーチン30
0は、ステップ301からステップ302に進んで、上
記の兼用のデータ放送受信デコーダで、MIMEデータ
をデコードし、さらにステップ303に進んで、嗜好適
合データ検出部10において、兼用のデータ放送受信デ
コーダによるMIMEデータのデコード結果の連動イン
ターネットデータを、嗜好情報記憶部8に記憶されてい
る嗜好情報と照合することによって、検出された連動デ
ータが視聴者の嗜好に適合するデータであるか否かを判
断する。その判断基準は、第1の実施形態と同様であ
る。
【0198】ステップ303で、検出された連動データ
は視聴者の嗜好に適合するデータであると判断したとき
には、ステップ304に進み、逆に検出された連動デー
タは視聴者の嗜好に適合しないデータであると判断した
ときには、ステップ301に戻る。
【0199】ステップ304では、デジタル変換部23
で、嗜好適合データ検出部10が連動データから嗜好適
合データを検出した時点において、アナログ復調部2か
らアナログ映像音声情報を取り込んで、デジタル映像音
声情報に変換する。このデジタル変換部23での変換処
理は、嗜好適合映像音声区間特定部24によって決定さ
れる所定時間、この例では15秒間、継続される。
【0200】次に、ステップ305において、その15
秒間分のデジタル映像音声情報を、嗜好適合映像音声情
報記憶部25に記憶する。すなわち、嗜好適合映像音声
情報記憶部25は、嗜好適合データ検出部10が連動デ
ータから嗜好適合データを検出した時点で、デジタル映
像音声情報の記憶を開始して、デジタル映像音声情報
を、この例では15秒間分、記憶する。図14(A)
は、嗜好適合映像音声情報記憶部25の記憶状態の一例
を示す。
【0201】次に、ステップ306において、嗜好適合
データ検出部10によって検出された嗜好適合データ
を、嗜好適合データ記憶部12に記憶して、ステップ3
01に戻る。この場合、図14(B)に示すように、嗜
好適合データ記憶部12には、検出された嗜好適合デー
タと、その嗜好適合データの嗜好適合データ記憶部12
への記憶時刻と、その嗜好適合データに含まれる嗜好情
報の嗜好情報記憶部8における嗜好情報番号と、その嗜
好適合データに連動した15秒間分のデジタル映像音声
情報の嗜好適合映像音声情報記憶部25における記憶ア
ドレスとを、対応づけて記憶する。
【0202】上記の例は、嗜好適合映像音声区間特定部
24によって決定される、デジタル変換部23での変換
処理の継続時間、ないし記憶されるべきデジタル映像音
声情報の時間を、15秒間に固定する場合であるが、こ
の時間を視聴者によって自由に変更できるようにするこ
ともできる。
【0203】また、必ずしも、記録するテレビ映像およ
びテレビ音声の時間長を固定する必要はなく、さらに、
必ずしも、嗜好適合データが検出された時点をテレビ映
像およびテレビ音声の記録開始時点と定める必要はな
い。
【0204】例えば、デジタル変換部23では常時、ア
ナログ復調部2からのアナログ映像音声情報をデジタル
変換して、変換後のデジタル映像音声情報をバッファに
一時記憶するとともに、嗜好適合映像音声区間特定部2
4では、その変換後のデジタル映像情報またはデジタル
音声情報からテレビ番組のシーン変化を検出し、その検
出されたシーン開始点からシーン終了点までの区間内に
おいて、嗜好適合データ検出部10によって嗜好適合デ
ータが検出されたときには、その検出された嗜好適合デ
ータを嗜好適合データ記憶部12に記録するとともに、
その区間におけるデジタル映像音声情報を、上記のバッ
ファから嗜好適合映像音声情報記憶部25に記録するこ
ともできる。
【0205】この場合、映像情報からシーン変化を検出
する方法としては、特開平4−286293号公報に記
載されているような、公知のフレーム間差分検出方法を
利用することができる。この方法によれば、カメラカッ
トの切り替わりタイミングを検出できるので、そのカメ
ラカットの切り替わりタイミングをシーンの切り替わり
タイミングとして用いることができる。
【0206】シーン変化を検出する方法としては、その
ほか、映像情報における、人物や物体の動き、輝度変
化、色分布変化などの検出結果や、音声情報における、
音量変化、音声発信者の交代、音声パターン、音声キー
ワードなどの検出結果を利用することもできる。
【0207】(データの表示、消去、印刷)上記のよう
にして嗜好適合データ記憶部12に記憶された嗜好適合
データをテレビ受信機40に表示する場合には、第1の
実施形態と同様に、視聴者は、テレビ操作リモコン50
のデータ選択ダイヤル51を回して、嗜好適合データ記
憶部12に記憶されている嗜好適合データを次々と呼び
出す。呼び出された嗜好適合データは、嗜好適合データ
再生部14で処理されて、映像・音声・データ出力部3
に出力され、テレビ受信機40に表示される。
【0208】視聴者は、その表示された嗜好適合データ
を見て、それに対応したテレビ映像を見たいとき、また
はテレビ音声を聞きたいときには、テレビ操作リモコン
50の図1では省略した映像音声再生キーを押下する。
【0209】これによって、嗜好適合映像音声情報再生
部26は、図14(B)に示したように、嗜好適合デー
タ記憶部12に記憶されている、嗜好適合映像音声情報
記憶部25における映像音声情報の記憶アドレスから、
そのとき表示されている嗜好適合データに対応した映像
音声情報を特定して、その特定した映像音声情報を、嗜
好適合映像音声情報記憶部25から取り込んで処理し、
映像・音声・データ出力部3に出力する。これによっ
て、テレビ受信機40の表示画面には、嗜好適合データ
とともに、その嗜好適合データに対応したテレビ映像が
表示され、スピーカからは、その嗜好適合データに対応
したテレビ音声が再生される。
【0210】また、上記のようにデータ選択ダイヤル5
1の操作によって嗜好適合データ記憶部12に記憶され
ている嗜好適合データをテレビ受信機40に表示した状
態で、視聴者がテレビ操作リモコン50のデータ消去キ
ー54を押下すると、嗜好適合データ消去部16によっ
て、そのとき表示されている嗜好適合データが、嗜好適
合データ記憶部12から消去されるとともに、嗜好適合
映像音声情報記憶部25に記憶されている映像音声情報
のうちの、その消去される嗜好適合データに対応した映
像音声情報が、嗜好適合映像音声情報記憶部25から消
去される。
【0211】嗜好適合データの印刷については、第1の
実施形態と同じである。
【0212】(効果)以上のように、第4の実施形態に
よれば、嗜好適合データ記憶部12に記録された嗜好適
合データを表示するとき、その嗜好適合データと、これ
に連動したテレビ映像およびテレビ音声とを、同時に再
生できるようになり、視聴者は後からデータを見たと
き、データの内容が理解しやすくなる。
【0213】[第5の実施形態]第5の実施形態は、視
聴者が予めキーワードや受信したい記事のジャンルなど
を登録しなくても、自分の好みのテレビ番組を視聴して
簡単な操作をするだけで、嗜好情報選択装置が、視聴者
の嗜好を特定して、その獲得した視聴者の興味を反映し
た視聴者個人用の電子新聞を自動的に作成するようにし
た場合である。
【0214】さらに、第5の実施形態では、視聴者が前
の晩に見たテレビニュースに関連する記事が新聞記事と
して翌朝にデータ放送されたような場合に、その記事を
優先的に盛り込んだ視聴者個人用の電子新聞を作成でき
るようにする。
【0215】テレビニュースを見て、報道された内容に
興味を持ち、その内容に関して深く知りたくなって、新
聞や雑誌を読む場合が往々にしてあるが、第5の実施形
態は、この場合に、視聴者が予めキーワードや受信した
い記事のジャンルなどを登録しなくても、テレビニュー
スを見て、簡単な操作をするだけで、視聴者の興味を反
映した視聴者個人用の電子新聞を自動的に作成できるよ
うにする。
【0216】(構成)図15は、第5の実施形態の嗜好
情報選択装置の一例の機能ブロック構成を示し、図2に
示した第1の実施形態のそれに対して、ユーザ操作検出
部21を付加し、嗜好適合データ再生部14を、後述す
るように電子新聞の表示のための処理をする嗜好適合デ
ータ編集部とし、かつ上述した印刷処理部15の代わり
に、電子新聞の印刷のための処理をする嗜好適合データ
編集部28を設けたものである。
【0217】図1では示していないが、テレビ操作リモ
コン50には、図15に示すようにフォローアップキー
58を設ける。また、この例では、視聴者は、テレビ受
信機40に表示されている連動インターネットデータに
対してリンクナビゲーション操作(ページ切り替え操
作)を行うことができるようにする。
【0218】第1の実施形態と同様に、選局部1、アナ
ログ復調部2、および映像・音声・データ出力部3の電
源をOFFにして、テレビ受信機40にテレビ映像を表
示していない状態でも、嗜好適合データを検出して、記
憶することができるように、自動選局部20を備える。
【0219】(嗜好情報更新時の動作)嗜好情報更新時
には、テレビ番組の視聴中に、視聴者がテレビ映像に連
動した新聞記事などのデータを収集したいと欲して、フ
ォローアップキー58を押下すると、これがユーザ操作
検出部21によって検出される。
【0220】そして、嗜好情報抽出部7は、ユーザ操作
検出部21によってフォローアップキー58が押下され
たことが検出された時点の近傍において、データ放送に
よって放送されて、連動データ検出部5によって検出さ
れた連動データの内容を、第1の実施形態と同様の方法
で解析することによって、視聴者の嗜好を示す情報を抽
出し、その抽出した嗜好情報を重要度の極めて高い嗜好
情報として嗜好情報記憶部8に記憶する。
【0221】このように、視聴者は、予めキーワードや
受信したい記事のジャンルなどを登録しなくても、自分
の好みのテレビ番組を視聴して、フォローアップキー5
8を押下するだけで、装置に対して自分の嗜好を特定さ
せることができ、後述するように、夜間や早朝などの、
テレビ番組を視聴していないときに、データ放送によっ
て放送されたデータ(新聞記事)から、フォローアップ
キー58を押下したときに視聴していたテレビ映像に関
連したデータ(新聞記事)だけを、嗜好適合データとし
て選択することができる。
【0222】なお、フォローアップキー58が押下され
たとき、嗜好情報抽出部7によって抽出された嗜好情報
のリストを、嗜好情報表示部9によって、テレビ受信機
40に表示するようにしてもよい。また、この場合、表
示された嗜好情報のそれぞれに対して、テレビ操作リモ
コン50での操作などによって、優先順位を付けられる
ようにすると便利である。
【0223】さらに、この例では、連動データ検出部5
によって検出された連動インターネットデータがテレビ
受信機40に表示されている最中に、視聴者が、その表
示されている連動インターネットデータに対してリンク
ナビゲーション操作を頻繁に行ったとき、すなわち単位
時間内にページ切り替え操作を所定回数以上に渡って行
ったときにも、ユーザ操作検出部21は、そのとき表示
されているデータは視聴者にとって重要なデータである
と見なして、そのリンクナビゲーション操作を検出し、
嗜好情報抽出部7は、そのとき表示されている連動デー
タの内容を解析することによって、視聴者の嗜好を示す
情報を抽出し、その抽出した嗜好情報を重要度の高い嗜
好情報として嗜好情報記憶部8に記憶する。
【0224】図16は、嗜好情報更新処理を終えた時点
での、嗜好情報記憶部8の記憶状態の一例を示し、視聴
者が、「ニュースステーション」というニュース番組内
で、「病原性大腸菌O−157による食中毒」の報道記
事が放送されているタイミングで、フォローアップキー
58を押下し、また、それぞれテレビ映像放送とデータ
放送とが連動した、「プロ野球速報」というスポーツ番
組、「ワールドカップ予選中継」というスポーツ番組、
および「ニュースステーション」というニュース番組の
「香港返還記念式典」につき報じる部分を見ている最中
に、表示中の連動データに対してリンクナビゲーション
操作を頻繁に行った場合である。
【0225】さらに、嗜好情報記憶部8には、当該連動
データに付けられていた記事タイトルが嗜好情報として
記憶されるとともに、各連動データを放送したテレビ番
組の番組識別情報、すなわち、この例ではテレビ番組名
およびGコードと、各連動データから抽出された嗜好情
報の重み点数とが記憶される。この例では、各連動デー
タから抽出された嗜好情報の重み点数は、各連動データ
が表示されていた時に行われたページ切り替え回数であ
る。ただし、フォローアップキー58が押下されたこと
に対応して記憶された嗜好情報については、重み点数と
して高い点数である20点が記憶される。
【0226】(嗜好適合データ検出記憶時の動作)嗜好
適合データ検出記憶時には、図6に示した第1の実施形
態と同様の方法によって、データ放送によって放送され
たデータ(新聞記事)から、嗜好情報記憶部8に記憶さ
れている嗜好情報に基づいて、視聴者の嗜好に適合する
データ(新聞記事)を選択して、嗜好適合データ記憶部
12に記憶する。
【0227】この実施形態における嗜好適合データの検
出は、嗜好情報記憶部8に記憶されている嗜好情報を形
態素解析によって各要素語句に分割し、それら各要素語
句と受信データ(新聞記事)とを照合することによって
行う。
【0228】自動選局部20は、所定のタイミングで受
信チャンネルを切り替えて、データ放送によって放送さ
れたデータを常時受信するので、夜間や早朝などの、視
聴者がテレビ番組を視聴していないときでも、データ放
送によって放送されたデータ(新聞記事)から、視聴者
がフォローアップキー58を押下したとき、またはリン
クナビゲーション操作を頻繁に行ったときに視聴してい
たテレビ映像に関連したデータ(新聞記事)だけが、嗜
好適合データとして選択されるようになる。
【0229】(嗜好適合データの印刷、表示)この実施
形態では、嗜好適合データ編集部28は、視聴者が予め
指定した時刻において自動的に、嗜好適合データ検出記
憶時に嗜好適合データ記憶部12に記憶された複数の嗜
好適合データを、嗜好適合データ記憶部12から呼び出
して、印刷用に編集処理し、プリンタ60によって視聴
者個人用の電子新聞として印刷出力する。
【0230】すなわち、例えば朝の7時などの、視聴者
が予め指定した時刻になると、嗜好適合データ編集部2
8は、嗜好適合データ記憶部12に記憶されている複数
の嗜好適合データを呼び出して、印刷用に編集する。こ
の場合、嗜好適合データ編集部28は、図16に示した
ように嗜好情報記憶部8に記憶されている、それぞれの
嗜好情報の重み点数に応じて、印刷する電子新聞に掲載
する嗜好適合データを選択し、電子新聞のレイアウトな
いし印刷様式を決定する。
【0231】図17は、レイアウトされて印刷された電
子新聞の例を示し、嗜好適合データを検出するための検
索キーとなった嗜好情報の、嗜好情報記憶部8に記憶さ
れた重み点数が高いものほど、電子新聞の上部に配置さ
れている。
【0232】すなわち、図16に示したように、嗜好情
報記憶部8に記憶されている嗜好情報中で、「病原性大
腸菌O−157による食中毒等の発生状況」という嗜好
情報が最も重み点数が高いので、その「病原性大腸菌O
−157による食中毒等の発生状況」という嗜好情報を
検索キーとして検出した新聞記事(嗜好適合データ)
が、電子新聞の最も上部に配置されている。
【0233】また、電子新聞には、嗜好情報記憶部8に
記憶されているテレビ番組名と、Gコードをデコードす
ることによって得られた放送番組識別情報とを、新聞記
事と対応づけて印刷する。これによって、電子新聞を読
む視聴者は、電子新聞の記事が以前視聴したどのテレビ
番組に関連する記事であるかが即座にわかる。
【0234】図17の場合、例えば、「病原性大腸菌O
−157による食中毒等の発生状況」に関する電子新聞
記事は、視聴者が前の晩に視聴した「ニュースステーシ
ョン」というテレビ番組において放送された内容と関連
があることを示している。
【0235】なお、電子新聞記事とともに印刷する情報
は、視聴者がすでに視聴したテレビ番組の放送番組識別
情報のほかに、いまだ放送されていないテレビ番組の放
送番組識別情報でもよい。
【0236】例えば、衛星デジタルテレビ放送の場合で
あるが、PerfecTV!放送のEPG(電子番組案
内)では、上述したように、最大15日後までの放送予
定番組につき、番組名、製作者名、主演者名、内容の紹
介などを配信することができるようになっている。した
がって、このEPGの内容と嗜好情報記憶部8に記憶さ
れている嗜好情報とを照合して、得られた放送番組識別
情報を電子新聞記事とともに印刷することができる。
【0237】そのために、具体的には、嗜好適合データ
検出記憶時において、データ放送によって放送された新
聞記事から、嗜好情報記憶部8に記憶されている嗜好情
報に適合する新聞記事(嗜好適合データ)を検出した場
合に、この検出した新聞記事の基になった嗜好情報を検
索キーとして、EPGを検索する。
【0238】そして、嗜好情報に適合する内容がEPG
中に検出された場合には、この嗜好情報に適合するテレ
ビ番組の番組名、番組放送時間帯、番組放送局名などの
番組放送識別情報を、検出した新聞記事とともに嗜好適
合データ記憶部12に記憶する。そして、嗜好適合デー
タ再生時、すなわち電子新聞の印刷出力時において、こ
の嗜好適合データ記憶部12に記憶された新聞記事と、
この新聞記事と関連したテレビ番組の放送番組識別情報
とを同時に印刷するようにする。
【0239】これによって、視聴者は、電子新聞を読む
ことにより、自分にとって関心の高いテレビ番組の放送
予定がわかる。
【0240】視聴者が上記の予め指定した時刻におい
て、テレビ番組を視聴している場合には、上述した嗜好
適合データ編集部28による印刷用の編集、およびプリ
ンタ60による印刷出力と並行して、嗜好適合データ再
生部14は、嗜好適合データ記憶部12に記憶されてい
る複数の嗜好適合データを呼び出して、表示用に編集処
理し、映像・音声・データ出力部3に出力する。したが
って、視聴者は、テレビ受信機40の表示画面において
も、電子新聞を見ることができる。
【0241】嗜好適合データ再生部14においても、嗜
好情報記憶部8に記憶されている、それぞれの嗜好情報
の重み点数に応じて、表示する電子新聞に掲載する嗜好
適合データを選択し、電子新聞のレイアウトないし表示
様式を決定する。
【0242】視聴者が上記の予め指定した時刻におい
て、テレビ番組を視聴していない場合には、その後、選
局部1、アナログ復調部2、および映像・音声・データ
出力部3の電源をONにしたとき、自動的に、またはテ
レビ操作リモコン50に設けたデータ表示キーを押下す
ることによって、上記のようにテレビ受信機40に電子
新聞が表示されるようにすることができる。
【0243】(効果)上述した第5の実施形態によれ
ば、例えば夕方や夜などに、テレビ放送局30から、ニ
ュース番組に連動して、そのニュース番組で放送される
ニュースの概要を示すキーワードがデータ放送された場
合に、視聴者が、このニュース番組を視聴して、フォロ
ーアップキー58を押下したときには、そのニュース番
組で放送されたニュースの概要を示すキーワードが、嗜
好情報記憶部8に記憶されることになる。
【0244】そして、嗜好情報選択装置は、例えば夜間
や翌朝の早い時間などに、テレビ放送局30からデータ
放送された新聞記事の中から、視聴者がニュースで見た
トピックに関係する記事を優先的に選択して記憶し、視
聴者が指定した例えば翌朝に、その選択記憶した記事
を、視聴者個人用の電子新聞として編集して、プリンタ
60により印刷出力し、またはテレビ受信機40に表示
する。
【0245】したがって、視聴者は、予めキーワードや
受信したい記事のジャンルなどを登録しなくても、自分
の好みのテレビ番組を視聴して簡単な操作をするだけ
で、自分の関心のある記事だけを盛り込んだ自分専用の
新聞を、任意の時刻に、居ながらにして、受け取ること
ができる。
【0246】〔その他の実施形態〕上述した各実施形態
は、この発明をテレビ放送の受信システムに適用した場
合であるが、この発明はラジオ放送の受信システムにも
適用することができる。
【0247】[各種の実施形態と効果]この発明では、
以下のような実施形態にすることによって、それぞれ以
下のような効果が得られる。
【0248】(1)テレビ映像放送とデータ放送とが連
動したテレビ番組放送を受信し、視聴者が視聴したテレ
ビ番組内で放送されたデータ放送の内容を解析すること
によって、視聴者の嗜好を示す情報を抽出し、この抽出
した嗜好情報に基づいて、放送データから、またはCD
ROMなどの記憶媒体に記憶された情報から、またはイ
ンターネットやデータベースなどの通信先から、視聴者
の嗜好に適合するデータを選択または検索して取り出
す。これによって、視聴者は自分の好みのテレビ番組を
視聴するだけで、自分に必要なデータを選択的に取り出
すことができる。
【0249】(2)放送などによって配信された番組案
内情報を記憶し、視聴者が視聴している時刻とテレビチ
ャンネルとに基づいて、記憶した番組案内情報のうち
の、視聴中のテレビ番組に対応した番組案内情報を特定
し、この特定した番組案内情報を解析することによっ
て、視聴者の嗜好を示す情報を抽出し、この抽出した嗜
好情報に基づいて、放送データから、またはCDROM
などの記憶媒体に記憶された情報から、またはインター
ネットやデータベースなどの通信先から、視聴者の嗜好
に適合するデータを選択または検索して取り出す。これ
によって、テレビ映像に連動したデータが放送されない
場合でも、視聴者は自分の好みのテレビ番組を視聴する
だけで、自分に必要なデータを選択的に取り出すことが
できる。
【0250】(3)嗜好情報抽出部による嗜好情報抽出
処理の解析対象となった連動データまたは番組案内情報
を解析することによって、嗜好情報抽出部によって抽出
された嗜好情報を、重み付けして嗜好情報記憶部に記憶
する。これによって、視聴者は自分の好みのテレビ番組
を視聴するだけで、視聴者の嗜好の度合いを嗜好適合デ
ータ検出に反映させることができ、より視聴者に必要な
データを優先的に取り出すことができる。
【0251】(4)嗜好情報記憶部に記憶された嗜好情
報の重みを、時間の経過とともに自動的に下げる。これ
によって、視聴者の興味や関心が他に移った場合にも、
視聴者の嗜好に適合するデータの選択に的確に対処する
ことができる。
【0252】(5)嗜好情報記憶部に記憶された嗜好情
報の重みが所定値以下となったときには、その嗜好情報
を嗜好情報記憶部から自動的に消去する。これによっ
て、視聴者の興味や関心が他に移ったことにより対象外
となったデータを、視聴者の嗜好に適合するデータの検
索対象から確実に除外することができる。
【0253】(6)視聴者がテレビ番組の視聴中に行っ
た操作を検出し、その検出された時点の近傍において放
送されたデータを解析することによって、視聴者の嗜好
を示す情報を抽出する。これによって、視聴者がテレビ
番組を視聴したことだけでは視聴者の嗜好を正確に把握
できない場合でも、視聴者の嗜好を示す情報を、より正
確かつ詳細に抽出することができる。
【0254】(7)視聴者がテレビ番組の視聴中に行っ
た、データ印刷操作、データ記録操作、連動データ表示
操作、データ消去操作、データ検索操作、音量変更操
作、チャンネルスキャン操作、番組案内情報表示操作、
公衆回線利用操作などの操作を検出し、その検出された
操作の種類または頻度に応じて、視聴者の嗜好を示す情
報を抽出するか否かを判断し、抽出する場合には、その
操作が検出された時点の近傍において放送されたデータ
を解析することによって、視聴者の嗜好を示す情報を抽
出する。これによって、視聴者がテレビ番組を視聴した
ことだけでは視聴者の嗜好を正確に把握できない場合で
も、視聴者の嗜好を示す情報を、より正確かつ詳細に抽
出することができる。
【0255】(8)視聴者がテレビ番組の視聴中に行っ
た操作の種類または頻度に応じて、重みを変更して、嗜
好情報抽出部によって抽出された嗜好情報を記憶する。
これによって、視聴者がテレビ番組を視聴したことだけ
では視聴者の嗜好を正確に把握できない場合でも、視聴
者の嗜好を示す情報を、より正確かつ詳細に抽出するこ
とができる。
【0256】(9)連動データ検出部によって検出され
た連動データ、視聴番組特定部によって特定された番組
案内情報、またはユーザ操作検出部によって視聴者によ
る操作が検出された時点の近傍において再生されたデー
タから、テレビ番組またはラジオ番組の内容を表す特徴
的なキーワードを抽出し、この抽出したキーワードを、
視聴者の嗜好を示す情報として抽出する。これによっ
て、公知の形態素解析技術または全文解析技術を用い
て、視聴者の嗜好を示す情報を容易に抽出することがで
きる。
【0257】(10)嗜好適合データ記憶部および嗜好
適合データ再生部を設けて、嗜好適合データ検出部によ
って検出された嗜好適合データを嗜好適合データ記憶部
に記憶し、嗜好適合データ記憶部に記憶された嗜好適合
データを嗜好適合データ再生部によって再生できるよう
にする。これによって、視聴者は自分に必要な放送デー
タを後からゆっくり見ることができる。
【0258】(11)嗜好情報記憶部に記憶されている
嗜好情報を消去するときには、嗜好適合データ記憶部に
記憶されている嗜好適合データのうちの、当該消去され
た嗜好情報によって特定される嗜好適合データを、同時
に消去する。これによって、視聴者の興味や関心が他に
移ったことにより対象外となったデータを嗜好適合デー
タ記憶部から自動的に消去することができる。
【0259】(12)映像情報または音声情報に連動し
て放送されたデータから、嗜好適合データが検出された
とき、その検出タイミングに基づいて、嗜好適合映像音
声区間検出部によって、その検出された嗜好適合データ
に対応する、映像情報または音声情報の区間を特定す
る。これによって、検出された嗜好適合データを記憶ま
たは表示するとき、この嗜好適合データに連動した映像
情報または音声情報を同時に記憶または表示することが
でき、視聴者にとって嗜好適合データの内容がわかりや
すくなる。
【0260】(13)嗜好適合映像音声区間特定部によ
って特定された区間の映像情報または音声情報を、嗜好
適合データ検出部によって検出された嗜好適合データと
対応づけて、嗜好適合映像音声情報記憶部に記憶する。
これによって、嗜好適合データ記憶部に記憶された嗜好
適合データを再生するとき、その嗜好適合データに連動
した映像情報または音声情報を同時に再生でき、再生し
た嗜好適合データの内容が視聴者にとってわかりやすく
なる。
【0261】(14)嗜好適合データ記憶部に記憶され
た嗜好適合データを再生するとき、嗜好適合映像音声情
報記憶部に記憶された映像情報または音声情報のうち
の、当該再生される嗜好適合データに対応した映像情報
または音声情報を同時に再生する。これによって、テレ
ビ映像またはテレビ音声に対する補足情報としてデータ
が放送された場合でも、再生されたデータの内容が視聴
者にとってわかりやすくなる。
【0262】(15)嗜好適合データ記憶部に記憶され
ている嗜好適合データを消去するとき、嗜好適合映像音
声情報記憶部に記憶されている映像情報または音声情報
のうちの、当該消去される嗜好適合データによって特定
される映像情報または音声情報を同時に消去する。これ
によって、不要となった映像情報または音声情報を別途
消去する手間が省ける。
【0263】(16)嗜好適合データ記憶部の空き記憶
容量が所定容量以下になったとき、または嗜好適合デー
タ記憶部に嗜好適合データが記憶されてから所定時間が
経過したときには、嗜好情報記憶部に記憶されている嗜
好情報の重みに基づいて、嗜好適合データ記憶部に記憶
されている嗜好適合データの要・不要を判定して、不要
と判定した嗜好適合データを嗜好適合データ記憶部から
消去する。これによって、放送局が放送データの有効期
間を指定しないでデータを放送した場合でも、不要とな
ったデータを自動的にテレビ受信機から消去することが
できる。
【0264】(17)嗜好適合データ検出部によって嗜
好適合データが検出されたことを、嗜好適合データ検出
結果通知部によって視聴者に対して視覚的または聴覚的
に知らせる。これによって、視聴者は放送されたデータ
中に自分の嗜好に適合するデータが存在することを即座
に知ることができる。
【0265】(18)嗜好情報記憶部は、嗜好情報抽出
部によって抽出された嗜好情報と、この嗜好情報が放送
されたテレビ番組またはラジオ番組を識別するための放
送番組識別情報とを、対応づけて記憶し、嗜好適合デー
タ記憶部は、嗜好適合データ検出部によって検出された
嗜好適合データと、この嗜好適合データの検出に用いら
れた嗜好情報とを、対応づけて記憶し、嗜好情報表示部
は、嗜好適合データ記憶部に記憶された嗜好適合データ
が嗜好適合データ再生部によって再生されるとき、この
再生される嗜好適合データと対応して嗜好適合データ記
憶部に記憶された嗜好情報を表示するとともに、この嗜
好情報と対応して嗜好情報記憶部に記憶された放送番組
識別情報を表示するように構成する。これによって、例
えば、表示した嗜好適合データの脇に、視聴者が過去に
視聴したテレビ番組名を表示することができ、再生した
嗜好適合データが、自分が以前視聴したどのテレビ番組
またはラジオ番組と関連がある嗜好適合データなのかを
容易に知ることができるので、再生したデータの内容を
理解しやすくなる。
【0266】(19)嗜好適合データ検出部によって検
出された複数の嗜好適合データ、または嗜好適合データ
記憶部に記憶された複数の嗜好適合データを、編集して
表示する場合に、嗜好情報記憶部に記憶されている嗜好
情報の重みに応じて、表示のレイアウトまたは様式を決
定する。これによって、嗜好の度合いの強いデータを見
やすい場所に配置して視聴者に提供することができ、視
聴者は自分の興味の度合いが強いデータから順に読み進
めることができる。
【0267】(20)嗜好適合データ検出部によって検
出された複数の嗜好適合データ、または嗜好適合データ
記憶部に記憶された複数の嗜好適合データを、編集して
印刷する場合に、嗜好情報記憶部に記憶されている嗜好
情報の重みに応じて、印刷のレイアウトまたは様式を決
定する。これによって、電子新聞を作成できるととも
に、重要度の高い記事をトップニュースとして電子新聞
の一面に配置するというようなことができ、視聴者は自
分の興味の度合いが強い記事から順に新聞記事を読み進
めることができる。
【0268】(21)嗜好適合データ記憶部は、嗜好適
合データ検出部によって検出された嗜好適合データを、
この嗜好適合データの検出に用いられた嗜好情報と対応
づけて記憶し、嗜好適合データ再生部は、嗜好適合デー
タ記憶部に記憶されている嗜好適合データを再生すると
き、この再生する嗜好適合データに対応して嗜好適合デ
ータ記憶部に記憶されている嗜好情報を検索キーとし
て、番組案内情報記憶手段に記憶されている番組案内情
報を検索して、この再生する嗜好適合データに対応する
テレビ番組またはラジオ番組を特定し、この特定したテ
レビ番組またはラジオ番組の放送番組識別情報を表示す
るように構成する。これによって、例えば、嗜好適合デ
ータ記憶部に記憶されている複数の嗜好適合データから
なる電子新聞を作成する場合に、視聴者の嗜好に適合す
る新聞記事と、この新聞記事に関連した内容を放送する
予定のテレビ番組の名称および放送時間帯とを、対応づ
けて表示することができ、視聴者は、電子新聞を読むこ
とによって、自分にとって関心の高いテレビ放送番組の
放送予定がわかる。
【0269】
【発明の効果】上述したように、請求項1〜6のいずれ
かの発明によれば、全ての視聴者に対して同一の情報が
一方的に送信される放送型データサービスにおいても、
視聴者はキーワードの登録や興味のある記事の指定など
をしなくても、自分の好みのテレビ番組またはラジオ番
組を視聴するだけで、自分に必要なデータだけを選別し
て取り出すことができるとともに、視聴者の興味が変化
した場合でも、いちいちキーワードを登録し直す必要が
ない。
【0270】請求項12の発明によれば、選択した視聴
者の嗜好に適合するデータを記録する場合に、これに関
連するテレビまたはラジオの映像または音声を同時に記
録することができ、その記録されたデータを再生する場
合には、これに関連するテレビまたはラジオの映像また
は音声を同時に再生することができるようになる。
【0271】請求項18の発明によれば、視聴者がテレ
ビ番組またはラジオ番組を視聴することによって獲得し
た視聴者の興味を反映した視聴者個人用の電子新聞を自
動的に作成することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のシステム構成の一例を示す図
である。
【図2】第1の実施形態の機能ブロック構成の一例を示
す図である。
【図3】第1の実施形態の嗜好情報更新処理ルーチンの
一例を示す図である。
【図4】第1の実施形態の連動データの一例を示す図で
ある。
【図5】第1の実施形態における嗜好情報の更新の説明
に供する図である。
【図6】第1の実施形態の嗜好適合データ検出記憶処理
ルーチンの一例を示す図である。
【図7】第1の実施形態の放送データの一例を示す図で
ある。
【図8】第1の実施形態における嗜好適合データ検出結
果の通知方法の一例を示す図である。
【図9】第1の実施形態の嗜好適合データ記憶部の記憶
状態の一例を示す図である。
【図10】第2の実施形態の機能ブロック構成の一例を
示す図である。
【図11】第3の実施形態の機能ブロック構成の一例を
示す図である。
【図12】第4の実施形態の機能ブロック構成の一例を
示す図である。
【図13】第4の実施形態の嗜好適合データ検出記憶処
理ルーチンの一例を示す図である。
【図14】第4の実施形態の嗜好適合映像音声情報記憶
部および嗜好適合データ記憶部の記憶状態の一例を示す
図である。
【図15】第5の実施形態の機能ブロック構成の一例を
示す図である。
【図16】第5の実施形態の嗜好情報記憶部の記憶状態
の一例を示す図である。
【図17】第5の実施形態で作成される電子新聞の例を
示す図である。
【符号の説明】
1,71 選局部 2 アナログ復調部 3 映像・音声・データ出力部 5 連動データ検出部 6 連動データ再生部 7 嗜好情報抽出部 8 嗜好情報記憶部 9 嗜好情報表示部 10 嗜好適合データ検出部 12 嗜好適合データ記憶部 14 嗜好適合データ再生部 16 嗜好適合データ消去部 20 自動選局部 21 ユーザ操作検出部 24 嗜好適合映像音声区間特定部 25 嗜好適合映像音声情報記憶部 26 嗜好適合映像音声情報再生部 30 テレビ放送局 40 テレビ受信機 50 テレビ操作リモコン 60 プリンタ 72 映像音声情報再生部 73 番組案内情報抽出部 74 番組案内情報記憶部 75 視聴番組特定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/081 H04N 7/08 Z

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビ放送信号またはラジオ放送信号によ
    って放送された映像情報または音声情報である映像音声
    情報を受信する映像音声情報受信手段と、 この映像音声情報受信手段によって受信された映像音声
    情報を再生する映像音声情報再生手段と、 前記テレビ放送信号またはラジオ放送信号に重畳されて
    放送されたデータのうちの、前記映像音声情報に連動し
    て放送されたデータを検出する連動データ検出手段と、 この連動データ検出手段によって検出された連動データ
    を解析することによって、視聴者の嗜好を示す情報を抽
    出する嗜好情報抽出手段と、 この嗜好情報抽出手段によって抽出された嗜好情報を記
    憶する嗜好情報記憶手段と、 この嗜好情報記憶手段に記憶された嗜好情報に基づい
    て、前記テレビ放送信号またはラジオ放送信号に重畳さ
    れて放送されたデータから、視聴者の嗜好に適合するデ
    ータを検出する嗜好適合データ検出手段と、 を備えることを特徴とする嗜好情報選択装置。
  2. 【請求項2】情報を記憶した情報記憶媒体と、 テレビ放送信号またはラジオ放送信号によって放送され
    た映像情報または音声情報である映像音声情報を受信す
    る映像音声情報受信手段と、 この映像音声情報受信手段によって受信された映像音声
    情報を再生する映像音声情報再生手段と、 前記テレビ放送信号またはラジオ放送信号に重畳されて
    放送されたデータのうちの、前記映像音声情報に連動し
    て放送されたデータを検出する連動データ検出手段と、 この連動データ検出手段によって検出された連動データ
    を解析することによって、視聴者の嗜好を示す情報を抽
    出する嗜好情報抽出手段と、 この嗜好情報抽出手段によって抽出された嗜好情報に基
    づいて、前記情報記憶媒体に記憶された情報から、視聴
    者の嗜好に適合するデータを検出する嗜好適合データ検
    出手段と、 を備えることを特徴とする嗜好情報選択装置。
  3. 【請求項3】公衆回線を介して通信先と通信するための
    通信手段と、 テレビ放送信号またはラジオ放送信号によって放送され
    た映像情報または音声情報である映像音声情報を受信す
    る映像音声情報受信手段と、 この映像音声情報受信手段によって受信された映像音声
    情報を再生する映像音声情報再生手段と、 前記テレビ放送信号またはラジオ放送信号に重畳されて
    放送されたデータのうちの、前記映像音声情報に連動し
    て放送されたデータを検出する連動データ検出手段と、 この連動データ検出手段によって検出された連動データ
    を解析することによって、視聴者の嗜好を示す情報を抽
    出する嗜好情報抽出手段と、 この嗜好情報抽出手段によって抽出された嗜好情報に基
    づいて、前記通信手段によって通信した通信先から、視
    聴者の嗜好に適合するデータを検出する嗜好適合データ
    検出手段と、 を備えることを特徴とする嗜好情報選択装置。
  4. 【請求項4】テレビ放送信号またはラジオ放送信号によ
    って放送された映像情報または音声情報である映像音声
    情報を受信する映像音声情報受信手段と、 この映像音声情報受信手段によって受信された映像音声
    情報を再生する映像音声情報再生手段と、 テレビ放送またはラジオ放送の番組案内情報を記憶する
    番組案内情報記憶手段と、 視聴中のテレビ番組またはラジオ番組を特定する視聴番
    組特定手段と、 前記番組案内情報記憶手段に記憶された番組案内情報の
    うちの、前記視聴番組特定手段によって特定された番組
    に対応した番組案内情報を解析することによって、視聴
    者の嗜好を示す情報を抽出する嗜好情報抽出手段と、 この嗜好情報抽出手段によって抽出された嗜好情報を記
    憶する嗜好情報記憶手段と、 この嗜好情報記憶手段に記憶された嗜好情報に基づい
    て、前記テレビ放送信号またはラジオ放送信号に重畳さ
    れて放送されたデータから、視聴者の嗜好に適合するデ
    ータを検出する嗜好適合データ検出手段と、 を備えることを特徴とする嗜好情報選択装置。
  5. 【請求項5】情報を記憶した情報記憶媒体と、 テレビ放送信号またはラジオ放送信号によって放送され
    た映像情報または音声情報である映像音声情報を受信す
    る映像音声情報受信手段と、 この映像音声情報受信手段によって受信された映像音声
    情報を再生する映像音声情報再生手段と、 テレビ放送またはラジオ放送の番組案内情報を記憶する
    番組案内情報記憶手段と、 視聴中のテレビ番組またはラジオ番組を特定する視聴番
    組特定手段と、 前記番組案内情報記憶手段に記憶された番組案内情報の
    うちの、前記視聴番組特定手段によって特定された番組
    に対応した番組案内情報を解析することによって、視聴
    者の嗜好を示す情報を抽出する嗜好情報抽出手段と、 この嗜好情報抽出手段によって抽出された嗜好情報に基
    づいて、前記情報記憶媒体に記憶された情報から、視聴
    者の嗜好に適合するデータを検出する嗜好適合データ検
    出手段と、 を備えることを特徴とする嗜好情報選択装置。
  6. 【請求項6】公衆回線を介して通信先と通信するための
    通信手段と、 テレビ放送信号またはラジオ放送信号によって放送され
    た映像情報または音声情報である映像音声情報を受信す
    る映像音声情報受信手段と、 この映像音声情報受信手段によって受信された映像音声
    情報を再生する映像音声情報再生手段と、 テレビ放送またはラジオ放送の番組案内情報を記憶する
    番組案内情報記憶手段と、 視聴中のテレビ番組またはラジオ番組を特定する視聴番
    組特定手段と、 前記番組案内情報記憶手段に記憶された番組案内情報の
    うちの、前記視聴番組特定手段によって特定された番組
    に対応した番組案内情報を解析することによって、視聴
    者の嗜好を示す情報を抽出する嗜好情報抽出手段と、 この嗜好情報抽出手段によって抽出された嗜好情報に基
    づいて、前記通信手段によって通信した通信先から、視
    聴者の嗜好に適合するデータを検出する嗜好適合データ
    検出手段と、 を備えることを特徴とする嗜好情報選択装置。
  7. 【請求項7】請求項1または4の嗜好情報選択装置にお
    いて、 前記嗜好情報記憶手段は、前記嗜好情報抽出手段によっ
    て抽出された嗜好情報を、前記解析対象の連動データま
    たは番組案内情報の解析によって、重み付けして記憶す
    ることを特徴とする嗜好情報選択装置。
  8. 【請求項8】請求項7の嗜好情報選択装置において、 前記嗜好情報記憶手段に記憶された嗜好情報の重みが、
    時間の経過とともに下げられることを特徴とする嗜好情
    報選択装置。
  9. 【請求項9】請求項8の嗜好情報選択装置において、 前記嗜好情報記憶手段に記憶された嗜好情報の重みが所
    定値以下となったときには、当該嗜好情報が前記嗜好情
    報記憶手段から消去されることを特徴とする嗜好情報選
    択装置。
  10. 【請求項10】請求項1,2または3の嗜好情報選択装
    置において、 当該嗜好情報選択装置は、さらに、視聴者が所定の操作
    を行ったことを検出するユーザ操作検出手段を備え、 前記嗜好情報抽出手段は、このユーザ操作検出手段によ
    って視聴者による所定の操作が検出された時点の近傍に
    おいて、前記連動データ検出手段によって検出された連
    動データを解析することによって、視聴者の嗜好を示す
    情報を抽出することを特徴とする嗜好情報選択装置。
  11. 【請求項11】請求項1の嗜好情報選択装置において、 当該嗜好情報選択装置は、さらに、視聴者が所定の操作
    を行ったことを検出するユーザ操作検出手段を備え、 前記嗜好情報記憶手段は、このユーザ操作検出手段によ
    って検出された視聴者による操作の種類または頻度に応
    じて、前記嗜好情報抽出手段によって抽出された嗜好情
    報の重みを変更して、当該嗜好情報を記憶することを特
    徴とする嗜好情報選択装置。
  12. 【請求項12】請求項1または4の嗜好情報選択装置に
    おいて、 当該嗜好情報選択装置は、さらに嗜好適合映像音声区間
    特定手段を備え、 その嗜好適合映像音声区間特定手段は、前記嗜好適合デ
    ータ検出手段によって、前記映像音声情報に連動して放
    送されたデータから、視聴者の嗜好に適合するデータが
    検出されたとき、その検出タイミングに基づいて、その
    検出された嗜好適合データに対応する、前記映像音声情
    報受信手段によって受信された映像音声情報の区間を特
    定することを特徴とする嗜好情報選択装置。
  13. 【請求項13】請求項12の嗜好情報選択装置におい
    て、 当該嗜好情報選択装置は、さらに嗜好適合データ記憶手
    段および嗜好適合映像音声情報記憶手段を備え、 前記嗜好適合データ記憶手段は、前記嗜好適合データ検
    出手段によって検出された嗜好適合データを記憶し、 前記嗜好適合映像音声情報記憶手段は、前記嗜好適合映
    像音声区間特定手段によって特定された区間の映像音声
    情報を、前記嗜好適合データ記憶手段に記憶される嗜好
    適合データと対応づけて記憶することを特徴とする嗜好
    情報選択装置。
  14. 【請求項14】請求項13の嗜好情報選択装置におい
    て、 当該嗜好情報選択装置は、さらに嗜好適合データ再生手
    段および嗜好適合映像音声情報再生手段を備え、 前記嗜好適合データ再生手段は、前記嗜好適合データ記
    憶手段に記憶されている嗜好適合データを再生し、 前記嗜好適合映像音声情報再生手段は、前記嗜好適合デ
    ータ記憶手段に記憶されている嗜好適合データが前記嗜
    好適合データ再生手段によって再生されるとき、前記嗜
    好適合映像音声情報記憶手段に記憶されている映像音声
    情報のうちの、当該再生される嗜好適合データに対応し
    た映像音声情報を再生することを特徴とする嗜好情報選
    択装置。
  15. 【請求項15】請求項13の嗜好情報選択装置におい
    て、 前記嗜好適合データ記憶手段に記憶されている嗜好適合
    データが消去されるときには、前記嗜好適合映像音声情
    報記憶手段に記憶されている映像音声情報のうちの、当
    該消去される嗜好適合データによって特定された映像音
    声情報が、同時に消去されることを特徴とする嗜好情報
    選択装置。
  16. 【請求項16】請求項1または4の嗜好情報選択装置に
    おいて、 当該嗜好情報選択装置は、さらに嗜好適合データ記憶手
    段および嗜好適合データ消去手段を備え、 前記嗜好適合データ記憶手段は、前記嗜好適合データ検
    出手段によって検出された嗜好適合データを記憶し、 前記嗜好適合データ消去手段は、前記嗜好適合データ記
    憶手段の空き記憶容量が所定値以下になったとき、また
    は前記嗜好適合データ記憶手段に嗜好適合データが記憶
    されてから所定時間が経過したときには、前記嗜好情報
    記憶手段に記憶されている嗜好情報の重みに基づいて、
    前記嗜好適合データ記憶手段に記憶されている嗜好適合
    データの要・不要を判定して、不要と判定した嗜好適合
    データを前記嗜好適合データ記憶手段から消去すること
    を特徴とする嗜好情報選択装置。
  17. 【請求項17】請求項1または4の嗜好情報選択装置に
    おいて、 当該嗜好情報選択装置は、さらに嗜好適合データ再生手
    段を備え、 その嗜好適合データ再生手段は、前記嗜好適合データ検
    出手段によって検出された複数の嗜好適合データを、編
    集して表示する場合に、前記嗜好情報記憶手段に記憶さ
    れている嗜好情報の重みに応じて、表示のレイアウトま
    たは様式を決定することを特徴とする嗜好情報選択装
    置。
  18. 【請求項18】請求項1または4の嗜好情報選択装置に
    おいて、 当該嗜好情報選択装置は、さらに嗜好適合データ編集手
    段を備え、 その嗜好適合データ編集手段は、前記嗜好適合データ検
    出手段によって検出された複数の嗜好適合データを、編
    集してプリンタに印刷させる場合に、前記嗜好情報記憶
    手段に記憶されている嗜好情報の重みに応じて、印刷の
    レイアウトまたは様式を決定することを特徴とする嗜好
    情報選択装置。
  19. 【請求項19】請求項4,5または6の嗜好情報選択装
    置において、 当該嗜好情報選択装置は、さらに嗜好適合データ記憶手
    段および嗜好適合データ再生手段を備え、 前記嗜好適合データ記憶手段は、前記嗜好適合データ検
    出手段によって検出された嗜好適合データを、当該嗜好
    適合データの検出に用いられた嗜好情報と対応づけて記
    憶し、 前記嗜好適合データ再生手段は、前記嗜好適合データ記
    憶手段に記憶されている嗜好適合データを再生すると
    き、当該再生する嗜好適合データに対応して前記嗜好適
    合データ記憶手段に記憶されている嗜好情報に基づい
    て、前記番組案内情報記憶手段に記憶されている番組案
    内情報を検索して、当該再生する嗜好適合データに対応
    するテレビ番組またはラジオ番組を特定し、この特定し
    たテレビ番組またはラジオ番組の放送番組識別情報を表
    示することを特徴とする嗜好情報選択装置。
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