JPH11134145A - 画像形成装置管理システム - Google Patents

画像形成装置管理システム

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JPH11134145A
JPH11134145A JP9295743A JP29574397A JPH11134145A JP H11134145 A JPH11134145 A JP H11134145A JP 9295743 A JP9295743 A JP 9295743A JP 29574397 A JP29574397 A JP 29574397A JP H11134145 A JPH11134145 A JP H11134145A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービスマンが集中管理センタの中央制御装
置と通信回線及びデータ通信装置を介して接続されてい
る画像形成装置の制御基板等が集中管理センタに無断で
交換した場合でも、全ての画像形成装置を集中管理でき
るようにする。 【解決手段】 データ通信装置は、自機に接続されてい
る画像形成装置からの特定データの取得に先立ち、取得
済みフラグが“1”でなければ画像形成装置からその機
種機番を取得し、その機種機番が不揮発性RAMに記憶
されている機種機番と一致するか否かを判定して、一致
すれば画像形成装置から特定データとしてのログ情報及
びカウンタ値を順次取得し、取得済みフラグを“1”に
するが、一致しなければ異常と判断し、通報済みフラグ
が“1”でない場合にのみ異常内容を通信回線を介して
中央制御装置へ自動的に通報し、通報済みフラグを
“1”にした後、上記異常内容を表示部に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写装置,プリ
ンタ,ファクシミリ装置等の画像形成装置と中央制御装
置とをデータ通信装置及び通信回線を介して接続した画
像形成装置管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】このような画像形成装置管理システムと
しては、不特定多数のユーザ(顧客)のオフィス等に設
置された複数の画像形成装置(遠隔診断を前提としてい
る複写機等)をデータ通信装置及び公衆回線等の通信回
線を利用して、販売,サービス等の拠点(以下「集中管
理センタ」という)に設置されている中央制御装置と接
続可能にしたものが一般に知られている。
【0003】このような画像形成装置管理システムは、
遠隔地に設置されている複数の画像形成装置を1ヵ所に
設けた中央制御装置(ホストマシン)によって集中的に
管理することにより、各画像形成装置の使用状況を集計
したり、その管理情報を画像形成装置のメンテナンス等
に利用したりしている。使用状況の内容としてはコピー
枚数等があり、メンテナンスの内容としては画像形成装
置の自己診断による中央制御装置への自動発呼や、中央
制御装置側からのアクセスによる画像形成装置の各部調
整等がある。
【0004】また、従来は、サービスマンの訪問や顧客
先への電話によって確認していた画像形成装置の保守契
約の料金請求のためのカウンタ値(一般的にはコピー枚
数等の画像形成枚数)を、このシステムを利用して遠隔
操作で読み出すことも行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成装置と中央制御装置とがデータ通信装置及び通信回線
を介して接続されている場合でも、画像形成装置の故障
や新製品への買い替え等が発生したとき、サービスマン
が集中管理センタに連絡しないで勝手に制御基板や機械
を交換することがある。
【0006】このような場合、集中管理センタの中央制
御装置によって管理されている画像形成装置の機種機番
が、この中央制御装置と通信回線及びデータ通信装置を
介して実際に接続されている画像形成装置の機種機番と
一致しなくなり、中央制御装置は画像形成装置を管理す
ることができなくなる。
【0007】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、サービスマンが集中管理センタの中央制御
装置と通信回線及びデータ通信装置を介して接続されて
いる画像形成装置の制御基板や機械そのものを集中管理
センタに無断で交換した場合でも、その集中管理センタ
の中央制御装置が通信回線及びデータ通信装置を介して
接続されている全ての画像形成装置を集中管理できるよ
うにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の画像
形成装置がデータ通信装置及び通信回線を介して中央制
御装置に接続され、その中央制御装置が、通信回線及び
データ通信装置を介して複数の画像形成装置を集中管理
するようにした画像形成装置管理システムにおいて、次
のようにしたことを特徴とする。
【0009】請求項1の発明は、データ通信装置に、中
央制御装置によって管理されている画像形成装置の機種
機番を記憶している機種機番記憶手段と、複数の画像形
成装置から特定データを定期的に取得する特定データ取
得手段と、該手段によるいずれかの画像形成装置からの
特定データの取得に先立ち、その画像形成装置からその
機種機番を取得する機種機番取得手段と、該手段によっ
て当該画像形成装置から取得した機種機番が機種機番記
憶手段に記憶されている機種機番と一致するか否かを判
定する機種機番判定手段と、該手段によって当該画像形
成装置から取得した機種機番が機種機番記憶手段に記憶
されている機種機番と一致すると判定された場合にの
み、特定データ取得手段による当該画像形成装置からの
特定データの取得を許可する取得許可手段とを備えたも
のである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置管理システムにおいて、データ通信装置に、機種機番
判定手段によって当該画像形成装置から取得した機種機
番が機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致
しないと判定された場合には、異常と判断し、その異常
内容を通信回線を介して中央制御装置へ自動的に通報す
る自動通報手段を備えたものである。請求項3の発明
は、請求項2の画像形成装置管理システムにおいて、デ
ータ通信装置の自動通報手段を、異常内容の自動通報を
1日に1回行なう手段としたものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項2の画像形成装
置管理システムにおいて、データ通信装置に、機種機番
判定手段によって当該画像形成装置から取得した機種機
番が機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致
しないと判定された場合には、異常と判断し、その異常
内容を表示する異常内容表示手段と、該手段によって表
示された異常内容は上記異常が回復した時に消去する異
常内容消去手段とを備えたものである。
【0012】請求項5の発明は、請求項1の画像形成装
置管理システムにおいて、データ通信装置の機種機番取
得手段を、当該画像形成装置から取得した機種機番が機
種機番判定手段によって機種機番記憶手段に記憶されて
いる機種機番と一致しないと判定された場合、一致する
まで当該画像形成装置からその機種機番を繰り返し取得
する手段としたものである。請求項6の発明は、請求項
2の画像形成装置管理システムにおいて、中央制御装置
に、データ通信装置から上記異常内容を受信したとき、
その異常内容を表示する異常内容表示手段を備えたもの
である。
【0013】この発明による画像形成装置管理システム
では、データ通信装置が、自機に接続されているいずれ
かの画像形成装置からの特定データの取得に先立ち、そ
の画像形成装置からその機種機番を取得し、その機種機
番が機種機番記憶手段に記憶されている機種機番(中央
制御装置によって管理されている画像形成装置の機種機
番)と一致するか否かを判定して、一致する場合にのみ
当該画像形成装置からの特定データを取得する。
【0014】したがって、サービスマンが集中管理セン
タの中央制御装置と通信回線及びデータ通信装置を介し
て接続されている画像形成装置の制御基板や機械そのも
のを集中管理センタに無断で交換した場合でも、その集
中管理センタ側ではデータ通信装置における特定データ
の取得状況等から無断で制御機番又は機械そのものが交
換された画像形成装置の有無を判断できるため、サービ
スマン等にデータ通信装置の機種機番記憶手段に記憶さ
れている機種機番の変更処理を行なわせることにより、
通信回線及びデータ通信装置を介して接続されている全
ての画像形成装置を集中管理することができる。
【0015】なお、データ通信装置が、当該画像形成装
置から取得した機種機番が機種機番記憶手段に記憶され
ている機種機番と一致しない場合には、異常と判断し、
その異常内容を通信回線を介して中央制御装置へ自動的
に通報するようにすれば、その中央制御装置が設置され
ている集中管理センタ側では画像形成装置の制御基板や
機械そのものが無断で交換されたことを直ちに知ること
ができ、サービスマン等にデータ通信装置の機種機番記
憶手段に記憶されている機種機番の変更処理を早期に行
なわせることができる。この場合、データ通信装置が上
記異常内容の自動通報を1日に1回行なうようにすれ
ば、通信回線に負担をかけずに済む。
【0016】また、データ通信装置が、当該画像形成装
置から取得した機種機番が機種機番記憶手段に記憶され
ている機種機番と一致しない場合には、異常と判断して
その異常内容を表示し、その異常内容は上記異常が回復
した時に消去するようにすれば、サービスマン又はユー
ザも直ちに画像形成装置の制御基板や機械そのものが交
換されたことを知ることができる。
【0017】さらに、データ通信装置が、当該画像形成
装置から取得した機種機番が機種機番記憶手段に記憶さ
れている機種機番と一致しない場合、一致するまで当該
画像形成装置からその機種機番を繰り返し取得するよう
にすれば、通信エラーや当該画像形成装置側の何らかの
エラーで、その機種機番(正常なデータ)とは異なるデ
ータを誤って取得してしまった場合でも、それ以降に必
ず正常なデータを取得することができる。
【0018】また、中央制御装置が、データ通信装置か
ら上記異常内容を受信したとき、その異常内容を表示す
るようにすれば、画像形成装置の制御基板や機械そのも
のが無断で交換された場合、そのことを中央制御装置の
オペレータが容易に知ることができ、サービスマン等に
データ通信装置の機種機番記憶手段に記憶されている機
種機番の変更処理を直ちに行なわせることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して具体的に説明する。図2は、この発明の一実
施形態である画像形成装置管理システムの構成例を示す
ブロック図である。
【0020】この画像形成装置管理システムは、遠隔診
断を前提とした5台の画像形成装置(複写装置等)1〜
5と中央制御装置6とをデータ通信装置7及び通信回線
8を介して接続し、中央制御装置6によって各画像形成
装置1〜5を集中的に管理できるようにしたものであ
る。
【0021】データ通信装置7は、中央制御装置6から
の指令信号を画像形成装置1〜5へ選択的に送信した
り、逆に画像形成装置1〜5からの各種通報を通信回線
8を経由して中央制御装置6へ送信する。
【0022】このデータ通信装置7は、24時間通電を
行なっていて、通常画像形成装置1〜5の電源がオフに
なっている夜間でも中央制御装置6との通信を可能にし
ている。このデータ通信装置7と各画像形成装置1〜5
とはシリアル通信インタフェースRS−485によりマ
ルチドロップ接続されていて、データ通信装置7からの
ポーリング,セレクティングにより各画像形成装置1〜
5との通信を行なっている。
【0023】図3は、画像形成装置1〜5の制御部の構
成例を示すブロック図である。画像形成装置1〜5の制
御部は、それぞれCPU11,リアルタイムクロック回
路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM1
5,入出力ポート16,及びシリアル通信制御ユニット
17a,17b,17cからなるPPC(画像形成装
置)コントローラと、パーソナルインタフェース(以下
「インタフェース」を「I/F」と略称する)18と、
システムバス19とを備えている。
【0024】CPU11は、ROM13内の制御プログ
ラムによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処
理装置である。リアルタイムクロック回路12は、時刻
情報を発生するものであり、CPU11がそれを読み込
むことによって現在の時刻を知ることができる。ROM
13は、CPU11が使用する制御プログラムを含む各
種固定データを格納しているリードオンリ・メモリであ
る。
【0025】RAM14は、CPU11がデータ処理を
行なう際に使用するワークメモリ等として使用するラン
ダムアクセス・メモリである。不揮発性RAM15は、
図示しない操作表示部等からのモード指示の内容などを
記憶するメモリであり、電池によってバックアップされ
ている。入出力ポート16は、画像形成装置内のモー
タ,ソレノイド,クラッチ等の出力負荷やセンサ・スイ
ッチ類を接続している。
【0026】シリアル通信制御ユニット17aは、図示
しない操作表示部との信号のやりとりを行なっている。
シリアル通信制御ユニット17bは、図示しない原稿送
り部との信号のやりとりを行なっている。シリアル通信
制御ユニット17cは、図示しない転写紙後処理部との
信号のやりとりを行なっている。
【0027】パーソナルI/F18は、データ通信装置
7との間の通信を司るインタフェース回路であり、CP
U11のデータ通信装置7との通信処理のための負荷を
軽減するために設けられている。もちろん、CPU11
の処理能力が充分であれば、このパーソナルI/F18
の機能をCPU11に取り込んでも差し支えない。この
パーソナルI/F18の主な機能は、以下の(1)〜
(4)に示す通りである。
【0028】(1)データ通信装置7からのポーリン
グ,セレクティングの監視 (2)データ通信装置7への肯定応答,否定応答処理 (3)データ通信装置7との間の送受信データの正当性
のチェック,パリティチェック,及びエラー発生時の再
送要求処理 (4)データ通信装置7との間の送受信データのヘッダ
処理
【0029】システムバス19はアドレスバス,コント
ロールバス,データバスからなるバスラインであり、C
PU11,リアルタイムクロック回路12,ROM1
3,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート1
6,シリアル通信制御ユニット17a,17b,17
c,及びパーソナルI/F18を相互に接続する。
【0030】図4は、図3のパーソナルI/F18の構
成例を示すブロック図である。このパーソナルI/F1
8は、CPU21,デュアルポートメモリ22,レジス
タ23〜26,入力ポート27,シリアル通信制御ユニ
ット28,ローカルバス29,及びディバイスコード設
定スイッチ30によって構成されている。
【0031】CPU21は、中央処理装置,ROM,R
AM等からなるワンチップのマイクロコンピュータであ
り、このパーソナルI/F18全体を統括的に制御す
る。デュアルポートメモリ22は、CPU21と図3の
CPU11の双方から読み書き可能であり、パーソナル
I/F18とPPCコントローラ31との間でのテキス
トデータの授受に使用されるデータメモリである。
【0032】なお、PPCコントローラ31は上述した
CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM1
3,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート1
6,及びシリアル通信制御ユニット17a,17b,1
7cによって構成される。レジスタ23〜26は、上記
テキストデータの授受時に制御用として使用されるが、
詳細な説明は省略する。
【0033】ディバイスコード設定スイッチ30は、画
像形成装置毎に固有のディバイスコードを設定するため
のものであり、データ通信装置7からのポーリング,セ
レクティング時のディバイスコード識別用として使用さ
れる。シリアル通信制御ユニット28は、データ通信装
置7および/または他の画像形成装置のパーソナルI/
F18と接続される。
【0034】図5は、画像形成装置1〜5の操作表示部
の構成例を示すレイアウト図である。この操作表示部
は、一般の制御部(例えば図3に示した画像形成装置1
〜5における制御部)と同様に、制御プログラムを格納
したROM,その制御プログラムによって各種制御を実
行するCPU,データを一時格納するRAM,電池によ
りバックアップされた不揮発性RAM,シリアル通信制
御ユニット,及び入出力ポート等を備えており、図3の
シリアル通信制御ユニット17aとデータ授受を行なう
が、その詳細は省略する。
【0035】この操作表示部は、上述した制御部の他
に、テンキー71,クリア/ストップキー72,プリン
トキー73,エンタキー74,割り込みキー75,予熱
/モードクリアキー76,モード確認キー77,画面切
り替えキー78,呼び出しキー79,登録キー80,ガ
イダンスキー81,表示用コントラストボリューム8
2,及び文字表示器83を備えている。
【0036】テンキー71は、画像形成枚数(コピー枚
数)や倍率等の数値を入力するためのキーである。クリ
ア/ストップキー72は、置数(画像形成枚数)をクリ
アしたり、コピー動作をストップさせたりするためのキ
ーである。プリントキー73は、画像形成(コピー)動
作を実行開始させるためのキーである。
【0037】エンタキー74は、ズーム倍率や綴じ代寸
法用置数等の数値の指定を確定させるためのキーであ
る。割り込みキー75は、コピー中に割り込んで別の原
稿をコピーする時などに使用するキーである。予熱/モ
ードクリアキー76は、設定した全ての画像形成モード
の内容を取り消したり、予熱を設定して節電状態にした
りするためのキーである。
【0038】モード確認キー77は、文字表示器83に
選択的に表示される各画像形成モードを一覧表示で確認
するためのキーである。画面切り替えキー78は、文字
表示器83の表示形態を熟練度に応じて切り替えるため
のキーである。呼び出しキー79は、ユーザプログラム
を呼び出すためのキーである。
【0039】登録キー80は、ユーザプログラムを登録
するためのキーである。ガイダンスキー81は、文字表
示器83にガイダンスメッセージ等を表示するためのキ
ーである。表示用コントラストボリューム82は、文字
表示器83のコントラストを調整するためのものであ
る。
【0040】文字表示器83は、液晶(LCD),蛍光
表示管等のフルドット表示素子を用い、その上に多数の
タッチセンサを内蔵(例えば8×8表示画素毎にある)
した略透明なシート状のマトリックスタッチパネルを重
ねており、詳細は省略するが、電源投入により通常の画
像形成モード画面を表示する。
【0041】ここで、この画像形成モード画面が表示さ
れている時に、その画面上のキー(表示部)を押下(タ
ッチ)することにより、画像形成枚数,転写紙サイズ
(給紙トレイ),画像濃度(コピー濃度),変倍率,両
面モード,綴じ代モード,ソートモード等の画像形成動
作に関わる各種の画像形成モードを任意に選択すること
ができる。
【0042】図6は、図2のデータ通信装置7の一例を
示すブロック構成図である。このデータ通信装置7は、
制御部41,オートダイアラ部42,回線制御部43,
及び表示部44からなる。制御部41は、5台の画像形
成装置1〜5を制御したり、通信回線8を経由して中央
制御装置6からの指令信号の受信を制御したり、後述す
る異常内容等の各種情報を表示部44に表示したりす
る。
【0043】オートダイアラ部42は、画像形成装置1
〜5からの各種通報により中央制御装置6に対して自発
呼を行なう。回線制御部43は、通信回線8との接続制
御や一般電話機45との切り換え制御を行なう。
【0044】制御部41は、図示は省略するが、一般の
制御部(例えば図3に示した画像形成装置1〜5におけ
る制御部)と同様に、制御プログラムを格納したRO
M,その制御プログラムによって各種制御を実行するC
PU,データを一時格納するRAM,電池によってバッ
クアップされた不揮発性RAM,シリアル通信制御ユニ
ット,入出力ポート,及び現在時刻を知るためのリアル
タイムクロック回路等を備えている。
【0045】なお、そのうちの不揮発性RAMには、中
央制御装置6及び複数の画像形成装置1〜5の一方から
他方への送信データや、複数の画像形成装置1〜5の中
から1台を特定するそれぞれのディバイスコード及びI
Dコード,中央制御装置6の電話番号,回線接続が成功
しなかった場合の再発呼回数,再発呼間隔などが記憶さ
れる。
【0046】次に、この画像形成装置管理システムの概
略機能について説明する。この画像形成装置管理システ
ムの機能には、大きく分けて以下の(1)〜(3)に示
す3種類の機能がある。 (1)中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通信
制御 (2)画像形成装置1〜5から中央制御装置6又はデー
タ通信装置7への通信制御 (3)データ通信装置7独自の制御
【0047】(1)の中央制御装置6から画像形成装置
1〜5への通信制御には、例えば以下の(a)〜(c)
に示すものがある。 (a)特定の画像形成装置のトータル画像形成枚数,給
紙段(給紙トレイ)毎の画像形成枚数,転写紙サイズ毎
の画像形成枚数,ミスフィード回数,転写紙サイズ毎の
ミスフィード回数,転写紙搬送位置毎のミスフィード回
数等の読み取り及びリセット
【0048】(b)画像形成装置を構成する各ユニット
の制御電圧,電流,抵抗,タイミング等の調整値の設定
及び読み取り (c)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5から
中央制御装置6への通信の結果返送
【0049】これらの制御は、中央制御装置6からの指
令信号を受信して、データ通信装置7から画像形成装置
1〜5へのセレクティングによって行なう。セレクティ
ングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5の
中から1台を選択して通信する機能をさす。
【0050】図7は、データ通信装置7におけるセレク
ティング動作の一例を示すフローチャートである。各画
像形成装置1〜5はそれぞれユニークな(特定の)ディ
バイスコードを持っており、データ通信装置7は予め定
められたセレクティング機能を示す特定コード(又はコ
ードの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置のディバ
イスコードとをシリアル通信インタフェースRS−48
5上に送出する。
【0051】各画像形成装置1〜5は、セレクティング
機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)によ
り、次に続くディバイスコードと自己のディバイスコー
ドとを比較し、両コードが一致した時に自分がセレクテ
ィングされたことを知る。ここで、セレクティングされ
た画像形成装置は、送出すべきデータがある場合には、
予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)
によるビジー(Busy)応答を出力する。
【0052】データ通信装置7は、このビジー応答を受
けると、セレクティング動作を中断し、以下に述べるポ
ーリング動作に移行する。セレクティングされた画像形
成装置は、送出すべきデータがない場合には、セレクテ
ィングに対応可能か否かを判断し、対応可能ならば予め
定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)によ
る肯定応答を出力してデータ通信装置7との通信を実行
する。
【0053】対応不可能の場合は、予め定められた特定
コード(又はコードの組み合わせ)による否定応答を出
力してデータ通信装置7との通信を終了する。また、デ
ータ通信装置7が出力したディバイスコードに対応する
画像形成装置が電源OFFなどの理由で肯定応答も否定
応答も出力できない場合には、データ通信装置7は予め
定められた一定時間経過後にセレクティング動作を終了
する。
【0054】(2)の画像形成装置1〜5から中央制御
装置6又はデータ通信装置7への通信制御には、例えば
以下の(a)〜(e)に示すものがある。 (a)画像形成装置1〜5は、それぞれ画像形成動作が
不可能となる異常(故障)が発生した場合、その旨を知
らせるデータを即時にデータ通信装置7及び通信回線8
を介して中央制御装置6へ自動通報する(緊急通報)。
【0055】(b)画像形成装置1〜5は、それぞれ使
用者(顧客)による操作表示部上のキー操作により、画
像形成モードからそれとは異なる使用者が必要な要求
(修理依頼やサプライ補給依頼)を入力するための使用
者要求入力モードに移行し、操作表示部の文字表示器8
3に使用者要求入力画面が表示され、その画面上の所定
キーの押下によって使用者が必要な要求が入力された時
に、その要求を知らせるデータを即時にデータ通信装置
7及び通信回線8を介して中央制御装置6へ自動通報す
る(緊急通報)。
【0056】(c)画像形成装置1〜5は、それぞれ積
算画像形成枚数が予め設定された一定枚数に達した場
合、その旨を知らせるデータを即時にデータ通信装置7
及び通信回線8を介して中央制御装置6へ自動通報する
(緊急通報)。 (d)画像形成装置1〜5は、それぞれ積算画像形成枚
数が予め設定された一定期間に到達した場合に、その旨
を知らせるデータをその日の指定時刻(これは中央制御
装置6により設定され、データ通信装置7に記憶してお
く)にデータ通信装置7及び通信回線8を介して中央制
御装置6へ自動通報する(非緊急通報)。
【0057】(e)画像形成装置1〜5は、それぞれ画
像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回数,
指定時間への接近、センサの規格レベルへの到達など、
予防保全を必要とする事象が発生した場合に、その旨を
知らせるデータをその日の指定時刻(これは中央制御装
置6により設定され、データ通信装置7に記憶してお
く)にデータ通信装置7及び通信回線8を介して中央制
御装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信制御に
は、指定時刻に達する前に予め定められた回数等に達し
た場合に、その指定時刻を待たずに中央制御装置6への
送信を行なう制御も含まれる。
【0058】これらの通信制御は、データ通信装置7か
らのポーリング時に行なう。ポーリングとは、接続され
ている5台の画像形成装置1〜5を順番に指定し、その
指定された画像形成装置からの通信要求の有無を確認す
る機能をさす。図8は、データ通信装置7におけるポー
リング動作の一例を示すフローチャートである。
【0059】データ通信装置7は、予め定められたポー
リング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わ
せ)と選択すべき画像形成装置のディバイスコードとを
シリアル通信インタフェースRS−485上に送出す
る。各画像形成装置1〜5は、ポーリング機能を示す特
定コード(又はコードの組み合わせ)により、次に続く
ディバイスコードと自己のディバイスコードとを比較
し、両コードが一致した時に自分がポーリングされたこ
とを知る。
【0060】次に、ポーリングされた画像形成装置は、
送出データ(データ通信装置7又は中央制御装置6に対
する通信要求)があればデータ通信装置7との通信を開
始し、通信要求がない時又は開始した通信が終了した時
は予め定められた特定コード(又はコードの組み合わ
せ)による終了応答を出力してデータ通信装置7との通
信を終了する。データ通信装置7は、終了応答を受け取
ると、次の画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0061】また、データ通信装置7が出力するディバ
イスコードに対応する画像形成装置が、電源OFFなど
の理由で通信を開始できなかったり、あるいは終了応答
も出力できない場合、データ通信装置7は予め定められ
た一定時間経過後にポーリング動作を終了する。このポ
ーリングは、セレクティングが発生しない限り、接続さ
れている画像形成装置1〜5に対して順次繰り返され
る。
【0062】(3)のデータ通信装置7独自の制御に
は、例えば以下の(a)(b)に示すものがある。 (a)トータルカウンタ値の読み出し (b)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5から
データ通信装置7への通信の結果返送
【0063】トータルカウンタ値の読み出しの制御は、
データ通信装置7から画像形成装置1〜5への1日1回
定時(0時0分、但しこの時刻に画像形成装置の電源が
OFFになっている場合は、この時刻以降に初めて電源
がONになった時)のセレクティングによって行なう。
【0064】データ通信装置7は、トータルカウンタ用
のメモリを2個(仮にこれらをそれぞれA,Bとする)
用意してあり、上記1日1回のセレクティングによって
読み取ったトータルカウンタ値をメモリAに書き込む。
したがって、メモリAは毎日(但し例えば休日のように
1日中画像形成装置の電源がON状態にならない場合は
この限りでない)前日の値が書き換えられることにな
る。
【0065】また、毎月1回予め決められた日時(これ
は中央制御装置6により設定され、データ通信装置7内
の不揮発性RAMに記憶される)にメモリAに記憶され
ているトータルカウンタ値をメモリBにコピーする。デ
ータ通信装置7から中央制御装置6へはメモリBの内容
が送られるが、その転送方法には以下の(a)(b)に示す
2通りの方法がある。
【0066】(a)中央制御装置6は、上記日時(メモ
リAの内容がメモリBにコピーされる日時)以降にデー
タ通信装置7のメモリBに記憶されたトータルカウンタ
値を読みにいく。 (b)データ通信装置7は、上記日時以降に自発呼して
メモリBに記憶されたトータルカウンタ値を通信回線8
を介して中央制御装置6へ送出する。なお、自発呼を行
なう日時も中央制御装置6により設定され、データ通信
装置7内の不揮発性RAMに記憶される。
【0067】なお、データ通信装置7は、メモリA,B
を組み合わせたメモリを複数組用意している。これは、
例えば白黒コピー用,アプリケーションコピー用,カラ
ーコピー用等の種々のトータルカウンタ値が考えられる
ためである。
【0068】図9は、中央制御装置6とデータ通信装置
7との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図
である。図9において、通番は1回の送信の中での通信
ブロック番号であり、最初のブロックは「01」で始
め、以降1ずつ増加させて「99」の次は「00」とす
る。
【0069】IDコードは、データ通信装置7及びその
データ通信装置7に接続された5台の画像形成装置1〜
5から1台の画像形成装置を特定する目的を持ってい
る。識別コードは、通信目的の種類を示すコード(処理
コード)にテキストデータの発信元,受信先を付加した
ものである。処理コードは、表1のように決められてい
る。
【0070】
【表1】
【0071】情報レコードは情報コード,データ部桁
数,及びデータ部よりなり、表2のように決められてい
る。IDコードと識別コードとの間、識別コードと情報
レコードとの間、情報レコードと情報レコードとの間に
は、それぞれセミコロン(;)によるセパレータが挿入
される。
【0072】
【表2】
【0073】図10は、データ通信装置7と画像形成装
置1〜5のパーソナルI/F18との間で授受されるテ
キストデータの構成例を示す図である。ディバイスコー
ドは、前述のように各画像形成装置1〜5毎にディバイ
スコード設定スイッチ30(図4参照)によってそれぞ
れ固有に設定され、図9のIDコードとの関連は画像形
成装置を初めてデータ通信装置7に接続したインストー
ル時にその画像形成装置から読み込んでデータ通信装置
7内の不揮発性RAMに記憶され、以降テキストデータ
の送出方向により適宜変換される。
【0074】処理コードは前述したように通信目的の種
類を示すコードであり、図9の識別コードからテキスト
データの発信元,受信先を削除したものである。これ
も、テキストデータの送出方向により、データ通信装置
7によって適宜付加,削除される。
【0075】図11は画像形成装置1〜5のパーソナル
I/F18(図4参照)とPPCコントローラ31との
間で授受されるテキストデータの構成例を示す図であ
り、図10に示したデータ通信装置7とパーソナルI/
F18との間で授受されるテキストデータからヘッダ,
ディバイスコード,及びパリティ部分を取り除いたもの
である。
【0076】図12は、中央制御装置6の構成例を示す
ブロック図である。この中央制御装置6は、2台の端末
(ホストマシン)50,60をLAN(ローカル・エリ
ア・ネットワーク)等のネットワーク49によって接続
しており、通信回線8及びデータ通信装置7を介して5
台の画像形成装置1〜5を集中的に管理することができ
る。
【0077】端末50は、中央処理部51,モニタ部5
2,キーボード53,記憶部54,プリンタ部55,モ
デム56等によって構成されている。中央処理部51
は、端末50全体を統括的に制御するものである。モニ
タ部52は、後述する異常内容等の各種情報を表示して
オペレータに知らせるものである。
【0078】キーボード53は、各種情報を入力するた
めのものである。記憶部54は、受信データを記憶する
ためのものである。プリンタ部55は、受信データを転
写紙にプリントするものである。モデム56は、通信回
線8と接続され、その通信回線8と中央処理部51との
間でアナログ信号の変調/復調を行なうものである。な
お、端末60は端末50と略同様の構成なので、各部の
説明は省略する。
【0079】ここで、図6に示したデータ通信装置7の
各部が、請求項1〜5の機種機番記憶手段,特定データ
取得手段,機種機番取得手段,機種機番判定手段,取得
許可手段,自動通報手段,異常内容表示手段,及び異常
内容消去手段としての機能を果たす。また、図12に示
した中央制御装置6の各部が、請求項6の異常内容表示
手段としての機能を果たす。
【0080】図1は、図6に示したデータ通信装置7に
よるこの発明に係る処理の一例を示すフローチャートで
ある。データ通信装置7は、内部の時計が0時0分(0
0:00)になった時あるいは電源が投入された時に、
図示しないメインルーチンによって取得済みフラグ及び
通報済みフラグをそれぞれリセットし、以後メインルー
チンによって図1のサブルーチンを定期的にスタートす
る。
【0081】このルーチンがスタートすると、自機に接
続されているいずれかの画像形成装置(ここでは画像形
成装置1とする)からの特定データの取得に先立ち、ま
ず取得済みフラグが“1”にセットされているか否かを
判断し、“1”にセットされていればそのままメインル
ーチンにリターンするが、“1”にセットされていなけ
れば画像形成装置1からその機種機番を取得し、その機
種機番が図示しない不揮発性RAMに記憶されている機
種機番と一致するか否かを判定する。
【0082】ここで、上記不揮発性RAMには、例えば
図13に示すように中央制御装置6によって管理されて
いる各画像形成装置1〜5の機種機番等の各種のデータ
が記憶されている。また、各画像形成装置1〜5では、
それぞれ自機の不揮発性RAM15(図3)に自機の機
種機番が記憶されているが、不揮発性RAM15を含む
制御基板や機械そのものが交換されると、その機種機番
は変更となる。
【0083】画像形成装置1から取得した機種機番が、
不揮発性RAMに記憶されている機種機番と一致する場
合には、画像形成装置1から特定データとしてのログ情
報及びカウンタ値(積算画像形成枚数)を順次取得した
後、取得済みフラグを“1”にセットしてメインルーチ
ンへリターンするが、不揮発性RAMに記憶されている
機種機番と一致しない場合には異常と判断し、通報済み
フラグが“1”にセットされているか否かの判断に移行
する。
【0084】そして、通報済みフラグが“1”にセット
されている場合には、そのままメインルーチンにリター
ンするが、“1”にセットされていなければ異常内容
(画像形成装置1の本来の機種機番,新たな機種機番,
及び異常があった日時を含む)を示すデータ(異常デー
タ)を通信回線8を介して中央制御装置6へ自動的に通
報し、通報済みフラグを“1”にセットした後、上記異
常内容を表示部44に表示してメインルーチンへリター
ンする。
【0085】なお、その異常内容は上記異常が回復した
時に消去する。また、誤動作を考慮して複数回異常が続
いた時に、上記異常内容の自動通報及び表示を行なうよ
うにしてもよい。さらに、異常内容を表示する代わり
に、一定期間だけ音を発生したり、音声でアナウンスす
るようにしてもよい。
【0086】この図1のルーチンによれば、画像形成装
置1から取得した機種機番が不揮発性RAMに記憶され
ている機種機番と一致しない場合、取得済みフラグは
“1”にセットされないため、一致するまで画像形成装
置1からその機種機番を繰り返し取得することになる。
また、ここでは上述した処理を画像形成装置1に対して
のみ行なうようにしたが、実際には他の画像形成装置2
〜5に対しても同様に行なう。
【0087】図14は、図12に示した中央制御装置6
によるこの発明に係る処理の一例を示すフローチャート
である。中央制御装置6は、図示しないメインルーチン
によって図14のサブルーチンを定期的にスタートし、
まずデータ通信装置7からのデータの受信をチェック
し、データ通信装置7からデータを受信していなければ
そのままメインルーチンへリターンするが、データを受
信していればそれを図12に示した記憶部54又は64
に記憶する。
【0088】次に、その受信データが異常データか否か
を判断し、異常データであればその異常内容を画像形成
装置1の本来の機種機番,新たな機種機番,及び異常が
あった日時と共にモニタ部52又は62に表示してメイ
ンルーチンへリターンするが、異常データでなければ受
信データ(ログ情報等)の内容をモニタ部52又は62
に画像形成装置毎に表示してメインルーチンへリターン
する。
【0089】なお、異常内容を表示する時、他の内容と
区別するために、色を変えたり、又は点滅させて表示を
行なうとよい。また、異常内容を音声でアナウンスした
り、プリンタ部55又は65によって用紙にプリントさ
せるようにしてもよい。
【0090】このように、この実施形態の画像形成装置
管理システムでは、データ通信装置7が、自機に接続さ
れているいずれかの画像形成装置からの特定データの取
得に先立ち、その画像形成装置からその機種機番を取得
し、その機種機番が不揮発性RAMに記憶されている機
種機番(中央制御装置6によって管理されている画像形
成装置の機種機番)と一致するか否かを判定して、一致
する場合にのみ当該画像形成装置からの特定データを取
得する。
【0091】また、当該画像形成装置から取得した機種
機番が不揮発性RAMに記憶されている機種機番と一致
しない場合には、異常と判断し、その異常内容を通信回
線8を介して中央制御装置6へ自動的に通報することに
より、それを中央制御装置6のモニタ部52又は62に
表示させたり、プリンタ部55又は65によって用紙に
プリントさせたり、音声でアナウンスさせる。
【0092】したがって、サービスマンが集中管理セン
タの中央制御装置6と通信回線8及びデータ通信装置7
を介して接続されている画像形成装置1〜5の制御基板
や機械そのものを集中管理センタに無断で交換した場合
でも、そのことを中央制御装置6のオペレータが容易に
知ることができるため、サービスマン等にデータ通信装
置7の不揮発性RAMに記憶されている機種機番の変更
処理を直ちに行なわせることができ、全ての画像形成装
置1〜5を集中管理することができる。
【0093】また、データ通信装置7が、上記異常内容
の自動通報を1日に1回行なうため、通信回線8に負担
をかけずに済む。さらに、データ通信装置が、当該画像
形成装置から取得した機種機番が不揮発性RAMに記憶
されている機種機番と一致しない場合には、異常と判断
してその異常内容を表示部44に表示し、その異常内容
は上記異常が回復した時に消去するので、サービスマン
又はユーザも画像形成装置の制御基板や機械そのものが
交換されたことを知ることができる。
【0094】さらにまた、データ通信装置7が、当該画
像形成装置から取得した機種機番が機種機番記憶手段に
記憶されている機種機番と一致しない場合、一致するま
で当該画像形成装置からその機種機番を繰り返し取得す
るので、通信エラーや当該画像形成装置側の何らかのエ
ラーで、その機種機番(正常なデータ)とは異なるデー
タを誤って取得してしまった場合でも、それ以降に必ず
正常なデータを取得することができる。
【0095】なお、データ通信装置7が異常内容の自動
通報を行なわず、例えば中央制御装置6がデータ通信装
置7で取得された画像形成装置毎の特定データを読み込
んでその取得状況等を判断し、その結果から無断で制御
機番又は機械そのものが交換された画像形成装置が存在
するか否かを判断し、存在すればその旨をモニタ部52
又は62に表示させたり、プリンタ部55又は65によ
って用紙にプリントさせたり、音声でアナウンスさせる
ことにより、オペレータに知らせることもできる。
【0096】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像形成装置管理システムによれば、サービスマンが集中
管理センタの中央制御装置と通信回線及びデータ通信装
置を介して接続されている画像形成装置の制御基板や機
械そのものを集中管理センタに無断で交換した場合で
も、その集中管理センタの中央制御装置が通信回線及び
データ通信装置を介して接続されている全ての画像形成
装置を集中管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図6に示したデータ通信装置7によるこの発明
に係る処理の一例を示すフロー図である。
【図2】この発明の一実施形態である画像形成装置管理
システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の画像形成装置1〜5の制御部の構成例を
示すブロック図である。
【図4】図3のパーソナルI/F18の構成例を示すブ
ロック図である。
【図5】図2の画像形成装置1〜5の操作表示部の構成
例を示すレイアウト図である。
【図6】図2のデータ通信装置7の一例を示すブロック
構成図である。
【図7】図6のデータ通信装置7におけるセレクティン
グ動作の一例を示すフロー図である。
【図8】同じくポーリング動作の一例を示すフロー図で
ある。
【図9】図2の中央制御装置6とデータ通信装置7との
間で授受されるテキストデータの構成例を示す図であ
る。
【図10】同じくデータ通信装置7と画像形成装置1〜
5のパーソナルI/F18(図4)との間で授受される
テキストデータの構成例を示す図である。
【図11】同じく画像形成装置1〜5のパーソナルI/
F18とPPCコントローラ31(図4)との間で授受
されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図12】図2の中央制御装置6の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図13】図6に示したデータ通信装置7の制御部41
内の不揮発性RAMに記憶されているデータの一例を示
す図である。
【図14】図14は、図12に示した中央制御装置6に
よるこの発明に係る処理の一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1〜5:画像形成装置 6:中央制御装置 7:データ通信装置 8:通信回線 11,21:CPU 13:ROM 14:RAM 15:不揮発性RAM 17a,17b,17c:シリアル通信制御ユニット 18:パーソナルI/F 31:PPCコントローラ 41:制御部 42:オートダイアラ部 43:回線制御部 49:ネットワーク 50,60:端末 51,61:中央処理部 52,62:モニタ部 54,64:記憶部 55,65:プリンタ部 56:モデム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像形成装置がデータ通信装置及
    び通信回線を介して中央制御装置に接続され、該中央制
    御装置が、前記通信回線及び前記データ通信装置を介し
    て前記複数の画像形成装置を集中管理するようにした画
    像形成装置管理システムにおいて、 前記データ通信装置が、前記中央制御装置によって管理
    されている画像形成装置の機種機番を記憶している機種
    機番記憶手段と、前記複数の画像形成装置から特定デー
    タを定期的に取得する特定データ取得手段と、該手段に
    よるいずれかの画像形成装置からの特定データの取得に
    先立ち、該画像形成装置からその機種機番を取得する機
    種機番取得手段と、該手段によって当該画像形成装置か
    ら取得した機種機番が前記機種機番記憶手段に記憶され
    ている機種機番と一致するか否かを判定する機種機番判
    定手段と、該手段によって当該画像形成装置から取得し
    た機種機番が前記機種機番記憶手段に記憶されている機
    種機番と一致すると判定された場合にのみ、前記特定デ
    ータ取得手段による当該画像形成装置からの特定データ
    の取得を許可する取得許可手段とを有することを特徴と
    する画像形成装置管理システム。
  2. 【請求項2】 前記データ通信装置が、前記機種機番判
    定手段によって当該画像形成装置から取得した機種機番
    が前記機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一
    致しないと判定された場合には、異常と判断し、その異
    常内容を前記通信回線を介して前記中央制御装置へ自動
    的に通報する自動通報手段を有することを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置管理システム。
  3. 【請求項3】 前記データ通信装置の自動通報手段が、
    前記異常内容の自動通報を1日に1回行なう手段である
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記データ通信装置が、前記機種機番判
    定手段によって当該画像形成装置から取得した機種機番
    が前記機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一
    致しないと判定された場合には、異常と判断し、その異
    常内容を表示する異常内容表示手段と、該手段によって
    表示された異常内容は前記異常が回復した時に消去する
    異常内容消去手段とを有することを特徴とする請求項2
    記載の画像形成装置管理システム。
  5. 【請求項5】 前記データ通信装置の機種機番取得手段
    が、当該画像形成装置から取得した機種機番が前記機種
    機番判定手段によって前記機種機番記憶手段に記憶され
    ている機種機番と一致しないと判定された場合、一致す
    るまで当該画像形成装置からその機種機番を繰り返し取
    得する手段であることを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置管理システム。
  6. 【請求項6】 前記中央制御装置が、前記データ通信装
    置から前記異常内容を受信したとき、該異常内容を表示
    する異常内容表示手段を有することを特徴とする請求項
    2記載の画像形成装置管理システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002202921A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Minolta Co Ltd 機器管理装置および電子機器および機器管理システム
JP2004192151A (ja) * 2002-12-09 2004-07-08 Seiko Epson Corp 印刷制御装置
JP2007299413A (ja) * 2007-06-08 2007-11-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置管理システムとそれに使用する通信コントロール装置および識別情報管理方法

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