JPH11133443A - 黒色液晶シール剤及び硬化膜 - Google Patents

黒色液晶シール剤及び硬化膜

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JPH11133443A
JPH11133443A JP21666498A JP21666498A JPH11133443A JP H11133443 A JPH11133443 A JP H11133443A JP 21666498 A JP21666498 A JP 21666498A JP 21666498 A JP21666498 A JP 21666498A JP H11133443 A JPH11133443 A JP H11133443A
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Japan
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liquid crystal
titanium
crystal sealant
black
black liquid
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JP21666498A
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Masahiro Hirano
雅浩 平野
Haruki Niimoto
昭樹 新本
Shigeru Matsuyama
茂 松山
Akira Ishii
彰 石井
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Hitachi Ltd
Nippon Kayaku Co Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Nippon Kayaku Co Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C2217/00Coatings on glass
    • C03C2217/40Coatings comprising at least one inhomogeneous layer
    • C03C2217/43Coatings comprising at least one inhomogeneous layer consisting of a dispersed phase in a continuous phase
    • C03C2217/46Coatings comprising at least one inhomogeneous layer consisting of a dispersed phase in a continuous phase characterized by the dispersed phase
    • C03C2217/48Coatings comprising at least one inhomogeneous layer consisting of a dispersed phase in a continuous phase characterized by the dispersed phase having a specific function
    • C03C2217/485Pigments

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶セルの光モレを防ぐ遮光性に優れ、電
気絶縁性を有し、かつ、耐湿性に優れた強い接着強度を
有している黒色液晶シール剤を提供する。 【解決手段】本発明は、(a)エポキシ樹脂、(b)ノ
ボラック樹脂、(c)硬化促進剤、(d)チタン系黒色
顔料を含有することを特徴とする黒色液晶シール剤に関
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、黒色液晶シール剤
及びそれを用いた液晶セルに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶セルを作成するに当たっては、液晶
シール剤をディスペンサー、或いはスクリーン印刷等の
方法によりガラス基板に塗布後、通常、加熱または加熱
無しでレベリングを行った後に、上下ガラス基板をアラ
イメントマークを用いて高精度に貼り合わせて、シール
剤をプレスするというプロセスで上下ガラス基板の貼り
合わせを行っている。ここで使用する液晶シール剤は、
主として熱硬化型エポキシ樹脂が使用されているが、エ
ポキシ樹脂の硬化剤として、アミン類、イミダゾール
類、ヒドラジッド類を使用した液晶シール剤は、接着
性、耐湿信頼性に劣るという問題点を有している。この
問題点を解決する方法として特公昭59−24403号
ではフェノールノボラック樹脂をエポキシ樹脂の硬化剤
とした液晶シール剤が耐湿性に優れることを示してい
る。
【0003】しかし、この液晶シール剤は、透明もしく
は乳白色であるため、液晶セルの裏面から光を当てて表
示を行うタイプの液晶表示素子の場合、この液晶シール
剤を通して光モレが生じる。光モレが生じると、コント
ラストが悪くなり表示が見にくくなったりする。また、
暗い表示面に明るい文字、図形などの表示を行う場合、
液晶シール部から光モレした場合、液晶表示の額縁部が
明るく光ってしまって使用できない。そのため、液晶シ
ール剤にカーボンブラックまたは黒色染料を入れて、遮
光性の黒色にして、光モレを防止する方法が考えられて
いた。
【0004】しかしながら、カーボンブラックを使用し
た液晶シール剤は、カーボンブラックが導電性を有する
ため、絶縁性が悪いという欠点があった。また、染料を
使用した液晶シール剤は、遮光性に劣り、また染料は不
純物としてのイオン濃度が高いため、液晶を汚染した
り、液晶セルのITO電極の腐食を起こしたりするとい
う欠点があった。そこで、絶縁性が高く、耐湿信頼性の
高い、遮光性の高い、液晶シール剤が求められていた。
【0005】更に、最近の液晶セルは、大きなガラス基
板に多数の電極を形成後、上下基板を貼り合わせて組み
立てた後に、1個1個の液晶セルに分断するマルチ加工
プロセスをとっているが、その加工枚数も従来の1枚取
りから2枚取り、4枚取り、6枚取り、9枚取りへとガ
ラス基板自体もますます大型化している。更に、近年液
晶セル自体もますます大型化してきているため、マルチ
加工プロセス時にシール部にかかる応力は従来に比し格
段に大きくなってきている。更に、表示面積の拡大と液
晶セルの額縁部の狭小化のためにシールの線幅の狭小化
が進んでいる。そのため、マルチ加工プロセスのガラス
基板切断時にシール部に力がかかるが、この時の力でシ
ール部の剥離が生じるという問題がでてきた。これには
接着性に優れるシール剤が求められるが、従来のアミン
類、イミダゾール類、ヒドラジッド類を硬化剤としたシ
ール剤は接着性に劣り、ガラス基板、液晶セルの大型化
に対応できなくなってきている。また、液晶セルの大型
化に伴ってシール線長が長くなってきて外部環境とのシ
ール剤の接触部分が大きくなってきていることから更に
耐湿信頼性に優れる液晶シール剤が求められてきてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、液晶セルの
光モレを防ぐための遮光性が高く、かつ、絶縁性、接着
強度と耐湿信頼性に優れた黒色液晶シール剤を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記した課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成さ
せたものである。即ち本発明は、 (1)(a)エポキシ樹脂、(b)ノボラック樹脂、
(c)硬化促進剤、(d)チタン系黒色顔料を含有する
ことを特徴とする黒色液晶シール剤。 (2)(d)チタン系黒色顔料の粒径が4μm以下であ
る上記(1)に記載の黒色液晶シール剤。 (3)チタン系黒色顔料の含有量が黒色液晶シール剤の
有機溶剤を除く固形分量中の10〜70重量%である上
記(1)又は(2)に記載の黒色液晶シール剤。 (4)黒色液晶シール剤の硬化膜の体積抵抗率が10
Ω・cm以上の値をもつ上記(1)〜(3)のいずれか
一項に記載の黒色液晶シール剤。 (5)黒色液晶シール剤の硬化膜の光学濃度(OD値)
が膜厚7μm以下において2.0以上である上記(1)
〜(4)のいずれか一項に記載の黒色液晶シール剤。 (6)有機顔料及び/又は無機顔料をさらに含有する上
記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の黒色液晶シー
ル剤。
【0008】(7)(a)エポキシ樹脂、(b)ノボラ
ック樹脂、(c)硬化促進剤、(d)チタン系黒色顔料
及び(e)スペーサーを含有することを特徴とする黒色
液晶シール剤。 (8)(e)スペーサーの直径が2〜10μm以下であ
り、(d)チタン系黒色顔料の粒径がスペーサーの直径
未満である上記(7)に記載の黒色液晶シール剤。 (9)(d)チタン系黒色顔料の粒径がスペーサーの直
径の2分の1以下である上記(7)又は(8)に記載の
黒色液晶シール剤。 (10)(d)チタン系黒色顔料の含量が、(a)エポ
キシ樹脂、(b)ノボラック樹脂、(c)硬化促進剤及
び(d)チタン系黒色顔料の総量中、10〜70重量%
である上記(7)〜(9)のいずれか一項に記載の黒色
液晶シール剤。 (11)(e)スペーサーの含量が(a)エポキシ樹
脂、(b)ノボラック樹脂、(c)硬化促進剤及び
(d)チタン系黒色顔料の総量100重量部に対して、
0.05〜4重量部である上記(7)〜(10)のいず
れか一項に記載の黒色液晶シール剤。 (12)(a)エポキシ樹脂、(b)ノボラック樹脂、
(c)硬化促進剤及び(d)チタン系黒色顔料を必須の
構成成分として得られる硬化膜で、かつ得られた硬化膜
の体積抵抗率が10Ω・cm以上の値をもつことを特
徴とする硬化膜。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の液晶シール剤は、(a)
エポキシ樹脂、(b)ノボラック樹脂、(c)硬化促進
剤、(d)チタン系黒色顔料を含有することを特徴とす
る。
【0010】本発明で用いられるエポキシ樹脂(a)と
しては特に限定されるものではなく、例えば、ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂;N,N−ジグリシジル−o−ト
ルイジン、N,N−ジグリシジルアニリン;フェニルグ
リシジルエーテル;レゾルシノールジグリシジルエーテ
ル;1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル;
トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル;ポリ
プロピレングリコールジグリシジルエーテル;(3,4
−エポキシシクロヘキシルメチル)−3,4−エポキシ
シクロヘキサンカルボキシレート;ヘキサヒドロ無水フ
タル酸ジグリシジルエステルのエポキシ樹脂;ビスフェ
ノールS、4,4−ビフェニルフェノール、2,2’,
6,6’−テトラメチル−4,4’−ビフェニルフェノ
ール、2,2−メチレン−ビス(4−メチル−6−te
rt−ブチルフェノール)、トリスヒドロキシフェニル
メタン、ピロガロール、ジイソプロピリデン骨格を有す
るフェノール類、1,1−ジ−4−ヒドロキシフェニル
フルオレン等のフルオレン骨格を有するフェノール類、
フェノール化ポリブタジエン等のポリフェノール化合物
のグリシジルエーテル化物である多官能エポキシ樹脂;
フェノール、クレゾール類、エチルフェノール類、ブチ
ルフェノール類、オクチルフェノール類、ビスフェノー
ルA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ナフトー
ル類等の各種フェノールを原料とするノボラック樹脂、
キシリレン骨格含有フェノールノボラック樹脂、ジシク
ロペンタジエン骨格含有フェノールノボラック樹脂、フ
ルオレン骨格含有フェノールノボラック樹脂等の各種ノ
ボラック樹脂のグリシジルエーテル化物;シクロヘキサ
ン等の脂肪族骨格を有する脂環式エポキシ樹脂;イソシ
アヌル環、ヒダントイン環等の複素環を有する複素環式
エポキシ樹脂;ブロム化ビスフェノールA、ブロム化ビ
スフェノールF、ブロム化ビスフェノールS、ブロム化
フェノールノボラック、ブロム化クレゾールノボラック
等のブロム化フェノール類をグリシジル化したエポキシ
樹脂;等の一般に製造、販売されているエポキシ樹脂が
挙げられるが、好ましくはビスフェノールA型エポキシ
樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂等のビスフェノ
ール型エポキシ樹脂、N,N−ジグリシジル−o−トル
イジン、N,N−ジグリシジルアニリン、3,4−エポ
キシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘ
キサンカル
【0011】本発明におけるノボラック樹脂(b)は硬
化剤として用いられる。ノボラック樹脂(b)として
は、例えばビスフェノールA、テトラブロムビスフェノ
ールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、4,
4’−ビフェニルフェノール、2,2’,6,6’−テ
トラメチル−4,4’−ビフェニルフェノール、2,
2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−tert−ブ
チルフェノール)、トリスヒドロキシフェニルメタン、
ピロガロール、ジイソプロピリデン骨格を有するフェノ
ール類、1,1−ジ−4−ヒドロキシフェニルフルオレ
ン等のフルオレン骨格を有するフェノール類、フェノー
ル化ポリブタジエン等のポリフェノール化合物、フェノ
ール、クレゾール類、エチルフェノール類、ブチルフェ
ノール類、オクチルフェノール類、ビスフェノールA、
ブロム化ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフ
ェノールS、ナフトール類等の各種フェノールを原料と
するノボラック樹脂、キシリレン骨格含有フェノールノ
ボラック樹脂、ジシクロペンタジエン骨格含有フェノー
ルノボラック樹脂、フルオレン骨格含有フェノールノボ
ラック樹脂等のフェノール系ノボラック樹脂;フェノー
ル、クレゾール類、エチルフェノール類、ブチルフェノ
ール類、オクチルフェノール類、ビスフェノールA、ブ
ロム化ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェ
ノールS、ナフトール類等の各種フェノールを下記式
(1)〜(3);
【0012】式(1)
【化1】 (式中、Rは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、
アリル基、ハロゲン原子を表し、mは1〜4の整数を表
す。mが2以上の時、それぞれのRは同一又は異なっ
ていても良い。)、式(2)
【化2】 (式中、R及びRはそれぞれ独立に、水素原子、炭
素数1〜4のアルキル基、アリル基、ハロゲン原子を表
し、n及びpは1〜4の整数を表す。n又はpが2以上
の時、それぞれの、R及びRは同一又は異なってい
ても良い。)、又は式(3)
【化3】 (式中、Rは水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、
アリル基、ハロゲン原子、水酸基を表し、qは1〜5の
整数を表す。qが2以上の時、それぞれの、Rは同一
又は異なっていても良い。)の架橋基(アラルキレン
基)で結合させたフェノールの系ノボラック樹脂が挙げ
られる。
【0013】好ましくはフェノール、クレゾール類、エ
チルフェノール類、ブチルフェノール類、オクチルフェ
ノール類、ビスフェノールA、アリルフェノール類、ビ
スフェノールF、ビスフェノールS、ナフトール類等の
各種フェノールを原料とするノボラック樹脂、キシリレ
ン骨格含有フェノールノボラック樹脂、ジシクロペンタ
ジエン骨格含有フェノールノボラック樹脂、フルオレン
骨格含有フェノールノボラック樹脂、フェノール、クレ
ゾール類、エチルフェノール類、ブチルフェノール類、
オクチルフェノール類、ビスフェノールA、ブロム化ビ
スフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノール
S、ナフトール類等の各種フェノールを下記式(4)〜
(6);
【0014】式(4)
【化4】 (式中、R’は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基
を表し、mは1〜4の整数を表す。mが2以上の時、そ
れぞれのR’は同一又は異なっていても良い。)、式
(5)
【化5】 (式中、R’及びR’はそれぞれ独立に、水素原
子、炭素数1〜4のアルキル基を表し、n及びpは1〜
4の整数を表す。n又はpが2以上の時、それぞれの、
’及びR’は同一又は異なっていても良い。)、
又は式(6)
【化6】 (式中、R’は水素原子、炭素数1〜8のアルキル
基、水酸基を表し、qは1〜5の整数を表す。qが2以
上の時、それぞれの、R’は同一又は異なっていても
良い。)の架橋基(アラルキレン基)で結合させたフェ
ノール系ノボラック樹脂が挙げられる。
【0015】更に好ましくはフェノール、クレゾール
類、オクチルフェノール、ビスフェノールA、ビスフェ
ノールF、ビスフェノールS、ナフトール類等の各種フ
ェノール類を原料とするノボラック樹脂、フェノール、
クレゾール類、オクチルフェノール類、ビスフェノール
A、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ナフトール
類等の各種フェノールを上記式(4)〜(6)の架橋基
(アラルキレン基)で結合させたフェノールの系ノボラ
ック樹脂が挙げられる。
【0016】特に好ましくはフェノールを原料とするフ
ェノールノボラック樹脂、クレゾール類を原料とするク
レゾールノボラック樹脂等に代表されるモノフェノール
類を原料とするノボラック樹脂、フェノール、クレゾー
ル類、ビスフェノールA、の各種フェノールを下記式
(7)〜(11);式(7)
【化7】 式(8)
【化8】 式(9)
【化9】 式(10)
【化10】 式(11)
【化11】 の架橋基で結合させたフェノールの系ノボラック樹脂で
ある。
【0017】これらのノボラック樹脂は単独で又は2種
以上を混合して使用される。又、本発明で用いられるノ
ボラック樹脂の使用量は、シール剤中のエポキシ樹脂の
エポキシ当量に対して、ノボラック樹脂中の水酸基の当
量として0.6〜1.4化学当量、好ましくは0.8〜
1.2化学当量、更に好ましくは0.9〜1.1化学当
量である。
【0018】本発明で用いられる好ましいノボラック樹
脂はモノフェノール類を原料とするノボラックで、下記
一般式(1)
【0019】
【化12】
【0020】(式中Rは、水素、低級アルキル、低級ア
ルコキシまたはハロゲンを示し、mは1〜3の整数を示
し、mが2または3のときRは異なった種類であっても
良い。nは0又は正の整数を示す。)で表されるもので
ある。
【0021】上記式において、低級アルキルとしては、
例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル、t−ブチル等の炭素数1〜
8、好ましくは炭素数1〜4のアルキルが、低級アルコ
キシとしては、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポ
キシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、
t−ブトキシ等の炭素数1〜8、好ましくは炭素数1〜
4のアルコキシが、ハロゲンとしては、例えば臭素、塩
素、フッ素等があげられる。nにおける正の整数は1〜
15が好ましく、より好ましくは1〜10である。
【0022】本発明に用いられる硬化促進剤(c)とし
ては、例えばイミダゾール類、イミダゾール類とフタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピ
ロメリット酸、ナフタレンジカルボン酸、マレイン酸、
蓚酸等の多価カルボン酸との塩類、ジシアンジアミド等
のアミド類及び該アミド類とフェノール類、前記多価カ
ルボン酸類、又はフォスフィン酸類との塩類、1,8−
ジアザ−ビシクロ(5.4.0)ウンデセン−7等のジ
アザ化合物及び該ジアザ化合物とフェノール類、前記多
価カルボン酸類、又はフォスフィン酸類との塩類、トリ
フェニルホスフィン、テトラフェニルホスホニウムテト
ラフェニルボレート等のホスフィン類、2,4,6−ト
リスアミノメチルフェノール等のフェノール類、アミン
アダクト等があげられる。
【0023】イミダゾール類としては、2−メチルイミ
ダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−ウンデシル
イミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、2−フ
ェニル−4−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−
フェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミ
ダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダゾー
ル、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1
−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール、2,4
−ジアミノ−6−(2’−メチルイミダゾリル−
(1’))−エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミ
ノ−6−(2’−ウンデシルイミダゾリル−(1’))
−エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−
(2’−エチル−4’−メチルイミダゾリル−
(1’))−エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミ
ノ−6−(2’−メチルイミダゾリル−(1’))−エ
チル−s−トリアジン・イソシアヌル酸付加物、2-メ
チルイミダゾールイソシアヌル酸の2:3付加物、2−
フェニルイミダゾールイソシアヌル酸付加物、2−フェ
ニル−3,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2−
フェニル−4−ヒドロキシメチル−5−メチルイミダゾ
ール、1−シアノエチル−2−フェニル−3,5−ビス
(シアノエトキシメチル)イミダゾール等があげられ
る。
【0024】これら硬化促進剤のうち好ましいものとし
ては、例えば2,4−ジアミノ−6(2’−メチルイミ
ダゾリル−(1’))−エチル−s−トリアジン・イソ
シアヌル酸付加物、2-メチルイミダゾールイソシアヌ
ル酸の2:3付加物、2−フェニルイミダゾールイソシ
アヌル酸付加物、イミダゾール類とフタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット
酸、ナフタレンジカルボン酸、マレイン酸、蓚酸等の多
価カルボン酸との塩類、アミンアダクト等があげられ
る。硬化促進剤の添加量は、エポキシ樹脂100重量部
に対して0.5〜20重量部好ましくは1〜15重量部
であり、更に好ましくは、2〜10重量部である。
【0025】これら硬化促進剤は、潜在性硬化促進剤の
形式で使用した方が、作業性の向上(ポットライフ時間
の延長)等のメリットがあり、好ましい。潜在性硬化促
進剤は、室温では固体で、加熱されることによって溶解
し、初めて硬化促進剤として反応するという性質を有す
るもので、例えば前記の硬化促進剤剤をマイクロカプセ
ルにしたマイクロカプセル型硬化促進剤や溶剤やエポキ
シ樹脂に溶解しにくい固体分散型の硬化促進剤(例えば
イミダゾール類)、アミンアダクト等が挙げられる。
【0026】本発明で用いられるチタン系黒色顔料
(d)は、低次酸化チタンや酸窒化チタン等を意味す
る。このうち低次酸化チタンは例えば、特開昭49−5
432号公報(特公昭52−12733号公報)に記載
された、二酸化チタンと金属チタン粉末を真空もしくは
還元雰囲気中で、550〜1100℃の温度で加熱して
得られるTi2n−1(nは正の整数)で示される
黒色系の化合物や、特開昭64−11572号公報に記
載された、含水二酸化チタンと金属チタン粉末を、珪
素、アルミニウム、ニオブ、タングステン等を含む化合
物からなる焼成処理補助剤の存在下、不活性雰囲気中で
加熱して得られる化合物が挙げられる。また、酸窒化チ
タンとしては例えば、特開昭60−65069号公報
(特公平3−51645号公報)や特開昭60−200
827号公報(特公平2−42773号公報)に記載さ
れた、二酸化チタンや水酸化チタンの粉末をアンモニア
の存在下、550〜950℃程度の温度で還元して得ら
れる黒色系の化合物が挙げられる。その他に、特開昭6
1−201610号公報(特公平3−29010号公
報)に記載された、バナジウムを二酸化チタン等に付着
させ、アンモニアの存在下、750〜875℃で還元し
て得られる黒色系の化合物も挙げられる。これらのチタ
ン系黒色顔料の体積抵抗率は、10+2Ω・cm以上が
好ましく、より好ましくは10+3Ω・cm以上、更に
好ましくは10+4Ω・cm以上である。本発明の黒色
液晶シール剤に用いられるチタン系黒色顔料としては、
高絶縁性を付与しさらに高い遮光性を得て、なおかつ、
液晶セル製造時のガラス基板貼り合わせ時のギャップ形
成が容易であるためには、一次粒子の平均粒径が4μm
以下、好ましくは2μm以下、更に好ましくは1μm以
下が好ましい。1次粒子の平均粒径が4μmを越える
と、液晶シールの絶縁性が損なわれたり、液晶セル製造
時のガラス基板基板貼り合わせ時のギャップ形成がうま
くできなくなったりする。又、その使用量は、(d)チ
タン系黒色顔料の含量が、(a)エポキシ樹脂、(b)
ノボラック樹脂、(c)硬化促進剤及び(d)チタン系
黒色顔料の総量中の10〜70重量%、好ましくは20
〜60重量%、より好ましくは30〜55重量%、更に
好ましくは35〜55重量%程度である。
【0027】本発明においては、例えば、光学特性を改
善する目的で、必要に応じて有機顔料及び無機顔料を使
用することができる。有機顔料としては、アントラキノ
ン系、フタロシアニン系、ベンゾイミダゾロン系、キナ
クリドン系、アゾキレート系、アゾ系、イソインドリノ
ン系、ピランスロン系、インダンスロン系、アンスラピ
リミジン系、ジブロモアンザンスロン系、フラバンスロ
ン系、ペリレン系、ペリノン系、キノフタロン系、チオ
インジゴ系、ジオキサジン系等の顔料が挙げられる。詳
細は、色材工学ハンドブック(色材協会編)の有機顔料
部に書かれてあるものが使用できるがこれらに限定され
ない。また、必要に応じて、単独又は2種以上組み合わ
せて使用することができる。
【0028】本発明に用いることができる無機顔料とし
ては、硫酸バリウム、亜鉛華、硫酸鉛、酸化チタン、黄
色鉛、ベンガラ、群青、紺青、酸化クロム、アンチモン
白、鉄黒、鉛丹、硫化亜鉛、カドミウムイエロー、カド
ミウムレッド、亜鉛、マンガン紫、コバルト紫、硫酸バ
リウム、炭酸マグネシウム等の金属酸化物、金属硫化
物、硫酸塩、金属水酸化物、金属炭酸塩等を挙げること
ができる。また、抵抗率を損なわない程度に従来公知の
カーボンブラック、グラフト化されたカーボンブラック
等の炭素系無機顔料も挙げることができる。詳細は、色
材工学ハンドブック(色材協会編)の無機顔料部に書か
れてあるものが使用できるがこれらに限定されない。ま
た、必要に応じて、単独又は2種以上組み合わせて使用
することができる。本発明の液晶シール剤には、必要に
よりカップリング剤を添加することが出来る。カップリ
ング剤としては、市販のものを使用することができ、こ
のうちシランカップリング剤が好ましい。カップリング
剤の添加量は、液晶シール剤の固形分の0.001重量
%〜10重量%、好ましくは0.01重量%〜5重量%
である。
【0029】本発明に用いられるチタン系黒色顔料、有
機顔料、無機顔料の総顔料の含有量は、黒色液晶シール
剤の固形分(有機溶剤以外のもの)量中の10〜70重
量%、好ましくは20〜60重量%、より好ましくは3
0〜50重量%で、かつ有機顔料及び/又は無機顔料の
総顔料中の割合は、0〜60重量%、好ましくは0〜5
0重量%で用いることができる。総顔料の含有量が10
重量%以上の時、より良い遮光性が得られ、70重量%
以下程度の時、液晶セルのギャップ形成が容易である。
【0030】本発明の液晶シール剤には、絶縁性、接着
強度、耐湿信頼性を上げるために、充填剤を添加しても
よい。充填剤としては、溶融シリカ、結晶シリカ、シリ
コンカーバイド、窒化珪素、窒化ホウ素、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、マイカ、タルク、クレー、アルミナ、酸化マグネシ
ウム、酸化ジルコニウム、水酸化アルミニウム、水酸化
マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪
酸リチウムアルミニウム、珪酸ジルコニウム、チタン酸
バリウム、硝子繊維、炭素繊維、二硫化モリブデン、ア
スベスト等が挙げられ、好ましくは溶融シリカ、結晶シ
リカ、窒化珪素、窒化ホウ素、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム、硫酸カルシウム、マイカ、タルク、クレー、ア
ルミナ、水酸化アルミニウム、珪酸カルシウム、珪酸ア
ルミニウムであり、更に好ましくは溶融シリカ、結晶シ
リカ、アルミナである。これら充填剤は2種以上を混合
して用いても良く、特に好ましくはシリカとアルミナを
併用した場合である。充填剤の添加量は、作業性、遮光
性を損なわない範囲で、黒色液晶シール剤の有機溶剤の
固形分量中の20重量%以下の添加が好ましい。また、
この充填剤の平均粒径は4μm以下、好ましくは2μm
以下、更に好ましくは1μm以下であることが好まし
い。平均粒径が4μm以下程度の時、液晶セル製造時の
ガラス基板基板貼り合わせ時のギャップ形成がうまくで
きる。
【0031】本発明の液晶シール剤は、作業性を向上さ
せるために、また、粘度を低粘度化するために溶剤を添
加しても良い。使用しうる溶剤としては、例えばアルコ
ール系溶剤、エーテル系溶剤、アセテート系溶剤があげ
られ、これらは1種又は、2種以上を、単独で又は混合
して、任意の比率で用いることができる。
【0032】アルコール系溶剤としては、例えばエタノ
ール、イソプロピルアルコール等のアルキルアルコール
類、3−メチル−3−メトキシブタノール、3−メチル
−3−エトキシブタノール、3−メチル−3−n−プロ
ポキシブタノール、3−メチル−3−イソプロポキシブ
タノール、3−メチル−3−n−ブトキシシブタノー
ル、3−メチル−3−イソブトキシシブタノール、3−
メチル−3−sec−ブトキシブタノール、3−メチル
−3−tert−ブトキシシブタノール等のアルコキシ
アルコール類があげられる。
【0033】エーテル系溶剤としては、例えば1価アル
コールエーテル系溶剤、アルキレングリコールモノアル
キルエーテル系溶剤、アルキレングリコールジアルキル
エーテル系溶剤、ジアルキレングリコールアルキルエー
テル系溶剤、トリアルキレングリコールアルキルエーテ
ル系溶剤等があげられる。
【0034】1価アルコールエーテル系溶剤としては、
例えば3−メチル−3−メトキシブタノールメチルエー
テル、3−メチル−3−エトキシブタノールエチルエー
テル、3−メチル−3−n−ブトキシシブタノールエチ
ルエーテル、3−メチル−3−イソブトキシシブタノー
ルプロピルエーテル、3−メチル−3−sec−ブトキ
シブタノール−イソプロピルエーテル、3−メチル−3
−tert−ブトキシブタノール−n−ブチルエーテル
等があげられる。
【0035】アルキレングリコールモノアルキルエーテ
ル系溶剤としては、例えばプロピレングリコールモノメ
チルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロ
ピレングリコールモノイソプロピルエーテル、プロピレ
ングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレング
リコールモノイソブチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノ−sec−ブチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノ−tert−ブチルエーテル、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、
エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレ
ングリコールモノ−n−ブチルエーテル、エチレングリ
コールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールモ
ノ−sec−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ
−tert−ブチルエーテル等があげられる。
【0036】アルキレングリコールジアルキルエーテル
系溶剤としては、例えばプロピレングリコールジメチル
エーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、プ
ロピレングリコールジプロピルエーテル、プロピレング
リコールジイソプロピルエーテル、プロピレングリコー
ルジ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールジイ
ソブチルエーテル、プロピレングリコールジ−sec−
ブチルエーテル、プロピレングリコールジ−tert−
ブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテ
ル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレング
リコールジプロピルエーテル、エチレングリコールジイ
ソプロピルエーテル、エチレングリコールジ−n−ブチ
ルエーテル、エチレングリコールジイソブチルエーテ
ル、エチレングリコールジ−sec−ブチルエーテル、
エチレングリコールジ−tert−ブチルエーテル等が
あげられる。
【0037】ジアルキレングリコールアルキルエーテル
系溶剤としては、例えばジプロピレングリコールメチル
エーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジ
プロピレングリコールジプロピルエーテル、ジプロピレ
ングリコールジイソプロピルエーテル、ジプロピレング
リコールジ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコ
ールジイソブチルエーテル、ジプロピレングリコールジ
−sec−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールジ
−tert−ブチルエーテル、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル(ジグライム)、ジエチレングリコール
ジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエ
ーテル、ジエチレングリコールジイソプロピルエーテ
ル、ジエチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、ジ
エチレングリコールジイソブチルエーテル、ジエチレン
グリコールジ−sec−ブチルエーテル、ジエチレング
リコールジ−tert−ブチルエーテル等があげられ
る。
【0038】トリアルキレングリコールアルキルエーテ
ル系溶剤としては、例えばトリプロピレングリコールジ
メチルエーテル、トリプロピレングリコールジエチルエ
ーテル、トリジプロピレングリコールジプロピルエーテ
ル、トリプロピレングリコールジイソプロピルエーテ
ル、トリプロピレングリコールジ−n−ブチルエーテ
ル、トリプロピレングリコールジイソブチルエーテル、
トリプロピレングリコールジ−sec−ブチルエーテ
ル、トリプロピレングリコールジ−tert−ブチルエ
ーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ト
リエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレン
グリコールジプロピルエーテル、トリエチレングリコー
ルジイソプロピルエーテル、トリエチレングリコールじ
−n−ブチルエーテル、トリエチレングリコールジイソ
ブチルエーテル、トリエチレングリコールジ−sec−
ブチルエーテル、トリエチレングリコールジ−tert
−ブチルエーテル等のアルキレングリコールジアルキル
エーテル類等があげられる。
【0039】アセテート系溶剤としては、例えばエチレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレン
グリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレング
リコールモノプロピルエーテルアセテート、エチレング
リコールモノイソプロピルエーテルアセテート、エチレ
ングリコールモノ−n−ブチルエーテルアセテート、エ
チレングリコールモノ−sec−ブチルエーテルアセテ
ート、エチレングリコールモノイソブチルエーテルアセ
テート、エチレングリコールモノ−tert−ブチルエ
ーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエ
ーテルアセテート、プロピレングリコールモノイソプロ
ピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプ
ロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノ
−n−ブチルエーテルアセテート、プロピレングリコー
ルモノ−sec−ブチルエーテルアセテート、プロピレ
ングリコールモノイソブチルエーテルアセテート、プロ
ピレングリコールモノ−tert−ブチルエーテルアセ
テート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、
3−メチル−3−エトキシブチルアセテート、3−メチ
ル−3−プロポキシブチルアセテート、3−メチル−3
−イソプロポキシブチルアセテート、3−メチル−3−
n−ブトキシエチルアセテート、3−メチル−3−イソ
ブトキシシブチルアセテート、3−メチル−3−sec
−ブトキシシブチルアセテート、3−メチル−3−te
rt−ブトキシシブチルアセテート等のアルキレングリ
コールモノアルキルエーテルアセテート類、エチレング
リコールジアセテート、ジエチレングリコールジアセテ
ート、トリエチレングリコールジアセテート、プロピレ
ングリコールジアセテート、ジプロピレングリコールジ
アセテート、トリプロピレングリコールジアセテート、
酢酸ブチル等の溶媒が挙げられる。
【0040】溶剤の使用量は、黒色液晶シール剤がディ
スペンサー或いはスクリーン印刷等の方法で塗布できる
粘度、例えば200〜400ポイズ(25℃)に調整す
るのに必要な任意の量を用いることができ、通常、黒色
液晶シール剤中の不揮発成分が50重量%以上、好まし
くは70〜95重量%になるように使用する。
【0041】本発明の黒色液晶シール剤は、前記したエ
ポキシ樹脂、ノボラック樹脂、必要に応じて溶剤を添加
し、加熱混合撹拌により溶解し、さらに、チタン系黒色
顔料、硬化促進剤、必要に応じ、有機顔料及び/又は無
機顔料、充填剤、カップリング剤、消泡剤、レベリング
剤等の所定量を添加し、公知の混合装置、例えばボール
ミル、サンドミル、3本ロール等により混合することに
より製造する事が出来る。なお、硬化促進剤、カップリ
ング剤、消泡剤、レベリング剤等は、混合装置により顔
料と混合された樹脂溶液に後添加して使用しても良い。
【0042】本発明の黒色液晶シール剤は、その硬化膜
の体積抵抗率が、膜厚7μm、電圧30V以下の測定条
件で、10Ω・cm以上の値をもつものが好まし
い。又、その硬化膜の光学濃度(OD値)が膜厚7μm
以下において2.0以上であるものが好ましく、より好
ましくは2.5以上、さらに好ましくは3.0以上のも
のである。
【0043】本発明の黒色シール剤は、(a)エポキシ
樹脂、(b)ノボラック樹脂、(c)硬化促進剤及び
(d)チタン系黒色顔料と共に、更に(e)スペーサー
を含有する場合をも含むものである。通常スペーサーは
後記するように、スペーサーを含まないシール剤に、使
用直前にスペーサーを配合して、シールに使用するが、
場合により、あらかじめ、(a)〜(d)成分と共に、
配合されていても良い。スペーサーとしては、例えばグ
ラスファイバー、ガラスビーズ等があげられる。その直
径は、目的に応じ異なるが、通常2〜10μm、好まし
くは4〜7μmである。その使用量は、溶剤を除く本発
明の黒色液晶シール剤100重量部に対し0.05〜4
重量部、好ましくは0.3〜3重量部、更に、好ましく
は0.5〜1.5重量部程度である。
【0044】また、硬化膜の体積抵抗率を考慮すると、
(d)チタン系黒色顔料の粒径はスペーサーの直径より
小さいことが好ましく、より好ましくは、スペーサーの
直径の2分の1以下、更に好ましくはスペーサーの直径
の3分の1以下、特に好ましくはスペーサーの直径の4
分の1以下である。
【0045】また、シール剤中のイオンによる液晶の汚
染又は/及び液晶セルの腐食等によって該液晶セルの耐
久性が損なわれないように、本発明の黒色液晶シール剤
中のイオン性成分の含有量は少ない方が好ましい。これ
らのイオン性成分としては例えば、ナトリウムイオン、
カリウムイオン等のアルカリ金属イオンカルシウム等の
アルカリ土類金属イオン塩素イオン等のハロゲン化イオ
ン、硫酸イオン等が挙げられ、これらはトータルイオン
量として例えば1000ppm以下、より好ましくは7
00ppm以下程度である。
【0046】本発明の液晶セルは、ガラス基板に所定の
電極を形成した一対の基板を所定の間隔に対向配置し、
周囲を本発明の液晶シール剤でシールし、その間隙に液
晶を封入したものである。その製法としては、例えば本
発明の液晶シール剤に、グラスファイバー等のスペーサ
ー(間隙制御材)を添加後、該一対の基板の一方の周縁
に液晶注入口を残してディスペンサーにより該液晶シー
ル剤を塗布した後、例えば、100℃10分間の加熱で
溶剤を蒸発させ、ついで上下ガラス基板を貼り合わせ、
プレスにてギャップ出しを行い、160〜180℃で1
〜2時間硬化し、ついで一対の基板間の間隙に液晶を注
入後液晶注入口を封鎖することにより得ることができ
る。この上下ガラス基板の貼り合わせ及びプレスは、基
板を加熱しながら行ってもよい。このようにして得られ
た本発明の液晶セルは接着性、耐湿熱性に優れたもので
ある。
【0047】また、本発明の、(a)エポキシ樹脂、
(b)ノボラック樹脂、(c)硬化促進剤及び(d)チ
タン系黒色顔料を必須の構成成分として得られる硬化膜
で、かつ得られた硬化膜の体積抵抗率が10Ω・cm
以上の値をもつことを特徴とする硬化膜は、通常上記本
発明のシール剤として使用する組成物から得ることがで
きる。この得られた硬化膜の光学濃度(OD値)は膜厚
7μm以下において2.0以上であるものが好ましく、
より好ましくは2.5以上、さらに好ましくは3.0以
上である。この硬化膜を有する液晶セル若しくは該液晶
セルを用いた液晶表示装置はいずれも、前記本発明の特
徴を有する。また、この硬化膜は場合により、液晶セル
のシール膜以外に使用されてもよい。
【0048】
【実施例】以下に実施例をあげ本発明を更に詳しく説明
する。 実施例1 エポキシ樹脂としてエポキシ当量が480のビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂(エピコート1001、油化シェ
ル製)100g、フェノールノボラック樹脂(タマノル
758、荒川化学工業製)24gを溶剤のプロピレング
リコールモノエチルエーテルアセテート58gに加熱溶
解させる。この樹脂溶液にチタン系黒色顔料(チタンブ
ラック13R、三菱マテリアル製)80gをサンドミル
によりチタン系黒色顔料の粒径が1μm以下となるよう
に十分混合分散し、その分散液に硬化促進剤として2−
エチル−4−メチルイミダゾール(2E4MZ、四国化
成製)1.3g、カップリング剤としてN−フェニル−
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン9gを添加して
本発明の黒色液晶シール剤を得た。
【0049】実験例1(光学特性試験) 得られた黒色液晶シール剤100gにスペーサーとして
直径7μmのガラスファイバー1gを添加して混合撹拌
を行う。この黒色液晶シール剤を50mm×50mmの
ガラス基板上にディスペンサーで塗布し、ホットプレー
ト加熱により、溶剤の揮発を行った後、140℃のホッ
トプレート上で、その基板に同サイズのガラス基板を重
ね合わせ、荷重をかけ、黒色液晶シール剤をスペーサー
のガラスファイバーの直径7μmまで押しつぶす。黒色
液晶シール剤を押しつぶしたガラス基板をクリップで挟
み、100℃オーブンにて1時間、その後150℃オー
ブンにて1時間硬化を行い、黒色液晶シール剤の測定サ
ンプルを得る。次に、このガラス基板を分光スペクトル
測定装置にセットし、JIS Z8722に準拠し、標
準光Cを用い、2度視野に基づくXYZ表色系にて、波
長380〜780nmにおける透過光Yの値を測定した
ところ、Y=0.2の値が得られた。次の式で定義され
る式から光学濃度を計算したところ3.7の値が得ら
れ、遮光性が充分であることが確認された。 光学濃度=log(100/Y)
【0050】実験例2(体積抵抗特性試験) 得られた黒色液晶シール剤100gにスペーサーとして
直径7μmのガラスファイバー1gを添加して混合撹拌
を行う。この黒色液晶シール剤を50mm×50mmの
クロム蒸着ガラス基板のクロム蒸着面上にディスペンサ
ーで塗布し、ホットプレート加熱により、溶剤の揮発を
行った後、140℃のホットプレート上で、その基板に
同サイズのクロム蒸着ガラス基板をクロム蒸着面が黒色
液晶シール剤に接触するように、黒色液晶シール剤がは
みでない範囲でずらして重ね合わせ、荷重をかけ、黒色
液晶シール剤をスペーサーのガラスファイバーの直径7
μmまで押しつぶす。この時、クロム蒸着ガラス基板の
重なり部分は、黒色液晶シール剤で、気泡が無い状態で
充填されるように作業を行う。この黒色液晶シール剤を
押しつぶしたクロム蒸着ガラス基板をクリップで挟み、
100℃オーブンにて1時間、その後150℃オーブン
にて1時間硬化を行い、黒色液晶シール剤の測定サンプ
ルを得る。対抗するクロム蒸着ガラス基板に挟まれた黒
色液晶シール剤の面積(S)平方センチメートルを測定
する。対向するクロム蒸着ガラス基板のクロム蒸着面間
に、定電圧発生装置(ケンウッド製 PA36−2A
レギュレーテッド DC パワーサプライ)を用いて一
定の電圧(V)ボルトを印加し、膜に流れる電流(A)
アンペアを電流計(アドバンテスト製 R644C デ
ジタルマルチメーター)にて測定した。次に、黒色液晶
シール剤の膜厚は、7×10−4cmであるので、次式
にて抵抗率を計算した。その結果、印加電圧10Vにお
いても、10 Ω・cm以上であり、極めて高い抵抗
率を示した。 体積抵抗[Ω・cm]=(V・S)/(A・7×10
−4) (式中、Vは電圧(ボルト)であり、Sは対抗するクロ
ム蒸着ガラス基板に挟まれた黒色液晶シール剤の面積
(平方センチメートル)であり、Aは膜に流れる電流
(アンペア)である。)
【0051】実験例3(耐湿接着強度試験) 得られた黒色液晶シール剤100gにスペーサーとして
7μmのグラスファイバー1gを添加して混合撹拌を行
う。この液晶シール剤を50mm×50mmのガラス基
板上にディスペンサーで塗布し、ホットプレート加熱で
溶剤揮発を行い、その液晶シール剤上に2mm×2mm
のガラス片を貼り合わせ、100℃オーブンにて1時
間、その後150℃で1時間硬化した後、121℃、2
気圧、湿度100%の条件でプレシャークッカーテスト
を行い、せん断接着強度を測定した。その結果を表2に
示した。
【0052】実施例2 表1の実施例2の欄に記載の処方に従って配合し、実施
例1と同様にして本発明の液晶シール剤を得、実験例1
〜3により同様に評価した。評価結果は、表2に示し
た。表2からわかるように、実施例2においても、遮光
性、絶縁性、接着強度ともに実施例1と同等レベルであ
ることがわかる。
【0053】
【表1】
【0054】表1中の使用原料の説明 エポキシ樹脂 液状エポキシ樹脂A:ビスフェノールA型エポキシ樹脂
(RE−310S 日本化薬製) 固体状エポキシ樹脂B:ビスフェノールA型エポキシ樹
脂(エピコート1001 油化シェル製) 硬化剤 硬化剤A:フェノールノボラック樹脂(PN−152
日本化薬製):上記一般式(I)においてRがH、nが
0及び1以上の化合物の混合物であって、nが0である
化合物の含有率が約40%である樹脂) 硬化剤B:フェノールノボラック樹脂(タマノル758
荒川化学工業製):上記一般式(I)においてRが
H、nが0及び1以上の化合物の混合物であってnが0
である化合物の含有率が約10%である樹脂) チタン系黒色顔料:チタンブラック(13R 三菱マテ
リアル製) 硬化促進剤 アミンアダクト アミキュアMY
−H(味の素製) 2エチル4メチルイミダゾール 2E4MZ
(四国化成製) 溶剤 プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート シランカップリング剤 N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン
(KBM−573 信越化学工業製)
【0055】
【表2】
【0056】表2から明らかなように、本発明の黒色液
晶シール剤は、液晶セルの光モレを防ぐ遮光性に優れ、
高い絶縁性を有し、耐湿性に優れた強い接着強度を有し
ていることがわかる。
【0057】
【発明の効果】本発明の黒色液晶シール剤を使用するこ
とにより、液晶シール部からの液晶セルの光モレを防
ぎ、高い電気絶縁性を有した、接着強度と耐湿信頼性に
優れた液晶セルの製造が可能になった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09K 19/52 C09K 19/52 G09F 9/30 322 G09F 9/30 322 // C08G 59/62 C08G 59/62 (72)発明者 新本 昭樹 埼玉県与野市鈴谷7−6−2−906 (72)発明者 松山 茂 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 石井 彰 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)エポキシ樹脂、(b)ノボラック
    樹脂、(c)硬化促進剤、(d)チタン系黒色顔料を含
    有することを特徴とする黒色液晶シール剤。
  2. 【請求項2】 (d)チタン系黒色顔料の粒径が4μm
    以下である請求項1に記載の黒色液晶シール剤。
  3. 【請求項3】 チタン系黒色顔料の含有量が黒色液晶シ
    ール剤の有機溶剤を除く固形分量中の10〜70重量%
    である請求項1又は2に記載の黒色液晶シール剤。
  4. 【請求項4】 黒色液晶シール剤の硬化膜の体積抵抗率
    が10Ω・cm以上の値をもつ請求項1〜3のいずれ
    か一項に記載の黒色液晶シール剤。
  5. 【請求項5】 黒色液晶シール剤の硬化膜の光学濃度
    (OD値)が膜厚7μm以下において2.0以上である
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の黒色液晶シール
    剤。
  6. 【請求項6】 有機顔料及び/又は無機顔料をさらに含
    有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の黒色液晶シ
    ール剤。
  7. 【請求項7】 (a)エポキシ樹脂、(b)ノボラック
    樹脂、(c)硬化促進剤、(d)チタン系黒色顔料及び
    (e)スペーサーを含有することを特徴とする黒色液晶
    シール剤。
  8. 【請求項8】 (e)スペーサーの直径が2〜10μm
    以下であり、(d)チタン系黒色顔料の粒径がスペーサ
    ーの直径未満である請求項7に記載の黒色液晶シール
    剤。
  9. 【請求項9】 (d)チタン系黒色顔料の粒径がスペー
    サーの直径の2分の1以下である請求項7又は8に記載
    の黒色液晶シール剤。
  10. 【請求項10】 (d)チタン系黒色顔料の含量が、
    (a)エポキシ樹脂、(b)ノボラック樹脂、(c)硬
    化促進剤及び(d)チタン系黒色顔料の総量中、10〜
    70重量%である請求項7〜9のいずれか一項に記載の
    黒色液晶シール剤。
  11. 【請求項11】 (e)スペーサーの含量が(a)エポ
    キシ樹脂、(b)ノボラック樹脂、(c)硬化促進剤及
    び(d)チタン系黒色顔料の総量100重量部に対し
    て、0.05〜4重量部である請求項7〜10のいずれ
    か一項に記載の黒色液晶シール剤。
  12. 【請求項12】 (a)エポキシ樹脂、(b)ノボラッ
    ク樹脂、(c)硬化促進剤及び(d)チタン系黒色顔料
    を必須の構成成分として得られる硬化膜で、かつ得られ
    た硬化膜の体積抵抗率が10Ω・cm以上の値をもつ
    ことを特徴とする硬化膜。
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