JPH1113111A - 洗浄装置 - Google Patents
洗浄装置Info
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- JPH1113111A JPH1113111A JP16696597A JP16696597A JPH1113111A JP H1113111 A JPH1113111 A JP H1113111A JP 16696597 A JP16696597 A JP 16696597A JP 16696597 A JP16696597 A JP 16696597A JP H1113111 A JPH1113111 A JP H1113111A
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Abstract
おいて洗浄水の加熱に使用する電力消費量を低減するこ
とを課題とする。 【解決手段】 給水管8と温水管15が接続された瞬間
加熱型の熱交換器12と洗浄ノズル17を備え、洗浄が
設定されると上流側に設けた元電磁弁9を開成して熱交
換器12で水を加熱し、リモコン24で設定した洗浄水
量に応じて空気ポンプ21を制御して空気混じりの洗浄
水を洗浄ノズル17から人体局部に供給し、空気混入に
よる節水効果と瞬間加熱型の熱交換器12により放熱損
失を少なくし、使用電力量の低減を図るとともに、空気
ポンプ21の上流側に元電磁弁9を設けることにより、
熱交換器12の加熱停止後の後沸きによる膨張水を洗浄
ノズル17に逃がして内圧の異常な上昇を防止し、空気
ポンプ21への水の逆流も防止する。
Description
局部など対象物を洗浄する洗浄装置に関するものであ
る。
平5−33377号公報に示されているように図7に示
す洗浄装置が知られていた。
る。図7において、1はポンプであり、ポンプ1の上流
側には給水配管2が接続され、下流側には空気混入部3
が接続されている。空気混入部3はセラミックを素材と
した円筒状の吸引ヘッド4を有しており、コンプレッサ
ー5から送られる空気をここで水に混入している。この
構成により、給水配管2から供給された洗浄水はポンプ
1によって加圧され空気混入部3に至る。空気混入部3
ではコンプレッサー5から供給された空気が、吸引ヘッ
ド4により微細化されて洗浄水中に流入する。さらに空
気混入部3を経た洗浄水は熱交換器6へと至り、この熱
交換器6で適温になるまで加熱された洗浄水が、ノズル
装置7に供給され人体局部に向けて噴出される。この作
用により、ノズル装置7から噴出される洗浄水は空気を
含み、人体局部の洗浄時に柔らかな体感が得られるもの
となっている。
洗浄装置では、コンプレッサー5によって空気を混入す
る空気混入部3が熱交換器6の上流側に位置し、また熱
交換器6の制御がコンプレッサー5と連動しないため熱
交換器6を大量の空気が通過したり、また溜りやすく、
熱交換器6の内部の局部沸騰や異常加熱を引き起こして
いた。また、洗浄水の供給停止を制御する止水手段を備
えていないため、コンプレッサー5が停止する前にポン
プ1が停止すると、コンプレッサー5からの空気が熱交
換器6のみならずポンプ1や給水配管2にまで逆流し、
洗浄水の再供給時に熱交換器6の内部の局部沸騰や異常
加熱を引き起こしていた。さらに、熱交換器6の放熱を
減らして消費電力の低減を図る対策がなんらなされてい
なかった。
を解決するものであり、給水管と温水管が接続された瞬
間型の加熱手段と、洗浄対象に洗浄水を吐出する吐出手
段と、洗浄水へ空気を混入する空気混入手段と、洗浄水
の供給開始,停止を行う空気混入手段の上流側に設けた
止水手段と、この止水手段による洗浄水の供給開始,停
止に連動して空気混入手段による洗浄水への空気混入の
開始,停止を行う制御器を備えて構成するものである。
そして、加熱手段を瞬間式とすることと、空気混入によ
る洗浄水量の低減により使用電力量の大幅な低減を図る
とともに、止水手段による洗浄水の供給開始、停止に連
動して洗浄水への空気混入の開始,停止を行うことと、
空気混入手段の上流側に止水手段を設けることにより、
加熱手段の停止後の後沸きによる内圧の異常な上昇を防
止し、空気混入手段への水の逆流も防止しているもので
ある。
によって実施できるもので、請求項1記載の洗浄装置の
ように、給水管と温水管が接続された瞬間型の加熱手段
と、洗浄対象に洗浄水を吐出する前記温水管に接続され
た吐出手段と、前記洗浄水へ空気を混入する空気混入手
段と、前記洗浄水の供給開始と供給停止を行う止水手段
と、前記止水手段による洗浄水の供給開始と供給停止に
連動して前記空気混入手段による洗浄水への空気の混入
開始と混入停止を行う制御器を備えて構成することによ
り、加熱手段を瞬間式とし、洗浄水に空気を混入させ節
水化を図り使用電力量の大幅な低減を実現し、止水手段
を設けて、加熱手段の停止後の後沸きによる膨張水を吐
出手段側に逃がして内圧の上昇を防止し、さらに空気混
入手段への水の逆流も防止することができる。
空気混入手段の上流側に流量制御手段を設け、制御器は
流量制御手段の制御に連動して空気混入手段による空気
混入量を制御して構成することにより、空気混入手段の
上流側で流量を制御し、下流側で流量を制御する時に発
生する流量を少なくする、従って内圧が上昇し洗浄水中
の空気の径が小さくなる現象や、空気混入手段に逆圧が
かかり水が逆流し耐久性を損なうことを防止できる。
空気混入手段の上流側に流量検出手段を設け、制御器は
この流量検出手段の検出流量に応じて前記空気混入手段
による空気混入量を制御して構成することにより、空気
混入手段からの空気が流量検出手段に介在することを防
止し、正確な流量検出を実現することができる。
加熱手段はヒータと洗浄水の流路で構成される熱交換器
とし、熱交換器内の流路を下方から上方に向けて形成し
て構成することにより、一時的に空気混入手段からの空
気の逆流があっても抜け易い構成とし、またヒータで加
熱する時に発生する流路内の気泡を抜け易くし、加熱手
段内の異常加熱や局部沸騰を防止することができる。
加熱手段に空気検出手段を設け、制御器はこの空気検出
手段で加熱手段への空気の介在を検出した時は加熱を停
止する制御を行う構成とすることにより、空気検出手段
による空気の逆流や給水管から大量の空気が流入があっ
た場合は、加熱手段で洗浄水の加熱を行わないで安全を
確保することができる。
制御器は洗浄水の供給を時間的に制限する時間制限部を
有し、所定時間が経過したら先に加熱手段を停止させた
後、止水手段により洗浄水の供給を停止させて構成する
ことにより洗浄水の停止忘れや長時間使い過ぎて洗浄対
象にとって不都合がある場合に対応し、自動的に洗浄水
の供給を停止することができる。
ように、流量検出手段と、制御器に洗浄水の供給を量的
に制限する流量制限部を有し、流量制御部は流量の積算
値が所定流量に達したら先に加熱手段を停止させた後、
止水手段により洗浄水の供給を停止させる構成とするこ
とにより、洗浄水の停止忘れや所定量以上使い過ぎて洗
浄対象にとって不都合がある場合に、所定流量に達した
ら自動的に洗浄水の供給を停止することができる。
いて説明する。図1において、給水管8から供給された
水は、止水手段である元電磁弁9と、洗浄水の流量を調
節する流量制御手段である流量制御弁10、また、水の
流量を検出する流動検出手段である流量センサ11を経
て、瞬間加熱型の加熱手段である熱交換器12に至る。
熱交換器12には温度の異常上昇を検出し通電を絶つハ
イリミットスイッチ13、熱交換器12内が水が空気で
あるかどうかを判別検出する空気検出手段である空気検
出サーミスタ14を備えている。熱交換器12の出口近
傍の温水管15には、洗浄水を検出する温水サーミスタ
16が設けられている。温水管15の端末には、先端に
吐出手段である洗浄ノズル17を有する洗浄ノズルユニ
ット18が接続されている。洗浄ノズル17はモータに
より突出や引込みが制御される形式のものである。洗浄
ノズル17と熱交換器12の間で、内部空気管19と外
部空気管20を介して、外部に設けた空気混入手段であ
るモータ駆動の空気ポンプ21から温水に空気が混入さ
れる。元電磁弁9は空気ポンプ21の上流側に設けられ
ていて、熱交換器12の加熱停止後の後沸きがあって
も、膨張水を洗浄ノズル17から排出し内圧が上昇する
ことを防止するとともに、空気ポンプ21への洗浄水の
逆流も防止している。また、洗浄ノズル17から供給さ
れた温水は、便座22に着座した使用者の局部を洗浄す
るために利用される。便座22には、使用者の便座22
への着座を検出する着座スイッチ23が設けられてい
る。
リモコン24からなされる。リモコン24には、肛門洗
浄スイッチ25、女性局部洗浄用のビデ洗浄スイッチ2
6、洗浄の停止スイッチ27、流量と温度の調節部2
8、この調節部28による流量あるいは温度の調節を切
替える切替スイッチ29が設けられている。なお、図1
においては、洗浄ノズルユニット18は肛門用のみを示
しているが、ビデ用の洗浄ノズルユニットは、類似構成
で別に設けることができる。
信や図1で点線で連絡を表現された構成要素との制御を
行うとともに、内部に時間制限部30と流量制限部31
を有する制御器32が設けられており、この制御器32
には、水あるいは温水が流動していない時に熱交換器1
2で加熱を行うことを選択する予熱スイッチ33が設け
られている。
に加熱を行うヒータであるセラミックヒータ34は両側
に設けた銅板35,36で挟持され、その外側に内部に
流路37を有する樹脂製のケース38,39が設けら
れ、これらのケース38,39はシール材40等にて銅
板35,36に押圧されて構成されている。また、銅板
35の表面にはハイリミットスイッチ13が、またケー
ス38の上部には空気検出サーミスタ14が取りつけら
れている。この熱交換器12の流路37は下方から上方
に向けて形成されており、空気ポンプ21からの空気が
逆流しにくく、また万が一、空気ポンプ21から空気の
逆流があったり、給水管8から大量の空気が流れ込み空
気が水に混入しても、直ちに抜ける構成となっている。
また、空気ポンプ21の上流側に流量センサ11を設け
ることにより、空気ポンプ21からの空気が流量センサ
11に流入することを防止し、正確な流量検出を実現し
ている。
す。図3は洗浄ノズル17を上部から見た上面図であ
り、図4は側面から見た切り欠き断面図である。
ニット18に形成された流路41から、洗浄ノズル17
内の流路42,43に至るに従って流路断面積が次第に
減り、ノズル口44の近傍で並行部45を経て拡大部4
6でややラッパ状に拡大する構成となっている。この構
成により、空気を混入した温水が供給された時は、空気
の混入による作用と拡大部46の作用により、洗浄水が
比較的広い範囲に揺動された状態で人体局部に供給され
る。空気の混入を止めると、並行部45の作用により温
水は直噴状態で比較的狭い範囲に吐出される。
す。サーミスタのビード47の周囲は保護管48で保護
されており、両者の間に充填剤49を充填して固めてい
る。保護管48は固定金具50で固定され、温水管15
の流路に臨んでいる。この空気検出サーミスタ14によ
る空気検出の原理は、まず予め温度を測定した後、空気
検出サーミスタ14自身に通電して自己加熱を行い、所
定時間経過後に再び温度を測定し、加熱前の温度と比較
する。周囲が水(温水)の場合は、加熱後の放熱が比較
的大きいため、加熱前後の温度差は小さい。周囲が空気
の場合は、加熱後の放熱が比較的小さいため加熱前後の
温度差は小さい。この温度差の大小に基づいて、周囲が
水(温水)か空気であるかを判別している。
いて説明する。電源が投入され(ステップ1)予熱スイ
ッチ33がオンされ(ステップ2)、空気検出サーミス
タ14で熱交換器12に空気が介在されていないと判別
し(ステップ3)、かつ温水サーミスタ16で検出され
る温度が35℃以下の場合は(ステップ4)、熱交換器
12の予熱モードに入る(ステップ5)。空気検出サー
ミスタ14で周囲が空気と判別された場合は、熱交換器
12に通水が行われていない時の、セラミックヒータ3
4への通電は行わない。また、予熱スイッチ33が投入
されていない時も、熱交換器12の予熱を行わない。予
熱モードでは、温水サーミスタ16で検出される温度が
所定の温度(35℃)となるまでセラミックヒータ34
で予熱を行い、再使用時に素早い温度の立ち上げを行っ
ている。空気検出サーミスタ14は、使用中に空気ポン
プ21からの空気の逆流や給水管から大量の空気が流入
があった場合も、セラミックヒータ34で洗浄水の加熱
を行わないことにより安全を確保する。
テップ6)、使用者が便座22に着座し着座スイッチ2
3がオンとなっている状態(ステップ7)で温水サーミ
スタ16の温度判別に移行する(ステップ8)。この温
水サーミスタ16で検出されるの温度Thが所定値(5
0℃)以下の場合は制御器32が安全と判断し、50℃
を越える場合は危険と判断する。危険と判断された場合
は、人体局部に対する以後の洗浄水の吐出動作は行わな
い。この判断により、人体局部に洗浄ノズル17から高
温の温水が吐出されることを防止し、万が一の場合の安
全を確保する。なお、使用中においても、熱交換器12
の温度制御系の故障や洗浄水量の急激な低下などにより
温水温度が50℃を越えた場合は、温水サーミスタ16
がこれを検出し、ただちに元電磁弁9で温水の供給を停
止する。続いて、空気ポンプ21を起動し(ステップ
9)、元電磁弁9を「開」とし(ステップ10)、洗浄
ノズル17を徐々に突出させる(ステップ11)。
ポンプ21自身の逆止機構が故障しても水が逆流しない
ための措置である。この作用により、使用開始時に空気
ポンプに水や温水が逆流し性能の低下や劣化、また故障
の原因となることを防止している。
11の値を読み込み流量が0.2リットル/分以上にな
ると水の流れがあると制御器32が判断し(ステップ1
2)、熱交換器12への通電を始めて(ステップ1
3)、セラミックヒータ34を発熱させて洗浄水の加熱
を行う。そして、リモコン24で設定された流量値を読
み込み(ステップ14)、流量センサ11で検出される
値とこの設定値を比較し流量制御弁10を制御して設定
通りの値を得る流量制御動作が行われる(ステップ1
5)。そして、読み込んだ流量センサ11の値に基づき
空気ポンプ21を制御し、予め定めた洗浄水量と空気の
混入量の比が所定値になるように、空気ポンプ21に印
加される電圧を制御する(ステップ16)。空気ポンプ
21は電圧によってモータの回転数が変化し、吐出され
る空気量が変化する。洗浄流量と空気の混入量の関係
は、洗浄流量にほぼ比例しているが、若干流量を減らす
とともに空気混入比を下げている。これは、流量制御弁
10で洗浄流量を絞ると洗浄ノズル17部における洗浄
水の内圧がやや下がり、洗浄水量が多い時と同一比の空
気を混入しても気泡は大口径になりやすいためである。
いずれにしても、洗浄水の流量制御に連動して、洗浄水
への空気混入量が自動的に変えられるため、特に操作上
も使用者が複数の操作をする必要がなく、かつ状況に応
じた操作順序やタイミングなどの習熱を必要とせず、老
人から子供まで自由に使えるものとなっている。
にリモコン24で設定された温度と温水サーミスタ16
の温度が制御器32で比較され、熱交換器12の加熱量
の調節が行われる(ステップ16)。設定温度を変更し
たい場合は、リモコン24の流量と温度の調節を切り替
える切替スイッチ29を温度側に切り替え、調節部28
で温度の調節をする。また、流量設定を変更したい場合
は、切替スイッチ29を流量側に切り替え、調節部28
で流量設定の調節を行う。流量設定が変えられると前述
したように、洗浄流量に応じて自動的に空気の混入量を
変える動作を行う。このため、空気量が少なくなりすぎ
て熱交換器12にまで空気が逆流し、セラミックヒータ
34の異常温度上昇を引き起こしたり、空気ポンプ21
の回転が足りなくなって洗浄水が空気ポンプ21まで逆
流する異常事態が防止できる。また体感や洗浄力の適正
化が図れ、使用者が複数の操作をすることなく的確な使
用ができる。さらに、空気ポンプ21の上流側で流量を
制御することにより、下流側で流量を制御する時に発生
する流量を少なくし、従って内圧が上昇し、洗浄水中の
空気の径が大幅に小さくなる不都合や、空気混入手段に
逆圧がかかったり、水が空気ポンプ21側に逆流し耐久
性を損なうことの防止を行うものである。
交換器12で設定温度に調節された温水は洗浄ノズルユ
ニット18に至るが、ここで空気ポンプ21から外部空
気管20と内部空気管19を経て供給される空気と混入
され、洗浄ノズル17から人体局部に吐出される。この
空気が混入された温水での洗浄の場合、洗浄ノズル17
の作用で洗浄水は人体局部の比較的広い範囲を揺動して
洗浄する。そして空気の混入による洗浄ノズル17部の
噴出流速の向上と気泡のはじける作用により、従来の温
水だけで洗浄する場合と比較して洗浄効果や使用者の体
感を損なう事なく、流量が半分以下で洗浄ができる。
により、従来の貯湯式の加熱手段と比較して、貯湯時の
放熱損失が無くなるため、これも約半分の電力使用量で
済むことになり、洗浄水の流量が半分で済むこととあい
まって、大幅な電力使用量の低減が実現できる。瞬間型
の熱交換器12は入水温度が低いときを考慮すると2.
5KW(25A)程度の定格が必要であり、家庭用の一
般コンセントでは15Aまでという制約があって利用が
困難であったものが、1.2KW程度で済むことになり
一般コンセントでの利用が可能となる。また、熱交換器
12以降に空気ポンプ21を設けているため、空気が熱
交換器12に溜まることが防止でき、熱交換器12の内
部の局部沸騰や異常加熱を引き起こすことを防いでい
る。
供給は、所定時間(20分)が経過すると時間制限部3
0の働きで自動的に停止され、空気ポンプ21による空
気混入動作も停止される(ステップ17)。また、洗浄
水の積算流量が所定流量値(10リットル)に達すると
流量制限部31の働きで同様な停止動作を行う。そし
て、洗浄水の停止忘れや長時間使い過ぎて人体局部の洗
浄効果や治療効果が飽和状態となった場合の消費電力の
節約手段として機能している。上記の所定時間内、また
所定流量内においては、停止スイッチ27が操作される
まで洗浄は続行する(ステップ19)。停止スイッチ2
7が操作され停止が指示された場合は、まず熱交換器1
2への通電が停止され、セラミックヒータ34への通電
が絶たれる(ステップ20)。この停止動作の場合、流
量センサ11が停止側の所定値(0.18リットル/
分)以下になる以前に、停止スイッチ27の停止指示に
従ってセラミックヒータ34への通電を止め、安全を確
保している。このため、セラミックヒータ34への通電
の停止動作を流量センサ11の信号に頼って行う場合と
比較して、早くセラミックヒータ34を止めることがで
き、流れの停止がこれ以降に行われる効果とあいまって
後沸きによる温度上昇を小さくできる。
後沸きを防止した後、元電磁弁9を止める(ステップ2
1)。続いて、洗浄ノズルユニット19は、洗浄水が供
給が停止され、自浄力もなくなったことを流量センサ1
1が検出して引込み動作が行われる(ステップ22)。
元電磁弁9を止めた後、所定時間空気ポンプ21の運転
を続け後沸きによる高温の温水を排出した後、空気ポン
プ21を停止させる(ステップ23)。使用中に、給水
管8から大量の空気が混入した水が送られて来たり、断
水が起こり水の流動が停止した場合は、所定値(0.1
8リットル/分)以下となったことを流量センサ11が
検出してセラミックヒータ34への通電を絶ち、空焚き
や異常温度上昇を防止している。また、制御器32が故
障し温水温度が上昇する場合は、ハイリミットスイッチ
13(60℃設定)が機能し、ノーマル「止」型の元電
磁弁9の電源を元から直接切り、元電磁弁9を閉じて温
水の供給を停止する。
水供給,停止動作も上記した肛門洗浄時の動作と同様で
ある。
セラミックヒータ34を有する熱交換器12を例にとっ
たが、ヒータはシーズヒータやリボンヒータをマイカで
絶縁したヒータなど他の電気的加熱手段でもよい。ま
た、電気的な加熱でなく燃焼熱を利用する手段でもよ
い。
揺動する洗浄ノズル17を例にしたが、揺動しない形式
であったり、単に空気混じりの温水を吐出するシャワー
などであってもよい。
を例にしたが、コンプレッサーやブロワー、また遠隔部
に集中して設けた圧縮空気供給機などであってもよい。
たが、電動弁であったり止水機能を有した流量調節弁な
どであってもよい。
量調節弁10を例にしたが、電磁駆動型であったり水ポ
ンプなどであってもよい。
検出する流量センサ11を例にしたが、流量制御弁の開
度信号を検出したり、給水ポンプの回転数を検出するな
ど間接的な流量検出手段であってもよい。
用した空気サーミスタ14を例にしたが、電極により水
位を検出する方法やフロート式の水位検出器,光の屈折
を利用した光センサーによる手段など各種の手段があ
る。
給の制限を、所定時間と所定流量での併用として行って
いたが、どちらか一方であってもよい。
次のような効果が得られる。
よる放熱損失の低減と、洗浄水に空気を混入させること
による節水効果により、使用電力量の大幅の低減が図
れ、また、止水手段を設けることにより、加熱手段の停
止後の後沸きによる膨張水を吐出手段側に逃がして内圧
の異常な上昇を防止し、空気混入手段への水の逆流も防
止できる。
段を設け、この流量制御手段で流量を制御することによ
り、下流側で流量を制御する時に発生する流量を少なく
し、従って内圧が上昇し、洗浄水中の空気の径が小さく
なる不都合や、空気混入手段に逆圧がかかったり水が逆
流し耐久性を損なうことの防止ができる。
段を設けることにより、空気混入手段からの空気が流量
検出手段に介在することの防止ができ、気泡が流量検出
手段に流入したり付着することが防止でき、正確な流量
検出が実現できる。
向けて形成することにより、一時的に空気混入手段から
の空気の逆流があっても空気が抜け易くなり、またヒー
タで加熱する時に発生する流路内の気泡も抜け易くなる
ため、加熱手段内の異常加熱や局部沸騰が防止できる。
介在を検出した時は加熱を停止するため、空気検出手段
による空気の逆流や給水管から大量の空気の流入があっ
た場合、また、設置初期時に加熱手段の中が水で満たさ
れていない時には加熱手段で洗浄水の加熱を行わないた
め、異常温度上昇を来すことがなくなり、安全が確保で
きる。
時間制限部により先に加熱手段を停止させた後、洗浄水
の供給を停止させているため、洗浄水の停止忘れや長時
間使い過ぎて洗浄対象にとって不都合がある場合に自動
的に洗浄水の供給を停止できるとともに、加熱手段の後
沸きが緩和できる。また、時間的な制限であるため簡単
な構成で実現できる。
量制限部で先に加熱手段を停止させた後、止水手段によ
り洗浄水の供給を停止させているため、洗浄水の停止忘
れや所定量以上使い過ぎて洗浄対象にとって不都合があ
る場合に自動的に洗浄水の供給を停止するため加熱手段
の後沸きが緩和できる。また、所定流量で制限している
ため、給水を決められた容量の給水源からとっている場
合などに正確に流量規制ができる。
図
断面図
図
Claims (7)
- 【請求項1】給水管と温水管が接続された瞬間加熱型の
加熱手段と、洗浄対象に洗浄水を吐出する前記温水管に
接続された吐出手段と、前記洗浄水へ空気を混入する空
気混入手段と、前記洗浄水の供給開始と供給停止を行う
止水手段と、前記止水手段による洗浄水の供給開始と供
給停止に連動して前記空気混入手段による洗浄水への空
気の混入開始と空気の混入停止を行う制御器を備えたこ
とを特徴とする洗浄装置。 - 【請求項2】空気混入手段の上流側に流量制御手段を設
け、制御器は流量設定手段の設定に連動して空気混入手
段による空気混入比を制御することを特徴とする請求項
1記載の洗浄装置。 - 【請求項3】空気混入手段の上流側に流量検出手段を設
け、制御器はこの流量検出手段の検出流量に応じて前記
空気混入手段による空気混入量を制御することを特徴と
する請求項1記載の洗浄装置。 - 【請求項4】加熱手段はヒータと洗浄水の流路で構成さ
れる熱交換器とし、熱交換器内の流路を下方から上方に
向けて形成した請求項1記載の洗浄装置。 - 【請求項5】加熱手段に空気検出手段を設け、制御器は
この空気検出手段で加熱手段への空気の介在を検出した
時は加熱を停止する制御を行うことを特徴とする請求項
1記載の洗浄装置。 - 【請求項6】制御器は洗浄水の供給を時間的に制限する
時間制限部を有し、所定時間が経過したら先に加熱手段
を停止させた後、止水手段により洗浄水の供給を停止さ
せることを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。 - 【請求項7】流量検出手段と、制御器に洗浄水の供給を
量的に制限する流量制限部を有し、流量制御部は流量の
積算値が所定流量に達したら先に加熱手段を停止させた
後、止水手段により洗浄水の供給を停止させることを特
徴とする請求項1記載の洗浄装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP16696597A JP3331912B2 (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 洗浄装置 |
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JPH1113111A true JPH1113111A (ja) | 1999-01-19 |
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JP (1) | JP3331912B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001303646A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 衛生洗浄装置 |
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