JP3476275B2 - 保護装置を備えた気泡発生浴槽 - Google Patents

保護装置を備えた気泡発生浴槽

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JP3476275B2 JP11328295A JP11328295A JP3476275B2 JP 3476275 B2 JP3476275 B2 JP 3476275B2 JP 11328295 A JP11328295 A JP 11328295A JP 11328295 A JP11328295 A JP 11328295A JP 3476275 B2 JP3476275 B2 JP 3476275B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気泡発生浴槽に係わ
り、特に、気泡発生浴槽の保護装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】気泡発生浴槽は、浴槽本体とこの浴槽本
体の外部に設置した循環ポンプとの間に、浴湯吸い込み
流路と浴湯強送流路とからなる浴湯循環流路を介設し、
この浴湯循環流路に空気取り入れ部より空気を吸入しな
がら、気泡混じりの浴湯を浴槽本体へ噴出するものであ
る。従来のこの種気泡発生浴槽においては、入浴者の嗜
好に合うような浴湯の噴流の形態、例えば、浴湯の噴出
量をどのように変化させるかとか浴湯の噴出圧をどのよ
うに変化させるかというようなことが種々提案された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来の気泡発生浴槽においては、安全性を確保するた
めの保護装置を備えることを考慮していなかった。その
ため、入浴者の人数が多くなるに従い、浴湯が汚れ、繊
維、毛髪等の異物が循環ポンプに混入するような事態に
なると、浴湯の噴出に変化をきたし、循環ポンプを駆動
するためのポンプ駆動モータにかかる負荷が増大して、
ポンプ駆動モータが焼損等により故障を発生するという
問題を生じた。そこで、本発明は上記問題点に鑑みてな
されたものであり、ポンプ駆動モータの故障の発生を未
然に防止できる保護装置を備えた気泡発生浴槽を提供す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は保護装置を備え
た気泡発生浴槽であって、本発明の構成上の第1の特徴
は、浴槽本体と、この浴槽本体の外部に設置した循環ポ
ンプと、この循環ポンプを駆動するポンプ駆動モータ
と、浴槽本体と循環ポンプとの間に介設した浴湯循環流
路と、この浴湯循環流路に連通連結した空気取り入れ部
より空気を吸入しながら気泡混じりの浴湯を浴槽本体に
噴出させる複数個の噴出ノズルとを備え、浴湯循環流路
の適所に配設されて浴湯の送湯状態の異常を検出すると
ポンプ駆動モータへの電源供給を遮断する異常検出スイ
ッチと、ポンプ駆動モータに流れる過電流を検出すると
ポンプ駆動モータへの電源供給を遮断する過電流遮断器
とを設け、異常検出スイッチが作動するかあるいは過電
流遮断器が作動することにより循環ポンプの駆動を停止
するようにしたことにある。
【0005】また、本発明の構成上の第2の特徴は、上
述の異常検出スイッチは所定値以下の浴湯の送流圧力を
検出するとポンプ駆動モータへの電源供給を遮断する圧
力検出スイッチとしたことにある。さらに、本発明の構
成上の第3の特徴は、上述の異常検出スイッチは所定値
以下の浴湯の送流流量を検出するとポンプ駆動モータへ
の電源供給を遮断する流量検出スイッチとしたことにあ
る。
【0006】
【発明の作用・効果】上記のように構成した本発明にお
いては、循環ポンプを駆動するポンプ駆動モータに流れ
る過電流を検出するとポンプ駆動モータへの電源供給を
遮断する過電流遮断器と、所定値以下の浴湯の送流圧力
を検出するとポンプ駆動モータへの電源供給を遮断する
圧力検出スイッチあるいは所定値以下の浴湯の送流流量
を検出するとポンプ駆動モータへの電源供給を遮断する
流量検出スイッチ等の異常検出スイッチとの2段構成の
スイッチよりなる保護装置を設け、この保護装置の一方
のスイッチが動作することにより、繊維、毛髪等の異物
が循環ポンプに混入しても確実に循環ポンプの駆動を停
止することができるようになる。
【0007】また、保護装置のどちらか一方のスイッチ
が故障しても他方のスイッチが動作するので、この種保
護装置の信頼性が格段に向上する。また、ポンプ駆動モ
ータに過電流遮断器を設けるとともに、浴湯循環流路の
適所に圧力検出スイッチ、流量検出スイッチ等の異常検
出スイッチを単に付加して設けるだけでよいので、この
種保護装置の構成が簡単になるとともに、この種保護装
置を安価に製造することができるようになる。さらに、
循環ポンプを駆動するためのポンプ駆動モータの故障の
発生を未然に防止することができるようになるので、ポ
ンプ駆動モータが焼損等を起こすこともなくなり、入浴
者の安全を図ることができるようになる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図に基づいて説明
する。 実施例1 図1は本発明の第1実施例の気泡発生浴槽の全体構成を
示す図である。気泡発生浴槽Aは、上面開口の箱型に形
成した浴槽本体10の前壁11および後壁12に、これ
らの前壁11および後壁12より突出して足側噴出ノズ
ル31、32および背側噴出ノズル33、34をそれぞ
れ2個ずつ設けている。ここで、背側噴出ノズル33、
34は足側噴出ノズル31、32よりも高位置に設けて
それぞれの部位に気泡噴流を確実に当てることができる
ようにしている。また、浴槽本体10の一側壁13下部
には、戻り湯口40を設けており、この戻り湯口40は
足側噴出ノズル31、32および背側噴出ノズル33、
34よりも低位置に設けている。
【0009】この浴槽本体10の外周縁には、浴湯を循
環させる循環ポンプ(P)20と、この循環ポンプ20
を駆動するポンプ駆動モータ(M)50と、浴槽本体1
0の一側壁13に設けた戻り湯口40から循環ポンプ2
0へ浴湯を送るための浴湯吸い込みパイプ41と、循環
ポンプ20から浴槽本体10の前壁11および後壁12
に設けた足側噴出ノズル31、32および背側噴出ノズ
ル33、34に浴湯を送るための浴湯強送パイプ21、
24、25と、浴湯強送パイプ24、25内に空気を吸
い込ませる吸気パイプ63とを設けている。
【0010】浴湯吸い込みパイプ41は、浴槽本体10
の一側壁13下部に設けた戻り湯口40に一端を連通連
結し、循環ポンプ20の吸水口に他端を連通連結して循
環ポンプ20に浴湯を吸い込むようにしている。また、
浴湯強送パイプ21は、循環ポンプ20の吐水口に一端
を連通連結し、他端を分岐管22の一端に連通連結して
いる。分岐管22の他端は分岐管23の一端に連通連結
している。分岐管23の他端は浴湯強送パイプ24、2
5のそれぞれ一端に連通連結している。浴湯強送パイプ
24の他端は足側噴出ノズル31、32に連通連結して
いる。また、浴湯強送パイプ25の他端は背側噴出ノズ
ル33、34に連通連結している。
【0011】ここで、分岐管22の端部には圧力検出ス
イッチ70を設けている。この圧力検出スイッチ70
は、浴湯の送湯圧力が所定値(例えば、0.2〜0.5
Kg/cm2)以上となると閉動作してその接点70a
(図2参照)を閉じ、浴湯の送湯圧力が所定値(例え
ば、0.2〜0.5Kg/cm2)以下となると開動作
してその接点70a(図2参照)を開く常開型のスイッ
チである。
【0012】一方、吸気パイプ63の上面には、小口径
の空気取り入れ口61と大口径の空気取り入れ口62と
を浴槽本体10の上面より突出して設けている。ここ
で、小口径の空気取り入れ口61は常に吸気パイプ63
に連通連結しているが、大口径の空気取り入れ口62は
ソレノイドバルブ60の作動、非作動により、吸気パイ
プ63に連通、遮断されるようになされている。従っ
て、大量の空気が必要な場合、即ち、気泡が多い噴流が
必要な場合は小口径の空気取り入れ口61および大口径
の空気取り入れ口62の両方より空気が取り入れられ、
少量の空気が必要な場合、即ち、気泡が少ない噴流が必
要な場合は小口径の空気取り入れ口61のみより空気が
取り入れられることとなる。
【0013】この吸気パイプ63には複数の分岐管6
4、65、66、67を連通連結している。各分岐管6
4および65は各足側噴出ノズル31および32に連通
連結している。また、各分岐管66および67は各背側
噴出ノズル33および34に連通連結している。そし
て、これらの分岐管64、65、66、67を通じて各
噴出ノズル31、32、33、34から噴流する浴湯に
空気が吸い込まれて混入することとなる。
【0014】図2は循環ポンプ20を駆動するための回
路図である。図2において、図示しない交流電源から循
環ポンプ20を駆動するポンプ駆動モータ50に電源を
供給するために、ポンプ駆動モータ50は、回路遮断器
93、フューズ94、補助継電器(CR)91の常開接
点91a、91bおよび過電流遮断器80を介して直列
に接続されている。また、これらの補助継電器91の常
開接点91a、91b、過電流遮断器80およびポンプ
駆動モータ50の直列回路と並列に始動用押釦スイッチ
90、圧力検出スイッチ70の常開接点70a、補助継
電器91、過電流遮断器80の常閉接点80aの直列回
路が接続されている。
【0015】また、圧力検出スイッチ70の常開接点7
0a、補助継電器91および過電流遮断器80の常閉接
点80aの直列回路と並列にタイマ(TR)92および
ソレノイドバルブ60のスイッチ61とソレノイドコイ
ル60aの直列回路が接続されている。なお、始動用押
釦スイッチ90と並列に、始動用押釦スイッチ90をオ
ンにして補助継電器91が作動した後、始動用押釦スイ
ッチ90のオン動作を保持する補助継電器91の常開接
点91cが接続されている。また、圧力検出スイッチ7
0の常開の接点70aと並列にタイマ92の常閉接点9
2aが接続されている。
【0016】したがって、回路遮断器93が投入された
状態で始動用押釦スイッチ90をオンにすることによ
り、図示しない交流電源から始動用押釦スイッチ90、
タイマ92の常閉接点92aを介して補助継電器91に
電源が供給されて、補助継電器91が作動する。補助継
電器91が作動すると、補助継電器91の各常開接点9
1a、91bcが閉じてポンプ駆動モータ50に交流電
源が供給され、ポンプ駆動モータ50が駆動して、循環
ポンプ20が作動するようになる。また、補助継電器9
1が作動すると、補助継電器91の常開接点91cが閉
じて始動用押釦スイッチ90のオン動作を保持する。
【0017】ここで、タイマ92は所定時間(例えば、
30sec)後にオフ動作してその接点92aを開にす
るタイマである。なお、本第1実施例におけるタイマ9
2のオフ動作するまでの所定時間(例えば、30se
c)の設定は、循環ポンプ20が作動して、循環ポンプ
20からの送湯圧力が所定値(例えば、0.2〜0.5
Kg/cm2)以上となる時間を設定することとなる。
また、圧力検出スイッチ70は上述したように、所定値
(例えば、0.2〜0.5Kg/cm2)以上の送湯圧
力となると閉動作し、所定値(例えば、0.2〜0.5
Kg/cm2)以下の送湯圧力となると開動作する常開
型のスイッチである。
【0018】したがって、始動用押釦スイッチ90をオ
ンにして、ポンプ駆動モータ50が駆動して、循環ポン
プ20が作動するようになると、所定時間(例えば、3
0sec)の間に圧力検出スイッチ70は所定値(例え
ば、0.2〜0.5Kg/cm2)以上の送湯圧力を検
出し、その接点70aを閉とする。その後、圧力検出ス
イッチ70が所定値(例えば、0.2〜0.5Kg/c
2)以下の送湯圧力を検出すると、その接点70aを
開動作させ、ポンプ駆動モータ50の駆動を停止させ
る。
【0019】一方、過電流遮断器80は所定値以上の負
荷電流(例えば、定格電流の1.5倍程度)を検出する
と開動作する常閉型のスイッチであり、この過電流遮断
器80が所定値以上になると開動作して、ポンプ駆動モ
ータ50の駆動を停止させる。なお、本第1実施例にお
いては、まず、圧力検出スイッチ70が作動するように
設定しており、圧力検出スイッチ70が作動しない場合
に、過電流遮断器80が作動するように設定している。
【0020】また、ソレノイドバルブ60のスイッチ6
9がオフの状態においては、ソレノイドバルブ60の弁
(図示せず)は閉じたままであるので、小口径の空気取
り入れ口61のみから吸気パイプ63に空気が取り入れ
られ、スイッチ69がオンの状態になると、ソレノイド
コイル60aが励磁されてソレノイドバルブ60の弁
(図示せず)が作動し、小口径の空気取り入れ口61お
よび大口径の空気取り入れ口62の両方から吸気パイプ
63に空気が取り入れらることとなる。
【0021】ついで、本第1実施例の動作を図1および
図2に基づいて説明する。まず、浴槽本体10に所定量
の浴湯が貯湯された状態および回路遮断器93が投入さ
れた状態において、始動用押釦スイッチ90をオンにす
ると、上述したようにポンプ駆動モータ50が駆動し、
このポンプ駆動モータ50の駆動に伴い、循環ポンプ2
0が作動する。循環ポンプ20の作動に伴い、戻り湯口
40より浴湯吸い込みパイプ41を介して浴湯が循環ポ
ンプ20内に吸い込まれる。
【0022】循環ポンプ20内に吸い込まれた浴湯は浴
湯強送パイプ21、分岐管22および分岐管23を介し
て浴湯強送パイプ24に流入し、この浴湯強送パイプ2
4に流入した浴湯は足側噴出ノズル31、32より浴槽
本体10に噴流する。この浴湯が足側噴出ノズル31、
32より浴槽本体10に噴流する際に、小口径の空気取
り入れ口61から取り入れられた空気が吸気パイプ6
3、各分岐管64、65を通して吸い込まれ、気泡混じ
りの浴湯となって浴槽本体10に噴流する。
【0023】一方、循環ポンプ20内に吸い込まれた浴
湯は浴湯強送パイプ21、分岐管22および分岐管23
を介して浴湯強送パイプ25に流入し、この浴湯強送パ
イプ25に流入した浴湯は背側噴出ノズル33、34よ
り浴槽本体10に噴流する。この浴湯が背側噴出ノズル
33、34より浴槽本体10に噴流する際に、小口径の
空気取り入れ口61から取り入れられた空気が吸気パイ
プ63、各分岐管66、67を通して吸い込まれ、気泡
混じりの浴湯となって浴槽本体10に噴流する。
【0024】このような状態において、入浴者が気泡が
多い噴流を望む場合は、ソレノイドバルブ60のスイッ
チ69をオンとして、ソレノイドコイル60aを励磁状
態として弁(図示せず)を開状態とし、小口径の空気取
り入れ口61および大口径の空気取り入れ口62の両方
から吸気パイプ63に空気が取り入れらるようにする。
【0025】ここで、入浴者の人数が多くなり、繊維、
毛髪等の異物が循環ポンプ20内に混入するようになる
と、ポンプ駆動モータ50の負荷が増大するようにな
る。また、繊維、毛髪等の異物が戻り湯口40付近に詰
まるようになると、浴湯の吸い込み量が少なくなって、
循環ポンプ20からの浴湯の吐出圧力が小さくなる。そ
して、循環ポンプ20からの浴湯の吐出圧力が小さくな
って、浴湯の吐出圧力が所定値(例えば、0.2〜0.
5Kg/cm2)以下となると、圧力検出スイッチ70
がオフ動作してその接点70aが開となる。圧力検出ス
イッチ70の接点70aが開となると、補助継電器91
の動作が停止して、補助継電器91の各常開の接点91
a、91bが開となって、ポンプ駆動モータ50に交流
電源の供給が遮断されてポンプ駆動モータ50の駆動は
停止することとなる。
【0026】一方、ポンプ駆動モータ50の負荷が増大
して、ポンプ駆動モータ50に所定値以上の負荷電流
(例えば、定格電流の1.5倍程度)が流れるようにな
ると、過電流遮断器80が作動して、過電流遮断器80
の常閉接点80aが開となって、ポンプ駆動モータ50
に交流電源の供給が遮断されてポンプ駆動モータ50の
駆動は停止することとなる。
【0027】なお、本第1実施例においては、まず、圧
力検出スイッチ70が作動するように設定しており、圧
力検出スイッチ70が作動しない場合に、過電流遮断器
80が作動するように設定しているが、これらの設定に
おいては、どちらかが先に動作するように設定すればよ
い。
【0028】以上に説明したように、本第1実施例にお
いては、循環ポンプ20を駆動するポンプ駆動モータ5
0に圧力検出スイッチ70と過電流遮断器80との2段
構成のスイッチ70、80を接続し、これらのスイッチ
70、80のどちらか一方のスイッチ70もしくは80
が動作するようにしているので、繊維、毛髪等の異物が
循環ポンプ20に混入したり戻り湯口40付近に詰まる
ようになっても、確実に循環ポンプ20の駆動を停止す
ることができるようになる。また、圧力検出スイッチ7
0もしくは過電流遮断器80のどちらか一方のスイッチ
70もしくは80が故障しても他方のスイッチ80もし
くは70が動作するので、この種保護装置の信頼性が格
段に向上する。
【0029】また、ポンプ駆動モータ50に過電流遮断
器80を設けるとともに、浴湯循環流路の適所に圧力検
出スイッチ70を単に付加して設けるだけでよいので、
この種保護装置の構成が簡単なるとともに、この種保護
装置を安価に製造することができるようになる。
【0030】さらに、循環ポンプ20を駆動するための
ポンプ駆動モータ50の故障の発生を未然に防止するこ
とができるようになるので、ポンプ駆動モータ50が焼
損等を起こすこともなくなり、入浴者の安全を図ること
ができるようになる。
【0031】実施例2 図3は本発明の第2実施例の気泡発生浴槽Bの全体構成
を示す図である。図4は図3の循環ポンプ20を駆動す
るための、図2と同様な回路図である。本第2実施例と
上述の図1、図2の第1実施例と相違する点は、図1、
図2の第1実施例においては浴湯強送パイプ21に連通
連結された分岐管22の端部に圧力検出スイッチ70を
設けるようにしたが、本第2実施例においては、圧力検
出スイッチ70に変えて流量検出スイッチ100を用
い、この流量検出スイッチ100を浴湯強送パイプ21
の中間部に配置するとともに分岐管22を省略するよう
にしたことにある。その他の構成においては、上述の図
1、図2の第1実施例と同様であるので、その説明は省
略する。
【0032】ここで、流量検出スイッチ100は、浴湯
の送湯流量が所定値(例えば、2/3〜1/2 l/
h)以上となると閉動作してその接点100aを閉じ、
浴湯の送湯流量が所定値(例えば、2/3〜1/2 l
/h)以下となると開動作してその接点100aを開く
常開型のスイッチである。なお、本第2実施例における
タイマ92のオフ動作するまでの所定時間(例えば、3
0sec)の設定は、循環ポンプ20が作動して、循環
ポンプ20からの送湯流量が所定値(例えば、2/3〜
1/2 l/h)以上となる時間を設定することとな
る。また、本第2実施例においては、まず、流量検出ス
イッチ100が作動するように設定しており、流量検出
スイッチ100が作動しない場合に、過電流遮断器80
が作動するように設定している。
【0033】本第2実施例の気泡発生浴槽Bの動作を図
3、図4に基づいて説明する。ここで、通常の気泡発生
の動作は上述の図1、図2の第1実施例と同様であるの
で、その説明は省略する。入浴者の人数が多くなり、繊
維、毛髪等の異物が循環ポンプ20内に混入するように
なると、ポンプ駆動モータ50の負荷が増大するように
なる。また、繊維、毛髪等の異物が戻り湯口40付近に
詰まるようになると、浴湯の吸い込み量が少なくなっ
て、循環ポンプ20からの浴湯の吐出流量が小さくな
る。そして、循環ポンプ20からの浴湯の吐出流量が小
さくなって、浴湯の吐出流量が所定値(例えば、2/3
〜1/2 l/h)以下となると、流量検出スイッチ1
00がオフ動作してその接点100aが開となる。流量
検出スイッチ100の接点100aが開となると、補助
継電器91の動作が停止して、補助継電器91の各常開
の接点91a、91bが開となって、ポンプ駆動モータ
50に交流電源の供給が遮断されてポンプ駆動モータ5
0の駆動は停止することとなる。
【0034】一方、ポンプ駆動モータ50の負荷が増大
して、ポンプ駆動モータ50に所定値以上の負荷電流
(例えば、定格電流の1.5倍程度)が流れるようにな
ると、過電流遮断器80が作動して、過電流遮断器80
の常閉接点80aが開となって、ポンプ駆動モータ50
に交流電源の供給が遮断されてポンプ駆動モータ50の
駆動は停止することとなる。
【0035】なお、本第2実施例においては、まず、流
量検出スイッチ100が作動するように設定しており、
流量検出スイッチ100が作動しない場合に、過電流遮
断器80が作動するように設定しているが、これらの設
定においては、どちらかが先に動作するように設定すれ
ばよい。
【0036】以上に説明したように、本第2実施例にお
いては、循環ポンプ20を駆動するポンプ駆動モータ5
0に流量検出スイッチ100と過電流遮断器80との2
段構成のスイッチ100、80を設け、これらのスイッ
チ100、80のどちらか一方のスイッチ100もしく
は80が動作するようにしているので、繊維、毛髪等の
異物が循環ポンプ20に混入したり戻り湯口40付近に
詰まるようになっても、確実に循環ポンプ20の駆動を
停止することができるようになる。また、流量検出スイ
ッチ100もしくは過電流遮断器80のどちらか一方の
スイッチ100もしくは80が故障しても他方のスイッ
チ80もしくは100が動作するので、この種保護装置
の信頼性が格段に向上する。
【0037】また、ポンプ駆動モータ50に過電流遮断
器80を設けるとともに、浴湯循環流路の適所に流量検
出スイッチ100を単に付加して設けるだけでよいの
で、この種保護装置の構成が簡単なるとともに、この種
保護装置を安価に製造することができるようになる。
【0038】さらに、循環ポンプ20を駆動するための
ポンプ駆動モータ50の故障の発生を未然に防止するこ
とができるようになるので、ポンプ駆動モータ50が焼
損等を起こすこともなくなり、入浴者の安全を図ること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の気泡発生浴槽の第1実施例の全体構
成を示す図である。
【図2】 図1の循環ポンプを駆動するための回路図で
ある。
【図3】 本発明の気泡発生浴槽の第2実施例の全体構
成を示す図である。
【図4】 図3の循環ポンプを駆動するための回路図で
ある。
【符号の説明】
A…気泡発生浴槽、10…浴槽本体、20…循環ポン
プ、21、24、25…浴湯強送パイプ、31、32、
33、34…噴出ノズル、40…戻り湯口、41…浴湯
吸い込みパイプ、50…ポンプ駆動モータ、60…ソレ
ノイドバルブ、61、62…空気取り入れ口、63…吸
気パイプ、70…圧力検出スイッチ(異常検出スイッ
チ)、80…過電流遮断器、100…流量検出スイッチ
(異常検出スイッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 23/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽本体と、 前記浴槽本体の外部に設置した循環ポンプと、 前記循環ポンプを駆動するポンプ駆動モータと、 前記浴槽本体と前記循環ポンプとの間に介設した浴湯循
    環流路と、 前記浴湯循環流路に連通連結した空気取り入れ部より空
    気を吸入しながら気泡混じりの浴湯を浴槽本体に噴出さ
    せる複数個の噴出ノズルと、を備え、 前記浴湯循環流路の適所に配設され、浴湯の送湯状態の
    異常を検出すると前記ポンプ駆動モータへの電源供給を
    遮断する異常検出スイッチと、 前記ポンプ駆動モータに流れる過電流を検出すると前記
    ポンプ駆動モータへの電源供給を遮断する過電流遮断器
    と、を設け、 前記異常検出スイッチが作動するかあるいは前記過電流
    遮断器が作動することにより前記循環ポンプの駆動を停
    止するようにしたことを特徴とする保護装置を備えた気
    泡発生浴槽。
  2. 【請求項2】 前記異常検出スイッチは所定値以下の浴
    湯の送流圧力を検出すると前記ポンプ駆動モータへの電
    源供給を遮断する圧力検出スイッチであることを特徴と
    する請求項1に記載の保護装置を備えた気泡発生浴槽。
  3. 【請求項3】 前記異常検出スイッチは所定値以下の浴
    湯の送流流量を検出すると前記ポンプ駆動モータへの電
    源供給を遮断する流量検出スイッチであることを特徴と
    する請求項1に記載の保護装置を備えた気泡発生浴槽。
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