JPH11128525A - パチンコ用玉箱及びその製造方法 - Google Patents

パチンコ用玉箱及びその製造方法

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JPH11128525A
JPH11128525A JP30174997A JP30174997A JPH11128525A JP H11128525 A JPH11128525 A JP H11128525A JP 30174997 A JP30174997 A JP 30174997A JP 30174997 A JP30174997 A JP 30174997A JP H11128525 A JPH11128525 A JP H11128525A
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JP
Japan
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main body
buffer sheet
ball box
pachinko
pachinko ball
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JP30174997A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Fujiwara
強 藤原
Shigeru Hirano
繁 平野
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RP TOPURA KK
Assist KK
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RP TOPURA KK
Assist KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ台の受け皿から排出されるパチンコ
玉がパチンコ用玉箱に衝突することによる衝撃音の発生
を効果的に低減すると共に、製造容易でしかも保守管理
が容易なパチンコ用玉箱とする。 【解決手段】 硬質熱可塑性合成樹脂製の本体1内側の
底面に弾性体製の緩衝シート2が一体に融着されたパチ
ンコ用玉箱とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ台の受け
皿から取り出したパチンコ玉を収容するためのパチンコ
用玉箱に関する。更に詳しくは、通称ドル箱といわれる
パチンコ用玉箱に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パチンコ用玉箱としては、例え
ばポリカーボネイト等の耐衝撃性に優れた硬質熱可塑性
合成樹脂製の箱体が使用されている。
【0003】しかしながら、上記パチンコ用玉箱は、パ
チンコ台の受け皿から排出されるパチンコ玉がぶつかっ
た時に大きな衝撃音を生じ、パチンコ店内の大きな騒音
源となっている。
【0004】このようなことから、従来、本体の内底部
に穴を開けた弾力板(スポンジやビニール等)を貼り、
その上にプラスチック板(硬質塩化ビニール等)を貼
り、落下して来るパチンコ玉による衝撃音を和らげるよ
うにすることが提案されている(特開平9−94346
号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来提案されているパチンコ用玉箱は、パチンコ玉が直接
ぶつかる底面表面が硬質塩化ビニル等の固い板材である
ので、その下に弾力板を配して衝撃を緩和してはいるも
のの、特に出玉の激しい時にはかなりの衝撃音を生じる
問題がある。また、弾力板とプラスチック板の2枚の板
材を本体に貼り付けなくてはならず、製造工程が増える
だけでなく、貼り付け状態が不十分であると、がたつい
て騒音源となったり、剥離して破損しやすくなる。更に
は、貼り付けた弾力板やプラスチック板と本体との隙間
にゴミが詰まって汚れやすく、水洗いもしにくい問題が
ある。
【0006】本発明は、上記問題点にかんがみてなされ
たもので、パチンコ台の受け皿から排出されるパチンコ
玉がパチンコ用玉箱に衝突することによる衝撃音の発生
を効果的に低減すると共に、製造容易でしかも保守管理
が容易なパチンコ用玉箱とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、硬質熱可塑性合成樹脂製の本体
と、本体と相溶性を有する弾性体製の緩衝シートとから
なり、少なくとも本体内側の底面に緩衝シートが一体に
融着されていることを特徴とするパチンコ用玉箱を提供
するものである。
【0008】また、請求項4の発明は、少なくとも本体
内側の底面となる金型内の位置に弾性体製の緩衝シート
を挿入した状態で、この緩衝シートを構成する弾性体と
相溶性のある硬質熱可塑性合成樹脂を射出して本体の成
形を行い、少なくとも本体内側の底面に緩衝シートが一
体に融着されたパチンコ用玉箱とすることを特徴とする
パチンコ用玉箱の製造方法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2に基づいて本発明の
一例を説明する。
【0010】本発明に係るパチンコ用玉箱は、図1及び
図2に示されるように、硬質熱可塑性合成樹脂製の本体
1と、この本体1と相溶性を有する弾性体製の緩衝シー
ト2とから構成されているものである。
【0011】本体1を構成する硬質熱可塑性樹脂として
は、例えばポリカーボネイト、ポリオレフィン、ポリ塩
化ビニル等を用いることができるが、現在のパチンコ用
玉箱のほとんどがポリカーボネイトであり、コスト及び
強度の点からこのポリカーボネイトが好ましい。また、
本体1を構成する硬質熱可塑性樹脂は、内部に収容した
パチンコ玉を外から見ることができるよう、透明である
ことが好ましい。なお、本明細書における透明とは、無
色透明だけでなく、有色透明をも含むものである。
【0012】緩衝シート2を構成する弾性体としては、
本体1と相溶性を有し、相互に熱融着できるものが用い
られる。具体的には、例えばポリエステル系エラストマ
ー、スチレン−ブタジエン系エラストマー、ポリブタジ
エン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリ
ウレタン系エラストマー、ポリ塩化ビニル系エラストマ
ー等を用いることができ、本体1と同様に透明であるこ
とが好ましい。これらの中でも、本体1の構成材料とし
て好ましいポリカーボネイトとの相溶性に優れ、繰り返
し衝撃に対する耐久性、耐油性、耐熱性及び透明性に優
れることから、ポリエステル系エラストマーが好まし
い。
【0013】上記熱可塑性エラストマー製の緩衝シート
2は、衝撃音の発生を効果的に抑制できるよう、1〜1
0mmの厚みであることが好ましく、特に3〜7mmの
厚みであることが好ましい。また、緩衝シート2を構成
する熱可塑性エラストマーは、透明性を維持しつつ効果
的に衝撃音を抑制できるよう、わずかに発泡されている
ことが好ましい。この発泡倍率は、1.05〜1.5倍
であることが好ましい。発泡倍率が低過ぎると、発泡さ
せることによる衝撃音の抑制効果の向上を得にくく、逆
に発泡倍率が高過ぎると、透明性を阻害したり、強度低
下をきたしやすくなる。また、緩衝シート2の上に落ち
た煙草の灰等のゴミを除去しやすくするために、帯電防
止剤を添加した材料で緩衝シート2を形成しておくこと
が好ましい。
【0014】緩衝シート2は、本体1の内側の底面全面
を覆い、本体1と一体に融着されているものである。つ
まり、本発明における本体1と緩衝シート2は、特に接
着剤を用いた接着工程によらず、両者を構成する材料の
相溶性を利用して一体化されているものである。従っ
て、本体1と緩衝シート2は、相互に相溶性を有する材
料が選択されるものである。
【0015】本パチンコ用玉箱の底部には、1個のパチ
ンコ玉3が脱落せずに入り込んで、一部が下方に突出す
る程度の小孔4を設けておくことが好ましい。このよう
にしておくと、通常金属製であるパチンコ台の受台上に
玉箱を置いたときに、パチンコ玉3が受台に接してアー
スすることができる。
【0016】図1及び図2に示される本パチンコ用玉箱
は、緩衝シート2が本体1の内側の底面全面を覆って設
けられているが、図3に示されるように、緩衝シート2
の周縁部分を立ち上げ、本体1の内側の側面の下部にも
緩衝シート2を一体に融着させておくことともできる。
この図3のようにすると、本体1の側面下部にぶつかる
パチンコ玉による衝撃音をも和らげることができ、衝撃
音の抑制効果が一層高くなる。
【0017】また、緩衝シート2を本体1の内面全面に
一体に融着させておくこともできる。このようにする
と、図3のパチンコ用玉箱より更に衝撃音の抑制効果を
向上させることが可能となる。しかし、緩衝シート2
は、その構成材料を透明なものとしても、使用中に傷付
いて曇りを生じやすい。従って、緩衝シート2を一体に
融着させる範囲は、側面部からの良好な透視性を長期に
亙って維持できるようにする上で、図1及び図2に示さ
れるような底面のみ又は図3に示されるような底面と側
面下部のみとすることが好ましい。
【0018】尚、図3に示されるパチンコ用玉箱におい
て、緩衝シート2の側面立ち上がり高さhは、20〜6
0mmであることが好ましい。また、緩衝シート2の背
面(本体1との融着面)に細かな凹凸を付しておくこと
は本体1との一体化力の向上に有益である。
【0019】次に、融着一体化された本体1と緩衝シー
ト2とから構成される本発明のパチンコ用玉箱の製造方
法について説明する。
【0020】本発明のパチンコ用玉箱は、インサート成
形、二色成形、ダイスライド成形(DSI成形)のいず
れによっても製造することができる。
【0021】インサート成形は、所定の大きさ及び形状
の緩衝シート2を予め成形しておき、これを金型内の所
定の位置に挿入保持させた状態で、この金型内に本体1
の構成材料を射出して本パチンコ用玉箱を成形する方法
である。二色成形は、本体1を構成する硬質熱可塑性樹
脂と、緩衝シート2を構成する弾性体とを同時又は順次
同じ金型内に射出する方法で、成形される本体1の内面
側に弾性体を射出することで、内面に緩衝シート2が一
体に融着された本パチンコ用玉箱を成形することができ
る。また、ダイスライド成形は、本体1又は緩衝シート
2を成形した後、その金型をスライドさせて、緩衝シー
ト2又は本体1に対応するキャビティ空間を形成し、そ
こに緩衝シート2又は本体1の構成材料を射出する方法
で、所望の位置に緩衝シート2が一体に融着された本パ
チンコ用玉箱を成形することができる。
【0022】上記成形方法のうちでも、緩衝シート2の
設置位置及び厚みの制御が行いやすく、使用する金型も
簡便な構造のもので済むことから、インサート成形が好
ましい。インサート成形によって図1及び図2に示され
る本パチンコ用玉箱を得るには、図示されるような平面
状の緩衝シート2を予め成形した後、これを本体1の内
側の底面となる金型内の位置に挿入した状態で、この緩
衝シート2を構成する弾性体と相溶性のある硬質熱可塑
性合成樹脂を射出して本体1の成形を行えばよい。ま
た、図3に示される本パチンコ用玉箱を得るには、周縁
部分を立ち上げた形状の緩衝シート2を予め成形した
後、中央の平面部分が本体1の内側の底面となる金型内
の位置、周縁の立ち上げ部分が本体1の内側の側面下部
となる金型内の位置となるよう、上記緩衝シート2を金
型内に挿入した状態で、やはり本体1の構成材料を射出
して本体1の成形を行えばよい。
【0023】このようにして得られる本パチンコ用玉箱
において、図2及び図3に示されるように、緩衝シート
2は、その周側面が本体1の構成材料で覆われ、露出し
ていないことが好ましい。このようにしておくことによ
って、緩衝シート2がその周縁部から剥れてくるのを防
止しやすくなる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りのものであ
り、次の効果を奏するものである。
【0025】(1)本発明のパチンコ用玉箱は、少なく
とも内側底面が弾性体製の緩衝シート2で構成されてい
ることから、出玉の激しい時でも、パチンコ玉の落下に
伴う衝撃音の発生を効果的に緩和することができる。
【0026】(2)本体1と緩衝シート2は、一体的に
融着されていることから、両者間に隙間がないため、ゴ
ミ詰まりによる汚れの発生がなく、水洗いも容易であ
る。
【0027】(3)接着剤による接着工程を設けること
なく、インサート成形等によって製簡便に製造すること
ができ、本体1と緩衝シート2の一体化状態にばらつき
を生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ用玉箱の一例を示す平面図で
ある。
【図2】図1に示されるパチンコ用玉箱の縦断面図であ
る。
【図3】本発明のパチンコ用玉箱の他の例を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1 本体 2 緩衝シート 3 パチンコ玉 4 小孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質熱可塑性合成樹脂製の本体と、本体
    と相溶性を有する弾性体製の緩衝シートとからなり、少
    なくとも本体内側の底面に緩衝シートが一体に融着され
    ていることを特徴とするパチンコ用玉箱。
  2. 【請求項2】 緩衝シートが、本体内側の側面の下部に
    も一体に融着されていることを特徴とする請求項1のパ
    チンコ用玉箱。
  3. 【請求項3】 本体が透明なポリカーボネイト、緩衝シ
    ートが透明なポリエステル系エラストマーであることを
    特徴とする請求項1又は2のパチンコ用玉箱。
  4. 【請求項4】 少なくとも本体内側の底面となる金型内
    の位置に弾性体製の緩衝シートを挿入した状態で、この
    緩衝シートを構成する弾性体と相溶性のある硬質熱可塑
    性合成樹脂を射出して本体の成形を行い、少なくとも本
    体内側の底面に緩衝シートが一体に融着されたパチンコ
    用玉箱とすることを特徴とするパチンコ用玉箱の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 緩衝シートを、本体内側の側面の下部と
    なる金型内の位置にも挿入し、緩衝シートが、本体内側
    の側面の下部にも一体に融着されたパチンコ用玉箱とす
    ることを特徴とする請求項4のパチンコ用玉箱。
  6. 【請求項6】 本体が透明なポリカーボネイト、弾性体
    が透明なポリエステル系エラストマーであることを特徴
    とする請求項4又は5のパチンコ用玉箱。
JP30174997A 1997-11-04 1997-11-04 パチンコ用玉箱及びその製造方法 Withdrawn JPH11128525A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001293167A (ja) * 2000-04-17 2001-10-23 Nippon Pachinko Buhin Kk 弾球遊技関連樹脂成形製品及びそれを用いた遊技機
JP2006346169A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Takeya Co Ltd 遊技媒体収容箱、収容箱載置板及び遊技場用表示システム

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Effective date: 20050104