JPH0679023A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ゴルフクラブヘッドInfo
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- JPH0679023A JPH0679023A JP4257305A JP25730592A JPH0679023A JP H0679023 A JPH0679023 A JP H0679023A JP 4257305 A JP4257305 A JP 4257305A JP 25730592 A JP25730592 A JP 25730592A JP H0679023 A JPH0679023 A JP H0679023A
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- metal plate
- ball
- layer
- golf club
- Prior art date
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Classifications
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/0466—Heads wood-type
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/0416—Heads having an impact surface provided by a face insert
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/0416—Heads having an impact surface provided by a face insert
- A63B53/042—Heads having an impact surface provided by a face insert the face insert consisting of a material different from that of the head
- A63B53/0425—Heads having an impact surface provided by a face insert the face insert consisting of a material different from that of the head the face insert comprising two or more different materials
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/0458—Heads with non-uniform thickness of the impact face plate
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Golf Clubs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フェース体がボールとの衝突によって生じ得
る圧縮変形の範囲内で弾性挙動をし、且つ、ボールの変
形とほぼ同調する剛性を有し、しかもフェース体が長期
の使用に十分耐え得る耐摩耗性と耐久性を有するゴルフ
クラブヘッドを提供する。 【構成】 ヘッド本体１０のフェース部に形成した凹所
１０ａにゴム状弾性体からなる弾性体層１１と、この弾
性体層の表面に固着された金属板１２とを有するフェー
ス体１３を設ける。
る圧縮変形の範囲内で弾性挙動をし、且つ、ボールの変
形とほぼ同調する剛性を有し、しかもフェース体が長期
の使用に十分耐え得る耐摩耗性と耐久性を有するゴルフ
クラブヘッドを提供する。 【構成】 ヘッド本体１０のフェース部に形成した凹所
１０ａにゴム状弾性体からなる弾性体層１１と、この弾
性体層の表面に固着された金属板１２とを有するフェー
ス体１３を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフクラブヘッドに関
し、更に詳しくは、ボールの飛距離を伸ばすことができ
て耐久性に優れたフェース構造に関する。
し、更に詳しくは、ボールの飛距離を伸ばすことができ
て耐久性に優れたフェース構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】打球時のボールの初速を高めてボールの
飛距離を増大させるためにはボールとクラブヘッドとの
反発係数をできるだけ大きくすることが重要であり、そ
のためにはヘッドのフェース部をボールの変形に同調さ
せて変形させることが望ましい。
飛距離を増大させるためにはボールとクラブヘッドとの
反発係数をできるだけ大きくすることが重要であり、そ
のためにはヘッドのフェース部をボールの変形に同調さ
せて変形させることが望ましい。
【０００３】このような同調変形を実現するためには、
ヘッドのフェース部がボールとの衝突による圧縮変形の
範囲内においてボールとほぼ同調し得る剛性を有すると
ともに、ボールとの衝突による圧縮変形の範囲内で弾性
挙動をすることが必要である。
ヘッドのフェース部がボールとの衝突による圧縮変形の
範囲内においてボールとほぼ同調し得る剛性を有すると
ともに、ボールとの衝突による圧縮変形の範囲内で弾性
挙動をすることが必要である。
【０００４】このような条件（同調条件）を満たす材料
としてはゴム状弾性体が考えられるが、例えばヘッドの
フェースインサートを板厚Ｔが 6.6ｍｍのゴム層にて形
成し、このゴム層を直接ボールと衝突させる構成とした
場合、上記の同調条件を満たすためには少なくともゴム
のヤング係数Ｅが7×107〜15×107Ｎ／ｍ2であることが
必要になる。しかし、ゴムの実際のヤング係数Ｅは0.5
×107Ｎ／ｍ2 程度であるため、上記の条件を満すもの
にはならない。また、ボールを直接ゴム層に衝突させる
構成とした場合、ゴム層表面の耐摩耗性が低いため、フ
ェースインサートに摩耗が生じ易くなる。
としてはゴム状弾性体が考えられるが、例えばヘッドの
フェースインサートを板厚Ｔが 6.6ｍｍのゴム層にて形
成し、このゴム層を直接ボールと衝突させる構成とした
場合、上記の同調条件を満たすためには少なくともゴム
のヤング係数Ｅが7×107〜15×107Ｎ／ｍ2であることが
必要になる。しかし、ゴムの実際のヤング係数Ｅは0.5
×107Ｎ／ｍ2 程度であるため、上記の条件を満すもの
にはならない。また、ボールを直接ゴム層に衝突させる
構成とした場合、ゴム層表面の耐摩耗性が低いため、フ
ェースインサートに摩耗が生じ易くなる。
【０００５】そこで、本出願人は特願平４−１３６２９
２号において、ヘッド本体のフェース部にゴム状弾性体
層と、この弾性体層の表面を覆う繊維強化樹脂表面層と
を有するフェース体を設けてなるゴルフクラブヘッドを
提案した。係るゴルフクラブヘッドのフェース構造によ
れば、フェース体がボールとの衝突によって生じ得る圧
縮変形の範囲内で弾性挙動をし、且つ、ボールの変形と
ほぼ同調する剛性を有するので、上述した同調条件をほ
ぼ満足するものとなり、ボールの飛距離が増大する。ま
た、このフェース体は弾性体層を繊維強化樹脂層で保護
しているので、ゴム等の弾性体のみからなるフェース体
と比べて耐久性が向上する。
２号において、ヘッド本体のフェース部にゴム状弾性体
層と、この弾性体層の表面を覆う繊維強化樹脂表面層と
を有するフェース体を設けてなるゴルフクラブヘッドを
提案した。係るゴルフクラブヘッドのフェース構造によ
れば、フェース体がボールとの衝突によって生じ得る圧
縮変形の範囲内で弾性挙動をし、且つ、ボールの変形と
ほぼ同調する剛性を有するので、上述した同調条件をほ
ぼ満足するものとなり、ボールの飛距離が増大する。ま
た、このフェース体は弾性体層を繊維強化樹脂層で保護
しているので、ゴム等の弾性体のみからなるフェース体
と比べて耐久性が向上する。
【０００６】しかし、一般に繊維強化樹脂層は金属に比
べて柔らかい材料であるため、ボールとの衝突時にフェ
ース体の繊維強化樹脂層が局部的に大きく変形しボール
に対し作用する有効面積が小さくなるため、局部応力が
大きくなってその耐久性に影響を与えることとなってい
た。また、繊維強化樹脂層は樹脂母材の耐摩耗性が低い
ため、炭素繊維等の強化繊維が早期に表出してフェース
表面が荒れたり、フェース表面に傷がつきやすいという
難点があった。
べて柔らかい材料であるため、ボールとの衝突時にフェ
ース体の繊維強化樹脂層が局部的に大きく変形しボール
に対し作用する有効面積が小さくなるため、局部応力が
大きくなってその耐久性に影響を与えることとなってい
た。また、繊維強化樹脂層は樹脂母材の耐摩耗性が低い
ため、炭素繊維等の強化繊維が早期に表出してフェース
表面が荒れたり、フェース表面に傷がつきやすいという
難点があった。
【０００７】また、弾性変形しやすい上記構成のフェー
ス体をヘッド本体のフェース部に形成した凹所内に設け
た場合、特にフェース体の周縁にボールが当たると繊維
強化樹脂層がヘッド本体の凹所の開口端縁や弾性体層か
ら剥離するなどの損傷が生じることがあり、フェース体
の耐久性を低下させる原因となっていた。
ス体をヘッド本体のフェース部に形成した凹所内に設け
た場合、特にフェース体の周縁にボールが当たると繊維
強化樹脂層がヘッド本体の凹所の開口端縁や弾性体層か
ら剥離するなどの損傷が生じることがあり、フェース体
の耐久性を低下させる原因となっていた。
【０００８】したがって、本発明の目的は、フェース体
がボールとの衝突による圧縮変形の範囲内で弾性挙動を
し、且つ、ボールの変形とほぼ同調する剛性を有し、し
かもフェース体が長期の使用に十分耐え得る耐摩耗性と
耐久性を有するゴルフクラブヘッドを提供することにあ
る。
がボールとの衝突による圧縮変形の範囲内で弾性挙動を
し、且つ、ボールの変形とほぼ同調する剛性を有し、し
かもフェース体が長期の使用に十分耐え得る耐摩耗性と
耐久性を有するゴルフクラブヘッドを提供することにあ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ヘッド本体のフェース部に固着したゴム
状弾性体層とその表面に固着した金属板とによりフェー
ス体を構成したことを特徴とするゴルフクラブヘッドを
提供する。
に、本発明は、ヘッド本体のフェース部に固着したゴム
状弾性体層とその表面に固着した金属板とによりフェー
ス体を構成したことを特徴とするゴルフクラブヘッドを
提供する。
【００１０】上記構成のゴルフクラブにおいては、ゴム
状弾性体からなる弾性体層はボールとの衝突による圧縮
変形の範囲内で弾性挙動をなし得る。また、弾性体層の
表面に金属板が固着されているので、弾性体層はボール
と直接衝突する場合に比べて広い範囲で圧縮変形するこ
とになり、その結果、弾性体層のヤング係数Ｅが0.5×1
07Ｎ／ｍ2 程度であっても、上記の同調条件を十分満足
し得ることとなる。したがって、ボールとの反発係数が
大きくなり、ボールの飛距離を伸ばすことができる。ま
た、弾性体層の表面に固着された金属板は繊維強化樹脂
層と比べても局部変形を起こしにくくなるので、応力の
分散性が良くなりフェース体が破壊されにくくなるとと
もに、スイートスポットも広くなり、打球時にフェース
の変形による違和感を与えないヘッドとすることができ
る。また、繊維強化樹脂層に比して金属板自体の製造お
よび仕上げ加工が容易であるため美観に優れたゴルフク
ラブヘッドを安価に提供出来ることとなる。
状弾性体からなる弾性体層はボールとの衝突による圧縮
変形の範囲内で弾性挙動をなし得る。また、弾性体層の
表面に金属板が固着されているので、弾性体層はボール
と直接衝突する場合に比べて広い範囲で圧縮変形するこ
とになり、その結果、弾性体層のヤング係数Ｅが0.5×1
07Ｎ／ｍ2 程度であっても、上記の同調条件を十分満足
し得ることとなる。したがって、ボールとの反発係数が
大きくなり、ボールの飛距離を伸ばすことができる。ま
た、弾性体層の表面に固着された金属板は繊維強化樹脂
層と比べても局部変形を起こしにくくなるので、応力の
分散性が良くなりフェース体が破壊されにくくなるとと
もに、スイートスポットも広くなり、打球時にフェース
の変形による違和感を与えないヘッドとすることができ
る。また、繊維強化樹脂層に比して金属板自体の製造お
よび仕上げ加工が容易であるため美観に優れたゴルフク
ラブヘッドを安価に提供出来ることとなる。
【００１１】さらに、弾性体層の表面が金属板で覆われ
ているので、弾性体層のみからなるフェース体や弾性体
層の表面を繊維強化樹脂層で覆ったフェース体に比べて
フェース表面の耐摩耗性が格段に向上し、また、フェー
ス表面に傷がつきにくくなるので、取扱い性も良くな
る。
ているので、弾性体層のみからなるフェース体や弾性体
層の表面を繊維強化樹脂層で覆ったフェース体に比べて
フェース表面の耐摩耗性が格段に向上し、また、フェー
ス表面に傷がつきにくくなるので、取扱い性も良くな
る。
【００１２】上記構成のゴルフクラブヘッドにおいて
は、弾性体層と金属板を一体成形することで弾性体層と
金属板との密着接合性を高めることができるが、さらに
金属板の裏面側に弾性体層と接合される突起を設けた場
合、金属板と弾性体層との固着力が一層増し、金属板が
弾性体層から剥離しにくくなる。
は、弾性体層と金属板を一体成形することで弾性体層と
金属板との密着接合性を高めることができるが、さらに
金属板の裏面側に弾性体層と接合される突起を設けた場
合、金属板と弾性体層との固着力が一層増し、金属板が
弾性体層から剥離しにくくなる。
【００１３】フェース体を設けるヘッド本体のフェース
部は窪みのない平面若しくは凸状曲面であってもよい
が、フェース体をヘッド本体のフェース部に形成した凹
所内に設けた場合、金属板の周縁部が弾性体層を包むよ
うに凹部の開口縁の内側に入り込んでいる場合、金属板
の周縁部の剥離が生じにくくなり、フェース体の耐久性
が増す。また、弾性体層の周囲を覆う金属板の周縁部自
体はヘッド本体に対して固着されないので、ボールとの
衝突時に金属板は凹所内壁に案内されてフェースに垂直
な方向にのみ摺動変位し、弾性体層を全体的にほぼ均一
に圧縮変形させることとなるので、ボールに対しフェー
スに垂直な方向に効率良く運動エネルギーを与えること
ができることとなり、ボールの飛距離を伸ばすことがで
きる。
部は窪みのない平面若しくは凸状曲面であってもよい
が、フェース体をヘッド本体のフェース部に形成した凹
所内に設けた場合、金属板の周縁部が弾性体層を包むよ
うに凹部の開口縁の内側に入り込んでいる場合、金属板
の周縁部の剥離が生じにくくなり、フェース体の耐久性
が増す。また、弾性体層の周囲を覆う金属板の周縁部自
体はヘッド本体に対して固着されないので、ボールとの
衝突時に金属板は凹所内壁に案内されてフェースに垂直
な方向にのみ摺動変位し、弾性体層を全体的にほぼ均一
に圧縮変形させることとなるので、ボールに対しフェー
スに垂直な方向に効率良く運動エネルギーを与えること
ができることとなり、ボールの飛距離を伸ばすことがで
きる。
【００１４】フェース体は予め板状に成形したものを所
要形状に切り取ってヘッド本体に接着してもよいが、弾
性体層がヘッド本体および金属板との一体成形により形
成した場合、弾性体層とヘッド本体との間および弾性体
層と金属板との間の密着性および接着強度を高めること
ができるとともに、外観上もフェース体とヘッド本体と
を容易に一体化できるので、美観に優れたヘッドを得る
ことができる。
要形状に切り取ってヘッド本体に接着してもよいが、弾
性体層がヘッド本体および金属板との一体成形により形
成した場合、弾性体層とヘッド本体との間および弾性体
層と金属板との間の密着性および接着強度を高めること
ができるとともに、外観上もフェース体とヘッド本体と
を容易に一体化できるので、美観に優れたヘッドを得る
ことができる。
【００１５】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好ましい実施
例につき説明する。なお、図中同一構成部材には同一参
照符号を付して重複説明を省略する。
例につき説明する。なお、図中同一構成部材には同一参
照符号を付して重複説明を省略する。
【００１６】図１から図４までは本発明の一実施例を示
したものであり、図１はゴルフクラブヘッドの一部断面
側面図、図２は一部破断斜視図、図３はフェース体の組
付け工程を示す要部断面図、図４は使用状態を示す要部
断面図である。
したものであり、図１はゴルフクラブヘッドの一部断面
側面図、図２は一部破断斜視図、図３はフェース体の組
付け工程を示す要部断面図、図４は使用状態を示す要部
断面図である。
【００１７】はじめに図１および図２を参照すると、ク
ラブヘッドはステンレス鋼、軽合金等の金属若しくは繊
維強化樹脂、繊維強化金属等で作られた中空構造のヘッ
ド本体１０を備えており、ヘッド本体１０のフェース部
に形成された凹所１０ａには例えばブタジエン等の熱硬
化性ゴムからなるゴム状弾性体層１１と、この弾性体層
１１の表面に固着された金属板１２とを有するフェース
体１３が凹所１０ａを埋めるように設けられている。金
属板１２は種々の金属で作ることができるが、ステンレ
ス鋼、チタン合金等が好適である。
ラブヘッドはステンレス鋼、軽合金等の金属若しくは繊
維強化樹脂、繊維強化金属等で作られた中空構造のヘッ
ド本体１０を備えており、ヘッド本体１０のフェース部
に形成された凹所１０ａには例えばブタジエン等の熱硬
化性ゴムからなるゴム状弾性体層１１と、この弾性体層
１１の表面に固着された金属板１２とを有するフェース
体１３が凹所１０ａを埋めるように設けられている。金
属板１２は種々の金属で作ることができるが、ステンレ
ス鋼、チタン合金等が好適である。
【００１８】この実施例では、図３に示すように、フェ
ース体１３は予め弾性体層１１と金属板１２との一体成
形により形成され、その後ヘッド本体１０の凹所１０ａ
内に嵌め込まれて、金属板１２の周縁部が凹所１０ａの
内壁に沿ってその深さ方向に摺動し得るように凹所１０
ａに内底面に接着剤１４により固着されている。このよ
うに、フェース体１３の金属板１２の周縁部はヘッド本
体１０に固着されていないことが好ましい。この実施例
では凹所１０ａの開口部には凸縁部１５が形成されて凹
所内部よりもその開口面積が小さくなっているので、フ
ェース体１３が凹所１０ａ内から離脱することを確実に
防止できる。
ース体１３は予め弾性体層１１と金属板１２との一体成
形により形成され、その後ヘッド本体１０の凹所１０ａ
内に嵌め込まれて、金属板１２の周縁部が凹所１０ａの
内壁に沿ってその深さ方向に摺動し得るように凹所１０
ａに内底面に接着剤１４により固着されている。このよ
うに、フェース体１３の金属板１２の周縁部はヘッド本
体１０に固着されていないことが好ましい。この実施例
では凹所１０ａの開口部には凸縁部１５が形成されて凹
所内部よりもその開口面積が小さくなっているので、フ
ェース体１３が凹所１０ａ内から離脱することを確実に
防止できる。
【００１９】上記構成を有するゴルフクラブヘッドにお
いては、ゴム状弾性体層１１はボールとの衝突による圧
縮変形の範囲内で弾性挙動をし得る。また、弾性体層１
１の表面を金属板１２が覆っているので、弾性体層１１
はボールと直接衝突する場合や繊維強化樹脂層を介して
衝突する場合に比べてより広い範囲で圧縮変形すること
になり、その結果、弾性体層１１のヤング係数Ｅが0.5
×107Ｎ／ｍ2 程度であっても、上記の同調条件を十分
満足し得ることとなる。したがって、ボールとの反発係
数が大きくなり、ボールの飛距離を伸ばすことができ
る。また、弾性体層１１の表面が金属板１２で覆われて
いるのでフェース体１３の耐摩耗性が向上する。
いては、ゴム状弾性体層１１はボールとの衝突による圧
縮変形の範囲内で弾性挙動をし得る。また、弾性体層１
１の表面を金属板１２が覆っているので、弾性体層１１
はボールと直接衝突する場合や繊維強化樹脂層を介して
衝突する場合に比べてより広い範囲で圧縮変形すること
になり、その結果、弾性体層１１のヤング係数Ｅが0.5
×107Ｎ／ｍ2 程度であっても、上記の同調条件を十分
満足し得ることとなる。したがって、ボールとの反発係
数が大きくなり、ボールの飛距離を伸ばすことができ
る。また、弾性体層１１の表面が金属板１２で覆われて
いるのでフェース体１３の耐摩耗性が向上する。
【００２０】しかも、この実施例では金属板１２の周縁
部がヘッド本体１０の凹所１０ａの開口端縁に固着され
ていないので、図４に示すように、ボール１７がフェー
ス体１３に当たったとき、金属板１２の周縁部は凹所１
０ａの内壁に沿ってフェースに垂直な方向に摺動する。
したがって、金属板１２自体の変形が小さくなると共
に、弾性体層１１が全体的にほぼ均等に圧縮変形される
こととなり、応力の分散性がよくなる。したがって、金
属板１２および弾性体層１１の耐久性が向上する。
部がヘッド本体１０の凹所１０ａの開口端縁に固着され
ていないので、図４に示すように、ボール１７がフェー
ス体１３に当たったとき、金属板１２の周縁部は凹所１
０ａの内壁に沿ってフェースに垂直な方向に摺動する。
したがって、金属板１２自体の変形が小さくなると共
に、弾性体層１１が全体的にほぼ均等に圧縮変形される
こととなり、応力の分散性がよくなる。したがって、金
属板１２および弾性体層１１の耐久性が向上する。
【００２１】なお、上記実施例では、予め一体成形した
フェース体１３が用いられているが、フェース体１３は
ヘッド本体１０との一体成形により凹所１０ａ内に形成
することもできる。すなわち、弾性体層１１はヘッド本
体１０および金属板１２との同時一体成形によって凹所
１０ａ内に形成することができる。
フェース体１３が用いられているが、フェース体１３は
ヘッド本体１０との一体成形により凹所１０ａ内に形成
することもできる。すなわち、弾性体層１１はヘッド本
体１０および金属板１２との同時一体成形によって凹所
１０ａ内に形成することができる。
【００２２】なお、弾性体層１１が熱硬化性材料からな
る場合、加圧および加熱による成形となるが、熱可塑性
材料からなるときは、射出成形が可能である。
る場合、加圧および加熱による成形となるが、熱可塑性
材料からなるときは、射出成形が可能である。
【００２３】フェース体１３をヘッド本体１０の凹所１
０ａ内に嵌め込み接着剤１４で固着する場合、フェース
体１３の加工精度が要求されるが、量産が容易となるの
で生産の合理化が図れる。一方、フェース体１３を凹所
１０ａ内で同時一体成形する場合、加工の手間がかかる
が、外観上美しく仕上がる。
０ａ内に嵌め込み接着剤１４で固着する場合、フェース
体１３の加工精度が要求されるが、量産が容易となるの
で生産の合理化が図れる。一方、フェース体１３を凹所
１０ａ内で同時一体成形する場合、加工の手間がかかる
が、外観上美しく仕上がる。
【００２４】図５(a) 〜(d) はそれぞれ本発明の別の実
施例を示したものである。これれらの実施例ではフェー
ス体１３の金属板１２の裏面にそれぞれ弾性体層１１と
接合される突起１６が一体に形成されている。すなわ
ち、同図(a) の実施例では金属板１２の裏面に複数個の
頭付きピンの形態の突起１６が互いに間隔をあけて立設
されており、同図(b) の実施例では金属板１２の裏面に
鋸歯状に連続した突起１６が形成されており、同図(c)
の実施例では金属板１２の裏面外周に沿った環状の突起
１６が立設されており、同図(d) の実施例では金属板１
２の裏面に複数の環状の突起１６が同心円状に立設され
ている。
施例を示したものである。これれらの実施例ではフェー
ス体１３の金属板１２の裏面にそれぞれ弾性体層１１と
接合される突起１６が一体に形成されている。すなわ
ち、同図(a) の実施例では金属板１２の裏面に複数個の
頭付きピンの形態の突起１６が互いに間隔をあけて立設
されており、同図(b) の実施例では金属板１２の裏面に
鋸歯状に連続した突起１６が形成されており、同図(c)
の実施例では金属板１２の裏面外周に沿った環状の突起
１６が立設されており、同図(d) の実施例では金属板１
２の裏面に複数の環状の突起１６が同心円状に立設され
ている。
【００２５】これらの実施例においては、金属板１２と
弾性体層１１との固着力が一層増し、金属板１２が弾性
体層１１から剥離しにくくなる。
弾性体層１１との固着力が一層増し、金属板１２が弾性
体層１１から剥離しにくくなる。
【００２６】上述した各実施例において、弾性体層１１
はゴム硬度30〜100 に相当する硬さを有するものが好ま
しく、その最大厚みは 3〜12ｍｍが好適である。また、
金属板１２は 2ｍｍ以下で所期目的を達成可能である。
はゴム硬度30〜100 に相当する硬さを有するものが好ま
しく、その最大厚みは 3〜12ｍｍが好適である。また、
金属板１２は 2ｍｍ以下で所期目的を達成可能である。
【００２７】以上、図示実施例につき説明したが、本発
明は上記実施例の態様のみに限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で各構成部材の
材質、形状等に更に種々の変更を加えることが可能であ
る。例えば、ヘッド本体は図示中空構造のものに限られ
ず、凹所の断面形状も適宜に設定することができる。ま
た、図示実施例のヘッドはいわゆるウッドクラブヘッド
の外形を有しているが、アイアンヘッド形のものにも本
発明を同様に適用できることはいうまでもない。
明は上記実施例の態様のみに限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で各構成部材の
材質、形状等に更に種々の変更を加えることが可能であ
る。例えば、ヘッド本体は図示中空構造のものに限られ
ず、凹所の断面形状も適宜に設定することができる。ま
た、図示実施例のヘッドはいわゆるウッドクラブヘッド
の外形を有しているが、アイアンヘッド形のものにも本
発明を同様に適用できることはいうまでもない。
【００２８】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
よれば、フェース体がボールとの衝突によって生じ得る
圧縮変形の範囲内で弾性挙動をし、且つ、ボールの変形
とほぼ同調する剛性を有するものとなるので、ボールの
飛距離を伸ばすことができ、しかもフェース体の耐摩耗
性および耐久性に優れたゴルフクラブヘッドを提供する
ことができる。
よれば、フェース体がボールとの衝突によって生じ得る
圧縮変形の範囲内で弾性挙動をし、且つ、ボールの変形
とほぼ同調する剛性を有するものとなるので、ボールの
飛距離を伸ばすことができ、しかもフェース体の耐摩耗
性および耐久性に優れたゴルフクラブヘッドを提供する
ことができる。
【図１】本発明の一実施例を示すゴルフクラブヘッドの
一部縦断面側面図である。
一部縦断面側面図である。
【図２】図１に示すクラブヘッドの一部破断斜視図であ
る。
る。
【図３】図１および図２の実施例におけるフェース体の
組付け工程を示す図である。
組付け工程を示す図である。
【図４】図１に示すクラブヘッドの使用状態を示す要部
縦断面図である。
縦断面図である。
【図５】(a),(b),(c),(d) はそれぞれ本発明の他の実施
例を示したもので、(a),(b),(c) はそれぞれクラブヘッ
ドの要部縦断面図、(d) は金属板を裏面側から見た斜視
図である。
例を示したもので、(a),(b),(c) はそれぞれクラブヘッ
ドの要部縦断面図、(d) は金属板を裏面側から見た斜視
図である。
１０ ヘッド本体 １０ａ 凹所 １１ 弾性体層 １２ 金属板 １３ フェース体 １４ 接着剤 １５ 凸縁部 １６ 突起 １７ ボール
Claims (3)
- 【請求項１】 ヘッド本体のフェース部に固着したゴム
状弾性体層の表面に金属板を固着してフェース体とした
ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。 - 【請求項２】 金属板の裏面に弾性体層と接合される突
起を設け、弾性体層を金属板との一体成形により形成し
たことを特徴とする請求項１記載のゴルフクラブヘッ
ド。 - 【請求項３】 弾性体層をヘッド本体のフェース部に形
成した凹所内に設けたことを特徴とする請求項１記載の
ゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4257305A JPH0679023A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4257305A JPH0679023A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | ゴルフクラブヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0679023A true JPH0679023A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=17304517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4257305A Pending JPH0679023A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0679023A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008154974A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-07-10 | Bridgestone Sports Co Ltd | パターヘッド |
| JP2008154975A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-07-10 | Bridgestone Sports Co Ltd | パターヘッド |
| US8287401B2 (en) | 2006-11-28 | 2012-10-16 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Putter head |
| JP2012527310A (ja) * | 2009-05-21 | 2012-11-08 | ナイキ インターナショナル リミテッド | 圧縮可能なｖ字形の溝を有するゴルフクラブヘッドを備えるゴルフクラブ |
| JP2013046757A (ja) * | 2011-08-10 | 2013-03-07 | Acushnet Co | 多材料フェースを具備するゴルフクラブヘッド |
| JP2020202984A (ja) * | 2019-06-18 | 2020-12-24 | 基宏 蘇 | ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブヘッドの製造方法 |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP4257305A patent/JPH0679023A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008154974A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-07-10 | Bridgestone Sports Co Ltd | パターヘッド |
| JP2008154975A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-07-10 | Bridgestone Sports Co Ltd | パターヘッド |
| US8287401B2 (en) | 2006-11-28 | 2012-10-16 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Putter head |
| JP2012527310A (ja) * | 2009-05-21 | 2012-11-08 | ナイキ インターナショナル リミテッド | 圧縮可能なｖ字形の溝を有するゴルフクラブヘッドを備えるゴルフクラブ |
| JP2013046757A (ja) * | 2011-08-10 | 2013-03-07 | Acushnet Co | 多材料フェースを具備するゴルフクラブヘッド |
| JP2020202984A (ja) * | 2019-06-18 | 2020-12-24 | 基宏 蘇 | ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブヘッドの製造方法 |
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