JPH04341281A - アイアンヘッド - Google Patents
アイアンヘッドInfo
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- JPH04341281A JPH04341281A JP3142377A JP14237791A JPH04341281A JP H04341281 A JPH04341281 A JP H04341281A JP 3142377 A JP3142377 A JP 3142377A JP 14237791 A JP14237791 A JP 14237791A JP H04341281 A JPH04341281 A JP H04341281A
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- adhesive
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- head
- hollow portion
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Links
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/047—Heads iron-type
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/0416—Heads having an impact surface provided by a face insert
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス成形された金属
製のフェース部材とバック部材とを溶接によって一体に
固着して成るヘッド本体を有し、該本体の内部に中空部
が形成されているアイアンヘッドに関する。
製のフェース部材とバック部材とを溶接によって一体に
固着して成るヘッド本体を有し、該本体の内部に中空部
が形成されているアイアンヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】上記形式のアイアンヘッドは、そのヘッ
ド本体を構成するフェース部材とバック部材をプレス成
形によって成形できるため、その製作が容易である。し
かも内部に中空部が形成されているため、ヘッド重量を
増大させることなく、その全体のサイズを大型化し、フ
ェース面の面積を大きく形成できるため、打球時のボー
ルの方向性を高めることができる。またこのアイアンヘ
ッドを製作する際、所望する形態のウェイト材を中空部
に固定できるので、該ヘッドの重心位置を自由に設定す
ることが可能である。
ド本体を構成するフェース部材とバック部材をプレス成
形によって成形できるため、その製作が容易である。し
かも内部に中空部が形成されているため、ヘッド重量を
増大させることなく、その全体のサイズを大型化し、フ
ェース面の面積を大きく形成できるため、打球時のボー
ルの方向性を高めることができる。またこのアイアンヘ
ッドを製作する際、所望する形態のウェイト材を中空部
に固定できるので、該ヘッドの重心位置を自由に設定す
ることが可能である。
【0003】ところが、従来のこの形式のアイアンヘッ
ドには次のような問題があった。
ドには次のような問題があった。
【0004】ヘッド本体を構成するフェース部材とバッ
ク部材は、共に金属板の素材をプレス成形して形成され
るが、このプレス時の成形性を高めるには、素材となる
金属板の板厚をあまり大きくすることはできない。この
素材として、例えば一般にヘッド本体に使用されている
軟鉄又はステンレス鋼を使用した場合、その素材の板厚
は通常2.5mm前後である。このような板厚の金属板
をプレス成形して得たフェース部材とバック部材を一体
に固着してヘッド本体を構成し、かかるヘッド本体にシ
ャフトを固定してゴルフクラブを製造するのであるが、
実際のプレー時に、このアイアンヘッドのフェース面を
ボールに打ち当てると、該フェース面の板厚が薄いため
、これが早期に塑性変形するおそれがあった。またフェ
ース面の板厚が薄いので、打球時にフェース面が大きく
弾性変形してその打撃力の低下を招き、ボールの飛距離
を伸ばすことが困難であった。一般にフェース面の板厚
は、上に例示した素材材料の場合、3mm以上必要とさ
れているが、このような板厚を得るべく、素材の金属板
の板厚を大きくすると、その成形性が低下するので、フ
ェース面の板厚を、上記材質の素材の場合、3mm以上
に設定することはできなかったのである。他の材質の素
材を用いたときも同様な問題が生じる。
ク部材は、共に金属板の素材をプレス成形して形成され
るが、このプレス時の成形性を高めるには、素材となる
金属板の板厚をあまり大きくすることはできない。この
素材として、例えば一般にヘッド本体に使用されている
軟鉄又はステンレス鋼を使用した場合、その素材の板厚
は通常2.5mm前後である。このような板厚の金属板
をプレス成形して得たフェース部材とバック部材を一体
に固着してヘッド本体を構成し、かかるヘッド本体にシ
ャフトを固定してゴルフクラブを製造するのであるが、
実際のプレー時に、このアイアンヘッドのフェース面を
ボールに打ち当てると、該フェース面の板厚が薄いため
、これが早期に塑性変形するおそれがあった。またフェ
ース面の板厚が薄いので、打球時にフェース面が大きく
弾性変形してその打撃力の低下を招き、ボールの飛距離
を伸ばすことが困難であった。一般にフェース面の板厚
は、上に例示した素材材料の場合、3mm以上必要とさ
れているが、このような板厚を得るべく、素材の金属板
の板厚を大きくすると、その成形性が低下するので、フ
ェース面の板厚を、上記材質の素材の場合、3mm以上
に設定することはできなかったのである。他の材質の素
材を用いたときも同様な問題が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の欠点を簡単な構成によって除去し、打球時のフェ
ース面の弾性変形を抑え、かつこれが塑性変形すること
を阻止したアイアンヘッドを提供することである。
従来の欠点を簡単な構成によって除去し、打球時のフェ
ース面の弾性変形を抑え、かつこれが塑性変形すること
を阻止したアイアンヘッドを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式のアイアンヘッドにお
いて、そのヘッド本体の内部に形成された中空部の内面
の少なくとも一部にあらし加工が施され、該中空部に接
着剤が充填されているアイアンヘッドの構成を提案する
。
成するため、冒頭に記載した形式のアイアンヘッドにお
いて、そのヘッド本体の内部に形成された中空部の内面
の少なくとも一部にあらし加工が施され、該中空部に接
着剤が充填されているアイアンヘッドの構成を提案する
。
【0007】その際、中空部に充填された接着剤が、該
中空部の内面に塗布されて硬化された第1の接着剤と、
その後に中空部に充填されて硬化された第2の接着剤と
から成ることが望ましい。
中空部の内面に塗布されて硬化された第1の接着剤と、
その後に中空部に充填されて硬化された第2の接着剤と
から成ることが望ましい。
【0008】また中空部を複数の空間に仕切り、かつフ
ェース面にほぼ平行に配置された少なくとも1つの仕切
り板を中空部内に固定すると特に有利である。
ェース面にほぼ平行に配置された少なくとも1つの仕切
り板を中空部内に固定すると特に有利である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
説明する。
【0010】図1は本発明に係るアイアンヘッド1の斜
視図であり、その具体的構成を該ヘッド1の製造ステッ
プを説明しながら明らかにする。
視図であり、その具体的構成を該ヘッド1の製造ステッ
プを説明しながら明らかにする。
【0011】先ず、均一厚さの金属板、例えばステンレ
ス鋼の板をプレス成形することにより、図2に示す如く
フェース面2(図1)を有するフェース部材3と、バッ
ク部材4とをそれぞれ形成する。次いで、必要に応じて
バック部材4の内面にウェイト材5を溶接によって固着
し、しかる後フェース部材3とバック部材4を図1及び
図3に示すように互いに合致させ、その合せ目の外周縁
6を全長に亘って溶接し両者を一体化する。
ス鋼の板をプレス成形することにより、図2に示す如く
フェース面2(図1)を有するフェース部材3と、バッ
ク部材4とをそれぞれ形成する。次いで、必要に応じて
バック部材4の内面にウェイト材5を溶接によって固着
し、しかる後フェース部材3とバック部材4を図1及び
図3に示すように互いに合致させ、その合せ目の外周縁
6を全長に亘って溶接し両者を一体化する。
【0012】上述のように、プレス成形された金属製の
フェース部材3とバック部材4とを溶接によって一体に
固着し、内部に中空部7(図3)を有するヘッド1の本
体20を構成する。次いで、ホーゼル部8の孔10に、
図1に鎖線で示したようにシャフト9の先端を挿入し、
これをホーゼル部8に接着して一体化する。このように
して最終的なゴルフクラブが完成するのである。
フェース部材3とバック部材4とを溶接によって一体に
固着し、内部に中空部7(図3)を有するヘッド1の本
体20を構成する。次いで、ホーゼル部8の孔10に、
図1に鎖線で示したようにシャフト9の先端を挿入し、
これをホーゼル部8に接着して一体化する。このように
して最終的なゴルフクラブが完成するのである。
【0013】上述したヘッド本体20の構成自体は従来
と変りはない。その際、先にも説明したように従来はヘ
ッド本体におけるフェース面の板厚が薄かったため、打
球時にフェース面が大きく弾性変形し、或いは塑性変形
するおそれがあった。
と変りはない。その際、先にも説明したように従来はヘ
ッド本体におけるフェース面の板厚が薄かったため、打
球時にフェース面が大きく弾性変形し、或いは塑性変形
するおそれがあった。
【0014】そこで、本例においては、ヘッド本体20
のフェース部材3とバック部材4を一体化する前に、そ
の内面に例えばサンドブラスト又はエッチングなどによ
ってあらし加工が施される。中空部7の内部にウェイト
材5を固着するときは、その固着後にあらし加工を施し
、ウェイト材5の表面もあらしておくことが望ましい。 しかる後、前述のようにフェース部材3とバック部材4
を溶接によって一体化し、中空部7の内面にあらし加工
が施されたヘッド本体20を得る。このあと、そのホー
ゼル部8の孔10から液状の接着剤を注入し、図3に示
すように中空部7を接着剤11で充填する。そしてこの
接着剤11を加熱して硬化させる。
のフェース部材3とバック部材4を一体化する前に、そ
の内面に例えばサンドブラスト又はエッチングなどによ
ってあらし加工が施される。中空部7の内部にウェイト
材5を固着するときは、その固着後にあらし加工を施し
、ウェイト材5の表面もあらしておくことが望ましい。 しかる後、前述のようにフェース部材3とバック部材4
を溶接によって一体化し、中空部7の内面にあらし加工
が施されたヘッド本体20を得る。このあと、そのホー
ゼル部8の孔10から液状の接着剤を注入し、図3に示
すように中空部7を接着剤11で充填する。そしてこの
接着剤11を加熱して硬化させる。
【0015】上述のようにヘッド本体内部の中空部7に
は硬化した接着剤11が充填されているので、アイアン
ヘッド全体の強度、特にその剛性が高められる。このた
め、完成したゴルフクラブをスウィングし、そのフェー
ス面2をボールに打ち当てたとき、フェース面2の板厚
自体は薄いものの、内部の接着剤11によってアイアン
ヘッド1が補強されているため、フェース面2が大きく
弾性変形したり、或いはこれが早期に塑性変形すること
はない。このようにしてボールの飛距離とアイアンヘッ
ド1の寿命を大きく伸ばすことができるのである。
は硬化した接着剤11が充填されているので、アイアン
ヘッド全体の強度、特にその剛性が高められる。このた
め、完成したゴルフクラブをスウィングし、そのフェー
ス面2をボールに打ち当てたとき、フェース面2の板厚
自体は薄いものの、内部の接着剤11によってアイアン
ヘッド1が補強されているため、フェース面2が大きく
弾性変形したり、或いはこれが早期に塑性変形すること
はない。このようにしてボールの飛距離とアイアンヘッ
ド1の寿命を大きく伸ばすことができるのである。
【0016】また液状の接着剤をヘッド本体20に注入
する前の中空部7の内面にはあらし加工が施されている
ので、注入された接着剤が硬化するとき、これが中空部
7の内面に強固に固着し、長期に亘って接着剤11が中
空部7の内面から剥離する不具合を阻止できる。接着剤
11が剥離すれば、これがヘッド本体20の内部で遊動
し、不快な異音を発生するおそれを免れない。
する前の中空部7の内面にはあらし加工が施されている
ので、注入された接着剤が硬化するとき、これが中空部
7の内面に強固に固着し、長期に亘って接着剤11が中
空部7の内面から剥離する不具合を阻止できる。接着剤
11が剥離すれば、これがヘッド本体20の内部で遊動
し、不快な異音を発生するおそれを免れない。
【0017】使用する接着剤としては、硬化後の硬度が
高く、かつ軽量で、しかも中空部7の内面との接着力が
強力であるものを使用することが望ましい。また硬化前
の接着剤の粘度が高いと、これを中空部7に注入したと
き、該接着剤が中空部内部の隙間などに隅々まで行き届
かず、内部に空洞ができるおそれがあるので、硬化前の
接着剤の粘度はできるだけ低いことが望ましい。
高く、かつ軽量で、しかも中空部7の内面との接着力が
強力であるものを使用することが望ましい。また硬化前
の接着剤の粘度が高いと、これを中空部7に注入したと
き、該接着剤が中空部内部の隙間などに隅々まで行き届
かず、内部に空洞ができるおそれがあるので、硬化前の
接着剤の粘度はできるだけ低いことが望ましい。
【0018】実験によると、エポキシ樹脂又はポリウレ
タンより成る接着剤、特にエポキシ樹脂を用いると、上
記要求を確実に満足させることができた。より具体的に
示すと、レジナス化成株式会社製のエポキシ樹脂(商品
名 エポダインMGC−20)が特に好ましく、その
性状は表1に示す通りである。
タンより成る接着剤、特にエポキシ樹脂を用いると、上
記要求を確実に満足させることができた。より具体的に
示すと、レジナス化成株式会社製のエポキシ樹脂(商品
名 エポダインMGC−20)が特に好ましく、その
性状は表1に示す通りである。
【0019】
【表1】
【0020】接着剤として、上述のようなエポキシ樹脂
を用いると、その硬化時にこれが大きく収縮したり、ま
たガスが発生することがないため、中空部内に微小な空
洞(巣)ができる不具合も阻止できる。
を用いると、その硬化時にこれが大きく収縮したり、ま
たガスが発生することがないため、中空部内に微小な空
洞(巣)ができる不具合も阻止できる。
【0021】前述のあらし加工を中空部7の内面全体に
施し、またウェイト材5を固着したときはその表面もあ
らし、これらの面と接着剤11との接着力を全体に亘っ
て高めるようにすることが望ましいが、中空部内面の少
なくとも一部にあらし加工を施すようにしても、本発明
の所期の目的を達成することができる。またホーゼル部
8の孔10の内面にもあらし加工を施しておくと、ここ
にシャフト9を挿入し、接着剤によってこれを固定する
際、その接着力を高めることができ、特に有利である。
施し、またウェイト材5を固着したときはその表面もあ
らし、これらの面と接着剤11との接着力を全体に亘っ
て高めるようにすることが望ましいが、中空部内面の少
なくとも一部にあらし加工を施すようにしても、本発明
の所期の目的を達成することができる。またホーゼル部
8の孔10の内面にもあらし加工を施しておくと、ここ
にシャフト9を挿入し、接着剤によってこれを固定する
際、その接着力を高めることができ、特に有利である。
【0022】ところで、前述のように中空部7に液状の
接着剤11を注入する際、これを一度に注入してもよい
が、先ず1g程度の少量の液状接着剤を中空部7に入れ
、ヘッド本体20を回わしながら注入した接着剤を中空
部内面の全体に亘ってならすように塗布し、その硬化後
に中空部7を充満する多量の液状接着剤を中空部7に注
入し、これを硬化させるようにすると、最初に塗布した
接着剤が薄い塗膜を形成し、この塗膜に後から注入され
た接着剤が接合するので、接着剤全体と中空部内面との
接着力が一層強まり、硬化した接着剤が剥離する不具合
をより確実に阻止できる。このように、この実施例のア
イアンヘッド1においては、中空部に充填された接着剤
が、該中空部の内面に塗布されて硬化された第1の接着
剤と、その後に中空部に充填されて硬化された第2の接
着剤とから成り、これによって接着性をより高めること
ができる。
接着剤11を注入する際、これを一度に注入してもよい
が、先ず1g程度の少量の液状接着剤を中空部7に入れ
、ヘッド本体20を回わしながら注入した接着剤を中空
部内面の全体に亘ってならすように塗布し、その硬化後
に中空部7を充満する多量の液状接着剤を中空部7に注
入し、これを硬化させるようにすると、最初に塗布した
接着剤が薄い塗膜を形成し、この塗膜に後から注入され
た接着剤が接合するので、接着剤全体と中空部内面との
接着力が一層強まり、硬化した接着剤が剥離する不具合
をより確実に阻止できる。このように、この実施例のア
イアンヘッド1においては、中空部に充填された接着剤
が、該中空部の内面に塗布されて硬化された第1の接着
剤と、その後に中空部に充填されて硬化された第2の接
着剤とから成り、これによって接着性をより高めること
ができる。
【0023】なお、ヘッド本体内部の中空部に発泡剤を
入れ、これを発泡させて成るアイアンヘッドは従来より
公知であるが、このように中空部を発泡体で充填する目
的は、中空部内面のばりが経時的に剥離し、これが内部
で遊動して異音を発生することを阻止することにある。 このような発泡体はアイアンヘッドの強度を高める働き
は為さず、打球時のフェース面の変形を防止することは
できない。本発明は、発泡体ではなく、接着剤11を中
空部7に充填し、ヘッド全体の強度を高めるものである
。
入れ、これを発泡させて成るアイアンヘッドは従来より
公知であるが、このように中空部を発泡体で充填する目
的は、中空部内面のばりが経時的に剥離し、これが内部
で遊動して異音を発生することを阻止することにある。 このような発泡体はアイアンヘッドの強度を高める働き
は為さず、打球時のフェース面の変形を防止することは
できない。本発明は、発泡体ではなく、接着剤11を中
空部7に充填し、ヘッド全体の強度を高めるものである
。
【0024】次に、図4及び図5に示す第2の実施例に
おいては、ヘッド本体20の中空部7内に、少なくとも
1枚、図の例では2枚の仕切り板21が固定配置され、
該仕切り板21によって中空部7が複数の空間に仕切ら
れている。また各仕切り板21はフェース面2とほぼ平
行に配置されている。他の構成は先の第1の実施例と変
りはない。
おいては、ヘッド本体20の中空部7内に、少なくとも
1枚、図の例では2枚の仕切り板21が固定配置され、
該仕切り板21によって中空部7が複数の空間に仕切ら
れている。また各仕切り板21はフェース面2とほぼ平
行に配置されている。他の構成は先の第1の実施例と変
りはない。
【0025】上述した構成によれば、実際のプレー時に
、図5に矢印Pで示す如くフェース面2にボールからの
打撃力が加えられたとき、仕切り板21はこの打撃方向
Pに対して垂直な方向に位置し、その際、仕切り板21
とフェース面2との間、及び仕切り板同士の間に、硬化
した接着剤11の薄い層が形成され、かかる接着剤層と
仕切り板が協働して、フェース面2を効果的に補強し、
打球時にフェース面2が変形することをより確実に防止
する。これにより、ボールへの打撃力を高め、その飛距
離を伸ばすことが可能となる。
、図5に矢印Pで示す如くフェース面2にボールからの
打撃力が加えられたとき、仕切り板21はこの打撃方向
Pに対して垂直な方向に位置し、その際、仕切り板21
とフェース面2との間、及び仕切り板同士の間に、硬化
した接着剤11の薄い層が形成され、かかる接着剤層と
仕切り板が協働して、フェース面2を効果的に補強し、
打球時にフェース面2が変形することをより確実に防止
する。これにより、ボールへの打撃力を高め、その飛距
離を伸ばすことが可能となる。
【0026】なお、上述の仕切り板21は、フェース部
材3とバック部材4とを固着する前に、フェース部材3
又はバック部材4、或いはその両者に例えば溶接によっ
て固着されるが、固着された仕切り板21の表面にもあ
らし加工を施しておくと、仕切り板21と接着剤との接
着力を高めることができる。
材3とバック部材4とを固着する前に、フェース部材3
又はバック部材4、或いはその両者に例えば溶接によっ
て固着されるが、固着された仕切り板21の表面にもあ
らし加工を施しておくと、仕切り板21と接着剤との接
着力を高めることができる。
【0027】また、図2に示すように、フェース部材3
の内面に金属製のリブ22を溶接によって固着しておく
と、フェース面2の剛性をより一層高めることができる
。実験によると、このリブ22を図2に示すようにほぼ
H型に形成し、その中心点Cをスウィートスポットに合
致させ、その両垂直部22a,22bを、R1=27.
5mm、R2=22.5mmの曲率半径で湾曲させると
、特にフェース面の補強効果を高めることができた。 そのとき、リブ22の厚さは2.5mmであった。この
ようなリブ22にもあらし加工を施し、接着剤との接着
力を高めることが望ましい。
の内面に金属製のリブ22を溶接によって固着しておく
と、フェース面2の剛性をより一層高めることができる
。実験によると、このリブ22を図2に示すようにほぼ
H型に形成し、その中心点Cをスウィートスポットに合
致させ、その両垂直部22a,22bを、R1=27.
5mm、R2=22.5mmの曲率半径で湾曲させると
、特にフェース面の補強効果を高めることができた。 そのとき、リブ22の厚さは2.5mmであった。この
ようなリブ22にもあらし加工を施し、接着剤との接着
力を高めることが望ましい。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、ヘッド
本体内部の中空部に接着剤が充填されているため、アイ
アンヘッド全体の強度を高め、打球時にフェース面が大
きく弾性変形したり、塑性変形する不具合を防止できる
。しかもヘッド本体内部の中空部内面には、あらし加工
が施されているので、この内面から接着剤が剥離するこ
とも防止できる。
本体内部の中空部に接着剤が充填されているため、アイ
アンヘッド全体の強度を高め、打球時にフェース面が大
きく弾性変形したり、塑性変形する不具合を防止できる
。しかもヘッド本体内部の中空部内面には、あらし加工
が施されているので、この内面から接着剤が剥離するこ
とも防止できる。
【0029】請求項2に記載の構成によれば、接着剤の
接着力をより一層高めることができる。
接着力をより一層高めることができる。
【0030】請求項3に記載の構成によれば、中空部に
配置された仕切り板と、接着剤層とが協働して、打球時
のフェース面の変形をより確実に抑えることができ、ボ
ールへの打撃力を強め、その飛距離を大きく伸ばすこと
が可能である。
配置された仕切り板と、接着剤層とが協働して、打球時
のフェース面の変形をより確実に抑えることができ、ボ
ールへの打撃力を強め、その飛距離を大きく伸ばすこと
が可能である。
【図1】アイアンヘッドの全体を示す斜視図である。
【図2】フェース部材とバック部材の固着前の状況を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】他の実施例のアイアンヘッドの正面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
1 アイアンヘッド
2 フェース面
3 フェース部材
4 バック部材
7 中空部
11 接着剤
20 ヘッド本体
21 仕切り板
Claims (3)
- 【請求項1】 プレス成形された金属製のフェース部
材とバック部材とを溶接によって一体に固着して成るヘ
ッド本体を有し、該本体の内部に中空部が形成されてい
るアイアンヘッドにおいて、前記中空部の内面の少なく
とも一部にあらし加工が施され、該中空部に接着剤が充
填されていることを特徴とするアイアンヘッド。 - 【請求項2】 前記中空部に充填された接着剤が、該
中空部の内面に塗布されて硬化された第1の接着剤と、
その後に中空部に充填されて硬化された第2の接着剤と
から成る請求項1に記載のアイアンヘッド。 - 【請求項3】 前記中空部を複数の空間に仕切り、か
つフェース面にほぼ平行に配置された少なくとも1つの
仕切り板が、当該中空部内に固定されている請求項1又
は2に記載のアイアンヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3142377A JPH04341281A (ja) | 1991-05-18 | 1991-05-18 | アイアンヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3142377A JPH04341281A (ja) | 1991-05-18 | 1991-05-18 | アイアンヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04341281A true JPH04341281A (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=15313964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3142377A Pending JPH04341281A (ja) | 1991-05-18 | 1991-05-18 | アイアンヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04341281A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8062150B2 (en) * | 2007-09-13 | 2011-11-22 | Acushnet Company | Iron-type golf club |
US9259629B2 (en) | 2007-09-13 | 2016-02-16 | Acushnet Company | Iron-type golf club |
JP2018504194A (ja) * | 2015-02-19 | 2018-02-15 | パーソンズ エクストリーム ゴルフ, エルエルシーParsons Xtreme Golf, Llc | ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブヘッド製造方法 |
-
1991
- 1991-05-18 JP JP3142377A patent/JPH04341281A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8062150B2 (en) * | 2007-09-13 | 2011-11-22 | Acushnet Company | Iron-type golf club |
US9259629B2 (en) | 2007-09-13 | 2016-02-16 | Acushnet Company | Iron-type golf club |
JP2018504194A (ja) * | 2015-02-19 | 2018-02-15 | パーソンズ エクストリーム ゴルフ, エルエルシーParsons Xtreme Golf, Llc | ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブヘッド製造方法 |
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