JP2521148B2 - 合成樹脂製の引出し - Google Patents
合成樹脂製の引出しInfo
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- JP2521148B2 JP2521148B2 JP1072791A JP7279189A JP2521148B2 JP 2521148 B2 JP2521148 B2 JP 2521148B2 JP 1072791 A JP1072791 A JP 1072791A JP 7279189 A JP7279189 A JP 7279189A JP 2521148 B2 JP2521148 B2 JP 2521148B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は合成樹脂製の引出しに関するものである。
[従来の技術] 従来、合成樹脂にて成形される引出しは、引出し全体
を透明な合成樹脂で成形するか、又は引出し全体を不透
明な合成樹脂で成形するかして、製造されていた。
を透明な合成樹脂で成形するか、又は引出し全体を不透
明な合成樹脂で成形するかして、製造されていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記、従来の全体を透明な合成樹脂で成形された引出
しは、一般的に透明な合成樹脂は材料として耐衝撃性が
低く、成形時、内部応力のため割れやすく、また使用時
に壊れやすい欠点がある。
しは、一般的に透明な合成樹脂は材料として耐衝撃性が
低く、成形時、内部応力のため割れやすく、また使用時
に壊れやすい欠点がある。
これに対して、不透明な合成樹脂で全体が成形された
引出しは、一般的に透明な合成樹脂材料よりも耐衝撃性
等の機械的強度が高く、また補強剤、増量剤を添加して
成形することができ、それにより一層強度は高められ
る。しかしながら、全体が不透明であるから、引出し外
面より、引出しに収納された物品を透視することができ
ない等の欠点がある。
引出しは、一般的に透明な合成樹脂材料よりも耐衝撃性
等の機械的強度が高く、また補強剤、増量剤を添加して
成形することができ、それにより一層強度は高められ
る。しかしながら、全体が不透明であるから、引出し外
面より、引出しに収納された物品を透視することができ
ない等の欠点がある。
本発明は、以上の欠点を解消すべく発明されたもの
で、引出し正面側より引出し内部に収納された物品を透
視することができ、かつ耐衝撃性等の機械的強度が高
く、成形時に割れにくく、使用時に壊れにくい引出しを
提供することを主たる目的とし、加えて前面板が固定さ
れた箱状の引出しと引出し前面板が抜き出されたトレー
に選択使用でき、引出しとしての使用時には前面板が指
等の接触により上下方向にずれ、収納したものが脱落し
たりすることがなく、これに加えて引出しキャビネット
に略略上下に重ねて配設された状態で、前面部から塵
埃、虫等が入りにくいようにした引出しを提供すること
もその目的とするものである。
で、引出し正面側より引出し内部に収納された物品を透
視することができ、かつ耐衝撃性等の機械的強度が高
く、成形時に割れにくく、使用時に壊れにくい引出しを
提供することを主たる目的とし、加えて前面板が固定さ
れた箱状の引出しと引出し前面板が抜き出されたトレー
に選択使用でき、引出しとしての使用時には前面板が指
等の接触により上下方向にずれ、収納したものが脱落し
たりすることがなく、これに加えて引出しキャビネット
に略略上下に重ねて配設された状態で、前面部から塵
埃、虫等が入りにくいようにした引出しを提供すること
もその目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記課題を解決し目的を達成するため、前
板部に開口を有する引出し本体を耐衝撃性の高い不透明
な合成樹脂で成形し、前記開口に着脱自在に装着される
前面板を耐衝撃性の低い透明な合成樹脂で鏡板状に成形
したもので、その具体的な材料として、引出し本体に使
用される不透明合成樹脂としてはABS樹脂、前面板に使
用される透明合成樹脂としてはスチロール樹脂を選択し
たものであり、また、前面板の鍔部の下辺周縁より複数
の係合片を突設し、一方引出し本体の凹溝には複数の係
合孔を穿設し、この係合片を係合孔に弾性的に係合する
ようにし、さらに引出し本体には、積み重ねて使用する
際、下位の前面板の前面と略面一と手掛け後面板と、手
掛け溝を挾んで対向する手掛け前面板とからなる手掛け
部を備えてなることを、その構成とするものである。
板部に開口を有する引出し本体を耐衝撃性の高い不透明
な合成樹脂で成形し、前記開口に着脱自在に装着される
前面板を耐衝撃性の低い透明な合成樹脂で鏡板状に成形
したもので、その具体的な材料として、引出し本体に使
用される不透明合成樹脂としてはABS樹脂、前面板に使
用される透明合成樹脂としてはスチロール樹脂を選択し
たものであり、また、前面板の鍔部の下辺周縁より複数
の係合片を突設し、一方引出し本体の凹溝には複数の係
合孔を穿設し、この係合片を係合孔に弾性的に係合する
ようにし、さらに引出し本体には、積み重ねて使用する
際、下位の前面板の前面と略面一と手掛け後面板と、手
掛け溝を挾んで対向する手掛け前面板とからなる手掛け
部を備えてなることを、その構成とするものである。
[作 用] 本発明は、底板、左右側板、背板及び前板部からなる
引出し本体を耐衝撃性の高い不透明合成樹脂にて成形
し、従来の不透明合成樹脂にて一体成形したものとその
機械的強度においては略同じ位の強度を有すると共に、
前面板を透明合成樹脂にて鏡板状に成形したから、これ
を引出し本体の前板部の開口に装着すれば引出しに収納
した物品を透視できる箱状の引出しとして機能し、前面
板を抜き出せば前面開口より書類等を出し入れできるト
レーとして機能するものである。そして前面板を引出し
本体に装着するに、引出し本体の開口周縁の水平状の底
部の凹溝に複数設けられた係合孔に、前面板の鍔部の下
辺周縁の対応する個所に複数設けられた係合片が、前面
板自体が上面より見て多少前面側に凸状に湾曲成形され
ることにより、前方位にずれて成形されることになるか
ら、前面板を少し後方へ押圧しながら、係合片を係合孔
に嵌合させることにより係合片は係合孔に弾性的に係合
された状態となって強固に装着されることになる。
引出し本体を耐衝撃性の高い不透明合成樹脂にて成形
し、従来の不透明合成樹脂にて一体成形したものとその
機械的強度においては略同じ位の強度を有すると共に、
前面板を透明合成樹脂にて鏡板状に成形したから、これ
を引出し本体の前板部の開口に装着すれば引出しに収納
した物品を透視できる箱状の引出しとして機能し、前面
板を抜き出せば前面開口より書類等を出し入れできるト
レーとして機能するものである。そして前面板を引出し
本体に装着するに、引出し本体の開口周縁の水平状の底
部の凹溝に複数設けられた係合孔に、前面板の鍔部の下
辺周縁の対応する個所に複数設けられた係合片が、前面
板自体が上面より見て多少前面側に凸状に湾曲成形され
ることにより、前方位にずれて成形されることになるか
ら、前面板を少し後方へ押圧しながら、係合片を係合孔
に嵌合させることにより係合片は係合孔に弾性的に係合
された状態となって強固に装着されることになる。
また、また、前面板を引出し本体に装着し、引出しと
して使用する場合において、引出しキャビネットに略々
上下に複数の引出しを重ねて配設された状態で、前面板
はやや後退して設けられているため、前面板の前面と引
出し本体の手掛け後面板の前面とは上下面一となり、ま
た加えて上部引出しの手掛け前面板が上部前面に突出
し、庇状となり、引出し内に塵埃、虫等が入りにくいよ
うな作用を奏するものである。
して使用する場合において、引出しキャビネットに略々
上下に複数の引出しを重ねて配設された状態で、前面板
はやや後退して設けられているため、前面板の前面と引
出し本体の手掛け後面板の前面とは上下面一となり、ま
た加えて上部引出しの手掛け前面板が上部前面に突出
し、庇状となり、引出し内に塵埃、虫等が入りにくいよ
うな作用を奏するものである。
[実施例] 以下、図面に示した実施例を参照しながら本発明を説
明する。
明する。
本発明は、引出し本体(1)と前面板(7)を別体に
合成樹脂にて成形し、第1図に示すように引出し本体
(1)に前面板(7)を装着した箱状の引出しと第2図
に示すように引出し本体(1)より前面板(7)を抜き
出して引出し本体(1)をトレーとして使用できるもの
である。
合成樹脂にて成形し、第1図に示すように引出し本体
(1)に前面板(7)を装着した箱状の引出しと第2図
に示すように引出し本体(1)より前面板(7)を抜き
出して引出し本体(1)をトレーとして使用できるもの
である。
そこで、まず引出し本体(1)について説明すると、
引出し本体は耐衝撃性等の機械的強度の高い不透明合成
樹脂を材料として選択し成形される。好適には、スチロ
ール樹脂やAS樹脂の耐衝撃性を改良し、強靱なABS樹脂
が選択されるが、その他にも不透明高密度ポリエチレ
ン、耐衝撃性ポリプロピレン等がある。
引出し本体は耐衝撃性等の機械的強度の高い不透明合成
樹脂を材料として選択し成形される。好適には、スチロ
ール樹脂やAS樹脂の耐衝撃性を改良し、強靱なABS樹脂
が選択されるが、その他にも不透明高密度ポリエチレ
ン、耐衝撃性ポリプロピレン等がある。
これらの材料にいずれも常法により補強剤、増量剤等
を添加して、耐衝撃性、硬度等の機械的強度をさらに向
上し、成形することができる。引出し本体(1)は第2
図に示すように底板、左右側板、背板及び下記の前面板
(7)を装着するため開口(3)が形成された前板部
(2)からなり、全体的には、トレー形状となってい
る。前板部(2)には前面板(7)の周縁に設けられた
鍔部(8)を嵌合する凹溝(4)が開口(3)周縁部に
形成され、水平状の底部の凹溝(4)には前面板(7)
の鍔部(8)の下辺周縁より突設した複数の係合片
(9),(9)に対応する位置に複数の係合孔(5),
(5)が穿設されている。
を添加して、耐衝撃性、硬度等の機械的強度をさらに向
上し、成形することができる。引出し本体(1)は第2
図に示すように底板、左右側板、背板及び下記の前面板
(7)を装着するため開口(3)が形成された前板部
(2)からなり、全体的には、トレー形状となってい
る。前板部(2)には前面板(7)の周縁に設けられた
鍔部(8)を嵌合する凹溝(4)が開口(3)周縁部に
形成され、水平状の底部の凹溝(4)には前面板(7)
の鍔部(8)の下辺周縁より突設した複数の係合片
(9),(9)に対応する位置に複数の係合孔(5),
(5)が穿設されている。
そして前板部(2)には、第3図に明瞭に示すように
手掛け前面板(61)と手掛け後面板(62)とを、指が入
る位の手掛け溝(63)で間隔を置き対向させて手掛け部
(6)が形成されている。
手掛け前面板(61)と手掛け後面板(62)とを、指が入
る位の手掛け溝(63)で間隔を置き対向させて手掛け部
(6)が形成されている。
次に、上記引出し本体(1)に着脱される前面板
(7)について第4図に示す実施例を主として説明す
る。
(7)について第4図に示す実施例を主として説明す
る。
前面板(7)は、例えばスチロール樹脂、アクリル樹
脂、中、低密度ポリエチレン等の透明合成樹脂、最適に
はスチロール樹脂が選択されて射出成形され、透明とす
るために補強剤、増量剤等を添加せず形成されるから、
機械的強度は材料としては弱いものであるが、前面板
(7)は鏡板に成形され、平板状となるから成形歪みが
残りにくく、内部応力が小さいので、割れにくくまた使
用時にも壊れにくいものとなっている。
脂、中、低密度ポリエチレン等の透明合成樹脂、最適に
はスチロール樹脂が選択されて射出成形され、透明とす
るために補強剤、増量剤等を添加せず形成されるから、
機械的強度は材料としては弱いものであるが、前面板
(7)は鏡板に成形され、平板状となるから成形歪みが
残りにくく、内部応力が小さいので、割れにくくまた使
用時にも壊れにくいものとなっている。
前面板(7)には、上辺を除く左右辺及び下辺の周縁
に鍔部(8)が形成され、該鍔部(8)は前面板(7)
自体を補強すると共に上記した引出し本体(1)の凹溝
(4)に嵌合する部分となる。そして鍔部(8)の下辺
周縁には、引出し本体(1)に形成した複数の係合孔
(5),(5)に対応する位置に、複数の係合片
(9),(9)を突設し、成形時前面板自体を上面より
見て多少前面側に凸状に湾曲するように成形することに
より、前面板(7)を凹溝(4)に嵌合した状態で係合
片(9),(9)が係合孔(5),(5)の位置より前
方にずれることになり、前面板(7)を少し後方へ押圧
して、係合片(9),(9)を係合孔(5),(5)に
弾性的に係合するようにされている。また係合片
(9),(9)の下端より内方に向かう係合爪(91),
(91)を延設し、該係合爪(91),(91)を上記係合孔
(5),(5)の底縁に軽く係止するように形成されて
いる。
に鍔部(8)が形成され、該鍔部(8)は前面板(7)
自体を補強すると共に上記した引出し本体(1)の凹溝
(4)に嵌合する部分となる。そして鍔部(8)の下辺
周縁には、引出し本体(1)に形成した複数の係合孔
(5),(5)に対応する位置に、複数の係合片
(9),(9)を突設し、成形時前面板自体を上面より
見て多少前面側に凸状に湾曲するように成形することに
より、前面板(7)を凹溝(4)に嵌合した状態で係合
片(9),(9)が係合孔(5),(5)の位置より前
方にずれることになり、前面板(7)を少し後方へ押圧
して、係合片(9),(9)を係合孔(5),(5)に
弾性的に係合するようにされている。また係合片
(9),(9)の下端より内方に向かう係合爪(91),
(91)を延設し、該係合爪(91),(91)を上記係合孔
(5),(5)の底縁に軽く係止するように形成されて
いる。
前面板(7)の適宜の一個所又は必要に応じ2以上の
個所には、表示部(10)が形成されている。この表示部
(10)は前面板(7)の前面側すなわち外面側に突出し
て設けられており、前面板(7)の内面側に図示してい
ない四周縁を残して窪部が設けられ、内面の左右周縁と
前面壁(11)の左右端近傍は、これも図示していない表
示カード取り付け溝を隔てて対向しており、前面壁(1
1)の左右端近傍に適宜幅のスリット(12),(12)が
前面すなわち外面に開口して形成されて、表示カードは
前面板(7)の内面より装着されて、外面より指等が接
触できず表示カードが脱落したり、汚れたりすることが
なく、またスリット(12),(12)を利用し、内面に装
着した表示カードをスリット外面に延出して表示カード
の長さの調節を前面板(7)の外面側より行うことがで
きる。
個所には、表示部(10)が形成されている。この表示部
(10)は前面板(7)の前面側すなわち外面側に突出し
て設けられており、前面板(7)の内面側に図示してい
ない四周縁を残して窪部が設けられ、内面の左右周縁と
前面壁(11)の左右端近傍は、これも図示していない表
示カード取り付け溝を隔てて対向しており、前面壁(1
1)の左右端近傍に適宜幅のスリット(12),(12)が
前面すなわち外面に開口して形成されて、表示カードは
前面板(7)の内面より装着されて、外面より指等が接
触できず表示カードが脱落したり、汚れたりすることが
なく、またスリット(12),(12)を利用し、内面に装
着した表示カードをスリット外面に延出して表示カード
の長さの調節を前面板(7)の外面側より行うことがで
きる。
そして、第1図に示すように、前面板(7)を引出し
本体(1)に装着し、引出しとして使用する場合におい
て、引出しキャビネットに上下に複数の引出しを積み重
ねて配設された状態で、前面板(7)はやや後退して設
けられているため、前面板(7)の前面と引出し本体
(1)の手掛け後面板(62)の前面とは、上下の引出し
で略面一となり、また上部の引出しの手掛け前面板(6
1)が上位前面に突出し、庇状のものとなるから、引出
し内に塵埃、虫等が入らないような構造となっている。
本体(1)に装着し、引出しとして使用する場合におい
て、引出しキャビネットに上下に複数の引出しを積み重
ねて配設された状態で、前面板(7)はやや後退して設
けられているため、前面板(7)の前面と引出し本体
(1)の手掛け後面板(62)の前面とは、上下の引出し
で略面一となり、また上部の引出しの手掛け前面板(6
1)が上位前面に突出し、庇状のものとなるから、引出
し内に塵埃、虫等が入らないような構造となっている。
[発明の効果] 本発明は、以上のように構成したので、引出しに収納
した物品を透明合成樹脂製の前面板より透視でき、目的
とする物品をいちいち引出しを開けずに捜しだすことが
できることは言うに及ばず、前面板が着脱自在に装着さ
れているので、密閉的に利用する箱状の引出しとして使
用することも、前面板を抜き出して前面に開口を有し、
該開口から中の書類等の収納物品を出し入れできる等の
トレーとして使用することもできるものである。
した物品を透明合成樹脂製の前面板より透視でき、目的
とする物品をいちいち引出しを開けずに捜しだすことが
できることは言うに及ばず、前面板が着脱自在に装着さ
れているので、密閉的に利用する箱状の引出しとして使
用することも、前面板を抜き出して前面に開口を有し、
該開口から中の書類等の収納物品を出し入れできる等の
トレーとして使用することもできるものである。
そして、引出し本体を耐衝撃性の高い不透明合成樹脂
にて成形し、前面板を透明合成樹脂にて成形歪みが残り
にくく、内部応力が小さい鏡板状に成形しているため、
機械的強度は従来の不透明合成樹脂にて一体成形したも
のと変わらない強度を有し、成形時に割れたり、使用時
に割れたり、壊れたりすることが少ない。
にて成形し、前面板を透明合成樹脂にて成形歪みが残り
にくく、内部応力が小さい鏡板状に成形しているため、
機械的強度は従来の不透明合成樹脂にて一体成形したも
のと変わらない強度を有し、成形時に割れたり、使用時
に割れたり、壊れたりすることが少ない。
また、引出しとしての使用時には、妄りに上下に前面
板が動くことがないように、引出し本体に前面板が強固
に密着固定されると共に、引出しキャビネットに上下に
複数の引出しを略重ねて配設された状態で、上下の引出
しは略面一で、上部の引出しの手掛け前面板がその下の
引出しの庇状のものとなることにより、引出し内に塵
埃、虫等が入らないようにすることができる。以上、本
発明は、従来のものでは奏し得ない優れた諸効果を奏す
るものである。
板が動くことがないように、引出し本体に前面板が強固
に密着固定されると共に、引出しキャビネットに上下に
複数の引出しを略重ねて配設された状態で、上下の引出
しは略面一で、上部の引出しの手掛け前面板がその下の
引出しの庇状のものとなることにより、引出し内に塵
埃、虫等が入らないようにすることができる。以上、本
発明は、従来のものでは奏し得ない優れた諸効果を奏す
るものである。
第1図は本発明の一実施例である引出しの斜視図、第2
図は本発明の一実施例である引出し本体に前面板を装着
する前の状態または引出し本体をトレーとして使用する
ため引出し本体より前面板を抜き出した状態を示す一部
省略斜視図、第3図は第1図A−A線に従った縦断側面
図、第4図は本発明の一実施例として使用される前面板
の正面図である。 (1)……引出し本体、(2)……前板部 (3)……開口、(4)……凹溝 (5)……係合孔、(7)……前面板 (8)……鍔部、(9)……係合片 (6)……手掛け部、(61)……手掛け前面板 (62)……手掛け後面板、(63)……手掛け溝
図は本発明の一実施例である引出し本体に前面板を装着
する前の状態または引出し本体をトレーとして使用する
ため引出し本体より前面板を抜き出した状態を示す一部
省略斜視図、第3図は第1図A−A線に従った縦断側面
図、第4図は本発明の一実施例として使用される前面板
の正面図である。 (1)……引出し本体、(2)……前板部 (3)……開口、(4)……凹溝 (5)……係合孔、(7)……前面板 (8)……鍔部、(9)……係合片 (6)……手掛け部、(61)……手掛け前面板 (62)……手掛け後面板、(63)……手掛け溝
Claims (3)
- 【請求項1】前板部に開口を有する引出し本体を耐衝撃
性の高い不透明な合成樹脂で成形し、前記開口に着脱自
在に装着される前面板を耐衝撃性の低い透明な合成樹脂
で鏡板状に成形するとともに、引出し本体には積み重ね
て使用する際、下位の前面板の前面と略面一となる手掛
け後面板と、手掛け溝を挾んで対向する手掛け前面板と
からなる手掛け部を備えてなる合成樹脂製引き出し。 - 【請求項2】引出し本体をABS樹脂の不透明合成樹脂、
前面板をスチロール樹脂の透明合成樹脂で成形してなる
請求項(1)記載の合成樹脂製引き出し。 - 【請求項3】前板部の鍔部の下辺周縁より複数の係合片
を突設し、一方引出し本体の凹溝には複数の係合孔を突
設し、この係合片を係合孔に弾性的に係合するようにし
てなる請求項(1)又は請求項(2)記載の合成樹脂製
引き出し。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1072791A JP2521148B2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | 合成樹脂製の引出し |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1072791A JP2521148B2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | 合成樹脂製の引出し |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02252411A JPH02252411A (ja) | 1990-10-11 |
JP2521148B2 true JP2521148B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=13499567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1072791A Expired - Fee Related JP2521148B2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | 合成樹脂製の引出し |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521148B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4508155B2 (ja) * | 2006-05-17 | 2010-07-21 | パナソニック電工株式会社 | フロアキャビネットの構造 |
JP5882288B2 (ja) * | 2013-11-27 | 2016-03-09 | トクラス株式会社 | 引き出し、及び、キャビネット |
CN115926310B (zh) * | 2022-03-09 | 2024-02-20 | 江苏永顺新材料科技有限公司 | 一种耐低温聚乙烯复合材料及其在冰箱抽屉中的应用 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6163940U (ja) * | 1984-09-28 | 1986-05-01 |
-
1989
- 1989-03-25 JP JP1072791A patent/JP2521148B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02252411A (ja) | 1990-10-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |