JPH0511780Y2 - - Google Patents

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JPH0511780Y2
JPH0511780Y2 JP3396489U JP3396489U JPH0511780Y2 JP H0511780 Y2 JPH0511780 Y2 JP H0511780Y2 JP 3396489 U JP3396489 U JP 3396489U JP 3396489 U JP3396489 U JP 3396489U JP H0511780 Y2 JPH0511780 Y2 JP H0511780Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、引出し本体の前板部の開口に着脱自
在に装着できる引出し前面板に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、引出し本体を木板または金属板にて形成
し、該引出し本体に形成された前面の開口部に、
透明合成樹脂にて形成された引出し前面板をネジ
で固着し、引出し内部に収納した物品を外部から
透視できるようにしたものは、例えば、実開昭61
−63940号公報に記載され、公知である。
また従来、内部に収容した物品の表示は、引出
し前面板の外面に形成した表示カード取付け溝を
利用して、表示カードをその外面にセルロイド等
の透明覆い板を介して着脱自在に取付けることが
行われている。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来例の実開昭61−63940号公報に記載さ
れたものは、引出し前面板を引出し本体にネジで
固着した引出しとしての使用しか意図しておら
ず、他の用途例えば前面板を取り外して前面が開
口したトレーとして使用するには、ネジを一つ一
つ外さねばならず、手間がかかり、実用に適さな
いものである。
また、引出し前面板が透明合成樹脂で形成され
て内部が透視できても、具体的にどのような書類
を収容する引出しなのか、またはどのような規
格、材料の接合金具類、工作部品等が収容されて
いるか、など引出し前面板に表示することができ
る構造とする必要があるが、従来のように引出し
前面板の外面に透明覆い板や表示カードを取り付
けたのでは、人の指等の接触により、表示カード
等が取り付け溝より離脱し易く、表示カードを再
度取り付けたり、離脱紛失した場合は表示カード
を作成したり、表示書きしたりするする等煩わし
く、できれば表示カードが離脱しないような構造
のものが望ましい。
そこで、本考案は、上記従来例の実開昭61−
63940号公報に記載されたものは相違し、透明合
成樹脂製の引出し前面板を引出し本体の前板部の
開口に着脱自在に装着して、透明合成樹脂製の引
出し前面板が固定さるた箱状の引出しと引出し前
面板が抜き出されたトレーとに簡単に選択使用で
き、引出しとしての使用時には、引出し前面板が
指等の接触により上下方向にずれ、収納したもの
が脱落したり、引出し内に塵埃、虫等が入つたり
しないように等、強固に固定化される構造のもの
であつて、加えて、取付けた表示カードは脱落せ
ずまた汚れることもない等の表示カード取り付け
構造をも備える引出し前面板を提供することを目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段] 本考案は、上記課題を解決するため、引出し本
体の前板部の開口に着脱自在に装着され、鍔部の
下辺周縁より複数の係合片を突設し、内面の適所
に窪部と窪部の左右端縁に表示カード取り付け溝
を形成した表示部を備えた透明合成樹脂製の引出
し前面板をその構成とし、さらに具体的には、係
合片にはその下端より内方に向かう係合爪を形成
し、また表示部の表示カード取り付け溝の前面壁
の左右端近傍に外面に開口する適宜幅のスリツト
を形成した引出し前面板をその構成とするもので
ある。
[作用] 本考案は、引出し本体の前板部に開口を設け、
該前板部の開口周縁に設けた凹溝に、別途成形し
た透明合成樹脂製の引出し前面板の鍔部を装着す
ること等の構造により、引出し本体の前板部の開
口に透明合成樹脂製の引出し前面板を着脱自在に
装着するもので、引出し前面板を取り付ければ箱
状の引出しとして機能し、引出し前面を抜き出せ
ばトレーとして機能するものである。そして引出
し前面板を取り付けるに引出し本体の開口周縁の
水平状の底部の凹溝に複数設けられた係合孔に、
引出し前面板の鍔部の下辺周縁の対応する個所に
複数設けられた係合片が前後に多少ずれて成形さ
れて係合することで弾性的に係合することにな
り、指等で触れた位では引出し前面板が移動する
ことがなく、また係合片にその下端より内方に向
かう係合爪を形成することにより、係合孔の底縁
に軽く係合爪を係止させる作用が加わつてさらに
一層強固に引出し本体と引出し前面板が固定され
ることになる。
また、表示部は引出し前面板の内面に形成され
た窪部と表示カード取り付け溝からなつているの
で、内面に表示カードが装着され、前面には透明
合成樹脂の前面壁が存在しているから、外面から
表示カードを指等で直接触れることができず、表
示カードの脱落がなく、加えて前面壁の左右端近
傍には外面に開口する適宜幅のスリツトが形成さ
れているから、表示カードの余分な長さを外面に
スリツトより出して切り取る等して表示カードの
長さ調節が容易にできる作用を奏するものであ
る。
[実施例] 以下、図面に示した実施例に基づき本考案を説
明する。
第1図は、引出し本体1に引出し前面板7を装
着した状態の箱状の引出しを示しており、第2図
は引出し前面板7を別体とし装着前の状態または
引出し本体1をトレーとして使用するため引出し
前面板7を引出し本体1より抜き出した状態を示
している。
そこで、まず引出し本体1の構造について説明
すると、引出し本体は例えばABS樹脂等の不透
明で耐衝撃性の大きい合成樹脂で成形され、底
板、左右側板、背板及び引出し前面板7を装着す
るために開口3が成形された前板部2からなり、
全体的にはトレー形状となつている。前板部2に
は、後記する引出し前面板7の周縁に設けられた
鍔部8を嵌合する凹溝4が開口3周縁部に形成さ
れ、水平状の底部の凹溝4には引出し前面板7の
鍔部8の下辺周縁より突設する複数の係合片9,
9に対応する位置に係合孔5,5が穿設されてい
る。そして前板部2には、手掛け部前面板61と
手掛け部後面板62が指先端が入る位の幅で溝を
形成し、対向することで、手掛け部6が成形され
ている。
次に、上記引出し本体1に着脱される本考案に
係る引出し前面板について、第3図の正面側すな
わち外面側から示された実施例、第4図の裏面側
すなわち内面側から示された実施例に基づいて以
下説明する。
引出し前面板7は、例えばスチロール樹脂、ア
クリル樹脂等の透明合成樹脂にて射出成形される
もので、上辺を除く左右辺及び下辺の周縁に鍔部
8が形成され、該鍔部8は上記した引出し本体1
の凹溝4に嵌合する。鍔部8の下辺周縁には引出
し本体1の複数の係合孔5,5に対応する位置
に、多少前又は後にずらして複数の係合片9,9
を設けて、係合片9,9が弾性的に係合孔5,5
に嵌合するようにされている。また係合片9,9
の下端より内方に向かう係合爪91,91を延設
し、該係合爪91,91を上記係合孔5,5の底
縁に軽く係止するように形成されている。
そして引出し前面板7の適宜の1個所又は必要
に応じ2以上の個所には、表示部10が形成され
ている。この表示部10は引出し前面板7の外面
側に突出して設けられており、引出し前面板7の
内面側に四周縁を残して窪部11が設けられ、内
面の左右周縁と前面壁13の左右端近傍は表示カ
ード取り付け溝12,12を隔てて対向してお
り、該内面の左右周縁に対向する前面壁13の左
右端部近傍に適宜幅のスリツト14,14を外面
に開口して形成されている。
なお、第1図に示されたように本考案に係る引
出し前面板7を引出し本体1に装着し、引出しと
して使用する場合において、引出しキヤビネツト
に略々上下に複数の引出しを重ねて取付けられた
状態で、前面板7はやや後退して設けられている
ため、前面板7の前面と引出し本体1の手掛け部
後面板62の前面とは上下面一となり、上部引出
しの手掛け部前面板61が上部の前面に突出し、
庇状となり、引出し内に塵埃、虫等が入らないよ
うな構造となる。
[考案の効果] 本考案は、上記のように構成したので、引出し
に収納した物品が透明合成樹脂製の引出し前面板
より透視でき、目的とする物品を引出しをいちい
ち開けずに捜し出すことができることは言うに及
ばず、引出し前面板が着脱自在に装着されている
ので、密閉的に利用する箱状の引出しとして使用
することも、引出し前面板を抜き出して前面に開
口に有し、該開口から中の書類等の収納物品を出
し入れできるトレーとしても使用できるものであ
る。
また、引出しとしての使用時には、妄りに上下
に引出し前面板が移動することがないように、引
出し本体に引出し前面板が強固に密着固定される
もので、収納した物品を脱落したり、塵埃、虫等
が引出し内に入つたりしないようにすることがで
きる。
そして、表示部には表示カードを引出し前面板
の内面から挿脱し、また外面とは前面壁によつて
隔てられているから、表示カードを外面から指等
で触れることはできず、表示カードの脱落がな
く、また表示カード自体も汚れず、さらに透明覆
い板等の材料も省略でき、経済的である。加え
て、前面壁の左右端近傍に外面に開口するスリツ
トを利用して表示カードの長さの調節を外面側か
ら容易にできる。以上、本考案は、従来のもので
は奏し得ない優れた諸効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である引出し前面板
を装着した引出し本体の斜視図であり、第2図は
本考案の一実施例である引出し前面板を、引出し
本体に装着する前の状態又は引出し本体をトレー
として使用するため引出し本体より抜き出した状
態を示す斜視図であり、第3図は本考案の一実施
例である引出し前面板を正面すなわち外面よりみ
た正面図、そして第4図は本考案の一実施例であ
る引出し前面板を裏面すなわち内面より見た裏面
図である。 1……引出し本体、2……前板部、3……開
口、7……引出し前面板、8……鍔部、9……係
合片、91……係合爪、10……表示部、11…
…窪部、12……表示カード取り付け溝、13…
…前面壁、14……スリツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 引出し本体の前板部の開口に着脱自在に装着
    され、鍔部の下辺周縁より複数の係合片を突設
    し、内面の適所に窪部と窪部の左右端縁に表示
    カード取付け溝を形成した表示部を備えた透明
    合成樹脂製の引出し前面板。 (2) 請求項1記載の引出し前面板において、係合
    片にはその下端より内方に向かう係合爪を形成
    したことを特徴とする引出し前面板。 (3) 請求項1または請求項2記載の引出し前面板
    において、表示部の表示カード取付け溝の前面
    壁の左右端近傍に外面に開口する適宜幅のスリ
    ツトを形成したことを特徴とする引出し前面
    板。
JP3396489U 1989-03-25 1989-03-25 Expired - Lifetime JPH0511780Y2 (ja)

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JPH02124041U JPH02124041U (ja) 1990-10-12
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2583587Y2 (ja) * 1992-09-25 1998-10-22 株式会社パイオラックス 引出装置における化粧板の取付構造

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JPH02124041U (ja) 1990-10-12

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