JP4601929B2 - 化粧料容器 - Google Patents

化粧料容器 Download PDF

Info

Publication number
JP4601929B2
JP4601929B2 JP2003292336A JP2003292336A JP4601929B2 JP 4601929 B2 JP4601929 B2 JP 4601929B2 JP 2003292336 A JP2003292336 A JP 2003292336A JP 2003292336 A JP2003292336 A JP 2003292336A JP 4601929 B2 JP4601929 B2 JP 4601929B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
main body
cosmetic
container main
thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003292336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004097806A (ja
Inventor
秀司 出雲
浩二 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Key Trading Co Ltd
Original Assignee
Key Trading Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Key Trading Co Ltd filed Critical Key Trading Co Ltd
Priority to JP2003292336A priority Critical patent/JP4601929B2/ja
Publication of JP2004097806A publication Critical patent/JP2004097806A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4601929B2 publication Critical patent/JP4601929B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、化粧料容器に関するものである。
一般に、化粧料容器では、運搬時や使用時等に誤って床上に落下させたり、携帯中等に誤って他物に当てたりした場合に、落下時や衝突時の衝撃等で内部の化粧料が割れたり、砕けたりするという問題がある。そこで、上記化粧料の割れ等を防止しうるものとして、特許文献1に示す化粧料容器が提案されている。
この化粧料容器は、図39に示すように、上面に凹所32が形成された容器本体31と、それ自体の後端部33aが上記容器本体31の後端部31aに回動自在に連結される蓋体33と、上記凹所32の底面に載置された弾性板34と、この弾性板34の上面に接着剤36で固着された化粧皿35と、上記凹所32の内周部に内嵌状に固定された枠体37とを備えており、上記凹所32の底面と枠体37の下端との間に弾性板34の周縁部が前後左右方向に移動自在に挟持されている。また、上記凹所32の底面に、上記弾性板34より小さな凹部が形成されており、これにより、上記凹部の底面(すなわち、容器本体31の底面)と弾性板34の下面との間に空間を設けるようにしている。図において、38は容器本体31の後端部31aと蓋体33の後端部33aとを回動自在に連結するピンである。
このような化粧料容器では、容器本体31に対して前後左右方向に衝撃等が加わっても、この衝撃等に対応して弾性板34が前後左右方向に若干ずれるため、この弾性板34自体の弾性力とあいまって、上記衝撃等を効果的に吸収することができる。しかも、容器本体31の底面と弾性板34の下面との間に空間が設けられているため、この空間により、上下方向の衝撃等をも効果的に吸収することができる。これにより、化粧料容器を誤って床上に落下させたり、他物に当てたりした場合にも、内部の化粧料が割れたり、砕けたりすることが防がれる。
実開平7−20108号公報
しかしながら、上記の化粧料容器では、弾性板34,枠体37を用いているため、部品点数が増加し、在庫管理等の管理面が複雑化する。しかも、容器本体31の凹所32に弾性板34,枠体37を配設しているため、凹所32を大きくしなければならず、その分全体形状が大型化する。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、落下時等の衝撃等を吸収することができ、しかも、部品点数が少なく、小型化を図ることができる化粧料容器の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の化粧料容器は、上面に化粧料収容凹部が形成された容器本体と、上記容器本体を蓋する蓋体とを備え、上記容器本体が、外側周壁と、上記化粧料収容凹部が形成された上面開口状の内箱と、上記外側周壁の上端部および内箱の上面開口部を連結する連結壁部とからなり、少なくとも連結壁部の一部を薄肉部とし、上記薄肉部を湾曲状に折り曲げて弾性変形可能にしたという構成をとる。
すなわち、本発明の化粧料容器は、上面に化粧料収容凹部が形成された容器本体と、上記容器本体を蓋する蓋体とを備えている。そして、上記容器本体が、外側周壁と、上記化粧料収容凹部が形成された上面開口状の内箱と、上記外側周壁の上端部および内箱の上面開口部を連結する連結壁部とからなり、少なくとも連結壁部の一部を薄肉部としている。このように、本発明の化粧料容器では、少なくとも、容器本体の外側周壁の上端部と内箱の上面開口部とを連結する連結壁部の一部を薄肉部としているため、容器本体の外側周壁に衝撃等が加わっても、この衝撃等は、内箱に伝達される途中で、上記連結壁部の薄肉部で吸収されるため、内箱に殆ど伝達されない。このため、本発明の化粧料容器を、運搬時や使用時等に誤って床上に落下させたり、携帯中等に誤って他物に当てたりしても、その衝撃等で、上記内箱の化粧料収容凹部に収容された化粧料が割れたり、砕けたりすることが防がれる。しかも、本発明の化粧料容器では、従来例のように弾性板34,枠体37を用いていないため、部品点数が少なく、在庫管理等の管理面が簡素化するうえ、化粧料収容凹部を大きくする必要がなく、その分全体形状の小型化を図ることができる。なお、本発明では、上記薄肉部の厚みを0.3〜0.7mmに設定することが好ましい。
特に、上記薄肉部を湾曲状に折り曲げて弾性変形可能に構成するため、上記湾曲状に折り曲げた薄肉部の部分が弾性変形、この部分で、落下時等の衝撃等をより一層吸収することができるようになる。
また、上記内箱の側周壁の少なくとも一部を薄肉部とすると、上記内箱の側周壁でも、落下時等の衝撃等を吸収することができるため、上記衝撃等の吸収効果が大きくなる。
また、上記薄肉部にスリットが形成されていると、上記薄肉部が弾性変形しやすくなり、落下時等の衝撃等をより一層吸収することができるようになる。
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
図1〜図4は本発明の化粧料容器の一実施の形態を示している。これらの図において、1は透明な合成樹脂(例えば、ポリカーボネート)製の容器本体で、2は上記容器本体1の上面を蓋する透明な合成樹脂(例えば、ポリカーボネート)製の蓋体である。3は上記容器本体1の化粧料収容凹部12aの底面に接着剤層5を介して接着,固定される金属製の化粧皿(図3参照)であり、その内部に化粧料4が収容されている。
上記容器本体1は、図5〜図12に示すように、略四角形枠状体に形成された外側周壁11と、(上記外側周壁11との間に所定隙間をあけた状態で配設される内側周壁12cと、底壁12dとからなる)略四角形皿状体に形成された化粧皿収容部(上面開口状の内箱)12と、上記外側周壁11の上端開口部および化粧皿収容部12の上面開口部を連結する連結壁部13とを備えており、上記化粧皿収容部12の内側空間で化粧料収容凹部12aが構成されている(図9および図10参照)。
また、上記外側周壁11は、下段部分14と上段部分15とからなり、この上段部分15の左右両側面にそれぞれ、後述する蓋体2の係合凹部23(図4参照)に着脱自在に係合する左右一対の係合凸部17が突設されている。また、上記外側周壁11の下段部分14には、その後端部の左右両側面にそれぞれ、後述する蓋体2のヒンジ連結用凹部25(図21参照)に回動自在に係合する左右一対のヒンジ連結用凸部19が突設されている。これら両ヒンジ連結用凸部19はそれぞれ、図11および図12に示すように、大径円盤部19aと、この大径円盤部19aから突設される小径円盤部19bとからなり、この小径円盤部19bの上部が、上側に向かって内向き傾斜状に傾斜するテーパー面19cに形成されている。
上記連結壁部13は、その厚みが外側周壁11,化粧皿収容部12の厚みに比べて薄肉(厚み0.5mm程度)に形成されており、これにより、上記連結壁部13の全体が薄肉部となっている。そして、図9および図10に示すように、上記連結壁部13の中央部分が上方に向かって湾曲状に(略三角形状もしくは略半円弧状に)折り曲げ形成されており、これにより、この折り曲げ部分18が左右前後方向および上下方向に弾性変形可能になっている。図5において、12bは容器本体1の化粧皿収容部12の底壁12dに穿設された貫通孔であり、化粧皿3を化粧皿収容部12から取り外す際に利用される。
上記蓋体2は、図13〜図20に示すように、上記容器本体1の上面を蓋する略長方形状の蓋部21と、この蓋部21の後端部の左右両側から垂下する左右一対のヒンジ連結部22とを備えている。上記蓋部21には、その内面の左右両側に、上記両係合凸部17に着脱自在に係合する左右一対の係合凹部23が形成されており、これら両係合凹部23の上側に凸部24が突設されている(図17および図19参照)。また、上記両ヒンジ連結部22の内面にそれぞれ、上記容器本体1のヒンジ連結用凸部19に係合するヒンジ連結用凹部25が形成されている。これら両ヒンジ連結用凹部25は、図21および図22に示すように、上記ヒンジ連結用凸部19の大径円盤部19aが回動自在に係合する大径円形凹部25aと、この大径円形凹部25aの底面に形成され上記ヒンジ連結用凸部19の小径円盤部19bが回動自在に係合する小径円形凹部25bとからなっている。また、上記両係合凹部23の下方は、下側に向かって外向き傾斜状に傾斜するテーパー面26に形成されている(図17および図20参照)。
上記構成において、化粧料容器を組み立てる場合には、容器本体1の後端部の両ヒンジ連結用凸部19の上方に蓋体2の両ヒンジ連結部22のヒンジ連結用凹部25を位置決めし、その状態で、容器本体1の後端部を下降させて上記ヒンジ連結用凸部19とヒンジ連結用凹部25とを回動自在に係合させる。このとき、容器本体1の連結壁部13の折り曲げ部分18が弾性変形するため、上記係合が容易に行われる。つぎに、蓋体2を前方に回動させて蓋部21で容器本体1の上面を蓋するとともに、容器本体1の両係合凸部17と蓋部21の両係合凹部23とを係合させることを行う。この状態では、容器本体1の外側周壁11が他物に当たる等して衝撃等を受けても、この衝撃等が上記折り曲げ部分18の弾性変形により緩衝されるため、容器本体1の化粧皿収容部12に収容した化粧皿3に上記衝撃等があまり伝達されず、この化粧皿3に収容した化粧料4が割れる等することが防がれる。
このように、上記実施の形態では、容器本体1の外側周壁11と化粧皿収容部12とを連結する薄肉の連結壁部13に折り曲げ部分18を形成しているため、この折り曲げ部分18の弾性変形により、外側周壁11に作用する衝撃等を緩衝することができ、化粧皿収容部12の化粧皿3に大きな衝撃力が作用しない。
図23および図24は上記容器本体1の変形例を示している。この例では、上記容器本体1の連結壁部13に、折り曲げ部分18だけでなく、4本のスリット27が形成されている。それ以外の部分は上記実施の形態に用いる容器本体1と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この例の容器本体1を用いた場合にも、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏する。しかも、連結壁部13に折り曲げ部分18とスリット27が形成されているため、上記連結壁部13での緩衝効果が向上する。
図25〜図27は本発明の化粧料容器の参考の形態を示している。この参考の形態では、上記容器本体1の連結壁部13には、図28〜図33に示すように、上記実施の形態の容器本体1では形成されていた折り曲げ部分18が形成されていないが、上記連結壁部13の全体が、薄肉(厚み0.5mm程度)に形成された平板状の薄肉部に形成されている。また、上記連結壁部13に接続する化粧皿収容部(上面開口状の内箱)12の内側周壁(側周壁)12cも、その全体が、薄肉(厚み0.5mm程度)に形成された(外側に向かって上向き傾斜状に拡がる)傾斜板状の薄肉部に形成されている。また、上記容器本体1の外側周壁11には、上記実施の形態の容器本体1では形成されていた係合凸部17が突設されていない。そして、上記係合凸部17に代えて、上記容器本体1の下段部分14の前端面部分に、後述する蓋体2の係合爪2aを挿入しうる凹部14a(図26参照)が形成されているとともに、この凹部14aの奥面に、上記係合爪2aの係合凸部2bに着脱自在に係合する係合凸部等の係合部14b(図26参照)が突設されている。
一方、上記蓋体2には、図34〜図36に示すように、上記実施の形態の蓋体2では形成されていた係合凹部23,凸部24が突設されていない。そして、上記係合凹部23,凸部24に代えて、蓋体2の前端部から係合爪2aが下向きに突設されているとともに、この係合爪2aの後面に係合凸部2bが突設されている。それ以外の部分は、上記実施の形態の蓋体2と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
上記構成において、化粧料容器を組み立てる場合には、容器本体1の後端部の両ヒンジ連結用凸部19の上方に蓋体2の両ヒンジ連結部22のヒンジ連結用凹部25を位置決めし、その状態で、容器本体1の後端部を下降させて上記ヒンジ連結用凸部19とヒンジ連結用凹部25とを回動自在に係合させる。このとき、容器本体1の連結壁部13および化粧皿収容部12の内側周壁12cの全体が薄肉に形成されていて弾性変形しやすいため、上記係合が容易に行われる。つぎに、蓋体2を前方に回動させて蓋部21で容器本体1の上面を蓋するとともに、容器本体1の係合部14bと蓋部21の係合爪2aの係合凸部2bとを係合させることを行う。この状態では、容器本体1の外側周壁11が他物に当たる等して衝撃等を受けても、この衝撃等が、上記全体が薄肉に形成された連結壁部13および内側周壁12cにより緩衝されるため、容器本体1の化粧皿収容部12に収容した化粧皿3に上記衝撃等があまり伝達されず、この化粧皿3に収容した化粧料4が割れる等することが防がれる。
図37は、図28〜図33に示す容器本体1の変形例を示している。この例では、上記容器本体1の連結壁部13の左右両側にそれぞれスリット27が切欠き形成されている。それ以外の部分は、図28〜図33に示す容器本体1と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この例の容器本体1を用いた場合にも、上記各実施の形態と同様の作用・効果を奏する。しかも、上記連結壁部13にスリット27が形成されているため、上記連結壁部13での緩衝効果が向上する。
図38は、図28〜図33に示す容器本体1の他の変形例を示している。この例では、容器本体1が円形に形成されている。また、蓋体2(図示せず)も、上記容器本体1に対応する円形に形成されている。なお、容器本体1と蓋体2とのヒンジ連結部分は、容器本体1の後端部に形成した切欠き凹部29に、蓋体2の後端部から垂下する連結部をピン(図示せず)を介して回動自在にヒンジ連結する構造になっている。図において、29aはピン挿通穴である。それ以外の部分は、図28〜図33に示す容器本体1と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
なお、上記容器本体1および上記蓋体2を構成する材料として、ポリカーボネート樹脂を用いているが、これに限定するものではなく、PET樹脂, AS樹脂, ABS樹脂等、各種の樹脂を用いることができるが、ポリカーボネート樹脂が、強度の点から好ましい。ポリカーボネート樹脂としては、例えば、粘度平均分子量14,000〜36,000のポリカーボネート樹脂100重量部に、平均粒子径6μ以下の炭酸カルシウム0.01〜0.1重量部および炭素数8〜22の一価カルボン酸と1〜5価のアルコールのエステル0.05〜1.0重量部を配合したポリカーボネート樹脂組成物よりなるポリカーボネート樹脂を用いてもよい。
上記ポリカーボネート樹脂は、二価フェノールとカーボネート前駆体とを溶液法もしくは溶融法で反応させて得られる。ここで使用する二価フェノールとしては、2, 2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン〔通称ビスフェノールA〕を対象とするが、その一部を他の二価フェノールで置換えてもよい。他の二価フェノールとしては、例えば、1, 1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1, 1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2, 2−ビス(4−ヒドロキシー3, 5−ジメチルフェニル)プロパン、2, 2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)サルファイド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン等があげられる。カーボネート前駆体としては、カルボニルハライド、カルボニルエステル、ハロホルメート等があげられ、具体的には、ホスゲン、ジフェニルカーボネート、ビスフェノールAのジハロホルメート等があげられる。
ポリカーボネート樹脂を製造するに際し、適当な分子量調節剤、反応を促進するための触媒、加工性改善のための分岐剤等を必要に応じて使用することができる。また、生成したポリカーボネート樹脂は洗浄等によって不純物を除去するのが好ましいが、用途により問題にならない程度の量であれば含まれていてもよい。
ポリカーボネート樹脂の重合度は、あまりに低いと、充分な強度を有する容器が得られにくく、また、あまりに高いと、成形が困難になるので、粘度平均分子量で14,000〜36, 000が適当であり、14,500〜32,000が好ましい。また、粘度平均分子量が14,000〜36,000になるように粘度平均分子量の異なる二種以上のポリカーボネート樹脂を混合してもよく、この場合粘度平均分子量が14,000〜150
,000程度のポリカーボネート樹脂が使用できる。
炭酸カルシウムは、平均粒子径が6μ以下のものであり、その添加量は、ポリカーボネート樹脂100重量部に対して、0.01〜0.1重量部である。平均粒子径が6μより大きく、また、添加量が0.1重量部より多くなると、外観特に透明性が悪化するようになり、添加量が0.01重量部より少ないと、スタック性の充分な改善効果が得られにくくなる。
また、上記炭酸カルシウムと併用するエステルは、炭素数8〜22の一価カルボン酸と1〜5価のアルコールの完全エステルおよび部分エステルの少なくとも一方であり、例えばステアリルステアレート, ミリシルパルミテート, ペンタエリスリトールテトラステアレート, グリセリントリステアレート, グリセリンモノステアレート等が好ましく使用できる。これらの混合物であっても差し支えない。かかるエステルの添加量はポリカーボネート樹脂100重量部に対して0.05〜1.0重量部である。0.05重量部より少ないと、スタック性の充分な改善効果が得られにくく、1.0重量部より多くなると、成形時の耐熱性が悪化するようになる。
上記容器本体1および上記蓋体2を成形するには、上記成分を混合してそのままもしくは一旦ペレット化したのち成形に供すればよく、成形手段としては、任意の成形法が採用されるが、通常は射出成形により成形される。また、成形条件としても格別な条件をとる必要はない。
また、上記容器本体1および上記蓋体2には、必要に応じて他の添加物、例えば酸化防止剤, 耐候剤, 染料, 顔料, ブルーイング剤, 帯電防止剤, 抗菌剤等を任意の時点で添加して含有させることもできる。
また、図1〜図22に示す実施の形態および図23, 図24に示す容器本体1では、容器本体1の連結壁部13の全体が薄肉部に形成されているが、これに限定されるものではなく、一部だけが薄肉部に形成されていてもよい。また、化粧皿収容部12の内側周壁12cの全体もしくは一部が薄肉部に形成されていても落下時等の衝撃等を吸収することができる。また、図1〜図22に示す実施の形態および図23, 図24に示す容器本体1では、折り曲げ部分18が、環状につながる1本の折り曲げ部分18で構成されているが、前後左右に非連続状態で配設される4本の折り曲げ部分18で構成されていてもよい。また、図23, 図24に示す容器本体1では、折り曲げ部分18の外側にスリット27が形成されているが、折り曲げ部分18の内側に形成されていてもよい。また、スリット27の本数は、1本でもよいし、複数本でもよい。
また、図25〜図36に示す参考の形態および図37, 図38に示す容器本体1では、容器本体1の連結壁部13および化粧皿収容部12の内側周壁12c(図37, 図38では、図示せず)の全体が薄肉部に形成されているが、一部だけが薄肉部に形成されていてもよい。また、図37に示す容器本体1において、スリット27の本数は、1本でもよいし、複数本でもよい。
本発明の化粧料容器の一実施の形態を示す側面図である。 上記化粧料容器の正面図である。 上記化粧料容器の断面図である。 上記化粧料容器の要部の断面図である。 容器本体の平面図である。 上記容器本体の側面図である。 上記容器本体の背面図である。 上記容器本体の底面図である。 上記容器本体の断面図である。 上記容器本体の要部の断面図である。 上記容器本体の要部の断面図である。 上記容器本体の要部の背面図である。 蓋体の側面図である。 上記蓋体の平面図である。 上記蓋体の底面図である。 上記蓋体の背面図である。 上記蓋体の断面図である。 上記蓋体の要部の断面図である。 上記蓋体の要部の断面図である。 上記蓋体の要部の断面図である。 上記容器本体と蓋体との係合状態を示す説明図である。 上記容器本体と蓋体との係合状態を示す要部の側面図である。 上記容器本体の変形例の断面図である。 上記変形例の平面図である。 本発明の化粧料容器の参考の形態を示す正面図である。 上記化粧料容器の断面図である。 上記化粧料容器の要部の断面図である。 容器本体の平面図である。 上記容器本体の側面図である。 上記容器本体の背面図である。 上記容器本体の正面図である。 上記容器本体の断面図である。 上記容器本体の要部の断面図である。 蓋体の断面図である。 上記蓋体の側面図である。 上記蓋体の底面図である。 上記容器本体の変形例の平面図である。 上記容器本体の他の変形例の平面図である。 従来例を示す断面図である。
符号の説明
1 容器本体
2 蓋体
11 外側周壁
12 化粧皿収容部
12a 化粧料収容凹部
13 連結壁部

Claims (4)

  1. 上面に化粧料収容凹部が形成された容器本体と、上記容器本体を蓋する蓋体とを備え、上記容器本体が、外側周壁と、上記化粧料収容凹部が形成された上面開口状の内箱と、上記外側周壁の上端部および内箱の上面開口部を連結する連結壁部とからなり、少なくとも連結壁部の一部を薄肉部とし、上記薄肉部を湾曲状に折り曲げて弾性変形可能にしたことを特徴とする化粧料容器。
  2. 上記内箱の側周壁の少なくとも一部を薄肉部とした請求項1記載の化粧料容器。
  3. 上記薄肉部にスリットが形成されている請求項1または2記載の化粧料容器。
  4. 上記薄肉部の厚みが0.3〜0.7mmである請求項1〜のいずれか一項に記載の化粧料容器。
JP2003292336A 2002-08-20 2003-08-12 化粧料容器 Expired - Lifetime JP4601929B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003292336A JP4601929B2 (ja) 2002-08-20 2003-08-12 化粧料容器

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002239818 2002-08-20
JP2003292336A JP4601929B2 (ja) 2002-08-20 2003-08-12 化粧料容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004097806A JP2004097806A (ja) 2004-04-02
JP4601929B2 true JP4601929B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=32301087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003292336A Expired - Lifetime JP4601929B2 (ja) 2002-08-20 2003-08-12 化粧料容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4601929B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013198569A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Key Tranding Co Ltd 化粧料容器

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4949693B2 (ja) * 2006-02-13 2012-06-13 紀伊産業株式会社 化粧料容器
JP5839860B2 (ja) * 2011-07-06 2016-01-06 紀伊産業株式会社 レフィル容器
JP5743087B2 (ja) * 2011-07-06 2015-07-01 紀伊産業株式会社 化粧料容器
JP7204298B2 (ja) * 2018-12-28 2023-01-16 株式会社吉野工業所 コンパクト容器及びコンパクト容器の製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5955909U (ja) * 1982-10-01 1984-04-12 株式会社小林コ−セ− 化粧料容器
JPH039735U (ja) * 1989-06-15 1991-01-30
JP2000189237A (ja) * 1998-12-28 2000-07-11 Shiseido Co Ltd コンパクト容器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5955909U (ja) * 1982-10-01 1984-04-12 株式会社小林コ−セ− 化粧料容器
JPH039735U (ja) * 1989-06-15 1991-01-30
JP2000189237A (ja) * 1998-12-28 2000-07-11 Shiseido Co Ltd コンパクト容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013198569A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Key Tranding Co Ltd 化粧料容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004097806A (ja) 2004-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5637643A (en) Polycarbonate resin composition and exterior automotive trim using same
JP4601929B2 (ja) 化粧料容器
CN101421357A (zh) 热塑性树脂组合物和树脂成型品
JP2006291510A (ja) シャッター及び小物入れ装置
JP5814683B2 (ja) レジスタ用長尺状フィン
JP2007277382A (ja) 熱可塑性樹脂組成物の製造方法
CN1122622C (zh) 磁盘盒用外壳
JP3167149B2 (ja) 導電性樹脂組成物
JP4625630B2 (ja) 容器
KR100406271B1 (ko) 디스크카트리지수납케이스
JP4949693B2 (ja) 化粧料容器
JP4179689B2 (ja) 車両用内装部品のクリップ取付座
JPH1191448A (ja) グローブボックス構造
JP7168505B2 (ja) 遊技機
CN1199376A (zh) 盒式磁带收容盒
JP2006051156A (ja) 表示装置の枠体
KR102311633B1 (ko) 자동차 번호판 장착대
KR102665440B1 (ko) 화장품 토출용기의 이중벽 디자인 캡
KR102523986B1 (ko) 인상재 보관용기
JP7168504B2 (ja) 遊技機
CA2585630A1 (en) Dual-mount roll dispenser
JP2001310590A (ja) シャープペンシルの替芯収納ケース
JPH11128525A (ja) パチンコ用玉箱及びその製造方法
JPH09330048A (ja) 照明装置用ハウジング
JP2005104536A (ja) 薄型ワンタッチ開閉蓋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100921

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100929

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4601929

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

EXPY Cancellation because of completion of term