JP7204298B2 - コンパクト容器及びコンパクト容器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧料等の内容物を収容する中皿と、当該中皿を収納する凹所が形成された容器本体部と、前記凹所の上端開口を開閉可能な蓋体とを備えるコンパクト容器、及び当該コンパクト容器の製造方法に関する。
例えば化粧料容器等として使用されるコンパクト容器は、容器本体部に形成された凹所に、化粧料等の内容物が充填された中皿が配置され、凹所を開閉可能な蓋体で覆っているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、このようなコンパクト容器においては、落下時の衝撃等による内容物への影響を低減するため、中皿と容器本体部との間に、ゴムやエラストマ等の弾性材料からなる衝撃吸収部(衝撃吸収部材)が配置されている。
特開2010-178898号公報
上記のようなコンパクト容器において、容器本体部と衝撃吸収部とはそれぞれ別々に成形され、容器の組立ての際に、容器本体部の凹所に衝撃吸収部を配置し、その上に中皿を配置するようにしている。
このような組立て時の手間を低減する方法として、インサート成形又は二色成形等により容器本体部と一体に衝撃吸収部を成形することが考えられる。
しかしながら、容器本体部と衝撃吸収部とをインサート成形又は二色成形等により一体物として成形した場合には、容器本体部の内面に衝撃吸収部が密着した状態で形成されるため、十分な衝撃吸収能力を得られない虞がある。
それゆえ本発明は、衝撃吸収部を容器本体部に一体成形したコンパクト容器において、十分な衝撃吸収能力を発揮しつつ、安価に製造可能なコンパクト容器及びコンパクト容器の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明のコンパクト容器は、内容物を収容する中皿と、該中皿を収納する凹状の中皿収納部を有する衝撃吸収部が一体に設けられた容器本体部と、前記中皿収納部の上部開口を開閉可能な蓋体とを備え、
前記衝撃吸収部は、前記容器本体部の底壁に形成された貫通孔に連通し、前記中皿の周壁に沿って延在する空洞部を有することを特徴とするものである。
なお、本発明のコンパクト容器にあっては、前記空洞部は、前記中皿を前後両側から挟むように前記中皿の前側及び後側に設けられていることが好ましい。
また、本発明のコンパクト容器にあっては、前記中皿の前側及び後側に設けられた前記空洞部は、前記中皿の横幅の半分以上にわたって延在していることが好ましい。
また、本発明のコンパクト容器にあっては、前記衝撃吸収部は、前記容器本体部の周壁の内面に形成された食い込み凹部に入り込む食い込み凸部を有することが好ましい。
また、本発明のコンパクト容器にあっては、前記衝撃吸収部には、前記中皿の周壁の外周面に設けられた被係合部に係合して前記中皿を抜け止め保持するための係合部が設けられていることが好ましい。
また、本発明のコンパクト容器にあっては、前記容器本体部の底壁には、前記係合部の下方に位置する肉抜き部が設けられており、前記衝撃吸収部が前記肉抜き部に向けて弾性変形可能に構成されていることが好ましい。
また、本発明のコンパクト容器の製造方法は、1次成形用金型を用いて第1材料からなる容器本体部を成形する1次成形工程と、
前記1次成形工程で成形した容器本体部を2次成型用金型にセットし、第2材料からなる衝撃吸収部を前記容器本体部の内側に一体成形する2次成形工程と、を含み、
前記2次成型工程において、前記2次成型用金型に設けた空洞部形成用のピンを、前記容器本体部の底壁に形成された貫通孔に貫通させた状態で射出成形することにより、前記衝撃吸収部に前記空洞部形成用のピンに対応する空洞部を形成し、
前記衝撃吸収部は、内容物を収容する中皿を収納する凹状の中皿収納部を有し、
前記空洞部は、前記中皿の周壁に沿って延在するよう形成される、ことを特徴とするものである。
なお、本発明のコンパクト容器の製造方法にあっては、前記1次成形工程において、1次成形用金型の型開き方向に対して垂直な方向にスライドするスライド部を用いて、前記容器本体部の周壁の内周面に食い込み凹部を形成し、
前記2次成形工程において、前記容器本体部の前記食い込み凹部に入り込む食い込み凸部を有するように前記衝撃吸収部を形成することが好ましい。
本発明によれば、衝撃吸収部を容器本体部に一体成形したコンパクト容器において、十分な衝撃吸収能力を発揮しつつ、安価に製造可能なコンパクト容器及びコンパクト容器の製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るコンパクト容器の側面視での断面図である。 図1のコンパクト容器の平面視での断面図である。 本発明の他の実施形態に係るコンパクト容器の側面視での断面図である。 図3のコンパクト容器の平面視での断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係るコンパクト容器1について詳細に説明する。なお、本明細書、特許請求の範囲、及び要約書において、「上」側とは、容器本体部30に対して蓋体40が位置する側(図1における上側)であり、「下」側とはその反対側(図1における下側)である。また、「前」側とは、ヒンジ部41に対して爪部44が位置する側(図1の左側)であり、「後」側とは、その反対側(図1の右側)である。コンパクト容器1の幅方向(左右方向)は、上下方向及び前後方向に対して垂直な方向である。
図1、2に示すように、コンパクト容器1は、固形化粧料等の内容物を収容する中皿10と、当該中皿10を収納する凹状の中皿収納部21を有する衝撃吸収部20が一体に設けられた容器本体部30と、中皿収納部21の上部開口22を開閉可能な蓋体40とを備える。なお、図2は、図1のA-A線における断面を示す平面視での断面図であり、図1は、図2のB-B線における断面を示す側面視での断面図である。
中皿10は、環状の周壁11と底壁12とを有する有底筒状であり、その内側が内容物の収容空間13となっている。本例の周壁11は、横断面が略四角形状となっているが、図示例に限定されるものではなく、例えば円形等であってもよい。底壁12は、周壁11の下端を塞ぐ平坦な板状である。
衝撃吸収部20は、例えばゴムまたはエラストマ等の可撓性を有する弾性材料で形成されている。衝撃吸収部20は、インサート成形又は二色成形等により、容器本体部30と一体に成形されている。すなわち、衝撃吸収部20及び容器本体部30は一部材として成形される。
衝撃吸収部20は、中皿10の周壁11を外側から取り囲む側壁部23と、側壁部23の下部に連なる底壁部24とを有する。また衝撃吸収部20は、中皿10の周壁11に沿って延在する空洞部25a、25bを有する。空洞部25a、25bは、容器本体部30の底壁32に形成された貫通孔33a、33bに連通している。図2に示すコンパクト容器1の平面視において、空洞部25a、25bは、容器本体部30の底壁32に形成された貫通孔33a、33bに重なるように形成されている。
本例では、中皿10を前後両側から挟むように、中皿10の前側に位置する前方空洞部25aと、中皿10の後側に位置する後方空洞部25bとが、設けられている。また、前方空洞部25a及び後方空洞部25bは共に、中皿10の横幅の半分以上にわたって延在している。
衝撃吸収部20は、容器本体部30の側壁31の内面に形成された食い込み凹部34a、34bに入り込む食い込み凸部26a、26bを有する。本例では、中皿10の前側に位置する前方食い込み凸部26aと、中皿10の後側に位置する後方食い込み凸部26bとが、設けられている。このような構成により、容器本体部30から衝撃吸収部20を上方に引き抜こうとする力が働いたとしても、食い込み凹部34a、34bに食い込み凸部26a、26bが引っ掛かることとなり、抜け難くなる。したがって、容器本体部30に対する衝撃吸収部20の結合の強度を高めることができる。
容器本体部30は、衝撃吸収部20の側壁部23の外側に位置する側壁31と、衝撃吸収部20の底壁部24の下方に位置する底壁32とを有する。底壁32には、空洞部25a、25bに連通する貫通孔33a、33bが形成されている。貫通孔33a、33bは、空洞部25a、25bの位置、形状に対応して形成されている。本例のコンパクト容器1においては、前方空洞部25aに対応する前方貫通孔33aと、後方空洞部25bに対応する後方貫通孔33bとが、設けられている。
容器本体部30の側壁31の内面には、食い込み凹部34a、34bが形成されている。本例では、衝撃吸収部20の前側に位置する前方食い込み凹部34aと、衝撃吸収部20の後側に位置する後方食い込み凹部34bとが、設けられている。
図1に示すように、本例では、容器本体部30の底壁32を貫通する孔部35、及び、衝撃吸収部20の底壁部24を貫通する孔部27が形成されている。このような構成とすることにより、例えば棒材等を孔部35、27に挿入して中皿10を下方から押し上げることで、容易に中皿収納部21から中皿10を取り外すことができる。したがって、中皿10の内容物を使い切った際に、内容物が充填された新たな中皿10に交換することが容易となる。
蓋体40は、後側に設けられたヒンジ部41を介して容器本体部30に連結されており、ヒンジ部41を中心として揺動可能に構成されている。蓋体40の天壁42の内面には、鏡43が固定されている。また、蓋体40の前端側には爪部44が設けられている。蓋体40の閉状態において、爪部44は容器本体部30に設けられた係合保持部36に係合しており、蓋体40の閉状態を維持している。また、容器本体部30の押圧部37を後側に押し込むことにより、係合保持部36が後側にスライドして爪部44との係合が解除され、蓋体40を開くことができるように構成されている。
図1に示すように、本例のコンパクト容器1は、中皿10と蓋体40の間に、例えばパフ等の化粧道具50等を収容できるように構成されている。
以上の通り、本実施形態のコンパクト容器1にあっては、容器本体部30に一体成形された衝撃吸収部20の側壁部23に、空洞部25a、25bを設けており、前後方向に衝撃を受けた際に、空洞部25a、25bを押し潰す方向に側壁部23が弾性変形できるように構成されている。これにより、空洞部25a、25bを設けない場合と比較して、コンパクト容器1の落下時等における衝撃吸収能力を高めることができる。また、容器本体部30の内側に衝撃吸収部20が一体成形されているため、容器本体部30に対する衝撃吸収部20の位置がずれたり、容器本体部30から衝撃吸収部20が離脱したりすることを抑制することができる。したがって、中皿10への衝撃を緩和する衝撃吸収部20の効果をより確実に発揮させることができる。また、本実施形態のコンパクト容器1にあっては、容器本体部30と衝撃吸収部20とが一体成形されているため、容器本体部30と衝撃吸収部20を別々に成形する場合に比べて部品数が少なくなり、安価に製造することができる。
また、本実施形態では、中皿10の前側に位置する前方空洞部25aと、中皿10の後側に位置する後方空洞部25bとを設けたことにより、コンパクト容器1が前方側から衝撃力を受けた場合でも、後方側から衝撃力を受けた場合でも、中皿10に加わる衝撃を効果的に緩和することができる。
また、本実施形態では、容器本体部30の側壁31の内面に形成された食い込み凹部34a、34bに、衝撃吸収部20の食い込み凸部26a、26bが入り込む構成としている。これにより、容器本体部30に対する衝撃吸収部20の位置がずれたり、容器本体部30から衝撃吸収部20が離脱したりすることをより確実に防止することができる。
以下に、本発明の一実施形態に係るコンパクト容器1の製造方法について説明する。コンパクト容器1の製造方法は、1次成形用金型を用いて第1材料からなる容器本体部30を成形する1次成形工程と、1次成形工程で成形した容器本体部30を2次成型用金型にセットし、第2材料からなる衝撃吸収部20を容器本体部30の内側に一体成形する2次成形工程と、を含む。当該2次成形工程は、例えばインモールド成形(インサート成形)、または二色成形とすることができる。また、本実施形態に係るコンパクト容器1の製造方法は、中皿10、蓋体40等をそれぞれ成形する工程、中皿収納部21に内容物を充填した中皿10を配置する工程、容器本体部30に対して蓋体40を装着する工程等を含むが、特に限定されない。
また、2次成型工程において、2次成型用金型に設けた空洞部形成用のピンを、容器本体部30の底壁32に形成された貫通孔33a、33bに貫通させた状態で射出成形することにより、衝撃吸収部20に空洞部形成用のピンに対応する空洞部25a、25bを形成する。衝撃吸収部20は、内容物を収容する中皿10を収納する凹状の中皿収納部21を有する。また空洞部25a、25bは、中皿10の周壁11に沿って延在するよう形成される。
このようなコンパクト容器の製造方法によれば、空洞部25a、25bを有する衝撃吸収部20を、容器本体部30の内側に容易に一体成形することができる。したがって、衝撃吸収部20が空洞部25a、25bを有していない場合と比べて、コンパクト容器1の衝撃吸収性能を高めることができる。また、容器本体部と衝撃吸収部とをそれぞれ別々に成形して組立てる場合に比べて、コンパクト容器1の組立て作業を効率的に行うことができるので製造が容易となり、且つ、衝撃吸収部20が容器本体部30から離脱し難くなる。
また、上記コンパクト容器1の製造方法にあっては、1次成形工程において、1次成形用金型の型開き方向(コンパクト容器1の上下方向)に対して垂直な方向(コンパクト容器1の前後方向)にスライドする金型のスライド部を用いて、容器本体部30の側壁31の内周面に食い込み凹部34a、34bを形成することができる。このように、金型のスライド部を用いることで、所謂アンダーカット形状となる食い込み凹部34a、34bを容易に形成することができる。また、2次成形工程において、容器本体部30の食い込み凹部34a、34bに入り込む食い込み凸部26a、26bを有するように衝撃吸収部20を形成することができる。
このような方法によれば、容器本体部30の食い込み凹部34a、34bに衝撃吸収部20の食い込み凸部26a、26bが入り込んだ形状を容易に形成することができる。これにより、容器本体部30から衝撃吸収部20がより離脱し難いコンパクト容器1を製造することが可能となる。
以下、本発明の他の実施形態について説明する。なお、上述した実施形態と基本的な機能が同一である部分は、図中、同一の符号を付して説明を省略する。
図3、4は、本発明の他の実施形態としてのコンパクト容器2を示している。なお、図3は、図4のD-D線における断面を示す側面視での断面図であり、図4は、図3のC-C線における断面を示す平面視での断面図である。
コンパクト容器2は、周壁11の外周面に凸状の被係合部11aが形成された中皿10を備えている。また、コンパクト容器2の衝撃吸収部20には、被係合部11aに係合して中皿10を抜け止め保持するための凸状の係合部23aが設けられている。中皿10における被係合部11aの上方には、係合部23aが入り込む凹部11bが設けられている。これにより、被係合部11aと係合部23aの掛かり量を大きくすることができるので、中皿10を抜け止め保持する係合強度を高めることができる。係合部23aは、衝撃吸収部20の側壁部23の内周面から内側に突出している。また、本例では、中皿10の前側及び後側に位置する側壁部23にそれぞれ左右一対の係合部23aが設けられている。
本実施形態のコンパクト容器2にあっては、衝撃吸収部20に、中皿10を抜け止め保持するための係合部23aを設けたことにより、中皿10の意図しない脱落を防止することができる。また、弾性材料で形成された衝撃吸収部20の一部を係合部23aとすることで、係合部23aを介して中皿10に伝わる衝撃を低減することができる。つまり、例えば、中皿10を抜け止め保持する係合部を弾性材料ではない容器本体部30の樹脂等で形成した場合に比べて、本例のコンパクト容器2は、中皿10及び内容物に伝わる衝撃を低減することができる。
なお、本例の被係合部11a及び係合部23aの形状、数、及び位置は図示例に限定されず、適宜変更可能である。例えば、被係合部11a及び係合部23aを設ける位置は中皿10の前側及び後側に限らず、中皿10の左側及び右側の何れか一方又は両方等に設けてもよい。
また、容器本体部30の底壁32には、係合部23aの下方に位置する肉抜き部32aが設けられており、衝撃吸収部20が肉抜き部32aに向けて弾性変形可能に構成されている。肉抜き部32aは貫通孔に限られず、衝撃吸収部20の弾性変形を許容する空間を形成する凹部であってもよい。具体的に、容器本体部30の底壁32には、底壁32を貫通する肉抜き部32aが形成されている。本例では、前後の肉抜き部32aがそれぞれ、前方貫通孔33a及び後方貫通孔33bと一体に形成されている。肉抜き部32aは、係合部23aが設けられた側壁部23の真下に位置するように配置されている。つまり本例では、中皿10の前側及び後側に位置する側壁部23の係合部23aの真下の領域を含むように肉抜き部32aが形成されている。このように、係合部23aが設けられた側壁部23の下方に肉抜き部32aを設けることで、係合部23aが設けられた側壁部23が肉抜き部32aによって形成された空間に入り込むように弾性変形可能となる。これにより、係合部23aを介して中皿10に伝わる衝撃を低減する効果をさらに高めることができる。
本例では、肉抜き部32aを貫通孔33a、33bと一体に形成しているため、それぞれ別々に形成する場合に比べて、金型の形状を単純化することができ、製造が容易となる。
上述したところは、本発明の一例を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、空洞部25a、25bの位置は図示例に限定されず、例えば中皿10の左右両側、あるいは、左右の何れか一方等に設けてもよい。また、周壁11の角部に沿うように空洞部を設けてもよい。また、上述のコンパクト容器1にあっては、中皿10の上側に化粧道具50を配置する構成としていたが、中皿10の前後左右の何れかの方向に隣接する位置に、化粧道具50を配置する空間が設けられていてもよい。
1、2:コンパクト容器
10:中皿
11:周壁
11a:被係合部
11b:凹部
12:底壁
13:収容空間
20:衝撃吸収部
21:中皿収納部
22:上部開口
23:側壁部
23a:係合部
24:底壁部
25a:前方空洞部(空洞部)
25b:後方空洞部(空洞部)
26a:前方食い込み凸部(食い込み凸部)
26b:後方食い込み凸部(食い込み凸部)
27:孔部
30:容器本体部
31:側壁
32:底壁
32a:肉抜き部
33a:前方貫通孔(貫通孔)
33b:後方貫通孔(貫通孔)
34a:前方食い込み凹部(食い込み凹部)
34b:後方食い込み凹部(食い込み凹部)
35:孔部
36:係合保持部
37:押圧部
40:蓋体
41:ヒンジ部
42:天壁
43:鏡
44:爪部
50:化粧道具

Claims (10)

  1. 内容物を収容する中皿と、該中皿を収納する凹状の中皿収納部を有する衝撃吸収部が一体に設けられた容器本体部と、前記中皿収納部の上部開口を開閉可能な蓋体とを備え、
    前記衝撃吸収部は、前記容器本体部の底壁に形成された貫通孔に連通し、前記中皿の周壁に沿って延在する空洞部を有することを特徴とするコンパクト容器。
  2. 前記空洞部は、前記中皿を前後両側から挟むように前記中皿の前側及び後側に設けられている、請求項1に記載のコンパクト容器。
  3. 前記中皿の前側及び後側に設けられた前記空洞部は、前記中皿の横幅の半分以上にわたって延在している、請求項1又は2に記載のコンパクト容器。
  4. 前記衝撃吸収部は、前記容器本体部の周壁の内面に形成された食い込み凹部に入り込む食い込み凸部を有する、請求項1~3の何れか一項に記載のコンパクト容器。
  5. 前記衝撃吸収部には、前記中皿の周壁の外周面に設けられた被係合部に係合して前記中皿を抜け止め保持するための係合部が設けられている、請求項1~4の何れか一項に記載のコンパクト容器。
  6. 前記容器本体部の底壁には、前記係合部の下方に位置する肉抜き部が設けられており、前記衝撃吸収部が前記肉抜き部に向けて弾性変形可能に構成されている、請求項5に記載のコンパクト容器。
  7. 前記衝撃吸収部は、可撓性を有する弾性材料で形成されている、請求項1~6の何れか一項に記載のコンパクト容器。
  8. 1次成形用金型を用いて第1材料からなる容器本体部を成形する1次成形工程と、
    前記1次成形工程で成形した容器本体部を2次成型用金型にセットし、第2材料からなる衝撃吸収部を前記容器本体部の内側に一体成形する2次成形工程と、を含み、
    前記2次成型工程において、前記2次成型用金型に設けた空洞部形成用のピンを、前記
    容器本体部の底壁に形成された貫通孔に貫通させた状態で射出成形することにより、前記衝撃吸収部に前記空洞部形成用のピンに対応する空洞部を形成し、
    前記衝撃吸収部は、内容物を収容する中皿を収納する凹状の中皿収納部を有し、
    前記空洞部は、前記中皿の周壁に沿って延在するよう形成される、ことを特徴とするコンパクト容器の製造方法。
  9. 前記1次成形工程において、1次成形用金型の型開き方向に対して垂直な方向にスライドするスライド部を用いて、前記容器本体部の周壁の内周面に食い込み凹部を形成し、
    前記2次成形工程において、前記容器本体部の前記食い込み凹部に入り込む食い込み凸部を有するように前記衝撃吸収部を形成する、請求項に記載のコンパクト容器の製造方法。
  10. 前記第2材料は、可撓性を有する弾性材料である、請求項8又は9に記載のコンパクト容器の製造方法。
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