JP4757537B2 - コンパクト容器 - Google Patents

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本発明は、プレストパウダー(粉末体を加圧して固形化したもの)の如きを内容物として装填した中皿を備えたコンパクト容器につき、蓋体を閉じた際の衝撃、構成部材の変位等に起因して発生することが懸念される内容物の割れを確実に回避しようとするものである。
化粧料の携帯に使用されるコンパクト容器は、普通、化粧料を使い切ったのちに新たに化粧料を補填して該コンパクト容器自体を長期間にわたって利用できるように中皿の取替えが可能になっている。
かかるコンパクト容器は、落下に伴う衝撃によって中皿に装填された内容物に割れが入るのを回避するために種々の緩衝構造が提案されているが(例えば、特許文献1参照)、蓋を閉めた際の衝撃に起因した内容物の割れや蓋を閉めた時の枠体の変形による割れ(枠体の変形により中皿の側壁が押圧されて内容物に割れが入る)がしばしば見受けられ、このような不具合に関する対策は今のところなされていないのが現状であった。
特開平3−31206号公報
本発明の課題は、蓋を閉めた際の衝撃や構成部材の変位に起因した内容物の割れを回避できる新規なコンパクト容器を提案するところにある。
本発明は、弾性変位を可能とする隔壁の外側上部に係止片を有し、該隔壁及び周壁によって内容物装填用の中皿を入れ込んで載せ置く凹部空間を区画形成した容器本体と、この容器本体に枢支軸を介して開閉可能に揺動連結され、該係止片に連係させて容器を密閉状態に維持する蓋体とを備えたコンパクト容器であって、
前記隔壁の内側下部に横長の開口を設け、この開口に、中皿に接触して該隔壁と中皿との相互間にて隙間を形成する軟質材を配置したことを特徴とするコンパクト容器である。
上記の構成になるコンパクト容器において、前記開口は、凹部または容器の底面に向けて貫通する貫通孔とするのが好ましい。
また、前記隙間は、少なくとも係止片が配設された隔壁の内側壁と中皿の外周壁との間に設けられたものが好ましく、さらには、中皿の上端から下端に至るまでの寸法に対し、該中皿の上端から概ね1/3以上の深さとなるように構成するが好ましい。
隔壁と中皿との相互間に軟質材を介在させて隙間を形成したので蓋を閉じたときの衝撃が直接伝播されたり、該枠体の変形に伴って中皿が押圧されることがなく、内容物の割れは回避される。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明に従うコンパクト容器の外観斜視図であり、図中1は容器本体である。この容器本体1はその前面に弾性変位可能な隔壁1aが設けられており、この隔壁1a及びこれにつながる周壁1bによって内容物装填用の中皿を入れ込んで載せ置く凹部空間Mが区画形成されている。
また、2は容器本体1に枢支軸(図示せず)を介して開閉可能に揺動連結された蓋体である。この蓋体2は揺動最先端の下面にフック2aが設けられており、このフック2aが隔壁1aの外側上部に設けられた係止片1cに連係することによって容器を密閉状態に維持する。
3は隔壁1aの内側下部に設けられた貫通孔の例で示した横長の開口、4は開口3に配置されるゴムやエラストマー等の軟質材、そして5は開蓋時にフック2aの下端を蹴り上げることにより隔壁1aを内向きに弾性変位させてフック2aと係止片1cとの連係を解除して蓋体2の開放を可能とする押しボタンである。この押しボタン5は枢着される回転タイプのものやスライドタイプのものが採用されるが、押しボタン5を介することなくフック2aと係止片1cとを連係させるタイプのコンパクト容器とすることもできる。
前記軟質材4は図1に示す如くその両側に切欠部4aが形成されており(本実施例では縦方向略中央位置)、軟質材4を開口部3に挿入、セットする際に、該切欠部4aが開口部3の内側壁に形成された突部3aに係合することで固定されるように構成されている。なお、軟質材4の切欠部4aと開口部3の突部とはその位置関係を逆転させて形成することも可能であり、さらには、セット方法も前述の凹凸係合させる方法に限らず、接着あるいはインサート成形等による融着等の方法を適宜に選択できる。
軟質材4は容器の要部断面を拡大して図2に示す如く、隔壁1aと中皿nとの相互間に隙間eを形成するものであって、これにより蓋体2を閉じる際の衝撃等に起因した内容物の割れを防止する。
隔壁1aと中皿nとが接触した状態にあると、フック2aと係止片1cとの連係を解除すべく押しボタン5を押したとき該隔壁1aが弾性変位するためそれに伴って中皿nが押され、蓋体2を閉じた際には、その際の衝撃が枠体3を通して中皿nに伝播されるので内容物が割れるおそれがあるが、本発明に従うコンパクト容器は、隙間eが存在するため蓋体2を閉じた際の衝撃や隔壁1aの弾性変位に伴う押圧力が中皿nに直接伝播することはなく、従って内容物は簡単には割れない。
上掲図1においては、隙間eを隔壁1aにおいて設ける場合を例として示したが、隔壁1aにつながる周壁1bにも開口を形成してその開口にも軟質材4を配置することもでき、この点については限定されない。
図3は本発明に従うコンパクト容器の他の実施の形態を示したものである。上掲図1では、開口3を容器本体1の底面につながる貫通孔として示したが、該開口3は底のある凹部であってもかまわない。また、そのセット方法も前述の方法を適宜に選択することが可能である。
隙間eは図2に示すように中皿nの上端から下端に至るまでの寸法Hに対し、該中皿nの上端から概ね1/3以上の深さHになるように軟質材4を設けるのがよく、これにより蓋体2を閉めた際の衝撃や隔壁1aが弾性変位した際の影響を著しく小さくできる。
開口3は単一の横長のものを例と示したが、その形状を変更して複数個設けるようにしてもよい。
蓋を閉じた際の衝撃や構成部材の変位、押圧に起因した内容物の割れを回避できるコンパクト容器が提供できる。
本発明に従うコンパクト容器の実施の形態を示した図である。 図1に示したコンパクト容器の要部の断面を拡大して示した図である。 本発明に従うコンパクト容器の他の実施の形態を示した図である。
符号の説明
1 容器本体
1a 隔壁
1b 周壁
1c 係止片
2 蓋体
2a フック
3 横長の開口
3a 突部
4 軟質材
4a 切欠部
5 押しボタン
n 中皿
e 隙間
M 凹部空間

Claims (4)

  1. 弾性変位を可能とする隔壁の外側上部に係止片を有し、該隔壁及び周壁によって内容物装填用の中皿を入れ込んで載せ置く凹部空間を区画形成した容器本体と、この容器本体に枢支軸を介して開閉可能に揺動連結され、該係止片に連係させて容器を密閉状態に維持する蓋体とを備えたコンパクト容器であって、
    前記隔壁の内側下部に横長の開口を設け、この開口に、該隔壁と中皿との相互間にて隙間を形成する軟質材を配置したことを特徴とするコンパクト容器。
  2. 前記開口が凹部または容器の底面に向けて貫通する貫通孔である、請求項1記載のコンパクト容器。
  3. 前記隙間は、少なくとも係止片が配設された隔壁の内側壁と中皿の外周壁との間に設けられたものである、請求項1又は2に記載のコンパクト容器。
  4. 前記隙間は、中皿の上端から下端に至るまでの寸法に対し、該中皿の上端から概ね1/3以上の深さを有する、請求項1〜3の何れかに記載のコンパクト容器。







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