JP5830193B1 - ウェットティッシュ収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】気密性が損なわれることのないウェットティッシュ収納容器の提供。【解決手段】上面11に取出開口13を有する容器本体15と、容器本体の上面にヒンジ部51を介して取り付けられ、取出開口を開閉可能な上蓋12とを備えるウェットティッシュ収納容器1であって、容器本体が、取出開口の少なくとも一部を覆うシール部材21を備え、シール部材が、取出開口を環状に囲む隆起部22を有し、上蓋の容器本体に対向する面に、取出開口を環状に囲むとともに隆起部に接触可能な突起部17が配置され、隆起部の内部が中空である。【選択図】図2

Description

本願は、ウェットティッシュの収納容器に関する。
従来、ウェットティッシュの収納容器は公知である。例えば特許文献1には、上面に開口部が形成された容器本体と、開口部を開閉自在に塞ぐ蓋体とを備えるウェットティッシュ収納容器であって、開口部を被覆するようにしてシート状の気密部材が配され、気密部材にウェットティッシュの取出口と、取出口の周囲を囲むように配された凸堤部とが形成され、蓋体の内面に気密部材の取出口を囲む環状の起立壁が形成され、閉時の蓋体の起立壁の先端部が凸堤部の内側稜線または内側傾斜面と外側稜線または外側傾斜面とに接するウェットティッシュ収納容器が開示されている。
特許第25230776号公報
特許文献1には、蓋体に形成された起立壁の先端部が、容器本体に配された凸堤部の内側稜線または内側傾斜面と、外側稜線または外側傾斜面と、に接する簡易な構造で確実に気密性が確保できるようになることが開示されている。しかし、一般にウェットティッシュ収容容器を構成する容器本体や気密部材等の部品は、射出成型等により所定の寸法公差内に入るようにして製造される。このため、各部品を組み合わせてウェットティッシュ収容容器を組み上げたとき、環状の起立壁の位置と凸堤部の位置とが完全に一致することは稀であり、環状の起立壁の位置に対する凸堤部の位置がズレてしまうことの方が多い。このような環状の起立壁と凸堤部との位置ずれが生じると、起立壁と凸堤部との間に隙間が空き、ウェットティッシュ収容容器の気密性が損なわれることになる。
本発明は、気密性が損なわれることのないウェットティッシュ収納容器の提供を課題とする。
本発明は、上面に取出開口を有する容器本体と、容器本体の上面にヒンジ部を介して取り付けられ、取出開口を開閉可能な上蓋とを備えるウェットティッシュ収納容器に関する。
本発明の収納容器は、容器本体が、取出開口の少なくとも一部を覆うシール部材を備え、シール部材が、取出開口を環状に囲む隆起部を有し、上蓋の容器本体に対向する面に、取出開口を環状に囲むとともに隆起部に接触可能な突起部が配置され、隆起部の内部が中空であることを特徴とする。本発明の収納容器では、シール部材に設けられた隆起部の内部が中空なので、上蓋に形成された突起部が隆起部に接触したとき、突起部の接触位置にかかわらず隆起部が容易に変形して、ウェットティッシュ収納容器の気密性が確保される。
請求項2に係る発明では、シール部材の容器本体に対向する面に、容器本体に接触する密着領域と、容器本体から離間する導通領域とが配置され、密着領域が隆起部と取出開口との間に位置して取出開口を環状に囲み、導通領域が、中空の隆起部内に位置する空洞部とシール部材の外周縁との間に延在して、空洞部を外気に連通させる。このように隆起部内の空洞部が外気に連通していることにより、上蓋の突起部が隆起部に接触したときに隆起部内の空洞部から空気が外気に抜け出すので、隆起部がより一層容易に変形して、ウェットティッシュ収納容器の気密性が確保される。なお、本願で言う外気には、上蓋を閉じたときに容器本体と上蓋とで囲まれるものの、ヒンジ部などにある隙間を通じてウェットティッシュ収納容器の外部に連通する空間も含まれる。
請求項3に係る発明では、シール部材が、隆起部の上部に突起部が接触する被接触面を有し、被接触面の形状が平坦面及び凹面のいずれか一方である。このように被接触面の形状が平坦面又は凹面であることにより、突起部を被接触面に確実に接触させることができる。
請求項4に係る発明では、隆起部の被接触面の幅が、隆起部に接触する突起部の先端部分の幅よりも大きい。このように、隆起部の被接触面の幅が隆起部に接触する突起部の先端部分の幅よりも大きいことにより、隆起部に対する突起部の位置が所定の位置からずれたときでも、隆起部に突起部を確実に接触させることができる。
請求項5に係る発明では、シール部材の容器本体に対向する面の裏側に開口補強部材が固定され、開口補強部材は隆起部と取出開口との間に配置され、シール部材の密着領域が、容器本体と開口補強部材との間に挟持される。このようにシール部材の密着領域を容器本体と開口補強部材との間に挟持させることにより、シール部材の密着領域を確実に容器本体に密着させて、ウェットティッシュ収納容器の気密性を確保することができる。
本発明により、気密性が損なわれることのないウェットティッシュ収納容器が提供される。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明に係るウェットティッシュ収納容器の斜視図。 図1のII−II線断面図。 図1のIII−III線断面図。 上蓋を外した収納容器の平面図。 図4のV−V線断面図。 プッシュロック・オープン機構の動作の説明図。
下記の実施の形態は添付の図面に示すウェットティッシュ収納容器(以下、収納容器と呼ぶ)に関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。以下、添付の図面を参照して、本発明の収納容器について説明する。
図1〜図3を参照して、収納容器1は、上面11に取出開口13を有する容器本体15と、容器本体15の上面11にヒンジ部51を介して取り付けられ、取出開口13を開閉可能な上蓋12と、容器本体15の底部を塞ぐ底蓋52とを備える。本実施形態の容器本体15は、上面11から窪むとともに底面19が平坦になっている上面凹部18を有し、取出開口13は、上面凹部18に形成されている。上蓋12を閉じたとき、上面凹部18は上蓋12で覆われる。また、上蓋12において取出開口13を挟んでヒンジ部51と対向する上蓋12の先端領域には、上蓋12を押すことで上蓋12を容器本体15に対し係合離脱可能なプッシュロック・オープン機構31が配置されている。容器本体15と上蓋12との間のヒンジ部51近傍には、上蓋12を開く方向に付勢する弾性部材53が配置されている。ウェットティッシュ2は、容器本体15と底蓋52とで形成される収納空間内に収納され、取出開口13から取り出される。なお、図3では開放された上蓋12の図示の一部を省略している。
図4,5を参照して、容器本体15はさらに、取出開口13の少なくとも一部を覆うシール部材21を備える。シール部材21は、上面凹部18の底面19に取り付けられる。シール部材21はシリコーンゴム及び熱可塑性エラストマーなどの弾性材料で形成される柔軟な部材である。シール部材21は外周縁26と、外周縁26に隣接する導通領域24と、外周縁26及び導通領域24の内側に位置する隆起部22と、隆起部22の内側に位置する密着領域23と、密着領域23の内側に位置する空隙部28とを備える。空隙部28は取出開口13に重なる位置に配置され、ウェットティッシュ2は空隙部28を通して一枚ずつ取り出される。シール部材21の隆起部22及び密着領域23は、収納容器1の平面視において取出開口13を環状に囲む領域である(図4参照)。本実施形態では、導通領域24は隆起部22の外側に位置して隆起部22を環状且つ切れ目なく囲む領域であるが、後述するように、外周縁26に沿って間隔をおいて配置することもできる。なお、図4は上蓋12を取り外した状態における収納容器1の平面図である。
シール部材21の隆起部22の内部は中空になっている。より詳しくは、隆起部22の内部に空洞部25が形成されており、空洞部25の一部がシール部材21において容器本体15の上面凹部18に対向する面に露出して、導通領域24に連通している。一方、上蓋12において容器本体15に対向する面には、上蓋12を閉じたとき隆起部22に接触するとともに、平面視において取出開口13を環状に囲む突起部17が立設されている。このようにシール部材21の隆起部22の内部を中空にすることにより、上蓋12に形成された突起部17が隆起部22に接触したとき、突起部17の接触位置にかかわらず隆起部22が押し潰されるようにして容易に変形するので、突起部17が隆起部22に隙間なく密着し、収納容器1の気密性を確保することができる。
シール部材21において容器本体15の上面凹部18に対向する面には、上面凹部18の底面19に接触可能な密着領域23と、上面凹部18の底面19から離間する導通領域24とが配置されている。密着領域23は、シール部材21から底面19に向けて隆起するとともに、収納容器1の平面視において取出開口13を環状に囲む領域である。導通領域24では、シール部材21と上面凹部18の底面19との間に隙間が空いている。本実施形態では、後述する外周補強部材65にシール部材21を固定することにより、シール部材21の隆起部22と外周縁26との間を、上面凹部18の底面19から離間させ、隙間が空くようにしている。導通領域24は、隆起部22内に位置する空洞部25と、シール部材21の外周縁26との間に延在して、空洞部25を外気に連通させる。このように隆起部22内の空洞部25を外気に連通させることにより、上蓋12の突起部17が隆起部22に接触したときに隆起部22内の空洞部25から空気が外気に容易に抜け出すので、隆起部22がより変形し易くなる結果、突起部17が隆起部22にさらに緊密に密着し、収納容器1の気密性が向上する。また、上蓋12を閉じるとき、突起部17が隆起部22に接触し空洞部25内の空気を圧縮することにより、上蓋12が隆起部22に押し返されて上蓋12が閉じ難くなるおそれがある。しかし、導通領域24を設ければ、空洞部25内の空気の圧縮は生じないので、上蓋12が閉じ難くなることを防止できる。
本実施形態の導通領域24は、シール部材21の外周縁26と、隆起部22内の空洞部25との間の全領域に配置されている。しかし、導通領域24は、隆起部22内の空洞部25と外周縁26とを連通していれば足りる。例えば、導通領域24を、空洞部25と外周縁26との間に延在する複数の帯状の領域とし、複数の帯状の間の領域では、シール部材21と、容器本体15の上面凹部18の底面19とが接触する構造にすることもできる。また、隆起部22をシール部材21の外周縁26に沿って配置し、さらに外周縁26に位置する隆起部22の下端縁部分を一部又は全部切り欠くことにより、隆起部22と上面凹部18の底面19との間に隙間を設け、この隙間を導通領域24とすることもできる。
シール部材21の隆起部22の上部は、上蓋12に形成された突起部17が接触する被接触面27を備える。被接触面27の形状は、平坦面及び凹面のいずれか一方であることが好ましい。被接触面27の形状を平坦面又は凹面にすることにより、突起部17の接触位置にかかわらず、突起部17を被接触面27により確実に接触させることができる。また、被接触面27の形状を平坦面にした場合、平坦面の両端に壁状の突起を立設すれば、万が一突起部17の接触位置が大きくズレたときでも、突起部17が平坦面からズレ落ちることを防止できる。また、隆起部22の被接触面27の幅を、隆起部22に接触する突起部17の先端部分17aの幅よりも大きくすることができる(図2参照)。これにより、突起部17を隆起部22の被接触面27に確実に接触させることができる。但し、突起部17の先端部分17aの形状を平坦面にし、さらに突起部17の先端部分17aの幅を隆起部22の被接触面27の幅よりも大きくして、突起部17が被接触面27を覆うようにして接触させる場合も、本発明の範囲に含まれる。
図2,3に示すように、本実施形態の収納容器1は、シール部材21において、容器本体15の上面凹部18の底面19に対向する面の裏側に固定される開口補強部材61を備える。開口補強部材61は、収納容器1の平面視において隆起部22と取出開口13との間に配置されており、シール部材21の密着領域23が、容器本体15の上面凹部18の底面19と、開口補強部材61との間に挟持される。開口補強部材61は、シール部材21より弾性変形しにくい材料で形成され、例えばポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂などの熱可塑性樹脂で形成することができる。このように、開口補強部材61がシール部材21より弾性変形しにくいことにより、シール部材21の密着領域23が確実に上面凹部18の底面19に密着する。ここで、前述のようにシール部材21の隆起部22と外周縁26との間に、隆起部22内の空洞部25を外気に連通させる導通領域24が配置されている。本実施形態のように、隆起部22と取出開口13との間に密着領域23を配置し、この密着領域23を開口補強部材61により上面凹部18の底面19に密着させれば、取出開口13が隆起部22内の空洞部25から隔離される。したがって、取出開口13が、隆起部22内の空洞部25及び導通領域24を通じて外気に連通することが防止されるので、収納容器1の気密性が確保される(図2,3参照)。
図2〜図4に示す実施形態では、容器本体15においてシール部材21の密着領域23に対向する上面凹部18の底面19に、収納容器1の平面視において取出開口13を環状に囲む凸状部16が立設されている。また、シール部材21の密着領域23は、シール部材21から上面凹部18の底面19に向けて延び出す壁状の突出部29の先端領域である。シール部材21に形成された突出部29の基端部分29aは、開口補強部材61と重なる位置に配置されており、密着領域23は、開口補強部材61と、容器本体15の上面凹部18に立設された凸状部16との間に挟まれている。本発明の実施形態は図示例に限定されず、取出開口13が隆起部22内の空洞部25及び導通領域24を通じて外気に連通することを防止可能であることを条件に、シール部材21の密着領域23の構造、及び容器本体15においてシール部材21の密着領域23に対向する部分の構造を種々変更することができる。例えばシール部材21の密着領域23をシール部材から半球状に隆起する形状とし、容器本体15において密着領域23に対向する部分を平坦面にすることもできる。
開口補強部材61は、開口面積が取出開口13より大きく、取出開口13を塞がない形状に形成された補助開口62を備える。補助開口62は、取出開口13を塞がないようにして、取出開口13に重なり合う。補助開口62の内側には、シール部材21が取出開口13の少なくとも一部を覆うようにして延び出す。シール部材21が取出開口13に延び出す部分には、ウェットティッシュ2を取り出すための空隙部28が配置されている。開口補強部材61の外郭形状は特に限定されないが、シール部材21の平面視において環状の隆起部22に内接する形状にすることが好ましい。
本実施形態では、少なくともシール部材21の隆起部22から外周縁26に至る領域に、外周補強部材65が取り付けられている。外周補強部材65は、開口補強部材61と同一の材料で形成され、シール部材21に固定されている。また、図3〜5に示すように、外周補強部材65は、シール部材21の外周縁26から外側に延出する延出部66を備える。延出部66には、容器本体15の上面凹部18に立設された取付ピン14を挿通するための取付孔68が形成されている。取付ピン14により外周補強部材65をシール部材21とともに容器本体15の上面凹部18に固定したとき、外周補強部材65及びシール部材21と、上面凹部18の底面19との間に隙間が空き、隆起部22内の空洞部25を外気に連通させる導通領域24が形成される(図5参照)。
図3を参照して、本実施形態では、ヒンジ部51近傍に位置する延出部66は、弾性部材53を固定するための手段に用いられ、さらに、収納容器1の平面視において上蓋12の先端領域に位置する延出部66は、後述するプッシュロック・オープン機構31に含まれるロック具32を摺動可能に保持するための手段として用いられている。しかし、本発明ではヒンジ部51近傍に位置する延出部66と、上蓋12の先端領域に位置する延出部66は必須ではない。例えば、ヒンジ部51近傍に位置する延出部66、及び上蓋12の先端領域に位置する延出部66を、外周補強部材65とは別の部材に置き換えたり、省略したりすることもできる。
開口補強部材61及び外周補強部材65をシール部材21に固定する手段として、接着が挙げられる。また、ダブルモールディング(二色成形とも呼ばれる)により開口補強部材61及び外周補強部材65とシール部材21とを1つの金型内で成形する際に、熱可塑性樹脂から成る開口補強部材61及び外周補強部材65と、弾性材料から成るシール部材21とを、溶着によりに互いに固定することもできる。
次に、図3と図6を参照して、本実施形態で用いているプッシュロック・オープン機構31について説明する。但し、本発明ではプッシュロック・オープン機構31は必須ではなく、例えば前記特許文献1に開示された係止機構部など、本願が属する技術分野で公知の上蓋12の開閉機構を用いることもできる。
プッシュロック・オープン機構31には、係止突起34を備える係止具33と、係止具33の係止突起34に対し係合及び離脱可能なロック具32とが含まれる。図5に示すように、本実施形態では、係止具33は、ヒンジ軸に直交する方向においてヒンジ部51に対向する上蓋12の先端領域の裏側に立設されている。また、ロック具32は容器本体15に配置されており、上蓋12を閉じたとき、係止具33の係止突起34がロック具32に進入する。ロック具32は平板状の部材であり、容器本体15においてヒンジ部51に離間対向する位置に形成されたロック具収容室35内に、ヒンジ軸に平行な方向に摺動可能に収納されている。ロック具収容室35は、上蓋12に立設された係止具33の係止突起34が進入可能な透孔36を備える。
図6を参照して、ロック具32の表面には、係止突起34が進入及び退出可能な出入口部41と、係止突起34が係合可能な係合部42と、係止突起34を出入口部41から係合部42まで案内する進入溝43と、係止突起34を係合部42から出入口部41まで案内する退出溝44が形成されている。進入溝43と退出溝44はいずれも、係止突起34を案内する方向が反転する方向反転部45a,45bを有する。ロック具32において、係合部42は出入口部41と方向反転部45a,45bとの間に位置する。また、ロック具32に形成された出入口部41は、ロック具収容室35の透孔36に連通する。
進入溝43の深さは出入口部41から方向反転部45aに向かうに従い浅くなり、方向反転部45aを過ぎた後急に深くなる。係合部42は、進入溝43よりもさらに深く形成されている。また、係合部42と退出溝44との境界では、退出溝44の方が深くなっている。退出溝44の深さは係合部42から方向反転部45bを経て出入口部41に向かうに従い次第に浅くなる。出入口部41では、進入溝43の深さの方が、退出溝44よりも深くなっている。前述のように上蓋12は開方向に付勢されているので、進入溝43に進入した係止突起34は出入口部41に向け付勢されている。したがって、上蓋12を押して閉じる際、上蓋12に形成された係止突起34をロック具32の進入溝43の方向反転部45aまで進入させれば、出入口部41に向け付勢されている係止突起34が係合部42に落ち込んで静止する。これにより上蓋12が閉止される。閉止された上蓋12を再度押すと、係止突起34は係合部42から脱離し、方向反転部45bを経て出入口部41に至り、さらにロック具収容室35の透孔36を通過することにより、上蓋12が開放される。
以上、本発明について実施形態に基づき説明したが、本発明はこれらに限定されず、種々変更して実施することができる。例えば、空隙部28の形状は図示例に限定されず、十字形の切れ込み、円形または楕円形の開孔など任意の形状にすることができる。本実施形態の容器本体15は、上面11から窪む上面凹部18が形成されているが、上蓋12が容器本体15の上面11の全面を覆う構造にして、上面凹部18を省略することもできる。また、シール部材21を平面上に配置する場合を例に説明したが、シール部材21の気密性が損なわれない限り、シール部材21をなだらかな曲面上に配置することもできる。本発明の収納容器1を製造するための材料は特に限定されず、熱可塑性樹脂、金属、熱可塑性エラストマー等の公知の材料から適宜選択することができる。
1 ウェットティッシュ収納容器
11 上面
12 上蓋
13 取出開口
15 容器本体
17 突起部
17a 突起部の先端部分
21 シール部材
22 隆起部
23 密着領域
24 導通領域
25 空洞部
26 外周縁
27 被接触面
51 ヒンジ部
61 開口補強部材

Claims (4)

  1. 上面に取出開口を有する容器本体と、前記容器本体の前記上面にヒンジ部を介して取り付けられ、前記取出開口を開閉可能な上蓋とを備えるウェットティッシュ収納容器であって、
    前記容器本体が、前記取出開口の少なくとも一部を覆うシール部材を備え、
    前記シール部材が、前記取出開口を環状に囲む隆起部を有し、
    前記上蓋の前記容器本体に対向する面に、前記取出開口を環状に囲むとともに前記隆起部に接触可能な突起部が配置され、
    前記隆起部の内部が中空であり、
    前記シール部材の前記容器本体に対向する面に、前記容器本体に接触する密着領域と、前記容器本体から離間する導通領域とが配置され、
    前記密着領域が、前記隆起部と前記取出開口との間に位置して前記取出開口を環状に囲み、
    前記導通領域が、中空の前記隆起部内に位置する空洞部と、前記シール部材の外周縁との間に延在して、前記空洞部を外気に連通させることを特徴とする、前記ウェットティッシュ収納容器。
  2. 前記シール部材が、前記隆起部の上部に前記突起部が接触する被接触面を有し、前記被接触面の形状が平坦面及び凹面のいずれか一方である、請求項に記載のウェットティッシュ収納容器。
  3. 前記隆起部の前記被接触面の幅が、前記隆起部に接触する前記突起部の先端部分の幅よりも大きい、請求項1または2に記載のウェットティッシュ収納容器。
  4. 前記シール部材の前記容器本体に対向する面の裏側に開口補強部材が固定され、
    前記開口補強部材は、前記隆起部と前記取出開口との間に配置され、
    前記シール部材の前記密着領域が、前記容器本体と前記開口補強部材との間に挟持される、請求項1からのいずれか1項に記載のウェットティッシュ収納容器。
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