JPH11119070A - ケーブル製造装置 - Google Patents

ケーブル製造装置

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Publication number
JPH11119070A
JPH11119070A JP9283926A JP28392697A JPH11119070A JP H11119070 A JPH11119070 A JP H11119070A JP 9283926 A JP9283926 A JP 9283926A JP 28392697 A JP28392697 A JP 28392697A JP H11119070 A JPH11119070 A JP H11119070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
laminated
spacer
slot
tape core
Prior art date
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Pending
Application number
JP9283926A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Fukuda
洋二 福田
Keiji Mitsumori
啓二 光森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH11119070A publication Critical patent/JPH11119070A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ心線の変形や破断を防止し、テープ心
線の伝送損失の増加を防ぎ、かつ、テープ心線に歪みが
加わらないテープ心線積層型のケーブル製造装置を得
る。 【解決手段】 積層ダイス20で形成した積層テープ心
線105を、移動するスペーサ106に穿設した螺旋状
のスロット106aまで案内するガイドパイプ21を備
え、このガイドパイプ21は、スロット106aの形状
と同じ捻り角及び傾斜角を有した曲率で曲げ形成してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーブル製造装置に
関し、とりわけ、複数のテープ心線を積層して積層テー
プ心線を形成し、この積層テープ心線を一定速度で移動
するスペーサのスロット内に収納することでテープ心線
積層型光ファイバケーブルを製造する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すようなテープ心線積層
型光ファイバケーブル100が知られている。このテー
プ心線積層型光ファイバケーブル100は、例えば5層
の積層テープ心線105をスペーサ106にスパイラル
状に巻き付けた構造からなる。積層テープ心線105は
予め製造された複数のテープ心線を集合し、且つ積層状
態にしたもので、図6及び図7に示す光ファイバケーブ
ル製造装置により製造される。なお、図6は光ファイバ
ケーブル製造装置を示す平面図、図7は装置の側面図で
ある。即ち、光ファイバケーブル製造装置は、図6に示
すように例えば5本のテープ心線101がテープ心線サ
プライ手段(図示せず)から供給されると、このテープ
心線101をテープ心線ガイド手段103を介して積層
テープ成形手段に導き、積層ダイス104で集合及び積
層して積層テープ心線105を形成したのち、この積層
テープ心線105を、移動するスペーサ106上にスパ
イラル状に巻き付けてテープ心線積層型光ファイバケー
ブル100(図5参照)を形成する。ここに、テープ心
線ガイド手段103は、同一径のプーリー111を同軸
上に5個配列することにより構成されており、テープ心
線101は、図6及び図7に示すように、テープ心線ガ
イド手段103から出た直後では平面的に配列され、積
層テープ成形手段に接近するにつれて立体的配列に変え
られ、積層ダイス104で集合・集積される。積層ダイ
ス104で集合・集積され形成された積層テープ心線1
05は、ガイドパイプ107を介してスペーサ106に
穿設したスロット106a内に収納される。なお、積層
ダイス104及びガイドパイプ107は、図示しない撚
り合わせ治具本体に取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来装置にお
けるガイドパイプ107は、図8に示すように直線状に
形成されており、従って、ガイドパイプ101を通過し
た積層テープ心線105は棒状に積層された状態で送り
出されて、スペーサ106に穿設した螺旋状のスロット
106a内に収納される。このとき、スロット106a
に収納された積層テープ心線105は螺旋状に曲げられ
るが、しかし、積層方向に隣接するテープ心線101は
相互に接触摩擦を発生したり粘着したりしていて、自由
に移動できない。この場合、スペーサ106の外周の半
径をR1、スロット106aの底部までの半径をr1と
すると、半径R1が半径r1より大きいので、スペーサ
106に螺旋状に巻き付けられた積層テープ心線105
は、スペーサ106の外周側(スロット上面側)のテー
プ心線101が強く引張られて伸ばされる反面、内周側
(スロット下面側)のテープ心線101が縮められるこ
ととなる。しかし、個々のテープ心線101は、上述の
とおり自由に移動できないので、各々の適切な収納長さ
でスロット106aに収納されないこととなり、テープ
心線101にかかる側圧で変形や破断が生じ、またテー
プ心線101の伝送損失が増加し、さらにテープ心線1
01に歪みが加わる等の問題があった。
【0004】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、テープ心線の変形や破断を防止できると共に、テー
プ心線の伝送損失の増加を防ぎ、かつテープ心線に歪み
が加わらないようにして、機械特性及び伝送特性に優れ
たテープ心線積層型ケーブルを製造するケーブル製造装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るケーブル製造装置は、複数のテープ心線
を積層した積層テープ心線を一定速度で移動するスペー
サのスロット内に収納するテープ心線積層型のケーブル
製造装置において、少なくとも前記テープ心線を供給す
るテープ心線サプライ手段と、前記テープ心線サプライ
手段から供給された前記テープ心線を集合し且つ積層し
て前記積層テープ心線を形成する積層テープ形成手段と
を具備し、前記積層テープ形成手段は、前記積層テープ
心線を形成する積層ダイスと、前記積層ダイスで形成し
た積層テープ心線を前記スペーサのスロット内に案内す
るガイドパイプとからなり、このガイドパイプを前記ス
ロットと同じ曲率で曲げ形成したことを特徴とするもの
である。
【0006】このケーブル製造装置においては、積層ダ
イスで形成した積層テープ心線をスペーサのスロット内
まで案内するガイドパイプを備えて、このガイドパイプ
をスロットと同じ曲率で曲げ形成した。従って、積層テ
ープ心線がガイドパイプを通過する際に、この積層テー
プ心線をスペーサのスロットと同じ曲率に形成すること
ができる。このため、スロット内に収納された積層テー
プ心線は、従来のように、スペーサの外周側のテープ心
線が強く引張られて伸ばされ、内周側のテープ心線が縮
められることがなくなり、スロット形状に合致した状態
でスロット内に収納できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るケーブル製造
装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明に係るケーブル製造装置の概念を示す
平面図、図2は図1の装置の側面図、図3はガイドパイ
プを示す斜視図である。なお、本実施形態では、テープ
心線積層型光ファイバケーブルを製造するものとする。
また、製造されるテープ心線積層型光ファイバケーブル
は、図5で説明したものと同一構造なので、同一の箇所
には同一符号を用いて説明は省略する。図1に示すよう
に、光ファイバケーブル製造装置1は、少なくともテー
プ心線101を供給するテープ心線サプライ手段12
と、テープ心線サプライ手段12から供給された複数本
のテープ心線101(本実施形態では5本)を積層し積
層テープ105を形成する積層テープ形成手段14とを
具備して構成され、テープ心線積層型光ファイバケーブ
ル100を製造する。また、テープ心線サプライ手段1
2と積層テープ形成手段14との間には、テープ心線ガ
イド手段15を配置してある。
【0008】テープ心線ガイド手段15は、同一径のプ
ーリー111を同軸上に5個配列して構成されており、
テープ心線101は、図1及び図2に示すように、プー
リー111から出た直後では平面的に配列され、積層テ
ープ形成手段14に接近するにつれて立体的配列に変え
られて、積層テープ形成手段14により集積される。そ
して、積層テープ形成手段14から送り出された積層テ
ープ心線105は、絶縁材で成形され連続的に移動する
スペーサ106上に螺旋状に巻き付けられる。なお、テ
ープ心線サプライ手段12及びテープ心線ガイド手段1
5は従来と同一構造であり、またテープ心線101は、
図示しない複数本の光ファイバケーブルを平行に配列し
て構成されたものである。
【0009】積層テープ形成手段14は、積層テープ心
線105を形成する積層ダイス20と、積層ダイス20
で形成された積層テープ心線105をスペーサ106の
螺旋状のスロット106a(図1及び図2参照)内まで
案内するガイドパイプ21とからなる。なお、積層ダイ
ス20及びガイドパイプ21は、図示しない撚り合わせ
治具本体に取り付けられている。図3に示すように、ガ
イドパイプ21は、矩形状の筒体に形成され、この筒体
内を積層テープ心線105の各テープ心線101が積層
状態で通過する部材である。このガイドパイプ21は、
スペーサ106に穿設されたスロット106aと同じ曲
率で螺旋状に曲げ形成される。即ち、スペーサ106の
スロット106aが所定の捻り角及び傾斜角を有した螺
旋状の曲線Cの場合、ガイドパイプ21もこの曲線Cに
一致した螺旋状に曲げ角で形成されている。
【0010】従って、上記構成の光ファイバケーブル製
造装置1では、積層テープ心線105がガイドパイプ2
1を通過する際に、積層テープ心線105をスペーサ1
06のスロット106aと同じ螺旋状の曲率に曲げ形成
することができる。このため、螺旋状のスロット106
a内に収納された積層テープ心線105は、従来のよう
に、スペーサ106の外周側のテープ心線101が強く
引張られて伸ばされたり、内周側のテープ心線101が
縮められたりすることがない。これにより、テープ心線
101にかかる側圧を減少することができるので、テー
プ心線101の変形や破断が防止でき、また、テープ心
線101の伝送損失の増加が防止できる。さらに、テー
プ心線101には歪みが加わる恐れもない。積層テープ
心線105は、図4に示すようにスペーサ106上に螺
旋状に巻き付けられてテープ心線積層光ファイバケーブ
ル100(図5も参照)が形成される。
【0011】上記の実施の形態では、本発明を光ファイ
バケーブルの製造に適用した場合について説明したが、
本発明はこれに限らず各種のテープ心線をスペーサに積
層して撚り合わせる場合にも勿論適用できるものであ
る。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるケーブ
ル製造装置によれば、積層テープ心線がガイドパイプを
通過する際に、積層テープ心線の曲率をスペーサのスロ
ットと同じ曲率に曲げ形成しているので、スロット内に
収納された積層テープ心線は、従来のように、スペーサ
の外周側のテープ心線が強く引張られて伸ばされたり、
内周側のテープ心線が縮められたりすることがない。こ
れにより、テープ心線にかかる側圧を減少することがで
きるので、テープ心線は変形や破断が防止される。ま
た、テープ心線は伝送損失の増加が防止され、さらに歪
みが加わる恐れもない。従って、機械特性及び伝送特性
に優れたテープ心線積層光ファイバケーブルを製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーブル製造装置の概念を示す平
面図である。
【図2】図1の装置の側面図である。
【図3】本発明に適用されるガイドパイプの斜視図であ
る。
【図4】ガイドパイプの作用説明図である。
【図5】一般的なテープ心線積層型ファイバケーブルを
示す図である。
【図6】従来のテープ心線の撚り合わせ装置を示す平面
図である。
【図7】図6の装置の側面図である。
【図8】図6及び図7の装置に適用されるガイドパイプ
の斜視図である。
【符号の説明】
1 光ファイバケーブル製造装置 12 テープ心線サプライ手段 14 積層テープ形成手段 20 積層ダイス 21 ガイドパイプ 101 テープ心線 105 積層テープ心線 106 スペーサ 106a スロット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のテープ心線を積層した積層テープ
    心線を一定速度で移動するスペーサのスロット内に収納
    するテープ心線積層型のケーブル製造装置において、 少なくとも前記テープ心線を供給するテープ心線サプラ
    イ手段と、 前記テープ心線サプライ手段から供給された前記テープ
    心線を集合し且つ積層して前記積層テープ心線を形成す
    る積層テープ形成手段とを具備し、 前記積層テープ形成手段は、前記積層テープ心線を形成
    する積層ダイスと、前記積層ダイスで形成した積層テー
    プ心線を前記スペーサのスロット内に案内するガイドパ
    イプとからなり、このガイドパイプを前記スロットと同
    じ曲率で曲げ形成したことを特徴とするケーブル製造装
    置。
JP9283926A 1997-10-16 1997-10-16 ケーブル製造装置 Pending JPH11119070A (ja)

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JP9283926A JPH11119070A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 ケーブル製造装置

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