JPH08220395A - 光ファイバケーブル - Google Patents

光ファイバケーブル

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Publication number
JPH08220395A
JPH08220395A JP7028455A JP2845595A JPH08220395A JP H08220395 A JPH08220395 A JP H08220395A JP 7028455 A JP7028455 A JP 7028455A JP 2845595 A JP2845595 A JP 2845595A JP H08220395 A JPH08220395 A JP H08220395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
cable
sheath
outer peripheral
tension member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7028455A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Okada
直樹 岡田
Masayoshi Yamanaka
正義 山中
Koichiro Watanabe
幸一郎 渡辺
Suehiro Miyamoto
末広 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP7028455A priority Critical patent/JPH08220395A/ja
Publication of JPH08220395A publication Critical patent/JPH08220395A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小径・高密度化が可能な光ファイバケーブル
を得る。 【構成】 軸心に軸心部テンションメンバ24が配設さ
れ、その周囲に光ファイバ1が配設され、その外周がシ
ース7で覆われた光ファイバケーブル20において、こ
のシース7内の軸心を挟んで対向する両側の位置に、そ
れぞれ1本の外周部テンションメンバ25,25が配設
されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバケーブルに関
するものであり、特に小径・高密度化が可能なスロット
型光ファイバケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、光ファイバケーブル(以下、
単に「ケーブル」という)における光ファイバの収納密
度を増大し、しかもマイクロベンディングなどによる光
伝送損失を低減し、かつ保守・取扱性を高めるためにテ
ープスロット型ケーブルが多用される。従来のテープス
ロット型ケーブルの一例を図4(a)(b)に示す。図
4(a)に示したテープスロット型ケーブル40はマル
チスロット型とも呼ばれるものであるが、光ファイバテ
ープ心線1が2以上集積されて方形断面のテープ心線積
層体2を形成し、2以上の上記テープ心線積層体2が、
テンションメンバ3を包囲して光ファイバケーブル40
の長さ方向に延びる柱状の収納体5の外周に放射状に開
口する2以上のスロット4にそれぞれ収納され、この収
納体5の外周が押え巻きテープ6によって押え巻きさ
れ、さらにその外層がシース7で被覆されて形成されて
いる。
【0003】このテープスロット型ケーブル40に用い
られているテープ心線1は、図4(b)に示すように、
光ファイバ裸線9にヤング率が比較的低い一次被覆10
とヤング率が比較的高い二次被覆11とが施されて光フ
ァイバ素線が形成され、この光ファイバ素線が複数本並
置され、一括被覆12で固定されて形成されている。一
次被覆10と二次被覆11とはいずれも光硬化型または
熱硬化型のウレタンアクリレート樹脂やシリコーン樹脂
などで形成され、一括被覆12は光硬化型ウレタンアク
リレート樹脂またはナイロン樹脂などで形成されてい
る。
【0004】従来の、300心程度までの比較的小径の
テープスロット型ケーブル40にあっては、その軸心に
1本のスロットロッド14が形成され、このスロットロ
ッド14中に鋼撚り線またはFRP撚り線などで形成さ
れたテンションメンバ3が配設されている。このテンシ
ョンメンバ3は、ケーブルに良好な屈曲性を維持しなが
ら高い抗張力を付与するために配設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】テープスロット型ケー
ブルの軸心に配設された上記テンションメンバ3に要求
される抗張力は、このケーブルの心線密度、外径、布設
条件、重量などを考慮して決定される。一般にテンショ
ンメンバの抗張力は材質が決まればその太さ(直径)に
依存して変化する。従って例えば心線密度を増大しよう
とすれば、それに伴って重量が増えるのでテンションメ
ンバ3の抗張力を強化する必要があり、このためスロッ
ト4の収納容積を増大すると共にテンションメンバ3の
直径も大きくせざるを得ない。収納容積の増大とテンシ
ョンメンバの直径の増大とはいずれもケーブルの外径を
増大させる要因であるから、この結果、ケーブルの外径
は大きくなり、重量も増加し、ケーブルの高密度化の要
求と相容れないことになる。本発明は上記の問題を解決
するためになされたものであり、従ってその目的は、ケ
ーブルの外径を大きくすることなくケーブルの高密度化
が達成できるスロット型ケーブルを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、軸心に軸
心部テンションメンバが配設され、その周囲に光ファイ
バが配設され、その外周がシースで覆われた光ファイバ
ケーブルにおいて、このシース内の軸心を挟んで対向す
る両側の位置に、それぞれ1本の外周部テンションメン
バが配設された光ファイバケーブルを提供することによ
って解決できる。この両側の外周部テンションメンバ
は、ケーブルの長さ方向に直線状に配設されていること
が好ましい。このケーブルを構成するテープの収納体と
しては、マルチスロット型が好ましいが、これ以外のH
型グルーブやV字型グルーブであってもよい。
【0007】
【作用】シース中に配設された外周部テンションメンバ
は軸心部テンションメンバの太さを増大することなくケ
ーブル全体の抗張力を強化することができるので、テー
プ心線などをより高密度に収納した小径の光ファイバケ
ーブルが容易に得られる。
【0008】
【実施例】次に本発明を図面を用いてさらに詳しく説明
する。以下の説明において、図4(a)(b)を用いて
説明した従来例の構成要素と共通しているものは同一番
号を付してその説明を省略または簡略化する。図1に本
発明のケーブルの一実施例を示す。このケーブル20
は、棒状の収納体の外周に複数条の螺旋状溝が形成され
たスロット型であって、テープ心線1の各テープ心線積
層体2が収納体21の各スロット22にそれぞれ収納さ
れ、収納体21の外周が押え巻きテープ6によって押え
巻きされ、さらにその外層がシース7で被覆されて形成
されている。この収納体21の軸心にはスロットロッド
23が形成され、このスロットロッド23中に鋼撚り線
で形成された軸心部テンションメンバ24が配設されて
いる。また、シース7内の、軸心を挟んで対向する両側
の位置にそれぞれ、1本の鋼線からなる外周部テンショ
ンメンバ25,25が配設されている。この外周部テン
ションメンバ25,25は、蛇行することなくケーブル
の長さ方向に直線状に配設されている。
【0009】このケーブル20は、外周部テンションメ
ンバ25,25が高い抗張力を発揮するので、スロット
ロッド23内に形成された軸心部テンションメンバ24
は、例えばこのケーブルの製造時に必要な最低限度の抗
張力を負担すればよく、その直径を小さくできる。従っ
て、高密度化のためにスロット22の収納容積を大きく
してもケーブルの外径を増大させる必要がなく、重量も
増加しない。これにより、ケーブルの外径を一定に保ち
ながら心線密度を高くすることが可能となる。
【0010】シース7内に配設される外周部テンション
メンバ25,25としては、鋼線以外にもFRP線、C
FRP線、ポリイミド複合線などが使用可能であり、こ
れらは単線であっても撚り線であってもよい。この外周
部テンションメンバ25,25は、図2に示すように、
軸心を挟んで対向する両側の位置に、ケーブル20の長
さ方向に直線状に配設されていることが好ましい。この
場合、2本の外周部テンションメンバ25,25を含む
面の方向には屈曲できないが、他の方向への屈曲は妨げ
られず、しかもケーブルの抗張力は十分に強化される。
外周部テンションメンバを含む面の方向に屈曲できない
とはいえ、実質的にはケーブルの巻取りに際しても布設
に際しても問題になることはない。
【0011】ケーブルの屈曲に対する自由度が更に要求
される場合には、図3に示すように、外周部テンション
メンバ25,25をケーブル27の長さ方向に沿ってシ
ース7内で互いに螺旋巻きとなるように配設してもよ
い。螺旋巻きにされていれば、ケーブル27の屈曲に対
する自由度は高くなるが、ただし抗張力は若干低下する
場合もある。
【0012】外周部テンションメンバ25,25は、ケ
ーブルの軸心を挟んで対向する両側に合計2本が配設さ
れていることが必要である。例えば、図5に示すよう
に、シース内に1本だけ配設されている場合には、この
ケーブル30を曲げたときテンションメンバ31が屈曲
の内側にあると、内側が長さ方向に短縮されることによ
って余ったテンションメンバ31がシースを破って突出
するなどの不都合が生じる。また、例えば図6に示すよ
うに、シース32に3本またはそれ以上のテンションメ
ンバ33が等間隔に直線状に配設された場合は、このケ
ーブル34は実質的に屈曲ができなくなる。
【0013】本発明の光ファイバケーブルの製造におい
て、シース内の2本の外周部テンションメンバ25,2
5は、シース7の押出し成形に際してテンションメンバ
の挿入部を設けた押出しダイを用いれば容易にシース内
に配設することができる。2本のテンションメンバ2
5,25を長さ方向に直線状に配設する場合にはダイを
回転させる必要がないので、例えば螺旋巻きに配設する
場合より更に製造が容易になる。
【0014】
【発明の効果】本発明の光ファイバケーブルは、軸心に
配設された軸心部テンションメンバに加えてシース内の
軸心を挟んで対向する両側の位置に、それぞれ1本の外
周部テンションメンバが配設されてなるものであるの
で、軸心のテンションメンバの直径を小さくしてもケー
ブルの抗張力が高く維持される。従ってケーブルの外径
を増さずに光ファイバの収納空間を拡大することがで
き、小径でありながら大幅に高密度化された光ファイバ
ケーブルが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバケーブルの一実施例を示
す断面図。
【図2】 本発明の一実施例におけるテンションメンバ
の配置を示す斜視図。
【図3】 本発明の他の一実施例におけるテンションメ
ンバの配置を示す斜視図。
【図4】 従来のテープスロット型光ファイバケーブル
の一例を示す断面図(a)と、これに用いられるテープ
心線を示す断面図(b)。
【図5】 本発明に含まれない光ファイバケーブルの一
例を示す側面図。
【図6】 本発明に含まれない光ファイバケーブルの他
の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…光ファイバテープ心線、2…テープ心線積層体、7
…シース、20、27…光ファイバケーブル、21…収
納体、22…スロット、24…軸心部テンションメン
バ、25…外周部テンションメンバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 末広 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心に軸心部テンションメンバが配設さ
    れ、その周囲に光ファイバが配設され、その外周がシー
    スで覆われた光ファイバケーブルにおいて、このシース
    内の軸心を挟んで対向する両側の位置に、それぞれ1本
    の外周部テンションメンバが配設された光ファイバケー
    ブル。
  2. 【請求項2】 上記の両側の外周部テンションメンバ
    が、ケーブルの長さ方向に直線状に配設された請求項1
    に記載の光ファイバケーブル。
  3. 【請求項3】 上記の光ファイバがテープ心線を形成
    し、このテープ心線が2以上集積されて方形断面のテー
    プ心線積層体を形成し、2以上の上記テープ心線積層体
    が、軸心部テンションメンバを包囲して光ファイバケー
    ブルの長さ方向に延びる柱状の収納体の外周に放射状に
    開口する2以上のスロットにそれぞれ収納された請求項
    1または請求項2に記載の光ファイバケーブル。
JP7028455A 1995-02-16 1995-02-16 光ファイバケーブル Pending JPH08220395A (ja)

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JP (1) JPH08220395A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013088746A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Fujikura Ltd 光ファイバケーブル
WO2022270028A1 (ja) * 2021-06-23 2022-12-29 株式会社フジクラ 光ファイバケーブル、および光ファイバケーブルの製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013088746A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Fujikura Ltd 光ファイバケーブル
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