JPH095592A - 光ファイバコード - Google Patents
光ファイバコードInfo
- Publication number
- JPH095592A JPH095592A JP7150744A JP15074495A JPH095592A JP H095592 A JPH095592 A JP H095592A JP 7150744 A JP7150744 A JP 7150744A JP 15074495 A JP15074495 A JP 15074495A JP H095592 A JPH095592 A JP H095592A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- diameter
- coating layer
- fiber cord
- supporting wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4403—Optical cables with ribbon structure
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の光ファイバコードに比べて多心として
も細径化が可能であり、しかも高強度、高剛性である光
ファイバコードを得る。 【構成】 １本以上の光ファイバ素線１にこの光ファイ
バ素線と同径の高ヤング率の１本以上の支持線５を平行
に添わせ、これらを一括被覆層６で一括被覆する。
も細径化が可能であり、しかも高強度、高剛性である光
ファイバコードを得る。 【構成】 １本以上の光ファイバ素線１にこの光ファイ
バ素線と同径の高ヤング率の１本以上の支持線５を平行
に添わせ、これらを一括被覆層６で一括被覆する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光機器間の配線等に用
いられる細径で高剛性の光ファイバコードに関する。
いられる細径で高剛性の光ファイバコードに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の光ファイバコードは、径２５０μ
ｍの光ファイバ素線にナイロンなどを被覆して径９００
μｍの光ファイバ心線とし、この光ファイバ心線にケブ
ラー繊維などの補強繊維を縦添えし、ポリ塩化ビニル樹
脂などからなるシースを施した仕上がり径２ｍｍのもの
が一般的であり、光ファイバ心線数が１心あるいは２心
以上のものが製造されている。この従来の光ファイバコ
ードでは、心線被覆層、補強繊維、シースによってその
機械的強度を確保しており、必要な機械的強度を得るた
めに仕上がり径が２ｍｍ程度の比較的太径となってい
る。
ｍの光ファイバ素線にナイロンなどを被覆して径９００
μｍの光ファイバ心線とし、この光ファイバ心線にケブ
ラー繊維などの補強繊維を縦添えし、ポリ塩化ビニル樹
脂などからなるシースを施した仕上がり径２ｍｍのもの
が一般的であり、光ファイバ心線数が１心あるいは２心
以上のものが製造されている。この従来の光ファイバコ
ードでは、心線被覆層、補強繊維、シースによってその
機械的強度を確保しており、必要な機械的強度を得るた
めに仕上がり径が２ｍｍ程度の比較的太径となってい
る。
【０００３】一方、光ファイバケーブルの多心化が進む
につれて、光機器等の配線ターミナルなどに接続される
光ファイバコードもその細径化が要求されている。従来
の光ファイバコードをそのまま単に細径化すると、必然
的にその機械的強度や剛性が低下し、これに伴って取扱
いに細心の注意が必要となるなどの不都合が生じる。
につれて、光機器等の配線ターミナルなどに接続される
光ファイバコードもその細径化が要求されている。従来
の光ファイバコードをそのまま単に細径化すると、必然
的にその機械的強度や剛性が低下し、これに伴って取扱
いに細心の注意が必要となるなどの不都合が生じる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、細径であるにもかかわらず機械的強度、剛性
が高く、しかも取扱いが容易な光ファイバコードを得る
ことにある。
る課題は、細径であるにもかかわらず機械的強度、剛性
が高く、しかも取扱いが容易な光ファイバコードを得る
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、１以上の
光ファイバ素線にこの光ファイバ素線と同径の１以上の
支持線を添わせ、これらを一括被覆することで解決され
る。また、支持線はヤング率が１０００〜２５００ｋｇ
／ｍｍ2 の高ヤング率のものが好適である。
光ファイバ素線にこの光ファイバ素線と同径の１以上の
支持線を添わせ、これらを一括被覆することで解決され
る。また、支持線はヤング率が１０００〜２５００ｋｇ
／ｍｍ2 の高ヤング率のものが好適である。
【０００６】以下、本発明を詳しく説明する。図１は、
本発明の光ファイバコードの第１の例を示すもので、図
中符号１は光ファイバ素線である。この光ファイバ素線
１は、径１２５μｍの光ファイバ裸線２上にプライマリ
ー層３とセカンダリー層４とからなる被覆層を設けた径
２５０μｍのものである。プライマリー層３は、ウレタ
ンアクリレートなどの紫外線硬化型樹脂、シリコーン樹
脂などからなるヤング率１ｋｇ／ｍｍ2 以下の軟質の被
覆層であり、セカンダリー層４は紫外線硬化型樹脂など
からなるヤング率５０ｋｇ／ｍｍ2 以上の硬質の被覆層
である。
本発明の光ファイバコードの第１の例を示すもので、図
中符号１は光ファイバ素線である。この光ファイバ素線
１は、径１２５μｍの光ファイバ裸線２上にプライマリ
ー層３とセカンダリー層４とからなる被覆層を設けた径
２５０μｍのものである。プライマリー層３は、ウレタ
ンアクリレートなどの紫外線硬化型樹脂、シリコーン樹
脂などからなるヤング率１ｋｇ／ｍｍ2 以下の軟質の被
覆層であり、セカンダリー層４は紫外線硬化型樹脂など
からなるヤング率５０ｋｇ／ｍｍ2 以上の硬質の被覆層
である。
【０００７】この１本の光ファイバ素線１には１本の支
持線５が平行に並べ接して添えられている。この支持線
５は、その外径が光ファイバ素線１の外径と等しい２５
０μｍとなっており、その長手方向のヤング率が１００
０〜２５００ｋｇ／ｍｍ2 の範囲にある高ヤング率のも
のである。このような支持線５の具体的なものとして
は、ガラス繊維強化不飽和ポリエステル樹脂、ガラス繊
維強化エポキシ樹脂、カーボン繊維強化エポキシ樹脂、
ガラス繊維強化ナイロン、ガラス繊維強化ポリカーボネ
イト、ガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレート、カ
ーボン繊維強化ポリカーボネイト、カーボン繊維強化ポ
リエチレンテレフタレートなどからなるワイヤやアルミ
ニウム合金線、鋼線、鋼撚線などの金属ワイヤが用いら
れる。
持線５が平行に並べ接して添えられている。この支持線
５は、その外径が光ファイバ素線１の外径と等しい２５
０μｍとなっており、その長手方向のヤング率が１００
０〜２５００ｋｇ／ｍｍ2 の範囲にある高ヤング率のも
のである。このような支持線５の具体的なものとして
は、ガラス繊維強化不飽和ポリエステル樹脂、ガラス繊
維強化エポキシ樹脂、カーボン繊維強化エポキシ樹脂、
ガラス繊維強化ナイロン、ガラス繊維強化ポリカーボネ
イト、ガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレート、カ
ーボン繊維強化ポリカーボネイト、カーボン繊維強化ポ
リエチレンテレフタレートなどからなるワイヤやアルミ
ニウム合金線、鋼線、鋼撚線などの金属ワイヤが用いら
れる。
【０００８】そして、光ファイバ素線１と支持線５と
は、一括被覆層６によって一括被覆されて、この例の心
線数１心のテープ状の光ファイバコード７となってい
る。一括被覆層６の被覆厚みは、約５０〜１００μｍ程
度で十分であり、この一括被覆層６で光ファイバコード
７の機械的強度を担う必要はない。この一括被覆層６の
形成は、紫外線硬化型樹脂液を塗布ダイスによって塗布
し、硬化させる方法、ナイロン、ポリ塩化ビニル樹脂、
ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を押出被覆する方法、
延伸ポリエチレンテレフタレートなどのプラスチックテ
ープを巻回する方法などによって行われる。
は、一括被覆層６によって一括被覆されて、この例の心
線数１心のテープ状の光ファイバコード７となってい
る。一括被覆層６の被覆厚みは、約５０〜１００μｍ程
度で十分であり、この一括被覆層６で光ファイバコード
７の機械的強度を担う必要はない。この一括被覆層６の
形成は、紫外線硬化型樹脂液を塗布ダイスによって塗布
し、硬化させる方法、ナイロン、ポリ塩化ビニル樹脂、
ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を押出被覆する方法、
延伸ポリエチレンテレフタレートなどのプラスチックテ
ープを巻回する方法などによって行われる。
【０００９】このような光ファイバコード７では、例え
ばその全幅を０．６５ｍｍ程度、全厚を０．４ｍｍ程度
とすることができるので、従来の１心の光ファイバコー
ドの径２ｍｍのものに比べて格段に細径とすることがで
きる。また、高ヤング率の支持線５が添えられ、一体化
しているため、引張強度、繰り返し曲げなどの機械的強
度、剛性も十分に高いものとなり、従来の径２ｍｍの光
ファイバコードと同等以上の強さを示すようになる。さ
らに、一括被覆層６の被覆厚みが薄いので、光ファイバ
素線１の口出し作業が容易となる。
ばその全幅を０．６５ｍｍ程度、全厚を０．４ｍｍ程度
とすることができるので、従来の１心の光ファイバコー
ドの径２ｍｍのものに比べて格段に細径とすることがで
きる。また、高ヤング率の支持線５が添えられ、一体化
しているため、引張強度、繰り返し曲げなどの機械的強
度、剛性も十分に高いものとなり、従来の径２ｍｍの光
ファイバコードと同等以上の強さを示すようになる。さ
らに、一括被覆層６の被覆厚みが薄いので、光ファイバ
素線１の口出し作業が容易となる。
【００１０】図２は、本発明の光ファイバコードの第２
の例を示すものである。この例では、２本の光ファイバ
素線１，１が平行に相隣して並べられ、これらの両側に
支持線５，５が１本ずつ平行に並べられ、４列に集合さ
れたうえ、一括被覆層６によって一括被覆された心線数
２心のテープ状のものである。光ファイバ素線１、支持
線５および一括被覆層６は、先の例のものと同様であ
る。
の例を示すものである。この例では、２本の光ファイバ
素線１，１が平行に相隣して並べられ、これらの両側に
支持線５，５が１本ずつ平行に並べられ、４列に集合さ
れたうえ、一括被覆層６によって一括被覆された心線数
２心のテープ状のものである。光ファイバ素線１、支持
線５および一括被覆層６は、先の例のものと同様であ
る。
【００１１】このような光ファイバ素線１が２心以上の
多心構造の光ファイバコード７では、光ファイバ素線の
中心間間隔が通常の光ファイバテープ心線のそれと同一
となるので、これらを接続するときに従来の一括接続用
の融着接続装置を用いて一挙に効率よく接続することが
できる。
多心構造の光ファイバコード７では、光ファイバ素線の
中心間間隔が通常の光ファイバテープ心線のそれと同一
となるので、これらを接続するときに従来の一括接続用
の融着接続装置を用いて一挙に効率よく接続することが
できる。
【００１２】図３は、この発明の光ファイバコードの第
３の例を示すもので、この例のものは１本の光ファイバ
素線１に１本の支持線５を添わせ、この組み合わせを２
段に重ねたうえ、一括被覆層６で一括被覆した断面形状
が四角状のものである。図４は、この発明の光ファイバ
コードの第４の例を示すもので、２本の光ファイバ素線
１，１の間に１本の支持線５を配置し、一括被覆層６で
一括被覆した２心のテープ状のものである。これら第２
ないし第４の例の光ファイバコードにおいても第１の例
のものと同様の作用効果が得られることは勿論である。
３の例を示すもので、この例のものは１本の光ファイバ
素線１に１本の支持線５を添わせ、この組み合わせを２
段に重ねたうえ、一括被覆層６で一括被覆した断面形状
が四角状のものである。図４は、この発明の光ファイバ
コードの第４の例を示すもので、２本の光ファイバ素線
１，１の間に１本の支持線５を配置し、一括被覆層６で
一括被覆した２心のテープ状のものである。これら第２
ないし第４の例の光ファイバコードにおいても第１の例
のものと同様の作用効果が得られることは勿論である。
【００１３】以下、具体例を示す。 （実施例）外径２５０μｍのシングルモード光ファイバ
素線２本と、外径２５０μｍのガラス繊維強化不飽和ポ
リエステル樹脂製ワイヤ（ヤング率２０００ｋｇ／ｍｍ
2）２本とを、図２に示すような配置に並べて、紫外線
硬化型樹脂液を塗布し、硬化して一括被覆層を形成し
て、テープ状の２心光ファイバコードを製造した。この
光ファイバコードの仕上がり寸法は幅約１１５０μｍ、
厚み約４００μｍであった。
素線２本と、外径２５０μｍのガラス繊維強化不飽和ポ
リエステル樹脂製ワイヤ（ヤング率２０００ｋｇ／ｍｍ
2）２本とを、図２に示すような配置に並べて、紫外線
硬化型樹脂液を塗布し、硬化して一括被覆層を形成し
て、テープ状の２心光ファイバコードを製造した。この
光ファイバコードの仕上がり寸法は幅約１１５０μｍ、
厚み約４００μｍであった。
【００１４】この光ファイバコードは、従来の２心の光
ファイバコードに比べて、非常に細径であり、しかも２
本の支持線が内蔵されているので、剛性、機械的強度が
高く、取扱いが容易であり、一括被覆層の被覆厚みが約
７５μｍと薄いので皮剥きが容易で口出し作業性が良好
であった。また、光ファイバテープ心線用の融着接続装
置を使用して通常の多心光ファイバテープ心線と一括融
着接続ができた。
ファイバコードに比べて、非常に細径であり、しかも２
本の支持線が内蔵されているので、剛性、機械的強度が
高く、取扱いが容易であり、一括被覆層の被覆厚みが約
７５μｍと薄いので皮剥きが容易で口出し作業性が良好
であった。また、光ファイバテープ心線用の融着接続装
置を使用して通常の多心光ファイバテープ心線と一括融
着接続ができた。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の光ファ
イバコードにあっては、多心としても細径であり、しか
も高強度、高剛性であり、取扱いが容易である。また、
光ファイバ素線を単心分離しやすいため、分岐して接続
する際などの口出し作業性が良好でもある。さらに、光
ファイバテープ心線と多心接続する際にも、光ファイバ
素線の中心間間隔が光ファイバテープ心線のそれと同一
であるので、一括接続用の融着接続装置をそのまま使用
できるなどの効果がある。
イバコードにあっては、多心としても細径であり、しか
も高強度、高剛性であり、取扱いが容易である。また、
光ファイバ素線を単心分離しやすいため、分岐して接続
する際などの口出し作業性が良好でもある。さらに、光
ファイバテープ心線と多心接続する際にも、光ファイバ
素線の中心間間隔が光ファイバテープ心線のそれと同一
であるので、一括接続用の融着接続装置をそのまま使用
できるなどの効果がある。
【図１】 本発明の光ファイバコードの第１の例を示す
断面図である。
断面図である。
【図２】 本発明の光ファイバコードの第２の例を示す
断面図である。
断面図である。
【図３】 本発明の光ファイバコードの第３の例を示す
断面図である。
断面図である。
【図４】 本発明の光ファイバコードの第４の例を示す
断面図である。
断面図である。
１…光ファイバ素線、５…支持線、６…一括被覆層、７
…光ファイバコード
…光ファイバコード
Claims (2)
- 【請求項１】 １以上の光ファイバ素線にこの光ファイ
バ素線と同径の１以上の支持線を添え、これらを一括被
覆したことを特徴とする光ファイバコード。 - 【請求項２】 支持線のヤング率が１０００〜２５００
ｋｇ／ｍｍ2 であることを特徴とする請求項１記載の光
ファイバコード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7150744A JPH095592A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 光ファイバコード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7150744A JPH095592A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 光ファイバコード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH095592A true JPH095592A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15503476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7150744A Pending JPH095592A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 光ファイバコード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH095592A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009210906A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 光ファイバ集合体 |
| KR100948466B1 (ko) * | 2006-09-19 | 2010-03-17 | 가부시키가이샤 도모에가와 세이시쇼 | 광섬유 집합체 |
| JP2010128168A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光ファイバケーブル |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP7150744A patent/JPH095592A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100948466B1 (ko) * | 2006-09-19 | 2010-03-17 | 가부시키가이샤 도모에가와 세이시쇼 | 광섬유 집합체 |
| JP2009210906A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 光ファイバ集合体 |
| JP2010128168A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光ファイバケーブル |
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