JP3224751B2 - テープ心線の撚り合わせ装置 - Google Patents

テープ心線の撚り合わせ装置

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JP3224751B2 JP30945296A JP30945296A JP3224751B2 JP 3224751 B2 JP3224751 B2 JP 3224751B2 JP 30945296 A JP30945296 A JP 30945296A JP 30945296 A JP30945296 A JP 30945296A JP 3224751 B2 JP3224751 B2 JP 3224751B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテープ心線の撚り合
わせ装置に関し、とりわけ、複数のテープ心線を積層し
て積層テープ心線を形成し、この積層テープ心線を一定
速度で移動するスペーサのスロットに収納することでテ
ープ心線積層型光ファイバケーブルを製造するテープ心
線の撚り合わせ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すようなテープ心線積層
型光ファイバケーブル100が知られている。このテー
プ心線積層型光ファイバケーブル100は、例えば5層
の積層テープ心線105をスペーサ106にスパイラル
状に巻き付けた構造からなる。積層テープ心線105は
予め製造された複数のテープ心線を集合し、且つ積層状
態にしたもので、図7及び図8に示す積層テープ心線1
05の撚り合わせ装置により製造される。なお、図7は
テープ心線の撚り合わせ装置を示す平面図、図8はテー
プ心線の撚り合わせ装置を示す側面図である。即ち、積
層テープ心線105は、図7に示すように、例えば5本
のテープ心線101をテープ心線サプライ手段(図示せ
ず)から供給し、このテープ心線101をテープ心線ガ
イド手段103を介して積層テープ成形手段に導き、図
8にも示す積層ダイス104で集合及び積層して形成さ
れるもので、この積層テープ心線105を、移動するス
ペーサ106上にスパイラル状に巻き付けてテープ心線
積層光ファイバケーブル100が形成される。ここに、
テープ心線ガイド手段103は、同一径のプーリー11
1を同軸上に5個配列することにより構成されており、
テープ心線101は、図7及び図8に示すように、テー
プ心線ガイド手段103から出た直後では平面的に配列
され、積層テープ成形手段に接近するにつれて立体的配
列に変えられ、積層ダイス104で集合・積層される。
積層ダイス104で集合・積層され形成された積層テー
プ心線105は、ガイドパイプ107を介してスペーサ
106に穿設したスロット106aに収納される。な
お、積層ダイス104及びガイドパイプ107は、図示
しない撚り合わせ治具本体に取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来装置にお
けるガイドパイプ107は、図9に示すように直線状に
形成されており、従って、テープ心線101はガイドパ
イプ101を通過することによって直線の棒状に積層さ
れた積層テープ心線105となって送り出され、スペー
サ106のスロット106a内に収納される。このた
め、スロット106aに収納された積層テープ心線10
5は螺旋状に曲げられるので、積層方向に隣接するテー
プ心線101は相互に接触摩擦を発生したり粘着したり
して、個々のテープ心線101が自由に移動できない。
この場合、スペーサ106の軸心より外周までの半径を
R1、スロット106aの底部までの半径をr1とする
と、半径R1が半径r1より大きいので、スペーサ10
6に螺旋状に巻き付けられた積層テープ心線105は、
スペーサ106の外周側(スロット上面側)のテープ心
線101が強く引張られて伸ばされる反面、内周側(ス
ロット下面側)のテープ心線101が縮められることと
なる。しかし、個々のテープ心線101は、上述のとお
り自由に移動できないので、各々の適切な収納長さでス
ロット106aに収納されないこととなり、テープ心線
101にかかる側圧で変形や破断が生じ、またテープ心
線101の伝送損失が増加し、さらにテープ心線101
に歪みが加わる等の問題があった。
【0004】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、テープ心線の変形や破断を防止するとともに、テー
プ心線の伝送損失の増加を防ぎ、かつテープ心線に歪み
が加わらないようにして、機械特性及び伝送特性に優れ
たテープ心線積層光ファイバケーブルを製造することが
できるテープ心線の撚り合わせ装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るテープ心線の撚り合わせ装置は、複数の
テープ心線を積層して積層テープ心線を形成し、前記積
層テープ心線を一定速度で移動するスペーサに穿設した
スロットに収納して前記スペーサに撚り合わせるテープ
心線の撚り合わせ装置において、前記テープ心線を供給
するテープ心線サプライ手段と、前記テープ心線サプラ
イ手段から供給された前記テープ心線を集合し且つ積層
して前記積層テープ心線を形成する積層テープ形成手段
とを備え、前記積層テープ形成手段は、前記テープ心線
を集合し且つ積層するとともに各テープ心線を相互に離
れた状態に保つ仕切り壁を備えた積層ダイスと、前記積
層ダイスで形成した前記積層テープ心線を前記スペーサ
のスロット内に案内するとともに前記仕切り壁に連続し
て各テープ心線を相互に離れた状態に保つ隔壁を備えた
ガイドパイプとからなることを特徴とするものである。
【0006】このテープ心線の撚り合わせ装置において
は、積層ダイス及びガイドパイプが各テープ心線を相互
に離れた状態に保つ仕切り壁及び隔壁を備えたので、各
テープ心線は、相互に離れた状態で、積層ダイス及びガ
イドパイプを通過することとなって、スペーサのスロッ
ト内に収納されるまで互いに接触しない。従って、各テ
ープ心線はそれぞれ所望の長さでガイドパイプから引出
すことができるので、各テープ心線をそれぞれの積層位
置に合った長さでスロット内に収納することができる。
これにより、各テープ心線の曲率をスペーサのスロット
と同じ曲率にして収納することができるので、スロット
内に収納されたテープ心線は、従来のように、スペーサ
の外周側のテープ心線が強く引張られて伸ばされたり、
内周側のテープ心線が縮められることがなくなり、テー
プ心線の変形や破断等を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るテープ心線の
撚り合わせ装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳
細に説明する。図1は本発明に係るテープ心線の撚り合
わせ装置を示す側面図、図2は図1のテープ心線の撚り
合わせ装置に適用される積層ダイスを示し、図2(A)
は積層ダイスの断面図、図2(B)はその背面図、図3
は図1のテープ心線の撚り合わせ装置に適用されるガイ
ドパイプを示し、図3(A)はガイドパイプの断面図、
図3(B)はその背面図、図4は本発明に係るテープ心
線の撚り合わせ装置の要部斜視図である。なお、テープ
心線積層型光ファイバケーブルは、図6により説明した
ものと同一構造なので、同一箇所には同一符号を用いて
説明は省略する。図1に示すように、テープ心線の撚り
合わせ装置1は、例えばテープ心線積層型光ファイバケ
ーブル100を成形するために用いられるもので、テー
プ心線101を供給するテープ心線サプライ手段12
と、テープ心線サプライ手段12から供給された複数の
テープ心線101(本実施形態では5本)を積層して積
層テープ105を形成する、本実施形態の特徴的な構成
である、積層テープ形成手段14(後述する)とを備え
ている。テープ心線サプライ手段12と積層テープ形成
手段14との間には、テープ心線ガイド手段103を配
置してある。なお、テープ心線サプライ手段12及びテ
ープ心線ガイド手段103は従来構造と同じである。
【0008】テープ心線ガイド手段103は、図7に示
したのと同様、同一径のプーリー111を同軸上に5個
配列することにより構成されており、テープ心線101
は、プーリー111から出た直後では平面的に配列さ
れ、積層テープ形成手段14に接近するにつれて立体的
配列に変えられ、積層テープ形成手段14で集積され
る。そして、積層テープ形成手段14から送り出された
積層テープ心線105は、絶縁材で成形されて移動する
スペーサ106に螺旋状に巻き付けられる。なお、テー
プ心線101は、図示しない複数本の光ファイバケーブ
ルを平行に配列して構成されたものである。
【0009】積層テープ形成手段14は、積層テープ心
線105を形成する積層ダイス20と、積層ダイス20
で形成した積層テープ心線105をスペーサ106の螺
旋状のスロット106a(図1及び図2参照)まで案内
するガイドパイプ21とからなる。なお、積層ダイス2
0及びガイドパイプ21は、図示しない撚り合わせ治具
本体に取り付けられている。積層ダイス20は、図2に
示すように、各テープ心線101が積層状態で通過する
矩形状の貫通孔20aを備え、貫通孔20aに各テープ
心線101を相互に離れた状態に保つ複数の仕切り壁2
0bを備える。ガイドパイプ21は、図3に示すよう
に、矩形状の筒体に形成され、この筒体内を積層テープ
心線105の各テープ心線101が積層状態で通過する
部材である。このガイドパイプ21は、積層ダイス20
と同様、筒体内に各テープ心線101を相互に離れた状
態に保つ複数の隔壁21aを備える。隔壁21aは仕切
り壁20bに連続した状態で設けてある。
【0010】上記構成のテープ心線の撚り合わせ装置1
において、積層ダイス20の貫通孔20aを通過する各
テープ心線101は、仕切り壁20bで相互に離れた状
態に保たれる。また、ガイドパイプ21の筒体内を通過
する各テープ心線101は、隔壁21aで相互に離れた
状態に保たれる。従って、各テープ心線101は積層方
向に隣接するテープ心線同士が互いに干渉することなく
移動してそれぞれ所望の長さでガイドパイプ21の先端
部から引出すことができるので、各テープ心線101を
それぞれの積層位置に合った長さで螺旋状のスロット内
に収納することができる。このため、各テープ心線10
1の曲率をスペーサ106の螺旋状のスロット106a
と同じ曲率で収納することができるので、螺旋状のスロ
ット106a内に収納されたテープ心線101は、従来
のように、スペーサ106の外周側のテープ心線101
が強く引張られて伸ばされたり、内周側のテープ心線1
01が縮められたりすることがない。これにより、テー
プ心線101にかかる側圧を減少することができるの
で、テープ心線101が変形や破断することを防止する
ことができ、また、テープ心線101の伝送損失の増加
が防止できる。さらに、テープ心線101には歪みが加
わる恐れもない。なお、積層テープ心線105は、図5
に示すようにスペーサ106上に螺旋状に巻き付けられ
てテープ心線積層光ファイバケーブル100(図6も参
照)が形成される。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるテープ
心線の撚り合わせ装置によれば、各テープ心線は、相互
に離れた状態で、積層ダイス及びガイドパイプを通過す
るので、スペーサのスロット内に収納されるまで互いに
干渉しない。従って、各テープ心線をそれぞれ所望の長
さでガイドパイプから引出すことができるので、各テー
プ心線をそれぞれの積層位置に合った長さでスロットに
収納することができる。このため、各テープ心線の曲率
をスペーサのスロットと同じ曲率にして収納することが
できるので、スロット内に収納されたテープ心線は、従
来のように、スペーサの外周側のテープ心線が強く引張
られて伸ばされたり、内周側のテープ心線が縮められた
りするこがない。これにより、テープ心線にかかる側圧
を減少することができるので、テープ心線は変形や破断
が防止される。また、テープ心線は伝送損失の増加が防
止され、さらに歪みが加わる恐れもない。従って、機械
特性及び伝送特性に優れたテープ心線積層光ファイバケ
ーブルを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープ心線の撚り合わせ装置を示
す側面図である。
【図2】本発明に係るテープ心線の撚り合わせ装置に適
用の積層ダイスを示し、(A)はその断面図、(B)は
その背面図である。
【図3】本発明に係るテープ心線の撚り合わせ装置に適
用のガイドパイプを示し、(A)はその断面図、(B)
はその背面図である。
【図4】本発明に係るテープ心線の撚り合わせ装置の要
部斜視図である。
【図5】ガイドパイプの作用説明図である。
【図6】一般的なテープ心線積層型ファイバケーブルの
構成を示し、(A)は断面図、(B)は斜視図である。
【図7】従来のテープ心線の撚り合わせ装置を示す平面
図である。
【図8】従来のテープ心線の撚り合わせ装置を示す側面
図である。
【図9】従来のテープ心線の撚り合わせ装置を示す要部
斜視図である。
【符号の説明】
1 テープ心線の撚り合わせ装置 12 テープ心線サプライ手段 14 積層テープ形成手段 20 積層ダイス 20b 仕切り壁 21 ガイドパイプ 21a 隔壁 101 テープ心線 105 積層テープ心線 106 スペーサ 106a スロット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−248439(JP,A) 特開 平3−251805(JP,A) 特開 平2−196205(JP,A) 特開 昭64−73311(JP,A) 特開 平1−142515(JP,A) 特開 平9−325253(JP,A) 特開 平9−209284(JP,A) 実開 平2−113712(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のテープ心線を積層して積層テープ
    心線を形成し、前記積層テープ心線を一定速度で移動す
    るスペーサに穿設したスロットに収納して前記スペーサ
    に撚り合わせるテープ心線の撚り合わせ装置において、 前記テープ心線を供給するテープ心線サプライ手段と、 前記テープ心線サプライ手段から供給された前記テープ
    心線を集合し且つ積層して前記積層テープ心線を形成す
    る積層テープ形成手段とを備え、 前記積層テープ形成手段は、前記テープ心線を集合し且
    つ積層するとともに各テープ心線を相互に離れた状態に
    保つ仕切り壁を備えた積層ダイスと、前記積層ダイスで
    形成した前記積層テープ心線を前記スペーサのスロット
    内に案内するとともに前記仕切り壁に連続して各テープ
    心線を相互に離れた状態に保つ隔壁を備えたガイドパイ
    プとからなることを特徴とするテープ心線の撚り合わせ
    装置。
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