JPH11118778A - 熱分析装置 - Google Patents
熱分析装置Info
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- JPH11118778A JPH11118778A JP28664997A JP28664997A JPH11118778A JP H11118778 A JPH11118778 A JP H11118778A JP 28664997 A JP28664997 A JP 28664997A JP 28664997 A JP28664997 A JP 28664997A JP H11118778 A JPH11118778 A JP H11118778A
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Abstract
熱分解分析ができる熱分析装置を提供する。 【解決手段】熱分解炉2と、検出手段3と、熱分解炉2
及び検出手段3を接続する接続部4と、熱分解炉2を加
熱する第1の加熱手段5と、接続部4を加熱する第2の
加熱手段6と、両加熱手段5,6を制御する加熱制御手
段7と、熱分解炉冷却手段9と、冷却手段9を制御する
冷却制御手段7とからなる。加熱制御手段7は、一の試
料の熱分解後、加熱手段5を停止し、他の試料を低温か
ら高温に昇温する前に、接続部4の温度が前記昇温の出
発温度に対応する温度になる様に加熱手段6を制御す
る。このとき冷却制御手段7は、冷却手段9により熱分
解炉2を冷却する。加熱制御手段7は、前記昇温時、熱
分解炉2の温度の昇温速度以上の速度で接続部4の温度
を上昇させる。接続部4を冷却する接続部冷却手段17
を設ける。
Description
子試料の特定のために、発生ガス分析法と熱分解ガスク
ロマトグラフィー法とを連続して行うことができる熱分
析装置に関するものである。
樹脂等の高分子試料の特定のために、まず、該試料を室
温乃至100℃程度の温度から300℃程度の温度に昇
温して前記揮発性成分を順次気化させ、発生した気相成
分を分離・検出する発生ガスの分析を行い、次いで該試
料をさらに高温の550℃程度の温度に加熱して高分子
成分を熱分解し、発生した気相成分を分離、検出する熱
分解ガスクロマトグラフィー(Py−GC)を行うとい
うように、前記発生ガスの分析と熱分解とを連続して行
うことができるようにした熱分析装置が知られている。
温、加熱する熱分解炉と、該熱分解炉で生成した気相成
分を検出する検出手段とを備え、前記検出手段には、発
生した気相成分を分離カラムを介して水素イオン化検出
器(FID)、質量分析計(MS)、原子発光分析計
(AED)等の検出器に導入して検出するものが用いら
れる。尚、前記発生ガス分析の際には、前記気相成分は
順次生成し、分離する必要がない場合は、前記FID、
MS、AED等の検出器は分離カラムを介さず、分解能
のないカラムを介して前記熱分解炉に接続する様にして
もよい。
した気相成分を前記検出手段に導入する際に、前記気相
成分の凝縮を防止するために、前記熱分解炉と前記検出
手段との距離をできるだけ小さくすると共に、前記熱分
解炉と前記検出手段とを接続するインターフェース部を
設け、該インターフェース部を250℃以上の温度、例
えば300℃程度の温度に保持するようになっている。
種の試料を複数の試料に分割し、このうちの一つを用い
て試験的な分析を行い、その結果に基づいて他の試料で
精密な分析を行うというように、複数回の分析操作を行
うことが行われている。この場合、一の試料について前
記手順により熱分解を終了した後、他の試料について再
び発生ガス分析を行うためには、前記熱分解のために5
50℃程度に加熱されている熱分解炉を100℃以下
に、試料によっては室温乃至50℃程度の温度に冷却す
る必要がある。
熱分解後、単に前記熱分解炉の加熱を停止するだけで
は、前記熱分解炉が前記のように冷却されるまでに長時
間を要し、一の試料の熱分解後、速やかに他の試料の発
生ガス分析を行うことができないという不都合がある。
前記不都合を解決するために、前記熱分解炉の外周部に
圧縮空気を吹き付ける等して前記熱分解炉を冷却するこ
とも考えられるが、前記熱分解炉は、前記接続部からの
熱伝導、輻射熱等により加熱されており、前記のように
冷却するだけでは十分な効果が得られない。
合を解消して、一の試料の熱分解後、速やかに他の試料
の発生ガス分析を行うことができる熱分析装置を提供す
ることを目的とする。
めに、本発明の熱分析装置は、試料を低温から高温に昇
温して順次気相成分を発生させ、次いで該試料をさらに
高温に加熱して気相成分に熱分解する熱分解炉と、該熱
分解炉で生成した気相成分を検出する検出手段と、該熱
分解炉と該検出手段とを接続する接続部と、該熱分解炉
を加熱する第1の加熱手段と、該接続部を加熱する第2
の加熱手段とからなる熱分析装置において、両加熱手段
による加熱を制御する加熱制御手段と、前記熱分解炉を
冷却する熱分解炉冷却手段と、該熱分解炉冷却手段によ
る冷却を制御する冷却制御手段とを設け、前記加熱制御
手段は一の試料の熱分解後、前記第1の加熱手段による
加熱を停止すると共に、他の試料を低温から高温に昇温
する前に、前記接続部の温度が前記試料を低温から高温
に昇温する際の出発温度に対応する温度になる様に前記
第2の加熱手段を制御し、前記冷却制御手段は一の試料
の熱分解後、他の試料を低温から高温に昇温する前に該
熱分解炉冷却手段により前記熱分解炉を冷却することを
特徴とする。
加熱制御手段は、前記第1の加熱手段を作動させると共
に、これを制御して、前記熱分解炉を低温から高温に昇
温する。また、前記加熱制御手段は、前記第1の加熱手
段と同時に前記第2の加熱手段を作動させて、これを制
御し、前記熱分解炉で生成した気相成分が前記接続部で
凝縮しないように前記接続部を所定の温度に加熱し、該
温度に保持する。
記試料が低温から高温に昇温され、該試料中の揮発性成
分が順次気化して気相成分が生成する。そこで、生成し
た気相成分は順次、前記検出手段に導入され、分離・検
出される。
了したならば、前記加熱制御手段はに前記第1の加熱手
段を制御して、前記試料をさらに高温に加熱して、該試
料中の高分子成分を熱分解し、気相成分の混合物を生成
させる。そして、前記熱分解により生成した気相成分の
混合物は、前記検出手段に導入され、個々の気相成分に
分離、検出される。
り一つの試料の熱分解が終了したならば、次に、新しい
試料を再び低温から昇温できる様に、前記加熱制御手段
が前記第1の加熱手段による加熱を停止すると共に、前
記冷却制御手段が前記熱分解炉冷却手段を作動させる。
このとき、前記加熱制御手段はまた、前記第2の加熱手
段を制御し、前記接続部の温度が前記試料を低温から高
温に昇温する際の出発温度に対応する温度になる様に加
熱量を制限する。この結果、前記熱分解炉冷却手段によ
り前記熱分解炉が直接冷却されると共に、前記接続部の
熱の前記熱分解炉に対する影響が低減され、前記熱分解
炉は一の試料の熱分解後、短時間のうちに室温乃至50
℃程度の温度まで冷却される。
前記のように冷却されたならば、前記冷却制御手段が前
記熱分解炉冷却手段を停止させると共に、前記加熱制御
手段が第1及び第2の加熱手段を制御して、他の試料に
ついて再び前述の操作を繰り返し低温から高温に昇温す
る。
の試料の熱分解後、他の試料の室温乃至50℃程度の温
度からの昇温を速やかに行うことができる。
制御手段は、試料を低温から高温に昇温して順次気相成
分を発生させるときに、前記熱分解炉の温度の昇温速度
以上の速度で前記接続部の温度を上昇させるように前記
第2の加熱手段を制御する。このようにすることによ
り、前記接続部の温度が前記熱分解炉の温度と同等もし
くはそれより早く上昇するので、前記昇温の開始時に前
記接続部が冷却されているときにも、前記熱分解炉で発
生する気相成分の前記接続部における凝縮を防止するこ
とができる。
御手段により制御されて前記接続部を冷却する接続部冷
却手段を設けたことを特徴とする。前記接続部冷却手段
は、前記加熱制御手段により前記第2の加熱手段を制御
して加熱量を制限する際に、前記冷却制御手段により制
御されて前記接続部を冷却することにより、前記接続部
を迅速に冷却することができる。
本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図
1は本実施形態の熱分析装置の一構成例を示すシステム
構成図であり、図2は図1示の熱分析装置の制御系統を
示すブロック図である。
と可塑剤などの揮発性成分とからなる1つの試料につい
て昇温による発生ガスの分析と、基質ポリマーの熱分解
ガスクロマトグラフィー(Py−GC)法による分析操
作とを連続して行うことができるダブルショット・パイ
ロライザーであり、図1及び図2に示すように、円筒状
ケース1内に備えられた熱分解炉2と、熱分解炉2で生
成した気相成分を検出する検出手段3と、熱分解炉2と
検出手段3とを接続する接続部であるインターフェース
4とを備えている。この熱分解炉2は、石英熱分解管と
熱分解炉ブロックとから構成されており、発生ガス等は
熱分解管中を通過して検出手段3へ流入する。熱分解炉
2及びインターフェース4はそれぞれその内部にヒータ
5,6を備え、各ヒータ5,6は円筒状ケース1の外部
に備えられた冷熱制御手段7に接続されている。
れている。導管8は、その上流側の端部が冷熱制御手段
7に制御される電磁弁9を介して円筒状ケース1の外部
に備えられた圧縮ガスボンベ10に接続されて、電磁弁
9が開弁されたときに空気、窒素ガス、炭酸ガス等の圧
縮ガスを冷媒として流通できるようになっている。尚、
導管8の下流側の端部は、円筒状ケース1の外部で外気
に開放されており、前記圧縮空気が熱分解炉2の冷却後
に円筒状ケース1の外部に放出されるようになってい
る。
る温度センサ11が設けられ、冷熱制御手段7に接続さ
れている。さらに、熱分解炉2は、その上部で円筒状ケ
ース1に設けられたキャリヤガス導入口2aに連通する
と共に、図示しない試料導入装置により熱分解炉2内に
試料を導入できるようになっている。
方に設けられた恒温槽12内に収容された分離カラム1
3と、分離カラム13の末端部に接続された検出器14
とからなり、分離カラム13の他方の端部はインターフ
ェース4の下部に連通するガスクロマトグラフ用注入口
15に挿入されている。前記分離カラム13としては、
金属製キャピラリーカラム等を用いることができる。ま
た、検出器14としては、水素イオン化検出器(FI
D)、質量分析計(MS)、原子発光分析計(AED)
等、それ自体公知の検出器を用いることができる。
記インターフェース4の周壁に導管16が埋設されてい
る。導管16は、その上流側の端部が冷熱制御手段7に
制御される電磁弁17を介して円筒状ケース1の外部に
備えられた圧縮ガスボンベ18に接続されて、電磁弁1
7が開弁されたときに空気、窒素ガス、炭酸ガス等の圧
縮ガスを冷媒として流通できるようになっている。尚、
導管16の下流側の端部は、円筒状ケース1の外部で外
気に開放されており、前記圧縮空気がインターフェース
4の冷却後に円筒状ケース1の外部に放出されるように
なっている。
ンターフェース4の温度を検知する温度センサ19が設
けられ、冷熱制御手段7に接続されている。
る加熱を制御する加熱制御手段としての機能と、電磁弁
9,17から流通される冷媒による冷却を制御する冷却
制御手段としての機能とを兼ね備えている。冷熱制御手
段7は、図2示のように、タイマ20,CPU21,R
AM22,ROM23等を備えるマイクロコンピュータ
であり、外部入力装置24によりオン・オフされ、或い
は加熱に必要なプログラムを入力できるようになってい
る。
いて説明する。
未知の高分子試料の分析を行うときには、まず、外部入
力装置24に備えられたスイッチをオンすることによ
り、冷熱制御手段7を作動させる。すると、冷熱制御手
段7はヒータ5を作動させると共に、ヒータ5を制御し
て、熱分解炉2を前記高分子試料を低温から高温に昇温
して順次気相成分を発生させるときの出発温度、例え
ば、50℃まで加熱し、該温度に保持する。また、冷熱
制御手段7は、ヒータ5と同時にヒータ6を作動させる
と共に、ヒータ6を制御して、インタフェース4を所定
の温度、例えば、150℃まで加熱し、該温度に保持す
る。
加熱制御は、一般に比例制御法等が用いられ、単位時間
毎に温度センサ11,19により検知される温度(検知
温)を予め定められた設定値と比較し、検知温が設定値
よりも低ければ、ヒータ5,6にさらに電圧を印加する
というようにして行われる。
の温度が前記所定の温度に達したならば、前記高分子試
料を図示しない試料導入装置により熱分解炉2内に導入
する。このとき、前記高分子試料は、均等に複数の試料
に分割し、その一を取って初回の試料とする。
2内に導入されたならば、外部入力装置24を操作し
て、冷熱制御手段7による前記試料の加熱を開始する。
加熱が開始されると、冷熱制御手段7は前記の様にして
ヒータ5を制御し、熱分解炉2の温度を例えば20℃/
分の昇温速度で300℃まで昇温する。また、冷熱制御
手段7は、同時にヒータ6を制御し、インターフェース
4の温度を例えば20℃/分以上の昇温速度で300℃
まで昇温し、該温度に保持する。
ことにより、前記試料中の揮発性成分が順次気化され、
気相成分が生成する。前記のようにして生成した気相成
分は、キャリヤガス導入口2aから導入されるヘリウム
等のキャリヤガスにより、分離カラム13を介して検出
器14に導入され、検出される。このとき、インターフ
ェース4は、前記の様に熱分解炉2の昇温速度以上の速
度で昇温されているので、その温度は熱分解炉2の温度
と同じか、またはそれより高温であり、熱分解炉2内で
発生した気相成分は、途中で停滞したり、凝縮したりす
ることなく分離カラム13に導入され、分離・分析され
る。そして、分析終了とともに、GC温恒温相槽温度は
初期温度にまで自動的に冷却され、該温度に保持され
る。
了すると、冷熱制御手段7はインターフェース4を前記
温度に保持しつつ、ヒータ5を制御して、熱分解炉2内
の温度をさらに高温の550℃になる様に加熱し、前記
試料中の高分子成分を熱分解する。これにより、前記高
分子成分が瞬間的に、或いは短時間、通常は約数分間以
内に連続して熱分解されて分解生成物が気化し、複数の
気相成分の混合物が生成する。 前記気相成分の混合物
は、キャリヤガス導入口2aから導入されるキャリヤガ
スにより、分離カラム13に導入され、分離カラム13
にて個々の気相成分に分離された上、検出器14に導入
され、検出される。このとき、インターフェース4は前
記温度に保持されているので、熱分解炉2内で発生した
気相成分は、途中で停滞したり、凝縮したりすることな
く分離カラム13に導入され、分離・分析される。
7は温度センサ11の検知温が550℃に達すると、タ
イマ20をスタートさせる。タイマ20は例えば1分間
でタイムアップし、タイマ20がタイムアップすると、
冷熱制御手段7は初回の試料の熱分解が完了したものと
判断し、次の試料の分析操作のために、ヒータ5による
加熱を停止し、熱分解炉2及びインターフェース4の冷
却を行う。
ず、電磁弁9を開弁し、ボンベ10から導管8に空気、
窒素ガス、炭酸ガス等の圧縮ガスを冷媒として流通させ
る。前記冷媒は、圧縮空気の場合、例えば5Kg/cm
2 の圧力、10リットル/分の流量で流通される。
管8に流通されて熱分解炉2を冷却したのち、加熱され
たガスが導管8の下流側端部から円筒状ケース1の外部
に排出されるので、熱分解炉2の周辺部材を不必要に加
熱することなく、所期の効果を奏することができる。
するのと同時にヒータ6を制御してその加熱量を制限
し、インターフェース4の温度が前記試料中の揮発性成
分が順次気化するときの出発温度に対応する温度になる
ようにする。前記ヒータ6の制御は、熱分解炉2の炉内
温度を前記出発温度t0 ℃まで低下させるときに、イン
ターフェース4の温度をt℃として、例えば、t=t0
+C(Cは定数)となるようにして行う。
サ19により検知される温度が前記式により定まるt℃
に達するまでヒータ6に対する電圧の印加を中断し、温
度センサ19により検知される温度がt℃に達したなら
ば、電磁弁9を閉弁すると共に、ヒータ6に対する電圧
の印加を再開し、それ以降はインターフェース4の温度
がt℃に保持される様にヒータ6を制御する。
り、例えばC=100のときに前記出発温度が100℃
であれば、インターフェース4の温度は200℃まで冷
却される。また、前記出発温度が50℃であれば、イン
ターフェース4の温度は150℃まで冷却される。尚、
前記出発温度が100℃であるときには、熱分解炉2の
炉内温度は100℃まで低下され、出発温度が50℃で
あるときには、熱分解炉2の炉内温度は50℃まで低下
される。
後、熱分解炉2の冷却と共に前記の様にヒータ6の加熱
量を制限することにより、熱分解炉2の炉内温度を55
0℃から50℃まで20分で低下させることができた。
い1つを取って、該試料が図示しない試料導入装置によ
り熱分解炉2内に導入されると、冷熱制御手段7は再び
ヒータ5により熱分解炉2を加熱して、該試料の分析操
作を開始する。
に冷却された状態であるので、冷熱制御手段7はヒータ
6を制御し、熱分解炉2の温度の昇温速度以上の速度
で、インターフェース4の温度を上昇させる。例えば、
冷熱制御手段7は、熱分解炉2の温度を50℃から30
0℃まで20℃/分で昇温するときには、インターフェ
ース4の温度を150℃から300℃まで20℃/分以
上の速度で昇温させる。そして、冷熱制御手段7は、イ
ンターフェース4の温度が300℃に達したならば、そ
れ以降は該温度に保持するようにヒータ6を制御する。
ては、該試料を室温乃至50℃程度の低温から加熱する
ことができ、しかも、該加熱により生成する気相成分が
インターフェース4で停滞、凝縮することを防止するこ
とができる。
前記のように熱分解炉2の温度を低下させる際に、冷熱
制御手段7がヒータ6の加熱を制限する制御を行うよう
にしているが、冷熱制御手段7は、さらに、前記ヒータ
6の制御と平行して電磁弁17を開弁して、ボンベ18
から導管16に前記冷媒を流通させるようにしてもよ
い。このようにすることにより、インターフェース4の
冷却を促進することができる。
加熱と、電磁弁9,17から流通される冷媒による冷却
とを単一の制御手段、すなわち冷熱制御手段7により制
御しているが、前記加熱と、冷却とはそれぞれ別個の制
御手段により制御する様にしてもよい。
構成図。
図。
第1の加熱手段、 6…第2の加熱手段、 7…加熱制
御手段及び冷却制御手段、 8…導管、 9…熱分解炉
冷却手段、 16…導管、 17…接続部冷却手段。
Claims (3)
- 【請求項1】試料を低温から高温に昇温して順次気相成
分を発生させ、次いで該試料をさらに高温に加熱して気
相成分に熱分解する熱分解炉と、該熱分解炉で生成した
気相成分を検出する検出手段と、該熱分解炉と該検出手
段とを接続する接続部と、該熱分解炉を加熱する第1の
加熱手段と、該接続部を加熱する第2の加熱手段とから
なる熱分析装置において、 両加熱手段による加熱を制御する加熱制御手段と、前記
熱分解炉を冷却する熱分解炉冷却手段と、該熱分解炉冷
却手段による冷却を制御する冷却制御手段とを設け、前
記加熱制御手段は一の試料の熱分解後、前記第1の加熱
手段による加熱を停止すると共に、他の試料を低温から
高温に昇温する前に、前記接続部の温度が前記試料を低
温から高温に昇温する際の出発温度に対応する温度にな
る様に前記第2の加熱手段を制御し、前記冷却制御手段
は一の試料の熱分解後、他の試料を低温から高温に昇温
する前に該熱分解炉冷却手段により前記熱分解炉を冷却
することを特徴とする熱分析装置。 - 【請求項2】前記加熱制御手段は、試料を低温から高温
に昇温して順次気相成分を発生させるときに、前記熱分
解炉の温度の昇温速度以上の速度で前記接続部の温度を
上昇させるように前記第2の加熱手段を制御することを
特徴とする請求項1記載の熱分析装置。 - 【請求項3】前記冷却制御手段により制御されて前記接
続部を冷却する接続部冷却手段を設けたことを特徴とす
る請求項1または請求項2記載の熱分析装置。
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ID=17707167
Family Applications (1)
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JP28664997A Expired - Lifetime JP3965234B2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | 熱分析装置 |
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Cited By (4)
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1997
- 1997-10-20 JP JP28664997A patent/JP3965234B2/ja not_active Expired - Lifetime
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