JPH03276550A - 超臨界クロマトグラフィ質量分析装置 - Google Patents

超臨界クロマトグラフィ質量分析装置

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JPH03276550A
JPH03276550A JP2080415A JP8041590A JPH03276550A JP H03276550 A JPH03276550 A JP H03276550A JP 2080415 A JP2080415 A JP 2080415A JP 8041590 A JP8041590 A JP 8041590A JP H03276550 A JPH03276550 A JP H03276550A
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resistor film
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Hiroshi Nagayanagi
永柳 衍
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、超臨界クロマトグラフィ質量分析装置(以下
、SPC/MSという)に係り、特には、インターフェ
イス部分の改良に関する。
〈従来の技術〉 従来のこの種のSFC/MSとして、第2図に示す構成
のものがある。この装置では、超臨界状態の試料を成分
分離する超臨界クロマトグラフlと、成分分離後の試料
をイオン化するイオン化室2と、このイオン化室2から
のイオンを質量分離する質量分析計4(この例では四重
極型質皇分析計)とを備えるとともに、超臨界クロマト
グラフlとイオン化室2との間にはインターフェイス6
が配設されている。このインターフェイス6は、差動排
気室8を有し、この差動排気室8内に前記超臨界クロマ
トグラフlを構成する溶融石英等でできたカラムIOの
一端が挿入され、その挿入部分10aの先端は超臨界状
態を維持するために細径のオリフィス部10alか形成
されている。また、挿入部分10aの外周にはカラム加
熱用のヒータ12が設けられている。なお、14は真空
差圧発生用のスキマー 16は熱電子発生用のフィラメ
ント、18はトラップである。
この装置では、超臨界クロマトグラフlによりCOtな
どのキャリアを用いてカラム10中を流れる超臨界状態
の試料を成分分離する。成分分離された試料は、カラム
10の先端出口のオリイス部10a+から膨張して気体
となる。そして、気体となった試料は、スキマー14を
通り、イオン化室2内でフィラメント16からの熱電子
により衝撃されてイオン化され、引き続いて、質量分析
計4で質量分離された後、図外の検出器で検出される。
これにより、試料の成分濃度か測定される。
試料やキャリアを上記のカラム10のオリイス部10a
+から単に気化させて放出する場合には、その際の気化
潜熱によって挿入部分10aが低温になり、カラム10
中に高沸点の試料が残存する。
そのため、試料の気化が不十分となって所望の検出強度
が得られず、定量性に欠けたものとなる。
これを防止するため、従来技術では、ヒータ12を通電
加熱することによりカラム夏0の挿入部分10aを間接
的に加熱し、高沸点の試料でも効率良く気化されるよう
にしている。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、試料はカラム10中で成分分離されるために
、時間経過とともに組成や流量が途中で変化する。これ
に伴い、カラムlOの挿入部分lOaにおける温度も変
動するので、これに追従するかたちでヒータhの加熱温
度を制御することが必要となる。
しかし、従来のものは、カラム10をヒータ12で間接
加熱している構成のため、ヒータ12の温度制御が試料
の温度変化に十分に追従できず、そのため、挿入部分1
0aでの温度が低下して高沸点試料の気化が不十分とな
り、依然としてカラム10内に試料が残留するなどの問
題があった。
この不具合を解決するには、たとえば、カラム10をス
テンレス管で製作し、このステンレス管を直接的に通電
加熱することにより、高沸点試料のカラム10中への残
留防止を図ることが考えられる。
しかし、゛カラム10内の流体を超臨界状態に維持する
ためには、カラムlOのオリイス部10a。
の内径を10μm程度に形成することが必要となるが、
ステンレス管を使用してこのような細径のオリイス部1
0a+を形成することは難しい。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、カラム中を流れる試料の組成や流量が変化した場合
でも、その変化に直ちに追従してカラム温度を一定に保
つことができるようにして、高精度の分析を行えるよう
にするものである。
そのため、本発明は、超臨界状態の試料を成分分離する
超臨界クロマトグラフと、超臨界クロマトグラフで成分
分離された試料をイオン化するイオン化室と、このイオ
ン化室からのイオンを質量分離する質量分析計とを備え
るとともに、萌記超臨界クロマトグラフとイオン化室と
の間にはインターフェイスが配設され、このインターフ
ェイスは、差動排気室を有し、この差動排気室内に前記
超臨界クロマトグラフを構成するカラムの一端が挿入さ
れ、その挿入部分の先端出口部には細径のオリフィス部
が形成されている超臨界クロマトグラフィ質量分析装置
において17次の構成を採る。
すなわち、本発明の超臨界クロマトグラフィ質量分析装
置では、差動排気室内に挿入されたカラムの挿入部分の
外周部に抵抗膜を形成し、この抵抗膜に通電用の接続端
子を接続した構成とした。
〈作用〉 上記構成において、カラムの差動排気室への挿入部分は
、カラムの外周に形成された抵抗膜によって直接加熱さ
れる。すなわち、従来に比べて熱伝導率が改善されるた
め、カラム中を流れる試料の組成や流量が変化した場合
には、その変化に直ちに追従してカラムが加熱されるた
め、カラムの温度を一定に保つことができる。
〈実施例〉 第1図は本発明の実施例に係る超臨界クロマトグラフィ
質量分析装置のインターフェイス部分の概略構成図であ
り、第2図に示した従来例に対応する部分には、同一の
符号を付す。
第1図において、符号10は超臨界クロマトグラフを構
成するカラムであり、このカラムは、溶融石英でできて
おり、その一端部がインターフェイス6の差動排気室8
内に挿入されている。そして、カラム10の差動排気室
8への挿入部分10aの先端は超臨界状態を維持するた
めに細径のオリフィス部10a1が形成されている。ま
た、挿入部分10aの外周部には抵抗膜10a、が設け
られている。この抵抗膜10atは、たとえば金属を真
空蒸着するなどして形成される。そして、抵抗膜10a
、に通電用の接続端子11a、Ilbが接続されている
。なお、13は抵抗膜10atに接触された温度センサ
(たとえば熱電対)である。
上記構成において、超臨界状態の試料は、カラムlO中
で成分分離され、成分分離された試料は、カラム10の
先端出口のオリフィス部10a、から膨張して気体とな
って差動排気室8に放出される。
試料やキャリアがオリフィス部10a+から気化される
際には、その気化潜熱によって挿入部分lOaが低温に
なるので、抵抗膜10a、を接続端子11aS llb
を介して通電加熱することにより、挿入部分10aの温
度低下が防止される。この場合、抵抗膜10atによっ
てカラムlOの挿入部分10aは直接加熱されるから、
従来に比べて熱伝導率が高く、したがって、カラムlO
中を流れる試料の組成や流量が変化した場合でも、その
変化に直ちに追従して直ちにカラム10が加熱される。
特に、挿入部分10aの温度変化を温度センサ13で検
出して抵抗膜10a2への電力供給を図外のコントロー
ラでフィードバック制御するようにすれば、カラム】0
の挿入部分10aの温度を常に一定に保つことができる
ので、高沸点の試料でも、カラム10中に残存すること
がなくなる。
〈発明の効果〉 本発明によれば、カラムの差動排気室への挿入部分は、
カラムの外周に形成された抵抗膜によって直接加熱され
るので熱伝導率が高く、したがって、カラム中を流れる
試料の組成や流量か変化した場合でも、その変化に直ち
に追従してカラムの温度を制御することかできる。この
ため、高沸点試料におけるカラム内の残留か無くなり、
高精度の分析を行うことが可能となる等の優れた効果が
発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る超臨界クロマトグラフィ
質量分析装置のインターフェイス部分の概略構成図、第
2図は従来の超臨界クロマトグラフィ質量分析装置の全
体的な概略構成図である。 6・−・インターフェイス、8・・・差動排気室、IO
・・・カラム、IOa・・・挿入部分、LOa、・・・
オリフィス部、10a、・・・抵抗膜、lla、flb
・・・接続端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)超臨界状態の試料を成分分離する超臨界クロマト
    グラフと、超臨界クロマトグラフで成分分離された試料
    をイオン化するイオン化室と、このイオン化室からのイ
    オンを質量分離する質量分析計とを備えるとともに、前
    記超臨界クロマトグラフとイオン化室との間にはインタ
    ーフェイスが配設され、このインターフェイスは、差動
    排気室を有し、この差動排気室内に前記超臨界クロマト
    グラフを構成するカラムの一端が挿入され、その挿入部
    分の先端出口部には細径のオリフィス部が形成されてい
    る超臨界クロマトグラフィ質量分析装置において、 前記差動排気室内に挿入されたカラムの挿入部分の外周
    部に抵抗膜を形成し、この抵抗膜に通電用の接続端子を
    接続したことを特徴とする超臨界クロマトグラフィ質量
    分析装置。
JP2080415A 1990-03-27 1990-03-27 超臨界クロマトグラフィ質量分析装置 Expired - Lifetime JP2943225B2 (ja)

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JP2008128886A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Shimadzu Corp 質量分析計
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US10763095B2 (en) 2016-06-02 2020-09-01 Shimadzu Corporation Ionizer and mass spectrometer system

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