JPH11117953A - 操作装置 - Google Patents

操作装置

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JPH11117953A
JPH11117953A JP10221596A JP22159698A JPH11117953A JP H11117953 A JPH11117953 A JP H11117953A JP 10221596 A JP10221596 A JP 10221596A JP 22159698 A JP22159698 A JP 22159698A JP H11117953 A JPH11117953 A JP H11117953A
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JP
Japan
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operating device
gear
driven
transmission
force
Prior art date
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Pending
Application number
JP10221596A
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English (en)
Inventor
Reinhard Berger
ベルガー ラインハルト
Andreas Deimel
ダイメル アンドレアス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LuK Getriebe Systeme GmbH
Original Assignee
LuK Getriebe Systeme GmbH
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Filing date
Publication date
Application filed by LuK Getriebe Systeme GmbH filed Critical LuK Getriebe Systeme GmbH
Publication of JPH11117953A publication Critical patent/JPH11117953A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D28/00Electrically-actuated clutches
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D7/00Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock
    • F16D7/04Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type
    • F16D7/042Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type with at least one part moving axially between engagement and disengagement
    • F16D7/044Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type with at least one part moving axially between engagement and disengagement the axially moving part being coaxial with the rotation, e.g. a gear with face teeth

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さな構造スペースしか必要としない操作装
置を提供する。 【解決手段】 第1の下位ユニットと第2の下位ユニッ
トとが、それぞれそれ自体完結されたモジュールとして
形成されていて、機械的な結合によって1つの構成ユニ
ットを成すように互いに結合可能であり、第1の下位ユ
ニットが電気的な差込接続部を有していて、第2の下位
ユニットも電気的な差込接続部を有しており、両下位ユ
ニットがこれらの電気的な差込接続部によって電気的に
接続可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の駆動力伝
達経路内のクラッチの自動化された操作のための操作装
置であって、駆動モータと被駆動側の被駆動エレメント
とを有する第1の下位ユニットと、駆動モータの駆動運
動を被駆動エレメントの被駆動運動に変換する伝動装置
と、電子出力装置および/または電子制御装置のような
電子装置を有する第2の下位ユニットとが設けられてい
る形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばDE19504847によって公
知のこのような操作装置は、通常の場合、拡大された構
造スペースを有しており、同時にその効率は通常の場合
好適ではない。同様にこのような装置は大抵の場合、組
み付けおよび組み立てが面倒である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、小さ
な構造スペースしか必要としない操作装置を提供するこ
とである。操作装置はできる限り簡単に製造および組み
付けが可能であることが望ましい。さらに本発明の課題
は、装置の伝動装置のできる限り規定されたセルフロッ
クが得られるとともにできる限り良好な効率を有するよ
うな操作装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、第1の下位ユニットと第2の下位
ユニットとが、それぞれそれ自体完結されたモジュール
(abgeschlossenes Modul)として形成されていて、機械
的な結合によって1つの構成ユニットを成すように互い
に結合可能であり、第1の下位ユニットが電気的な差込
接続部を有していて、第2の下位ユニットも電気的な差
込接続部を有しており、両下位ユニットがこれらの電気
的な差込接続部によって電気的に接続可能であるように
した。
【0005】
【発明の効果】両下位ユニットのうちの少なくとも一方
が固有のケーシングを有しており、ケーシングを有する
下位ユニットが、それ自体完結されたモジュールとして
形成されていると有利である。さらに、ケーシングを備
えた少なくとも一方の下位ユニットが、シールされた下
位ユニットとしてダスト密におよび/または水密のよう
に液密に形成されていると有利である。両下位ユニット
の機械的な結合が電気的な差込接続部によって行なわれ
るようになっていても有利である。これにより電気的な
接続も機械的な結合も差込体により行なうことができ
る。
【0006】さらに、両下位ユニットの機械的な結合
が、少なくとも1つの機械的な形状接続的なスナップ結
合部によって行なわれるようになっていると有利であ
る。この場合、一方の部分のエレメントは他方の部分の
収容部内に係合するか、スナップインする。
【0007】両下位ユニットの機械的な結合が、ねじ、
リベットまたは接着結合手段のような少なくとも1つの
結合手段によって行なわれるようになっていると有利で
ある。
【0008】さらに、両下位ユニットの機械的な結合
が、少なくとも1つの結合手段によって行なわれ、該少
なくとも1つの結合手段が、自動車内部に構成ユニット
全体を固定するためにも役立つと有利である。これによ
り、両下位ユニットの結合は、両下位ユニットを車両に
固定するための固定手段と、電気的な接続部とを介して
のみ行なわれる。
【0009】この場合、一方の電気的な差込接続部が差
込体(Stecker)として、他方の電気的な差込接続部が差
込体受口(Buchse)として形成されていると有利であ
る。
【0010】電子出力装置および/または電子制御装置
のような電子装置を収容する、第2の下位ユニットのケ
ーシングが、少なくとも2つのケーシングシェルから成
っており、該ケーシングシェルが互いに結合可能である
と特に有利である。電子装置は、これらのケーシングシ
ェルの間に配置されている。第2の下位ユニットの少な
くとも1つのケーシングシェルがプラスチックから成っ
ていると有利である。第2の下位ユニットの少なくとも
1つのケーシングシェルが金属から成っていても有利で
ある。さらに、第2の下位ユニットが、他の車両電子ユ
ニットおよび/またはセンサとの電気的な接続を達成す
るための別の電気的な差込接続部を有していると有利で
ある。
【0011】本発明による別の思想によれば、自動車の
駆動力伝達経路内のクラッチの自動化された操作のため
の操作装置であって、駆動モータのような駆動ユニット
と、被駆動側の被駆動エレメントと、駆動モータの駆動
運動を被駆動エレメントの被駆動運動に変換する伝動装
置とが設けられている形式のものにおいて、伝動装置は
少なくとも2つの部分伝動装置を有していて、装置の駆
動ユニットと被駆動エレメントとの間に滑りクラッチが
力伝達経路内に配置されている。この場合、伝動装置が
少なくとも2つの部分伝動装置から成っており、1つの
部分伝動装置が少なくとも1つの平歯車伝動装置を有し
ていると特に有利である。さらに、伝動装置が少なくと
も2つの部分伝動装置から成っており、1つの部分伝動
装置が少なくとも1つのスピンドル伝動装置を有してい
ると有利である。スピンドル伝動装置が平歯車伝動装置
に力伝達経路において後接続されていると有利である。
【0012】平歯車伝動装置が、互いに噛み合う2つの
平歯車のような歯車を有する1段式の伝動装置として形
成されており、駆動側および被駆動側の歯車が力伝達経
路内に配置されていると有利である。
【0013】平歯車伝動装置が、3つの平歯車のような
歯車を備えた2段式の伝動装置として形成されており、
それぞれ2つの歯車が互いに噛み合っており、駆動側お
よび被駆動側の歯車と中間歯車とが力伝達経路内に配置
されていると有利である。
【0014】駆動側の歯車が駆動ユニットの被駆動軸に
回動不能に受容されていると有利である。さらに、平歯
車伝動装置の被駆動側の歯車と、スピンドルのようなス
ピンドル伝動装置の駆動側のエレメントとの間に、滑り
クラッチが力伝達経路内に配置されていると有利であ
る。これは例えばスピンドルのボスであってよく、また
は、スピンドル自体であるか、スピンドルに作用結合さ
れたエレメントであってよい。
【0015】駆動ユニットの被駆動軸と平歯車伝動装置
の駆動側の歯車との間に滑りクラッチが力伝達経路内に
配置されていると有利である。この場合、滑りクラッチ
が力伝達経路内で部分伝動装置相互間に配置されている
と有利である。
【0016】滑りクラッチが、平歯車伝動装置の1つの
歯車の歯列のために設けられたスペース領域内部に半径
方向で配置されていても有利である。滑りクラッチが、
平歯車伝動装置の1つの歯車の歯列のために設けられ
た、軸方向の広がりを有するスペース領域内部に軸方向
で配置されていても有利である。さらに、滑りクラッチ
が1つの歯車に組み込まれている、つまり滑りクラッチ
が歯車内部に配置されていて、場合によっては、滑りク
ラッチの滑り面のような個々の構成部分が歯車に結合さ
れているか、または歯車に一体的に形成されていると有
利である。一体的な構成部分として滑りクラッチをこの
ように配置することにより、本発明の基づき構造スペー
スが節約される。このようなスペース節約は車両内部に
おける今日の構造スペース事情においては決定的なもの
になってきている。
【0017】滑りクラッチが、第1の接触面を支持する
第1のエレメントと、第2の対応接触面を有する第2の
エレメントとを有しており、両エレメントが力貯え器に
よって互いに負荷され合っていると有利である。この場
合、力貯え器が皿ばねであると有利である。本発明によ
る皿ばねを力貯え器として使用することも、構造スペー
スを節約するのに役立つ。皿ばねの、半径方向内側およ
び/または半径方向外側の縁部領域に設けられた歯列
は、摩擦リングとボスとの間のトルク伝達に役立つ。こ
のことは本発明によれば構造スペースを節約すると同時
に、皿ばねのようなエレメントに、多重の機能(圧着お
よびトルク伝達)が課せられる。これにより、本発明に
よれば、装置の多様な構成部材を減じることができる。
これにより、部品点数が減じられることにより、組付条
件も簡単化される。
【0018】力貯え器が、丸い、楕円形の、または角形
の材料横断面のような線材横断面を有するコイルばねで
あるか、または、力貯え器が、丸い、楕円形の、または
角形の材料横断面のような線材横断面を有する波形ばね
(Wellfeder)であっても有利である。
【0019】第1の接触面を支持する第1のエレメント
が1つの歯車と一体的に形成されていても有利である。
別の1構成において、第1の接触面を支持する第1のエ
レメントが1つの歯車と形状接続的に結合されていても
有利である。このような形状接続的な結合は、収容部領
域内に突起または歯列を係合させることにより実現する
ことができる。
【0020】第1の接触面を支持する第1のエレメント
が、ほぼ円環状の摩擦面または接触面を有するように形
成されていると有利である。さらに、第2の接触面を支
持する第2のエレメントが、ほぼ円環状のエレメントと
して形成されていると有利である。この場合、円環状の
エレメントが、ほぼ半径方向に延びる脚部を有してお
り、該脚部が接触面を支持していると有利である。この
場合、円環状のエレメントがほぼ軸方向に延びる脚部を
有しており、該脚部が力貯え器との形状接続的な結合を
生ぜしめていると有利である。第1および/または第2
のほぼ円環状の摩擦面または接触面が平らに形成されて
いても有利である。
【0021】本発明による別の思想によれば、第1およ
び/または第2のほぼ円環状の摩擦面または接触面が、
軸方向で変更を加えられた円環状の面、形状または輪郭
として形成されていると有利である。このことは例え
ば、個々の円環セグメントが周方向で見て軸方向で隆起
していて所定の勾配を有していることにより達成するこ
とができる。円環面の正弦曲線状の輪郭を、軸方向で変
更を加えることにより実現することもできる。
【0022】1構成において、摩擦面の、軸方向で変更
を加えられた形状または輪郭が、摩擦面の円環セグメン
トの一部が周方向で見て軸方向に上り勾配を有し、摩擦
面の円環セグメントの他の部分が周方向で見て軸方向に
下り勾配を有するように形成されており、上り勾配を有
するセグメントと下り勾配を有するセグメントとが交互
に形成されていると特に有利である。
【0023】この場合、下り勾配を有するセグメントの
勾配の度合いが、上り勾配を有するセグメントの勾配の
度合いと同一であると有利である。
【0024】別の構成においては、下り勾配を有するセ
グメントの勾配の度合いが、上り勾配を有するセグメン
トの勾配の度合いと異なると有利である。このような勾
配の度合いの非同一性により、等しい軸方向力で、電動
モータの推動方向と引張り方向とでは異なった緊定トル
ク(Verspennmoment)が生じる、つまり、被駆動側の力作
用時に、滑りクラッチリリース力の異なる作用が生ぜし
められる。このことは、スピンドル伝動装置のスピンド
ルの引張り方向と推動方向とでは異なって生ぜしめられ
る効率に対して補足的に行なわれてよい。
【0025】両エレメントのうちの少なくとも一方が、
皿ばねのような少なくとも1つの力貯え器によって負荷
されるようになっており、これにより、接触面と対応接
触面とが互いに摩擦接触して負荷され合うようになって
いると有利である。さらに、接触面を支持する第1のエ
レメントが被駆動側の歯車であると有利である。駆動ユ
ニットの被駆動軸と被駆動エレメントの軸線とが互いに
平行に配置されていても有利である。
【0026】本発明によるさらに別の思想によれば、ス
ピンドル伝動装置がねじ山付きスピンドルとナットとを
有しており、ナットが支承体によって、軸方向運動可能
にしかしケーシングに対しては回動不能に配置されてい
ると有利である。このことは特に、ナットが球欠状支承
体によって、角度調節可能に運動可能であるがしかしケ
ーシングに対しては回動不能に配置されていると特に有
利である。球欠状支承体は、ケーシングに対するナット
の僅かな傾斜を補償することができる。
【0027】ナットがほぼ半球形の2つの側面のような
面を備えたほぼ球形の輪郭を有し両面の間に歯列が配置
されるように、球欠状支承体が形成されており、球面が
中空円筒体内部に、軸方向に負荷された2つの半球シェ
ルによって軸方向に収容されており、中空円筒体が、ナ
ットの歯列を収容するための内歯列を有していて、円筒
体が外歯列によって軸方向に運動可能であるがしかしケ
ーシング内部の歯列に回動不能に収容されていると有利
である。
【0028】さらに、球欠状支承体の半球シェルの少な
くとも一方が中空円筒体に回動不能に結合されていると
有利である。この場合、球欠状支承体の半球シェルの少
なくとも一方が中空円筒体に、歯列またはスナップ結合
部によって回動不能に結合されていても有利である。
【0029】両半球シェルとナットとが弾性的なエレメ
ントによって互いに負荷され合っていると有利である。
この場合、弾性的なエレメントがばねのような力貯え器
であるか、または、弾性的なエレメントがプラスチック
またはゴムリングのようなエラストマエレメントである
と有利である。
【0030】本発明によるさらに別の思想によれば、操
作装置において、装置のケーシングと被駆動エレメント
または該被駆動エレメントに結合されたエレメントとの
間に、力貯え器が配置されており、該力貯え器がばね力
を被駆動エレメントに加えるようになっていると有利で
ある。被駆動エレメントに対する力貯え器によるこのよ
うな力作用は、電動モータのような駆動モータによる操
作動作を助成する。この力貯え器は圧縮ばねとして形成
されていてよい。
【0031】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面に示した実施の
形態について説明する。
【0032】図1はクラッチ、例えば摩擦クラッチ、乾
式摩擦クラッチ、流体中で働く湿式クラッチ、多板クラ
ッチ、ロックアップクラッチ、または、駆動モータと伝
動装置とを有する自動車の駆動力伝達経路内の他のクラ
ッチの自動化された操作のための操作装置1の1実施例
を示している。操作装置1は第1の下位ユニット2と第
2の下位ユニット3とを有している。
【0033】第1の下位ユニット2は、操作装置の駆動
モータ4、差込体また差込体受口のような電気的な差込
接続部5、ならびに、ケーシング6および被駆動エレメ
ント7を有している。ケーシング6内部には、伝動装置
が配置されている。この伝動装置は、モータ被駆動軸の
運動を被駆動エレメント7の運動に変換する。ケーシン
グ6は固定アイのような固定手段8a,8b,8cを備
えている。これらの固定手段は、第1の下位ユニット
を、場合によっては第2の下位ユニットに、および/ま
たは、場合によっては車両ボデー構成部分に、および/
または、車両のトランスミッション構成部分または機関
構成部分に固定するために使用される。これらの固定ア
イを通って、ねじまたはピンのような別の固定手段が係
合してもよい。これらの固定手段は、操作装置を車両に
設けられた支持体エレメントに結合する。1つの固定ア
イ8cは円筒形の領域6bと電動モータ4との間に配置
されていると有利である。
【0034】ケーシング6および固定アイ8a〜8c
は、アルミニウム鋳造体のような金属、または、ポリア
ミドのようなプラスチック、または、ガラス繊維強化ポ
リアミドのような繊維強化プラスチックから成っていて
よい。同様にケーシングの個々の領域が金属から成り、
他の領域はプラスチックから成っていてもよい。固定ア
イ8a〜8cは中空円筒状の領域として形成されてい
る。これらの領域はケーシングに有利には一体成形され
ている。中空円筒体の軸線は有利には電動モータ4の軸
線に対して直角に設けられている。
【0035】差込接続部5は、機械的な結合部としてス
ナップ結合部をも備えていて、第1の下位ユニットと第
2の下位ユニットとが差込接続部によって機械的に結合
されるようになっていてもよい。電気的な差込接続部
は、電動モータ4、および場合によってはケーシング内
部またはモータの磁極ポット内部に配置されたセンサ、
例えば回転数センサまたは距離センサを、電子制御ユニ
ットおよび/または電気的な給電部に電気的に接続する
のに使用される。
【0036】被駆動エレメント7は電動モータ4の給電
時に軸方向に運動させられる。被駆動エレメント7の端
部領域は、ほぼL字形領域10を有している。このL字
形領域は、ボールジョイント、ユニバーサルジョイント
または他の結合部のための枢着部またはピン11を支持
している。軸方向に運動可能な被駆動エレメント7の領
域に位置するケーシングはベローズのようなシール部材
9によってシールされており、この場合、ベローズの一
方の端部領域9aが被駆動エレメントに密に結合され、
他方の端部領域9bがケーシングに密に結合されてい
る。ベローズ9はフレキシブルな材料から形成されてい
ると有利である。
【0037】駆動モータ4は基底プレート4aを有して
いる。この基底プレートはケーシング6の嵌合面6a
に、基底プレート4aに設けられた固定開口を通るねじ
のような固定手段によって固定される。
【0038】ケーシング6は鏡胴状または円筒形の領域
6bを有している。この領域には、主として被駆動エレ
メント7が収容されている。この円筒形の領域6bは、
少なくとも1部分領域で、歯列状の外輪郭12を有して
いる。それというのはこのような領域においては、ケー
シング6bの内部に内歯列が設けられているからであ
る。ケーシング6bはプラスチックから製造されている
と有利である。内歯列の領域は、有利には射出成形法に
より、円筒形のケーシング部分6b内に加工成形されて
よい。
【0039】ケーシング6はケーシングカバー30を有
している。このケーシングカバーはシールエレメントに
よってシール可能にケーシングに固定されてよい。シー
ルエレメントとしては例えばOリングがケーシング6の
環状溝に挿入されていてよい。ケーシングカバー30は
固定手段例えばねじによってケーシング6に固定されて
いる。このためにケーシングには、軸方向の孔またはね
じ山を備えた収容領域31が設けられている。これらの
収容領域31はねじを収容する。
【0040】図2は、本発明による操作装置1の第2の
下位ユニット3を示したものである。この第2の下位ユ
ニット3は、ケーシング20と、第1のケーシング部分
21と第2のケーシング部分22例えば基底プレートと
から成っている。ケーシング20の内部には、電子出力
装置および/またはクラッチの操作を制御するための電
子制御装置が配置されている。基底プレート22は例え
ば金属部分として形成されており、同時に冷却薄板とし
て働く。第1のケーシング部分21は例えばプラスチッ
クから製造されていてよい。これらのケーシング部分
は、組付のための開口23a〜23cを有している。こ
れらの開口23a〜23cの配向および配置は、固定ア
イのような、開口8a〜8cの配向および配置に相応し
ている。さらに、ケーシングは凹面状の領域26,27
を有している。これらの領域は、円筒形の領域6bおよ
び電動モータ4のような第1の下位ユニットの円筒形の
エレメントのための収容部として役立つ。領域28はや
はり伝動装置のケーシング領域を収容するように形成さ
れている。
【0041】第2の下位ユニット3のケーシングは電気
的な差込接続部24,25を有している。差込接続部2
4は電動モータ4を、第1の下位ユニット2の差込体
(コネクタ)5を介して第2の下位ユニット3の電子装
置に接続するのに役立つ。差込接続部25は操作装置1
を給電装置に接続し、操作装置1をセンサおよび他の制
御ユニットに、例えばデータバスを介して信号接続する
のに役立つ。
【0042】両下位ユニット2,3は、それ自体完結さ
れたモジュールまたは機能ユニットとして組み付け可能
であり、それぞれ下位ユニットとして、製造プロセス中
に機能能力について試験することができる。そのあとで
これらの両下位ユニットは更なる製造ステップで互いに
結合されて1つのユニット1を形成する。
【0043】しかしながらこのような結合は、車両の製
造ラインにおける車両内への組付時に初めて行うことも
できる。
【0044】図3は第1の下位ユニット2と第2の下位
ユニット3とを一緒に組み立てた様子を示している。こ
の場合エレメント(差込接続部5,24)の差込接続が
保証されている。
【0045】操作装置1は、機関602とトランスミッ
ション603とを備えた車両の駆動力伝達経路607内
でクラッチ600を操作する。このトランスミッション
603には、駆動軸604と、駆動される軸605と、
駆動されるホイール606とが後接続されている。
【0046】図4は、操作装置100の機械的な構造を
概略的に示したものである。この操作装置は駆動モータ
101から出発して被駆動エレメント150まで続いて
いる。駆動モータ101は被駆動軸103を有してい
る。この被駆動軸には歯車102が回動不能に配置され
ている。歯車102は例えば中央の収容部を有してい
る。この収容部は、円筒形の開口とは異なる形状を有し
ているので、駆動モータ101の非円筒形の被駆動軸1
03が収容部内に形状結合的に係合することができる。
歯車102が中間歯車104を有している。この中間歯
車は軸105に回転可能に支承されている。この軸10
5は例えば一方の側で、その端部領域の一方で図1に示
したケーシング6またはケーシングカバー30に支承さ
れているか、または収容されている。同様にこの軸は両
側で、両端部領域で、ケーシングにもカバーにも支承さ
れ収容されていてもよい。中間歯車104は、モータ側
の駆動出力を被駆動エレメント150に伝達するために
歯車106と噛み合っている。
【0047】本発明の別の実施例においては、歯車10
2が歯車106と直接的に噛み合っていてもよい。この
場合中間歯車が設けられることはない。さらに、別の実
施例においては第2の中間歯車が配置されていてもよ
い。
【0048】少なくとも1つの中間歯車104の配置が
有する、本発明に基づく利点は、歯車102,106の
直径が、軸間隔が同一である場合小さくなるので、歯車
によって必要とされる構造スペースを小さく保つことが
できることである。
【0049】歯車106にはスピンドル107が駆動結
合されている。スピンドル107と歯車106との間に
は、有利には図4において部分的にのみ示した滑りクラ
ッチ108が配置されている。この滑りクラッチは、歯
車106からスピンドル107に伝達可能なトルクを制
限している。この場合滑りクラッチは、互いに摩擦接続
的に支持する2つのエレメントを有している。一方のエ
レメントは歯車の部分であるか、またはこの歯車にトル
クを伝達するように結合されており、他方のエレメント
はスピンドルに、トルクを伝達するように結合されてい
るか、またはこのスピンドルと一体的に形成されてい
る。
【0050】スピンドルは装置のケーシング内の付設部
またはピン109の領域に、滑り軸受けまたは転がり軸
受けのような軸受けによって回転可能に支承されてい
る。
【0051】スピンドルは、図示していないナットに係
合している。このナットは、センタリング装置を介し
て、円筒形エレメント110に回動不能に結合されてい
る。このような回動不能な結合は、例えば歯列対、すな
わちナットに設けられた外歯列と円筒形エレメントに設
けられた内歯列とによって実現することができる。回動
不能なガイドのために、ナットに設けられた少なくとも
1つの歯が円筒形のエレメントの収容部内に係合すると
いうように、僅かな数の歯でも役立つことができる。や
はり円筒形エレメント110も少なくとも半径方向内側
に向かって突入する、少なくとも1つの突起のようなエ
レメントを有していてよい。このエレメントはナットの
収容部に係合することができる。これにより、円筒形の
エレメント110とナットとの回動不能な結合を実現す
ることができる。ナットは、雌ねじ山を備えた構成部分
によって実現されている。この場合ナットの外輪郭はほ
ぼ円筒形または球形の形状を成していてよい。この形状
は歯または類似のものの切欠きまたは隆起によってさら
に形成することができる。
【0052】スピンドル107の回転運動下で、回動不
能にしかし軸方向には変位可能なナットと、このナット
と一緒には殆ど軸方向不動の収容部、例えば円筒形エレ
メント110が軸方向に変位させられる。円筒形エレメ
ント110はその1領域で、枢着領域または収容領域を
有している。これらの領域には、ばねのような力貯え器
120が一方の端部領域120bで少なくとも支持され
るか、または収容されている。力貯え器120の他方の
端部領域120aはケーシングまたは枢着部121に支
持されているかまたは収容されている。
【0053】ロッド状のエレメント112を有する被駆
動エレメント150は、円筒形のエレメント110に作
用結合されるか、または駆動結合されるか、または一体
的に形成されている。エレメント113の端部領域に
は、L字形の構成部分が配置されている。このL字形の
構成部分は、ボールジョイントのボールヘッド114ま
たはジョイント結合部の枢着部を支持している。
【0054】図5aならびにその一部を示した図5b
は、摩擦クラッチのようなクラッチの自動化された操作
のための本発明による装置200を断面して示した図で
ある。制御装置は下位ユニット内部に配置されるか、ま
たは別の実施例では別個のケーシング内に配置されても
よい。一方の下位ユニット201内部には、装置の電子
制御装置202が配置されていると有利である。別の実
施例においてはこの電子制御装置は、他の、例えば別個
のケーシング内に配置されている。制御ユニットは、中
央の制御装置内部において、機関制御装置および/また
はトランスミッション制御装置と一緒に組み込まれてい
てもよい。
【0055】クラッチを操作するための装置のようなア
クチュエータは、下位ユニットとして形成されていてよ
い。この下位ユニットは制御装置の下位ユニットに結合
されて、構成ユニットのような1つのコンパクトなユニ
ットを形成することができる。
【0056】アクチュエータの下位ユニット205は、
差込体206と差込体受口203とによって制御装置の
下位ユニットに電気的に接続可能である。差込体と差込
体受口とが入れ子式に係合すると、このような差込体2
06および差込体受口203によって同時に機械的な結
合部も形成される。
【0057】差込体受口または差込体のような差込接続
部204は、操作装置、車両の給電装置、例えば車両バ
ッテリ、他の車両制御ユニットまたはセンサとの間の電
気的な接続および電子的な信号接続に役立つ。他の車両
制御ユニットには、次の制御ユニット、つまり機関制御
装置、トランスミッション制御装置、アンチロックシス
テム制御装置、トラクションコントロール系、CANバ
ス等のうちの少なくとも1つが含まれる。
【0058】機械的な操作装置205のようなアクチュ
エータは電動モータ210を有している。この電動モー
タ210は被駆動軸211を有している。この被駆動軸
の、モータとは隔たった側の端部領域は、アクチュエー
タ(操作装置)205のケーシング220内部に支承さ
れていてもよい。被駆動軸211はモータケーシング2
21内部に支承されていてよい。被駆動軸211には歯
車212が回動不能に配置されている。1実施例におい
ては、歯車212は内歯列214を備えて形成されてい
る。この内歯列214は例えば溝付き歯列として形成さ
れている。このような内歯列214はモータ軸211の
外歯列と噛み合っている。この歯車212は軸方向でス
ナップリングのような位置固定リング213によって軸
に位置固定されている。位置固定リングは軸の周面溝に
係合していて歯車の軸方向の変位を防止する。
【0059】歯車212は中間歯車215と噛み合って
いる。この中間歯車は支承ピン216によって回転可能
に支承されている。このために支承ピンは、少なくとも
その端部領域の内の一方でケーシングの収容部217内
に収容されている。支承ピン216の軸方向の両端部領
域が収容部217内に収容されていると有利である。収
容部は孔として、ケーシングまたはケーシングカバーに
滑り軸受けまたは転がり軸受けを有するように形成され
ていてよい。
【0060】中間歯車215は歯車225に噛み合って
いる。歯車225はボス226に回転可能に支承されて
いる。この場合、歯車225は半径方向内側に、ボスの
ほぼ半径方向の外面によって半径方向外側に回転可能ま
たは滑動可能に収容されている面を有している。歯車2
25は一方の側で、半径方向で歯列225aの内側に、
半径方向で円環状に形成された接触面227を有してい
る。この接触面は摩擦リング229の対応接触面228
に作用接続されている。この場合、摩擦リング229は
半径方向に広がるほぼ円環状のセクタまたはアームを有
している。このセクタまたはアームは対応接触面228
を形成している。さらに、摩擦リング229は軸方向に
広げられたほぼ環状の領域230を有している。軸方向
に広げられた、または突出する領域230は歯列または
少なくとも1つの切欠きまたは突起を有している。
【0061】摩擦リング229は力貯え器231、例え
ば皿ばねによって軸方向に力負荷されるので、歯車22
5の接触面227は摩擦リング229の対応接触面22
8に摩擦力結合されている。力貯え器231はその半径
方向外側に位置する縁部領域231aに、半径方向外側
に位置する歯列、少なくとも1つの切欠き、または突起
を有している。このような歯列、少なくとも1つの切欠
きまたは突起は摩擦リング229の収容部、歯列または
突起に係合する。これにより力貯え器231と摩擦リン
グ229とはほぼ回動不能に配置されているか、または
互いに結合されている。
【0062】力貯え器231はその半径方向内側に位置
する縁部領域231bに、歯列、少なくとも1つの切欠
きまたは突起を有している。この歯列、切欠きまたは突
起は、このためにボスに設けられた歯列、突起または切
欠きに係合している。これにより力貯え器は回動不能に
ボス226に結合されている。
【0063】ボス226はその半径方向内側の領域に、
例えば溝付き歯列のような内歯列232を有している。
この内歯列は、ねじ山付きのスピンドル235の軸23
4の、半径方向外側に位置する外歯列233に噛み合っ
ている。
【0064】歯車225は軸234に、位置固定リン
グ、例えばスナップリング236,236aとブシュ2
37とによって軸方向に位置固定されている。位置固定
リング236,236aはそれぞれ軸234の周面溝に
係合している。ブシュ237は周面溝に配置されるかま
たは収容されていてよい。
【0065】歯車225の外歯列の領域で力が導入され
ることから出発する力伝達は、力が接触面227と摩擦
リング229の対応接触面228と、摩擦リング229
と力貯え器231の外歯列231aと、力貯え器の内歯
列231bとを介してボス226に伝達され、このボス
226から歯列対を介してスピンドル235の溝234
に伝達されるように行なわれる。
【0066】力貯え器はプレロードをかけられており、
歯車の接触面と摩擦リングの対応接触面との間でトルク
または力を伝達するための基礎静摩擦を生ぜしめる。伝
達しようとするトルクが基礎静摩擦よりも大きい場合に
は、この装置が滑りクラッチとして作用し、対応接触面
に対して接触面の相対的な滑りが生じる。
【0067】軸234はケーシング220内で、転がり
軸受け、深溝球軸受け、滑り軸受け等のような軸受け2
71によって、半径方向にも軸方向にも支承されてい
る。軸受け271は半径方向力も軸方向力も吸収する。
軸受け271は、弾性的な、例えば力貯え器のような、
ばね弾性的な板272と一緒に収容部220aの内部に
固定されている。これにより、ケーシング220は半径
方向外側の軸受けレースを支持する付設部220aを形
成している。この場合軸は半径方向内側の軸受けレース
を支持している。被駆動側から被駆動エレメントに対し
て軸方向力が発生した場合、軸方向力は被駆動エレメン
トからナットを介してはスピンドルに伝達され、このス
ピンドルから軸受け271を介して、スピンドルが支持
されているケーシングに伝達される。このような軸方向
力は滑りクラッチを介しては導かれない。これにより被
駆動側のトルク衝撃が本発明に基づき、滑りクラッチの
空滑り(Durchrutschen)を招くことはない。軸受け27
1の軸受け収容部は、シールリング274を備えた、キ
ャップのようなカバー273によってシール可能に閉鎖
される。
【0068】スピンドル235はナット240によって
受容される。このナットは球欠状支承体(Kalottenlage
r)250によって、タペット状支承体内部に支承されて
いる。このタペット状支承体は主として円筒形エレメン
ト241から成っており、この円筒形エレメント内部に
ナット240が支承されている。円筒形エレメント24
1には、プッシュロッド242が結合されている。この
プッシュロッドは被駆動エレメント243を支持してい
る。プッシュロッド242の一方の端部領域242aは
円筒形エレメント241に、懸吊されるか、クリップイ
ンされるか、緊定されるか、ねじ締結されるか、または
接着されることにより結合されている。やはり円筒形エ
レメントはプラスチックから形成されて、プッシュロッ
ドに一体成形されていてよい。有利な結合のために、プ
ッシュロッドはねじ山または規定可能な数の周面溝を有
している。これらは円筒形エレメントの周面突起または
ねじ山に係合する。プッシュロッド242の他方の端面
242bは被駆動エレメント243の収容部内に係合し
ている。プッシュロッドは開口245′を貫通係合して
いる。この開口には球欠状支承体246が配置されてい
る。付加的にケーシングは弾性的なベローズ244によ
って保護されている。このベローズのそれぞれの端部領
域は締付リングによってプッシュロッドもしくは被駆動
エレメントと、ケーシングとに固定されている。
【0069】プッシュロッドとケーシングとの間には力
貯え器例えば圧縮ばね245が配置されている。これに
より電動モータの力が助成される。
【0070】固定のためには固定アイが役立つ。この場
合、少なくとも2つの有利には3つの固定アイが配置さ
れている。
【0071】図5cはスピンドル駆動装置のナット24
0の球欠状支承体250を拡大して示した部分拡大図で
ある。スピンドル235はナット240を駆動する。こ
のナットは、ほぼ球形の輪郭251を有し、かつ半径方
向内側にねじ山252を有するように形成されている。
ナットの半径方向外側の領域はやはり歯列253を有し
ている。この歯列は円筒形エレメントの対応歯列254
に係合している。これによりナットは円筒形エレメント
241に回動不能に結合されている。球形のナット24
0は外歯列253に並んでほぼほぼ半球形の2つの領域
を有している。円筒形エレメントの内部には中空円筒形
の領域が第1の環状エレメント255を収容している。
この環状エレメントは中空球の輪郭を有している。この
場合中空球状の輪郭にナットが当て付けられている。こ
のナットは第2の環状エレメント256によって保持さ
れまたは収容されているので、球体は両環状エレメント
255,256間で軸方向に収容されている。さらに、
環状エレメント255と円筒形エレメントとの間に弾性
的なリング259が配置されている。このような弾性的
なリング259は有利にはOリングである。このOリン
グは両軸受けシェル255,256同士を、かつこれら
をスピンドルのナット240に対して緊定する。
【0072】円筒形エレメント241はその外縁領域に
歯列257を有している。この歯列は対応歯列258に
係合している。この対応歯列は、円筒形エレメント24
1が軸方向にケーシング内部で変位可能であるがしかし
歯列によって回動不能に保持されている。
【0073】軸受けシェル255,256のうちの少な
くとも一方が、スナップ結合により、円筒形エレメント
241に軸方向で固定的に結合されている。この場合、
軸受けシェルのうちの少なくとも一方の可動エレメント
が円筒形エレメントの収容部に係合している。この係合
により係止が達成されるので、この部分は紛失不能に配
置されている。
【0074】操作アクチュエータは電動モータ駆動式の
アクチュエータとして電動モータを有するように構成さ
れていると有利である。アクチュエータの機構全体の構
成は、制御装置201を別個の構成群または別個の下位
ユニットとして機械的な構成部分に被せ嵌めるか、また
はこれに結合することができるように行なわれる。この
場合には制御装置は固有のケーシング内に収納されてお
り、周囲に対してシールされている。このことは有利に
はケーシングとケーシングカバーとの間のシールによっ
て実現することができる。
【0075】1実施例においては制御装置のケーシング
は電気的・機械的な部分、例えば下位ユニットに被せ嵌
められ、付加的にねじ締結される。つまりこの機械的な
部分は完全に組み込まれた手段のためにも、機械的な部
分が制御装置とは別個に収納されているような別の実施
例の場合にも使用することができる。
【0076】モータ210はトルクを歯車またはピニオ
ン212に伝達する。この歯車またはピニオンは中間歯
車215に噛み合っている。この中間歯車は第3の歯車
225に噛み合っている。中間歯車を使用することの利
点は、規定の軸間隔において比較的小さな構造を有する
歯車を使用できることである。軸間隔Aはモータ直径と
後続のスピンドル段のために必要な直径とから生ぜしめ
られる。少なくとも2つの、有利には3つの歯車21
2,215,225から成るこのような第1の伝達段は
第1の減速段を形成している。この場合、トルクは高め
られ回転数は低くなる。
【0077】別の実施例においては、第1の伝達段がベ
ルト伝動装置として構成されていても有利である。この
ベルト伝動装置は、有利には、既に説明した平歯車段の
ように、所定の変速比を実現し、しかも規定された軸間
隔Aに跨ることができると有利である。
【0078】歯車212,214,225のうちの1
つ、有利には被駆動側の歯車225には、滑りクラッチ
が位置している。このようなクラッチは、トルクを規定
のトルク値まで伝達し、規定のトルク値を超えるとトル
ク伝達を遮断する。これにより、アクチュエータの機械
的な構成部分に過負荷がかかることはない。
【0079】さらに、過負荷クラッチの空滑りはアクチ
ュエータ内に組み込まれた距離測定装置により検知する
ことができ、ストッパの意図的な当接と相俟って、内部
の距離測定を調整するのに役立つ。
【0080】被駆動側の歯車225はスピンドル235
を駆動する。このスピンドルは回動不能に支承されたナ
ット240と相俟って、モータの回転運動を被駆動エレ
メントの直線運動に変換する。このようなスピンドル2
35は一方の側で歯車225の近くで、転がり軸受け2
71、有利には深溝球軸受けによって支承されている。
このような軸受けは歯列および被駆動側からの半径方向
力も軸方向力も受け取る。この軸受け自体はばね弾性的
なディスク236aによって固定されている。スピンド
ルの軸の一方の側の支承は、ケーシングに対するスピン
ドルの僅かな角運動を可能にする。ナット240はほぼ
球面状の外側の幾何学的形状を有しており、やはり球面
状に形成された2つの軸受けシェル255,256に支
承されている。さらにナット240はノーズ部または外
歯列253を周面に有している。この周面は僅かな遊び
を有して別の被駆動部分241のガイド軌道(対応歯
列)254に係合している。この被駆動部分には、軸受
けシェル255,256が挿入されている。このような
配置関係はナット240と被駆動部分242との間の角
運動を可能にする。トルクは拘束なしに(verzwaengungs
frei)スピンドルナット240から被駆動部分242に
伝達することができる。軸受けシェル255,256は
弾性的な構成部分、有利にはOリング259によってナ
ット240に対してプレロードをかけられる。つまり一
方ではこれらの構成部分相互間の遊び自由度が得られ
る。他方では、ある程度の範囲内で、減速または場合に
よっては使用されるプラスチック部分の摩耗が補償され
る。さらに被駆動部分242は補償のために使用された
ばね245によって付与された力を吸収するために役立
つ。このばね245はその他方の端部でケーシングに支
持されている。ばね皿260はこのような配置関係にお
いては、ケーシングに被駆動部分を支持し、トルクを導
出することを可能にする。このために被駆動部分241
はやはり周面に少なくとも1つのノーズ部257または
歯列を有している。これらは僅かな遊びを有して、軸方
向摺動可能にケーシングのガイド軌道258内で延びて
おり、トルクをケーシングに伝達することができる。
【0081】ガイド軌道258は円筒形エレメントの歯
列257と一緒に、この円筒形エレメントの直線ガイド
を形成する。この直線ガイドのガイド軌道258は装置
のケーシング内に加工成形されているかまたはこのケー
シングと一体的に形成されている。このことは有利には
プラスチックから射出成形技術によって達成することが
できる。これにより、直線ガイドのための付加的な構成
エレメントは使用されない。このことは本発明に基づき
半径方向の構造スペースを節約する。
【0082】被駆動部分242は別の点つまり球欠状支
承体246でケーシングに支承されており、折り襞式ま
たはロール式のベローズ244によってケーシングに対
してシールされている。このような配置関係全体によっ
て、スピンドルナットに対するスピンドルの、またはケ
ーシングに対する他の部分の拘束が信頼性よく阻止され
る。
【0083】被駆動構成部分の軸方向運動が、力導入構
成部分例えば球体ヘッド261を介して、クラッチの解
離系に伝達される。既に説明した機構の付加的な利点
は、個々の構成ユニットが他のクラッチに適合するため
に個別に変更を加えることができることである。例え
ば、平歯車段の変速比をスピンドルのピッチをそのまま
にした状態で変えることができる。この場合その他の全
ての部分を再び使用することができる。
【0084】図6は球欠状支承体301および被駆動エ
レメントの個別部分300を示したものである。球欠状
支承体301はほぼ円筒形エレメント310から成って
いる。この円筒形エレメントは中空円筒形領域312を
有している。この中空円筒形領域はガイド軌道のような
内歯列311を有している。円筒形エレメント310の
一方の端部領域は、その中空円筒形領域312で長手方
向スリット313を有している。これらの長手方向スリ
ットは中空円筒形領域312を、規定された軸方向の長
さで、複数の軸方向舌片316に分けている。これらの
軸方向舌片316は半径方向で、予め規定された弾性を
有している。このような舌片内部には、少なくとも部分
的に開口314が加工成形されている。これらの開口に
は、少なくとも1つの軸受けシェル331の突起330
が係合している。円筒形エレメントはノーズ部315を
有している。これらのノーズ部は回動を防止するために
ケーシングの収容部に係合している。
【0085】円筒形エレメント310内には、弾性材料
から成るOリング320が挿入される。次いで軸受けシ
ェル332が挿入される。この軸受けシェルはほぼ中空
半球形の内輪郭333を有している。このような内輪郭
333に対して、ナットの一方の側が半球形の形状34
1を備えて配置される。ナット340は2つの半球形の
領域341,342を有しており、これらの半球形の領
域は一方および他方の軸受けシェル332,331に支
承されて負荷される。両半球形の接触領域341,34
2の間には、歯列343のほぼ環状の領域が配置されて
いる。歯列343は収容部311に係合する。円筒形エ
レメント310にはロッド350が結合されている。こ
のロッドは電動モータの操作力をクラッチに伝達する。
【0086】図7は本発明による装置の別の実施例を概
略的に示した図である。電動モータ400はモータ軸に
設けられた車401を駆動する。この車は例えば歯付き
ベルト、ベルト、チェーンなどのような巻掛エレメント
403を介して第2の車402に駆動接続されている。
車401および車402はそれぞれ歯列を有しない車と
してまたは歯車として形成されていてよい。車402は
スピンドル404に作用結合されており、このスピンド
ルを駆動する。
【0087】図8は、操作アクチュエータの歯車501
内部のスペース領域、有利には半径方向において歯車5
01の歯列502の内側における滑りクラッチ500を
示したものである。滑りクラッチ500は別の有利な本
発明の変化実施例の場合、半径方向においても軸方向に
おいても、歯車501の歯列502のために必要とされ
るスペースの内部に配置されている。歯車501は接触
面503を有している。この接触面は、環状エレメント
505例えば摩擦リングの対応接触面504によって負
荷される。歯車501の接触面503は、半径方向に広
げられたまたは半径方向に延びるほぼ円環状の面として
形成されている。この面は平らに形成されている。他の
実施例においては接触面は軸方向に変更を加えられた面
を有している。
【0088】軸方向に変更を加えられた接触面503は
例えば種々異なる部分面から構成されている。これらの
うち一方の部分面は周方向で見て正の勾配を軸方向に有
しており、他方の部分面は周方向で見て負の勾配を軸方
向に有している。この場合、互いに隣り合う面の勾配は
軸方向で互いに交互に正と負とで形成される。これによ
り周方向で見て、軸方向に変更を加えられた、上り勾配
および下り勾配を有する傾斜輪郭が実現する。これによ
り、傾斜リングが形成される。この傾斜リングは、上り
勾配を有する部分面と、下り勾配を有する部分面とを交
互に有する面を有している。
【0089】摩擦リング505の対応接触面504は、
その半径方向に延びる部分リングに加工成形されてい
る。軸方向に突出した部分リング505aは歯列506
を端部領域に支持している。
【0090】力貯え器507例えば皿ばねはその半径方
向外側のリング領域に歯列508を有している。歯列5
08の歯は歯列506の歯の隙間に係合し、摩擦リング
505と皿ばね507との間の回動不能の形状接続的な
結合を生ぜしめる。さらに、皿ばねはその半径方向内側
の縁部領域において内歯列509を有している。この内
歯列はボス510の歯列511に係合する。これによ
り、皿ばね507とボス510との間の回動不能な結合
が生ぜしめられる。歯車501と、滑りクラッチリング
(摩擦リング)505と、皿ばね507と、ボス510
とが軸520に受容され、ディスクと位置固定リング5
21,522,523によって軸方向に位置固定され
る。位置固定リング例えばスナップリング521,52
3がスピンドル550の軸の周面溝524,525に係
合する。
【0091】力貯え器507はプレロードをかけられて
歯車内に組み込まれているので、歯車と摩擦リングとの
間の摩擦結合がトルク伝達を許すように、力貯え器50
7のプレロード力が必要な基準力を付与する。
【0092】1実施例において、操作アクチュエータの
機械的な構成部分を、剛性を有するストッパに対する個
々の構成部分の移動が可能であるように構成することが
有意義である。ダイナミックな負荷を、構成部分の規定
された寸法において考慮することができる。
【0093】別の実施例においては、アクチュエータの
内側のストッパが軟質に構成され、これらのストッパが
当接されるように別の有利な構成がもたらされる。
【0094】さらに別の実施例において、滑りクラッチ
または過負荷クラッチが駆動装置と被駆動装置との間の
操作アクチュエータの力伝達経路内に設けられている。
このクラッチは最大力を超えたときに力伝達経路を遮断
するかまたは制限するので、操作アクチュエータの構成
部分を過負荷から保護する。
【0095】有利な1構成では、滑りクラッチまたは過
負荷クラッチのために、付加的な構成部分および付加的
な構造スペースは必要とされないか必要であってもごく
僅かに過ぎない。このような過負荷防止手段は内部およ
び外部のストッパに作用する。このような機構によっ
て、活用可能なアクチュエータ経路が失われることはな
い。
【0096】空滑りを認識することはソフトウェア技術
により簡単に行なわれる。この場合、例えばモータへの
給電時または規定された駆動装置出力において、被駆動
装置の相応に高い操作速度のない駆動装置の高い回転数
が検出される。同様に、別の実施例においては、モータ
が全給電状態にあることも検出することができる。
【0097】構成部分の適宜な構成において、インクレ
メンタルな距離測定のためのセンサを調節するために、
意図的なリリース(Ausloesen)、つまりストッパに対す
る意図的な移動を利用することができる。
【0098】アクチュエータの1実施例においては、電
動モータの位置調整のための距離センサがアナログ系と
して形成されている。アナログ系の利点は、アナログ式
に測定可能な信号が、解離可能なクラッチの絶対位置に
関する直接的な情報を含んでいることである。これによ
り、クラッチの係合状態は各時点で正確かつ確実に検出
可能である。つまり公知のストッパに対する移動は、制
御することによって確実に阻止することができる。
【0099】別の実施例の場合、アクチュエータはイン
クレメンタルな距離測定装置を有している。インクレメ
ンタルな距離測定装置は相対的な位置変化のみを測定す
ることができる。絶対的な位置は例えばカウンティング
または積分によって達成される。カウンティングエラー
が生じると、測定された位置が実際の位置からずれ、絶
対的な位置の測定エラーまたは係合状態の測定エラーが
生じる。
【0100】本発明の1実施例においては、オーバトル
ククラッチが提案される。僅かなヒステリシスおよび正
確なカップリング点における極めて良好なリリース特性
を、リリース時に転動体が規定されたカム軌道を転動す
るような実施例がもたらす。このようなローラは図8に
おいて接触面と対応接触面との間に配置されていてよ
い。
【0101】滑りクラッチはブレークアウェイトルクを
規定するために摩擦値および圧着力だけを利用する。
【0102】有利な1変化実施例は傾斜リングの形で実
現されている。接触面および対応接触面の個々の部分面
の傾斜平面の作用によって、必要な基準力が減じられ
る。
【0103】このような一体的な配置関係により、付加
的な構造スペースが必要になることはない。過負荷クラ
ッチは、主として図8に示された部分、つまり歯車50
1、傾斜リング(摩擦リング)505、皿ばね507、
ボス510および当接ディスク522から成っている。
付加的に、軸方向の位置固定のために、図8には2つの
位置固定リング521,523が示されている。駆動は
歯車の歯列を介して行なわれ、被駆動は、図8において
スピンドル550として示された被駆動軸を介して行な
われる。
【0104】歯車501はプラスチックから製造されて
いると有利である。この場合、繊維強化材料、例えばガ
ラス繊維強化されたポリアミド(PA)またはポリオキ
シエチレン(POM)が使用可能である。これにより、
第1の傾斜リング503はコストをさほど多くかけずに
歯車に、例えば射出成形技術により射出成形することに
より形成することができる。第2の傾斜リング505は
皿ばね507によって第1の傾斜リング503に圧着さ
れる。第2の傾斜リング505はプラスチック部分また
は薄板部分のような金属部分として形成することができ
る。皿ばね507は、圧着力を形成し、かつトルクを第
2の傾斜リング505からボス510に伝達するために
役立ち、軸方向の誤差補償手段としても役立つ。
【0105】さらに、構成群にすぐ隣接する別のエレメ
ント(例えば転がり軸受けの内レース)に軸方向でプレ
ロードを加え、ひいては遊びなしに組み付けるために、
皿ばね507が活用されてもよい。ボス510がトルク
を、皿ばね507からここではスピンドル550として
形成された被駆動軸にさらに導く。このことのために、
ボス510は外周面に、トルクを導入するための短いウ
ェブを有し、内側には、図示していない歯列、例えば溝
付き歯列または多角形部または楔溝成形部を有してい
る。軸520の外歯列はボス510の内歯列に係合して
いる。
【0106】歯車501は有利には別のブシュなしでボ
ス510に半径方向で支承されている。それというのは
歯車501がボス510に対して、リリースの場合だ
け、そして1回転のうちの僅かな部分だけ回動するから
である。ボス510は場合によっては冷間成形部分、旋
削・フライス加工部分、または亜鉛鋳造部分として構成
することができる。ボス510はトルクを軸520に導
入するために使用される。
【0107】傾斜リング505の向こう側で、歯車50
1は簡単なディスクに当接する。軸方向で位置固定する
ためのエレメントは符号521および符号523で示さ
れている。
【0108】標準的な運転状態においては、トルクもし
くは力が歯車501から傾斜面を介して傾斜リング50
5に伝達され、この場所から、外側の舌片を介して皿ば
ね507に伝達され、この皿ばね507から内側の舌片
を介してボス510のノーズ部に伝達され、ボス510
から被駆動軸520に伝達される。
【0109】歯車はここでは歯輪なしに切り開かれて図
示されている。構造的に規定されたトルクにより傾斜リ
ングが互いに離れるように持ち上げられる。これにより
トルク伝達経路は先ず遮断され、次いで傾斜部材が再び
互いに係合すると場合によっては逆転される。比較的大
きな回転角度を介した著しいトルク降下は制御装置によ
り認識するのに良好に適している。これによりクラッチ
の滑りがモータトルク降下と、高い回転角度または高い
回転数との相関関係により表わされる。両信号が存在す
る場合、制御ユニットにより滑りを認識することができ
る。ダイナミックな負荷が過負荷クラッチを完全な空滑
りにもたらすのに十分でない場合でさえ、上昇する力特
性が傾斜路を介してストッパの良好な検出可能性をもた
らす。過負荷クラッチはリリースするまで、外部の障害
に達した時でも軟質のストッパのように挙動する。
【0110】図9aおよび図9bは図8の実施例を側面
図で示したものである。歯車501は外歯列502なし
で示されている。接触面503はその傾斜路状の形状を
有する様子が図示されている。対応接触面504は軸方
向に広がった縁部領域を有するように形成されている。
接触面503と対応接触面504とは相対回動不能であ
り、ほぼ全面で互いに接触している。さらに皿ばね50
7の歯列508がリング領域の歯列に係合している様子
が示されている。同様に、ボス510が半径方向で力貯
え器内部に設けられていることが判る。この場合、ボス
および歯車の機構が位置固定リング521,523によ
って軸方向で位置固定されており、さらに、当接ディス
クが軸方向でスピンドル550と歯車501との間に配
置されている。
【0111】さらに滑りクラッチの、力貯え器例えばば
ね皿507によって負荷された、互いに対向して位置す
る円環状の面は、繰り返して形成された円環セグメント
552,553を有している。一方の円環セグメント5
52は周方向で見て上り勾配を有しており他方の円環セ
グメント553は下り勾配を有しており、これらのセグ
メントは軸方向に所定の広がりを有している。
【0112】図9bの場合、歯車は摩擦リング505に
対して回動されているので、空滑りが構成部分(接触面
503,対応接触面504)の非面状の当接により検出
可能である。
【0113】図10は、互いに向き合う平らな2つの摩
擦面503,504を備えた本発明による別の構成を示
している。
【0114】上に述べた種々の実施例はモータ出力軸を
備えたモータを有するアクチュエータを有している。こ
のモータ出力軸は1つの軸線を中心にして回転可能であ
る。このモータ出力軸には、2段式の伝動装置が後置さ
れている。この2段式の伝動装置は第1段において平歯
車伝動装置を有しており、第2の伝動装置段としてスピ
ンドル伝動装置を有している。伝動装置段の少なくとも
一方はチェーン車およびチェーン、他の巻掛伝動装置ま
たは引張り手段伝動装置、例えば歯付きベルト駆動装置
によって形成されていてもよい。更に、中間歯車を有す
る平歯車段を使用することができる。別の使用事例にお
いては、電動モータの軸と出力エレメントの軸とが傘歯
車伝動装置を介して結合されていると有利である。この
場合、これらの軸は平行に配置されるか、または180
°だけずらされた角度を成して配置されて、これらの軸
線がその延長部において交差している。アクチュエータ
ケーシングには電動モータが固定されている。この電動
モータの軸には、平歯車が位置している。この平歯車は
このような軸に回動不能に結合されている。このような
平歯車によって第2の平歯車が駆動される。この第2の
平歯車は回転可能にしかし摺動不能にケーシング内に配
置されている。この平歯車は軸受けによって回転可能に
支承されていて軸方向に位置固定されている。この軸受
けひいては平歯車の位置固定は保持・位置固定エレメン
トによって行なうことができる。平歯車の歯列は、平歯
車の歯列によって噛み合わされるので、駆動結合が生じ
る。第2の平歯車はスピンドル伝動装置のナットの機能
を担っている。これらの歯車は例えばプラスチック射出
成形部分または金属部分として製造することができる。
平歯車のナットはねじ山付きスリーブとして加工成形す
ることができる。しかしながらこのナットは180°の
スペース領域にねじ山を有する完全なナットとして形成
する必要はない。同様にナットは360°よりも小さ
い、有利には180°よりも小さい歯列の角度範囲を有
する角度セグメントとして形成することもできる。スピ
ンドルはケーシング内で、トルクを支持する直線ガイド
によって支承されているので、このような支承は同時に
回動防止の機能を担うこともできる。直線ガイドに対し
て同軸的に、力貯え器が配置されている。この力貯え器
はその一方の端部でケーシングに当て付けられており、
他方の端部では、ポットのような収容エレメントにより
収容される。この収容エレメントはスピンドルと作用結
合されている。力貯え器はトルク伝達系の操作時に電動
モータを支援する。このばねはケーシングにも皿にも支
持されている。
【0115】アクチュエータの図面には、出力部分の枢
着部の2つの可能性が示唆されている。この領域の右側
には発生器シリンダが、またはジョイントの直ぐ上方
に、解離レバーが枢着されてよい。図面の左側には、こ
の領域に例えばボーデンワイヤが、またはやはり直接に
解離レバーが枢着されてよい。一方では出力エレメント
に引張り負荷がかけられ、他方では出力エレメントに押
圧負荷がかけられる。
【0116】唯1つの出力エレメントを備えた構成の場
合、一方の側または他方の側がケーシングによって閉鎖
されていてよい。
【0117】さらに1実施例は、力貯え器が逆の形式で
スピンドルを負荷するように構成されていてよい。力貯
え器のケーシングに固定された端部は平歯車に向いてい
る。力貯え器の可動の端部は平歯車とは離反している。
これにより、トルク伝達系の力方向はアクチュエータの
力方向とは逆向きになっている。したがって一方の領域
においては操作押圧力を、他方の領域においては操作引
張り力を加えるかまたは付与することができる。引張り
力と押圧力とのこのような交換により、ばね支承部、例
えばケーシングに固定されたまたは一緒に運動させられ
るばね支承部を交換することが必要であり得る。この実
施例においては直線ガイドがやはり位置を代える。
【0118】上述のものは、2段式のような多段式の伝
動装置を備えたアクチュエータを示している。第1の段
は平歯車伝動装置であり、第2の段はスピンドル伝動装
置である。平歯車は軸受けによって回転可能であるがし
かし軸方向では不動に支承されている。平歯車のボデー
はスピンドル伝動装置のナットを形成している。スピン
ドルは直線ガイドのような支承部によって回動不能にし
かし軸方向に摺動可能に支承されている。
【0119】別の変化実施例は、モータ軸によって平歯
車を駆動するモータを有しており、この場合、平歯車
は、軸受けによって回転可能にしかし軸方向では固定的
に配置された平歯車を駆動する。平歯車は、ねじ山付き
スピンドルに結合された延長部に係合している。ねじ山
付きスピンドルはナット内に係合している。このナット
は回動不能にしかし軸方向では摺動可能に支承されてい
る。出力エレメントはナットのスライダである。このよ
うな実施例においてはスピンドルは平歯車と一緒に回転
し、回動防止手段または直線ガイドはスピンドルと平歯
車との間に配置されており、ナットが回動不能にしかし
軸方向に摺動可能に支承されている。
【0120】別の変化実施例は、モータ被駆動軸により
平歯車を駆動する駆動モータを有している。この平歯車
はやはり別の平歯車を駆動する。この平歯車は軸受けに
よって回転可能にしかし軸方向に不動に配置されてい
る。平歯車とスピンドルとは互いに回転不能にしかし軸
方向には互いに摺動可能に配置されている。スピンドル
伝動装置のナットはケーシングに回動不能に配置されて
いるので、スピンドルの回転時にはスピンドルは同時に
軸方向に変位される。
【0121】さらに別の変化実施例は、モータ被駆動軸
と平歯車とを備えたモータと、軸受けによって回転可能
にかつ軸方向では不動に支承された平歯車とを有してい
る。ナットは平歯車とは回動不能であり、しかし軸方向
には摺動可能に配置されている。ねじ山付きスピンドル
はケーシングに固定されて配置されているので、平歯車
の回転時にナットが回転させられ、軸方向に変位させら
れるので、エレメントは操作エレメントとして働くこと
ができる。
【0122】本発明の範囲は、上に記載の実施例に限定
されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の1下位ユニットを示す概略
図である。
【図2】1下位ユニットを示す概略図である。
【図3】本発明による装置を示す図である。
【図4】本発明による装置の機構を示す図である。
【図5】本発明による装置を示す部分図aとその一部を
示す図(bおよびc)である。
【図6】球欠状支承体を示す部分図である。
【図7】本発明による装置を示す図である。
【図8】滑りクラッチを示す部分図である。
【図9】滑りクラッチを示す部分図(aおよびb)であ
る。
【図10】滑りクラッチを示す部分図である。
【符号の説明】
1 操作装置(ユニット)、 2,3 下位ユニット、
4 駆動モータ(電動モータ)、 4a 基底プレー
ト、 5 差込接続部(差込体)、 6 ケーシング、
6a 嵌合面、 6b 円筒形の領域、 7 被駆動
エレメント、8a,8b,8c 固定手段(固定ア
イ)、 9 シール部材(ベローズ) 9a,9b 端
部領域、 10 L字形領域、 11 ピン、 12
外輪郭、20 ケーシング、 21 第1のケーシング
部分、 22 第2のケーシング部分(基底プレー
ト)、 23a,23b,23c 開口、 24,25
差込接続部、 26,27 凹面状の領域、 28
領域、 30 ケーシングカバー、 31 収容領域、
101 駆動モータ、 102 歯車、 103 被
駆動軸、 104 中間歯車、 105 軸、 106
歯車、 107 スピンドル、 108 滑りクラッ
チ、 109 ピン、 110 円筒形エレメント、
112 ロッド状のエレメント、 114 ボールヘッ
ド、 120 力貯え器、 120a,120b 端部
領域、 121 枢着部、 150 被駆動エレメン
ト、 200 装置、 201 下位ユニット(制御装
置)、 202 電子制御装置、 203 差込体受
口、 204 差込接続部、 205操作装置(下位ユ
ニット)、 206 差込体、 210 電動モータ、
211 被駆動軸(モータ軸)、 212 歯車、
213 位置固定リング、 214 内歯車、 215
中間歯車、 216 支承ピン、 217 収容部、
220 ケーシング、 220a 収容部、 221
モータケーシング、225 歯車、 225a 歯列、
226 ボス、 227 接触面、 228 対応接
触面、 229 摩擦リング、 230 環状の領域、
231 力貯え器、 231a 外歯列、 231b
縁部領域(内歯列)、 231a縁部領域、 232
内歯列、 233 外歯列、 234 軸、 235
スピンドル、 236,236a 位置固定リング、
237 ブシュ、 240ナット、 241 円筒形
エレメント(被駆動部分)、 242 プッシュロッド
(被駆動部分)、 242a 端部領域、 242b
端面、 243 被駆動エレメント、 244 ベロー
ズ、 245 圧縮ばね、 245′ 開口、 246
球欠状支承体、 250 球欠状支承体、 251
球形の輪郭、252 ねじ山、 253 外歯列、 2
54 対応歯列(ガイド軌道)、255,256 環状
エレメント(軸受けシェル)、 257 歯列(ノーズ
部)、 258 対応歯列(ガイド軌道)、 259
弾性的なリング、 260ばね皿、 261 球体ヘッ
ド、 271 軸受け、 272 力貯え器、273
カバー、 274 シールリング、 300 個別部
分、 301 球欠状支承体、 310 円筒形エレメ
ント、 311 内歯列、 312 中空円筒形領域、
313 長手方向スリット、 314 開口、 31
5 ノーズ部、 316 軸方向舌片、 320 Oリ
ング、 330 突起、 331,332 軸受けシェ
ル、 333 内輪郭、 341,342 半球形の領
域、343 歯列、 350 ロッド、 400 電動
モータ、 401,402車、403 巻掛エレメン
ト、 404 スピンドル、 500 滑りクラッチ、
501 歯車、 502 歯列、 503 接触面
(第1の傾斜リング)、 504 対応接触面、 50
5 摩擦リング(第2の傾斜リング)、 505a 部
分リング、 506 歯列、 507 力貯え器(皿ば
ね)、 508歯列、 509 内歯列、 510 ボ
ス、 511 歯列、 520 軸、521,523
位置固定エレメント(スナップリング)、 522 位
置固定リング(当接ディスク)、 524,525 周
面溝、 550 スピンドル、 552,553 円環
セグメント、 600 クラッチ、 602 機関、6
03 トランスミッション、 604 駆動軸、 60
5 駆動される軸、606 ホイール、 607 駆動
力伝達経路

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の駆動力伝達経路内のクラッチの
    自動化された操作のための操作装置であって、駆動モー
    タと被駆動側の被駆動エレメントとを有する第1の下位
    ユニットと、駆動モータの駆動運動を被駆動エレメント
    の被駆動運動に変換する伝動装置と、電子出力装置およ
    び/または電子制御装置のような電子装置を有する第2
    の下位ユニットとが設けられている形式のものにおい
    て、 第1の下位ユニットと第2の下位ユニットとが、それぞ
    れそれ自体完結されたモジュールとして形成されてい
    て、機械的な結合によって1つの構成ユニットを成すよ
    うに互いに結合可能であり、第1の下位ユニットが電気
    的な差込接続部を有していて、第2の下位ユニットも電
    気的な差込接続部を有しており、両下位ユニットがこれ
    らの電気的な差込接続部によって電気的に接続可能であ
    ることを特徴とする、操作装置。
  2. 【請求項2】 両下位ユニットのうちの少なくとも一方
    が固有のケーシングを有しており、ケーシングを有する
    下位ユニットが、それ自体完結されたモジュールとして
    形成されている、請求項1記載の操作装置。
  3. 【請求項3】 ケーシングを備えた少なくとも一方の下
    位ユニットが、シールされた下位ユニットとしてダスト
    密におよび/または水密のように液密に形成されてい
    る、請求項1または2記載の操作装置。
  4. 【請求項4】 両下位ユニットの機械的な結合が電気的
    な差込接続部によって行なわれるようになっている、請
    求項1または2記載の操作装置。
  5. 【請求項5】 両下位ユニットの機械的な結合が、少な
    くとも1つの機械的な形状接続的なスナップ結合部によ
    って行なわれるようになっている、請求項1または2記
    載の操作装置。
  6. 【請求項6】 両下位ユニットの機械的な結合が、ね
    じ、リベットまたは接着結合手段のような少なくとも1
    つの結合手段によって行なわれるようになっている、請
    求項1または2記載の操作装置。
  7. 【請求項7】 両下位ユニットの機械的な結合が、少な
    くとも1つの結合手段によって行なわれ、該少なくとも
    1つの結合手段が、自動車内部に構成ユニット全体を固
    定するためにも役立つ、請求項1から6までのいずれか
    1項記載の操作装置。
  8. 【請求項8】 一方の電気的な差込接続部が差込体とし
    て、他方の電気的な差込接続部が差込体受口として形成
    されている、請求項1または2記載の操作装置。
  9. 【請求項9】 電子出力装置および/または電子制御装
    置のような電子装置を収容する、第2の下位ユニットの
    ケーシングが、少なくとも2つのケーシングシェルから
    成っており、該ケーシングシェルが互いに結合可能であ
    る、請求項1記載の操作装置。
  10. 【請求項10】 第2の下位ユニットの少なくとも1つ
    のケーシングシェルがプラスチックから成っている、請
    求項1記載の操作装置。
  11. 【請求項11】 第2の下位ユニットの少なくとも1つ
    のケーシングシェルが金属から成っている、請求項1記
    載の操作装置。
  12. 【請求項12】 第2の下位ユニットが、他の車両電子
    ユニットおよび/またはセンサとの電気的な接続を達成
    するための別の電気的な差込接続部を有している、請求
    項1記載の操作装置。
  13. 【請求項13】 自動車の駆動力伝達経路内のクラッチ
    の自動化された操作のための操作装置であって、駆動モ
    ータのような駆動ユニットと、被駆動側の被駆動エレメ
    ントと、駆動モータの駆動運動を被駆動エレメントの被
    駆動運動に変換する伝動装置とが設けられている形式の
    ものにおいて、伝動装置は少なくとも2つの部分伝動装
    置を有していて、装置の駆動ユニットと被駆動エレメン
    トとの間に滑りクラッチが力伝達経路内に配置されてい
    ることを特徴とする、操作装置。
  14. 【請求項14】 伝動装置が少なくとも2つの部分伝動
    装置から成っており、1つの部分伝動装置が少なくとも
    1つの平歯車伝動装置を有している、請求項13記載の
    操作装置。
  15. 【請求項15】 伝動装置が少なくとも2つの部分伝動
    装置から成っており、1つの部分伝動装置が少なくとも
    1つのスピンドル伝動装置を有している、請求項13記
    載の操作装置。
  16. 【請求項16】 スピンドル伝動装置が平歯車伝動装置
    に力伝達経路において後接続されている、請求項13記
    載の操作装置。
  17. 【請求項17】 平歯車伝動装置が、互いに噛み合う2
    つの平歯車のような歯車を有する1段式の伝動装置とし
    て形成されており、駆動側および被駆動側の歯車が力伝
    達経路内に配置されている、請求項13から16までの
    いずれか1項記載の操作装置。
  18. 【請求項18】 平歯車伝動装置が、3つの平歯車のよ
    うな歯車を備えた2段式の伝動装置として形成されてお
    り、それぞれ2つの歯車が互いに噛み合っており、駆動
    側および被駆動側の歯車と中間歯車とが力伝達経路内に
    配置されている、請求項13から16までのいずれか1
    項記載の操作装置。
  19. 【請求項19】 駆動側の歯車が駆動ユニットの被駆動
    軸に回動不能に受容されている、請求項17または18
    記載の操作装置。
  20. 【請求項20】 平歯車伝動装置の被駆動側の歯車と、
    スピンドルのようなスピンドル伝動装置の駆動側のエレ
    メントとの間に、滑りクラッチが力伝達経路内に配置さ
    れている、請求項13から19までのいずれか1項記載
    の操作装置。
  21. 【請求項21】 駆動ユニットの被駆動軸と平歯車伝動
    装置の駆動側の歯車との間に滑りクラッチが力伝達経路
    内に配置されている、請求項13から18記載の操作装
    置。
  22. 【請求項22】 滑りクラッチが、平歯車伝動装置の1
    つの歯車の歯列のために設けられたスペース領域内部に
    半径方向で配置されている、請求項13から21までの
    いずれか1項記載の操作装置。
  23. 【請求項23】 滑りクラッチが、平歯車伝動装置の1
    つの歯車の歯列のために設けられたスペース領域内部に
    軸方向で配置されている、請求項13から22までのい
    ずれか1項記載の操作装置。
  24. 【請求項24】 滑りクラッチが1つの歯車に組み込ま
    れている、請求項1から23までのいずれか1項記載の
    操作装置。
  25. 【請求項25】 滑りクラッチが、第1の接触面を支持
    する第1のエレメントと、第2の対応接触面を有する第
    2のエレメントとを有しており、両エレメントが力貯え
    器によって互いに負荷され合っている、請求項1から2
    4までのいずれか1項記載の操作装置。
  26. 【請求項26】 力貯え器が皿ばねである、請求項25
    記載の操作装置。
  27. 【請求項27】 力貯え器が、丸い、楕円形の、または
    角形の材料横断面のような線材横断面を有するコイルば
    ねである、請求項25記載の操作装置。
  28. 【請求項28】 力貯え器が、丸い、楕円形の、または
    角形の材料横断面のような線材横断面を有する波形ばね
    である、請求項25記載の操作装置。
  29. 【請求項29】 第1の接触面を支持する第1のエレメ
    ントが1つの歯車と一体的に形成されている、請求項2
    5記載の操作装置。
  30. 【請求項30】 第1の接触面を支持する第1のエレメ
    ントが1つの歯車と形状接続的に結合されている、請求
    項25記載の操作装置。
  31. 【請求項31】 第1の接触面を支持する第1のエレメ
    ントが、ほぼ円環状の摩擦面または接触面を有するよう
    に形成されている、請求項1から30までのいずれか1
    項記載の操作装置。
  32. 【請求項32】 第2の接触面を支持する第2のエレメ
    ントが、ほぼ円環状のエレメントとして形成されてい
    る、請求項1から31までのいずれか1項記載の操作装
    置。
  33. 【請求項33】 円環状のエレメントが、ほぼ半径方向
    に延びる脚部を有しており、該脚部が接触面を支持して
    いる、請求項1から32までのいずれか1項記載の操作
    装置。
  34. 【請求項34】 円環状のエレメントがほぼ軸方向に延
    びる脚部を有しており、該脚部が力貯え器との形状接続
    的な結合を生ぜしめている、請求項1から33までのい
    ずれか1項記載の操作装置。
  35. 【請求項35】 第1および/または第2のほぼ円環状
    の摩擦面または接触面が平らに形成されている、請求項
    1から34までのいずれか1項記載の操作装置。
  36. 【請求項36】 第1および/または第2のほぼ円環状
    の摩擦面または接触面が、軸方向で変更を加えられた形
    状または輪郭として形成されている、請求項1から35
    までのいずれか1項記載の操作装置。
  37. 【請求項37】 摩擦面の、軸方向で変更を加えられた
    形状または輪郭が、摩擦面の円環セグメントの一部が周
    方向で見て軸方向に上り勾配を有し、摩擦面の円環セグ
    メントの他の部分が周方向で見て軸方向に下り勾配を有
    するように形成されており、上り勾配を有するセグメン
    トと下り勾配を有するセグメントとが交互に形成されて
    いる、請求項1から36までのいずれか1項記載の操作
    装置。
  38. 【請求項38】 下り勾配を有するセグメントの勾配の
    度合いが、上り勾配を有するセグメントの勾配の度合い
    と同一である、請求項37記載の操作装置。
  39. 【請求項39】 下り勾配を有するセグメントの勾配の
    度合いが、上り勾配を有するセグメントの勾配の度合い
    と異なる、請求項37記載の操作装置。
  40. 【請求項40】 両エレメントのうちの少なくとも一方
    が、皿ばねのような少なくとも1つの力貯え器によって
    負荷されるようになっており、これにより、接触面と対
    応接触面とが互いに摩擦接触して負荷され合うようにな
    っている、請求項1から39までのいずれか1項記載の
    操作装置。
  41. 【請求項41】 接触面を支持する第1のエレメントが
    被駆動側の歯車である、請求項1から40までのいずれ
    か1項記載の操作装置。
  42. 【請求項42】 駆動ユニットの被駆動軸と被駆動エレ
    メントの軸線とが互いに平行に配置されている、請求項
    1から41までのいずれか1項記載の操作装置。
  43. 【請求項43】 スピンドル伝動装置がねじ山付きスピ
    ンドルとナットとを有しており、ナットが支承体によっ
    て、軸方向運動可能にしかしケーシングに対しては回動
    不能に配置されている、請求項1から42までのいずれ
    か1項記載の操作装置。
  44. 【請求項44】 ナットが球欠状支承体によって、角度
    調節可能に運動可能であるがしかしケーシングに対して
    は回動不能に配置されている、請求項1から43までの
    いずれか1項記載の操作装置。
  45. 【請求項45】 ナットがほぼ半球形の2つの側面のよ
    うな面を備えたほぼ球形の輪郭を有し両面の間に歯列が
    配置されるように、球欠状支承体が形成されており、球
    面が中空円筒体内部に、軸方向に負荷された2つの半球
    シェルによって軸方向に収容されており、中空円筒体
    が、ナットの歯列を収容するための内歯列を有してい
    て、円筒体が外歯列によって軸方向に運動可能であるが
    しかしケーシング内部の歯列に回動不能に収容されてい
    る、請求項1から44までのいずれか1項記載の操作装
    置。
  46. 【請求項46】 球欠状支承体の半球シェルの少なくと
    も一方が中空円筒体に回動不能に結合されている、請求
    項45記載の操作装置。
  47. 【請求項47】 球欠状支承体の半球シェルの少なくと
    も一方が中空円筒体に、歯列またはスナップ結合部によ
    って軸方向不動に結合されている、請求項45記載の操
    作装置。
  48. 【請求項48】 両半球シェルとナットとが弾性的なエ
    レメントによって互いに負荷され合っている、請求項4
    5記載の操作装置。
  49. 【請求項49】 弾性的なエレメントがばねのような力
    貯え器である、請求項48記載の操作装置。
  50. 【請求項50】 弾性的なエレメントがプラスチックま
    たはゴムリングのようなエラストマエレメントである、
    請求項48記載の操作エレメント。
  51. 【請求項51】 装置のケーシングと被駆動エレメント
    または該被駆動エレメントに結合されたエレメントとの
    間に、力貯え器が配置されており、該力貯え器がばね力
    を被駆動エレメントに加えるようになっている、請求項
    1から50までのいずれか1項記載の操作装置。
  52. 【請求項52】 自動化されたクラッチを操作するため
    の操作装置において、本明細書に相応する特別な構成お
    よび作用形式が形成されていることを特徴とする、操作
    装置。
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