JPH111175A - 車両用操舵装置 - Google Patents

車両用操舵装置

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JPH111175A
JPH111175A JP15701997A JP15701997A JPH111175A JP H111175 A JPH111175 A JP H111175A JP 15701997 A JP15701997 A JP 15701997A JP 15701997 A JP15701997 A JP 15701997A JP H111175 A JPH111175 A JP H111175A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行中に過大な入力があった場合でもステア
リングハンドルの操舵量と転舵輪の操舵量との関係を保
つことができるようにすることである。 【解決手段】 ステアリングハンドル10と転舵輪24
とを連結する操舵伝達系の途中に電動機により伝達比を
可変する可変ギヤ比ユニット14を介在させ、前記伝達
比を車両状態に応じて制御するECU30を備えた車両
用操舵装置において、前記可変ギヤ比ユニット14の作
動を制限する制限手段を備え、ECU30が前記可変ギ
ヤ比ユニット14の入力側と出力側の角度の偏差が前記
伝達比に基づいて設定された所定値以上の場合に異常と
判定し前記制限手段を作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステアリングハ
ンドル操舵角の転舵輪に対する伝達比を可変することが
できる車両用操舵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ステアリングハンドル操舵角の転
舵輪に対する伝達比を可変するステアリング装置とし
て、特開平3−153467号公報等に開示されている
ステアリング装置が存在する。このステアリング装置
は、ステアリングハンドルと転舵輪に連結されるピニオ
ンとの間のステアリングシャフトに遊星歯車式差動機構
による伝達比可変機構を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このス
テアリング装置は、伝達比可変機構が差動式、即ちステ
アリングハンドルが電動機(モータ)を介して転舵輪に
接続されているため、走行中に転舵輪側から過大な逆入
力が印加されると、この逆入力により電動機が動かされ
てステアリングハンドルの操舵量と転舵輪の操舵量との
関係(位相)がずれてしまうおそれがあった。
【0004】この発明の課題は、過大な入力があった場
合でもステアリングハンドルの操舵量と転舵輪の操舵量
との関係を保つことができる車両用操舵装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の車両用操
舵装置は、ステアリングハンドルと転舵輪とを連結する
操舵伝達系の途中に電動機により伝達比を可変する伝達
比可変手段を介在させ、前記伝達比を車速等の車両状態
に応じて制御する制御手段を備えた車両用操舵装置にお
いて、前記伝達比可変手段の作動を制限する制限手段
と、前記伝達比可変手段の入力側と出力側の角度の偏差
が前記伝達比に基づいて設定された所定値以上の場合に
異常と判定する判定手段と、前記判定手段により異常と
判定された場合に前記制限手段を作動させる作動制御手
段とを備えることを特徴とする。
【0006】この請求項1記載の車両用操舵装置によれ
ば、通常時においてはステアリングハンドルの回転を伝
達比可変手段を介して転舵輪に伝達しているが、伝達比
可変手段に過大な逆入力が印加された場合や装置の異常
を判定手段により判定した場合には、作動制御手段によ
り制限手段を作動させ伝達比可変手段の作動を制限す
る。即ちステアリングハンドルと転舵輪とを直結状態と
することにより、実質的に伝達比可変手段を介さずにス
テアリングハンドルの回転を転舵輪に伝達する。この車
両用操舵装置の判定手段においては、実ピニオン角と目
標ピニオン角の偏差に基づいて伝達比可変手段に過大な
入力が印加されたことや装置の異常を判定するため精度
良く過大な入力があったこと等の判定を行うことができ
る。
【0007】また、請求項2記載の車両用操舵装置は、
ステアリングハンドルと転舵輪とを連結する操舵伝達系
の途中に電動機により伝達比を可変する伝達比可変手段
を介在させ、前記伝達比を車速等の車両状態に応じて制
御する制御手段を備えた車両用操舵装置において、前記
伝達比可変手段の作動を制限する制限手段と、前記電動
機の負荷電流を検出する検出手段と、前記検出手段によ
り検出された前記負荷電流が所定値以上の場合に前記制
限手段を作動させる作動制御手段とを備えることを特徴
とする。
【0008】この請求項2記載の車両用操舵装置によれ
ば、伝達比可変手段に対する過大な入力を伝達比可変手
段の電動機の負荷電流から検出するので、新たなセンサ
等を追加せずに過大な入力の検出を行うことができる。
【0009】また、請求項3記載の車両用操舵装置は、
ステアリングハンドルと転舵輪とを連結する操舵伝達系
の途中に電動機により伝達比を可変する伝達比可変手段
を介在させ、前記伝達比を車速等の車両状態に応じて制
御する制御手段を備えた車両用操舵装置において、前記
伝達比可変手段の作動を制限する制限手段と、前記操舵
伝達系に設けられた操舵トルク検出手段と、前記操舵ト
ルク検出手段により検出された操舵トルクが所定値以上
の場合に前記制限手段を作動させる作動制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0010】この請求項3記載の車両用操舵装置によれ
ば、伝達比可変手段に対する過大な入力を操舵伝達系に
設けた操舵トルク検出手段により検出するので、入力に
対する遅れを最小限にして過大な入力の検出を行うこと
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して、こ
の発明の実施の形態にかかる車両用操舵装置の説明を行
う。
【0012】図1は、車両用操舵装置2の構成図であ
る。図中、符号10で示すものは、ステアリングハンド
ルであり、このステアリングハンドル10は上部ステア
リングシャフト12aの上端に接続されている。また、
この上部ステアリングシャフト12aの下端は可変ギヤ
比ユニット14の入力側に接続されており、下部ステア
リングシャフト12bの上端が可変ギヤ比ユニット14
の出力側に接続されている。
【0013】また、下部ステアリングシャフト12bの
下端には、ピニオン(図示せず)が設けられ、このピニ
オンがステアリングギヤボックス16内においてラック
バー18に噛合されている。更に、ラックバー18の両
端には、それぞれタイロッド20の一端が接続されると
共に各タイロッド20の他端にはナックルアーム22を
介して転舵輪24が接続されている。
【0014】また、上部ステアリングシャフト12aに
は、ステアリングハンドル10の操舵角を検出する舵角
センサ26が設けられ、下部ステアリングシャフト12
bには、転舵輪24の操舵角(ピニオン角)を検出する
出力角センサ28及び操舵トルクを検出するトルクセン
サ29が設けられている。この舵角センサ26により検
出されたステアリングハンドル10の操舵角、出力角セ
ンサ28により検出された転舵輪24の操舵角及びトル
クセンサ29により検出された操舵トルクは、ECU
(電子制御装置)30に入力される。更に、ECU30
には、車両速度を検出する車速センサ32から出力され
る車両速度が入力される。
【0015】また、下部ステアリングシャフト12bの
トルクセンサ29とピニオンとの間には、電動パワース
テアリング装置が設けられている。即ち下部ステアリン
グシャフト12bには、ベベルギヤ34が固定されてお
りこのベベルギヤ34にパワーアシスト用モータ36の
回転軸に固定されているベベルギヤ36aが噛合されて
いる。
【0016】なお、ECU30は、可変ギヤ比ユニット
14のモータ40(図2参照)を制御するための制御信
号をモータドライバ38を介して出力すると共に可変ギ
ヤ比ユニット14のソレノイドアクチュエータ56(図
2参照)を制御するための制御信号を出力する。また、
ECU30は、パワーアシスト用モータ36に対して、
このパワーアシスト用モータ36を制御するための制御
信号を出力する。
【0017】ここで、可変ギヤ比ユニット14は、図2
に示すようにモータ40及び減速機42を備えて構成さ
れている。モータ40はモータハウジング44内に固定
されたステータ46及びロータ48を備えて構成されて
おり、減速機42は、遊星歯車機構を用いた減速機とし
て構成されている。即ち、ロータ48と共に回転する回
転軸50が遊星歯車機構を構成するサンギヤ(図示せ
ず)に接続され、キャリア52が上部ステアリングシャ
フト12aの下端に接続されている。
【0018】また、モータハウジング44の外部下面に
は、スライドピン54を回転軸50の軸線と平行な方向
に変位させるためのソレノイドアクチュエータ56が設
けられている。このソレノイドアクチュエータ56は、
ECU30からの制御信号により駆動されるものであ
り、ECU30から制御信号が入力された場合にスライ
ドピン54を回転軸50の軸線と平行な方向に変位させ
る。
【0019】また、ロータ48の下面48aには、図3
に示すようにスライドピン54が挿入されるピン穴48
bが円周状にほぼ等間隔で複数個設けられている。即ち
この可変ギヤ比ユニット14においてはスライドピン5
4、ソレノイドアクチュエータ56及びスライドピン5
4が挿入されるピン穴48bを有するロータ48等によ
り制限手段が構成されている。なお、モータ40側のモ
ータハウジング44は下部ステアリングシャフト12b
の上端に接続されている。また、モータ40には、スパ
イラルケーブル58を介して制御信号が供給されてい
る。
【0020】この車両用操舵装置2においては、ECU
30が舵角センサ26により検出された操舵角、出力角
センサ28により検出されたピニオン角、車速センサ3
2により検出された車両速度を読み込み目標ピニオン角
の演算を行う。
【0021】ECU30は、モータドライバ38を介し
て可変ギヤ比ユニット14に対して制御信号の出力を行
い、モータ40を駆動することによりピニオン角が目標
ピニオン角に一致するよう制御すると共に、パワーアシ
スト用モータ36に制御信号を出力することにより、こ
のパワーアシスト用モータ36を駆動して操舵力のアシ
ストを行う。
【0022】次に、この車両用操舵装置2のモータロッ
ク制御について説明する。まず、図4を参照して目標ピ
ニオン角θPMとピニオン角θPとの偏差に基づく制御
について説明する。
【0023】まず、ECU30が舵角センサ26により
検出された操舵角θH、出力角センサ28により検出さ
れたピニオン角θP、車速センサ32により検出された
車両速度Vを読み込む(ステップ10)。次に、操舵角
θHに基づいて目標ピニオン角θPMの演算を行う(ス
テップ11)。なお、Kは車両速度Vに基づく定数であ
る。
【0024】次に、ピニオン角θPと目標ピニオン角θ
Mとの差の絶対値、即ち偏差が所定値Aより大きいか
否かの判断を行う(ステップ12)。ここでピニオン角
θPと目標ピニオン角θPMとの偏差が所定値Aより大
となる場合としては、可変ギヤ比ユニット14が正常に
作動しているがパワーステアリング装置による操舵力の
アシストが行われない場合(車両のエンジンが停止して
いる場合、パワーステアリング装置の油圧系に異常があ
る場合等)、舵角センサ26又は出力角センサ28に異
常が生じている場合等がある。
【0025】ステップ12の処理において、ピニオン角
θPと目標ピニオン角θPMとの偏差が所定値Aより大
きいと判断された場合には、ECU30によりモータロ
ック制御が行われる(ステップ13)。即ち、ECU3
0は、可変ギヤ比ユニット14のソレノイドアクチュエ
ータ56に対して制御信号の出力を行いスライドピン5
4をロータ48の下面48aに設けられているピン穴4
8bに挿入する方向に変位させる。これによりスライド
ピン54がピン穴48bに挿入され、ロータ48とモー
タハウジング44が直接的に連結された状態になりステ
アリングハンドル10と転舵輪24とが直結状態とされ
る。
【0026】従って、可変ギヤ比ユニット14の作動が
停止されることになり、ステアリングハンドル10側か
ら過大な入力、即ちモータ40の保持トルク以上の入力
があった場合、転舵輪24側から過大な逆入力があった
場合であっても、これらの過大な入力による位相ずれの
発生を低減することができる。
【0027】一方、上述のステップ12の処理におい
て、ピニオン角θPと目標ピニオン角θPMとの偏差が
所定値Aより大きくないと判断された場合には、ECU
30により出力される制御信号に基づいて可変ギヤ比ユ
ニット14による通常の制御が行われる(ステップ1
4)。
【0028】なお、この車両用操舵装置2においては、
可変ギヤ比ユニット14に対する電流の供給が停止され
た場合等のモータ40の故障時においても、ステアリン
グハンドル10と転舵輪24とが直結状態とされる。従
って、可変ギヤ比ユニット14が作動しなくなった場合
においても、ロータ48とモータハウジング44とを直
結状態とすることにより、ステアリングハンドル10側
又は転舵輪24側からの過大な入力による位相ずれの発
生を防止することができる。
【0029】次に、図5を参照して、この車両用操舵装
置2のモータ40の負荷電流値に基づく制御について説
明する。まず、ECU30は、可変ギヤ比ユニット14
のモータ40の負荷電流の検出を行い(ステップ2
0)、モータ40の負荷電流値が所定値Bより大きいか
否かの判断を行う(ステップ21)。即ちモータ40の
負荷電流値から実操舵トルクを推定し、この操舵トルク
の推定値がモータの保持トルクよりも大きいか否かの判
断を行う。
【0030】ここでモータ40の負荷電流値が所定値B
より大きいと判断された場合には、ECU30によりモ
ータロック制御が行われる(ステップ22)。即ち、E
CU30は、負荷電流値が所定値Bより大きい場合に
は、操舵トルクがモータの保持トルクを超えているとし
て、上述の目標ピニオン角θPMとピニオン角θPとの
偏差に基づく制御の場合と同様にしてスライドピン54
をロータ48の下面48aに設けられているピン穴48
bに挿入し、ロータ48とモータハウジング44を直結
状態とする。
【0031】従って、可変ギヤ比ユニット14の作動が
停止されることになり、ステアリングハンドル10側又
は転舵輪24側からモータ40の保持トルク以上の過大
な入力があった場合であっても、この入力による位相ず
れの発生を低減することができる。また、モータ40の
負荷電流値に基づいてロータ48とモータハウジング4
4を直結状態とするため、上述の目標ピニオン角θPM
とピニオン角θPとの偏差に基づいてロータ48とモー
タハウジング44を直結状態とする場合に比較して位相
ずれの発生を更に低減することができ、トルクセンサを
用いる必要もない。 一方、上述のステップ21の処理
において、モータ40の負荷電流値が所定値Bより大き
くないと判断された場合には、ECU30により出力さ
れる制御信号に基づいて可変ギヤ比ユニット14による
通常の制御が行われる(ステップ23)。
【0032】次に、図6を参照してトルクセンサ29に
より検出した操舵トルク値に基づく制御について説明す
る。まず、ECU30は、トルクセンサ29により操舵
トルクの検出を行い(ステップ30)、この検出したト
ルク値が所定値Cより大きいか否かの判断を行う(ステ
ップ31)。即ち検出したトルク値がモータ40の保持
トルク以上か否かの判断を行う。
【0033】ここでトルク値が所定値Cより大きいと判
断された場合には、ECU30によりモータロック制御
が行われる(ステップ32)。即ち、ECU30は、上
述の目標ピニオン角θPMとピニオン角θPとの偏差に
基づく制御の場合と同様にしてスライドピン54をロー
タ48の下面48aに設けられているピン穴48bに挿
入し、ロータ48とモータハウジング44を直結状態と
する。
【0034】従って、可変ギヤ比ユニット14の作動が
停止されることになり、ステアリングハンドル10側又
は転舵輪24側から過大な入力があった場合でも、この
過大な入力による位相ずれの発生を防止することができ
る。即ち、上述の目標ピニオン角θPMとピニオン角θ
Pとの偏差に基づいてロータ48とモータハウジング4
4を直結状態とする場合及びモータ40の負荷電流値に
基づいてロータ48とモータハウジング44を直結状態
とする場合には、位相ずれの発生を低減することはでき
るが少ないながらも位相ずれが発生する。
【0035】しかしながら、トルクセンサ29により検
出したトルク値に基づいてロータ48とモータハウジン
グ44を直結状態とする場合には位相ずれの発生を防止
することができる。即ち、モータ40の負荷電流値に基
づいてロータ48とモータハウジング44を直結状態と
する場合に比較して入力に対する遅れを最小限にするこ
とができ位相ずれの発生を防止することができ信頼性を
向上させることができる。
【0036】一方、上述のステップ31の処理におい
て、トルク値が所定値Cより大きくないと判断された場
合には、ECU30により出力される制御信号に基づい
て可変ギヤ比ユニット14による通常の制御が行われる
(ステップ33)。
【0037】なお、上述の実施の形態にかかる車両用操
舵装置2は、電動パワーステアリング装置を備えている
が、これに限定されるものではなく油圧式のパワーステ
アリング装置に変更することも可能である。
【0038】また、上述の実施の形態にかかる車両用操
舵装置2は、トルクセンサ29を備えているが電動パワ
ーステアリング装置に内蔵されているトルクセンサを用
いるようにしても良い。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、判定手段
により伝達比可変手段に過大な逆入力が印加された場合
や装置の異常を判定した場合には、作動制御手段により
制限手段を作動させ伝達比可変手段の作動を制限するた
め位相ずれの発生を低減することができる。この場合に
判定手段は、実ピニオン角と目標ピニオン角の偏差に基
づいて伝達比可変手段に過大な入力が印加されたことや
装置の異常を判定するため、この判定を精度良く行うこ
とができる。
【0040】また、請求項2記載の発明によれば、伝達
比可変手段に対する過大な入力を伝達比可変手段の電動
機の負荷電流から検出するので、新たなセンサ等を追加
せずに過大な入力の検出を行うことができる。
【0041】また、請求項3記載の発明によれば、伝達
比可変手段に対する過大な入力を操舵系に設けたトルク
検出手段により検出するので、入力に対する遅れを最小
限にして過大な入力の検出を行うことができ位相ずれの
発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる車両用操舵装置
の構成図である。
【図2】この発明の実施の形態にかかる車両用操舵装置
の可変ギヤ比ユニットの構成図である。
【図3】この発明の実施の形態にかかる可変ギヤ比ユニ
ットのモータのロータ端面を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態にかかる可変ギヤ比ユニ
ットの目標ピニオン角θPMとピニオン角θPとの偏差
に基づく制御を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施の形態にかかる可変ギヤ比ユニ
ットのモータの負荷電流値に基づく制御を示すフローチ
ャートである。
【図6】この発明の実施の形態にかかる可変ギヤ比ユニ
ットの操舵トルク値に基づく制御を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
2…車両用操舵装置、10…ステアリングハンドル、1
2a…上部ステアリングシャフト、12b…下部ステア
リングシャフト、14…可変ギヤ比ユニット、16…ス
テアリングギヤボックス、18…ラックバー、20…タ
イロッド、22…ナックルアーム、24…転舵輪、26
…舵角センサ、28…出力角センサ、29…トルクセン
サ、30…ECU、32…車速センサ、40…モータ、
42…減速機、54…スライドピン、56…ソレノイド
アクチュエータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B62D 119:00 137:00 (72)発明者 新堂 雅彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングハンドルと転舵輪とを連結
    する操舵伝達系の途中に電動機により伝達比を可変する
    伝達比可変手段を介在させ、前記伝達比を車両状態に応
    じて制御する制御手段を備えた車両用操舵装置におい
    て、 前記伝達比可変手段の作動を制限する制限手段と、 前記伝達比可変手段の入力側と出力側の角度の偏差が前
    記伝達比に基づいて設定された所定値以上の場合に異常
    と判定する判定手段と、 前記判定手段により異常と判定された場合に前記制限手
    段を作動させる作動制御手段と、 を備えることを特徴とする車両用操舵装置。
  2. 【請求項2】 ステアリングハンドルと転舵輪とを連結
    する操舵伝達系の途中に電動機により伝達比を可変する
    伝達比可変手段を介在させ、前記伝達比を車両状態に応
    じて制御する制御手段を備えた車両用操舵装置におい
    て、 前記伝達比可変手段の作動を制限する制限手段と、 前記電動機の負荷電流を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記負荷電流が所定値以
    上の場合に前記制限手段を作動させる作動制御手段と、 を備えることを特徴とする車両用操舵装置。
  3. 【請求項3】 ステアリングハンドルと転舵輪とを連結
    する操舵伝達系の途中に電動機により伝達比を可変する
    伝達比可変手段を介在させ、前記伝達比を車両状態に応
    じて制御する制御手段を備えた車両用操舵装置におい
    て、 前記伝達比可変手段の作動を制限する制限手段と、 前記操舵伝達系に設けられた操舵トルク検出手段と、 前記操舵トルク検出手段により検出された操舵トルクが
    所定値以上の場合に前記制限手段を作動させる作動制御
    手段と、 を備えることを特徴とする車両用操舵装置。
JP15701997A 1997-06-13 1997-06-13 車両用操舵装置 Expired - Fee Related JP3539468B2 (ja)

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