JP4600747B2 - 車両操舵システム - Google Patents

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Description

本発明は、EPS(electric power steering:電動パワーステアリング)による車両操舵システムに関し、より詳細には、VGR(variable steering gear ratio:可変ステアリングギアレシオ)を備えた車両操舵システムに関する。
近年、EPS装置による車両操舵システムに、VGR装置が使用されるようになってきている。従来、EPS装置のトルク制御とVGR装置のギア比制御とは、一般に、それぞれ別個の電動モータにより行われていた。さらに、特開2001―30922号公報(特許文献1)には、EPS装置のトルク制御と、VGR装置のギア比制御の両方を一つの1軸出力の電動モータで行う操舵システムが開示されている。
特開2001―30922号公報 特開2000−142135号公報 特開2001−78408号公報 特開2004−7975号公報 特開2001−30922号公報
しかしながら、自動車においては、車両操舵システムの占有空間をより一層小さくすることが求められている。
そこで、本発明は、大きなコストアップ、大幅なレイアウトの悪化を伴うことなく、トルク制御及びVGRのギア比制御を単一のモータで行うことができる、コンパクトな車両操舵システムを提供することを目的としている。
この目的を達成するため、本発明の車両操舵システムは、自動車の操舵ハンドルと車輪のギア比を可変に制御するVGR機構を備えた、操舵ハンドルの操舵力を電気的に助勢する操舵システムであって、自動車の操舵ハンドルから車輪へ操舵力を伝達する伝達機構に設けられた主減速機構と、操舵システムのトルク制御及びVGR機構のギア比制御の両方を行うための2出力モータと、を備え、2出力モータは、ステータと、ステータの外周側に配置されたアウターロータと、ステータの内周側に配置されたインナーロータと、から構成され、2出力モータの二つのロータのうちの一方のロータが、操舵ハンドルの操舵力を助勢するように、減速機構を介して、主減速機構の入力軸に連結され、2出力モータの二つのロータのうちの他方のロータが、主減速機構の減速比を制御するように、減速機構を介して、主減速機構に連結されていることを特徴としている。
このように構成された本発明の車両操舵システムによれば、単一の2出力モータを用いて、トルク制御とVGR装置のギア比制御の両方を行う。ここで、2出力モータとは、一つのステータで二つのロータを駆動する回転電機をいい、インナーロータの回転とアウターロータの回転とは、ステータの多相コイルに複合電流を流すことにより、互いに独立に制御される(例えば、特許文献2〜4)。
これにより、大きなコストアップ、大幅なレイアウトの悪化を伴うことなく、トルク制御及びVGRのギア比制御を単一のモータで行うことができる。
また、本発明において、好ましくは、2出力モータのアウターロータは、主減速機構の入力軸に連結され、2出力モータのインナーロータは、主減速機構に連結されている。
アウターロータは、インナーロータよりも回転半径が大きいため、容易に高いトルクを発生させることができる。このため、アウターロータを主減速機構の入力軸に連結すれば、操舵力を助勢する大きなトルク容量を有するEPSを容易に構成することができる。また、インナーロータは、アウターロータよりも、容易に高い回転数を発生させることができる。このため、インナーロータを主減速機構に連結すれば、ギア比制御の精度の高いVGRを容易に構成することができる。
また、本発明において、好ましくは、2出力モータのアウターロータは、2つの減速機構を介して、主減速機構の入力軸に連結されている。
このような構成とすれば、アウターロータの回転についてより大きな減速を設定することができる。このため、より大きなトルク容量を有するEPSを容易に構成することができる。
また、本発明において、好ましくは、2出力モータのインナーロータは、1つの減速機構を介して、主減速機構に連結されている。
このような構成とすれば、ギア比制御の精度のより高いVGRを容易に構成することができる。
また、本発明において、好ましくは、主減速機構は、外輪歯車が入力軸と連結し、太陽歯車が出力軸と連結した遊星歯車機構であり、2出力モータのアウターロータは、入力軸に連結され、2出力モータのインナーロータは、当該遊星歯車機構の減速比を制御する遊星キャリアに連結されている。
このような構成とすれば、アウターローラが入力軸に連結されているので、大きなトルク容量を得ることができる。その上、ハンドルからの操舵力が、外輪歯車に入力されるので、大きなトルク容量のEPSを容易に構成することができる。
また、外輪歯車の回転数に対する太陽歯車の回転数の減速比は、遊星キャリアの回転によって制御される。このため、インナーロータの回転により遊星キャリアの回転を制御することにより、容易にVGRのギア比を制御することができる。
また、本発明において、好ましくは、減速機構は、外輪歯車が入力軸と連結し、遊星キャリアが出力軸と連結した遊星歯車機構であり、2出力モータのアウターロータは、入力軸に連結され、2出力モータのインナーロータは、太陽歯車に連結されている。
このような構成とすれば、ハンドルからの操舵力が、外輪歯車に入力されるので、大きなトルク容量を得ることができる。その上、アウターローラが入力軸に連結されているので、大きなトルク容量のEPSを容易に構成することができる。
また、インナーロータが太陽歯車に連結されているので、インナーロータの出力により、主減速機構の減速比を制御して、容易にVGRのギア比を制御することができる。この構成は、特に、回転速度を重視した制御を行うのに好適である。
また、本発明において、好ましくは、減速機構は、遊星キャリアが入力軸と連結され、太陽歯車が出力軸と連結した遊星歯車機構であり、2出力モータのアウターロータは、入力軸に連結され、2出力モータのインナーロータは、当該遊星歯車機構の減速比を制御する外輪歯車に連結されている。
このような構成とすれば、アウターローラが入力軸に連結されているので、大きなトルク容量のEPSを容易に構成することができる。
また、遊星キャリアの回転数に対する太陽歯車の回転数の減速比は、外輪歯車の回転によって制御される。このため、インナーロータの回転により外輪歯車の回転を制御することにより、容易にVGRのギア比を制御することができる。
本発明の車両操舵システムによれば、大きなコストアップ、大幅なレイアウトの悪化を伴うことなく、トルク制御及びギア比制御を単一のモータで行うことができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の車両操舵システムの実施形態を説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態の操舵システム1を構成し、自動車の操舵ハンドルから車輪へ操舵力を伝達する伝達機構について説明する。図1に示すように、操舵ハンドル2には、ステアリングシャフト4の上端が連結されている。このステアリングシャフト4の下端部には、自在継手5を介して、中間シャフト6の上端が連結されている。さらに、この中間シャフト6の下端部には、主減速機構8が連結されている。
さらに、この主減速機構8の下には、中間シャフト10が連結されており、この中間シャフト10の下端部には、ステアリングギヤボックス12が設けられている。そして、このステアリングギヤボックス12の両側にはタイロッド14が連結されており、これらの各タイロッド14にはタイヤ(車輪)16が取り付けられている。なお、図1では、主減速機構8のハウジングを示している。
さらに、主減速機構8の横には、操舵システムのトルク制御と、VGR機構のギア比制御の両方を行う、即ち、EPS用モータとVGR用モータを兼ねた2出力モータ9が設けられている。この2出力モータ9は、図2に示すように、ステータ91と、ステータ91の外周側に配置されたアウターロータ92と、ステータ91の内周側に配置されたインナーロータ93とから構成されている。また、アウターロータ92には、第1回転軸94が回転一体に固定されており、インナーロータ93には、第2回転軸95が回転一体に固定されている。そして、アウターロータ92の回転とインナーロータ93の回転とは、ステータ91の多相コイルに流す複合電流を制御することによって、互いに独立に制御される。この複合電流は、コントローラ20によって制御される。
また、本実施形態では、主減速機構8は、遊星歯車機構から構成されている。遊星歯車機構8は、図3に示すように、太陽歯車81と、この太陽歯車81上に配置された複数の遊星歯車82と、これらの遊星歯車82の外側に配置された外輪歯車83と、さらに、図3では示さないが、遊星歯車82を支持する遊星キャリア84(図3では図示せず。)と、から構成されている。
次に、図4を参照して、本発明の第一実施形態の車両操舵システムについてより詳細に説明する。
図4は、車両操舵システムのうちの、主減速機構8及び2出力モータ9を含む要部の模式図である。
本実施形態では、遊星歯車機構8の外輪歯車83に、入力軸である中間シャフト6が固定されている。また、太陽歯車81に、出力軸である中間シャフト10が固定されている。
2出力モータ9のアウターロータ92に回転一体に固定された第1回転軸94は、減速機構としての歯車機構41を介して、中間シャフト6に連結されている。また、2出力モータ9のインナーロータ93に回転一体に固定された第2回転軸95は、減速機構としての歯車機構42を介して、遊星歯車機構8の遊星キャリア84に連結されている。
そして、操舵ハンドル2の回転操舵力は、中間シャフト6を介して、遊星歯車機構8に伝達される。その際に、2出力モータ9のアウターロータ93の回転力が、第1回転軸94及び歯車機構41を介して、中間シャフト6に伝達される。したがって、操舵ハンドル2の操舵に応じて、コントローラ20によりアウターロータ92の回転を制御することにより、中間シャフト6に加えられるトルクを制御して、操舵ハンドル2の操舵力を助勢することができる。この場合、特に、回転半径の大きいアウターロータ93の回転力を付与するので、高いトルク容量を容易に得ることができる。
中間シャフト6の操舵力は、遊星歯車機構8の外輪歯車83に入力される。この操舵力は、遊星歯車82を介して、太陽歯車81に伝達され、中間シャフト10から出力される。その際に、インナーロータ93の回転が、第2回転軸95及び歯車機構42を介して、遊星キャリア84に伝達される。そして、遊星キャリア84の回転によって、遊星歯車機構8における減速比が制御される。
2出力モータ2のアウターロータ92の回転とインナーロータ93の回転は、ステータ91の多相コイルに流す複合電流を制御することによって、それぞれ互いに独立に制御される。この複合電流は、コントローラ20によって制御される。
ここで、図5を参照して、コントローラ20の構成及び作動について説明する。
このコントローラ20には、車速センサ31、舵角センサ32、インナーロータ回転角センサ33、トルクセンサ34、及びアウターロータ回転角センサ35の各々から、それぞれ出力信号が入力される。
ここで、車速センサ31は、車両の速度を検出するものであり、舵角センサ32は、操舵ハンドルの操舵角を検出するものであり、インナーロータ回転角センサ33は、2出力モータ9のインナーロータ93の回転角を検出するものである。また、トルクセンサ34は、中間シャフト10に作用している操舵トルクを検出するものであり、アウターロータ回転角センサ35は、2出力モータ9のアウターロータ91の回転角を検出するものである。
コントローラ20は、特性記憶部21と、基本操舵比演算部22と、補正操舵比演算部23と、目標制御量演算部24と、インナーロータ駆動部25と、アウターロータ駆動部26と、から構成されている。
この特性記憶部21には、例えば、車速Vに対する目標伝達比Rを設定した第1マップと、操舵ハンドル2の操舵角θHに応じた補正伝達比を設定した第2マップとが記憶されている。そして、操舵比演算部22が、車速センサ31によって検出された車速Vに対応する目標伝達比を、第1マップを参照して演算する。続いて、補正操舵比演算部23が、舵角センサ32によって検出された操舵角θHに対応する補正伝達比を、第2マップを参照して演算し、これを目標伝達比として設定する。続いて、目標制御量演算部24が、その目標伝達比に対応するインナーロータ93の目標回転角θmを演算する。そして、インナーロータ駆動部25は、インナーロータ回転角センサ33の検出値θiが、目標回転角θmと一致するように、インナーロータ91を回転駆動させる。
また、アウターロータ駆動部26は、トルクセンサ34により検出された運転者の操舵力(操舵トルク)、及び、アウターロータ回転角センサ35の検出値に基づいて、所定の補正トルクを発生させるようにアウターロータ93を回転駆動させて、運転者の操舵力の軽減を図っている。
次に、図6を参照して、本発明の第二実施形態の車両操舵システムについて詳細に説明する。
図6は、車両操舵システムのうちの、主減速機構8及び2出力モータ9を含む要部の模式図である。なお、図1に示した例では、2出力モータ9の回転軸線を、主減速機構8の回転軸線と実質的に平行に設けた様子を図示したが、本実施形態では、2出力モータ9の回転軸線は、主減速機構8の回転軸線と、実質的に垂直に配置されている。
本実施形態では、遊星歯車機構8の外輪歯車83に、入力軸である中間シャフト6が固定されている。また、遊星キャリア84に、出力軸である中間シャフト10が固定されている。
そして、2出力モータ9のアウターロータ92に固定された第1回転軸94が、2段階の減速機構としての歯車機構43及び44を介して、中間シャフト6に連結されている。2段目の歯車機構44は、ウォームギア(図示せず。)により、動力を伝達している。また、2出力モータ9のインナーロータ93に固定された第2回転軸95が、ウォームギア(図示せず。)を有する減速機構としての歯車機構45を介して、遊星歯車機構8の太陽歯車81に連結されている。
そして、操舵ハンドル2の回転操舵力は、中間シャフト6を介して、遊星歯車機構8に伝達される。その際に、2出力モータ9のアウターロータ93の回転力が、第1回転軸94及び2段回の歯車機構43及び44を介して、中間シャフト6に伝達される。したがって、操舵ハンドル2の操舵に応じて、コントローラ20によりアウターロータ92の回転を制御することにより、中間シャフト6に加えられるトルクを制御して、操舵ハンドル2の操舵力を助勢することができる。
この場合、特に、回転半径の大きいアウターロータ93の回転力を付与するので、高いトルク容量を容易に得ることができる。また、アウターロータ92の回転が、二段階の減速機構43及び44を介して中間シャフト6に伝達されるので、大きなトルク容量を容易に得ることができる。
中間シャフト6の操舵力は、遊星歯車機構8の外輪歯車83に入力される。この操舵力は、遊星歯車82を介して、太陽歯車81に伝達され、中間シャフト10から出力される。その際に、インナーロータ93の回転が、第2回転軸95及び歯車機構45を介して、太陽歯車81に伝達される。したがって、2出力モータ9のインナーロータ93の回転によって、遊星歯車機構8における減速比が制御される。
次に、図7を参照して、本発明の第三実施形態の車両操舵システムについてより詳細に説明する。
図7は、車両操舵システムのうちの、主減速機構8及び2出力モータ9を含む要部の模式図である。なお、図1に示した例では、2出力モータ9の回転軸線を、主減速機構8の回転軸線と実質的に平行に設けた様子を図示したが、本実施形態では、2出力モータ9の回転軸線は、主減速機構8の回転軸線に対して実質的に垂直に配置されている。
本実施形態では、遊星歯車機構8の遊星キャリア84に、入力軸である中間シャフト6が固定されている。また、太陽歯車81に、出力軸である中間シャフト10が固定されている。そして、2出力モータ9のアウターロータ92に固定された第1回転軸94が、2段階の減速機構としての歯車機構43及び44を介して、中間シャフト6に連結されている。なお、2段目の歯車機構44は、ウォームギア(図示せず。)により、動力を伝達している。
したがって、操舵ハンドル2の操舵に応じて、コントローラ20によりアウターロータ92の回転を制御することにより、中間シャフト6に加えられるトルクを制御して、操舵ハンドル2の操舵力を助勢することができる。
また、2出力モータ9のインナーロータ93に固定された第2回転軸95が、ウォームギア(図示せず。)を有する歯車機構45を介して、遊星歯車機構8の外輪歯車83に連結されている。したがって、コントローラ20でインナーロータ93の回転を制御することにより、外輪歯車83の回転を制御して、遊星歯車機構の減速比を制御することができる。
そして、操舵ハンドル2の回転操舵力は、中間シャフト6を介して、遊星歯車機構8に伝達される。その際に、2出力モータ9のアウターロータ93の回転力が、第1回転軸94及び2段回の歯車機構43及び44を介して、中間シャフト6に伝達される。したがって、操舵ハンドル2の操舵に応じて、コントローラ20によりアウターロータ92の回転を制御することにより、中間シャフト6に加えられるトルクを制御して、操舵ハンドル2の操舵力を助勢することができる。
この場合、特に、回転半径の大きいアウターロータ93の回転力を付与するので、高いトルク容量を容易に得ることができる。また、アウターロータ92の回転が、二段階の減速機構43及び44を介して中間シャフト6に伝達されるので、大きなトルク容量を容易に得ることができる。
中間シャフト6の操舵力は、遊星歯車機構8の遊星キャリア84に入力される。この操舵力は、遊星歯車82を介して、太陽歯車81に伝達され、中間シャフト10から出力される。その際に、インナーロータ93の回転が、第2回転軸95及び歯車機構45を介して、外輪歯車83に伝達される。したがって、2出力モータ9のインナーロータ93の回転によって、遊星歯車機構8における減速比が制御される。
上述した各実施形態においては、本発明を特定の条件で構成した例について説明したが、本発明は種々の変更及び組み合わせを行うことができ、これに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態においては、いずれも2出力モータのアウターロータを、主減速機構の入力軸に連結した例について説明したが、本発明では、2出力モータのインナーロータを、入力軸に連結してもよい。
本発明の車両操舵システムの概略図である。 2出力モータの基本的な構造を説明するための断面模式図である。 遊星歯車機構の構造の説明図である。 本発明の第一実施形態の車両操舵システムの要部模式図である。 コントローラを説明するための機能ブロック図である。 本発明の第二実施形態の車両操舵システムの要部模式図である。 本発明の第三実施形態の車両操舵システムの要部模式図である。
符号の説明
1 車両操舵システム
2 操舵ハンドル
4 ステアリングシャフト
5 自在継手
6 中間シャフト
8 主減速機構
9 2出力モータ
10 中間シャフト
12 ステアリングギアボックス
14 タイロッド
16 タイヤ
20 コントローラ
21 特性記憶部
22 基本操舵比演算部
23 補正操舵比演算部
24 目標制御量演算部
25 インナーロータ駆動部
26 アウターロータ駆動部
31 車速センサ
32 舵角センサ
33 インナーロータ回転角センサ
34 トルクセンサ
35 アウターロータ回転角センサ
41、42、43、44、45 減速機構
81 太陽歯車
82 遊星歯車
83 外輪歯車
84 遊星キャリア
91 ステータ
92 アウターロータ
93 インナーロータ
94 第1回転軸
95 第2回転軸

Claims (7)

  1. 自動車の操舵ハンドルと車輪のギア比を可変に制御するVGR機構を備えた、操舵ハンドルの操舵力を電気的に助勢する車両操舵システムであって、
    自動車の操舵ハンドルから車輪へ操舵力を伝達する伝達機構に設けられた主減速機構と、
    操舵システムのトルク制御及びVGR機構のギア比制御の両方を行うための2出力モータと、
    を備え、
    上記2出力モータは、
    ステータと、
    上記ステータの外周側に配置されたアウターロータと、
    上記ステータの内周側に配置されたインナーロータと、
    から構成され、
    上記2出力モータの上記二つのロータのうちの一方のロータは、上記操舵ハンドルの操舵力を助勢するように、減速機構を介して、上記主減速機構の入力軸に連結され、
    上記2出力モータの上記二つのロータのうちの他方のロータは、上記主減速機構の減速比を制御するように、減速機構を介して、上記主減速機構に連結されている
    ことを特徴とする、車両操舵システム。
  2. 上記2出力モータの上記アウターロータは、上記主減速機構の入力軸に連結され、
    上記2出力モータの上記インナーロータは、上記主減速機構に連結されている、請求項1記載の車両操舵システム。
  3. 上記2出力モータの上記アウターロータは、2つの減速機構を介して、上記主減速機構の入力軸に連結されている、請求項2記載の車両操舵システム。
  4. 上記2出力モータの上記インナーロータは、1つの減速機構を介して、上記主減速機構に連結されている、請求項2又は3記載の車両操舵システム。
  5. 上記主減速機構は、外輪歯車が入力軸と連結し、太陽歯車が出力軸と連結した遊星歯車機構であり、
    上記2出力モータの上記アウターロータは、上記入力軸に連結され、
    上記2出力モータの上記インナーロータは、当該遊星歯車機構の減速比を制御する遊星キャリアに連結されている、請求項2乃至4の何れか一項に記載の車両操舵システム。
  6. 上記減速機構は、外輪歯車が入力軸と連結し、太陽歯車が出力軸と連結した遊星歯車機構であり、
    上記2出力モータの上記アウターロータは、上記入力軸に連結され、
    上記2出力モータの上記インナーロータは、上記太陽歯車に連結されている、請求項2乃至4の何れか一項に記載の車両操舵システム。
  7. 上記減速機構は、遊星キャリアが入力軸と連結され、太陽歯車が出力軸と連結した遊星歯車機構であり、
    上記2出力モータの上記アウターロータは、上記入力軸に連結され、
    上記2出力モータの上記インナーロータは、当該遊星歯車機構の減速比を制御する外輪歯車に連結されている、請求項2乃至4の何れか一項に記載の車両操舵システム。
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