JPH11116025A - ベルトコンベア装置 - Google Patents
ベルトコンベア装置Info
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- JPH11116025A JPH11116025A JP31415597A JP31415597A JPH11116025A JP H11116025 A JPH11116025 A JP H11116025A JP 31415597 A JP31415597 A JP 31415597A JP 31415597 A JP31415597 A JP 31415597A JP H11116025 A JPH11116025 A JP H11116025A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 脚部を有する支持台に水平回動可能に巻回さ
れたベルト体の着脱作業が容易に行われるベルトコンベ
ア装置を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 支持台1の左右端の少なくとも一方には
略水平状に上下方向側に回動可能なブラケット7を軸着
し、このブラケット7の先端寄りにテールローラ4aを
回転可能に軸着して、ブラケット7と支持台1の軸着点
をブラケット7とテールローラ4bとの軸着点よりも上
方に位置し、また、ブラケット7の下端面に穿設されて
いるその開口側が拡開されている下向き溝11を対応す
る支持台1に突設されたストッパー12に係止されて構
成されている。
れたベルト体の着脱作業が容易に行われるベルトコンベ
ア装置を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 支持台1の左右端の少なくとも一方には
略水平状に上下方向側に回動可能なブラケット7を軸着
し、このブラケット7の先端寄りにテールローラ4aを
回転可能に軸着して、ブラケット7と支持台1の軸着点
をブラケット7とテールローラ4bとの軸着点よりも上
方に位置し、また、ブラケット7の下端面に穿設されて
いるその開口側が拡開されている下向き溝11を対応す
る支持台1に突設されたストッパー12に係止されて構
成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、左右方向に略長
形状に形成されている支持台の両端に回転可能に軸着さ
れているローラに緊張状に装着されている無端状のベル
ト体を、その緊張された巻回状態で容易に弛緩させると
ともに支持台に軸着されているローラを取り外すことな
く着脱することができるベルトコンベア装置に関するも
のである。
形状に形成されている支持台の両端に回転可能に軸着さ
れているローラに緊張状に装着されている無端状のベル
ト体を、その緊張された巻回状態で容易に弛緩させると
ともに支持台に軸着されているローラを取り外すことな
く着脱することができるベルトコンベア装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のベルトコンベア装置は、
前後左右に整列状に立設された複数の脚部に水平方向に
保持されている左右方向において略長形状に形成されて
いる支持台に、モータに直結されている駆動ロールを始
め、その端部側のテールローラあるいは中間部分の支持
ローラ等の各種ローラを回転可能に軸着し、両端を連結
して無端状に形成された合成樹脂あるいはゴム製のベル
ト体をこれらのローラに緊張状に巻回してモータの駆動
により水平回動されている。これらのローラに緊張状に
巻回されているベルト体は、定期的な点検以外清掃や故
障等によって随時交換、修理がなされているが、その都
度テールローラや支持ローラ等を支持台から取り外して
から着脱作業が行われていた。
前後左右に整列状に立設された複数の脚部に水平方向に
保持されている左右方向において略長形状に形成されて
いる支持台に、モータに直結されている駆動ロールを始
め、その端部側のテールローラあるいは中間部分の支持
ローラ等の各種ローラを回転可能に軸着し、両端を連結
して無端状に形成された合成樹脂あるいはゴム製のベル
ト体をこれらのローラに緊張状に巻回してモータの駆動
により水平回動されている。これらのローラに緊張状に
巻回されているベルト体は、定期的な点検以外清掃や故
障等によって随時交換、修理がなされているが、その都
度テールローラや支持ローラ等を支持台から取り外して
から着脱作業が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように支持台に装
着されているベルト体の着脱作業はその都度各種ローラ
を取り外してから行われ、また、装着する際にはその度
にベルト体の緊張状態を調整しなければならず非常に煩
雑な作業が要求されていた。さらに、ベルト体は、水平
方向に回動されているとき以外の停止されている場合に
おいてもローラ間に緊張状態で巻回されているため、ベ
ルト体が伸び易く、調整装置により随時ベルト体の長さ
を調節しなければならなかった。
着されているベルト体の着脱作業はその都度各種ローラ
を取り外してから行われ、また、装着する際にはその度
にベルト体の緊張状態を調整しなければならず非常に煩
雑な作業が要求されていた。さらに、ベルト体は、水平
方向に回動されているとき以外の停止されている場合に
おいてもローラ間に緊張状態で巻回されているため、ベ
ルト体が伸び易く、調整装置により随時ベルト体の長さ
を調節しなければならなかった。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
のであって、支持台からのベルト体の着脱作業がローラ
を取り外すことなく容易に行われるととともに不使用時
の停止状態においても、無端状のベルト体を支持台のロ
ーラに巻回された状態でその緊張を解いて弛緩させるこ
とができるベルトコンベア装置を提供することを目的と
するものである。
のであって、支持台からのベルト体の着脱作業がローラ
を取り外すことなく容易に行われるととともに不使用時
の停止状態においても、無端状のベルト体を支持台のロ
ーラに巻回された状態でその緊張を解いて弛緩させるこ
とができるベルトコンベア装置を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るベルトコンベア装置は、脚部を備えた
支持台の左右端に回転可能に設けられるローラに無端状
のベルト体を水平方向に回動可能に巻回してなるベルト
コンベアにおいて、前記支持台の左右端の少なくとも一
方には、その先端側に回転可能なローラを軸着した上下
方向に回動可能なブラケットを略水平状に軸着し、該ブ
ラケットは支持台との軸着点を前記ローラの軸着点より
も上方に位置するとともに支持台にはブラケットを係脱
可能に支承するストッパを設けてなることを特徴とする
ものである。
に、本発明に係るベルトコンベア装置は、脚部を備えた
支持台の左右端に回転可能に設けられるローラに無端状
のベルト体を水平方向に回動可能に巻回してなるベルト
コンベアにおいて、前記支持台の左右端の少なくとも一
方には、その先端側に回転可能なローラを軸着した上下
方向に回動可能なブラケットを略水平状に軸着し、該ブ
ラケットは支持台との軸着点を前記ローラの軸着点より
も上方に位置するとともに支持台にはブラケットを係脱
可能に支承するストッパを設けてなることを特徴とする
ものである。
【0006】さらに、前記ブラケットはその下端側に下
向き溝を穿設して、支持台に突設されるピンからなるス
トッパに係止して係脱可能に支承されることを特徴とす
るものである。
向き溝を穿設して、支持台に突設されるピンからなるス
トッパに係止して係脱可能に支承されることを特徴とす
るものである。
【0007】また、前記支持台は、一側に配置される脚
部の上端側に係脱可能な連結片を設けて、支持台と脚部
との間にロールに巻回される無端状のベルト体を通すこ
とができる空間部分を形成してなることを特徴とするも
のである。
部の上端側に係脱可能な連結片を設けて、支持台と脚部
との間にロールに巻回される無端状のベルト体を通すこ
とができる空間部分を形成してなることを特徴とするも
のである。
【0008】
【作用】上記のように構成される請求項1に係るベルト
コンベア装置によれば、支持台の少なくとも左右端の一
方には、その先端側に回転可能なローラを軸着した上下
方向に回動可能なブラケットを略水平状に軸着し、この
ブラケットは支持台との軸着点がローラのブラケットへ
の軸着点よりも上方に位置するとともにブラケットを支
持台に設けたストッパに係脱可能に支承されていること
により、ブラケットおよびローラの荷重が常に下方向へ
向って作用され、ベルト体が駆動してもブラケットを上
下方向いずれにもみだりに回動することがなく支持台と
一体的に安定した装着状態が維持される。
コンベア装置によれば、支持台の少なくとも左右端の一
方には、その先端側に回転可能なローラを軸着した上下
方向に回動可能なブラケットを略水平状に軸着し、この
ブラケットは支持台との軸着点がローラのブラケットへ
の軸着点よりも上方に位置するとともにブラケットを支
持台に設けたストッパに係脱可能に支承されていること
により、ブラケットおよびローラの荷重が常に下方向へ
向って作用され、ベルト体が駆動してもブラケットを上
下方向いずれにもみだりに回動することがなく支持台と
一体的に安定した装着状態が維持される。
【0009】前記ベルト体を着脱するときは、ベルト体
がローラに緊張状に巻回された状態でブラケットを上方
側に持ち上げて回動させることにより、ブラケットは、
その先端側に軸着されているローラの軸着点がブラケッ
トと支持台との軸着点と同一線上に至るまではブラケッ
トおよびローラの荷重に抗した力が必要となるが、ロー
ラの軸着点がブラケットの軸着点よりも上方に位置され
ると力が上方側に作用されて速やかに所定の位置まで回
動されてローラ間の距離が短縮されることにより、ベル
ト体が巻回状態のまま弛緩されてローラの一側から脱抜
したり、着装したりする着脱作業がきわめて容易に行わ
れる。
がローラに緊張状に巻回された状態でブラケットを上方
側に持ち上げて回動させることにより、ブラケットは、
その先端側に軸着されているローラの軸着点がブラケッ
トと支持台との軸着点と同一線上に至るまではブラケッ
トおよびローラの荷重に抗した力が必要となるが、ロー
ラの軸着点がブラケットの軸着点よりも上方に位置され
ると力が上方側に作用されて速やかに所定の位置まで回
動されてローラ間の距離が短縮されることにより、ベル
ト体が巻回状態のまま弛緩されてローラの一側から脱抜
したり、着装したりする着脱作業がきわめて容易に行わ
れる。
【0010】さらに、ベルト体の停止状態において、ロ
ーラに巻回したままでベルト体を弛緩することにより、
ベルト体の緊張による伸びが防止されて長期間の使用に
供される。
ーラに巻回したままでベルト体を弛緩することにより、
ベルト体の緊張による伸びが防止されて長期間の使用に
供される。
【0011】請求項2に係るベルトコンベア装置によれ
ば、ブラケットの支持台への軸着点とブラケットへのロ
ーラの軸着点の位置関係によりブラケットおよびローラ
の荷重が常に下方へ作用していることにより、ブラケッ
トの下端面に形成されている下向きの溝を支持台に突設
されているピン状のストッパに係止するだけで水平状に
支承され、ブラケットを支持台にビスやボルト等の止着
子を用いて固定する必要がなく、その係止構造が簡単で
あるとともに回動操作が容易に行われる。
ば、ブラケットの支持台への軸着点とブラケットへのロ
ーラの軸着点の位置関係によりブラケットおよびローラ
の荷重が常に下方へ作用していることにより、ブラケッ
トの下端面に形成されている下向きの溝を支持台に突設
されているピン状のストッパに係止するだけで水平状に
支承され、ブラケットを支持台にビスやボルト等の止着
子を用いて固定する必要がなく、その係止構造が簡単で
あるとともに回動操作が容易に行われる。
【0012】請求項3に係るベルトコンベア装置によれ
ば、一側に配置される脚部の上端側に係脱可能な連結片
を設けて、この連結片を脚部の一部として支持台を支持
するとともに支持台との係止を解いて空間部分を形成す
ることにより、脚部をZ字状やL字状等の複雑な形状と
したりすることなく、この空間部分を通過させて無端状
のベルト体を取り外したり、着装される。
ば、一側に配置される脚部の上端側に係脱可能な連結片
を設けて、この連結片を脚部の一部として支持台を支持
するとともに支持台との係止を解いて空間部分を形成す
ることにより、脚部をZ字状やL字状等の複雑な形状と
したりすることなく、この空間部分を通過させて無端状
のベルト体を取り外したり、着装される。
【0013】なお、このブラケットは支持台の左右両端
に設置することが可能であり、ベルトコンベア装置の複
数台を直列状に設置した際、両側に回動可能なブラケッ
トを有する支持台を設置することにより、いずれか一方
のブラケットを選択したり、またはその両方を回動して
ベルト体を着脱することが可能で使い勝手が良好とな
る。
に設置することが可能であり、ベルトコンベア装置の複
数台を直列状に設置した際、両側に回動可能なブラケッ
トを有する支持台を設置することにより、いずれか一方
のブラケットを選択したり、またはその両方を回動して
ベルト体を着脱することが可能で使い勝手が良好とな
る。
【0014】
【発明の実施の態様】以下、この発明に係るベルトコン
ベア装置の実施の態様につき添付図面に基づいて説明す
る。図1は、ベルトコンベア装置の側面図、図2は、そ
の要部を示す一部平面図、図3は、同じく一部側面図、
図4は、ブラケットの回動状態を示す一部斜視図であ
る。
ベア装置の実施の態様につき添付図面に基づいて説明す
る。図1は、ベルトコンベア装置の側面図、図2は、そ
の要部を示す一部平面図、図3は、同じく一部側面図、
図4は、ブラケットの回動状態を示す一部斜視図であ
る。
【0015】本発明の形態におけるベルトコンベア装置
は、左右方向において長形状に形成され、天板1aと両
側壁1bとを有した断面視略倒チャンネル状の支持台1
と、前後左右に整列状に複数立設され、下端に固定金具
2を有して支持台1を水平方向に保持する脚部3と、前
記支持台1の上面側の左右端側に回転可能に軸着されて
いるローラ4、4と、これらのローラ4、4間に巻回さ
れてその両端を一体的に連結した無端状のベルト体6と
から構成されている。支持台1の両端に回転可能に軸着
されているローラ4は、その一端側にモータ5と直結さ
れている駆動ローラ4aを、また、反対側にはこのモー
タ5の駆動力により回動されるようテールローラ4bが
それぞれ装着されている。
は、左右方向において長形状に形成され、天板1aと両
側壁1bとを有した断面視略倒チャンネル状の支持台1
と、前後左右に整列状に複数立設され、下端に固定金具
2を有して支持台1を水平方向に保持する脚部3と、前
記支持台1の上面側の左右端側に回転可能に軸着されて
いるローラ4、4と、これらのローラ4、4間に巻回さ
れてその両端を一体的に連結した無端状のベルト体6と
から構成されている。支持台1の両端に回転可能に軸着
されているローラ4は、その一端側にモータ5と直結さ
れている駆動ローラ4aを、また、反対側にはこのモー
タ5の駆動力により回動されるようテールローラ4bが
それぞれ装着されている。
【0016】このベルトコンベア装置に用いられるロー
ラ4は、上記のもの以外中間部分に支持ローラあるいは
スナップローラ等を装着したり、駆動ローラ4aを中間
部分に配置して両端にはテールローラ4bを装着するも
のでもよい。
ラ4は、上記のもの以外中間部分に支持ローラあるいは
スナップローラ等を装着したり、駆動ローラ4aを中間
部分に配置して両端にはテールローラ4bを装着するも
のでもよい。
【0017】前記支持台1の左右方向の一端方に装着さ
れるブラケット7は、側面視略長形状を有する一対の板
状体からなり、その左右方向の前半部分を支持台1の側
端部より横方向に突出するように接合して上下方向に回
動可能に軸着され、一対の板状体間にはその先端寄りに
テールローラ4bがキャップボルトからなる支軸8によ
り回転可能に軸着されている。ブラケット7と支持台1
とは、その根元側の上端方においてピンまたはボルト等
の軸体9により軸着され、その軸着位置は、図3に示さ
れるように、水平状の装着状態においてテールローラ4
bとブラケット7との軸着点よりも上方に位置されるよ
うに構成されている。
れるブラケット7は、側面視略長形状を有する一対の板
状体からなり、その左右方向の前半部分を支持台1の側
端部より横方向に突出するように接合して上下方向に回
動可能に軸着され、一対の板状体間にはその先端寄りに
テールローラ4bがキャップボルトからなる支軸8によ
り回転可能に軸着されている。ブラケット7と支持台1
とは、その根元側の上端方においてピンまたはボルト等
の軸体9により軸着され、その軸着位置は、図3に示さ
れるように、水平状の装着状態においてテールローラ4
bとブラケット7との軸着点よりも上方に位置されるよ
うに構成されている。
【0018】上述のように構成されているブラケット7
は、必要以上に下方に回動することなく支持台1に略水
平状に装着されるように、支持台1の側壁1bに突設さ
れたピンからなるストッパ12にその下端面を截置して
装着状態が保持されるが、ブラケット7の下端面に開口
側が拡開されている下向き溝11を穿設して、対応する
支持台1の側壁1bに突設されたストッパ12に下向き
溝11を係止することにより装着状態の保持とともにベ
ルト体6の駆動に伴う揺動を防止することができる。
は、必要以上に下方に回動することなく支持台1に略水
平状に装着されるように、支持台1の側壁1bに突設さ
れたピンからなるストッパ12にその下端面を截置して
装着状態が保持されるが、ブラケット7の下端面に開口
側が拡開されている下向き溝11を穿設して、対応する
支持台1の側壁1bに突設されたストッパ12に下向き
溝11を係止することにより装着状態の保持とともにベ
ルト体6の駆動に伴う揺動を防止することができる。
【0019】従って、ベルト体6の使用状態、すなわち
ブラケット7が支持台1に水平状に支承されているとき
は、ブラケット7や支持台1の荷重が下方側に作用さ
れ、かつ、ストッパ12でブラケット7を支承している
ため、ブラケット7がベルト体6の回動中にみだりに上
方側にハネ上がったり、下方に垂れ下がったりする危険
がない。
ブラケット7が支持台1に水平状に支承されているとき
は、ブラケット7や支持台1の荷重が下方側に作用さ
れ、かつ、ストッパ12でブラケット7を支承している
ため、ブラケット7がベルト体6の回動中にみだりに上
方側にハネ上がったり、下方に垂れ下がったりする危険
がない。
【0020】なお、ベルトコンベア装置の複数を直列状
に整列して使用する場合、隣接する支持台1の連結端部
側に形成されるブラケット7は、図5に示されるよう
に、その後端側を支持台1の上端面より上方に突出し、
先端側に向けてやや下方に傾斜して支持台1に固定片
(図示せず)を介して軸体9により軸着するとともに小
径のテールローラ4bをその先端方の下端側に偏して支
軸8により軸着し、この小径のテールローラ4bにはロ
ーラ補助具10をその先端に設けた円弧部が支持台10
の上面と略同一に位置されるように斜め上方に設けて、
ベルト体6をローラ補助具10に略水平状に折り返して
テールローラ4bにナイフエッジ状に巻回されている。
このように隣接する支持台1、1において、ブラケット
7に軸着されているテールローラ4bにローラ補助具1
0を設けることにより、支持台1、1間に必要以上の空
間が生じることなく、巻回されるベルト体の上面を搬送
される搬送物が滞留されることを防止している。
に整列して使用する場合、隣接する支持台1の連結端部
側に形成されるブラケット7は、図5に示されるよう
に、その後端側を支持台1の上端面より上方に突出し、
先端側に向けてやや下方に傾斜して支持台1に固定片
(図示せず)を介して軸体9により軸着するとともに小
径のテールローラ4bをその先端方の下端側に偏して支
軸8により軸着し、この小径のテールローラ4bにはロ
ーラ補助具10をその先端に設けた円弧部が支持台10
の上面と略同一に位置されるように斜め上方に設けて、
ベルト体6をローラ補助具10に略水平状に折り返して
テールローラ4bにナイフエッジ状に巻回されている。
このように隣接する支持台1、1において、ブラケット
7に軸着されているテールローラ4bにローラ補助具1
0を設けることにより、支持台1、1間に必要以上の空
間が生じることなく、巻回されるベルト体の上面を搬送
される搬送物が滞留されることを防止している。
【0021】さらに、ブラケット7のテールローラ4b
付近には、図2および図3に示されるように、押金具1
4が設けられている。この押金具14は、ブラケット7
に固定される固着片15とこの固着片15の螺孔16を
螺挿してその先端に袋ナット17を螺着したボルト18
とから形成され、袋ナット17の球面状頭部とブラケッ
ト7に穿設されている長孔13に摺動可能に挿着されて
テールローラ4bを回転可能に軸着している支軸8とし
てのキャップボルトの歯状頭部とが一体化された状態で
圧接されているもので、ベルト体6の回動によるブラケ
ット7、とくに、その先端側の変形が防止されるととも
にテールローラ4bを摺動させてベルト体6の緊張状態
を調節したり、ベルト体6の蛇行が調整される。
付近には、図2および図3に示されるように、押金具1
4が設けられている。この押金具14は、ブラケット7
に固定される固着片15とこの固着片15の螺孔16を
螺挿してその先端に袋ナット17を螺着したボルト18
とから形成され、袋ナット17の球面状頭部とブラケッ
ト7に穿設されている長孔13に摺動可能に挿着されて
テールローラ4bを回転可能に軸着している支軸8とし
てのキャップボルトの歯状頭部とが一体化された状態で
圧接されているもので、ベルト体6の回動によるブラケ
ット7、とくに、その先端側の変形が防止されるととも
にテールローラ4bを摺動させてベルト体6の緊張状態
を調節したり、ベルト体6の蛇行が調整される。
【0022】さらに、支持台1を保持している脚部3、
とくに、ベルト体6を着脱する側に位置される脚部3
は、図6および図7に示されるように、その上端に回動
自在な連結片19を支持台1に係脱可能に取付けて、ベ
ルト体6の使用時においては、支持台1に係止されて脚
部3の一部として支持台1を保持するとともにベルト体
6の着脱時においては、連結片19を回動して支持台1
との係止を解いて支持台1と脚部3との間に空間部分2
0を形成して、ベルト体6をこの空間部分を通して容易
に着脱される。
とくに、ベルト体6を着脱する側に位置される脚部3
は、図6および図7に示されるように、その上端に回動
自在な連結片19を支持台1に係脱可能に取付けて、ベ
ルト体6の使用時においては、支持台1に係止されて脚
部3の一部として支持台1を保持するとともにベルト体
6の着脱時においては、連結片19を回動して支持台1
との係止を解いて支持台1と脚部3との間に空間部分2
0を形成して、ベルト体6をこの空間部分を通して容易
に着脱される。
【0023】前記連結片19は、その下端方を回動軸2
1により短寸に形成された脚部3の上端にその前後方向
に向かって設けられている補強片22に回動自在に軸着
し、やや上端寄りに穿設された傾斜状の差し込み溝23
を支持台1の側壁1bに止着された取付片24に突設さ
れているピン25に係脱可能に挿着されている。なお、
この連結片19は、その上端縁側をやや外側に折曲して
取付片24との間に空隙を有した握部26を形成して、
係脱時の操作を容易にしているものである。
1により短寸に形成された脚部3の上端にその前後方向
に向かって設けられている補強片22に回動自在に軸着
し、やや上端寄りに穿設された傾斜状の差し込み溝23
を支持台1の側壁1bに止着された取付片24に突設さ
れているピン25に係脱可能に挿着されている。なお、
この連結片19は、その上端縁側をやや外側に折曲して
取付片24との間に空隙を有した握部26を形成して、
係脱時の操作を容易にしているものである。
【0024】上述のように構成される回動可能なブラケ
ット7を備えたベルトコンベア装置において、巻回され
たベルト体6の緊張状態を解除する際には、先ず、ベル
トコンベア装置の側方からベルト体6を駆動ローラ4a
とテールローラ4b間に巻回した状態でブラケット7を
持ち上げて上方側に回動させる。回動の初期においてブ
ラケット7は、テールローラ4bの軸着点がブラケット
7の軸着点よりも下方に位置されているためブラケット
7とテールローラ4bの重量が下方に作用されるが、回
動を続けてテールローラ4bの軸着点がブラケット7の
軸着点を通過して上方に位置されると荷重が上方に作用
されるためブラケット7は容易に回動され、所定の位置
まで引き上げられる。
ット7を備えたベルトコンベア装置において、巻回され
たベルト体6の緊張状態を解除する際には、先ず、ベル
トコンベア装置の側方からベルト体6を駆動ローラ4a
とテールローラ4b間に巻回した状態でブラケット7を
持ち上げて上方側に回動させる。回動の初期においてブ
ラケット7は、テールローラ4bの軸着点がブラケット
7の軸着点よりも下方に位置されているためブラケット
7とテールローラ4bの重量が下方に作用されるが、回
動を続けてテールローラ4bの軸着点がブラケット7の
軸着点を通過して上方に位置されると荷重が上方に作用
されるためブラケット7は容易に回動され、所定の位置
まで引き上げられる。
【0025】また、取り外されたベルト体6を支持台1
に装着する際には、ブラケット7を支持台1の中央側に
向けて上方に回動され引き上げられた状態で、ベルト体
6を両端の駆動テール4aとローラ4bに弛緩状に巻回
したのちブラケット9を支持台1の先端側に向けて回動
させることにより、その下端面に穿設した下向き溝11
が支持台1に設けたストッパー12に係止してブラケッ
ト7を支持台1に水平状に支承することによってベルト
体6が緊張状に巻回されるものである。
に装着する際には、ブラケット7を支持台1の中央側に
向けて上方に回動され引き上げられた状態で、ベルト体
6を両端の駆動テール4aとローラ4bに弛緩状に巻回
したのちブラケット9を支持台1の先端側に向けて回動
させることにより、その下端面に穿設した下向き溝11
が支持台1に設けたストッパー12に係止してブラケッ
ト7を支持台1に水平状に支承することによってベルト
体6が緊張状に巻回されるものである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のベルト
コンベア装置によれば、支持台の左右端には少なくとも
一方にはテールローラを回転可能に軸着したブラケット
を、その支持台との軸着点がブラケットとテールローラ
の軸着点よりも上方に位置されて上下方向に回動可能に
装着されて、ブラケットとテールローラの荷重が常に下
方向へ向って力が作用され、また、支持台にはブラケッ
トを支承するストッパが設けられているため、ベルト体
の駆動状態においてブラケットが下方側に回動したり、
上方側に揺動したりすることなく支持台の先端に水平状
に安定した状態で装着されることができる。
コンベア装置によれば、支持台の左右端には少なくとも
一方にはテールローラを回転可能に軸着したブラケット
を、その支持台との軸着点がブラケットとテールローラ
の軸着点よりも上方に位置されて上下方向に回動可能に
装着されて、ブラケットとテールローラの荷重が常に下
方向へ向って力が作用され、また、支持台にはブラケッ
トを支承するストッパが設けられているため、ベルト体
の駆動状態においてブラケットが下方側に回動したり、
上方側に揺動したりすることなく支持台の先端に水平状
に安定した状態で装着されることができる。
【0027】また、ブラケットを上方に回動する際、テ
ールローラの軸着点がブラケットの軸着点と同一線上に
至るまではブラケットおよびテールローラの荷重に抗し
た力が必要となるが、テールローラの軸着点がブラケッ
トの軸着点よりも上方に位置されると逆方向に作用され
て所定の位置まで回動されてベルト体が弛緩され、ま
た、ブラケットはその設置状態では常に下方への力が作
用しているため、ブラケットを支持台にビスやボルト等
の止着子を用いて固定する必要がなくブラケットを支承
するだけでよく、その構造が簡単であるとともに着脱の
ための回動操作を簡便に行うことができる。さらに、ベ
ルト体を装着した支持台を保持している脚部は、その一
側に係脱可能な連結片を設けて、支持台と脚部との間を
開放可能として空間部分が形成されているため、ベルト
体の出し入れを容易に行うことができる。
ールローラの軸着点がブラケットの軸着点と同一線上に
至るまではブラケットおよびテールローラの荷重に抗し
た力が必要となるが、テールローラの軸着点がブラケッ
トの軸着点よりも上方に位置されると逆方向に作用され
て所定の位置まで回動されてベルト体が弛緩され、ま
た、ブラケットはその設置状態では常に下方への力が作
用しているため、ブラケットを支持台にビスやボルト等
の止着子を用いて固定する必要がなくブラケットを支承
するだけでよく、その構造が簡単であるとともに着脱の
ための回動操作を簡便に行うことができる。さらに、ベ
ルト体を装着した支持台を保持している脚部は、その一
側に係脱可能な連結片を設けて、支持台と脚部との間を
開放可能として空間部分が形成されているため、ベルト
体の出し入れを容易に行うことができる。
【図1】本発明に係るベルトコンベア装置の側面図であ
る。
る。
【図2】本発明に係るベルトコンベア装置の要部を示す
一部平面図である。
一部平面図である。
【図3】同じくその要部を示す一部側面図である。
【図4】ブラケットの回動状態を示す一部斜視図であ
る。
る。
【図5】ブラケットの変形例を示す側面図である。
【図6】ロールを除いた支持台の正面側略示図である。
【図7】脚部の連結状態を示す部分拡大側面図である。
1 支持台 3 脚部 4 ローラ 4a 駆動ローラ 4b テールローラ 6 ベルト体 7 ブラケット 8 支軸 9 軸体 10 ローラ補助具 11 下向き溝 12 ストッパ 14 押金具 19 連結片 20 空間部分
Claims (3)
- 【請求項1】 脚部を備えた支持台の左右端に回転可能
に設けられるローラに無端状のベルト体を水平方向に回
動可能に巻回してなるベルトコンベアにおいて、前記支
持台の左右端の少なくとも一方には、その先端側に回転
可能なローラを軸着した上下方向に回動可能なブラケッ
トを略水平状に軸着し、該ブラケットは支持台との軸着
点を前記ローラの軸着点よりも上方に位置するとともに
支持台にはブラケットを係脱可能に支承するストッパを
設けてなることを特徴とするベルトコンベア装置。 - 【請求項2】 前記ブラケットは、その下端側に下向き
溝を穿設して、支持台に突設されるピンからなるストッ
パに係止して係脱可能に支承することを特徴とする請求
項1記載のベルトコンベア装置。 - 【請求項3】 前記支持台は、一側に配置される脚部の
上端側に係脱可能な連結片を設けて、支持台と脚部との
間にローラに巻回される無端状のベルト体を通すことが
できる空間部分を形成してなることを特徴とする請求項
1又は2記載のベルトコンベア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31415597A JPH11116025A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | ベルトコンベア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31415597A JPH11116025A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | ベルトコンベア装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11116025A true JPH11116025A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=18049907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31415597A Pending JPH11116025A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | ベルトコンベア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11116025A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013528542A (ja) * | 2010-04-16 | 2013-07-11 | ヨゼフ フェゲーレ アーゲー | コンベヤ装置 |
JP2013542151A (ja) * | 2010-08-31 | 2013-11-21 | スパーク システムズ リミテッド | 運搬装置 |
EP3066035B1 (de) | 2013-11-08 | 2019-01-30 | GEA Food Solutions Germany GmbH | Waage mit einem klappbaren waagentisch |
CN109911524A (zh) * | 2019-03-29 | 2019-06-21 | 合肥美亚光电技术股份有限公司 | 皮带张紧力调节装置、皮带输送机以及色选机 |
-
1997
- 1997-10-13 JP JP31415597A patent/JPH11116025A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013528542A (ja) * | 2010-04-16 | 2013-07-11 | ヨゼフ フェゲーレ アーゲー | コンベヤ装置 |
JP2013542151A (ja) * | 2010-08-31 | 2013-11-21 | スパーク システムズ リミテッド | 運搬装置 |
EP3066035B1 (de) | 2013-11-08 | 2019-01-30 | GEA Food Solutions Germany GmbH | Waage mit einem klappbaren waagentisch |
CN109911524A (zh) * | 2019-03-29 | 2019-06-21 | 合肥美亚光电技术股份有限公司 | 皮带张紧力调节装置、皮带输送机以及色选机 |
CN109911524B (zh) * | 2019-03-29 | 2024-05-31 | 合肥美亚光电技术股份有限公司 | 皮带张紧力调节装置、皮带输送机以及色选机 |
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