JPH11115917A - 帯処理装置およびこの帯処理装置を備えた紙葉類処理装置 - Google Patents

帯処理装置およびこの帯処理装置を備えた紙葉類処理装置

Info

Publication number
JPH11115917A
JPH11115917A JP9279155A JP27915597A JPH11115917A JP H11115917 A JPH11115917 A JP H11115917A JP 9279155 A JP9279155 A JP 9279155A JP 27915597 A JP27915597 A JP 27915597A JP H11115917 A JPH11115917 A JP H11115917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
conveying
bandage
cutting
nipping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9279155A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Utsugi
俊徳 宇都木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9279155A priority Critical patent/JPH11115917A/ja
Publication of JPH11115917A publication Critical patent/JPH11115917A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、切断した帯を確実に回収できる帯
処理装置およびこの帯処理装置を備えた紙葉類処理装置
を提供する。 【解決手段】紙葉類処理装置は、切断した小帯k´を回
収する小帯回収装置60を備えている。小帯回収装置6
0は、小帯キャッチ30A、30Bから小帯k´を受取
る小帯クランパ71を備えている。小帯クランパ71に
よりクランプされた小帯k´は、スライド機構によって
小帯搬送ガイド91上へ搬送され、昇降機構100の駆
動により小帯プレス92によってプレスされる。小帯プ
レス92は、搬送機構110の駆動により小帯搬送ガイ
ド91に沿って小帯k´を小帯収納部130上へ搬送す
る。小帯収納部130上に搬送された小帯k´は、小帯
プレス92の駆動により小帯収納部内に押し込まれる。
小帯k´は、帯クランパ71によってクランプされてか
ら収納されるまで常に拘束されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数枚の紙葉類
を施封した帯を切断した後、切断した帯を回収する帯処
理装置およびこの帯処理装置を備えた紙葉類処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、有価証券などの紙葉類を所定枚数
集積して帯で結束した束を結束解除し、紙葉類を1枚づ
つ取り出して検査する紙葉類処理装置がある。この種の
紙葉類処理装置は、紙葉類を結束した帯を切断して束か
ら分離した後、切断分離した帯を回収する帯回収装置を
備えている。
【0003】帯回収装置は、切断した帯をその切断位置
と反対側で挟持して束から引き抜く小帯キャッチ、小帯
キャッチにより掴んだ小帯を受取って搬送する搬送テー
ブル、搬送テーブルによる搬送方向と略直交する方向に
延出され、搬送テーブル上の帯を爪などで更に搬送する
搬送部材、および搬送部材によって搬送される帯を収納
する収納部を備えている。
【0004】しかして、切断されて小帯キャッチによっ
て束から引き抜かれた帯は、搬送テーブルおよび搬送部
材を介して搬送され、収納部にて収納される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
帯回収装置では、帯の切断位置によっては、紙葉類の内
部に差し込まれた帯の取り残しが発生したり、帯の掴み
損ないや、帯の引き抜き時の摩擦力による紙葉類の一部
脱落などの問題があった。
【0006】また、切断した帯の搬送では平面上を動か
した後、収納部にて収納するため、帯の脱落または、帯
のズレによる収納不良が発生するといった問題があっ
た。
【0007】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、切断した帯を確実に回収できる帯処理
装置およびこの帯処理装置を備えた紙葉類処理装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の帯処理装置は、所定
枚数の紙葉類を施封した施封帯を挟持する挟持手段と、
上記挟持手段にて挟持された施封帯の部位を切断する切
断手段と、上記切断手段による上記施封帯の切断後、上
記紙葉類を上記施封帯から抜き取る抜取り手段と、上記
抜取り手段により上記紙葉類が上記施封帯から抜き取ら
れた後、上記挟持手段にて挟持されている上記施封帯の
他の部位を挟持して上記挟持手段から受取り、所定位置
へ搬送する挟持搬送手段と、上記挟持搬送手段にて上記
所定位置へ搬送された施封帯を上記所定位置で押圧して
拘束し、上記挟持搬送手段から受取って搬送する押圧搬
送手段と、上記押圧搬送手段にて搬送された施封帯を収
納する収納手段と、を備えている。
【0009】請求項1記載の帯処理装置によると、挟持
手段にて施封帯を挟持した状態で施封帯を切断し、切断
されて挟持手段にて挟持されている施封帯を挟持搬送手
段で挟持して持ち替えて搬送し、所定位置へ搬送され挟
持搬送手段にて挟持されている施封帯を押圧搬送手段に
て押圧して拘束し、収納手段へ搬送している。従って、
施封帯を切断してから収納するまで、施封帯は常に挟持
され或いは押圧されて拘束されており、搬送の途中で脱
落したり姿勢不良により収納状態が悪くなることを防止
できる。
【0010】また、この発明のうち請求項2記載の帯処
理装置は、所定枚数集積されて施封帯で施封された紙葉
類を搬送する搬送手段と、上記搬送手段にて搬送される
紙葉類を湾曲させて上記紙葉類と施封帯との間に隙間を
形成する隙間形成手段と、上記隙間形成手段による隙間
形成により上記紙葉類の上面から離間した施封帯の部位
を所定間隔を存して挟持する一対の挟持手段と、上記一
対の挟持手段にて挟持された施封帯の部位を切断する切
断手段と、上記切断手段にて上記施封帯を切断した後、
上記一対の挟持手段を互いに離間する方向に移動させて
上記施封帯を緩める移動手段と、上記移動手段により上
記施封帯が緩められた後、上記紙葉類を挟持搬送して上
記施封帯から抜き取る抜取り手段と、上記抜取り手段に
より上記紙葉類が上記施封帯から抜き取られた後、上記
一対の挟持手段にて挟持された上記施封帯の他の部位を
挟持して上記一対の挟持手段から受取り、所定位置へ搬
送する挟持搬送手段と、上記挟持搬送手段にて上記所定
位置へ搬送された施封帯を上記所定位置で押圧して拘束
し、上記挟持搬送手段から受取って搬送する押圧搬送手
段と、上記押圧搬送手段にて搬送された施封帯を収納す
る収納手段と、を備えている。
【0011】また、この発明のうち請求項3記載の帯処
理装置は、所定枚数集積されて施封帯で施封された紙葉
類を搬送する搬送手段と、上記搬送手段にて搬送される
紙葉類を湾曲させて上記紙葉類と施封帯との間に隙間を
形成する隙間形成手段と、上記隙間形成手段による隙間
形成により上記紙葉類の上面から離間した施封帯の部位
を所定間隔を存して挟持する一対の挟持手段と、上記一
対の挟持手段にて挟持された施封帯の部位を切断する切
断手段と、上記切断手段にて上記施封帯を切断した後、
上記一対の挟持手段を互いに離間する方向に移動させて
上記施封帯を緩める移動手段と、上記移動手段により上
記施封帯が緩められた後、上記紙葉類を挟持搬送して上
記施封帯から抜き取る抜取り手段と、上記抜取り手段に
より上記紙葉類が上記施封帯から抜き取られた後、上記
一対の挟持手段にて挟持された上記施封帯の他の部位を
挟持して上記一対の挟持手段から受取り、所定位置へ搬
送する挟持搬送手段と、上記挟持搬送手段にて上記所定
位置へ搬送された施封帯を上記所定位置で押圧して拘束
し、上記挟持搬送手段から受取って搬送する押圧搬送手
段と、上記押圧搬送手段による上記施封帯の拘束動作と
連動して上記挟持搬送手段による上記施封帯の挟持を解
除する解除手段と、上記押圧搬送手段にて搬送された施
封帯を収納する収納手段と、を備えている。
【0012】また、この発明のうち請求項4記載の帯処
理装置は、所定枚数集積されて施封帯で施封された紙葉
類を搬送する搬送手段と、上記搬送手段にて搬送される
紙葉類を湾曲させて上記紙葉類と施封帯との間に隙間を
形成する隙間形成手段と、上記隙間形成手段による隙間
形成により上記紙葉類の上面から離間した施封帯の部位
を所定間隔を存して挟持する一対の挟持手段と、上記一
対の挟持手段にて挟持された施封帯の部位を切断する切
断手段と、上記切断手段にて上記施封帯を切断した後、
上記一対の挟持手段を互いに離間する方向に移動させて
上記施封帯を緩める移動手段と、上記移動手段により上
記施封帯が緩められた後、上記紙葉類を挟持搬送して上
記施封帯から抜き取る抜取り手段と、上記抜取り手段に
より上記紙葉類が上記施封帯から抜き取られた後、上記
一対の挟持手段にて挟持された上記施封帯の他の部位を
挟持し、上記一対の挟持手段による上記施封帯の挟持が
解除された後、上記施封帯を所定の受渡し位置へ搬送す
る挟持搬送手段と、上記受渡し位置に設けられ、上記挟
持搬送手段によって搬送された施封帯を載置する搬送ガ
イドと、上記挟持搬送手段にて上記搬送ガイド上へ搬送
された施封帯を上記搬送ガイドへ押圧して拘束し、上記
搬送ガイドに沿って搬送する押圧搬送手段と、上記押圧
搬送手段による上記施封帯の拘束動作と連動して上記挟
持搬送手段による上記施封帯の挟持を解除する解除手段
と、上記押圧搬送手段にて搬送された施封帯を収納する
収納手段と、を備えている。
【0013】また、この発明のうち請求項5記載の紙葉
類処理装置は、所定枚数の紙葉類を施封帯にて施封した
把を所定数集積して結束帯にて結束した束を受け入れる
受入手段と、上記受入手段にて受け入れた束の結束帯を
切断して除去する結束帯処理手段と、上記結束帯処理手
段にて結束解除された把を施封した施封帯を挟持する挟
持手段と、上記挟持手段にて挟持された施封帯の部位を
切断する切断手段と、上記切断手段による上記施封帯の
切断後、上記紙葉類を上記施封帯から抜き取る抜取り手
段と、上記抜取り手段により上記紙葉類が上記施封帯か
ら抜き取られた後、上記挟持手段にて挟持されている上
記施封帯の他の部位を挟持して上記挟持手段から受取
り、所定位置へ搬送する挟持搬送手段と、上記挟持搬送
手段にて上記所定位置へ搬送された施封帯を上記所定位
置で押圧して拘束し、上記挟持搬送手段から受取って搬
送する押圧搬送手段と、上記押圧搬送手段にて搬送され
た施封帯を収納する収納手段と、上記抜取り手段によっ
て抜き取られた紙葉類を検査する検査手段と、を備えて
いる。
【0014】また、この発明のうち請求項6記載の紙葉
類処理装置は、所定枚数の紙葉類を施封帯にて施封した
把を所定数集積して結束帯にて結束した束を受け入れる
受入手段と、上記受入手段にて受け入れた束の結束帯を
切断して除去する結束帯処理手段と、上記結束帯処理手
段にて結束解除された把を搬送する搬送手段と、上記搬
送手段にて搬送される把を湾曲させて上記紙葉類と施封
帯との間に隙間を形成する隙間形成手段と、上記隙間形
成手段による隙間形成により上記紙葉類の上面から離間
した施封帯の部位を所定間隔を存して挟持する一対の挟
持手段と、上記一対の挟持手段にて挟持された施封帯の
部位を切断する切断手段と、上記切断手段にて上記施封
帯を切断した後、上記一対の挟持手段を互いに離間する
方向に移動させて上記施封帯を緩める移動手段と、上記
移動手段により上記施封帯が緩められた後、上記紙葉類
を挟持搬送して上記施封帯から抜き取る抜取り手段と、
上記抜取り手段により上記紙葉類が上記施封帯から抜き
取られた後、上記一対の挟持手段にて挟持された上記施
封帯の他の部位を挟持して上記一対の挟持手段から受取
り、所定位置へ搬送する挟持搬送手段と、上記挟持搬送
手段にて上記所定位置へ搬送された施封帯を上記所定位
置で押圧して拘束し、上記挟持搬送手段から受取って搬
送する押圧搬送手段と、上記押圧搬送手段にて搬送され
た施封帯を収納する収納手段と、上記抜取り手段によっ
て抜き取られた紙葉類を検査する検査手段と、を備えて
いる。
【0015】また、この発明のうち請求項7記載の紙葉
類処理装置は、所定枚数の紙葉類を施封帯にて施封した
把を所定数集積して結束帯にて結束した束を受け入れる
受入手段と、上記受入手段にて受け入れた束の結束帯を
切断して除去する結束帯処理手段と、上記結束帯処理手
段にて結束解除された把を搬送する搬送手段と、上記搬
送手段にて搬送される把を湾曲させて上記紙葉類と施封
帯との間に隙間を形成する隙間形成手段と、上記隙間形
成手段による隙間形成により上記紙葉類の上面から離間
した施封帯の部位を所定間隔を存して挟持する一対の挟
持手段と、上記一対の挟持手段にて挟持された施封帯の
部位を切断する切断手段と、上記切断手段にて上記施封
帯を切断した後、上記一対の挟持手段を互いに離間する
方向に移動させて上記施封帯を緩める移動手段と、上記
移動手段により上記施封帯が緩められた後、上記紙葉類
を挟持搬送して上記施封帯から抜き取る抜取り手段と、
上記抜取り手段により上記紙葉類が上記施封帯から抜き
取られた後、上記一対の挟持手段にて挟持された上記施
封帯の他の部位を挟持して上記一対の挟持手段から受取
り、所定位置へ搬送する挟持搬送手段と、上記挟持搬送
手段にて上記所定位置へ搬送された施封帯を上記所定位
置で押圧して拘束し、上記挟持搬送手段から受取って搬
送する押圧搬送手段と、上記押圧搬送手段による上記施
封帯の拘束動作と連動して上記挟持搬送手段による上記
施封帯の挟持を解除する解除手段と、上記押圧搬送手段
にて搬送された施封帯を収納する収納手段と、上記抜取
り手段によって抜き取られた紙葉類を検査する検査手段
と、を備えている。
【0016】また、この発明のうち請求項8記載の紙葉
類処理装置は、所定枚数の紙葉類を施封帯にて施封した
把を所定数集積して結束帯にて結束した束を受け入れる
受入手段と、上記受入手段にて受け入れた束の結束帯を
切断して除去する結束帯処理手段と、上記結束帯処理手
段にて結束解除された把を搬送する搬送手段と、上記搬
送手段にて搬送される把を湾曲させて上記紙葉類と施封
帯との間に隙間を形成する隙間形成手段と、上記隙間形
成手段による隙間形成により上記紙葉類の上面から離間
した施封帯の部位を所定間隔を存して挟持する一対の挟
持手段と、上記一対の挟持手段にて挟持された施封帯の
部位を切断する切断手段と、上記切断手段にて上記施封
帯を切断した後、上記一対の挟持手段を互いに離間する
方向に移動させて上記施封帯を緩める移動手段と、上記
移動手段により上記施封帯が緩められた後、上記紙葉類
を挟持搬送して上記施封帯から抜き取る抜取り手段と、
上記抜取り手段により上記紙葉類が上記施封帯から抜き
取られた後、上記一対の挟持手段にて挟持された上記施
封帯の他の部位を挟持し、上記一対の挟持手段による上
記施封帯の挟持が解除された後、上記施封帯を所定の受
渡し位置へ搬送する挟持搬送手段と、上記受渡し位置に
設けられ、上記挟持搬送手段によって搬送された施封帯
を載置する搬送ガイドと、上記挟持搬送手段にて上記搬
送ガイド上へ搬送された施封帯を上記搬送ガイドへ押圧
して拘束し、上記搬送ガイドに沿って搬送する押圧搬送
手段と、上記押圧搬送手段による上記施封帯の拘束動作
と連動して上記挟持搬送手段による上記施封帯の挟持を
解除する解除手段と、上記押圧搬送手段にて搬送された
施封帯を収納する収納手段と、上記抜取り手段によって
抜き取られた紙葉類を検査する検査手段と、を備えてい
る。
【0017】更に、この発明のうち請求項9記載の帯処
理装置および請求項10記載の紙葉類処理装置による
と、前記収納手段は前記施封帯を収納する開口部を備え
るとともに、この開口部にブラシ部材を備えることを特
徴とする。
【0018】このように、収納手段の開口部にブラシ部
材を設けると、押圧搬送手段にて搬送された施封帯が開
口部においてブラシ部材との間で挟持され、施封帯が開
口部から落下することが防止される。これにより、施封
帯の収納時の姿勢不良が抑制される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0020】図1に示すように、この発明の紙葉類処理
装置1は、未検査の紙葉類の束を受入れるとともに検査
済みの紙葉類の束を取出す束処理機2(受入手段)を備
えている。この束処理機2は、コンベア4を介して検査
機6(検査手段)に接続されている。コンベア4と検査
機6との間には、検査機6に投入する紙葉類の束を結束
解除する前処理機10(帯処理装置)が配設されてい
る。
【0021】例えば、100枚の紙葉類pを小帯k(施
封帯)により施封した把tを10把集積して大帯K(結
束帯)により十文字結束した束T(図2参照)が束処理
機2を介して紙葉類処理装置1に投入される。
【0022】紙葉類の束Tが束処理機2に投入され、コ
ンベア4を介して前処理機10へ搬送されると、前処理
機10は、搬送された紙葉類の束Tから大帯Kを切断し
て除去するとともに、10個のバラ把tの各々から小帯
kを切断して除去し、紙葉類の束Tを1枚づつの紙葉類
pにバラして集積した状態で検査機6に供給する。
【0023】検査機6では、前処理機10により一枚づ
つにバラにされた複数枚の紙葉類pから一枚づつ取出し
て検査し、この検査の結果、再使用可能と判断された紙
葉類100枚を小帯kにより再び施封して把t´とし、
10把を大帯Kにより結束して束T´とする。そして、
検査機6により再使用可能と判断されて結束された紙葉
類の束T´がコンベア4を介して逆方向に搬送され、束
処理機2を介して取出される。
【0024】図2には、前処理機10の概略構成を示し
てある。前処理機10は、コンベア4を介して束処理機
2から搬送された束Tを取込む取込み部A、取込み部A
を介して取込まれた束Tの大帯Kを切断して除去する大
帯処理部B(結束帯処理手段)、大帯Kが除去された集
積状態の10個の把t(以下、集積把と称する)をその
集積方向に挟持した状態で向きを変える方向変換部C、
方向変換部Cを介して供給された集積把から1把づつ切
り出す切出し部D、切出し部Dにより切り出された把t
の小帯kの糊を剥がす糊剥がし部E、糊が剥がされた小
帯kを切断して除去する小帯処理部F、および、切出し
部Dによって切出された把tを糊剥がし部Eおよび小帯
処理部Fを介して検査機6に向けて搬送する搬送部Gを
備えている。
【0025】しかして、コンベア4を介して搬送された
束Tは、取込み部Aを介して前処理機10内に取込ま
れ、大帯処理部Bにて大帯Kが切断除去される。大帯処
理部Bにて大帯Kが除去されて結束解除された状態の集
積把は、図示しない挟持部材によって挟持された状態
で、方向変換部Cを介して方向変換され、その後、集積
方向に沿って切出し部Dに向けて供給される。
【0026】切出し部Dには、糊剥がし部Eに向けて上
方に延びたリフトコンベア(後述する)が設けられ、方
向変換部Cと切出し部Dとの間には、集積把をそのまま
の状態でその集積方向へ搬送し、端部に位置した把tを
リフトコンベアに所定圧力で押付ける搬送機構(後述す
る)が設けられている。しかして、集積把の端部に位置
した把tからリフトコンベアによって1把づつ切出さ
れ、その度に搬送機構によって集積把が1把tの厚さ分
だけリフトコンベアに向けて移動される。このように、
把tは、1把づつ切出される。
【0027】切出し部Dによって1把づつ切出された把
tは、搬送部Gを介して検査機6に向けて搬送される。
その途中、糊剥し部Eにおいて、小帯kと端部の紙葉類
pとの間の糊が剥がされる。そして、糊剥がし処理がな
された把tの小帯kが、小帯処理部Fにて切断除去さ
れ、バラ積みの状態にされた複数枚の紙葉類pが検査機
6へ供給される。
【0028】図3には、切出し部D、搬送部Gおよびそ
の周辺機器(小帯キャッチ30を含む)を詳細に示して
ある。方向変換部Cと切出し部Dとの間には、集積把を
リフトコンベア11に押し付けるための搬送機構3が配
設されている。搬送機構3は、集積把の搬送方向後端側
に当接したスライダー9、スライダー9をリフトコンベ
ア11に向けて移動する駆動力を発生するスライダモー
タ14、および駆動力をスライダー9に伝達するタイミ
ングベルト15を有している。
【0029】切出し部Dには、搬送機構3によって搬送
された集積把の搬送方向前端部に位置した把tに接触し
た状態で上方に走行されるリフトコンベア11、および
リフトコンベア11に従動してリフトコンベア11によ
って切出された把tを挟持搬送する従動コンベア12が
配設されている。集積把に対してリフトコンベア11の
反対側には、把tを施封した小帯kの結束位置を検出す
るための小帯検知部13が設けられている。尚、リフト
コンベア11および従動コンベア12は、駆動モータ1
6によって上方に走行されるようになっている。
【0030】搬送部Gは、把tを基準位置まで搬送して
停止させるための搬送手段としての第1搬送コンベア2
1および第2搬送コンベア22、さらにこれらを動かす
駆動部としての第1コンベア駆動モーター23及びタイ
ミングベルト24、さらに、第2コンベア駆動モーター
25及びタイミングベルト26によって構成されてい
る。
【0031】しかして、集積把から把tを切り出す場合
には、スライダモータ14が駆動される。この回転駆動
力はタイミングベルト15およびアタッチメント(図示
しない)を介してスライダー9に伝達されてスライダー
9が移動され、集積把がリフトコンベア11に向けて搬
送される。この搬送により集積把が所定の切出し位置に
到達すると、束検出センサー(図示しない)により検出
されてスライダモータ14の駆動が停止され、集積把が
停止保持される。これにより、集積把はスライダ9とリ
フトコンベア11との間に挟み込まれ、このとき、小帯
検出部13により集積把の端部に位置した把tの小帯の
位置が測定される。しかるのち、駆動モータ16が起動
され、リフトコンベア11を回転させ、挟持状態の把t
を1把だけ切り出し、リフトコンベア11および従動コ
ンベア12で挟持しながら上方へ搬送する。この搬送に
より、把tが最上端に至ると、把横転ガイド17の作用
により、第1搬送コンベア21上の所定の位置(糊剥し
処理受け渡し位置)に横転される。
【0032】所定の位置に搬送された把tは、駆動モー
タ23の起動により、タイミングベルト24を介して第
1搬送コンベア21が回転走行されることにより、第2
搬送コンベア22へ搬送される。しかるのち、今度は駆
動モータ25を起動してタイミングベルト26を介して
第2搬送コンベア22を回転させ、小帯検出部13で得
た帯位置情報に基づいて把tを施封した小帯kが所定位
置に来るように把tの搬送量が制御される。
【0033】図4に示すように、第2搬送コンベア22
の上方には、第2搬送コンベア22と共同して、把tを
湾曲させつつ搬送する一対の上側コンベア18が配設さ
れている。各上側コンベア18は、第2搬送コンベア2
2に沿って互いに離間されて並設され、図示しない駆動
機構によって等速で駆動される。上側コンベア18間に
は、後述する小帯キャッチ30が配設されている。第2
搬送コンベア22は、搬送方向に沿って互いに略平行に
延びた一対の搬送ベルト22aを有し、上側コンベア1
8は搬送ベルト22a間で走行される。また、第2搬送
コンベア22は、図示しない移動機構によって上方、即
ち上側コンベア18に向けて移動可能となっている。
【0034】しかして、把tが第2搬送コンベア22上
の所定位置まで搬送されると、第2搬送コンベア22が
上方に移動され、把tの下面側両側部が押上げられ、把
tの短手方向略中央部が上側コンベア18に押し付けら
れる。これにより、把tは、図4に示すように、短手方
向で湾曲変形させられる。
【0035】この時、第2搬送コンベア22の搬送ベル
ト22aおよび上側コンベア18によって挟持される部
分は紙葉類pの部分だけに限定する。すなわち、小帯k
の部分には上側コンベア18を配置しないことにより、
小帯kを把tの上側で浮き上がらせる。
【0036】このように、第2搬送コンベア22および
上側コンベア18によって挟持され、湾曲状態に変形さ
れた把tは、そのままの状態で上側コンベア18、およ
び第2搬送コンベア22によりさらに搬送される。
【0037】図5に示すように、小帯キャッチ30A、
30B(挟持手段)は、キャッチ下側アーム31,32
と上側アーム33,34を有している。キャッチ下側ア
ーム31,32は可動ベース40A,40Bに支軸40
aを介して回動自在に支持され、その上端部には溝31
a,32aが形成されている。この溝31a,32aに
はピン38を介してアーム37の下端部が接続されてい
る。アーム37はモータアーム36を介して回転用の駆
動モータ35に接続されている。上側アーム33,34
は可動ベース40A,40Bに固定的に設けられてい
る。
【0038】回転用の駆動モータ35はモータベース4
6に取り付けられ、このモータベース46にはスライド
用の駆動モータ41が取り付けらている。スライド用の
駆動モータ41にはアーム42およびベアリング43,
44を介して可動ベース40A、40Bが接続され、可
動ベース40A,40Bはガイドシャフト47,47に
より左右方向に互いに接離する方向にスライド自在に支
持されている。
【0039】キャッチ下側アーム31,32は、図6に
示すように、湾曲変形されて搬送されてくる把tの最上
端の紙葉類pの表面と小帯kの内側との間に差し込ま
れ、把tが小帯切断位置に停止させられると、回転用の
駆動モータ35の駆動により上方へ回動されて、図7に
示すように、キャッチ上側アーム33、34に小帯kを
押し付けて挾圧保持する。
【0040】キャッチ下側アーム31、32の開閉動作
は、駆動モータ35の回転駆動力でアーム36を介して
リンクアーム37を回し、リンクアーム37の先端のピ
ン38を動作させることによって各々のキャッチ下側ア
ーム31、32を動かし、キャッチ下側アーム31、3
2を開閉させる。
【0041】また、一対の小帯キャッチ30A、30B
は、図8に示すように、両者の間に介在される小帯カッ
ター51の回転/スライド動作により小帯kが所定の位
置で切断された後、図9に示すように、小帯kを挟持保
持した状態のまま、各々外側へスライドされて切断した
小帯k´の拘束状態を緩める。
【0042】この小帯キャッチ30A、30Bのスライ
ド動作は、スライド用の駆動用モーター41の回転駆動
力でアーム42を回転させ、アーム42の両端に取り付
けたベアリング43、44を回し、各々の可動ベース4
0A、40Bの上端に設けた溝を移動させることによっ
て、各々別方向への直動を行う。
【0043】図9に示すように切断された小帯k´の拘
束状態が緩められると、上昇された第2搬送コンベア2
2が規定量降下されて、図10に示すように、把tの湾
曲変形状態が解除される。
【0044】把tは湾曲変形が解除された状態で第2搬
送コンベア22と上側コンベア18との間で挟持され、
この2組のコンベア22、18でさらに挟持搬送するこ
とにより、図11に示すように、切断された小帯k´か
らバラ状態の複数枚の紙葉類pとして引き抜かれ、完全
に小帯k´から分離される。
【0045】小帯k´から引き抜かれ、バラ状態になっ
た紙葉類pはさらに挟持搬送され、検査機6へと送られ
る。そして、小帯キャッチ30A、30Bは、バラの紙
葉類pが搬送された後、小帯kを切断する前の状態(図
7に示す状態)まで互いに近接されて待機される。
【0046】次に、切断されて小帯キャッチ30によっ
て掴まれた小帯k´を回収する小帯回収装置60につい
て、図12および図13を参照して説明する。小帯回収
装置60は、小帯キャッチ30A、30Bによって掴ま
れた小帯k´を小帯キャッチ30A、30Bから受け取
る小帯クランパ71を有している。小帯クランパ71
は、小帯キャッチ30によって挟持された小帯k´の下
側に配置される一対の下側アーム73、および小帯k´
の上側に配置され、各下側アーム73に向けて支軸74
aを中心に回動自在に設けられ下側アーム73との間で
小帯k´を挟持拘束する一対の上側アーム74を有して
いる。小帯クランパ71は、鉛直方向に延設されたスラ
イドレール72の上端近くに固設されており、スライド
レール72とともに移動される。下側アーム73はスラ
イドレール72に固設され、上側アーム74は図示しな
いバネにより各下側アーム73方向に付勢されている。
【0047】このように、小帯クランパ71と一体的に
設けられたスライドレール72は、小帯クランパ71の
下方に設けられたスライドブロック75によって上下方
向にスライド可能に支持されている。そして、このスラ
イドブロック75は、小帯クランパ71の下方に配設さ
れたカム板76の表面に沿って略水平方向に互いに並設
された一対のスライドレール77によって略水平方向に
スライド自在に支持されている。従って、スライドレー
ル72と一体の小帯クランパ71は、カム板76に沿っ
た面内を自由に移動できるようになっている。
【0048】カム板76には、小帯クランパ71の移動
の軌跡を規定するためのカム溝76aが形成されてい
る。カム溝76aには、スライドレール72の下端近く
から突設された図示しないピンが嵌入されている。しか
して、ピンをカム溝76aに沿ってスライドさせること
により、スライドレール72をカム溝76aに沿って移
動でき、小帯クランパ71をカム溝76aに沿って移動
できる。
【0049】スライドレール72に対してカム板76の
反対側には、スライドレール72のピンをカム溝76a
に沿ってスライドさせるためのスライド機構80が配設
されている。スライド機構80は、駆動モータ81、駆
動モータ81の回転軸に回動自在に設けられたアーム8
1a、アーム81aの回動先端にピンを介して接続され
た第1の長孔82aを有するリンクアーム82、および
アーム81aの回動位置を検知する複数のセンサ83、
84、85を備えている。
【0050】リンクアーム82の基端は、カム板76に
対して軸82cを中心に回動自在に取付けられ、リンク
アーム82の揺動の先端近くに第2の長孔82bを有し
ている。そして、カム溝76aを通ったスライドレール
72のピンがカム板76の裏側でリンクアーム82の第
2の長孔82bに嵌入されている。
【0051】しかして、駆動モータ81を回転させてア
ーム81aを揺動させ、揺動の先端に設けられたピンを
リンクアーム82の第1の長孔82a内でスライドさ
せ、軸82cを中心にリンクアーム82を揺動させる
と、リンクアーム82の第2の長孔82bに嵌入された
ピンがカム溝76aに沿ってスライドされ、スライドレ
ール72とともに小帯クランパ71が移動される。
【0052】小帯クランパ71が待機位置に配置された
図13に示す状態では、駆動モータ81の回転軸に設け
られたアーム81aはセンサ83によって検知されてい
る。小帯クランパ71は、待機位置に向けて上昇される
際に、小帯クランパ71の上方に固設されたカムブロッ
ク78に押し当てられ、下側および上側アーム73、7
4が開かれる。つまり、小帯クランパ71の上側アーム
74の基端部が小帯クランパ71の上昇によってカムブ
ロック78に押し付けられ、上側アーム74がバネの付
勢力に抗して下側アーム73から離間される。
【0053】駆動モータ81の回動によりアーム81a
およびリンクアーム82が揺動され、小帯クランパ71
が待機位置から更に上方にスライドされると、駆動モー
タ81のアーム81aがセンサ84によって検知された
時点で、小帯クランパ71がその移動の最上端、即ち小
帯掴み位置に配置され、同時にカムブロック78による
上側アーム74に対する付勢力が解除される。これによ
り、図14に示すように、小帯キャッチ30A、30B
によって小帯掴み位置で挟持拘束された小帯k´が小帯
クランパ71によってクランプされる。このとき、小帯
クランパ71は、小帯キャッチ30A、30Bにより挟
持された位置より外側の位置で小帯k´をクランプす
る。
【0054】このように、小帯クランパ71によって小
帯k´がクランプされると、小帯キャッチ30A、30
Bによる小帯k´の拘束が解除され、小帯k´が小帯ク
ランパ71に受け渡される。そして、小帯k´を受け渡
した後の小帯キャッチ30A、30Bは、次の小帯k´
に備えて待機される。
【0055】小帯クランパ71によって小帯k´がクラ
ンプされると、駆動モータ81が更に回動されて、今度
はリンクアーム82が逆方向に揺動を開始され、スライ
ドレール72を介して小帯クランパ71がカム溝76a
の軌跡に沿って下方にスライドされる。そして、駆動モ
ータ81のアーム81aがセンサ85によって検知され
た時点で駆動モータ81が停止され、小帯クランパ71
がそのスライドの最下端の位置、即ち小帯受渡し位置へ
配置される。
【0056】小帯受渡し位置には、図12に示すよう
に、小帯搬送ガイド91が配設されている。小帯搬送ガ
イド91は、略水平面を延びて設けられた基材90上の
所定位置に配設されている。小帯搬送ガイド91は、小
帯受渡し位置から小帯k´の搬送方向、即ち小帯k´の
長手方向を横切る方向(以下、単に前後方向ともいう)
に沿って延びた複数のスライド溝91aを有している。
【0057】小帯搬送ガイド91の上方には、小帯クラ
ンパ71によって挟持された状態で小帯受渡し位置に移
動された小帯k´を小帯搬送ガイドに押し付けるととも
に、小帯k´を小帯クランパ71から受取るための小帯
プレス92が配設されている。小帯プレス92は、その
下端に小帯搬送ガイド91の溝91aと噛み合う複数の
爪92aを有し、各爪92aの先端は、小帯k´の搬送
方向後端部に係合するため下方に突出した係合部を有し
ている。
【0058】小帯プレス92は、鉛直方向に延設された
昇降用のスライドレール93によって上下方向にスライ
ド自在に支持されている。スライドレール93は、ベー
ス部材94に固設されている。ベース部材94は、小帯
k´の搬送方向に沿って延設された搬送用のスライドレ
ール95によって前後にスライド自在に支持されてい
る。つまり、小帯プレス92は、前後方向および上下方
向にスライド可能となっている。尚、ベース部材94の
所定位置には、小帯クランパ71による小帯k´の拘束
力を解除する解除機構(後述する)を作動させるための
ベアリング94aが取付けられている。
【0059】小帯プレス92は、小帯プレス92を昇降
用のスライドレール93に沿って上下にスライドさせる
昇降機構100、および小帯プレス92を搬送用のスラ
イドレール95に沿って前後にスライドさせる搬送機構
110に接続されている。
【0060】昇降機構100は、昇降用の駆動モータ1
01、小帯プレス92のスライド方向、即ち前後方向に
延びたスプラインシャフト102、スプラインシャフト
102に駆動モータ101の回転駆動力を伝達するタイ
ミングベルト103、およびスプラインシャフト102
に対して揺動自在に取付けられたリンクアーム104を
備えている。リンクアーム104に揺動の先端近には、
ピン104aを介して小帯プレス92が接続されてい
る。
【0061】駆動モータ101の回転駆動力は、タイミ
ングベルト103を介してスプラインシャフト102に
伝達され、スプラインシャフト102が回転されてリン
クアーム104が揺動され、小帯プレス92がスライド
レール93に沿って上下にスライドされる。
【0062】タイミングベルト103が巻回されたスプ
ラインシャフト102の基端側の図示しないプーリに
は、図示しない遮光板が設けられ、プーリの周りには遮
光板を検知する複数のセンサ105、106、107が
配設されている。センサ105、106、107によっ
て遮光板を検知することにより、スプラインシャフト1
02の回動位置を検知でき、小帯プレス92の上下位置
を検知できる。
【0063】小帯プレス92が待機位置に配置された図
12に示す状態では、小帯プレス92は最も高い位置に
配置されており、遮光板がセンサ107によって検知さ
れている。また、駆動モータ101が回転されてセンサ
106によって遮光板が検知された状態では、小帯プレ
ス92は小帯搬送ガイド91上の小帯受渡し位置まで下
降される。更に、駆動モータ101が回転されてセンサ
105によって遮光板が検知された状態では、小帯プレ
ス92は後述する小帯収納位置まで下降される。
【0064】一方、搬送機構110は、搬送用の駆動モ
ータ111、および駆動モータ111の回転駆動力を小
帯k´の搬送方向に沿った直動力に変換してベース部材
94に伝達するタイミングベルト112を備えている。
タイミングベルト112は、駆動モータ111の回転軸
に設けられたプーリ113a、および小帯搬送ガイド9
1の近くに設けられたプーリ113b、113cに巻回
されて張設され、小帯k´の搬送方向に沿って走行され
る。
【0065】タイミングベルト112の所定位置には、
ベース部材94が固設されているとともに、遮光板11
4が固設され、遮光板114がそれぞれ所定位置に配置
されたセンサ115、116、117によってそれぞれ
検知されることにより、タイミングベルト112の走行
位置を検知できる。
【0066】駆動モータ111の回転駆動力は、プーリ
113a、およびタイミングベルト112を介してベー
ス部材94に伝達され、ベース部材94がスライドレー
ル95に沿って前後方向にスライドされる。つまり、ベ
ース部材94とともに小帯プレス92が前後方向にスラ
イドされる。
【0067】タイミングベルト112に固設された遮光
板114がセンサ117によって検知された状態では、
小帯プレス92は小帯受渡し位置の上方に配設される。
また、遮光板114がセンサ116によって検知された
状態では、小帯プレス92は図12に示す待機位置に配
置される。更に、遮光板114がセンサ115によって
検知された状態では、小帯プレス92は小帯収納位置の
上方に配設される。
【0068】しかして、小帯クランパ71によって小帯
受渡し位置へ移動された小帯k´を後述する小帯収納部
へ収納する場合、まず、待機位置に配置された小帯プレ
ス92を搬送機構110によって前方へ移動させる。こ
の場合、搬送用の駆動モータ111が駆動されてその回
転駆動力がプーリ113aおよびタイミングベルト11
2を介して直動に変換される。これにより、ベース部材
94がスライドレール95を介して移動され、小帯プレ
ス92が待機位置から小帯受渡し位置へ移動される。そ
して、センサ117によって遮光板114が検知された
時点で駆動モータ111が停止され、小帯プレス92が
小帯受渡し位置の上方に配置される。
【0069】このとき、ベース部材94に取付けられた
ベアリング94aも同時に移動され、小帯クランパ71
の拘束力を解除する解除機構120(図13参照)が作
動される。
【0070】解除機構120は、支持部材122を介し
て小帯プレス92のスライド方向前方の所定位置に固定
配置されている。支持部材122には、鉛直方向に延び
たスライドレール124が固設され、スライドレール1
24にはベアリング94aに向けて突出したアーム12
1がスライド自在に取付けられている。アーム121の
先端には傾斜部121aが形成されている。アーム12
1は、この傾斜部121aが、移動してくるベアリング
94aに係合する高さを基準位置として、基準位置より
下方に移動可能にスライドレール124によって支持さ
れている。尚、アーム121は、図示しないバネにより
基準位置へ付勢されている。
【0071】また、スライドレール124には、アーム
121と一体にスライドする押し下げ板126が移動可
能に取付けられている。押し下げ板126は、アーム1
21が基準位置に配置された状態で、小帯受渡し位置に
配置された小帯クランパ71の上側アーム74の基端部
上に配置されている。
【0072】しかして、小帯プレス92の移動に伴いベ
アリング94aが前方へ移動されると、アーム121が
ベアリング94aによって下方へ押し下げられる。この
とき、押し下げ板126もアーム121と同時に押し下
げられ、小帯クランパ71の上側アーム74が開かれ
る。これにより、小帯クランパ71による小帯k´の拘
束が解除される。
【0073】このように、小帯プレス92が小帯受渡し
位置の上方に配置され、小帯クランパ71による拘束力
が解除されると、続いて、昇降機構100によって小帯
プレス92が搬送位置まで下降される。この場合、昇降
用の駆動モータ101が駆動されてその回転駆動力がタ
イミングベルト103、スプラインシャフト102、お
よびリンクアーム104を介して直動に変換される。こ
れにより、小帯プレス92がスライドレール93を介し
て移動される。そして、センサ106によって遮光板
(図示せず)が検知された時点で駆動モータ101が停
止され、小帯プレス92が小帯受渡し位置へ配置される
(図15参照)。
【0074】この状態で、小帯プレス92の爪92aが
小帯搬送ガイド91のスライド溝91a内に配置され、
小帯k´の搬送方向後端が小帯プレスの爪92a先端に
係合される。尚、小帯受渡し位置に配置された小帯クラ
ンパ71の各アーム73、74は、小帯プレス92の爪
92aの間に配置される。
【0075】続いて、搬送機構110の駆動モータ11
1が回転され、ベース部材94がスライドレール95に
沿って後方へ移動され、小帯k´が後方へ搬送される
(図16参照)。そして、センサ115によって遮光板
114が検知された時点で駆動モータ111が停止さ
れ、小帯プレス92が後述する小帯収納部の上方へ移動
される。この状態で、小帯k´は、小帯プレス92と後
述する入口ブラシとの間に挟持拘束されている。
【0076】このように、小帯プレス92が小帯受渡し
位置から退避されると、ベース部材94のベアリング9
4aも後方に移動され、解除機構120のアーム121
がバネの付勢力により基準位置へ復帰される。これによ
り、解除機構120の押し下げ板126も上昇され、小
帯クランパ71の上側アーム74が下側アーム73に係
合する位置まで戻される。そして、小帯k´を受け渡し
た小帯クランパ71は、次の小帯k´を掴みにいく。
【0077】小帯プレス92が小帯収納部の上方へ配置
されると、昇降機構100の駆動モータ101が回転さ
れ、小帯プレス92がその最下端の小帯収納位置に向け
て下降される(図17参照)。そして、センサ105に
よって遮光板(図示せず)が検知された時点で駆動モー
タ101が停止され、小帯プレス92が小帯収納位置へ
配置され、小帯k´が小帯収納部内の所定位置に収納さ
れる。
【0078】最下端位置まで下降されて小帯k´を収納
した小帯プレス92は、センサ107が遮光板を検知す
るまで昇降機構100によって上昇された後、センサ1
16が遮光板114を検知するまで搬送機構110によ
って前方に移動され、所定の待機位置へ戻される。
【0079】次に、小帯プレス92によって搬送された
小帯k´を収納する小帯収納部130について、図17
および図18を用いて説明する。小帯収納部130は、
小帯搬送ガイド91が載置された基材90の下側に所定
距離離間して設けられ、小帯k´とともに小帯プレス9
2を受け入れる収納箱131を備えている。収納箱13
1の上方の基材90には、小帯プレス92を収納箱13
1内の小帯収納位置へ案内するための収納部開口90a
が形成されている。収納部開口90aには、収納部開口
90a上まで搬送された小帯k´が収納箱131へ落下
することを防止するとともに小帯プレス92との間で小
帯k´を挟持拘束する入口ブラシ132が配設されてい
る。入口ブラシ132は、小帯k´の搬送方向に沿って
延設され、小帯プレス92の通過を許容するようにその
先端がフレキシブルに移動可能となっている。
【0080】収納箱131の開放された上面には、小帯
k´を収納箱131内に取り込むためのカバー134が
配設されている。カバー134は、収納箱131の一側
面に設けられた軸133を中心に回動自在に設けられ、
収納箱131の上面を開閉可能となっている。軸133
には、カバー134を開閉させる駆動部135が接続さ
れている。尚、カバー134は、収納箱131の上面を
閉塞したときに、小帯プレス92の複数の爪92aの間
に入れ子状態となる図示しない複数の爪により構成され
ている。
【0081】収納箱131内には、小帯プレス92によ
り小帯収納位置へ搬送された小帯k´を受取る受け板1
36が配設されている。受け板136は、断面L字形の
バネ137により収納箱131内の所定の高さに支持さ
れ、小帯k´を載置するにつれて下方に移動される。つ
まり、小帯プレス92によって搬送された小帯k´は、
常に所定の小帯収納位置へ配置される。
【0082】しかして、入口ブラシ132上に搬送され
た小帯k´を収納箱131内に収納する場合、まず、駆
動部135によりカバー134が開放された状態で、小
帯プレス92が収納箱131内の小帯収納位置まで下降
される。これにより、入口ブラシ132と小帯プレス9
2との間に挟持された小帯k´が収納箱131内に押し
込まれ、所定の収納位置へ配置される。そして、駆動部
135によりカバー134が閉塞され、カバー134の
爪が小帯プレス92の爪92aと入れ子状態となる。こ
のとき、カバー134の各爪は、小帯プレス92により
押し込まれた小帯k´の上側に配置される。この状態
で、小帯プレス92が上昇され、小帯k´が収納され
る。
【0083】次に、上記のように構成された小帯回収装
置60の動作を制御する制御系について、図19に示す
ブロック図を用いて説明する。小帯回収装置60の制御
系は、制御手段としての制御部150を備えている。制
御部150には、小帯クランパ71のスライド位置を検
知するセンサ83、84、85、小帯プレス92の高さ
位置を検知するセンサ105、106、107、および
小帯プレス92前後のスライド位置を検知するセンサ1
15、116、117が接続されている。
【0084】また、制御部150には、小帯クランパ7
1をカム溝76aに沿ってスライドさせるスライド機構
80の駆動モータ81、小帯プレス92をスライドレー
ル93に沿って上下させる昇降機構100の昇降用の駆
動モータ101、小帯プレス92をスライドレール95
に沿ってスライドさせる搬送機構110の搬送用の駆動
モータ111、および小帯収納部130の収納箱131
のカバー134を開閉させる駆動部135が接続されて
いる。
【0085】以上のように、本実施の形態の小帯回収装
置60によると、紙葉類から分離されて小帯キャッチ3
0によって掴まれた小帯k´が、小帯クランパ71によ
って挟持されて搬送ガイド91上へ搬送され、搬送ガイ
ド91上で小帯プレス92によって押圧された状態で小
帯収納部130へ搬送されて回収される。
【0086】従って、本発明によると、切断されて紙葉
類から分離された施封帯k´を小帯収納部130へ収納
する間中、常に小帯k´を拘束した状態で搬送でき、搬
送途中で小帯k´が脱落することを防止でき、小帯k´
の搬送姿勢を正常に保持でき、小帯収納時における姿勢
不良を生じることを防止できる。
【0087】また、小帯キャッチ30によって挟持され
た状態の小帯k´を小帯クランパ71で挟持するため、
紙葉類の内部に差し込まれた帯の取り残しを生じること
がなく、小帯片をも確実に回収できる。
【0088】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の帯処理
装置および紙葉類処理装置は、上記のような構成および
作用を有しているので、切断した帯を確実に回収でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の紙葉類処理装置を示す斜視図。
【図2】図1の紙葉類処理装置に組込まれた前処理機を
示す概略図。
【図3】図2の前処理機に組込まれた切出し部、搬送
部、およびその周辺機器を示す概略図。
【図4】図3に示した小帯キャッチ、およびその周辺機
器を示す概略図。
【図5】図4の小帯キャッチを駆動させる駆動機構を示
す断面図。
【図6】図4の小帯キャッチが把と小帯との間に挿入さ
れた状態を示す図。
【図7】図4の小帯キャッチにより小帯を掴んだ状態を
示す図。
【図8】掴んだ小帯を切断する状態を示す図。
【図9】切断された小帯の拘束を解除した状態を示す
図。
【図10】把の湾曲状態を解除した状態を示す図。
【図11】把から小帯を抜き取った状態を示す図。
【図12】図2の前処理機に組込まれた小帯処理部の小
帯回収装置を示す斜視図。
【図13】図2の前処理機に組込まれた小帯処理部の小
帯回収装置を示す斜視図。
【図14】図12の小帯キャッチにより挟持された小帯
を小帯クランパにより受取る状態を示す図。
【図15】小帯クランパにより受取った小帯を小帯プレ
スによりプレスした状態を示す図。
【図16】小帯プレスにより小帯搬送ガイド上で小帯を
搬送した状態を示す図。
【図17】搬送した小帯を小帯収納部へ押し込む状態を
示す図。
【図18】小帯収納部を示す断面図。
【図19】図12、図13、および図18に示す小帯回
収装置の動作を制御する制御系を示すブロック図。
【符号の説明】
1…紙葉類処理装置、 2…束処理機、 4…コンベア、 6…検査機、 10…前処理機、 30A、30B…小帯キャッチ、 51…カッタ、 60…小帯回収装置、 71…小帯クランパ、 72…スライドレール、 73…下側アーム、 74…上側アーム、 75…スライドブロック、 76…カム板、 76a…カム溝、 80…スライド機構、 81…駆動モータ、 82…リンクアーム、 83、84、85…センサ、 90…基材、 91…小帯搬送ガイド、 92…小帯プレス、 93…スライドレール、 94…ベース部材、 95…スライドレール、 100…昇降機構、 101…駆動モータ、 102…スプラインシャフト、 103…タイミングベルト、 104…リンクアーム、 105、106、107…センサ、 110…搬送機構、 111…駆動モータ、 112…タイミングベルト、 113a、113b、113c…プーリ、 114…遮光板、 115、116、117…センサ、 120…解除機構、 121…アーム、 126…押し下げ板、 130…小帯収納部、 131…収納箱、 132…入口ブラシ、 134…カバー、 135…駆動部、 136…受け板、 137…バネ、 150…制御部、 A…取込み部、 B…大帯処理部、 C…方向変換部、 D…切出し部、 E…糊剥がし部、 F…小帯処理部、 G…搬送部、 K…大帯、 k、k´…小帯、 T…束、 t…把、 p…紙葉類。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定枚数の紙葉類を施封した施封帯を挟
    持する挟持手段と、 上記挟持手段にて挟持された施封帯の部位を切断する切
    断手段と、 上記切断手段による上記施封帯の切断後、上記紙葉類を
    上記施封帯から抜き取る抜取り手段と、 上記抜取り手段により上記紙葉類が上記施封帯から抜き
    取られた後、上記挟持手段にて挟持されている上記施封
    帯の他の部位を挟持して上記挟持手段から受取り、所定
    位置へ搬送する挟持搬送手段と、 上記挟持搬送手段にて上記所定位置へ搬送された施封帯
    を上記所定位置で押圧して拘束し、上記挟持搬送手段か
    ら受取って搬送する押圧搬送手段と、 上記押圧搬送手段にて搬送された施封帯を収納する収納
    手段と、 を備えていることを特徴とする帯処理装置。
  2. 【請求項2】 所定枚数集積されて施封帯で施封された
    紙葉類を搬送する搬送手段と、 上記搬送手段にて搬送される紙葉類を湾曲させて上記紙
    葉類と施封帯との間に隙間を形成する隙間形成手段と、 上記隙間形成手段による隙間形成により上記紙葉類の上
    面から離間した施封帯の部位を所定間隔を存して挟持す
    る一対の挟持手段と、 上記一対の挟持手段にて挟持された施封帯の部位を切断
    する切断手段と、 上記切断手段にて上記施封帯を切断した後、上記一対の
    挟持手段を互いに離間する方向に移動させて上記施封帯
    を緩める移動手段と、 上記移動手段により上記施封帯が緩められた後、上記紙
    葉類を挟持搬送して上記施封帯から抜き取る抜取り手段
    と、 上記抜取り手段により上記紙葉類が上記施封帯から抜き
    取られた後、上記一対の挟持手段にて挟持された上記施
    封帯の他の部位を挟持して上記一対の挟持手段から受取
    り、所定位置へ搬送する挟持搬送手段と、 上記挟持搬送手段にて上記所定位置へ搬送された施封帯
    を上記所定位置で押圧して拘束し、上記挟持搬送手段か
    ら受取って搬送する押圧搬送手段と、 上記押圧搬送手段にて搬送された施封帯を収納する収納
    手段と、 を備えていることを特徴とする帯処理装置。
  3. 【請求項3】 所定枚数集積されて施封帯で施封された
    紙葉類を搬送する搬送手段と、 上記搬送手段にて搬送される紙葉類を湾曲させて上記紙
    葉類と施封帯との間に隙間を形成する隙間形成手段と、 上記隙間形成手段による隙間形成により上記紙葉類の上
    面から離間した施封帯の部位を所定間隔を存して挟持す
    る一対の挟持手段と、 上記一対の挟持手段にて挟持された施封帯の部位を切断
    する切断手段と、 上記切断手段にて上記施封帯を切断した後、上記一対の
    挟持手段を互いに離間する方向に移動させて上記施封帯
    を緩める移動手段と、 上記移動手段により上記施封帯が緩められた後、上記紙
    葉類を挟持搬送して上記施封帯から抜き取る抜取り手段
    と、 上記抜取り手段により上記紙葉類が上記施封帯から抜き
    取られた後、上記一対の挟持手段にて挟持された上記施
    封帯の他の部位を挟持して上記一対の挟持手段から受取
    り、所定位置へ搬送する挟持搬送手段と、 上記挟持搬送手段にて上記所定位置へ搬送された施封帯
    を上記所定位置で押圧して拘束し、上記挟持搬送手段か
    ら受取って搬送する押圧搬送手段と、 上記押圧搬送手段による上記施封帯の拘束動作と連動し
    て上記挟持搬送手段による上記施封帯の挟持を解除する
    解除手段と、 上記押圧搬送手段にて搬送された施封帯を収納する収納
    手段と、 を備えていることを特徴とする帯処理装置。
  4. 【請求項4】 所定枚数集積されて施封帯で施封された
    紙葉類を搬送する搬送手段と、 上記搬送手段にて搬送される紙葉類を湾曲させて上記紙
    葉類と施封帯との間に隙間を形成する隙間形成手段と、 上記隙間形成手段による隙間形成により上記紙葉類の上
    面から離間した施封帯の部位を所定間隔を存して挟持す
    る一対の挟持手段と、 上記一対の挟持手段にて挟持された施封帯の部位を切断
    する切断手段と、 上記切断手段にて上記施封帯を切断した後、上記一対の
    挟持手段を互いに離間する方向に移動させて上記施封帯
    を緩める移動手段と、 上記移動手段により上記施封帯が緩められた後、上記紙
    葉類を挟持搬送して上記施封帯から抜き取る抜取り手段
    と、 上記抜取り手段により上記紙葉類が上記施封帯から抜き
    取られた後、上記一対の挟持手段にて挟持された上記施
    封帯の他の部位を挟持し、上記一対の挟持手段による上
    記施封帯の挟持が解除された後、上記施封帯を所定の受
    渡し位置へ搬送する挟持搬送手段と、 上記受渡し位置に設けられ、上記挟持搬送手段によって
    搬送された施封帯を載置する搬送ガイドと、 上記挟持搬送手段にて上記搬送ガイド上へ搬送された施
    封帯を上記搬送ガイドへ押圧して拘束し、上記搬送ガイ
    ドに沿って搬送する押圧搬送手段と、 上記押圧搬送手段による上記施封帯の拘束動作と連動し
    て上記挟持搬送手段による上記施封帯の挟持を解除する
    解除手段と、 上記押圧搬送手段にて搬送された施封帯を収納する収納
    手段と、 を備えていることを特徴とする帯処理装置。
  5. 【請求項5】 所定枚数の紙葉類を施封帯にて施封した
    把を所定数集積して結束帯にて結束した束を受け入れる
    受入手段と、 上記受入手段にて受け入れた束の結束帯を切断して除去
    する結束帯処理手段と、 上記結束帯処理手段にて結束解除された把を施封した施
    封帯を挟持する挟持手段と、 上記挟持手段にて挟持された施封帯の部位を切断する切
    断手段と、 上記切断手段による上記施封帯の切断後、上記紙葉類を
    上記施封帯から抜き取る抜取り手段と、 上記抜取り手段により上記紙葉類が上記施封帯から抜き
    取られた後、上記挟持手段にて挟持されている上記施封
    帯の他の部位を挟持して上記挟持手段から受取り、所定
    位置へ搬送する挟持搬送手段と、 上記挟持搬送手段にて上記所定位置へ搬送された施封帯
    を上記所定位置で押圧して拘束し、上記挟持搬送手段か
    ら受取って搬送する押圧搬送手段と、 上記押圧搬送手段にて搬送された施封帯を収納する収納
    手段と、 上記抜取り手段によって抜き取られた紙葉類を検査する
    検査手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  6. 【請求項6】 所定枚数の紙葉類を施封帯にて施封した
    把を所定数集積して結束帯にて結束した束を受け入れる
    受入手段と、 上記受入手段にて受け入れた束の結束帯を切断して除去
    する結束帯処理手段と、 上記結束帯処理手段にて結束解除された把を搬送する搬
    送手段と、 上記搬送手段にて搬送される把を湾曲させて上記紙葉類
    と施封帯との間に隙間を形成する隙間形成手段と、 上記隙間形成手段による隙間形成により上記紙葉類の上
    面から離間した施封帯の部位を所定間隔を存して挟持す
    る一対の挟持手段と、 上記一対の挟持手段にて挟持された施封帯の部位を切断
    する切断手段と、 上記切断手段にて上記施封帯を切断した後、上記一対の
    挟持手段を互いに離間する方向に移動させて上記施封帯
    を緩める移動手段と、 上記移動手段により上記施封帯が緩められた後、上記紙
    葉類を挟持搬送して上記施封帯から抜き取る抜取り手段
    と、 上記抜取り手段により上記紙葉類が上記施封帯から抜き
    取られた後、上記一対の挟持手段にて挟持された上記施
    封帯の他の部位を挟持して上記一対の挟持手段から受取
    り、所定位置へ搬送する挟持搬送手段と、 上記挟持搬送手段にて上記所定位置へ搬送された施封帯
    を上記所定位置で押圧して拘束し、上記挟持搬送手段か
    ら受取って搬送する押圧搬送手段と、 上記押圧搬送手段にて搬送された施封帯を収納する収納
    手段と、 上記抜取り手段によって抜き取られた紙葉類を検査する
    検査手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  7. 【請求項7】 所定枚数の紙葉類を施封帯にて施封した
    把を所定数集積して結束帯にて結束した束を受け入れる
    受入手段と、 上記受入手段にて受け入れた束の結束帯を切断して除去
    する結束帯処理手段と、 上記結束帯処理手段にて結束解除された把を搬送する搬
    送手段と、 上記搬送手段にて搬送される把を湾曲させて上記紙葉類
    と施封帯との間に隙間を形成する隙間形成手段と、 上記隙間形成手段による隙間形成により上記紙葉類の上
    面から離間した施封帯の部位を所定間隔を存して挟持す
    る一対の挟持手段と、 上記一対の挟持手段にて挟持された施封帯の部位を切断
    する切断手段と、 上記切断手段にて上記施封帯を切断した後、上記一対の
    挟持手段を互いに離間する方向に移動させて上記施封帯
    を緩める移動手段と、 上記移動手段により上記施封帯が緩められた後、上記紙
    葉類を挟持搬送して上記施封帯から抜き取る抜取り手段
    と、 上記抜取り手段により上記紙葉類が上記施封帯から抜き
    取られた後、上記一対の挟持手段にて挟持された上記施
    封帯の他の部位を挟持して上記一対の挟持手段から受取
    り、所定位置へ搬送する挟持搬送手段と、 上記挟持搬送手段にて上記所定位置へ搬送された施封帯
    を上記所定位置で押圧して拘束し、上記挟持搬送手段か
    ら受取って搬送する押圧搬送手段と、 上記押圧搬送手段による上記施封帯の拘束動作と連動し
    て上記挟持搬送手段による上記施封帯の挟持を解除する
    解除手段と、 上記押圧搬送手段にて搬送された施封帯を収納する収納
    手段と、 上記抜取り手段によって抜き取られた紙葉類を検査する
    検査手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  8. 【請求項8】 所定枚数の紙葉類を施封帯にて施封した
    把を所定数集積して結束帯にて結束した束を受け入れる
    受入手段と、 上記受入手段にて受け入れた束の結束帯を切断して除去
    する結束帯処理手段と、 上記結束帯処理手段にて結束解除された把を搬送する搬
    送手段と、 上記搬送手段にて搬送される把を湾曲させて上記紙葉類
    と施封帯との間に隙間を形成する隙間形成手段と、 上記隙間形成手段による隙間形成により上記紙葉類の上
    面から離間した施封帯の部位を所定間隔を存して挟持す
    る一対の挟持手段と、 上記一対の挟持手段にて挟持された施封帯の部位を切断
    する切断手段と、 上記切断手段にて上記施封帯を切断した後、上記一対の
    挟持手段を互いに離間する方向に移動させて上記施封帯
    を緩める移動手段と、 上記移動手段により上記施封帯が緩められた後、上記紙
    葉類を挟持搬送して上記施封帯から抜き取る抜取り手段
    と、 上記抜取り手段により上記紙葉類が上記施封帯から抜き
    取られた後、上記一対の挟持手段にて挟持された上記施
    封帯の他の部位を挟持し、上記一対の挟持手段による上
    記施封帯の挟持が解除された後、上記施封帯を所定の受
    渡し位置へ搬送する挟持搬送手段と、 上記受渡し位置に設けられ、上記挟持搬送手段によって
    搬送された施封帯を載置する搬送ガイドと、 上記挟持搬送手段にて上記搬送ガイド上へ搬送された施
    封帯を上記搬送ガイドへ押圧して拘束し、上記搬送ガイ
    ドに沿って搬送する押圧搬送手段と、 上記押圧搬送手段による上記施封帯の拘束動作と連動し
    て上記挟持搬送手段による上記施封帯の挟持を解除する
    解除手段と、 上記押圧搬送手段にて搬送された施封帯を収納する収納
    手段と、 上記抜取り手段によって抜き取られた紙葉類を検査する
    検査手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  9. 【請求項9】 前記収納手段は前記施封帯を収納する開
    口部を備えるとともに、この開口部にブラシ部材を備え
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の帯処
    理装置。
  10. 【請求項10】 前記収納手段は前記施封帯を収納する
    開口部を備えるとともに、この開口部にブラシ部材を備
    えることを特徴とする請求項5乃至請求項8に記載の紙
    葉類処理装置。
JP9279155A 1997-10-13 1997-10-13 帯処理装置およびこの帯処理装置を備えた紙葉類処理装置 Pending JPH11115917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9279155A JPH11115917A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 帯処理装置およびこの帯処理装置を備えた紙葉類処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9279155A JPH11115917A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 帯処理装置およびこの帯処理装置を備えた紙葉類処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11115917A true JPH11115917A (ja) 1999-04-27

Family

ID=17607227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9279155A Pending JPH11115917A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 帯処理装置およびこの帯処理装置を備えた紙葉類処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11115917A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103578180A (zh) * 2012-07-23 2014-02-12 辽宁聚龙金融设备股份有限公司 一种自动纸币输送机构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103578180A (zh) * 2012-07-23 2014-02-12 辽宁聚龙金融设备股份有限公司 一种自动纸币输送机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3917291B2 (ja) 施封帯除去装置および紙葉類処理装置
JP2746994B2 (ja) 紙葉類把の帯除去装置
JP2007176602A (ja) 施封帯除去装置
JPH11115917A (ja) 帯処理装置およびこの帯処理装置を備えた紙葉類処理装置
JP4160580B2 (ja) 把搬送装置およびこれを備えた紙葉類処理装置
JP4208340B2 (ja) 紙葉類把位置検出装置、施封帯抜取装置及び紙葉類処理装置
JP4417469B2 (ja) 施封帯抜取装置及び紙葉類処理装置
JP4417513B2 (ja) 施封帯処理装置
JP2000272615A (ja) 結束帯処理装置及び紙葉類処理装置
JP2760557B2 (ja) 紙葉類の束処理装置
JP4295842B2 (ja) 物品処理装置、および紙葉類処理装置
JPH0642612U (ja) 紙葉類整理機
JP3980717B2 (ja) 結束帯処理装置、およびこの結束帯処理装置を備えた紙葉類処理装置
JP4212192B2 (ja) 帯処理装置及び紙葉類処理装置
JP4417482B2 (ja) 結束帯切断装置、結束帯処理装置、および紙葉類処理装置
JP3383419B2 (ja) 紙葉類処理装置
JP2804070B2 (ja) 紙葉類把の帯除去装置
JP4371467B2 (ja) 施封帯抜取装置及び紙葉類処理装置
JPH10143710A (ja) 束処理装置および束処理方法
JP2848863B2 (ja) 紙葉類結束装置
JPH02258538A (ja) 紙葉類の束処理装置
JPH02258539A (ja) 紙葉類の束処理装置
JP2716788B2 (ja) 紙葉類把の帯除去装置
JP2001240025A (ja) 結束帯処理装置
JP2551061Y2 (ja) 紙葉類結束装置