JP4417482B2 - 結束帯切断装置、結束帯処理装置、および紙葉類処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、集積した紙葉類を結束した結束帯を切断する結束帯切断装置、結束帯を切断して除去する結束帯処理装置、およびこの結束帯処理装置を有する紙葉類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙葉類処理装置は、所定枚数の紙葉類を小帯で施封した把を所定個数集積して大帯(結束帯)で結束した束から大帯を切断除去し、大帯による結束を解除する前処理機を有している。この前処理機では、大帯を切断した後、大帯の一部をめくって束から抜き出し、抜き出した大帯の部位をクランプして束から分離する。
【0003】
大帯は少なくとも二重巻きに結束されているため、大帯の切断位置によっては、大帯の切れ端が束の内部に残留する場合がある。このような切れ端の残留を防止するため、二重巻きにされた内側帯と外側帯とをその切断予定部位で予め接着するようにしている。
【0004】
大帯同士を接着する場合、大帯の切断予定部位の外側からヒータを束に押付け、紙葉類との間で内側帯と外側帯を押圧して加熱し、大帯同士を溶融して接着する。大帯の種類によって溶融温度が異なるため、いかなる大帯であっても十分に溶融して接着できるようにヒータによる大帯の溶融温度は比較的高めに設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、溶融温度を高めに設定すると、内側帯と紙葉類とが不所望に接着され、切断した大帯を抜き取る際に、大帯と一緒に紙葉類を抜き出してしまったり、接着した紙葉類を千切ってしまったりする問題があった。
【0006】
この発明は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、結束帯同士を接着する際のヒータの押圧力および結束帯の溶融温度を高めに設定でき、結束帯抜取り時における切れ端の残留や紙葉類の破損等を防止できる結束帯切断装置、結束帯処理装置、および紙葉類処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の結束帯切断装置は、集積した複数枚の紙葉類を加熱することにより接着する結束帯により少なくとも二重巻きにして結束した束であって、結束帯の切断予定部位を加熱しつつ紙葉類に押圧して結束帯同士を接着した束の少なくとも二重巻きにされた結束帯を上記切断予定部位で切断するカッターと、このカッターによる結束帯の切断動作に連動して、結束帯の切断予定部位を挟んでその巻回方向に近接した2位置で少なくとも二重巻きにされた結束帯と紙葉類との間に夫々挿入され、結束帯を紙葉類から引き離す一対の爪部材と、上記カッターおよび一対の爪部材を一端に取付けたアーム部材と、を有し、このアーム部材をその他端を中心に揺動させることにより、上記一端に取付けたカッターおよび一対の爪部材を結束帯に作用させる。
【0012】
また、この発明の結束帯処理装置は、集積した複数枚の紙葉類を加熱することにより接着する結束帯により少なくとも二重巻きにして結束した束であって、結束帯の切断予定部位を加熱しつつ紙葉類に押圧して結束帯同士を接着した束を取込む取込手段と、この取込手段により取込まれた束の少なくとも二重巻きにされた結束帯を上記切断予定部位で切断するカッターと、このカッターによる結束帯の切断動作に連動して、結束帯の切断予定部位を挟んでその巻回方向に近接した2位置で少なくとも二重巻きにされた結束帯と紙葉類との間に夫々挿入され、結束帯を紙葉類から引き離す一対の爪部材と、この一対の爪部材により紙葉類から引き離されつつ上記カッターにより切断された結束帯を紙葉類から分離する分離手段と、この分離手段により分離された結束帯を受取って収納する収納手段と、上記カッターおよび一対の爪部材を一端に取付けたアーム部材と、を有し、このアーム部材をその他端を中心に揺動させることにより、上記一端に取付けたカッターおよび一対の爪部材を結束帯に作用させる。
【0014】
また、この発明の結束帯処理装置は、所定枚数の紙葉類を施封帯により施封した把を所定個数集積して加熱することにより接着する結束帯により少なくとも二重巻きにして結束した束であって、結束帯の切断予定部位を加熱しつつ紙葉類に押圧して結束帯同士を接着した束を取込む取込手段と、この取込手段により取込まれた束の少なくとも二重巻きにされた結束帯を上記切断予定部位で切断する円盤状のカッター、結束帯の切断予定部位を挟んでその巻回方向に近接した2位置で少なくとも二重巻きにされた結束帯と紙葉類との間に夫々挿入され結束帯を紙葉類から引き離す一対の爪部材、および上記カッターおよび一対の爪部材を一端に取付けたアーム部材を有し、このアーム部材をその他端を中心に揺動させることにより、上記カッターおよび一対の爪部材を結束帯に作用させて切断する切断手段と、上記一対の爪部材により紙葉類から引き離されつつ上記カッターにより切断された結束帯を紙葉類から分離する分離手段と、この分離手段により分離された結束帯を受取って収納する収納手段と、を備えている。
【0015】
また、この発明の紙葉類処理装置は、集積した複数枚の紙葉類を加熱することにより接着する結束帯により少なくとも二重巻きにして結束した束であって、結束帯の切断予定部位を加熱しつつ紙葉類に押圧して結束帯同士を接着した束を取込んで、この取込んだ束から結束帯を切断して除去する前処理機と、この前処理機にて結束帯が除去された紙葉類を1枚ずつ検査する検査機と、を有し、上記前処理機は、取込んだ束の少なくとも二重巻きにされた結束帯を上記切断予定部位で切断するカッターと、このカッターによる結束帯の切断動作に連動して、結束帯の切断予定部位を挟んでその巻回方向に近接した2位置で少なくとも二重巻きにされた結束帯と紙葉類との間に夫々挿入され、結束帯を紙葉類から引き離す一対の爪部材と、この一対の爪部材により紙葉類から引き離されつつ上記カッターにより切断された結束帯を紙葉類から分離する分離手段と、この分離手段により分離された結束帯を受取って収納する収納手段と、上記カッターおよび一対の爪部材を一端に取付けたアーム部材と、を有し、このアーム部材をその他端を中心に揺動させることにより、上記一端に取付けたカッターおよび一対の爪部材を結束帯に作用させる。
【0017】
更に、この発明の紙葉類処理装置は、所定枚数の紙葉類を施封帯により施封した把を所定個数集積して加熱することにより接着する結束帯により少なくとも二重巻きにして結束した束であって、結束帯の切断予定部位を加熱しつつ紙葉類に押圧して結束帯同士を接着した束を取込んで、この取込んだ束から結束帯及び施封帯を切断して除去する前処理機と、この前処理機にて結束帯および施封帯が除去された紙葉類を1枚ずつ検査する検査機と、を有し、上記前処理機は、取込んだ束の少なくとも二重巻きにされた結束帯を上記切断予定部位で切断する円盤状のカッター、結束帯の切断予定部位を挟んでその巻回方向に近接した2位置で少なくとも二重巻きにされた結束帯と紙葉類との間に夫々挿入され結束帯を紙葉類から引き離す一対の爪部材、および上記カッターおよび一対の爪部材を一端に取付けたアーム部材を有し、このアーム部材をその他端を中心に揺動させることにより、上記カッターおよび一対の爪部材を結束帯に作用させて切断する切断手段と、上記一対の爪部材により紙葉類から引き離されつつ上記カッターにより切断された結束帯を紙葉類から分離する分離手段と、この分離手段により分離された結束帯を受取って収納する収納手段と、を備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0019】
図1には、紙葉類処理装置1の斜視図を示してある。紙葉類処理装置1は、未検査の紙葉類の束を受入れるとともに検査済みの紙葉類の束を取出す束処理機2を備えている。この束処理機2は、コンベア4を介して検査機6に接続されている。コンベア4と検査機6との間には、検査機6に投入する束の結束を解除する前処理機10が配設されている。
【0020】
例えば、100枚の紙葉類pを小帯k(施封帯)により施封した把tを10把集積して大帯K(結束帯)により十文字結束した束T(図2参照)が束処理機2を介して紙葉類処理装置1に投入される。十文字結束される大帯K、即ち縦帯K1および横帯K2は、それぞれ少なくとも二重巻きに巻き回されている。
【0021】
束処理機2は、後述する前処理機10で大帯Kを切断して除去する際に、切断した内側の帯の切れ端が分離して脱落することを防止する目的で、大帯Kの切断予定部位で内側帯と外側帯とを予め接着するようにしている。
【0022】
このようにして束処理機2を介して投入された紙葉類の束Tは、コンベア4を介して前処理機10へ搬送される。前処理機10は、搬送された紙葉類の束Tから大帯Kを上述した切断予定部位で切断して除去するとともに、10個のバラ把tの各々から小帯kを切断して除去し、紙葉類の束Tを1枚づつの紙葉類pにバラして集積した状態で検査機6に供給する。
【0023】
検査機6では、前処理機10により一枚づつにバラにされた複数枚の紙葉類pを一枚づつ取出して検査し、この検査の結果、再使用可能と判断された紙葉類100枚を小帯kにより再び施封して把t´とし、10把を大帯Kにより結束して束T´とする。そして、検査機6により再使用可能と判断されて結束された紙葉類の束T´がコンベア4を介して逆方向に搬送され、束処理機2を介して取出される。
【0024】
図2には、上述した前処理機10の概略構成を示してある。
【0025】
前処理機10は、コンベア4を介して束処理機2から搬送された束Tを所定の姿勢で取込む取込み部A、取込み部Aを介して取込まれた束Tの大帯Kを切断して除去する大帯処理部B、大帯Kが除去された集積状態の10個の把t(以下、集積把と称する)をその集積方向に挟持した状態で向きを変える方向変換部C、方向変換部Cを介して供給された集積把から1把づつ切り出す切出し部D、切出し部Dにより切り出された各把tの小帯kの糊を剥がす糊剥がし部E、糊が剥がされた小帯kを切断して除去する小帯処理部F、および、切出し部Dによって切出された把tを糊剥がし部Eおよび小帯処理部Fを介して検査機6に向けて搬送する搬送部Gを備えている。
【0026】
コンベア4を介して搬送された束Tは、取込み部Aを介して所定の姿勢で前処理機10内に取込まれ、大帯処理部Bにて大帯Kが切断除去される。大帯処理部Bにて大帯Kが除去されて結束解除された状態の集積把は、集積方向に挟持された状態で、方向変換部Cを介して方向変換され、その後、集積方向に沿って切出し部Dに向けて供給される。
【0027】
切出し部Dには、糊剥がし部Eに向けて上方に延びたリフトコンベアdが設けられ、方向変換部Cと切出し部Dとの間には、集積把をそのままの状態でその集積方向へ搬送し、搬送方向前端部に位置した把tをリフトコンベアdに所定圧力で押付ける図示しない移動機構が設けられている。しかして、集積把の端部に位置した把tからリフトコンベアdによって1把づつ切出され、その度に移動機構によって集積把が1把tの厚さ分だけリフトコンベアdに向けて移動される。このように、把tは、1把づつ切出される。
【0028】
切出し部Dによって1把づつ切出された把tは、搬送部Gを介して検査機6に向けて搬送される。その途中、糊剥し部Eにおいて、小帯kと端部の紙葉類pの表面との間の糊が剥がされる。そして、糊剥がし処理がなされた把tの小帯kが、小帯処理部Fにて切断除去され、バラ積みの状態にされた複数枚の紙葉類pが検査機6へ供給される。
【0029】
以下、上述した前処理機10の各部の構成および作用について、さらに詳細に説明する。
【0030】
図3には、取込み部Aに設けられた取込装置8の斜視図を示してある。
【0031】
取込装置8は、コンベア4を介して搬送された束Tを大帯処理部Bの取込位置(図2参照)まで搬送する。取込装置8は、コンベア4と取込位置との間で延設された搬送ベルト11、搬送ベルト11を巻回した駆動ローラ12、駆動ローラ12の一端に取付けられたプーリ13、搬送ベルト11を走行させるための駆動力を発生するモータ14、モータ14の回転軸に取付けられたプーリ15、および駆動ローラ12側のプーリ13とモータ14側のプーリ15に巻回されて張設されたベルト16を有している。
【0032】
モータ14が回転されると、プーリ15、ベルト16、およびプーリ13を介して駆動ローラ12に駆動力が伝達され、搬送ベルト11が走行される。コンベア4を介して搬送された束Tは、搬送ベルト11によって大帯処理部Bの取込位置へ取込まれる。
【0033】
以下、大帯処理部Bについて、図4乃至図22を参照して詳細に説明する。
【0034】
大帯処理部Bには、取込装置8を介して取込まれた束Tをその集積方向に挟持して取込位置と切断位置との間で移動させる移動機構20(図4)、切断位置へ搬送された束Tの縦帯K1を切断する縦帯切断機構30(図5〜図8)、切断位置へ搬送された束Tの横帯K2を切断する横帯切断機構50(図9、図10)、切断された縦帯K1と束Tとの間にピンを挿入し、縦帯K1を束Tから僅かに離間させる縦帯めくり機構70(図11、図12)、切断された横帯K2と束Tとの間にピンを挿入し、横帯K2を束Tから僅かに離間させる横帯めくり機構80(図13、図14)、縦帯K1が束Tから離間された部位をピン毎挟持する縦帯キャッチ機構90(図15〜図17)、横帯K2が束Tから離間された部位をピン毎挟持する横帯キャッチ機構100(図18〜図20)、および、各キャッチ機構90、100により挟持されて束Tから抜き取られた縦帯K1および横帯K2を収納する収納機構120(図21、図22)を備えた大帯処理装置200(結束帯処理装置)が配設されている。
【0035】
図4には、移動機構20の斜視図を示してある。
【0036】
移動機構20は、取込装置8により所定の取込位置へ取込まれた束Tをその集積方向に押圧して挟持する一対のクランププレート21、22を有している。各クランププレート21、22は、束Tの両端部に位置した紙葉類pに対向して配設され、束Tの集積方向に沿って延びたスライドレール24に対してスライド自在に取付けられている。
【0037】
束Tの後端側(取込位置側)に配設されたクランププレート21は、可逆回転型のモータ25によって無端走行される搬送ベルト26に取付けられており、モータ25を回転させることによりスライドレール24に沿って図中矢印a方向に移動される。また、束Tの前端側(切断位置側)に配設されたクランププレート22は、可逆回転型のモータ27によって無端走行される搬送ベルト28に取付けられており、モータ27を回転させることによりスライドレール24に沿って矢印a方向に移動される。つまり、各クランププレート21、22は、独立して駆動される。尚、切断位置は、取込位置から束Tの集積方向に所定距離離間した位置にある。
【0038】
しかして、取込位置に取込まれた束Tは、一対のクランプアーム21、22によって挟持された状態でスライドレール24に沿って移動され、所定の切断位置まで搬送される。このとき、束Tが取込位置または切断位置に配置されたことをセンサにより検知し、この検知結果に従って各モータ25、27が停止制御される。
【0039】
図5乃至図8には、上述した移動機構20の一対のクランププレート21、22によって挟持された状態で切断位置へ配置された束Tを結束した縦帯K1を切断する縦帯切断機構30を示してある。図5は縦帯切断機構30の斜視図を示し、図6は縦帯切断機構30の正面図を示し、図7は縦帯切断機構30の平面図を示し、図8は縦帯切断機構の側面図を示してしる。縦帯切断機構30は、切断位置へ配置された束Tの下方の所定位置に配設されている。
【0040】
縦帯切断機構30は、束Tの下側で縦帯K1に作用する円板状のカッタ32を備えている。カッタ32は、軸33aを中心に揺動自在に設けられたリンクアーム33の先端近くに回動自在に取付けられている。また、リンクアーム33の先端には、カッター32を挟む位置関係で一対の糊剥がし爪41、42が固設されている。尚、リンクアーム33は、揺動の途中でカッタ32が束Tの縦帯K1に位置31(図4参照)で作用するとともに、一対の糊剥がし爪41、42が位置31に対して縦帯K1の巻回方向に近接した2位置で夫々作用するように位置決めされている。
【0041】
また、縦帯切断機構30は、リンクアーム33を揺動させるとともにカッタ32を回転させるためのモータ34を備えている。モータ34の回転軸には、略円板状のギアアーム35が同軸に取付けられている。ギアアーム35の中心からずれた位置には、リンクアーム33の溝33bに嵌入されるベアリング35aが突設されている。また、ギアアーム35には、リンクアーム33の揺動軸33aに同軸に設けられたギア36が歯合されている。リンクアーム33の揺動軸33aにはプーリ37が同軸に設けられており、カッタ32の回転軸に取付けられたプーリ38との間にタイミングベルト39が巻回されている。
【0042】
しかして、モータ34が回転されると、ギアアーム35が回転され、ベアリング35aとリンクアーム33の溝33bの作用により、リンクアーム33が揺動される。また、モータ34が回転されてギアアーム35が回転されると、ギア36、プーリ37、タイミングベルト39、およびプーリ38を介して駆動力が伝達され、カッタ32が回転される。つまり、モータ34を回転することにより、カッタ32が回転されると同時にリンクアーム33が揺動され、縦帯K1が位置31で切断される。
【0043】
また、このとき、リンクアーム33の揺動にともない、縦帯K1と紙葉類pとの間に一対の糊剥がし爪41、42が挿入され、カッター32により切断される縦帯K1の位置31に近接した部位が紙葉類pから引き剥がされる。つまり、上述した束処理機2において二重巻きにされた縦帯K1の内側帯と外側帯とが切断予定部位、即ち位置31でヒータ(図示せず)により加熱接着されているため、内側帯が中の紙葉類に張り付いている場合を想定して内側帯と紙葉類とが引き剥がされる。
【0044】
図9および図10には、切断位置へ配置された束Tの横帯K2を切断する横帯切断機構50を示してある。図9は横帯切断機構50の斜視図を示し、図10は横帯切断機構50の正面図を示している。横帯切断機構50は、切断位置へ配置された束Tの手前側(結束された紙葉類pの長手方向端部に対向した位置)に配設されている。
【0045】
横帯切断機構50は、束Tの手前側で上下に延設された支持部材52を有している。支持部材52の上端近くには、リンクアーム53が揺動軸53aを中心に揺動自在に取付けられている。リンクアーム53の揺動の先端には、束Tの横帯K2に作用する円板状のカッタ54が回動自在に取付けられているとともに、カッター54を挟む位置関係で、横帯K2と紙葉類pとの間に挿入される一対の糊剥がし爪43、44が固設されている。尚、支持部材52およびリンクアーム53は、リンクアーム53の揺動の途中でカッタ54が束Tの横帯K2に位置51(図4参照)で作用するとともに、一対の糊剥がし爪43、44が位置51に対して横帯K2の巻回方向に近接した2位置で夫々作用するように位置決めされている。
【0046】
支持部材52の下端近くには、リンクアーム53を揺動させるとともにカッタ54を回転させるための可逆回転型のモータ55が取付けられている。モータ55の回転軸55aには、プーリ56が同軸に設けられており、リンクアーム53の揺動軸53aに固設されたプーリ57との間にタイミングベルト58が巻回されている。リンクアーム53の揺動軸53aには、プーリ57とともに回転されるギア59およびプーリ61が固設されている。ギア59には、ギアアーム62が歯合されている。ギアアーム62の回転軸からずれた位置には、リンクアーム53の溝53bに嵌入されるベアリング62aが突設されている。また、プーリ61には、カッタ54の回転軸に設けられたプーリ63との間にタイミングベルト64が巻回されている。
【0047】
しかして、モータ55が回転されると、プーリ56、タイミングベルト58、およびプーリ57を介して駆動力が伝達され、リンクアーム53の揺動軸53aが回転される。揺動軸53aが回転されると、ギア59が回転されるとともにプーリ61が回転される。ギア59の回転により、ギアアーム62が回転され、ベアリング62aとリンクアーム53の溝53bの作用により、リンクアーム53が揺動される。また、プーリ61が回転されると、タイミングベルト64、およびプーリ63を介して駆動力が伝達され、カッタ54が回転される。即ち、モータ55を回転することにより、リンクアーム53が揺動されると同時にカッタ54が回転され、横帯K2が位置51で切断される。
【0048】
また、このとき、リンクアーム53の揺動にともない、横帯K2と紙葉類pとの間に一対の糊剥がし爪43、44が挿入され、カッター54により切断される横帯K2の位置51に近接した部位が紙葉類pから引き剥がされる。つまり、上述した束処理機2において二重巻きにされた横帯K2の内側帯と外側帯とが切断予定部位、即ち位置51でヒータ(図示せず)により加熱接着されているため、内側帯が中の紙葉類に張り付いている場合を想定して内側帯と紙葉類とが引き剥がされる。
【0049】
図11および図12には、上述した縦帯切断機構30により切断した縦帯K1を束Tから僅かに離間させる縦帯めくり機構70を示してある。図11は縦帯めくり機構70の斜視図を示し、図12は縦帯めくり機構70の正面図を示す。縦帯めくり機構70は、縦帯K1の切断位置31から離間した束Tの前端下側に配設されている。
【0050】
縦帯めくり機構70は、束Tの前端下側で縦帯K1と束Tとの間に挿入される先細の先端を有するピン71を備えている。ピン71は、縦帯K1を横切る方向に略水平に延びて配設されている。ピン71の基端部は、保持部材72によって保持されている。保持部材72は、図示しないスライド機構を介してスライダ73に対して上下方向にスライド自在に取付けられている。スライダ73は、略水平方向に延設されたスライドレール74に対してスライド自在に取付けられている。従って、ピン71は、束Tの搬送方向と略直交する面内で上下左右に移動可能となっている。
【0051】
また、縦帯めくり機構70は、ピン71の移動の軌跡を規定するためのカム溝75aを有するカム板75を備えている。カム板75のカム溝75aには、ピン71を保持した保持部材72から突設されたベアリング72aが嵌入されている。従って、保持部材72がカム溝75aに沿って移動され、その結果、ピン71がカム溝75aの軌跡に沿って移動される。また、スライダ73には、リンクアーム76、およびアーム78を介してモータ79が接続されている。
【0052】
しかして、モータ79が回転されると、アーム78が回転され、アーム78の先端近くに設けられたベアリング78aとリンクアーム76の溝76aの作用によって、リンクアーム76が揺動される。リンクアーム76が揺動されると、リンクアーム76の溝76aとこの溝76aに嵌入されたスライダ73のベアリング73aの作用によって、スライダ73がスライドレール74に沿ってスライドされる。スライダ73がスライドされると、保持部材72がカム溝75aの軌跡に沿って移動される。このとき、ピン71の先端が縦帯K1と束Tとの間に挿入された後、ピン71が束Tから離れる方向に移動するようにカム溝75aの形状が設定されている。このように、ピン71が移動されると、切断された縦帯K1がピン71によってめくられ、縦帯K1が束Tから僅かに離間される。
【0053】
図13および図14には、上述した横帯切断機構50により切断した横帯K2を束Tから僅かに離間させる横帯めくり機構80を示してある。図13は横帯めくり機構80の斜視図を示し、図14は横帯めくり機構80の正面図を示す。横帯めくり機構80は、横帯K2の切断位置51から離間した束Tの前端下側に配設されている。
【0054】
横帯めくり機構80は、束Tの前端近くで横帯K2と束Tとの間に挿入される一対のピン81、82を有している。各ピン81、82は、互いに離接可能に設けられ、互いに平行且つ上下方向に延びて配設されている。各ピン81、82の基端部は、略水平方向に延設された可動のスライドレール83に対し、スライダ84、85を介してスライド自在に取付けられている。また、スライダ84、85を保持したスライドレール83は、上下方向に延設されたスライドレール86に対し、スライダ87を介して取付けられている。従って、ピン81、82は、束Tの搬送方向と略直交する面内でそれぞれ上下左右に移動可能となっている。
【0055】
また、横帯めくり機構80は、ピン81、82の移動の軌跡を規定するためのカム溝88a、88bを有するカム板88を備えている。カム板88の一方のカム溝88aには、ピン81を保持したスライダ84から突設されたベアリング84aが嵌入されている。カム板88の他方のカム溝88bには、ピン82を保持したスライダ85から突設されたベアリング85aが嵌入されている。従って、一方のピン81は一方のカム溝88aに沿った軌跡を移動され、他方のピン82は他方のカム溝88bに沿った軌跡を移動される。尚、スライドレール83を保持したスライダ87には、図示しないリンク機構を介してモータ89が接続されている。
【0056】
しかして、モータ89が回転されると、図示しないリンク機構の作用によってスライダ87がスライドレール86に沿って上下方向にスライドされる。例えば、スライダ87が上方にスライドされると、ピン81、82を保持したスライダ84、85がカム溝88a、88bの軌跡に沿って上方に移動され、各ピン81、82が横帯K2と束Tとの間に挿入される。このとき、各ピン81、82の先端が横帯K2と束Tとの間に挿入された後、各ピン81、82が互いに離れる方向に移動するように各カム溝88a、88bの形状が設定されている。このように、各ピン81、82がカム溝88a、88bの軌跡に沿って移動されると、切断された横帯K2が各ピン81、82によってめくられ、横帯K2が束Tから僅かに離間される。
【0057】
図15乃至図17には、上述した縦帯めくり機構70によって束Tから離間された縦帯K1を挟持拘束する縦帯キャッチ機構90を示している。図15は縦帯キャッチ機構90の斜視図を示し、図16は縦帯キャッチ機構90の正面図を示し、図17は縦帯キャッチ機構90の平面図を示す。縦帯キャッチ機構90は、縦帯めくり機構70のピン71によって束Tから離間された縦帯K1の部位を、ピン71毎挟持するクランパ91を有している。クランパ91は、束Tの搬送方向に沿って延設されたスライドレール92に対してスライド自在に取付けられた上側アーム91aと、軸91cを介して上側アーム91aに対して回動自在に取付けられた下側アーム91bと、を有している。下側アーム91bは、軸91cに設けられたバネ93により上側アーム91aに押し付けられており、両者の間にクランプ力が生じている。各アーム91a、91bは、クランパ91が縦帯K1を挟持するクランプ位置にスライドされた際に、アーム91a、91b間に縦帯めくり機構70のピン71が介在される構造になっている。
【0058】
また、縦帯キャッチ機構90は、下側アーム91bを上側アーム91aに対して開閉させるためのカム溝(図示せず)を有するカムガイド94を備えている。下側アーム91bは、その回転軸91cより基端部側にカムガイド94のカム溝に嵌入されるベアリング(図示せず)を備えている。尚、カムガイド94のカム溝の形状は、上側アーム91aが束Tに近付く方向にスライドされた際に下側アーム91bが開放され、上側アーム91aが所定のクランプ位置(ピン71をクランプする位置)までスライドされた際に下側アーム91bが閉塞されるように決定されている。
【0059】
上側アーム91aは、リンクアーム96、およびアーム97を介してモータ98に接続されている。上側アーム91aの基端部近くには、リンクアーム96の溝96aに嵌入されるベアリング99が突設されている。また、モータ98の回転軸に取付けられたアーム97の先端近くには、リンクアーム96の溝96aに嵌入されるベアリング97aが突設されている。
【0060】
しかして、モータ98が回転されると、アーム97が回転され、アーム97の先端に設けられたベアリング97aおよびリンクアーム96の溝96aの作用により、リンクアーム96が揺動される。リンクアーム96が揺動されると、リンクアーム96の溝96aおよび上側アーム91aに設けられたベアリング99の作用により、クランパ91がスライドレール92に沿ってスライドされる。クランパ91が束Tに近付く方向にスライドされると、カムガイド94のカム溝と下側アーム91bのベアリングの作用により、下側アーム91bが開放された後、所定のクランプ位置で下側アーム91bが閉塞され、切断された縦帯K1がピン71毎クランプされる。
【0061】
図18乃至図20には、上述した横帯めくり機構80によって束Tから離間された横帯K2を挟持拘束するとともに、挟持した横帯K2を回転して姿勢を変える横帯キャッチ機構100を示してある。図18は横帯キャッチ機構100の斜視図を示し、図19は横帯キャッチ機構100の正面図を示し、図20は横帯キャッチ機構100の平面図を示す。横帯キャッチ機構100は、横帯めくり機構80の一方のピン81によって束Tから離間された横帯K2の部位(切断位置51から最も離間された部位)を、ピン81毎挟持するクランパ101を有している。
【0062】
クランパ101は、スライドアーム101aと、軸101cを介してスライドアーム101aに対して回動自在に取付けられた可動アーム101bと、を有している。スライドアーム101aは、束Tの搬送方向に沿って延設されたスプラインシャフト102に対し、スプラインナット103を介してスライド自在に取付けられている。可動アーム101bは、図示しないバネにより付勢され、スライドアーム101aとの間でクランプ力を生じる。各アーム101a、101bは、両者の間にピン81をクランプできる形状に形成されている。
【0063】
また、横帯キャッチ機構100は、可動アーム101bをスライドアーム101aに対して開閉させるためのカム溝104aを備えたカムガイド104を有している。可動アーム101bは、その回転軸101cより基端部側にカムガイド104のカム溝104aに嵌入されるベアリング105を備えている。尚、カムガイド104のカム溝104aは、スライドアーム101aが束Tに近付く方向にスライドされた際に可動アーム101bが開放され、スライドアーム101aが所定のクランプ位置(ピン81をクランプする位置)までスライドされた際に可動アーム101bが閉塞されるような形状に形成されている。
【0064】
スライドアーム101aを保持したスプラインナット103は、保持部材106を介して、スライド用のモータ107により走行されるタイミングベルト108に接続されている。また、保持部材106は、スプラインシャフト102と略平行に延設されたスライドレール109に対してスライド自在に取付けられている。
【0065】
しかして、スライド用のモータ107が回転されると、タイミングベルト108が走行され、タイミングベルトに固設された保持部材106が移動される。保持部材106が移動されると、保持部材106により保持されたスプラインナット103がスプラインシャフト102に沿ってスライドされるとともに、スプラインナット103に接続されたスライドアーム101aが移動される。スライドアーム101aが移動されると、スライドアーム101aに取付けられたベアリング105およびカムガイド104のカム溝104aの作用により、可動アーム101bがスライドアーム101aに対して開閉される。例えば、クランパ101が束Tに近付く方向に移動されると、可動アーム101bが開放された後、所定のクランプ位置で閉塞され、切断された横帯K2がピン81毎クランプされる。
【0066】
また、スプラインナット103を貫通したスプラインシャフト102は、リンクアーム111およびアーム112を介して回転用のモータ113に接続されている。
【0067】
従って、モータ113が回転されると、アーム112が回転され、アーム112の先端近くに突設されたベアリング112aおよびリンクアーム111の溝111aの作用により、リンクアーム111が揺動される。リンクアーム111が揺動されると、リンクアーム111の揺動軸に取付けられたスプラインシャフト102が回転され、スプラインナット103が回転される。スプラインナット103が回転されると、スプラインナット103に固設されたスライドアーム101aが回転され、クランパ101が回転される。よって、回転用のモータ113を回転することにより、クランパ101によって挟持した横帯K2を約90°回転させて横帯K2の姿勢を縦帯K1と合わせることができる。
【0068】
図21および図22には、上述した縦帯キャッチ機構90および横帯キャッチ機構100により挟持されて束Tから分離され、後述する収納待機位置へ配置された縦帯K1および横帯K2を所定の収納位置へ収納するための収納機構120を示してある。図21は収納機構120の斜視図を示し、図22は収納機構120の平面図を示す。
【0069】
収納機構120は、クランパ91および101により挟持された状態で収納待機位置へ配置された縦帯K1および横帯K2(ここでは大帯Kとして説明する)をクランプする一対のクランプアーム121、131を有している。収納待機位置の上方に配置された上側クランプアーム121は大帯Kの略中央を横切る方向に延設され、下方に配置された下側クランプアーム131は上側クランプアーム121との間で大帯Kを挟持する位置に待機されている。
【0070】
上側クランプアーム121の基端部は、スライダ122を介して、略水平方向に延設されたスライドレール123に取付けられている。スライドレール123は、スライドベース124に固設されている。スライドベース124は、スライダ125を介して、略鉛直方向に延設されたスライドレール126に対してスライド自在に取付けられている。スライドレール126は、上下に延設された板状の支持部材130によって支持されている。従って、上側クランプアーム121は、束Tの搬送方向と略直交する面内で、上下左右に移動可能となっている。
【0071】
下側クランプアーム131の基端部は、略水平方向に延設されたスライドレール132に対してスライド自在に取付けられている。スライドレール132は、スライダ133を介して、略鉛直方向に延設されたスライドレール126にスライド自在に取付けられている。また、スライドレール126の途中には、スライダ133の上端位置を規制するためのストッパ134が取付けられており、各クランプアーム121、131間には、両者の間に挟持力を発生するための図示しないバネが介在されている。
【0072】
また、各クランプアーム121、131には、互いに当接された状態で、上側クランプアーム121に下側クランプアーム131を従動させ、各クランプアーム121、131を水平方向にスライドさせるためのカム機構が設けられている。従って、下側クランプアーム131は、ストッパ134より下方では上側クランプアーム121に押し付けられながら従動され、上側クランプアーム121とともに鉛直方向および水平方向にスライドされる。
【0073】
上側クランプアーム121の基端部を保持したスライダ122には、リンクアーム141、スプラインナット142、スプラインシャフト143、リンクアーム144、およびアーム145を介して水平移動用のモータ146が接続されている。スライダ122の上部には、リンクアーム141の溝141aに嵌入されたベアリング122aが突設されており、リンクアーム141の基端部は、スプラインシャフト143によって貫通されたスプラインナット142に固設されている。スプラインシャフト143の基端部には、リンクアーム144の基端部が固設されている。モータ146の回転軸に取付けられたアーム145の先端近くには、リンクアーム144の溝144aに嵌入されたベアリング145aが突設されている。
【0074】
しかして、水平移動用のモータ146が回転されると、アーム145が揺動され、アーム145の先端に設けられたベアリング145aとリンクアーム144の溝144aの作用により、リンクアーム144が揺動される。リンクアーム144が揺動されると、リンクアーム144の基端部に固設されたスプラインシャフト143が回転され、スプラインナット142が回転される。スプラインナット142が回転されると、リンクアーム141が揺動され、リンクアーム141の溝141aとスライダ122のベアリング122aの作用により、スライダ122がスライドレール123に対してスライドされる。従って、モータ146が回転されると、上側クランプアーム121が水平方向に移動される。
【0075】
上側クランプアーム121に接続されたスライドベース124には、ボールネジナット151が固設されている。また、スライドベース124を上下方向にスライド自在に支持したスライドレール126に隣接してボールネジシャフト152が設けられている。ボールネジシャフト152は、支持部材130に取付けられ、スライドベース124に取付けられたボールネジナット151が取付けられている。ボールネジシャフト152の基端部には、プーリ153、タイミングベルト154、およびプーリ155を介して垂直移動用のモータ156が接続されている。
【0076】
しかして、垂直移動用のモータ156が回転されると、プーリ155、タイミングベルト154、およびプーリ153を介して駆動力が伝達され、ボールネジシャフト152が回転される。ボールネジシャフト152が回転されると、ボールネジナット151が上下方向に移動され、スライドベース124が上下方向に移動される。従って、モータ156が回転されると、上側クランプアーム121が上下方向に移動される。
【0077】
収納待機位置に配置された大帯Kを収納する場合、大帯Kより下方に待機された下側クランプアーム131に向けて上側クランプアーム121が下降され、大帯Kがクランプされる。この状態で、上側クランプアーム121が更に下降され、クランプされた大帯Kが所定の収納位置へ収納される。大帯Kが収納された後、上側クランプアーム121が水平方向に移動され、初期位置に向けて上昇される。このとき、下側クランプアーム131はストッパ134により収納待機位置の下方で停止され、上側クランプアーム121が収納待機位置の上方へ移動される。
【0078】
次に、上記のように構成された大帯処理装置200による処理動作を制御する制御系について、図23に示すブロック図を参照して説明する。
【0079】
大帯処理装置200の制御系は、制御部300を有している。制御部300には、束Tが取込位置に配置されたことを検知するセンサ301、および束Tが切断位置に配置されたことを検知するセンサ302が接続されている。
【0080】
また、制御部300には、モータコントローラ304を介して、移動機構20の取込位置側のクランププレート21をスライドさせるモータ25、切断位置側のクランププレート22をスライドさせるモータ27、縦帯切断機構30のカッタ32を回転させるとともにカッタ32および糊剥がし爪41、42を保持したリンクアーム33を揺動させるためのモータ34、横帯切断機構50のカッタ54を回転させるとともにカッタ54および糊剥がし爪43、44を保持したリンクアーム53を揺動させるためのモータ55、縦帯めくり機構70のピン71を移動させるためのモータ79、横帯めくり機構80のピン81、82を移動させるためのモータ89、縦帯キャッチ機構90のクランパ91をスライドさせるためのモータ98、横帯キャッチ機構100のクランパ101をスライドさせるためのスライド用のモータ107、クランパ101を回転させるための回転用のモータ113、収納機構120の上側クランプアーム121を水平方向に移動させるための水平移動用のモータ146、および上側クランプアーム121を上下方向に移動させるための垂直移動用のモータ156が接続されている。
【0081】
次に、上記のように構成された大帯処理装置200の動作について、図24のフローチャートを参照して説明する。
【0082】
大帯処理装置200の動作に先立ち、束Tが紙葉類処理装置1に投入されると、束処理機2において、束Tの大帯K、即ち縦帯K1および横帯K2の切断予定部位に図示しないヒータがそれぞれ押圧され、内側帯と外側帯とが溶融されて接着される。このとき、各ヒータの押圧力および溶融温度は、いかなる種類の大帯Kでも十分に溶融して接着できる値に設定されている。このようにして切断予定部位で接着処理がなされた束Tは、コンベア4を介して前処理機10へ送り込まれる。
【0083】
コンベア4を介して搬送された紙葉類の束Tは、取込み部Aに配設された取込装置8を介して大帯処理部B内の所定の取込位置へ取込まれる(ステップ1)。取込まれた束Tは、移動機構20のクランププレート21、22によってその集積方向に沿って挟持され、この状態のまま各クランププレート21、22がスライドされて、束Tが切断位置へ移動される(ステップ2)。このとき、センサ302により束Tが切断位置へ配置されたことが検知され、この検知結果に応じて、各クランププレート21、22を駆動するモータ25、27が停止される。
【0084】
束Tが切断位置に配置されると、縦帯切断機構30のカッタ32によって縦帯K1が切断され、横帯切断機構50のカッタ54によって横帯K2が切断される。このとき、縦帯K1は、位置31で切断されると同時に位置31の両側で一対の糊剥がし爪41、42によって紙葉類から引き剥がされ、横帯K2は、位置51で切断されると同時に位置51の両側で一対の糊剥がし爪43、44によって紙葉類から引き剥がされる(ステップ3)。
【0085】
縦帯K1および横帯K2が切断されてその切断部位が紙葉類から引き剥がされると、縦帯めくり機構70のピン71が縦帯K1と束Tとの間に挿入され、縦帯K1が束Tから僅かに離間される。また、横帯めくり機構80のピン81、82が横帯K2と束Tとの間に挿入され、横帯K2が束Tから僅かに離間される(ステップ4)。
【0086】
そして、縦帯めくり機構70のピン71によってめくられた縦帯K1の部位が縦帯キャッチ機構90のクランパ91によってクランプされ、横帯めくり機構80のピン81によってめくられた横帯K2の部位が横帯キャッチ機構100のクランパ101によってクランプされる(ステップ5)。このとき、縦帯キャッチ機構90のクランパ91は縦帯K1をピン71毎クランプし、横帯キャッチ機構100のクランパ101は横帯K2をピン81毎クランプする。これにより、各帯の姿勢をくずすことなく確実にクランプできる。
【0087】
次に、各帯K1、K2をクランプした状態で移動機構20の各クランププレート21、22がスライドされて束Tが取込位置へスライドされ、各帯K1、K2が束Tから抜き取られる(ステップ6)。このとき、センサ301により束Tが取込位置へ配置されたことが検知され、この検知結果に応じて、各クランププレート21、22を駆動するモータ25、27が停止される。尚、各帯K1、K2が抜き取られた集積把は、後段の処理装置へ送り込まれる。
【0088】
続いて、各クランパ91、101によって帯とともにクランプされたピン71、81が抜き取られる(ステップ7)。そして、横帯K2をクランプしたクランパ101が90°回転され(ステップ8)、横帯K2の姿勢が縦帯K1の姿勢に合わせられ、縦帯K1とともに横帯K2が所定の収納待機位置へ配置される。
【0089】
このように、各帯K1、K2が収納待機位置に配置されると、収納機構120の上側クランプアーム121が下降され、下側クランプアーム131との間で各帯K1、K2が挟持される。この状態で、上側クランプアーム121が更に下降され、各帯K1、K2が所定の収納位置へ収納される(ステップ9)。
【0090】
以下、横帯K2を切断すると同時に切断部位を紙葉類pから引き剥がす動作を図25を用いて詳細に説明する。尚、ここでは、横帯K2について代表して説明するが、縦帯K1についても同様に処理されることは言うまでもない。
【0091】
束Tを切断位置に配置した状態で横帯切断機構50のリンクアーム53が揺動されると、リンクアーム53の先端に取付けられたカッター54が横帯K2の位置51に作用される。このとき、カッター54を挟む位置関係でリンクアーム53の先端に固設された一対の糊剥がし爪43、44も同時に移動され、横帯K2の位置51を挟んでその巻回方向に近接した2位置で横帯K2と紙葉類pとの間に挿入される(図25a)。
【0092】
そして、リンクアーム53の揺動に伴い、カッター54によって横帯K2が位置51で切断されると同時に、一対の糊剥がし爪43、44によって位置51の近傍で紙葉類に貼り付いた横帯K2の部位が引き剥がされる(図25b)。
【0093】
このようにして、横帯K2が完全に切断されて紙葉類から引き剥がされると、リンクアーム53が元の位置に戻されて横帯K2の切断が終了される(図25c)。
【0094】
以上のように、本実施の形態によると、二重巻きにされた大帯の切断予定部位で内側帯と外側帯とを接着した束の大帯を該切断予定部位で切断する際に、大帯の切断予定部位に作用するカッターの両側で二重巻きにされた内側帯と中の紙葉類との間に一対の糊剥がし爪を挿入し、大帯の切断部位を紙葉類から引き剥がすようにした。これにより、大帯同士を接着した際に内側帯が紙葉類に貼り付いたような場合であっても、大帯の切断と同時にその接着個所を確実に分離でき、大帯を抜き取る際に、切断した大帯とともに中の紙葉類を引出すことを防止でき、不所望に大帯に貼り付いた紙葉類を破損するような不具合も防止できる。言い換えれば、大帯の切断時に紙葉類と大帯とを確実に剥がすことができることから、大帯同士を接着する際のヒータの押圧力および溶融温度を十分に高く設定でき、大帯同士を確実に接着できる。
【0095】
尚、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の結束帯切断装置、結束帯処理装置、および紙葉類処理装置は、上記のような構成および作用を有しているので、結束帯同士を接着する際のヒータの押圧力および結束帯の溶融温度を高めに設定でき、結束帯抜取り時における切れ端の残留や紙葉類の破損等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の紙葉類処理装置を示す斜視図。
【図2】図1の紙葉類処理装置に組込まれた前処理機を示す概略図。
【図3】図2の前処理機の大帯処理部へ束を取込む取込装置を示す斜視図。
【図4】図2の前処理機の大帯処理部に配設された大帯処理装置に組込まれた移動機構を示す斜視図。
【図5】大帯処理装置に組込まれた縦帯切断機構を示す斜視図。
【図6】図5の縦帯切断機構を示す正面図。
【図7】図5の縦帯切断機構を示す平面図。
【図8】図5の縦帯切断機構を示す側面図。
【図9】大帯処理装置に組込まれた横帯切断機構を示す斜視図。
【図10】図9の横帯切断機構を示す正面図。
【図11】大帯処理装置に組込まれた縦帯めくり機構を示す斜視図。
【図12】図11の縦帯めくり機構を示す正面図。
【図13】大帯処理装置に組込まれた横帯めくり機構を示す斜視図。
【図14】図13の横帯めくり機構を示す正面図。
【図15】大帯処理装置に組込まれた縦帯キャッチ機構を示す斜視図。
【図16】図15の縦帯キャッチ機構を示す正面図。
【図17】図15の縦帯キャッチ機構を示す平面図。
【図18】大帯処理装置に組込まれた横帯キャッチ機構を示す斜視図。
【図19】図18の横帯キャッチ機構を示す正面図。
【図20】図18の横帯キャッチ機構を示す平面図。
【図21】大帯処理装置に組込まれた収納機構を示す斜視図。
【図22】図21の収納機構を示す平面図。
【図23】大帯処理装置の制御系を示すブロック図。
【図24】大帯処理装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図25】横帯を切断すると同時に切断部位を引き剥がす動作を説明するための動作説明図。
【符号の説明】
1…紙葉類処理装置、
2…束処理機、
4…コンベア、
6…検査機、
8…取込装置、
10…前処理機、
20…移動機構、
30…縦帯切断機構、
32…カッタ、
41、42、43、44…糊剥がし爪、
50…横帯切断機構、
54…カッタ、
70…縦帯めくり機構、
80…横帯めくり機構、
90…縦帯キャッチ機構、
100…横帯キャッチ機構、
120…収納機構、
200…大帯処理装置、
300…制御部、
p…紙葉類、
A…取込み部、
B…大帯処理部、
K…大帯、
K1…縦帯、
K2…横帯、
T…束。
Claims (5)
- 集積した複数枚の紙葉類を加熱することにより接着する結束帯により少なくとも二重巻きにして結束した束であって、結束帯の切断予定部位を加熱しつつ紙葉類に押圧して結束帯同士を接着した束の少なくとも二重巻きにされた結束帯を上記切断予定部位で切断するカッターと、
このカッターによる結束帯の切断動作に連動して、結束帯の切断予定部位を挟んでその巻回方向に近接した2位置で少なくとも二重巻きにされた結束帯と紙葉類との間に夫々挿入され、結束帯を紙葉類から引き離す一対の爪部材と、
上記カッターおよび一対の爪部材を一端に取付けたアーム部材と、を有し、
このアーム部材をその他端を中心に揺動させることにより、上記一端に取付けたカッターおよび一対の爪部材を結束帯に作用させることを特徴とする結束帯切断装置。 - 集積した複数枚の紙葉類を加熱することにより接着する結束帯により少なくとも二重巻きにして結束した束であって、結束帯の切断予定部位を加熱しつつ紙葉類に押圧して結束帯同士を接着した束を取込む取込手段と、
この取込手段により取込まれた束の少なくとも二重巻きにされた結束帯を上記切断予定部位で切断するカッターと、
このカッターによる結束帯の切断動作に連動して、結束帯の切断予定部位を挟んでその巻回方向に近接した2位置で少なくとも二重巻きにされた結束帯と紙葉類との間に夫々挿入され、結束帯を紙葉類から引き離す一対の爪部材と、
この一対の爪部材により紙葉類から引き離されつつ上記カッターにより切断された結束帯を紙葉類から分離する分離手段と、
この分離手段により分離された結束帯を受取って収納する収納手段と、
上記カッターおよび一対の爪部材を一端に取付けたアーム部材と、を有し、
このアーム部材をその他端を中心に揺動させることにより、上記一端に取付けたカッターおよび一対の爪部材を結束帯に作用させることを特徴とする結束帯処理装置。 - 所定枚数の紙葉類を施封帯により施封した把を所定個数集積して加熱することにより接着する結束帯により少なくとも二重巻きにして結束した束であって、結束帯の切断予定部位を加熱しつつ紙葉類に押圧して結束帯同士を接着した束を取込む取込手段と、
この取込手段により取込まれた束の少なくとも二重巻きにされた結束帯を上記切断予定部位で切断する円盤状のカッター、結束帯の切断予定部位を挟んでその巻回方向に近接した2位置で少なくとも二重巻きにされた結束帯と紙葉類との間に夫々挿入され結束帯を紙葉類から引き離す一対の爪部材、および上記カッターおよび一対の爪部材を一端に取付けたアーム部材を有し、このアーム部材をその他端を中心に揺動させることにより、上記カッターおよび一対の爪部材を結束帯に作用させて切断する切断手段と、
上記一対の爪部材により紙葉類から引き離されつつ上記カッターにより切断された結束帯を紙葉類から分離する分離手段と、
この分離手段により分離された結束帯を受取って収納する収納手段と、
を備えていることを特徴とする結束帯処理装置。 - 集積した複数枚の紙葉類を加熱することにより接着する結束帯により少なくとも二重巻きにして結束した束であって、結束帯の切断予定部位を加熱しつつ紙葉類に押圧して結束帯同士を接着した束を取込んで、この取込んだ束から結束帯を切断して除去する前処理機と、この前処理機にて結束帯が除去された紙葉類を1枚ずつ検査する検査機と、を有する紙葉類処理装置において、
上記前処理機は、
取込んだ束の少なくとも二重巻きにされた結束帯を上記切断予定部位で切断するカッターと、
このカッターによる結束帯の切断動作に連動して、結束帯の切断予定部位を挟んでその巻回方向に近接した2位置で少なくとも二重巻きにされた結束帯と紙葉類との間に夫々挿入され、結束帯を紙葉類から引き離す一対の爪部材と、
この一対の爪部材により紙葉類から引き離されつつ上記カッターにより切断された結束帯を紙葉類から分離する分離手段と、
この分離手段により分離された結束帯を受取って収納する収納手段と、
上記カッターおよび一対の爪部材を一端に取付けたアーム部材と、を有し、
このアーム部材をその他端を中心に揺動させることにより、上記一端に取付けたカッターおよび一対の爪部材を結束帯に作用させることを特徴とする紙葉類処理装置。 - 所定枚数の紙葉類を施封帯により施封した把を所定個数集積して加熱することにより接着する結束帯により少なくとも二重巻きにして結束した束であって、結束帯の切断予定部位を加熱しつつ紙葉類に押圧して結束帯同士を接着した束を取込んで、この取込んだ束から結束帯及び施封帯を切断して除去する前処理機と、この前処理機にて結束帯および施封帯が除去された紙葉類を1枚ずつ検査する検査機と、を有する紙葉類処理装置において、
上記前処理機は、
取込んだ束の少なくとも二重巻きにされた結束帯を上記切断予定部位で切断する円盤状のカッター、結束帯の切断予定部位を挟んでその巻回方向に近接した2位置で少なくとも二重巻きにされた結束帯と紙葉類との間に夫々挿入され結束帯を紙葉類から引き離す一対の爪部材、および上記カッターおよび一対の爪部材を一端に取付けたアーム部材を有し、このアーム部材をその他端を中心に揺動させることにより、上記カッターおよび一対の爪部材を結束帯に作用させて切断する切断手段と、
上記一対の爪部材により紙葉類から引き離されつつ上記カッターにより切断された結束帯を紙葉類から分離する分離手段と、
この分離手段により分離された結束帯を受取って収納する収納手段と、
を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。
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JP20955899A JP4417482B2 (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | 結束帯切断装置、結束帯処理装置、および紙葉類処理装置 |
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