JP3682116B2 - 紙葉類の施封帯除去装置および施封帯除去方法 - Google Patents

紙葉類の施封帯除去装置および施封帯除去方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数枚の紙葉類を集積して帯により施封した束から該帯を除去する施封帯除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、施封帯除去装置として、所定枚数の紙葉類を小帯で施封した把を所定個数集積して大帯で施封した束から大帯を除去する装置、或いは大帯を除去した後の各把から小帯を除去する装置が知られている。各施封帯除去装置は、帯を切断するためのカッター、および切断された帯を保持して除去する帯除去機構を有している。
例えば、施封帯除去装置にて小帯を除去する場合、まずカッターにて帯を切断し、切断した帯を保持して紙葉類から分離している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、所定枚数の紙葉類を施封して把を形成する場合、小帯を紙葉類に巻回してその両端部を接着剤により貼り合せる。或いは、巻回した小帯の両端部をヒートシールにより溶着する。
【0004】
小帯の両端部を接着剤にて貼り合せる場合、接着剤の一部が小帯からはみ出して小帯と紙葉類とを接着してしまう場合がある。また、ヒートシールにより小帯の端部を溶着する場合、接着剤のはみ出しによる紙葉類の接着を防止できる反面、ヒートシール端部の貼り合せ位置にずれを生じ小帯と紙葉類とを接着してしまう場合がある。
【0005】
このように、小帯と紙葉類とが接着された状態で、小帯を切断して除去すると、小帯とともに紙葉類をも除去(伴送)してしまう虞がある。また、小帯を除去する際に小帯に接着された紙葉類を破損する虞がある。
【0006】
小帯の除去により紙葉類を伴送してしまうと、紙葉類を紛失する可能性がある。また、紙葉類が破損されると、装置を一旦停止して破損した紙葉類を取出す必要があり、装置の稼働率を低下する問題がある。
【0007】
この発明は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、紙葉類を施封した施封帯を除去する際に、紙葉類を伴送することなく施封帯のみを確実に除去できる施封帯除去装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明に係る施封帯除去装置は、所定枚数の紙葉類を集積した集積紙葉類を施封した帯であって該集積紙葉類の集積方向端部の最端紙葉類に貼付いた貼付き部分を有する帯を集積紙葉類から除去する施封帯除去装置において、上記集積紙葉類を取り揃えるべく集積紙葉類の互いに対向する縁部を両側から押えるとともに上記帯を該縁部に押し付けて保持する帯保持手段と、上記貼付き部分近くの上記最端紙葉類と帯との間に隙間を形成すべく帯の近くで上記集積紙葉類のみをその集積方向に圧縮しつつ保持する隙間形成手段と、上記隙間形成手段にて形成された上記隙間に剥離部材を挿入し、上記帯保持手段にて保持された帯の上記貼付き部分を上記最端紙葉類から剥離する剥離手段と、上記剥離手段にて上記貼付き部分が剥離された帯を上記集積紙葉類から除去する帯除去手段と、を備えている。
【0010】
また、この発明の施封帯除去装置は、所定枚数の紙葉類を集積した集積紙葉類を施封した帯であって該集積紙葉類の集積方向端部の最端紙葉類の略中央に貼付いた貼付き部分を有する帯を集積紙葉類から除去する施封帯除去装置において、上記帯で施封された集積紙葉類を所定位置へ供給する供給手段と、上記供給手段にて所定位置に供給された上記帯で施封された集積紙葉類を取り揃えるべく該集積紙葉類の互いに対向する縁部を両側から押えるとともに該帯を該縁部に押し付けて保持する帯保持手段と、上記貼付き部分の両側で上記最端紙葉類と帯との間に隙間を形成すべく、帯の近くで上記集積紙葉類の帯が巻回されていない部分であって貼付き部分を挟む位置を集積紙葉類の集積方向に圧縮しつつ集積紙葉類を保持する隙間形成手段と、上記最端紙葉類を押さえ付けながら、上記隙間形成手段にて形成された上記隙間に剥離部材を挿入し、上記帯保持手段にて保持された帯の上記貼付き部分を上記最端紙葉類から剥離する剥離手段と、上記貼付き部分が剥離された帯を切断する切断部材、および該切断部材にて切断された帯を上記集積紙葉類から除去する除去部材を有し、上記集積紙葉類から帯を切除する帯除去手段と、を備えている。
【0012】
また、この発明の施封帯除去装置は、所定枚数の紙葉類を集積した集積紙葉類を小帯で施封した把を所定個数集積した集積把を大帯で施封した束から大帯を除去し、各把を施封した小帯であって該紙葉類の集積方向端部の最端紙葉類に貼付いた貼付き部分を有する小帯を各把から除去する施封帯除去装置において、上記束から上記大帯を除去する大帯除去手段と、上記大帯除去手段にて大帯が除去された集積把を1把づつ切出す把切出し手段と、上記把切出し手段にて切出された把を取り揃えるべく該把の互いに対向する縁部を両側から押えるとともに上記小帯を該縁部に押し付けて保持する小帯保持手段と、上記貼付き部分近くの上記最端紙葉類と小帯との間に隙間を形成すべく小帯の近くで上記集積紙葉類のみをその集積方向に圧縮しつつ保持する隙間形成手段と、上記隙間形成手段にて形成された上記隙間に剥離部材を挿入し、上記小帯保持手段にて保持された小帯の上記貼付き部分を上記最端紙葉類から剥離する剥離手段と、上記剥離手段にて上記貼付き部分が剥離された小帯を上記集積紙葉類から除去する小帯除去手段と、を備えている。
【0013】
また、この発明の施封帯除去装置は、所定枚数の紙葉類を集積した集積紙葉類を小帯で施封した把を所定個数集積した集積把を大帯で施封した束から大帯を除去し、各把を施封した小帯であって該紙葉類の集積方向端部の最端紙葉類の略中央に貼付いた貼付き部分を有する小帯を各把から除去する施封帯除去装置において、上記束から上記大帯を除去する大帯除去手段と、上記大帯除去手段にて大帯が除去された集積把を1把づつ切出す把切出し手段と、上記把切出し手段にて切出された把を所定位置へ供給する供給手段と、上記供給手段にて所定位置に供給された把を取り揃えるべく該把の互いに対向する縁部を両側から押えるとともに上記小帯を該縁部に押し付けて保持する小帯保持手段と、上記貼付き部分の両側で上記最端紙葉類と小帯との間に隙間を形成すべく、小帯の近くで上記集積紙葉類の小帯が巻回されていない部分であって貼付き部分を挟む位置を集積紙葉類の集積方向に圧縮しつつ集積紙葉類を保持する隙間形成手段と、上記最端紙葉類を押さえ付けながら、上記隙間形成手段にて形成された上記隙間に剥離部材を挿入し、上記小帯保持手段にて保持された小帯の上記貼付き部分を上記最端紙葉類から剥離する剥離手段と、上記剥離手段にて上記貼付き部分が剥離された小帯を切断する切断部材、および該切断部材にて切断された小帯を除去する除去部材を有し、上記集積紙葉類から小帯を切除する小帯除去手段と、を備えている。
【0014】
また、この発明の施封帯除去装置は、所定枚数の紙葉類を集積するとともに帯で施封した集積紙葉類を取り揃えるべく集積紙葉類の互いに対向する縁部を両側から押えるとともに該帯を該縁部に押し付けて保持する帯保持手段と、上記帯が上記集積紙葉類の集積方向端部の最端紙葉類に貼付いた貼付き部分近くの該最端紙葉類と帯との間に隙間を形成すべく帯の近くで上記集積紙葉類のみをその集積方向に圧縮しつつ保持する隙間形成手段と、上記隙間形成手段にて形成された上記隙間に剥離部材を挿入し、上記帯保持手段にて保持された帯の上記貼付き部分を上記最端紙葉類から剥離する剥離手段と、上記剥離手段にて上記貼付き部分が剥離された帯を上記集積紙葉類から除去する帯除去手段と、を備えている。
【0015】
また、この発明によれば、所定枚数の紙葉類を集積した集積紙葉類を施封した帯であって該集積紙葉類の集積方向端部の最端紙葉類に貼付いた貼付き部分を有する帯を集積紙葉類から除去する施封帯除去方法において、上記集積紙葉類を取り揃えるべく集積紙葉類の互いに対向する縁部を両側から押えるとともに上記帯を該縁部に押し付けて保持し、上記貼付き部分近くの上記最端紙葉類と帯との間に隙間を形成すべく帯の近くで上記集積紙葉類のみをその集積方向に圧縮しつつ保持し、上記集積紙葉類の圧縮により上記最端紙葉類と帯との間に形成された上記隙間に剥離部材を挿入し、上記貼付き部分を最端紙葉類から剥離し、上記貼付き部分が剥離された帯を上記集積紙葉類から除去する。
【0016】
また、この発明によれば、所定枚数の紙葉類を集積した集積紙葉類を施封した帯であって該集積紙葉類の集積方向端部の最端紙葉類の略中央に貼付いた貼付き部分を有する帯を集積紙葉類から除去する施封帯除去方法において、上記帯で施封された集積紙葉類を所定位置へ供給し、上記所定位置に供給された上記帯で施封された集積紙葉類を取り揃えるべく該集積紙葉類の互いに対向する縁部を両側から押えるとともに該帯を該縁部に押し付けて保持し、上記貼付き部分の両側で上記最端紙葉類と帯との間に隙間を形成すべく、帯の近くで上記集積紙葉類の帯が巻回されていない部分であって貼付き部分を挟む位置を集積紙葉類の集積方向に圧縮しつつ集積紙葉類を保持し、上記最端紙葉類を押さえ付けながら、上記集積紙葉類の圧縮により最端紙葉類と帯との間に形成された上記隙間に剥離部材を挿入し、上記貼付き部分を最端紙葉類から剥離し、上記貼付き部分が剥離された帯を切断し、切断された帯を上記集積紙葉類から除去する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、この発明の施封帯除去装置として作用する紙葉類処理装置10(以下、単に処理装置とする)の全体を概略的に示している。この処理装置10は、紙葉類を一枚づつ検査し、その検査結果に基づいて良否を判別する紙葉類検査機に用いるものである。このような紙葉類検査機で検査される紙葉類には例えば、証券あるいは証書等が含まれ、このような紙葉類を以下の説明中では単に券とも称する。
【0018】
一般に、このような紙葉類検査機は、紙葉類すなわち券を一枚づつ検査する検査装置(図示しない)を備えている。処理装置10は、束Tの結束帯である大帯Kを破封処理し、更に、把tの施封帯である小帯kも破封処理した後に、紙葉類を検査装置に送込むための前処理を行うものである。そして、検査装置は、各券を一枚づつ検査し、その検査結果に基づいて、良券は再度利用に供するために返却され、不適券は廃棄処分される。
【0019】
なお、この実施の形態では、券すなわち紙葉類を100枚重ねたバラ積み状態の集積紙葉類を積層券t′と称し、このような集積紙葉類を小帯kで施封した帯封紙葉類を把tと称し、このような帯封紙葉類すなわち把tを更に大帯Kにより例えば十字状に結束した結束紙葉類を束Tと称している。また、この実施の形態では、結束紙葉類すなわち束Tは、それぞれ10個の把tを集積した集積把を大帯で施封して形成されている。
【0020】
図1に示すように、処理装置10は、未検査の紙葉類の束Tを取込む取込み部Aと、この取込み部Aから取込んだ束Tの大帯Kを切断除去(切除)する大帯処理部Bとを備え、この大帯処理部Bで大帯Kを切除された把tが10個づつ、持ち変え部Cを介して待機部Dまで移送される。これらの把tは、更に、この待機部Dから切出し部Eに移動された後、この切出し部Eで1個づつ切出され、小帯検知部Fと小帯印字部Gと糊剥し部Hと小帯処理部Iとを経た後、搬送部Jにより、各券を上下に積層したバラ積み状態の積層券t′の状態で、検査装置が配置されている次の工程に送られ、検査される。
【0021】
この処理装置10に送られる未検査の紙葉類は、予め多数の束Tとして図示しない束供給装置に搭載されており、束コンベア12によりその積層方向に搬送され、束供給装置から取込み部Aまで順に送られてくる。
【0022】
未検査の紙葉類の束Tを取込む取込み部Aには、束供給装置から束コンベア12に載置されて移送されてくる束Tを係止して、この取込み部Aに一時的に保持するストッパ14と、このストッパ14で係止された束Tを大帯処理部Bに取込む束移動部材16と、が配置されている。束コンベア12は、束Tを図中矢印X方向に沿って移動し、束移動部材16は、ストッパ14で係止された束Tを移送方向Xに対して側方に押圧し、束Tを大帯処理部Bまで移動する。
【0023】
この大帯処理部Bには、束Tを積層方向に沿う両側から挟持して所定位置にセットする一対の第1挟持部材18、18と、この第1挟持部材18、18により所定位置に保持された束Tの大帯Kを切断する大帯カッタ20、20と、を有する大帯除去手段として作用する大帯処理装置21が配置されている。
【0024】
各第1挟持部材18、18は、上下方向および水平方向に沿って移動することができ、この実施の形態では円板状のカッタ20、20の周縁部により大帯Kを切断されて結束解除された状態の10個の把t(以下、整列把と称する)を、そのままの状態で、大帯処理部Bから持ち変え部Cに送込む。各第1挟持部材18、18は、紙葉類あるいは把tの長手方向に沿う全幅にわたって延び、それぞれの把tを積層方向に沿って併置整列させた整列把を確実に挟持することができる。
【0025】
持ち変え部Cには、上記第1挟持部材18、18の挟持方向と交差する方向から、この整列把を挟持する一対の第2挟持部材22、22が配置されている。これらの各第2挟持部材22、22は、上下方向および水平方向に沿って移動することができ、紙葉類あるいは把tの長手方向の両端部を揃えた状態で、待機部Dに整列把を送込み、この後、持ち変え部Cに戻される。
【0026】
また、切出し部Eには、上下方向に延設されて、下側の切出し部Eから上側の糊剥し部Hに把tを1個づつ送込むリフトコンベア24と、待機部Dに配置された整列把を切出し部Eに移送してこの整列把をリフトコンベア24に押圧する押圧部材26とが配置されている。尚、これらのリフトコンベア24および押圧部材26は、この発明の把切出し手段として作用する。
【0027】
この押圧部材26は、等間隔に配置された3本の直立する棒状部材を有し、上下方向および水平方向に沿って移動することができる。この押圧部材26は、待機部Dから切出し部Eに整列把を移送した後、整列把の側面すなわち券の表面をリフトコンベア24の方向に向けて均等な力で押圧する。リフトコンベア24が把tを1個づつ切出すと、押圧部材26が、この把tの厚さ分づつリフトコンベア24に向けて移動する。このときの押圧部材26の移動量を検出することにより、切出される把tの厚さが検知される。
【0028】
リフトコンベア24がそれぞれの把tの長辺側を上下方向に配置した状態で上方に移動する中間部位すなわち切出し部Eと糊剥し部Hとの間であり且つ切出し部Eに対向する位置に配設された小帯検知部Fには、各把tを施封した小帯kの位置を検出する適宜の検知器(図示しない)が配置されており、押圧部材26にて整列把を押圧した時点で小帯kの位置を検出する。この検知器で検出した小帯の位置情報が小帯印字部Gのプリンタ28に送られる。プリンタ28は、検知器からの情報に基づいて印字ヘッダを小帯kまで移動し、所要の情報を印字する。
【0029】
糊剥し部Hには、把tの最上部の紙葉類(以下、最上紙葉p1 と称する)と小帯kとの間の貼付き部分の糊剥し処理を行う後述する糊剥し装置30が配置されている。尚、この最上紙葉p1 は紙葉類の集積方向端部に位置した最端紙葉類であり、貼付き部分とは、紙葉類に巻回された小帯kの重ね合せられた両端部を互いに接着する際に、小帯kと最上紙葉p1 とが不用意に接着された部分を示している。糊剥し装置30は、再度表面部を上下に向けて配置した状態の把tの糊剥し処理を行う。
【0030】
また、この糊剥し部Hの下流側前方に配置された小帯処理部Iには、糊剥し装置30にて糊剥し処理が成された把tの小帯kを切断するとともに切断した小帯kを挟持して排除する後述する小帯切除装置50が設けられている。
【0031】
符号33は、小帯切除装置50にて切除された小帯kを収容する小帯保管箱であり、同様に、符号34、36は、それぞれ、大帯処理装置21にて切除された大帯Kを収容する大帯保管箱および残留大帯片を収容する残留大帯片保管箱を示す。
【0032】
そして、搬送部Jには、小帯処理部Iで小帯kを除去されて100枚の券を上下方向に積層しただけの積層券t′を、次の工程すなわち検査装置に送り出す図示しない搬送装置が配置されている。
【0033】
次に、上述した糊剥し装置30について、図2乃至図6を用いて詳細に説明する。
図2に示すように、処理装置10は、糊剥し装置30の後述する各構成要素31〜48を関連付けて取付けるための取付ベース10aを有している。取付ベース10aには、リフトコンベア24を介して切出し部Eから送込まれた把tを載置するとともに糊剥し処理が成された後の把tを後段の小帯切除装置50へ送り込むための把コンベア31(供給手段)が取付けられている。
【0034】
把コンベア31の図中奥側、つまり把コンベア31上に載置された把tの一方の長辺に当接する位置には、後述する整位板との間で把tを取り揃えるためのガイド部材32が設けられている。ガイド部材32は、把コンベア31の走行方向に沿って設けられ、搬送面に対して略垂直上方に延設されている。
【0035】
把コンベア31の図中右端部には、把コンベア31上に載置した把tの長手方向一端側(図中右側端部)を係止する一対のストッパ部材33、33が設けられている。ストッパ部材33、33は、把tの一端側の2つの角を係止すべく、把コンベア31の両縁部近くに互いに離間して設けられている。
【0036】
把コンベア31の手前側、つまりガイド部材32と反対側の所定位置には、後述する作動機構により作動され、帯保持手段および小帯保持手段として作用する一対の整位板36a、36bが設けられている。各整位板36a、36bは、ガイド部材32との間で把tの互いに対向する縁部を挟持するとともに、把tの縁部をガイド部材32に押し付けて紙葉類を取り揃えるべく作動される。その上、図中右側の一方の整位板36aは、把tの縁部に向って小帯kを押圧して小帯kを保持すべく設けられている。
【0037】
把コンベア31の図中左側下方には、可逆回転型のモータ34が設けられている。モータ34の回転駆動力は、回転軸34a、プーリ35a、タイミングベルト35b、プーリ35c、およびドライブローラ31aを介して把コンベア31に伝達され、把コンベア31を正逆両方向に走行できるようになっている。
【0038】
従って、リフトコンベア24を介して切出し部Eから送込まれた把tは、把コンベア31上に載置されて図中右方向に僅かに搬送され、ストッパ部材33にて一方の端部が係止されて糊剥し位置(所定位置)に整位配置され、整位板36a、36bによりガイド部材32に押し付けられて取り揃えられるようになっている。
【0039】
このように糊剥し位置に配置された把tの図中右側近傍には、把tの一方の端部であって小帯kが巻回されていない領域の貼付き部分を挟む位置を上方から紙葉類の集積方向に押さえ付けて圧縮し紙葉類のみを保持する隙間形成手段として作用する一対のアーム部材37、37が設けられている。各アーム部材37、37は、後述する作動機構により、回転軸37aを中心に把tに向って回動可能に設けられている。尚、このアーム部材37、37は、把tを圧縮しつつ挟持して、把tを糊剥し位置に保持するとともに、貼付き部分の両側で最上紙葉p1 と小帯kとの間に所定の隙間を形成すべく作用する。
【0040】
また、糊剥し位置に保持された把tの図中右側上方には、アーム部材37の作用により形成された隙間に挿入される剥離部材として作用する糊剥しプレート38が設けられている。糊剥しプレート38は、可撓性を有するプラスティックから成る板状に形成され、後述する作動機構により各アーム部材37、37の間から該隙間に向って駆動され、図3に示すように、最上紙葉p1 と小帯kとの間に不所望に形成された貼付き部分を剥離する剥離手段として作用される。
【0041】
尚、上述した整位板36a、36b、アーム部材37、37、および糊剥しプレート38は、同一の作動機構40により同期して作動されるようになっている。
【0042】
図4に示すように、作動機構40は、駆動源としての駆動モータ41を有している。モータ41は取付ベース10aの裏面側の所定位置に取付けられ、その回転軸41aにはリンクアーム42が取付けられている。リンクアーム42の回動する先端にはピン42aが設けられ、このピン42aは、基端部側が取付ベース10aの裏面側の所定位置に回動自在に取付けられたアーム43の略中央で長手方向に沿って形成された第1スライド孔43aにスライド自在に挿入されている。
【0043】
また、取付ベース10aの表面側には、上述した整位板36a、36b、アーム部材37、37、および糊剥しプレート38を作動させるための駆動ベース44が配置され、取付ベース10a表面の所定位置には、駆動ベース44を水平方向にスライド可能に保持するためのスライドレール44aが固設されている。
【0044】
駆動ベース44の裏面側にはピン44bが突設され、ピン44bは、スライドレール44aの上方で取付ベース10aに形成されたスライド孔10bを介して、取付ベース10aの裏面側に突出している。取付ベース10aの裏面側に突出したピン44bの先端は、アーム43の回動する先端近くに形成された第2スライド孔43bにスライド自在に嵌合されている。
【0045】
従って、モータ41が回転されてリンクアーム42が図中矢印a方向に回転されると、ピン42aがアーム43の第1スライド孔43a内でスライドされ、アーム43が図中矢印b方向に揺動される。アーム43の揺動により、第2スライド孔43b内のピン44bが取付ベース10aのスライド孔10b内でスライドされ、駆動ベース44がスライドレール44aに沿って水平方向(図中矢印c方向)に移動される。
【0046】
駆動ベース44の前面側の図中左側下端部には、整位板36a、36bを作動させるためのカム44cが設けられている。整位板36a、36bは、バネ45aにより図中矢印d方向に付勢されているブラケット45の一端側に固設され、ブラケット45の他端側にはカム44cと従動するカムフォロア45bが突設されている。よって、駆動ベース44が図4に実線で示す位置から矢印c方向に移動されると、カム機構44c、45bの作用により、整位板36a、36bが矢印d方向に移動され、糊剥し位置に配置された把tをガイド部材32との間で挟持するとともに把tを取り揃えるようになっている。尚、この場合、把tを保持する保持力は、バネ45aにより与えられている。
【0047】
また、駆動ベース44の下端部近くには、略水平方向に延びたカムガイド44dが固設されている。一方、回転軸37aを中心に回動自在に設けられたアーム部材37、37の回動の先端側には、カムガイド44dと共働するカムフォロア37bが設けられている。よって、駆動ベース44が矢印c方向に移動されると、カム機構44d、37bの作用により、アーム部材37、37が回動され、把tの端部が圧縮されて保持されるとともに最上紙葉p1 と小帯kとの間に隙間が形成されるようになっている。
【0048】
図5に概略的に示すように、駆動ベース44の前面所定位置には、略垂直方向に延びたスライドレール44eが固設され、このスライドレール44eに隣接した位置(図中左側)にはスライドレール44eと略平行に延びて駆動ベース44を貫通したスライド孔44fが形成されている。スライドレール44eには略矩形板状のスライド部材46が上下方向にスライド可能に取付けられ、スライド孔44fにはスライド部材46の裏面側から突出して設けられたボールベアリング46aが挿通されている。尚、駆動ベース44のスライド孔44fは、スライド部材46の上下方向への移動を妨げることのない長さに形成されている。
【0049】
一方、駆動ベース44と取付ベース10aとの間には、略横方向に延びたカム溝47aを有するカム板材47が設けられ、このカム板材47は、カム溝47a内にスライド部材46から突出されたボールベアリング46aの先端がスライド可能に嵌入されるように位置決めされている。また、カム溝47aの形状は、駆動ベースが図中矢印c方向に移動された場合に、後述する糊剥しプレート38の先端が図中矢印eで示す軌跡に沿って移動するように決定されている。
【0050】
スライド部材46の下端には、ストッパネジ46bおよびバネ46cを介して、取付ブラケット48が連結され、取付ブラケット48の先端側には上述した糊剥しプレート38の基端部が固定されている。また、取付ブラケット48の基端側は、駆動ベース44のスライドレール44eにスライド可能に取付られている。ここで、ストッパネジ46bは取付ブラケット48とスライド部材46との間隔が所定の範囲を超えないように作用し、バネ46cは取付ブラケット48をスライド部材46から離れる方向に付勢するように作用する。これにより、定常状態において、取付ブラケット48がストッパネジ46bを支点にして僅かに回動され、糊剥しプレート38の先端が水平面より僅かに下方に傾斜された状態となる。
【0051】
従って、駆動ベース44が矢印c方向に移動されると、カム機構46a、47aの作用によってスライド部材46が同時に下降され、糊剥しプレート38の先端が図5に矢印eで示す軌跡に沿って移動され、糊剥し位置に配置された把tの範囲f、即ち小帯が巻回されていない把tの端部領域に着地されるようになっている。そして、駆動ベース44が更に移動されると、範囲fに着地された糊剥しプレート38の先端が把tの最上紙葉p1 に押し付けられながら図中左方向に移動され、最上紙葉p1 と小帯kとの間に形成されている隙間に挿入される。この場合、スライド部材46と取付ブラケット48との間に設けられたバネ46cの作用、およびプレート自体の弾性変形により、糊剥しプレート38の先端が最上紙葉p1 の上面に弾性的に押し付けられるようになっている。
【0052】
図6は、糊剥しプレート38の先端が小帯kと最上紙葉p1 との間に形成された隙間に挿入された状態を示している。尚、小帯kと最上紙葉p1 との間には不所望の貼付き部分が形成されているものとする。例えば、小帯kが最上紙葉p1 の略中央で接着されている場合、上述した隙間はこの貼付き部分の両側に形成される。
【0053】
糊剥しプレート38の先端は、隙間に挿入し易いようにその挿入方向に対して角度gだけ傾斜され、この傾斜部分38aはプレートの厚さ方向に傾斜されている。
【0054】
このように挿入方向および厚さ方向に傾斜を有する糊剥しプレート38の先端が小帯kと最上紙葉p1 との間の隙間に挿入されると、この傾斜部の作用により、小帯kが図中矢印h方向に力を受ける。これにより、小帯kと最上紙葉p1 との間の貼付き部分が剥される。尚、本実施の形態においては、糊剥しプレート38の厚さは約5mmである。
【0055】
次に、上述した小帯切除装置50について図7および図8を用いて詳細に説明する。
図7に示すように、帯除去手段および小帯除去手段として作用する小帯切除装置50は、糊剥し処理が成されて、糊剥し装置30の把コンベア31を介して搬送された把tを引き続き搬送部Jに向けて搬送するベルトコンベア式の把搬送機構51を有している。また、小帯切除装置50は、この把搬送機構51の上流側から順に、把tを施封している小帯kを切断する切断部材としてのカッター52、カッター52にて切断された小帯kを掻き出す掻き出し部材54、および掻き出し部材54にて掻き出された小帯kを挟持しつつ把搬送機構51の側方の所定位置へ除去する除去部材56を有している。尚、これらカッター52、掻き出し部材54、および除去部材56は、それぞれ把tの搬送領域に臨ませて位置決めされて配置されている。
【0056】
更に、小帯切除装置50は、把搬送機構51上を搬送される把tを検出する発行素子及び受光素子を用いた第1乃至第3センサ61、62、63を有している。第1センサ61はカッター52の上流側近傍に設けられ、第2センサ62は掻き出し部材54の上流側近傍に設けられ、第3センサ63は除去部材56の上流側近傍に設けられている。
【0057】
図8に示すように、掻き出し部材54は、掻き出し部材54の下方に固定配置された掻き出しモータ55と、この掻き出しモータ55の原動軸55aに固着された偏心アイドラ57と、この偏心アイドラ57から立設したピン57aと、を有し、ピン57aを掻き出し部材54に設けた長孔54aに係合させこの状態で掻き出しモータ55を往復回転させることにより、掻き出し部材54の掻き出し爪54bを小帯kと紙葉類との間に侵入させ切断された小帯kを掻き出すようになっている。
【0058】
図9に示すように、処理装置10は、上述した糊剥し装置30および小帯切除装置50における小帯の処理動作を制御する制御部70を有している。制御部70には、作動機構40を作動させるためのモータ41、把コンベア31を走行させるためのモータ34、把搬送機構51にて搬送される把tを検出する第1乃至第3センサ61、62、63、制御部70には、カッター52を駆動する駆動機構72、掻き出し部材54を駆動するモータ55、および除去部材56を駆動する駆動機構74が接続されている。
【0059】
次に、上記のように構成された糊剥し装置30および小帯切除装置50における小帯の処理動作について図10に示すフローチャートを用いて説明する。
リフトコンベア24を介して切出し部Eから把コンベア31上に把tが移載されると、モータ41が付勢され、把tの一端がストッパ部材に当接するまで把コンベア31が図中右側に僅かに走行され、把tが糊剥し位置に配置される(ステップ1)。
【0060】
把tが糊剥し位置に配置されると、モータ34が付勢されて作動機構40が作動され、整位板36a、36bがガイド部材32に向って移動され、ガイド部材32と整位板36a、36bとの間で把tが挟持されて取り揃えられるとともに把tを施封した小帯kが一方の整位板36aにより保持される(ステップ2)。
【0061】
続いて、作動機構40の一連の動作に従って、アーム部材37、37が作動され、把tの一端近くが押さえ付けられて把tが保持されるとともに最上紙葉p1 と小帯kとの間に隙間が形成される(ステップ3)。
【0062】
更に、作動機構40の一連の動作に従って、糊剥しプレート38が作動され、糊剥しプレート38の先端が所定角度で最上紙葉p1 に押し付けられながら隙間に挿入され、最上紙葉p1 と小帯kとの間に形成された貼付き部分が剥される(ステップ4)。
【0063】
つまり、モータ41が一回転されて駆動ベース44が一往復されると、整位板36a、36b、アーム部材37、37、および糊剥しプレート38が順に作動され、最上紙葉p1 と小帯kとの間に形成された貼付き部分が剥されるようになっている。従って、作動機構40の動作の終りには、各部材は図4に示す初期位置に戻されるようになっている。
【0064】
貼付き部分が剥されて各部材が初期位置に戻されると、把コンベア31により把tが図中左側に搬送され、把tが小帯切除装置50へ供給される(ステップ5)。
【0065】
小帯切除装置50に供給された把tは、把搬送機構51を介して搬送され、第1センサ61により検出される。把tが第1センサ61にて検出されると、作動機構72が作動されてカッター52が回転され、搬送中の把tの小帯kが切断される(ステップ6)。
【0066】
小帯kが切断された把tは、把搬送機構51を介して更に搬送され、第2センサ62により検出される。把tが第2センサ62にて検出されると、掻き出しモータ55が付勢されて掻き出し部材54が回転され、掻き出し爪54bが紙葉類と小帯kとの間に侵入され切断された小帯kが掻き出される(ステップ7)。
【0067】
小帯kが掻き出された把tは、把搬送機構51を介して更に搬送され、第3センサ63により検出される。把tが第3センサ63にて検出されると、作動機構74が作動されて除去部材56が作動され、掻き出された小帯kが挟持されて除去される(ステップ8)。
【0068】
上述したように、小帯kの貼付き部分が剥されて、小帯kが切除された積層券t´は、把搬送機構51を介して搬送部Jに搬送され、小帯kの処理動作が終了される。
【0069】
以上のように、本実施の形態に係る処理装置10は、糊剥し位置に配置された把tを取り揃えるとともに小帯kを保持する整位板36a、36bを有することから、糊剥しプレート38を最上紙葉p1 と小帯kとの間に挿入した際に小帯kがずれることを防止できる。
【0070】
また、処理装置10は、把tを保持するとともに最上紙葉p1 と小帯kとの間に隙間を形成するアーム部材37、37を有することから、把tの保持と同時に糊剥しプレート38を挿入するための隙間を形成でき、糊剥しプレート38の挿入が容易且つ確実になる。
【0071】
更に、処理装置10は、可撓性を有するとともにその先端に傾斜部を有する糊剥しプレート38を有することから、糊剥しプレート38の先端を上述した隙間に挿入する際に、弾性変形しながら最上紙葉p1 を押さえ付けて隙間を広げながら挿入でき、貼付き部分を確実に剥すことができる。
【0072】
従って、小帯切除装置50にて小帯を切除する際に、紙葉類、特に最上紙葉p1 を小帯kとともに伴送することがなく、小帯kのみを確実に除去できる。
尚、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の施封帯除去装置は、上記のような構成および作用を有しているので、施封帯を除去する際に、紙葉類を伴送することなく施封帯のみを確実に除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の施封帯除去装置としての紙葉類処理装置の全体を概略的に示す図。
【図2】図2は、図1の処理装置に組込まれた糊剥し装置を示す概略図。
【図3】図3は、図2の糊剥し装置において糊剥しプレートが最上紙葉p1 と小帯kとの間の隙間に挿入された状態を示す概略図。
【図4】図4は、図2の糊剥し装置を作動させるための作動機構を示す透視図。
【図5】図5は、図2の糊剥し装置に組込まれた駆動ベース、糊剥しプレート、およびその周辺機器を示す概略図。
【図6】図6は、図5の糊剥しプレートの挿入状態を示す概略図。
【図7】図7は、図1の処理装置に組込まれた小帯切除装置を示す概略図。
【図8】図8は、図7の小帯切除装置の要部を示す概略図。
【図9】図9は、図2の糊剥し装置および図7の小帯切除装置の処理動作を制御する制御系を示すブロック図。
【図10】図10は、図2の糊剥し装置および図7の小帯切除装置の処理動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
10…処理装置、
10a…取付ベース、
30…糊剥し装置、
31…把コンベア、
36a、36b…整位板、
37…アーム部材、
38…糊剥しプレート、
40…作動機構、
44…駆動ベース、
k…小帯、
p1 …最上紙葉、
t…把。

Claims (8)

  1. 所定枚数の紙葉類を集積した集積紙葉類を施封した帯であって該集積紙葉類の集積方向端部の最端紙葉類に貼付いた貼付き部分を有する帯を集積紙葉類から除去する施封帯除去装置において、
    上記集積紙葉類を取り揃えるべく集積紙葉類の互いに対向する縁部を両側から押えるとともに上記帯を該縁部に押し付けて保持する帯保持手段と、
    上記貼付き部分近くの上記最端紙葉類と帯との間に隙間を形成すべく帯の近くで上記集積紙葉類のみをその集積方向に圧縮しつつ保持する隙間形成手段と、
    上記隙間形成手段にて形成された上記隙間に剥離部材を挿入し、上記帯保持手段にて保持された帯の上記貼付き部分を上記最端紙葉類から剥離する剥離手段と、
    上記剥離手段にて上記貼付き部分が剥離された帯を上記集積紙葉類から除去する帯除去手段と、
    を備えていることを特徴とする施封帯除去装置。
  2. 所定枚数の紙葉類を集積した集積紙葉類を施封した帯であって該集積紙葉類の集積方向端部の最端紙葉類の略中央に貼付いた貼付き部分を有する帯を集積紙葉類から除去する施封帯除去装置において、
    上記帯で施封された集積紙葉類を所定位置へ供給する供給手段と、
    上記供給手段にて所定位置に供給された上記帯で施封された集積紙葉類を取り揃えるべく該集積紙葉類の互いに対向する縁部を両側から押えるとともに該帯を該縁部に押し付けて保持する帯保持手段と、
    上記貼付き部分の両側で上記最端紙葉類と帯との間に隙間を形成すべく、帯の近くで上記集積紙葉類の帯が巻回されていない部分であって貼付き部分を挟む位置を集積紙葉類の集積方向に圧縮しつつ集積紙葉類を保持する隙間形成手段と、
    上記最端紙葉類を押さえ付けながら、上記隙間形成手段にて形成された上記隙間に剥離部材を挿入し、上記帯保持手段にて保持された帯の上記貼付き部分を上記最端紙葉類から剥離する剥離手段と、
    上記貼付き部分が剥離された帯を切断する切断部材、および該切断部材にて切断された帯を上記集積紙葉類から除去する除去部材を有し、上記集積紙葉類から帯を切除する帯除去手段と、
    を備えていることを特徴とする施封帯除去装置。
  3. 所定枚数の紙葉類を集積した集積紙葉類を小帯で施封した把を所定個数集積した集積把を大帯で施封した束から大帯を除去し、各把を施封した小帯であって該紙葉類の集積方向端部の最端紙葉類に貼付いた貼付き部分を有する小帯を各把から除去する施封帯除去装置において、
    上記束から上記大帯を除去する大帯除去手段と、
    上記大帯除去手段にて大帯が除去された集積把を1把づつ切出す把切出し手段と、
    上記把切出し手段にて切出された把を取り揃えるべく該把の互いに対向する縁部を両側から押えるとともに上記小帯を該縁部に押し付けて保持する小帯保持手段と、
    上記貼付き部分近くの上記最端紙葉類と小帯との間に隙間を形成すべく小帯の近くで上記集積紙葉類のみをその集積方向に圧縮しつつ保持する隙間形成手段と、
    上記隙間形成手段にて形成された上記隙間に剥離部材を挿入し、上記小帯保持手段にて保持された小帯の上記貼付き部分を上記最端紙葉類から剥離する剥離手段と、
    上記剥離手段にて上記貼付き部分が剥離された小帯を上記集積紙葉類から除去する小帯除去手段と、
    を備えていることを特徴とする施封帯除去装置。
  4. 所定枚数の紙葉類を集積した集積紙葉類を小帯で施封した把を所定個数集積した集積把を大帯で施封した束から大帯を除去し、各把を施封した小帯であって該紙葉類の集積方向端部の最端紙葉類の略中央に貼付いた貼付き部分を有する小帯を各把から除去する施封帯除去装置において、
    上記束から上記大帯を除去する大帯除去手段と、
    上記大帯除去手段にて大帯が除去された集積把を1把づつ切出す把切出し手段と、
    上記把切出し手段にて切出された把を所定位置へ供給する供給手段と、
    上記供給手段にて所定位置に供給された把を取り揃えるべく該把の互いに対向する縁部を両側から押えるとともに上記小帯を該縁部に押し付けて保持する小帯保持手段と、
    上記貼付き部分の両側で上記最端紙葉類と小帯との間に隙間を形成すべく、小帯の近くで上記集積紙葉類の小帯が巻回されていない部分であって貼付き部分を挟む位置を集積紙葉類の集積方向に圧縮しつつ集積紙葉類を保持する隙間形成手段と、
    上記最端紙葉類を押さえ付けながら、上記隙間形成手段にて形成された上記隙間に剥離部材を挿入し、上記小帯保持手段にて保持された小帯の上記貼付き部分を上記最端紙葉類から剥離する剥離手段と、
    上記剥離手段にて上記貼付き部分が剥離された小帯を切断する切断部材、および該切断部材にて切断された小帯を除去する除去部材を有し、上記集積紙葉類から小帯を切除する小帯除去手段と、
    を備えていることを特徴とする施封帯除去装置。
  5. 所定枚数の紙葉類を集積するとともに帯で施封した集積紙葉類を取り揃えるべく集積紙葉類の互いに対向する縁部を両側から押えるとともに該帯を該縁部に押し付けて保持する帯保持手段と、
    上記帯が上記集積紙葉類の集積方向端部の最端紙葉類に貼付いた貼付き部分近くの該最端紙葉類と帯との間に隙間を形成すべく帯の近くで上記集積紙葉類のみをその集積方向に圧縮しつつ保持する隙間形成手段と、
    上記隙間形成手段にて形成された上記隙間に剥離部材を挿入し、上記帯保持手段にて保持された帯の上記貼付き部分を上記最端紙葉類から剥離する剥離手段と、
    上記剥離手段にて上記貼付き部分が剥離された帯を上記集積紙葉類から除去する帯除去手段と、
    を備えていることを特徴とする施封帯除去装置。
  6. 上記剥離部材は可撓性を有する板状に形成され、該剥離部材の先端には、その挿入方向および厚さ方向のそれぞれに対して傾斜した傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至に記載の施封帯除去装置。
  7. 所定枚数の紙葉類を集積した集積紙葉類を施封した帯であって該集積紙葉類の集積方向端部の最端紙葉類に貼付いた貼付き部分を有する帯を集積紙葉類から除去する施封帯除去方法において、
    上記集積紙葉類を取り揃えるべく集積紙葉類の互いに対向する縁部を両側から押えるとともに上記帯を該縁部に押し付けて保持し、
    上記貼付き部分近くの上記最端紙葉類と帯との間に隙間を形成すべく帯の近くで上記集積紙葉類のみをその集積方向に圧縮しつつ保持し、
    上記集積紙葉類の圧縮により上記最端紙葉類と帯との間に形成された上記隙間に剥離部材を挿入し、上記貼付き部分を最端紙葉類から剥離し、
    上記貼付き部分が剥離された帯を上記集積紙葉類から除去することを特徴とする施封帯除去方法。
  8. 所定枚数の紙葉類を集積した集積紙葉類を施封した帯であって該集積紙葉類の集積方向端部の最端紙葉類の略中央に貼付いた貼付き部分を有する帯を集積紙葉類から除去する施封帯除去方法において、
    上記帯で施封された集積紙葉類を所定位置へ供給し、
    上記所定位置に供給された上記帯で施封された集積紙葉類を取り揃えるべく該集積紙葉類の互いに対向する縁部を両側から押えるとともに該帯を該縁部に押し付けて保持し、
    上記貼付き部分の両側で上記最端紙葉類と帯との間に隙間を形成すべく、帯の近くで上記集積紙葉類の帯が巻回されていない部分であって貼付き部分を挟む位置を集積紙葉類の集積方向に圧縮しつつ集積紙葉類を保持し、
    上記最端紙葉類を押さえ付けながら、上記集積紙葉類の圧縮により最端紙葉類と帯との間に形成された上記隙間に剥離部材を挿入し、上記貼付き部分を最端紙葉類から剥離し、
    上記貼付き部分が剥離された帯を切断し、切断された帯を上記集積紙葉類から除去することを特徴とする施封帯除去方法。
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