JP2848863B2 - 紙葉類結束装置 - Google Patents

紙葉類結束装置

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JP2848863B2 JP25473389A JP25473389A JP2848863B2 JP 2848863 B2 JP2848863 B2 JP 2848863B2 JP 25473389 A JP25473389 A JP 25473389A JP 25473389 A JP25473389 A JP 25473389A JP 2848863 B2 JP2848863 B2 JP 2848863B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、整列集積された紙幣等の紙類葉をテープに
より結束する紙葉類結束装置に関する。
(従来の技術) 従来の紙葉類結束装置は、例えば特開昭62−109723号
公報にみられるように、結束すべき紙葉類を集積部で集
積し、一定枚数(紙幣の場合は通常100枚)になったと
き搬送手段により集積紙葉類を結束部まで搬送し、この
部位でホルダ間に受渡してホルダに保持させ、ホルダに
保持されている紙葉類の葉間にデバイダを先導としてテ
テープ端を分け入れ、デバイダを抜くことによりテープ
端を葉間に挟着させたのちホルダごとテープを巻付け、
テープを切断したあと切断端部を接着して結束動作を完
了し、その後ホルダ間から結束紙葉類を押し出して放出
させるようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかる上記従来の装置では、集積部で集積された紙葉
類を搬送手段によりホルダ間へ移送し、ホルダに受渡す
までの間に集積状態が崩れやすく、結束後の紙葉類に乱
れが生じて美観を損なうという問題があった。また、デ
バイダによりテープを葉間に差込むため、紙葉類を傷め
やすいとともに、ホルダごとテープを巻付けて結束した
のちホルダから結束テープを抜き出すことが必要となる
ため、その際に紙葉類の押圧端を傷めるなどの種々の問
題点があった。
本発明はこれに鑑み、集積された紙葉類をその整列状
態下で挟持して結束位置へ移動させ、その挟持状態のま
ゝクランプ手段で紙葉類の両面を押圧保持し、このクラ
ンプ予定位置の近傍の紙葉類の周囲に直接テープを巻付
けて結束するようにし、紙葉類の整列集積姿勢を崩すこ
となく、かつ結束後結束売紙葉類に触れることなく放出
させることができるようにして紙葉類を損傷させること
がないようにした紙葉類結束装置を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記従来技術が有する問題点を解決することを課題と
して本発明は、供給される紙葉類の長手方向および短手
方向を揃えて一定枚数整列集積させる紙葉類集積部と、
この集積部に集積された紙葉類を整列状態を保ったまま
挟持する一対の挟み爪を有し紙葉類を集積部から結束位
置へ移動させるとともに結束位置において結束が完了す
るまでの間前記挟み爪による挟持状態を保持し結束完了
後に挟持状態を開放する挟持移送手段と、結束位置に移
動した紙葉類の前記挟み爪による挟持位置とは離間した
位置を紙葉類の両面側から押圧挟持して締付ける相対向
するクランプ部材を有する紙葉類クランプ手段と、巻回
後のテープを緊張させるテープ緊張手段を含むテープ供
給手段から繰出されるテープ端を挟持してテープをたる
んだ状態におき、その後前記挟持移送手段による紙葉類
の結束位置への移送がなされたとき該挟持移送手段およ
び前記紙葉類クランプ手段による紙葉類挟持状態の下に
該紙葉類クランプ部材にるクランプ予定位置近傍の紙葉
類を周回し紙葉類部位の周面にテープを巻付けるテープ
巻付け手段と、巻付け後緊張したテープを切断するカッ
タ機構と、テープの切断端を熱接着する接着こて機構と
を具備する構成を特徴とする。
(作 用) 紙葉類集積部に一定枚数の紙葉類が整列集積される
と、挟持移送手段の挟み爪が集積部位置へ移動して集積
紙葉類を挟持する。この間にテープ巻付け手段によりテ
ープが結束位置である相対向するクランプ部材間にテー
プをたるみ状態におき、挟持移送手段の移動により紙葉
類を相対向するクランプ部材間に移動させて結束位置に
至ったときテープが巻付けられる。その後クランプ部材
が互いに紙葉類方向に移動して紙葉類を両面から押圧保
持し、この状態でテープに緊張が与えられ、カッタによ
り所定位置でテープが切断されたあと接着こてでテープ
の切断端が接着される。結束済紙葉類は挟持移送手段の
挟み爪による紙葉類の挟持解放とクランプ部材による紙
葉類の締付け解放との両方が行われたとき結束済紙葉類
が下方へ放出される。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例を参照して説明す
る。
本実施例においては、取扱う紙葉類が紙幣である場合
について説明することとし、第1図に本発明による結束
位置を組込んだ結束機の外観を示し、第2図は内部の配
置列を略示している。第2図において左側が結束機1の
正面(前面)であり、結束装置2は機枠3に組込まれ、
この機枠3は結束機1の前面側から引出し可能に収蔵さ
れるようになっており、結束機1の前面側上端部および
前面は略示する扉4,5により開閉自在とされ、結束装置
2の内部の保守点検に供されるようになっている。
結束機1の上方部前面には、結束すべき紙幣Pを装填
するホッパ6と、その直上方位置に結束に不適な紙幣
(異金種紙幣、偽造紙幣、損傷紙幣、その他)を返却す
るためのリジェクト部7が設けられている。
結束機1内には、第1図に略示するように、前記ホッ
パ6に装填された紙幣Pが図示しない繰込み手段により
1枚ずつ繰込まれた紙幣を識別する識別部8を有する搬
送路9があり、この搬送路9の分岐部に分岐片10があっ
て、結束可の紙幣は集積部11へ、結束不可の紙幣は前記
リジェクト部7へ振分けて送るようになっている。
結束装置2は、第3図に側面を示すように、前記搬送
路9を通じて送られてくる紙幣の長手方向および短手方
向を揃えて一定枚数整列集積させる集積部11と、この集
積部11からその下方の結束位置Aへ整列集積状態のまゝ
紙幣を挟持して移動させる挟持移送手段12と、結束位置
Aへ移動した紙幣の前記挟持位置とは離間した位置を紙
幣の両面側から押圧挟持して締付けるクランプ手段13
と、結束用テープTを供給する供給手段14と、このテー
プを紙幣に巻付けるテープ巻付け手段15と、巻付き後緊
張されたテープTを切断するカッタ機構16と、テープT
の切断端を熱接着する接着こて機構17とを具備してい
る。
前記集積部11は、側面形状が略L字状を有する受部材
18を有し、この受部材18はその立上片19の上部が揺動レ
バー20の一端の軸21に取付けられ、この揺動レバー20の
他端のカムフォロワ22がカム23に当接されていて、この
カム23の回動により揺動レバー20に揺動が与えられる。
この受部材18の底部24の外端縁には複数の切込み25,25
…(第6図示)が形成されており、これらの切込み25,2
5…には前記搬送路9の末端に設けられた複数個の羽根
車26,26…の外周部が入り込んでおかれ、搬送路9の末
端から搬送される紙幣を羽根車26,26…の羽根間に1枚
ずつ受入れ、羽根車26,26…の矢印方向への回動で紙幣
を底部24上にしごき残すようになっている。また底部24
上には、この底部24上へ羽根車26,26…を介して送入さ
れる紙幣の背後を受止め、紙幣の集積量に応じて次第に
後退する押圧板27が設けられており、この押圧板27は図
示しないリンク機構で支持され、バネ力により集積紙幣
を常に一定の力で羽根車26,26…方向へ付勢するように
している。なおこゝに用いられる羽根車26,26…は周知
のもので、軸28に固定されるボス部29の周面に弾力性を
有する薄い材料からなる多枚数の同一方向に湾曲した羽
根30,30…が少許の間隙をおいて植設されたものであ
り、各羽根間に紙幣を1枚ずつ受入れて集積部11側へ持
ち運ぶものである。また18Aは紙幣Pを結束位置Aへ移
動させる際のガイド板で、櫛歯状をなし、後述する挟持
移送手段12の挟み爪の進入を妨げないようになされてい
る。
この集積部11の一側端には、受部材18の底部24上に整
列集積される紙幣の長手方向一端を揃えるための基準と
なる固定壁31が設けられており、同他端側には集積紙幣
の端部を固定壁31側へ押して揃えるための長手方向揃え
機構32が設けられている。
この長手方向揃え機構32は、第5図に斜視図として示
しているように、機枠33上に固設された正逆駆動モータ
34の軸上のプーリー35と機枠33に軸支されたプーリー36
とに中間プーリー37,38を介してベルト39が巻回されて
当該プーリー36に所定角度範囲で正逆回転が与えれれる
ようになっており、このプーリー36にアーム40が水平方
向に固着され、このアーム40の先端にブラケット41を介
して丸棒状の揃え棒42が垂設されている。したがって前
記アーム40の第5図実線位置から鎖線位置への旋回動に
より揃え棒42が受部材18上の紙幣Pの長手方向一端部に
当って紙幣Pを固定壁31側へ押し、固定壁31を基準とし
て長手方向が揃えられるようになっている。なお、前記
モータ34の回転角を選択して揃え棒42の旋回角を変える
ことにより長さの異なる紙幣に対応することができる。
また揃え棒42により揃え動作は、受部材18上へ送入され
る紙幣が10〜20枚毎に1回の割合で間欠駆動される。
集積部11の両側部には、受部材18上に整列集積される
紙幣Pの上端を揃える短手方向揃え機構43,43が設けら
れている。
この短手方向揃え機構43,43は、第6図に斜視図を、
第7図に平面図を示すように左右対称的に設けられてお
り、便宜上片側(左側)のみについて説明し、他側は同
一符号を付すに留める。
この短手方向揃え機構43の構成は、機枠3の外側面に
固着されたソレノイド44と、機枠3に基端が軸45により
枢支され集積部11方向へ倒伏自在とされた揃え部材46
と、この揃え部材46の基端近くに背側に一端が連結され
た略く字状を有するレバー47と、一端が機枠3に枢支さ
れ他端が前記レバー47の他端に連結されたレバー48とか
らなっており、ソレノイド44のプランジャ44aは前記レ
バー48の枢軸49のピン50により連結されていて、プラン
ジャ44aが引かれたとき第7図左側に鎖線で示すように
揃え部材46が受部材18の側方上部から下方へ倒伏され、
揃え部材46の先端の直角方向に屈曲した揃え部46aが集
積部11に整列集積される紙幣Pの上端を叩いて揃えるよ
うに構成されている。この揃え機構43,43も同様に間欠
駆動される。
挟持移送手段12は、結束位置Aを間にしてその左右に
挟み爪52,53が位置され、紙幣Pの長手方向の中央に対
し一端寄りの箇所を挟持し得る位置に配置されている。
これら挟み爪52,53は、第8図に平面図を、第9図に
側面図を示すように、各挟み爪52,53の基部に平行2本
のアーム54,55および56,57の各一端が枢着され、これら
アーム54,55,56,57の他端は機枠1側に直接または間接
に枢着されて平行リンク機構を構成しており、各挟み爪
52,53が互いに平行状態を保って離接方向に移動可能と
されている。図において一側(左側)の挟み爪52の一方
のアーム54の基端屈曲部にはカムフォロワ58が軸着され
ていて機枠3に軸支されたカム59のカム面に図示しない
バネ力によって当接され、他側(右側)の挟み爪53の一
方のアーム56の基端は、機枠3に軸60により軸支された
補助レバー61に連結され、この補助レバー61の基端屈曲
部にカムフォロワ62が軸着されていて前記カム59と同軸
上のカム63のカム面にバネ64の付勢により当接されてい
る。したがってこの挟み爪53は紙幣Pに当ったのちバネ
64の作用により紙幣Pの全厚の相違に対し順応すること
ができる。
前記挟み爪52,53の挟み面は、一方が円弧状に突出す
る凸曲面52aを有し、他方がこの凸曲面52aに対応する円
弧状の凹曲面53aを有していて、両挟み爪52,53間に紙幣
Pを挟持したとき紙幣が長手方向にそって湾曲され、片
側保持でも紙幣Pがだれることがないようにしている。
これら挟み爪52,53を支持する機台65の昇降機構66
は、第9図に示すような機枠3に上下端が軸承された断
面非円形の軸67に機台65が不回転でかつ昇降可能に支持
され、機枠3上のモータ68からウォーム69、ウオームホ
イル70を通じて回転されるプーリー71と、機枠3の下方
に軸支されたプーリー72とにベルト73が巻回され、この
ベルト73と機台65とが結合部材74により結合されてい
て、ベルト73の回動で機台65が昇降されるようになって
いる。
前記モータ68により回転されるプーリー75と前記軸67
上のプーリー76とにベルト77が巻回され、この軸67上の
他のプーリー78と前記カム59,63の軸79上のプーリー80
とにベルト81が巻回され、これらを通じカム59,63に回
転が与えられ、これらカム59,63のカム形状により挟み
爪52,53が互いに相寄る方向及び第8図示の位置へ復帰
する方向へ移動される。
また前記軸67の下方には、この軸67の回転位置を検知
するための検知板67aと検知センサS6が設けられてお
り、これにより挟み爪52,53の開位置と挟み込み位置を
検知するようになっている。
機枠3には、機台65の位置を検出するセンサS1,S2,S3
が設けられている。センサS1は待機位置(第3図示位
置)、センサS2は集積部11の紙幣Pを挟持する位置、セ
ンサS3は結束位置Aへ移動して停止する位置をそれぞれ
検出するためのものである。
クランプ手段13は、第3図および第4図に示すよう
に、平面よりみて略コ字状を有し相対向して配置される
左右のクランプ部材82,83を有し、これらクランプ部材8
2,83は結束位置Aを間にして左右に位置され、前記挟み
爪52,53で挟持された紙幣Pの挟持位置とは反対端寄り
の位置を把持するように配設される。
一方(図では左側)のクランプ部材82は、機枠3に架
設されたガイド軸84,85を案内として結束位置Aへ向け
て進退自在に支持され、この機枠3の下方に基端が枢支
されたレバー86の上端がピン87と長孔88とで遊動的に連
結され、このレバー86の途中に軸着されたカムフォロワ
89がカム90のカム面にバネ付勢を受けて当接されてお
り、このカム90の回動でクランプ部材82がガイド軸84,8
5にそって進退自在とされている。
この実施例では、クランプ部材82内にスタンプ91が内
蔵され、このスタンプ91は機枠3のガイド軸92,93にそ
って進退自在とされており、前記レバー86と同軸に枢支
されたレバー94の上端がピンと長孔とで遊動的に連結さ
れている。このレバー94の途中に軸着されたカムフォロ
ワ95が前記カム90と同軸上の他のカム96のカム面にバネ
付勢を受けて当接されている。このカム96の形状によ
り、後述する所定の時期にスタンプ91が前進して押印動
作が行なわれる。
他側(図では右側)のクランプ部材83は、機枠3に架
設されたガイド軸97,98にそって結束位置A方向にバネ9
9,100により逃げられるように進退自在に支持され、機
枠3の下方に基端が枢支されたレバー101の上端がピン1
02と長孔103とで遊動的に連結され、このレバー101の途
中に軸着されたカムフォロワ104がカム105のカム面にバ
ネ付勢を受けて当接されている。このカム105の形状
は、クランプ部材83を前記クランプ部材82より若干量先
に進出させ得るようになっている。
このクランプ部材83のコ字状をなす内部の上方位置に
は、第10図に示すように先端の左右にガイド片106,106
が拡開された平面よりみてコ字状を有するテープガイド
107が固着されており、その内巾はテープTの巾よりや
ゝ広巾とされている。またこのクランプ部材83の紙幣当
接縁83a,83aは、第11図に示すように縦方向に或る巾を
持ち、前記クランプ部材82の当接縁82a,82aと対向する
部位a,aの他に後述するこて108の両側部と対向する部位
b,bを有している。したがってこれら部位a,bはクランプ
部材83の端縁を直角に折曲することによって形成するこ
とができる。しかしこれは、第12図示のようにクランプ
部材82の内側に別の部材109を固着し、これにより当接
縁83a,83aとしてこてと対向する部位b,bを形成するよう
にしてもよい。
テープ供給手段14は、第3図および第4図に示すよう
に、テープリール(図示省略)から中間のリール110,11
0…群を経て導かれるテープTを案内する扁平なテープ
通路111を有し、この通路111の先端は結束位置Aへ向け
て開口されており、この通路111の後端にあるテープ供
給回転体としての上下のローラ112,113(ベルトでもよ
い)のうち一方のローラ113が正逆転駆動自在なパルス
モータ114により回転駆動され、テープTを必要量送り
出すとともに必要時に逆転してテープTに緊張を与え得
るようになっている。このテープ通路111の先端近くに
は、テープTの先端位置を検出するセンサS4(フオト)
が設けられている。
テープ巻付け手段15は、第13図に示すように、テープ
Tの繰出し端を挟む固定挟み部材115と可動挟み部材116
を有し、この挟み部材115,116は結束位置Aにおいて第
3図に符号Bで示す円軌道を画いて旋回動されるととも
に進退動作されるようになっている。
この固定挟み部材115は、可動枠117に軸118により回
動自在に支持された旋回アーム119の先端に固定して設
けられ、可動挟み部材116はその基端が前記旋回アーム1
19に軸120により支持されていて固定挟み部115に対し鋏
状に開閉する構造となっており、その基端と旋回アーム
119との間に張装されたバネ121により両挟み部材115,11
6の先端が閉じるように付勢されている。また可動挟み
部材116の基部の屈曲部端にカムフォロワ122が軸着さ
れ、このカムフォロワ122は機枠3側に設けられるカム
部材123のカム部124に当接自在に配設されていて、カム
フォロワ122がカム部材124に乗り上げたとき(第13図示
の状態)可動挟み部材116の先端が固定挟み部材115の先
端から離間されるようになっている。
前記カム部材123は機枠3側に軸125により水平面内で
回動可能に支持され、このカム部材123にはソレノイド1
26のプランジャ127が連結レバー128を介して連結されて
おり、このプランジャ127が引かれたときカム部材124が
その円弧状の長孔129とそれに嵌合する機枠3側のロー
ラ130とでガイドされて軸125を中心に第13図において半
時計方向(矢印方向)に旋回されるようになっている。
一方、前記挟み部材115,116を支持している可動枠117
は、機枠3に固設されたガイド軸131,131にそって進退
自在に支持され、この可動枠117にその移動方向を軸方
向としてギヤ132が軸着されている。
この可動枠117を進退させる機構は、機枠3に搭載の
モータ133の軸134に固定された部材135の該軸134に対し
偏心した位置にレバー136の一端が軸着され、このレバ
ー136の他端が可動枠117に軸137により枢支された揺動
アーム138の一端に連結され、この揺動アーム138の他側
の長孔139が可動枠117のピン140に嵌合されていて、モ
ータ133の駆動によりレバー136、揺動アーム138を介し
て可動枠117が所定のストロークだけ進退されるように
なっている。
前記ギヤ132は、機枠3側に軸支された歯長の長いギ
ヤ141に噛合され、可動枠117が進退してもギヤ132,141
の噛合状態が保たれるようになっている。また機枠3側
のギヤ141は、モータ142からタイミングベルト143を介
して回転が伝達される。なおS5は回転検出用センサ、14
4はその検出部145を有する検出板である。
カッタ機構16は、第14図および第15図示のように先端
に略直角方向に刃146を有するカッタアーム147がソレノ
イド148により下方に旋回してテープTを切断するもの
で、ソレノイド148のプランジャ149のストロークに対し
刃146の旋回角を大きくするためプランジャ149とカッタ
アーム147との間にレバー機構が設けられている。この
レバー機構は、機枠3に屈曲部が軸150により枢支され
たL字状のレバー151の一端が端かいレバー152の一端に
連結され、このレバー152の他端がカッタアーム147の枢
軸153に近い位置に連結されており、プランジャ149が引
かれるとL字状のレバー151が軸150を中心に図において
時計方向に回動し、短かいレバー152を引上げてカッタ
アーム147を軸153を中心に図において時計方向に大きく
旋回させるようになっている。
接着こて機構17は、第3図示のように一端が機枠3に
軸154により枢支されたアーム155の下端にレバー156が
軸着され、バネ157により牽引されてアーム155に対し一
定位置におかれており、このレバー156にこて158が取付
けられている。前記アーム155の途中に軸着されたカム
フォロワ159,160がカム161のカム面にバネ付勢を受けて
順次当接され、このカム161の回動によりこて158が結束
位置Aに向け旋回し、前記クランプ手段13の図において
左側のクランプ部材82内に下方から進入するようになっ
ている。
前記アーム155の軸154にはテープ押圧手段としての別
の下支え用レバー162が取付けられおり、その先端の受
部163が結束位置Aにある紙幣に巻かれたテープTの下
端に当ってテープTがゆるまぬよう押える構造となって
いる。
つぎに上記実施例の作用を説明する。
第1図および第2図において、結束機1のホッパ6に
結束すべき紙幣Pを載せ、スタートボタンを押すと図示
しない繰込み手段により1枚ずつ機内に繰込まれる。繰
込まれた紙幣は、識別部8により結束に適合する紙幣か
否かが識別され、適合する場合は搬送路9を経て集積部
11へ送られ、異金種、偽紙幣、2枚重ね紙幣等の不適合
紙幣の場合は識別部8からの信号によって分岐片10が切
換り、リジェクト部7へ返却される。集積部11へ送り込
まれる紙幣は、羽根車26の羽根30,30間に1枚ずつ入り
込んで受部材18上へ送られ、その底部24上にしごき残さ
れて底部24上に順次立位姿勢で整列集積される。その間
に長手方向揃え機構32の間欠駆動により揃え棒42が旋回
して紙幣Pの長手方向一端に当り、紙幣Pの他端を固定
壁31側へ押して長手方向が揃えられながら集積が進む。
またこれと同時に短手方向揃え機構43,43が間欠的に作
動し、その揃え部材46,46が旋回して揃え部46a,46aによ
り紙幣Pの上端を押し、短手方向の揃えが行なわれる。
第16図(A)のように集積部11に所定枚数(通常100
枚)の紙幣Pが整列状態に集積されると、挟持移送手段
12のモータ68の駆動でベルト73を介し機台65が上昇し、
左右の挟み爪52,53が開いたまゝ上昇して集積部11にあ
る集積紙幣Pの長手方向一端寄りの位置に進み、モータ
68の回転により回転するカム59,63の回転で挟み爪52,53
が接近し、両挟み爪間に紙幣Pを挟持する(第16図
(B))。
紙幣の挟持後、カム23の回動で揺動レバー20が軸21を
中心に図において時計方向に揺動し、受部材18が紙幣P
の下部から退避すると同時にテープ巻付け手段15のモー
タ142が起動し、ギヤ141,132を通じて旋回アーム119が
旋回しはじめ、これにより可動挟み部材116のカムフォ
ロワ112がカム部124から落ち、可動挟み部材116がバネ1
12の付勢によって閉じ、固定挟み部材115と可動挟み部
材116との先端間にテープ通路111の先端から突出してい
るテープTを挟持する。その後さらに旋回アーム119が
旋回し、第16図(C)の位置、すなわち略3/4周したと
ころで一旦停止する。これにより、引出されたテープT
は紙幣Pが下降してくる位置(結束位置A)を横切るよ
うにたるんでおかれる。ついで挟持移送手段12の機台65
が再び下降しはじめ、紙幣Pを結束位置Aへ移動させる
(第16図(D))。集積部11の押圧板27は、紙幣Pがな
くなったため前進し、羽根車26の周面に接する位置へ戻
っている。
ついでクランプ手段13のテープガイド107を有する一
方のクランプ部材83が先行して前進し(第16図
(E))、テープ巻付け手段15により引出されている挟
持端側のテープTがテープガイド107のガイド片106,106
間に誘導され、テープTの位置が規制される。
その後挟み部材115,116がさらに回動し、テープTを
紙幣Pにひと巻きするが、このときテープ供給手段14の
テープ通路111の先端を通過するとき、すなわち第16図
(A)の定位置を通り過ぎるとき可動挟り部材116のカ
ムフォロワ122がカム部124に乗り上げるとテープTの挟
持を解いてしまうため、2回目の通過時にはソレノイド
126が作動し、カム部材123を引いてカム部124を逃が
し、可動挟み部材116のカムフォロワ122が巡ってきても
カム部124に干渉せず、したがってテープTを挟持した
まゝ通過する。そして挟持部材115,116が、1周回以上
回動してテープTの一部が重なり合う位置(第16図
(F))に至ったときテープ巻付け手段15が停止する。
その後左右のクランプ部材83,84がカム90,105の作用で
共に結束位置Aに向って前進し、挟持移送手段12の挟み
爪53,54で挟持されている紙幣Pの他端寄りをクランプ
する。これによりテープTはクランプ部材83,84の内部
に納まっておかれる(第13図(F))。ついでテープ供
給手段14のモータ114を所定時間逆転し、テープTに緊
張を与える。このときテープ面とローラ113との間の摩
擦によりテープTの緊張が或る量に達すると、その後ロ
ーラ113はスリップするのでテープTが紙幣Pを一定の
締付け力で緊張する。その後モータ114を所定パルス分
だけ正転させ、テープTを一定量送り出すことによりテ
ープTによる締付け力を少し弱める。
ついでこて機構17のカム161が回動し、アーム155を軸
154を中心に図において時計方向に回動させ、下支え用
レバー162の受部163が紙幣Pに巻付いているテープTの
下端隅部に当って押え、てこ158がクランプ部材82内に
進入して先きに巻回されたテープTの重なり部分に接触
し(第16図(G))、テープTの熱接着に入る。
その後テープ供給手段14のモータ114が所定パルス分
正転し、テープTにゆるみを与え、カッタ機構16が作動
してカッタ146がテープTに接触し(第13図(H))、
切断が行なわれる。切断後こて158がさらに進行し、テ
ープTの切断端を接着させる(第16図(I))。
テープ切断後、テープ巻付け手段15のモータ133が駆
動し、レバー136、揺動アーム138を介して可動枠117が
後退(第13図において左行)し、これによりギヤ132が
ギヤ141に噛合したまゝスライドして軸118を引き、挟み
部材115,116を引いて紙幣Pに巻付いているテープTの
下から抜き出す。その後スタンプ91が前進してテープT
の表面に所定の押印がなされる。
テープTの接着が終了すると、こて158が戻り(第16
図(J))、同時に挟持移送手段12の挟み爪52,53が離
反して紙幣Pの保持を解き、ついでクランプ手段13のク
ランプ部材82,83が離反して結束済の紙幣Pを下方へ放
出し、すべての部分が第16図(K)から(A)の状態に
戻り、結束済の紙幣Pは適宜受箱内に回収される。
図示実施例は紙幣結束用とした場合について説明した
が、他の紙葉類の結束に適用し得ることはもちろんであ
り、また各部の構成に関しても図示実施例に限定される
ものではなく、他に適宜設計変更することは任意であ
る。またテープTの熱接着の時期は、テープ切断後に熱
接着を開始するもの、あるいはテープ切断前から熱接着
を開始し、テープ切断後も引続き熱接着してテープTの
切断端を熱接するもののいずれであってもよい。さらに
挟み爪52,53による結束位置Aでの紙葉類の挟持解放時
期は、クランプ部材82,83による紙葉類のクランプ解放
時期より早い場合、遅い場合のいずれであってもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、集積部で揃えら
れた紙葉類を挟持移送手段で挟持して結束位置へ移動さ
せ、この間にテープ巻付け手段により結束位置である相
対向するクランプ部材間にテープをたるみ状態におき、
挟持移送手段の移動により紙葉類を相対向するクランプ
部材間に移動させ、結束位置に至ったときテープ巻付け
手段がその紙葉類にテープを巻付け、そのテープ巻付け
部位をクランプ手段で把持し、その把持状態の下におい
て紙葉類に巻回後のテープを緊張させて結束するので、
紙葉類の整列状態を崩すことなく結束することができ、
結束されたのちの紙葉類の乱れがなく、外観のよい結束
紙葉類を得ることができる。また一定枚数の紙葉類にテ
ープを巻付けて結束する際に、従来のようにテープ端を
デバイダにより葉間に差込む必要がないので、紙葉類を
傷つけることがなく、しかも結束したあと締付け手段を
解放するだけで結束紙葉類を放出することができるの
で、従来のホルダごと結束してその結束終了後ホルダを
抜くような無理な動作が不要となり、その抜く際の紙葉
類の傷つきなども解消される。
さらに中央部に結束位置を持ち、挟持移送手段、クラ
ンプ手段、テープ巻付け手段、こて機構、およびカッタ
機構はすべて結束位置をとり囲むように配置構成するこ
とができるので、結束装置自体が非常にコンパクトにで
き、結束機内に組込んでも機械が大型になることがない
など、種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による結束装置を組込んだ結束機の一例
を示す外観図、第2図は同内部のレイアウトを示す略示
断面図、第3図は本発明による結束装置の一実施例を示
す断面図、第4図は同斜視図、第5図は紙葉類の長手方
向揃え機構の斜視図、第6図は同短手方向揃え機構の斜
視図、第7図は同平面図、第8図は第3図のVIII−VIII
線視図、第9図は挟持移送手段の側面図、第10図はクラ
ンプ手段の一方のクランプ部材およびこて機構部分の斜
視図、第11図はクランプ手段のクランプ部材を示す水平
断面図、第12図は同変形例を示す水平断面図、第13図は
テープ巻付け手段の斜視図、第14図はカッタ機構の側面
図、第15図は同正面図、第16図(A)〜(K)は作用を
示す説明図である。 1……結束機、2……結束装置、6……ホッパ、7……
リジェクト部、8……識別部、9……搬送路、11……集
積部、12……挟持移送手段、13……クランプ手段、14…
…テープ供給手段、15……テープ巻付け手段、16……カ
ッタ機構、17……接着こて機構、18……受部材、26……
羽根車、27……押圧板、32……長手方向揃え機構、42…
…揃え棒、43……短手方向揃え機構、46……揃え部材、
52,53……挟み爪、82,83……クランプ部材、91……スタ
ンプ、115……固定挟み部材、116……可動挟み部材、14
6……刃、158……こて。
フロントページの続き (72)発明者 宮川 眞 兵庫県姫路市下手野1丁目3番1号 グ ローリー工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−109723(JP,A) 特開 昭58−171315(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 13/00 - 13/34 B65B 27/00 - 27/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給される紙葉類の長手方向および短手方
    向を揃えて一定枚数整列集積させる紙葉類集積部と、こ
    の集積部に集積された紙葉類を整列状態を保ったまま挟
    持する一対の挟み爪を有し紙葉類を集積部から結束位置
    へ移動させるとともに結束位置において結束が完了する
    までの間前記挟み爪による挟持状態を保持し結束完了後
    に挟持状態を開放する挟持移送手段と、結束位置に移動
    した紙葉類の前記挟み爪による挟持位置とは離間した位
    置を紙葉類の両面側から押圧挟持して締付ける相対向す
    るクランプ部材を有する紙葉類クランプ手段と、巻回後
    のテープを緊張させるテープ緊張手段を含むテープ供給
    手段から繰出されるテープ端を挟持してテープをたるん
    だ状態におき、その後前記挟持移送手段による紙葉類の
    結束位置への移送がなされたとき該挟持移送手段および
    前記紙葉類クランプ手段による紙葉類挟持状態の下に該
    紙葉類クランプ部材にるクランプ予定位置近傍の紙葉類
    を周回し紙葉類部位の周面にテープを巻付けるテープ巻
    付け手段と、巻付け後緊張したテープを切断するカッタ
    機構と、テープの切断端を熱接着する接着こて機構とを
    具備してなる紙葉類結束装置。
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