JP4651904B2 - 紙葉類結束処理機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣をはじめとする各種紙葉類を所定枚数ずつテープにより結束する紙葉類結束処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の紙葉類結束処理機として特許第2848863号の公報に記載のものが知られている。
【0003】
この公報に記載のものは、集積部において一定枚数整列状態に集積された紙葉類を一対の挟持爪により挟持して結束部へ送り、その結束部でのテープによる結束動作中挟持爪により挟持状態を維持する一方、結束部ではテープを弛み状態で集積紙葉類に巻き付け、次いでテープを締め付けて緊縛するが、その締め付け時にテープの両側部をガイドする左右のクランプ部材がテープの幅方向両側の紙葉類の表裏両面から挟持して結束を行うようになっている。
【0004】
その後テープカットおよび熱接着が行われ、挟持爪およびクランプ部材の開放動作で結束済み紙葉類束の挟持を解き、紙葉類束を結束部の下方へ自重落下させて回収を図るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで近時、上下方向に集積された紙葉類を略水平方向へ移動させて結束部へ送り、結束部において水平姿勢のままテープにより結束を行い、結束済みの紙葉類束を水平方向に送出するような紙葉類結束処理機の要望が起きている。
【0006】
しかしてこの要望に応えるべく前述の公報に示される結束機を横向きにして対応した場合、集積紙葉類を水平方向として結束部へ送り込むことができ、結束部においても集積紙葉類を水平姿勢として結束することは可能であるが、挟持爪およびクランプ部材の結束済み紙葉類束の開放時にこれら一対からなる挟持爪およびクランプ部材のうち下側になる挟持爪およびクランプ部材に紙葉類束が当りながら下方へ落下することになる。それ故、上記公報に記載の結束機を横向きに配置を変えても前記要望に応えることは不可であった。
【0007】
一方、結束後にテープに押印を行える構成の結束処理機とするとき、前記公報に記載のものでは結束動作の終了工程時に押印を行うことになるため、次の結束動作に移行するまでに時間が掛るという問題点がある。
【0008】
本発明はこれに鑑み、集積紙葉類を水平方向に移送させてテープによる結束処理を行うことができ、結束後紙葉類束を略水平姿勢のまま後段へ搬出することができる紙葉類結束処理機を提供することにある。
【0009】
また結束後テープに押印を要するときは、結束動作とかかわりなく押印処理を併行して実施することができ、タイムロスをなくすることを可能とする紙葉類結束処理機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する手段として請求項1に記載の発明は、整列状態に集積された集積紙葉類を整列集積状態のまま後段側へ搬送して結束部へ送り込み、この結束部で集積紙葉類の周囲にテープを巻き付けて結束し、結束済みの紙葉類束を送出して後段側へ送り出す紙葉類結束処理機であって、整列集積された集積紙葉類を結束部に対向する位置から略水平姿勢で上下より挟持した状態で結束部へ送り込む搬送送り込み部と、送り込まれた集積紙葉類の周囲にテープを巻回するテープ巻き付け手段と、結束済みの紙葉類束を後段側へ搬出する搬送手段とを有する結束部とを備え、前記結束部の搬送手段は、下流側を中心として上流側の端部が上下方向に揺動自在となることで開閉位置に位置づけ可能となり、前記搬送送り込み部により略水平姿勢の挟持状態で送り込まれる集積紙葉類を、前記上流側の端部が閉位置となることで略水平姿勢のまま上下より静止したベルト又はローラによって挟持して結束終了時まで略水平姿勢の挟持状態を維持するとともに、結束終了時に該ベルト又は該ローラを駆動して結束済みの紙葉類束を略水平姿勢のまま後段側へ搬出し、前記搬送送り込み部は、集積紙葉類の挟持開始位置においてその集積紙葉類を挟持したあと移動を開始し、結束部に対向する位置においては集積紙葉類を略水平姿勢の挟持保持状態とするとともにその位置から集積紙葉類を略水平姿勢を保ちながら結束部まで移動させ、結束部の搬送手段が集積紙葉類を挟持したあと集積紙葉類の開放、挟持開始位置への復帰移動を行う上下一対の挟持部材を有し、前記テープ巻き付け手段は、テープ先端をテープ挟持位置において挟持するとともに前記搬送送り込み部による集積紙葉類の送り込み前に送り込み予定の集積紙葉類と交差する位置にテープを位置させ、所定時期に集積紙葉類の周囲を旋回してテープを巻き付けるテープチャックと、テープ挟持位置のテープチャックに対しテープを供給するとともにテープを引き戻して集積紙葉類の周囲にテープを締め付けて緊縛するテープ供給路とを有していることを特徴とする
【0011】
こうしたことにより、結束部の搬送手段は、搬送送り込み部により略水平姿勢の挟持状態で送り込まれる集積紙葉類を略水平姿勢のまま上下より挟持し、結束終了時まで略水平姿勢の挟持状態を維持するとともに結束終了時に駆動されて結束済みの紙葉類束を送り出すので、集積紙葉類の集積状態が崩れることなく略水平姿勢のまま確実に結束部へ送り込まれて結束され、また略水平姿勢のまま確実に後段側へ搬出される。
【0012】
また、このような構成によって略水平姿勢での集積紙葉類の送り込みと、略水平姿勢での結束、結束済みの紙葉類束の略水平姿勢での搬出がより確実なものにすることができる
【0013】
請求項に記載の発明は、前記請求項において、前記結束部は、テープをカットするテープカッタと、テープの切断端を熱接着する接着鏝とを更に有し、前記テープ供給路の出口部、前記接着鏝、および前記テープカッタを集積紙葉類の移動経路の下方に配設したものであり、これにより結束部の搬送手段の保守点検をやり易いものとすることができる。
【0014】
請求項に記載の発明は、請求項1または2のいずれかにおいて、前記結束部の後段位置に、結束部の前記搬送手段により略水平姿勢のまま搬出される結束済みの紙葉類束を挟持して略水平方向の同方向に搬送する後段側搬送手段を設けたことにある。
【0015】
これにより結束部から略水平姿勢で搬出された結束済みの紙葉類束を後段位置において後段側搬送手段によりさらに後段へ略水平姿勢で送ることができ、後段での処理がし易いという効果をもたらす。
【0016】
請求項に記載の発明は、前記請求項において、前記結束部の後段位置の後段側搬送手段設置域に結束済みの紙葉類束のテープに押印を行う押印装置を具える押印部を設けたことにある。
【0017】
こうしたことにより、集積紙葉類の結束とテープへの押印とを併行して行なえ、押印を必要とする機種であっても作業性を損なうことなく実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による紙葉類結束処理機を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
【0019】
図1は、その右側側面図であり、左方が前面、右方が背面となる。そして紙葉類として紙幣を取り扱う場合を示し、押印装置を具えた場合の全体構成の概要を示すもので、集積紙幣Pの搬送送り込み部1と、結束部2と、押印部3とが水平方向の搬送ラインLにそって順次配設され、この搬送ラインLの下方部にテープ供給部4、テープカッタ5、接着鏝6がそれぞれ配設される。なおテープカッタ5および接着鏝6の作動機構は前述の特許公報に記載のような周知技術を採用するのでその詳細図示は省略する。
【0020】
前記搬送送り込み部1は、図2にその一例の概要を示すように、上下対をなして設置されるスタッカ7,7間に所定枚数整列状態に集積された集積紙幣Pを図示しない作動機構により作動されて上下から挟持して図2(A)→(B)→(C)→(D)の順に移動する上下一対の挟持部材8,8を有し、この挟持部材8,8間に集積紙幣Pを挟持して結束部2へ前記搬送ラインLにそって送り込むようになっている。
【0021】
上記挟持部材8は3本の挟持爪8a、8b、8cを有し、このうち1本の挟持爪8cは軸9を支点として集積紙幣Pから離間する方向へ回動退避可能とされており、集積紙幣PへのテープTの巻き付けに支障がないように形成されている。
【0022】
なお前記スタッカ7,7には、前記挟持部材8,8の挟持爪8a,8b,8cが嵌入し得る切欠7a,7b,7cが形成されている。
【0023】
前記結束部2は、集積紙幣Pの前記挟持部材8,8の固定の挟持爪8a,8bで挟持される以外の側方へ突出する部分PaにテープTを巻回するためのテープ巻き付け手段10と、上下一対からなるベルト11A,11Bで構成される搬送手段11と、上下一対からなりテープTの巻き締め時にテープTの横ずれを防止すると同時に集積紙幣Pを押圧して堅く巻き締めするためのクランプ部材12,12と、前述のテープカッタ6および接着鏝6とを具えている。
【0024】
前記テープ巻き付け手段10は、軸13を中心に図1において時計方向に旋回動する旋回アーム14と、この旋回アーム14の先端に設けられテープTの先端を挟持する開閉動自在なチャック15と、テープ供給部4とで構成されている。
【0025】
このチャック15は、前記テープ供給部4のテープリール16から引き出されるテープTをガイドし正逆駆動するテープ供給ローラ17,17を有するテープ供給路18の出口端に対向した位置にあるときがテープ挟持位置イ(図1示)とされ、その位置イから略180°旋回移動して搬送ラインLより集積紙幣Pの厚み以上の上方位置にテープTを挟持した状態でおかれるときが結束待機位置ロ(図5示)とされる。
【0026】
前記搬送手段11を構成する上下のベルト11A,11Bは、図示の実施形態では上下とも2本ずつのベルトで構成され、図3に示しているように集積紙幣Pの長手方向一半部に対応する位置に設けられる。
【0027】
これらのベルト11A,11Bは、図3、図4に示すように枠体19,19に軸支されたプーリー20,21に巻回され、下流側のプーリー20,20の軸22,22を中心に上流側が上下方向に揺動されるようになっており、この下流側のプーリー軸22,22にモータM,Mからベルト23,23等の伝導手段を介して回転が伝達されるようになっている。
【0028】
なお下部のベルト11Bの下流側の上面は前記搬送ラインLと同一レベルにおかれ、上部のベルト11Aの下流側の下面は前記下部のベルト11Bの上面との間に集積紙幣Pを挟持状態に受け入れ得る間隔をおいて配設されている。なおまた集積紙幣Pの挟持は、ベルト11A,11Bの弾性と、通常は位置固定であるが所定圧が加わるとバネ力に抗して上昇する上側の軸22(下側の軸22は位置固定)とを通じて行われる。
【0029】
前記ベルト11A,11Bの上下方向揺動機構は、図4に上部の枠体19のみを例示するように、左右のベルトの枠体19,19の上部に跨って固着される支持部材19aの起立部分の上流端にピン24が突設され、下流端が前記ベルト11Aの下流側の軸22により揺動自在に支持されており、前記ピン24にモータM(パルスモータ)により揺動するレバー25の先端が係合されていて、このモータMの回動で枠体19を実線図示の開位置と鎖線図示の閉位置とにわたって揺動させるようになっている。この揺動量は、前記レバー25と共に回動する円板状の検知板26の検知部27,27(切欠)をセンサSが検知することによりモータMの回転量を制御することによっている。なお28は枠体19を閉じ方向へ付勢するバネを示す。また下部のベルト11Bの枠体19に関しても上記の構成を上下反転させた形態として同様に構成される。
【0030】
前記クランプ部材12,12は断面コ字状のクランプ部12a,12aを有し、そのクランプ部12a,12aの内のり幅AはテープTの幅よりも若干広く形成されているとともに、集積紙幣Pにルーズに巻かれたテープTの弛み部分を受容し得る空間12b,12bを有している。
【0031】
前記押印部3は前記結束部2の後流位置に設けられる。この押印部3には、ベルト11A,11Bで水平方向に送られる紙幣束を略水平状態で受けとり、略水平方向に送る後段側の搬送手段としてのローラ29,29を有し、結束済みの紙幣束P’を搬送するこれらローラ29,29…の回転制御(ベルト11A,11Bとは別のモータによる駆動)により紙幣束P’を所定の位置で停止させ、その際にテープTの位置に対応する位置に押印装置30が配設されている。
【0032】
この押印装置30による押印動作が済むと再度紙幣束P’はローラ29,29の回転で送られ、後流側の回収部(図示せず)へ送られる。なおこの後段位置では押印3を設けず、あるいは非作動としてローラ29,29…は搬送のみに使用するようにしてもよい。
【0033】
次に上記実施形態の作用を図5〜図12を参照して説明する。
【0034】
図5は、集積紙幣Pを結束部2へ送り込む直前の状態を示し、先に結束された紙幣束P’は押印部3の押印位置へ至っている状態を示している。
【0035】
この状態においては、テープ巻き付け手段10のチャック15が鎖線図示のテープ挟持位置イにおいてテープ供給ローラ17,17の回転により繰り出されるテープTの先端を挟持したのち実線図示の待機位置ロに旋回移動している。この旋回移動時にはテープ供給ローラ17,17もその旋回動に合わせて正転駆動し、テープTを繰り出す。
【0036】
この状態で挟持部材8が矢印方向に進行して集積紙幣Pを結束部2の結束位置へ送り込む(図6示)。この送り込み途中では集積紙幣Pの送入方向先端はテープTの弛み部分を押しながら進行し、テープTとは異る幅方向の位置の進行方向先端は上下のベルト11A,11Bの下流端近傍位置(結束位置に位置される集積紙幣Pの先端位置)に向けて進行する。
【0037】
一方、前述の押印部3の位置に至っていた結束済みの紙幣束P’は、押印装置30によりそのテープTに押印がなされて搬送ローラ29,29の駆動により下流方向へ搬送され、回収部へスタックされる。
【0038】
前記のようにして集積紙幣Pが結束部2の結束位置へ送り込まれたことを図示しない検知手段が検知すると、搬送手段11の開閉用のモータM,Mが駆動して枠体19,19を閉方向に回動させ、これにより上下のベルト11A,11Bで集積紙幣Pを挟持すると同時に挟持部材8,8が上下に開いて集積紙幣Pの挟持を解き、図6に矢印で示すように初期位置へ戻されて次回の挟持に備える。
【0039】
次いでテープ巻き付け手段10の旋回アーム14がさらに旋回してそのチャック15が図7にハで示す巻回終端位置、すなわち集積紙幣Pの下面側の下流寄りの位置へ移動して停止する。このチャック15の旋回移動中もテープ供給ローラ17,17が回動してテープTを送り出し、テープTと集積紙幣Pとの間に生じていた弛みを維持する。
【0040】
その後クランプ部材12,12が集積紙幣Pを上下から挟持すべく移動し、そのクランプ部12a,12aがルーズに巻かれているテープTをその空間部12b、12b内に受容しつつ集積紙幣Pに圧接して挟持する(図8示)。
【0041】
次いでテープ供給ローラ17,17が逆転駆動してテープTを引き戻し、集積紙幣Pの周囲に密着させて緊縛する。このとき弛んでいたテープTは前述のクランプ部材12,12のクランプ部12a,12aによりテープTの横ずれが防がれ、正規の位置で緊縛される。この間、搬送手段11の上下ベルト11A,11Bは集積紙幣Pを挟持した状態を保っているが、図8以降図10ではベルト11A,11Bの図示を省略してある。
【0042】
上記のようにしてテープ供給ローラ17,17がテープTの巻き締めに必要な所定時間逆転したのち停止し、次いで図9のようにテープカッタ5が進出してテープTを切断する。切断後テープカッタ5は元位置へ戻るとともにテープ供給ローラ17,17が逆転して切断後のテープTをその切断端がテープ供給路18の出口端の位置に至るまで引き戻す。
【0043】
一方、テープカッタ5の進出に合わせて接着鏝6もテープTに向けて進出しており、テープカッタ5によるテープTの切断と略同時に接着鏝6がテープTの巻き付け端を熱接着する。接着終了後接着鏝6は図10の一点鎖線図示のように元位置に復帰する。
【0044】
上記の熱接着が終了すると、テープ巻き付け手段10のチャック15がテープTの挟持を解き、紙面に対し裏面方向へ退去し、次回の結束開始までその位置(図12の実線図示位置に同じ)に待機する。またクランプ部材12,12もそれぞれ上下方向へ移動して退去する(図11示)。
【0045】
上記結束動作が終了したのちも搬送手段11の上下のベルト11A,11Bは閉位置におかれて結束済みの紙幣束P’を挟持した状態を維持しており、押印部3の位置に紙幣束P’が存在しないことの確認信号に基づいて搬送手段11の駆動用モータM,Mが回動し、同時に押印部3の搬送ローラ29,29が駆動して結束済みの紙幣束P’を結束部2から押印部3へ移送し、その押印装置30の位置にテープTが位置したとき搬送が停止する。そこで押印装置30が作動して紙幣束P’のテープTに所定の押印がなされる。
【0046】
押印終了後、搬送ローラ29,29が再起動して、押印済みの紙幣束P’を水平方向に搬送して回収部へ送り込んでスタックする一方、搬送手段11の開閉用のモータMが駆動してそのレバー25により枠体19の上流側を押動し、上下のベルト11A,11Bの上流端側を図11に鎖線で示すように開放させ、初期の状態に復帰させる。
【0047】
またテープ巻き付け手段10の旋回アーム14は、結束部2に集積紙幣Pがなくなると、図12の実線図示の位置において紙面の表面側へ進出し、次いで逆転して鎖線図示のテープ挟持位置イへ至り、次回の結束に備える(図5の状態)。
【0048】
本実施形態においては、紙葉類として紙幣の場合を例示したが、紙幣以外の紙葉類(小切手、手形、伝票類)に対しても同様に適用し得ることはもちろんである。
【0049】
また集積紙葉類の搬送送り込み部1の構成は必ずしも図示の形態に限られるものではなく、他の手段であってもよい。さらに搬送手段11についても、上下のベルト11A,11Bの双方を揺動させる構成とした場合について示したが、一方のベルトは位置固定とし、他方のみを開閉させるようにしてもよい。そして搬送手段11を構成する要素として、ベルト以外にローラ列を用いたもの、ベルトとローラとを組み合わせたもののいずれであっても実施可能である。
【0050】
また後段側搬送手段に相当するローラ29,29…に関しても同様にベルト、ベルトとローラとの組み合わせのいずれであってもよい。
【0051】
一方、テープカッタ5によるテープ切断時期と、接着鏝6によるテープ熱接着の時期についても、テープカッタ5によるテープ切断後に接着鏝6による熱接着を行う場合のほかに、接着鏝6による熱接着の開始時期をテープカッタ5によるテープ切断時期より早い場合、またはテープカッタ5によるテープ切断時期と接着鏝6による熱接着の開始時期とが同時の場合があるが、そのいずれを選択してもよい。
【0052】
前述の搬送送り込み部1は、その移動ストロークの全区間において同一高さ位置を水平移動するが、この搬送送り込み部1による集積紙葉類の受け取り位置(図2(A)および(B))は図1の搬送送り込み部1の高さ位置より上方位置とし、集積紙葉類受け取り後、水平状態で図2(B)の位置へ至ったとき下方へ移動して図1に示す位置に位置させるようにしてもよい。
【0053】
また図2(A),(B),(C)における位置を略同一の水平位置とし、図2(C)において搬送送り込み部1を上下方向に移動させて図1に示す高さ位置に位置させるようにしてもよい。
【0055】
したがって本発明でいう「搬送送り込み部1の結束部2に対向する位置」とは図2(C)位置でかつ図1に示す位置である。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、集積紙葉類の結束部に搬送手段を設け、この搬送手段は、搬送送り込み部により略水平姿勢の挟持状態で送り込まれる集積紙葉類を略水平姿勢のまま上下より挟持して結束終了時まで略水平姿勢の挟持状態を維持するとともに結束終了時に駆動して結束済みの紙葉類束を送り出すようにしたので、集積紙葉類の集積状態が崩れることなく略水平姿勢のまま確実に結束部へ送り込んで結束を行うことができ、また略水平姿勢のまま確実に後段側へ搬出させることができる効果を奏する。また、略水平姿勢での集積紙葉類の送り込みと、略水平姿勢での結束、結束済みの紙葉類束の略水平姿勢での搬出がより確実に行えるという効果を有する。
【0058】
請求項記載の発明によれば、テープ供給路の出口部、接着鏝、およびテープカッタを集積紙葉類の移動経路の下方に配設したことにより、結束部の搬送手段の保守点検がやり易いという効果を生む。
【0059】
請求項記載の発明によれば、結束部から略水平姿勢で搬送された結束済みの紙葉類束を結束部の後段位置において後段側搬送手段によりさらに後段へ略水平姿勢で送ることができ、後段での処理がやり易いという効果がある。
【0060】
請求項記載の発明によれば、前記後段側搬送手段の設置域に結束済みの紙葉類のテープに押印を行う押印装置を具える押印部を設けたことにより、紙葉類の結束とテープへの押印とを併行して行なえ、押印を必要とする機種であっても作業性を損なうことなく実現することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による紙葉類結束処理機の一実施形態の概要を示す右側面図。
【図2】図1の集積紙葉類の搬送送り込み部の一例を示し、(A)はスタッカに集積された集積紙葉類を挟持した状態、(B)は挟持してスタッカから引き出した状態、(C)は送り込み位置へ移動した状態、(D)は結束部へ送り込んだ状態を示す各平面図。
【図3】本発明による紙葉類結束処理機の一実施形態の背面を示し、図1の右側よりみた図。
【図4】図3における搬送手段の開閉機構の一例を示す説明図で、図3の左側よりみた図。
【図5】図1の実施形態の作用を示し、結束前の状態を示す説明図。
【図6】同、集積紙葉類を結束部へ送り込んだ状態時の説明図。
【図7】同、搬送手段が集積紙葉類を挟持した状態時の説明図。
【図8】同、クランプ部材でクランプした状態時の説明図。
【図9】同、テープを巻き締めた状態時の説明図。
【図10】同、テープを切断し、熱接着が終了した状態時の説明図。
【図11】同、結束済みの紙葉類束を結束部から押印部へ送り出す状態時の説明図。
【図12】同、結束動作完了時の状態を示す説明図。
【符号の説明】
1 搬送送り込み部
2 結束部
3 押印部
4 テープ供給部
5 テープカッタ
6 接着鏝
8 挟持部材
10 テープ巻き付け手段
11 搬送手段
12 クランプ部材
15 チャック
18 テープ供給路
30 押印装置
P 集積紙幣
P’ 結束済みの紙幣束

Claims (4)

  1. 整列状態に集積された集積紙葉類を整列集積状態のまま後段側へ搬送して結束部へ送り込み、この結束部で集積紙葉類の周囲にテープを巻き付けて結束し、結束済みの紙葉類束を送出して後段側へ送り出す紙葉類結束処理機であって、
    整列集積された集積紙葉類を結束部に対向する位置から略水平姿勢で上下より挟持した状態で結束部へ送り込む搬送送り込み部と、
    送り込まれた集積紙葉類の周囲にテープを巻回するテープ巻き付け手段と、結束済みの紙葉類束を後段側へ搬出する搬送手段とを有する結束部と
    を備え、
    前記結束部の搬送手段は、下流側を中心として上流側の端部が上下方向に揺動自在となることで開閉位置に位置づけ可能となり、前記搬送送り込み部により略水平姿勢の挟持状態で送り込まれる集積紙葉類を、前記上流側の端部が閉位置となることで略水平姿勢のまま上下より静止したベルト又はローラによって挟持して結束終了時まで略水平姿勢の挟持状態を維持するとともに、結束終了時に該ベルト又は該ローラを駆動して結束済みの紙葉類束を略水平姿勢のまま後段側へ搬出し、
    前記搬送送り込み部は、集積紙葉類の挟持開始位置においてその集積紙葉類を挟持したあと移動を開始し、結束部に対向する位置においては集積紙葉類を略水平姿勢の挟持保持状態とするとともにその位置から集積紙葉類を略水平姿勢を保ちながら結束部まで移動させ、結束部の搬送手段が集積紙葉類を挟持したあと集積紙葉類の開放、挟持開始位置への復帰移動を行う上下一対の挟持部材を有し、
    前記テープ巻き付け手段は、テープ先端をテープ挟持位置において挟持するとともに前記搬送送り込み部による集積紙葉類の送り込み前に送り込み予定の集積紙葉類と交差する位置にテープを位置させ、所定時期に集積紙葉類の周囲を旋回してテープを巻き付けるテープチャックと、テープ挟持位置のテープチャックに対しテープを供給するとともにテープを引き戻して集積紙葉類の周囲にテープを締め付けて緊縛するテープ供給路とを有していることを特徴とする紙葉類結束処理機。
  2. 前記結束部は、テープをカットするテープカッタと、テープの切断端を熱接着する接着鏝とを更に有し、
    前記テープ供給路の出口部、前記接着鏝、および前記テープカッタが集積紙葉類の移動経路の下方に配設されている請求項1に記載の紙葉類結束処理機。
  3. 前記結束部の後段位置に、結束部の前記搬送手段により略水平姿勢のまま搬出される結束済みの紙葉類束を挟持して略水平方向の同方向に搬送する後段側搬送手段を備えている請求項1または2のいずれかに記載の紙葉類結束処理機。
  4. 前記結束部の後段位置の後段側搬送手段設置域に、結束済みの紙葉類束のテープに押印を行う押印装置を具える押印部を設け、紙葉類の結束とテープへの押印とを併行して行えるようになされている請求項3に記載の紙葉類結束処理機。
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