JP3311815B2 - 文書受渡し装置 - Google Patents

文書受渡し装置

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JP3311815B2
JP3311815B2 JP12851293A JP12851293A JP3311815B2 JP 3311815 B2 JP3311815 B2 JP 3311815B2 JP 12851293 A JP12851293 A JP 12851293A JP 12851293 A JP12851293 A JP 12851293A JP 3311815 B2 JP3311815 B2 JP 3311815B2
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満雄 長岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上流装置から排出され
る文書(記録紙又は印刷物)を取込んでトレイに積載整
合し、そのまま、又はホチキスで綴込み又は孔を開けた
後に、下流側に送り出す文書受渡し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ送受信機又はコンピュータ
に接続されたプリンタから排出される文書は、従来は、
単に排出トレイ上に積載されるに止まっていた。すなわ
ち、ファクシミリの送信宛先別に、又はプリンタの印刷
指令入力者別に文書を纏めて区分する機構を備えていな
いため、複数の文書の送信又は印刷が続くと、トレイ上
には複数の宛先分の受信文書又は複数の印刷文書が積載
されるので、トレイから文書を取出す際は、その文書に
他人宛ての文書又は他人が印刷した文書が混在していな
いかを、目視確認し、混在する場合は手で区分し、クリ
ップなどで留め、あるいはホチキスで綴じるなどの作業
をする必要があった。従って、手間と暇がかかるばかり
でなく、作業中に文書の向きを揃えたりする間に文書を
脱落して、受取人が受取った時には頁抜けとなっている
ことがしばしばあった。また、他人が文書の区分作業中
に、文書の秘密にしたい情報をその他人に見られて、秘
密が漏れる不都合があった。
【0003】このような事情に鑑み、ファクシミリなど
の上流装置から排出される文書を取込んで、一纏まりに
なるまでトレイ上に積載して整合し、その整合された一
纏まりの文書を、そのまま、又は、ホチキスで綴じた
後、あるいは、一纏まりの文書の端縁に孔を開けた後
に、下流側に移送して外部に排出するようにした文書処
理装置、もしくは、下流側に移送して、宛名窓を有する
透視不能なフィルムで封緘した後、外部に排出するよう
にした自動封緘機が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、上流装
置から排出された文書を、トレイ上に取込み、積載整合
し、その文書をそのまま、又はその文書を電動ステープ
ラで綴じた後、又は、その文書の端縁に孔を開けた後、
その文書を搬送ローラで搬送して外部に排出する場合、
あるいはさらに、排出前にフィルム供給部の上下のロー
ルフィルムで文書を被覆し、そのフィルムの文書より外
側に延出する両端縁を溶着するとともに、文書の前後に
おいてフィルムを溶着切断して、文書を封緘した後に、
外部に排出する場合は、前記トレイの上から文書を搬送
ローラに引渡す必要がある。
【0005】トレイは、一般的に板状に形成されてお
り、また、搬送ローラは、一般的には上下一対のローラ
を文書の幅方向に複数対に配設して構成されている。こ
のようなトレイの形状及び搬送ローラの配置状況の下で
は、トレイから文書を搬送ローラの間に引渡すことは、
簡単に実現することはできない。
【0006】本発明は、上記の事情の下でなされたもの
であり、上流装置から排出される文書をトレイ上に積載
整合した後、又はさらに文書を綴込みもしくは文書に孔
を開けた後に、そのトレイから下流側の搬送ローラによ
り円滑に搬送できるようにした文書受渡し装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る文書受渡し装置は、トレイと、トレイ
移動機構と、整合部と、搬送ローラと、搬送ローラ開閉
部と、搬送ローラ回転駆動部と、制御部とを有し、前記
トレイは、前端部が複数個の舌片と切欠部とを交互に有
して櫛歯状に形成され、前記トレイ移動機構は、前記ト
レイを上流装置から排出される文書を取込み積載し得る
後退位置と、そのトレイ上に積載された文書の前端部を
前記搬送ローラの間に存在させる前進位置との間で往復
移動させるものであり、前記整合部は、整合ローラと、
モータと、クランパとを有し、前記整合ローラは、斜め
の回転軸を有し、前記トレイ上面に接触して前記モータ
により所定方向に回転されて、前記トレイ上面に積載さ
れた文書を、文書の幅方向整合基準面となる前記トレイ
の側壁に向けて斜め送りするものであり、前記クランパ
は、前記トレイ上面に整合された文書を前記トレイに挟
持するものであり、前記搬送ローラは、上下の回転軸上
に前記トレイの各切欠部に対応する位置にローラを配設
してなり、前記搬送ローラ開閉部は、前記搬送ローラの
ニップを開閉するものであり、前記搬送ローラ回転駆動
部は、前記搬送ローラを所定方向に回転させるものであ
り、前記制御部は、所定枚数の文書が前記トレイ上に積
載整合された時に、前記トレイ移動機構により前記トレ
イを前進位置まで移動させ、そのトレイの前端部が開放
されている前記搬送ローラの間に到達したときに、前記
搬送ローラ開閉部に前記搬送ローラのニップを閉じさせ
るとともに、前記トレイ移動機構に前記トレイを後退位
置まで移動させ、かつ、前記搬送ローラ回転駆動部によ
り前記搬送ローラを回転させるものであることを特徴と
している。
【0008】また、他の実施例は、文書取込み部と、綴
込み部及び/又は穿孔部とを有し、前記文書取込み部
は、トレイの上流側に設けられ、ファクシミリ送受信機
又はコンピュータに接続されたプリンタなどの上流装置
から排出される文書を前記トレイ上面に飛翔させて積載
するものであり、前記綴込み部は、トレイの側壁と反対
側の外側に、文書取込み方向と平行に配設されたガイド
軸と、そのガイド軸に往復移動自在に支持された電動ス
テープラと、そのステープラを往復移動させる駆動手段
とを有し、前記電動ステープラは、前記トレイ上にクラ
ンパにより挟持されている文書を所定位置において綴じ
るものであり、前記穿孔部は、前記綴込み部と同一側に
設けられ、前記トレイ上にクランパにより挟持されてい
る文書の所定位置に孔を形成するものであることを特徴
としている。
【0009】
【作用】上記の構成により、上流装置から所定枚数の文
書がトレイ上に積載整合されると、トレイ移動機構によ
りトレイが前進位置まで移動される。トレイの前端部が
開放されている搬送ローラの間に到達すると、搬送ロー
ラ開閉部が前記搬送ローラのニップを閉じさせる。この
場合、トレイの前端部が櫛歯状に形成されて、切欠部が
搬送ローラを逃げ、舌片が搬送ローラ間の間隙に挿入す
るので、搬送ローラのニップが閉じる際に、トレイ上の
文書の前端部が搬送ローラに挟持される。その後に、前
記トレイ移動機構によりトレイが初期位置まで移動され
ることができる。これと同時に、搬送ローラ回転駆動部
により搬送ローラが所定方向に回転される。従って、文
書が円滑に下流側に移送される。
【0010】整合部に綴込み部及び/又は穿孔部が設け
てある場合は、所定枚数の文書がトレイ上に積載整合さ
れた後に、綴込みモードが選択されている場合には、綴
込み部がステープラを所定の位置に移動して、綴込み動
作をし、また、穿孔モードが選択されている場合は、穿
孔部が所定の位置に移動して、穿孔動作をする。その
後、上記と同様に、トレイ移動機構によるトレイの前進
位置までの移動、トレイの前端部の搬送ローラ間到達に
続く、搬送ローラ開閉部による搬送ローラのニップ閉
鎖、トレイ移動機構によるトレイの初期位置への移動、
搬送ローラ回転駆動部による搬送ローラの所定方向の回
転がされて、文書の円滑な下流方向の移送がなされる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の基本的構成を示す概念図であ
る。図2は、本発明の文書受渡し装置を自動封緘機に適
用した実施例の概略的構成を、主として駆動系を中心に
示す模式図であり、図3は、前記自動封緘機の具体的構
成を示す断面図である。
【0012】図1において、Aは上流装置であり、ファ
クシミリ送受信機や、コンピュータに接続されたプリン
タや、印刷された文書を一枚ずつ所定枚数まで排出する
文書排出機などである。この上流装置Aは、排出口1か
ら文書P(記録紙又は印刷物)を一枚ずつ排出する。B
は、本発明に係る文書受渡し装置であり、トレイ6と、
トレイ移動機構7と、整合部8と、搬送ローラ18と、
搬送ローラ開閉部18Bと、搬送ローラ回転駆動部23
と、制御部Cとを有する。
【0013】前記トレイ6は、一側端に上流装置Aから
排出される文書Pの幅方向整合基準面となる側壁11を
有する。そして、トレイ6は、前端部が複数個の舌片6
bと切欠部6cとを交互に有して櫛歯状に形成されてい
る。
【0014】トレイ移動機構7は、前記トレイ6を上流
装置Aから排出される文書Pを、この文書受け渡し装置
の取込み口に備えられた取込みローラ2を介して取込
み、積載し得る後退位置と、そのトレイ6上に積載され
た文書Pの前端部を前記搬送ローラ18の間に存在させ
る前進位置との間を往復移動させるものであり、可逆モ
ータ21と、このモータの回転力を前記トレイの前後方
向の運動に変換する運動変換手段とからなっている。
【0015】前記整合部8は、前記トレイ6に対して開
閉自在に取付けられたホルダ61と、整合ローラ8a
と、この整合ローラをトレイ6の上面に対して昇降させ
る手段としてのソレノイド8bと、整合ローラを一定方
向に回転させるモータ8cと、クランパ8dとを有し、
ホルダ61に前記整合ローラ8a、モータ8c及びクラ
ンパ8dが取付けられている。
【0016】前記整合ローラ8aは、斜めの回転軸86
を有し、前記トレイ上面に接触して前記モータにより所
定方向に回転されて、前記トレイ上面に積載された文書
Pを、前記トレイの側壁に向けて斜め送りするものであ
る。前記クランパ8dは、前記トレイ6上面に整合され
た文書Pを前記トレイに挟持するものであり、トレイが
後述のように前方に移動される間に文書の整合状態が乱
れることを防止する。
【0017】整合部8には、前記クランパ8dにより挟
持された文書のトレ6の側壁6aと反対側の辺において
ホチキスで綴じるための綴込み部9が設けられる場合が
ある。この綴込み部9は、トレイの他側に沿って案内軸
9bなどで移動自在に支持された電動ステープラ9a
と、そのステープラを移動させる移動手段9cとからな
る。さらに、整合部8には、上流装置から排出される一
纏まりの文書に、一側においてパンチ孔を設ける穿孔部
(図示省略)が備えられる場合がある。この穿孔部は、
既知のものであり、ステープラ9aと同様に移動手段に
よりトレイ6の一側辺に沿って移動されて、所定位置に
おいて動作されてパンチ孔が形成される。
【0018】そして、制御部Cが移動手段9cを介して
ステープラ9aを所定位置まで移動し、ステープラを駆
動して、クランパ8dにより固定されている文書の一側
における所定位置で、綴じ動作をする。
【0019】前記搬送ローラ18は、上下の回転軸18
a上に前記トレイ6の各切欠部6cに対応する位置にお
いてローラ18bを配設してなっいる。この上下のロー
ラ18bはカムとカムフォロワなどの組合わせからなる
搬送ローラ開閉部18Bにより開閉自在に支持されてい
る。そして、搬送ローラ18は、モータ及び伝動部材か
らなる回転駆動部23により所定方向に回転される。
【0020】制御部Cは、前記トレイ移動機構7、整合
部8、綴込み部9、搬送ローラ開閉部18B及び搬送ロ
ーラ回転駆動部23に電気的に接続されて、上流装置A
から排出される所定枚数の文書が前記トレイ上に積載整
合された時に、前記トレイ移動機構7により前記トレイ
6を前進位置まで移動させ、そのトレイの前端部が開放
されている前記搬送ローラ18の間に到達したときに、
前記搬送ローラ開閉部18Bに前記搬送ローラ18のニ
ップを閉じさせて文書の前端部を挟持した後、前記トレ
イ移動機構7により前記トレイ6を後退位置まで移動さ
せ、かつ、前記搬送ローラ回転駆動部23により搬送ロ
ーラ18を回転させて、文書Pを下流側に搬送する。
【0021】トレイ6の前端部が前記のように櫛歯状に
形成され、かつ、搬送ローラを構成する各ローラ41が
前記トレイ6の各切欠部16cに位置的に対応して設け
てあるため、トレイを前進させ、搬送ローラのニップを
閉じた時に、トレイの前端部を搬送ローラで挟持せず
に、トレイに積載されている文書の前端部のみを挟持し
て、トレイを初期位置に後退すると同時に搬送ローラを
回転させて、その文書を下流側に円滑に搬送することが
できるという利点を有する。
【0022】上述のように、整合部8においては、単に
整合するだけの場合、整合後に綴込む場合、又は整合後
にパンチ孔をあける場合のいずれかを選択することがで
きる。そして、搬送ローラ18により下流側に搬送され
る文書は、そのまま排出される場合と、搬送ローラの下
流側に設けた封緘部により封筒内に封緘され、又は上下
のフィルムで被覆し、そのフィルムの周辺を溶着するこ
とにより封緘される場合などがあり得る。
【0023】続いて、上記本発明の基本的構成を利用し
て、上流装置から排出される文書を上下のフィルムで被
覆し、封緘して、機外に排出するようにした自動封緘機
の一例ついて説明する。
【0024】
【実施例】図2は、本発明に係る文書受渡し装置を用い
て、トレイ上で積載整合された文書、又は整合綴込みさ
れた文書を、トレイとともに前方に移動し、上下のロー
ルフィルムから繰り出したフィルムで被覆し、そのフィ
ルムの左右両端部を溶着し、前後両端部を溶着切断して
封緘する自動封緘機の概略構成を、主として駆動系を中
心として示した模式図、図3は自動封緘機の全体構成の
具体例の断面図である。図4は整合部の一部を省略した
平面図、図5は主としてクランパを示す整合部の平面
図、図6は整合部のクランパとトレイを除去した平面図
である。
【0025】図3におけるAは、上述された上流装置で
ある。自動封緘機Bは、上流装置Aに接続して用いられ
る。自動封緘機Bは、図3に示すように、概括的には、
取込部B1 、上部排出部B2 、整合部B3 、フィルム供
給部B4 、封緘部B5 、及び下部排出部B6 からなって
いる。
【0026】取込部B1 は、上流装置Aから排出される
文書Pを封緘機B内に取込むものであり、筐体1の取込
口に近接して設けられた取込ローラ2と、この取込ロー
ラを所定方向に回転させるモータ2aと、取込ローラの
下流側に設けられ、進行方向を切換えるゲート3と、こ
のゲート3を上位と下位に回動させる駆動部、例えばソ
レノイド3aとからなっている。取込部B1 には取込ま
れる文書の有無を検出するセンサS1が設けてある。ソ
レノイド3aは、通常は消磁状態にあってゲート3を上
位側に保持し、励磁されるとゲート3を下位側に回動さ
せる。また、封緘機に設けてある操作部(図示せず)の
非封緘指令入力スイッチ及び非綴じ込み指令スイッチを
押した場合は、即時に励磁されてゲートを下位側に回動
させる。これに対して、非封緘指令入力スイッチを押下
しない場合又は非綴じ込み指令スイッチを押下しない場
合は、上流装置Aから排出される文書が前記センサS1
により検知されたときに、その文書の前半部程度が取込
みローラ2を通過するまでの間、励磁されてゲート3を
下位側に回動させるようになっている。
【0027】取込ローラ2が取込む文書Pは、ゲート3
が下位側にあるときは上部排出部B2 を構成する上排出
ローラ4を介して上排出トレイ5に積載され、上位側に
あるときは下流側の可動トレイ6の上面に取込まれる。
取込ローラ2は回転軸方向に隔てられた複数個のローラ
を有し、ゲート3は、取込ローラの各ローラの間を回動
する複数個の羽根を共通の支軸に連結してなる櫛歯状の
ものが用いられている。従って、取込ローラ2により文
書が整合部B3 側に取込中にゲート3が下位側に回動さ
れると、取込まれる文書が波状にコルゲートされるた
め、腰が強化されて、文書の飛翔性が向上される。
【0028】可動トレイ6には、トレイ移動手段7、整
合部8、綴込み部9が設けられている。
【0029】トレイ6は、取り込みローラ2により取込
まれる文書を積載する積載面と、その積載面の一側で起
立して文書の幅方向整合基準面となる側壁6aを有す
る。トレイの幅は、これに積載される文書の幅よりも小
さくして、積載整合された文書をトレイの側壁6aと反
対側の辺から突出させて、その突出部分に後述される綴
込み部9による綴込みを可能にしてある。
【0030】トレイ移動手段7は、トレイ6を前後方向
(図2,3においては左右方向)に往復移動させるもの
であり、図3に詳しく示すように、可逆モータ7a、前
後のプーリ7bに掛け回されたベルト7c、ベルト7c
にトレイ6を連結する連結片7d、トレイを前方に向っ
て下り傾斜させて前後方向に案内する案内軸7e及びト
レイ6をその案内軸に係合する係合片7fからなってい
る。
【0031】図6において、31は移動基板であり、そ
の上にトレイ6を載置固定してある。32,33は、そ
の間に案内軸7eを平行に掛け渡して固定するフレーム
であり、トレイ6は、移動基板31を介して前記案内軸
7eに前後方向に案内されている。 こうして、モータ
7aが図示されていない制御部により制御駆動されて、
トレイ6を図2に実線で示す後退位置と、鎖線で示す前
進位置との間で往復移動させるようになっている。
【0032】整合部8は、整合ローラ8aと、ソレノイ
ド8bと、モータ8cと、クランパ8dとを有する。整
合ローラ8aは、ソレノイド8bによりトレイ6の積載
面に対して近接した位置と離間された位置との間を移動
され、また、モータ8cにより一定方向に回転される。
【0033】図4において、61はトレイ6の上方に配
置され、側方に設けた支点部62を中心に回動して、ト
レイ上面を開閉し得る整合部ホルダである。ホルダ61
のほぼ中央に切欠孔63を有する。図3に示すように、
整合ローラ駆動用のモータ8cは、ホルダ61に取付け
てあり、そのモータの駆動力はギヤ81,82,83を
介して左右一対の整合ローラ8aに伝達されるようにな
っている。84は整合ローラ8aを支持するレバーであ
る。このレバー84は、ソレノイド8bがオンすると押
下され、整合ローラ8aをトレイ上面に下降させ、ソレ
ノイド8bがオフの時は、ばね85の付勢力で持ち上げ
られ、整合ローラ8aをトレイ上面から離間させるよう
になっている。ホルダ61の中央の切欠孔63は整合ロ
ーラ8a及びギヤ81〜83を逃げるために設けてあ
る。
【0034】こうして、トレイ6の積載面に降下され
て、近接した整合ローラ8aはモータ8cの回転によ
り、取込ローラ2からトレイ6上面に飛翔してきた文書
を、トレイ6の側壁6aに向けて斜め送りして、文書を
幅方向に整合させるようになっている。
【0035】トレイ6の前端部の前方にゲート10が設
けてある。このゲート10は、トレイ6の下側における
支軸101回りに回転して起伏自在に取付けてあり、そ
の支軸に掛け回したバネ102により常に起立方向に付
勢してある。そして、トレイ6がホームポジション(後
退位置)にあるときは、ゲート10が起立して文書の長
手方向整合基準面となり、そのトレイ上面を整合ローラ
8aにより斜め送りされる文書の先端部を停止させて、
積載される全ての文書を幅方向及び長手方向に整合させ
る。図7に示すように、トレイ6の複数の舌片6bの前
端に凹部6dを形成し、その凹部にゲート10の突片1
0aを嵌合させることにより、トレイ上を斜め送りされ
る文書の先端がトレイ先端とゲートの間に潜入すること
が防止されている。
【0036】クランパ8dは、トレイ6の側壁6a側
に、トレイ上に一枚の文書が整合されるたびに、その文
書を前後においてトレイに挾圧保持するための紙押え手
段であり、このクランパ8dは、トレイ上面に対して接
離する押圧片8d1 と、その押圧片に接離動作をさせる
ソレノイド8d2 とからなっている。
【0037】図5に示すように、クランパ8dは記録紙
の前側端と後側端をそれぞれ押さえるように、軸35の
前後に設けられた2つの押圧片8d1 と、後述されるリ
ンク機構を介して押圧片8d1 を同時に作動させるソレ
ノイド8d2 とを有する。
【0038】図8はクランパ作動機構の非クランプ状態
を示す図5のA−A線断面図、図9はクランパ作動機構
のクランプ状態を示す同様の断面図、図10は図9のB
−B線断面図である。
【0039】図8の36は上端に長穴36aを有するリ
ンクであり、その下端は、中央のアーム支点37aを中
心に回動するアーム37の一端に軸支されている。アー
ム37の他端はソレノイド8d2 のプランジャに軸支さ
れている。また、リンク36の長穴36aには、押圧片
8d1 と一体的に設けた係止ピン38が嵌合されてお
り、この係止ピン38と、リンク36の側壁に設けた突
起39との間には引張りばね40が設けてある。
【0040】図8に示すように、非クランプ状態の時
は、ソレノイド8d2 がオフとなって押圧片8d1 がト
レイ6の積載面から上昇されているが、図9に示すよう
に、記録紙Pがトレイ6の側壁6aに突き当てられた状
態でソレノイド8d2 をオンすると、アーム37がアー
ム支点37aを中心に時計回り方向に回動し、その結
果、リンク36が下方に移動する。
【0041】従って、引張りばね40が引張られて、係
止ピン38が押し下げられることで、押圧片8d1 は軸
35を中心に反時計回り方向に回動して、その先端で記
録紙Pの束をクランプする。なお、この時、記録紙Pの
束が厚い場合は、リンク36が下方に移動しても、押圧
片8d1 の先端が動かない。すなわち、長穴36aとば
ね40により、記録紙Pの束の厚さのばらつきを吸収し
て、常に適正な圧力でクランプすることが可能となって
いる。
【0042】綴込み部9は、トレイ6の側壁と反対側に
設けられ、そのトレイ上に積載され、整合ローラ8a及
びゲート10により整合され、かつ、クランパ8dの押
圧片8d1 により押えられた文書Pを、綴込み指令を入
力した場合に綴じるためのものである。この綴込み部9
は、電動ステープラ9aと、この電動ステープラをトレ
イ6の側辺と平行に移動自在に支持するガイド軸9b
と、このステープラを綴込み位置に移動させる駆動手段
9cとを有する。図6の91は電動ステープラ9aを固
定する移動基板であり、この移動基板にガイド軸9bが
貫通されている。
【0043】駆動手段9cは、モータ9c1 ,前後のプ
ーリ9c2 、ベルト9c3 、連結片9c4 からなり、モ
ータ9c1 の回転によりステープラ9aを前後に移動さ
せる。そして、ステープラ9aは、後退位置にあるトレ
イ6の前部にホームポジションを有し(図1では、便宜
的に後方に移動して示されている。)、トレイ上で整合
された文書の一側前部を綴じる場合は、ステープラ9a
を少し前方に移動して綴じ動作をし、また、文書の一側
中央部及び/又は後部で綴じる場合は、モータ9c1 に
より所定位置まで後方に移動した後、綴じ動作を行う。
この場合、トレイ移動手段7も同時にトレイを前方に移
動して、ステープラと相対移動することにより、トレイ
上での整合と、綴込みに要する時間の可及的短縮化及び
装置の小型化が図られている。
【0044】図2に戻って、整合部B3 の下流側には、
フィルム供給部B4 が設けられている。フィルム供給部
B4 は、封緘用フィルム11を装填したフィルムカート
リッジ12を有している。封緘用フィルム11は、巻芯
11c,11dにそれぞれ巻き取られたロールフィルム
11a,11bの先端を接合してなっている。
【0045】そして、カートリッジ12は、中央に開口
部12aを、その開口部の上下両側に下流方向に開口す
る半円筒状のロールフィルム収容部12b,12cをそ
れぞれ有して、フィルム11はカートリッジ12の開口
面側から装填され、前記ロールフィルム先端の接合部1
1cを開口部12aの中心に位置させた状態で、収容部
12b,12cの両端に形成された軸受部12d,12
eに前記ロールフィルムの巻芯に押入された軸を支持さ
せて回転自在に保持されている。
【0046】また、カートリッジ12は、その下端部に
形成してある係合部12fを、封緘機に取付けられたマ
ウンタ13の下端部に形成してある被係止部13aに係
合させ、かつ、カートリッジ12の上端部に形成してあ
る係止部12gを、前記マウンタ13の上端部に形成し
てある被係止部13bに係合して、着脱自在に装着され
る。
【0047】カートリッジ12には、上下のフィルム収
容部12b,12cに対応して複数本の固定ローラ14
aが適宜の間隔をもって配設され、また、マウンタ13
には、フィルムカートリッジの開口部12aに対応する
中央の開口部13cの両側至近に固定ローラ14bを有
するほか、その両側において、図示されていないばねに
より上流方向に付勢された複数本の可動ローラ14cが
前記各固定ローラ14aの間に遠近移動可能に配置され
ている。これらの固定ローラ14a,14b及び可動ロ
ーラ14cによりカートリッジ内のフィルムに緩衝作用
と緊張作用を与えるテンション機構14が構成されてい
る。これにより、フィルム11を装填したカートリッジ
12をマウンタ13に取付けると、封緘用フィルム11
は、トレイ6の前進移動により移送される文書の移送路
を直交遮断するように張設される。
【0048】マウンタ13は、筐体1に出し入れ自在に
装着されたドロワ15に固定されたカートリッジ保持部
材16に昇降自在に支持されている。カートリッジ保持
部材16は、フィルムカートリッジ12をこれに装填さ
れたフィルムが文書移送路を遮断する位置、すなわち封
緘位置と、カートリッジが文書移送路から下方に退避し
た位置、すなわち非封緘位置との間で上下動可能な長さ
を持っており、封緘機内の上部から下部まで延長して、
マウンタ13は、ドロワ15に設けられたモータ17を
介して、図3に実線で示されているように、カートリッ
ジの開口部12aの中心がトレイ6による文書搬送路と
合致する封緘位置と、図3に鎖線で示されているよう
に、カートリッジ12が文書搬送路の下方に退避する非
封緘位置との間を昇降されるようになっている。
【0049】フィルム供給部B4 の下流側には、封緘部
B5 が設けてある。この封緘部は、文書をその表裏から
被覆したフィルム11を挟持して搬送する搬送ローラ1
8と、そのフィルム11を文書の前後で溶着切断(ヒー
トカット)するためのヒートカッタ19と、文書を表裏
から被覆したフィルム11の文書より外側に延出する部
分を溶着(熱シール)するためのヒートローラ20とか
らなる。
【0050】封緘部の下流側に排出部B6 を有する。排
出部B6 は、前記ヒートカッタ19よるヒートカットと
ヒートローラ20による熱シールにより形成される封緘
物SMを筐体1の外に排出するための排出ローラ21
と、排出される封緘物を堆積する下排出トレイ22とか
らなっている。
【0051】そして、搬送ローラ18、ヒートローラ2
0及び排出ローラ21には、これらを所定方向に回転さ
せるための共通の搬送モータ23が接続され、駆動ロー
ラと従動ローラからなる搬送ローラ18には、これらを
搬送面に対して開閉させるためのニップ駆動手段、例え
ばモータ24とカム及びカロフォロワ(いずれも図示せ
ず)が連結され、ヒートカッタ19には、これを構成す
る切断刃19aと台座19bを相互に接近押圧させるた
めの駆動部、例えばモータ25とカム及びカロフォロワ
(いずれも図示せず)が連結され、さらに、ヒートロー
ラ20を搬送面に対して接離させるための駆動部、例え
ばモータ26とカム及びカムフォロワ(いずれも図示せ
ず)が連結されている。ヒートカッタの切断刃19a内
にはフィルム11を溶融しうる温度で発熱するヒータ2
7が内蔵され、また、ヒートローラ20の加熱ローラ2
0a内にもフィルムを溶着しうる温度に発熱するヒータ
28が内蔵されている。
【0052】上記自動封緘機Bには、上記取込部B1 の
センサS1 の他に、少なくとも2個のセンサS2 ,S3
が設けてある。センサS2 は、フィルムの先端検知と、
フィルムに設けてある後述の切断位置検出用マークの検
出を兼ねるものであり、搬送ローラ18とヒートカッタ
19の間に設けられ、フィルム供給部B4 からフィルム
11が搬送ローラ18により繰出され始めたことを検出
することができる。さらに、センサS3 は、搬送された
フィルム及び文書が封緘部B5 を通過したことを検出す
るためのものであり、排出ローラ21の至近に設けてあ
る。
【0053】続いて、上記の構成による動作を、封緘機
が封緘指令信号を入力した場合の動作について、図11
ないし図16を参照して説明する。図11は初期状態を
示している。トレイ6は後退位置にあり、搬送ローラ1
8、ヒートカッタ19を構成する刃19aと台座19b
及びヒートローラ20はいずれも開放状態にある。ま
た、通常は封緘モードにあるので、カートリッジ14は
封緘位置に保持されている。始動されると、まず、上
流装置Aからの文書Pの取込、取込んだ文書の整合、
ヒートカッタ19及びヒートローラ20のウォームア
ップが行われる。
【0054】文書の取込過程においては、取込モータ2
aが回転され、上流装置から排出される文書をゲート3
により整合部B3 方向に取込む。センサS1 が文書の先
端を検知すると、ソレノイド3aを所定時間励磁させ
て、ゲート3を下位側に回動させるので、その文書はコ
ルゲートを形成されながらトレイ6上に飛翔して積載さ
れる。
【0055】そして、センサS1が文書の先端を検知し
てから所定時間後に整合モータ8aを回転させ、整合の
準備をするとともに、センサS1 が文書の後端を検知し
た後に整合ローラ8aをトレイ上面方向に下降させて、
トレイ上に積載された文書を斜め送りして整合させる。
整合ローラの上昇復帰前にクランパ8dを下降させ、整
合された文書をトレイに押える。この文書の取込・整合
は、上流装置Aから所定枚数の文書が排出され尽くすま
で、各文書が排出されるたびに行われる。
【0056】所定枚数の文書の取込整合を終了すると、
綴込み指令が入力されている場合には、図9に示すよう
にクランパ8dで押えた後、綴込み部のモータ9c1 が
電動ステープラ9aを所定位置に移動して、文書の一側
の前部のみ、後部のみ又は双方において綴込みを行う。
一例を説明すると、前部を綴じる場合は、モータ9c1
によりステープラ9aを若干後方に移動して停止し、ス
テープラ9aを駆動させて綴じ込む。後部も綴じる場合
は、モータ7a及び9c1 を回転させてトレイ6を前進
させて、ステープラ9aとトレイ6の相対移動により所
定位置に達したときに両者を停止して、ステープラ9a
を駆動し、後部の綴じ込みを行う。所定の綴じ込みを終
了した後は、モータ9c1 を逆転させてステープラ9a
をホームシポジションである前方位置に復帰させる。
【0057】また、所定の綴込みを終了した時は、トレ
イモータ7aが正転されて、トレイ6を前進させて文書
の封緘部方向の搬送を開始する。トレイ6は、その上の
文書Pをクランパ8dにより整合状態に保持したまま、
図12に示すように、ゲート10を倒しながら前進し、
その文書を下流側のフィルム供給部B4 に搬送する。綴
込み指令が入力されていない場合は、綴込み部9は駆動
されず、トレイ6が前進されて、文書の封緘部方向の搬
送を開始する。
【0058】トレイ6はその前端部をフィルムカートリ
ッジ12の開口部12aの中心に前進させて、フィルム
11の表面側フィルム11aと裏面側フィルム11bの
接合部を前記開口部の中心に合致させて、テンション機
構14で軽くたぐられて緊張状態で待機しているフィル
ム11を下流方向に押し進め、図12のように、そのフ
ィルム11を繰り出して、そのフィルムで文書の前部の
表裏面を被覆させた状態で、そのフィルムと文書の前部
を離間状態にある搬送ローラ18の間まで移送して、前
進位置で停止する。
【0059】この状態で、ニップ駆動手段24を介し
て、開放していた搬送ローラ18を図13に示すように
閉じて、フィルムと文書を挾持すると同時に、クランパ
8dを開放させた後、再びトレイ6がゲート10が起立
しない中間位置まで復帰される。その後、トレイの後退
開始とほぼ同時に搬送モータ23が回転され、搬送ロー
ラ18が回転されて、フィルムと文書が搬送される。こ
れに続き、先にウォームアップされていたヒートローラ
20の加圧ローラ20aと加熱ローラ20bが閉じら
れ、搬送されてくるフィルムの両サイドを連続的に熱シ
ールする。
【0060】そして、その搬送される文書Pの後端がゲ
ート10を通過した時点で、図14に示すように、トレ
イ6を後退位置まで完全復帰させる。その時点で、ゲー
ト10は図示しない復帰ばねの作用により復帰し、起立
状態に戻る。これにより、トレイ6上には、次の文書P
の取込が可能な状態となる。
【0061】そして、センサS2 がフィルムに形成して
ある切断位置検出用マークを検出したことに基づいて、
搬送モータ23の回転が停止され、また、停止中のフィ
ルムのヒートローラとの接触継続による過熱収縮を防止
するため、ヒートローラ20が開放され、引続き、図1
5に示すように、ヒートカッタ19の切断刃19aと台
座19bが閉じられて、その前記切断位置検出用マーク
の位置においてフィルム11がヒートカットされる。
【0062】ヒートカット後に、それまで閉じられてい
た搬送ローラ18がニップ駆動手段24により開放され
た後、搬送モータ23が再度回転されるとともに、ヒー
トローラ20が再び閉じされて、ヒートカット時点にヒ
ートカッタとヒートローラとの間のフィルムの両サイド
の未シール部分がシールされる。
【0063】これにより、ヒートカッタ19の下流側
に、図16に示すような、両サイドが熱シール(11
1)され、前後が切断位置検出用マークの部分において
ヒートカット(112)され、表面に宛名窓113を有
するフィルム袋の中に文書Pを封緘した封緘物SMが得
られる。宛名窓113の部分は透明であるが、それ以外
の部分は文書の印刷内容が外側から見えなように不透明
である。なお、フィルムの文書被覆面の全部が透明であ
っても良い。
【0064】ヒートローラから出される封緘物SMは、
下部排出部B6 の排出ローラ21により下排出トレイ2
2に排出される。
【0065】図15に示すように、ヒートカットされた
フィルム11のヒートカッタ19よりも上流側の表側フ
ィルム11aと裏側フィルム11bとは、その先端部が
ヒートカッタ19で溶着されており、フィルム供給部に
設けてあるテンション付与機構14によりバックテンシ
ョンが掛けられるので、元位置に復帰する。
【0066】上流装置A又は封緘機Bに設けてある非封
緘指令入力スイッチ(図示せず)が、上流装置からの所
定枚数の文書の排出を終了する前に操作されて、制御部
に非封緘指令が入力すると、モータ17が正転され、マ
ウンタ13を介してカートリッジ12が図3に鎖線で示
す退避位置まで下降される。従って、取込部B1 により
整合部B3 に取込まれて整合された一まとまりの文書
は、ステープラ9aにより綴じられた後、トレイ6の前
進により搬送ローラ18の間に移送され、搬送ローラが
閉じられると同時に回転されてその文書はヒートカッタ
19及び離間状態のヒートローラ20の間を経て、排出
ローラ21により排出トレイ22上に排出される。な
お、非封緘指令が入力されたときは、ヒートローラは加
熱を停止される。
【0067】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、上流装
置から排出される文書をトレイ上に積載整合した後、又
は整合後の文書をさらに綴込み、もしくはその文書に孔
を開けた後に、そのトレイから下流側の搬送ローラに引
渡して搬送する文書受渡し装置において、前記トレイの
前端部が櫛歯状に形成され、搬送ローラがトレイの切欠
部に対応して配置されているので、文書を積載整合させ
たトレイが前進され、トレイの前端部が開放されている
搬送ローラの間に到達して、搬送ローラ開閉部が前記搬
送ローラのニップを閉じさせる際に、前記トレイの切欠
部が搬送ローラを逃げ、舌片が搬送ローラ間の間隙に挿
入するから、トレイ上の文書の前端部のみが搬送ローラ
に挟持され、その後のトレイ移動機構によるトレイの初
期位置までの後退と同時に、搬送ローラ回転駆動部によ
る搬送ローラの回転により、文書が円滑に下流側に搬送
されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を概略的に示す模式図であ
る。
【図2】本発明の実施例を適用した自動封緘機の概略的
構成を主として駆動系を中心に示す模式図である。
【図3】自動封緘機の具体的構成の一例を示す断面図で
ある。
【図4】整合部の一部を省略した平面図である。
【図5】図4で省略されたクランパを現し、他の一部を
省略した平面図である。
【図6】図4の中のトレイ、整合ローラ及びクランパを
除去した平面図である。
【図7】トレイの前端部及びゲートの構造を示す要部の
斜視図である。
【図8】クランパの非動作状態を示す図5のA−A線断
面図である。
【図9】クランパの動作状態を示す図8と同様の断面図
である。
【図10】図9のB−B線断面図である。
【図11】自動封緘機のトレイ前進直前の状態を示す要
部の断面図である。
【図12】トレイが前進した状態の断面図である。
【図13】搬送ローラがニップを閉じた状態を示す断面
図である。
【図14】トレイが後退し、フィルムと文書を搬送して
いる状態を示す断面図である。
【図15】フィルムを溶着切断している最終過程の状態
を示す断面図である。
【図16】作成された封緘物の斜視図である。
【符号の説明】
A 上流装置 B 文書受渡し装置 P 文書 6 トレイ 6a 側壁 6b 舌片 6c 切欠部 7 トレイ移動機構 8 整合部 8a 整合ローラ 86 回転軸 8c モータ 9 綴込み部 9a ステープラ 9c ステープラ移動手段 18 搬送ローラ 18a 回転軸 18b ローラ 18B 搬送ローラ開弊部 23 搬送ローラ回転駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 31/30 B42C 1/12 B65H 37/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)トレイと、トレイ移動機構と、整合
    部と、搬送ローラと、搬送ローラ開閉部と、搬送ローラ
    回転駆動部と、制御部とを有し、(ロ)前記トレイは、
    一側端に文書の幅方向整合基準面となる側壁を有すると
    ともに、前端部が複数個の舌片と切欠部とを交互に有し
    て櫛歯状に形成されており、(ハ)前記トレイ移動機構
    は、前記トレイを上流装置から排出される文書を取込み
    積載し得る後退位置と、そのトレイ上に積載された文書
    の前端部を前記搬送ローラの間に存在させる前進位置と
    の間を往復移動させるものであり、(ニ)前記整合部
    は、整合ローラと、モータと、クランパとを有し、 前記整合ローラは、斜めの回転軸を有し、前記トレイ上
    面に接触して前記モータにより所定方向に回転されて、
    前記トレイ上面に積載された文書を、前記トレイの側壁
    に向けて斜め送りするものであり、 前記クランパは、前記トレイ上面に整合された文書を前
    記トレイに挟持するものであり、(ホ)前記搬送ローラ
    は、上下の回転軸上に前記トレイの各切欠部に対応する
    位置においてローラを配設してなり、(ヘ)前記搬送ロ
    ーラ開閉部は、前記搬送ローラのニップを開閉するもの
    であり、(ト)前記搬送ローラ回転駆動部は、前記搬送
    ローラを所定方向に回転させるものであり、(チ)前記
    制御部は、所定枚数の文書が前記トレイ上に積載整合さ
    れた時に、前記トレイ移動機構により前記トレイを前進
    位置まで移動させ、そのトレイの前端部が開放されてい
    る前記搬送ローラの間に到達したときに、前記搬送ロー
    ラ開閉部に前記搬送ローラのニップを閉じさせるととも
    に、前記トレイ移動機構に前記トレイを後退位置まで移
    動させ、かつ、前記搬送ローラ回転駆動部により搬送ロ
    ーラを回転させるものであること、を特徴とする文書受
    渡し装置。
  2. 【請求項2】(イ)文書取込み部と、綴込み部及び/又
    は穿孔部とを有し、(ロ)前記文書取込み部は、トレイ
    の上流側に設けられ、上流装置から排出される文書を前
    記トレイの上面に飛翔させて積載するものであり、
    (ハ)前記綴込み部は、トレイの側壁と反対側の外側
    に、文書取込み方向と平行に配設されたガイド軸と、そ
    のガイド軸に往復移動自在に支持された電動ステープラ
    と、そのステープラを往復移動させる駆動手段とを有
    し、前記電動ステープラは前記トレイ上にクランパによ
    り挟持されている文書を所定位置において綴じるもので
    あり、(ニ)前記穿孔部は、前記綴込み部と同一側に設
    けられ、前記トレイ上にクランパにより挟持されている
    文書の所定位置に孔を形成するものであること、を特徴
    とする請求項1記載の文書受渡し装置。
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