JPH11115808A - バッテリーを備えた車両の車体構造 - Google Patents

バッテリーを備えた車両の車体構造

Info

Publication number
JPH11115808A
JPH11115808A JP28712297A JP28712297A JPH11115808A JP H11115808 A JPH11115808 A JP H11115808A JP 28712297 A JP28712297 A JP 28712297A JP 28712297 A JP28712297 A JP 28712297A JP H11115808 A JPH11115808 A JP H11115808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
battery
fixing member
side wall
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28712297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4029445B2 (ja
Inventor
Shigeaki Yamamoto
重昭 山本
Yutaka Imura
裕 井村
Mitsutoshi Kijima
光利 来島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP28712297A priority Critical patent/JP4029445B2/ja
Publication of JPH11115808A publication Critical patent/JPH11115808A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4029445B2 publication Critical patent/JP4029445B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体スペースの有効利用を図るとともに、バ
ッテリーを安定して車体に固定する。 【解決手段】 車体の前後方向に伸びる車体フレーム3
と車体側壁2との間にバッテリー設置用の空間部6を形
成するとともに、この空間部6にバッテリー5を固定す
る固定部材8を設け、上記車体フレーム3の設置部側
に、固定部材8の一端部に設けられたプレート12がね
じ止めされるナット9を設けるとともに、上記車体側壁
3の設置部側に、固定部材8の他端部に設けられたフッ
ク13が係脱自在に係止される係止ブラケット14を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリを備えた
車両の車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平9−69361号公
報に示されるように、バッテリーフレームからなる固定
部材の前端をラジエータコアサポートアッパに取付ボル
トによって固定するとともに、バッテリーフレームの後
端に形成された貫通孔に、下方から傾斜可能に立ち上が
るバッテリーロッドの上端部を挿通させてそのねじ部に
ナットを螺着することにより、バッテリーの取付高さを
調節可能な状態で車体に固定することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにバッテリ
ーを車体に固定する固定部材の両端をそれぞれねじ止め
するように構成した場合には、バッテリーを車体に固定
し、あるいは車体から取り外す際に、上記ラジエータコ
アサポートアッパに固定部材を取り付ける取付ボルトの
着脱操作と、バッテリロッドに対するナットの着脱操作
とを容易に行い得る位置にバッテリーを配設する必要が
あり、バッテリーの設置位置が制約されるという問題が
ある。
【0004】すなわち、車体スペースの有効利用を図る
ためには、バッテリーを車体の側方部、つまり車体側壁
に沿った位置に配設することが望ましいが、このような
位置にバッテリーを配設すると、上記取付ボルトおよび
ナットを着脱操作する際の作業スペースが狭いため、バ
ッテリーを車体に固定する作業等が困難でなるという問
題があった。また、車両の衝突時にバッテリーの挙動が
不安定になると、種々の弊害が生じるために、バッテリ
ーを車体に安定して固定することができる位置に配設す
ることが望まれていた。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、車体ス
ペースの有効利用を図ることができるとともに、バッテ
リーを車体に安定して固定することができるバッテリー
を備えた車両の車体構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
車体の前後方向に伸びる車体フレームと車体側壁との間
にバッテリー設置用の空間部を形成するとともに、この
空間部にバッテリーを固定する固定部材を設け、上記車
体フレームの設置部側に、固定部材の一端部がねじ止め
されるねじ止め部を設けるとともに、上記車体側壁の設
置部側に、固定部材の他端部が係脱自在に係止される係
止部を設けたものである。
【0007】上記構成によれば、車体側壁の設置部側に
設けられた係止部に固定部材の他端部を係止した状態
で、車体フレームの設置部側に設けられたねじ止め部に
固定部材の一端部をねじ止めすることにより、車体フレ
ームと車体側壁との間において上記バッテリーが車体に
安定して固定されることになる。
【0008】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
のバッテリーを備えた車両の車体構造において、固定部
材の他端部に設けられたフックが係止される係止孔を上
記係止部に設け、この係止孔の上下寸法を幅寸法よりも
大きな値に設定したものである。
【0009】上記構成によれば、固定部材の他端部を係
止部に係脱する際に、その係止孔に沿って上記フックを
上下動させることができるため、上記係止孔に対するフ
ックの係脱操作が容易に行われる。また、固定部材のフ
ックが係止部の係止孔に係止されることにより、上記固
定部材の側方移動が効果的に拘束されるため、この固定
部材によってバッテリが車体に安定して固定されること
になる。
【0010】請求項3に係る発明は、上記請求項1また
は請求項2記載のバッテリーを備えた車両の車体構造に
おいて、上記係止部に、車体側壁に設けられた鉛直壁部
に接合される第1接合フランジと、車体側壁に設けられ
た水平壁部に接合される第2接合フランジとを設けたも
のである。
【0011】上記構成によれば、係止部の第1接合フラ
ンジおよび第2接合フランジが車体側壁の鉛直壁部およ
び水平壁部にそれぞれ接合された状態で、上記係止部が
車体側壁に安定して取り付けられることになる。
【0012】請求項4に係る発明は、上記請求項1〜請
求項3のいずれかに記載バッテリーを備えた車両の車体
構造において、車体フレームの上端部と、バッテリーの
上端部とを略同一の高さに位置させるように、バッテリ
ーを配設したものである。
【0013】上記構成によれば、車体フレームの上端部
と、バッテリーの上端面とが略同一面上に位置すること
になるとともに、車両の衝突時にバッテリーの挙動が不
安定になることが防止されることになる。
【0014】請求項5に係る発明は、上記請求項1〜請
求項4のいずれかに記載のバッテリーを備えた車両の車
体構造において、後部車体に設けられたサスペンション
タワーの取付部の後方にバッテリー設置用の空間部を配
設したものである。
【0015】上記構成によれば、車両の衝突時に作用す
る衝撃荷重等に応じてバッテリーが車体の前方に移動す
ることが、上記サスペンションタワーの取付部において
効果的に規制されることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明に係るバッ
テリーを備えた車両の車体構造の実施形態を示してい
る。この車両の後部には、トランクルームを構成するフ
ロアパネル1と、車体側壁2とが設けられ、上記フロア
パネル1の下面には、車体の前後方向に伸びる車体フレ
ーム3が取り付けられている。この車体フレーム3は、
上端面が開口した断面コ字状に形成され、その上端部に
突設された接合フランジ4がフロアパネル1の下面にス
ポット溶接される等により固定されている。
【0017】上記フロアパネル1には、その一側端部を
下方に凹入させることによってバッテリー5を設置する
ための空間部6が形成されるとともに、図示を省略した
スペアタイヤ設置用の空間部10が中央部に形成されて
いる。上記バッテリー設置用の空間部6は、図3に示す
ように、サスペンションタワーの取付部7の後方側にお
いて、上記車体フレーム3と車体側壁2との間に配設さ
れている。また、上記空間部6は、その凹入量がバッテ
リー5の高さ寸法と略同一に設定され、これによって上
記空間部6内に配設されたバッテリー5の上端部と、車
体フレーム2の上端部とが略同一の高さに位置するよう
に構成されている。
【0018】上記フロアパネル1の下面には、後述する
固定部材8の一端部がねじ止めされるナット9が、上記
車体フレーム3の設置部に取り付けられている。上記固
定部材7は、取付ボルト11の挿通孔を有するプレート
12が一端部に固着された丸棒からなり、その他端部に
は、丸棒を円弧状に湾曲させてなるフック13が設けら
れている。そして、上記車体側壁2に取り付けられた係
止ブラケット14からなる係止部に、固定部材7のフッ
ク13を係止した状態で、上記ナット9からなるねじ止
め部に、上記取付ボルト11を上方から螺着して固定部
材8のプレート12をねじ止めすることにより、この固
定部材8がバッテリー5の上端部に圧接されて上記空間
部6内にバッテリー5が固定されるようになっている。
【0019】上記係止ブラケット14は、図4および図
5に示すように、上記フック13の係止孔15が形成さ
れた係止板16と、その両側辺部から係止板16の裏面
側に伸びる一対の側板17と、各側板17の先端部に沿
って鉛直方向に伸びる第1接合フランジ18と、上記係
止板16および両側板17の上端部から水平方向に伸び
る第2接合フランジ19とを有している。そして、車体
側壁2の内壁面からなる鉛直壁部20に、上記第1接合
フランジ18がスポット溶接されるとともに、車体側壁
2の内側壁面から車体の内方側に突設されたフランジ部
からなる水平壁部21に、上記第2接合フランジ19が
スポット溶接されることにより、上記係止ブラケット1
4が車体側壁2に固着されている(図2参照)。
【0020】上記係止ブラケット14の係止板16に
は、固定部材8のフック13が挿入される上下一対の係
止孔15が形成されるとともに、その上下には、図示を
省略した位置決めピンが挿入される位置決め孔22が形
成されている。また、上記係止孔15は、その上下寸法
Hが幅寸法Wよりも大きな値に設定されるとともに、幅
寸法Wが上記フック13の軸径と略同一の大きさに形成
されている。
【0021】上記構成において、バッテリー5を上記空
間部6内に配設した後、固定部材8のフック13を係止
ブラケット14の係止孔15に挿入して係止した状態
で、取付ボルト11を上方から上記ナット9に螺着する
ことにより、固定部材8のプレート12をフロアパネル
1の上面にねじ止めする。これによってバッテリー5の
上端部が固定部材8により拘束されて上記空間部6内に
バッテリー5が固定されることになる。また、バッテリ
ー5を上記空間部6から取り外す場合には、上記取付ボ
ルト11を適宜の工具により回動操作して固定部材8の
プレート12をねじ止め部から取外した後、上記フック
13を係止孔15から引き抜くことにより、上記固定部
材8によるバッテリー5の拘束状態を解除する。
【0022】上記のように、車体の前後方向に伸びる車
体フレーム3と車体側壁2との間にバッテリー設置用の
空間部6を形成し、車体フレーム3の設置部側に、上記
固定部材8の一端部がねじ止めされるナット9からなる
ねじ止め部を設けるとともに、車体側壁2の設置部側
に、上記固定部材8の他端部に設けられたフック13が
係脱自在に係止される係止ブラケット14からなる係止
部を設けたため、上記空間部6内にバッテリー5を安定
して固定するとともに、車体スペースの有効利用を図る
ことができることができる。
【0023】すなわち、上記車体フレーム3と車体側壁
2との間に形成された空間部6内にバッテリー5を設置
することにより、上記車体側壁2に沿った位置にバッテ
リー5を配設することができるため、トランクルーム内
の容積を充分に確保して車体スペースの有効利用を図る
ことができる。また、所定の剛性を有する上記車体フレ
ーム3によってバッテリー5の設置部を補強することが
できるため、車両の衝突時におけるバッテリー5の挙動
を車体フレーム3の挙動に一致させることができる。し
たがって、衝突時の衝撃荷重に応じてバッテリー5が車
体の前方側に移動したり、外方側または内方側に移動し
たりするのを効果的に防止することができる。
【0024】しかも、固定部材8に設けられたフック1
3が、車体側壁2に設けられた上記係止ブラケット14
に対して係脱自在に係止されるように構成されているの
で、ねじ止め等の繁雑な作業を要することなく、車体に
対して固定部材8の外端部を車体に対して容易に係止す
ることができる。このため、上記のように車体側壁2に
沿った位置において作業スペースの狭い個所に、上記バ
ッテリー5を固定するように構成したにも拘らず、この
バッテリー5の固定作業を容易に行うことができる。
【0025】また、上記実施形態では、固定部材8に設
けられたフック13が係止される係止孔15を上記係止
ブラケット14からなる係止部に設け、この係止孔15
の上下寸法Hを幅寸法Wよりも大きな値に設定したた
め、上記固定部材8の外端部を係止ブラケット14に係
脱する際に、その係止孔15に沿ってフック13を上下
動させることにより、上記係止孔15に対するフック1
3の係脱操作を容易に行うことができる。しかも、上記
固定部材8によってバッテリー5を車体に固定した状態
では、固定部材8のフック13をがたつかせることなく
係止孔15に係止し、係止部5の幅方向にフック13が
移動するのを規制することができるため、上記固定部材
8の側方移動、つまり車体の前後方向に固定部材8が移
動するのを効果的に拘束し、この固定部材8によってバ
ッテリー5を車体に安定して固定することができる。
【0026】また、上記実施形態では、係止ブラケット
14からなる係止部に、車体側壁2の鉛直壁部20に接
合される第1接合フランジ18と、車体側壁2の水平壁
部21に接合される第2接合フランジ19とを設けたた
め、上記係止ブラケット14の第1接合フランジ18お
よび第2接合フランジ19を車体側壁2の鉛直壁部20
および水平壁部21にそれぞれ接合することにより、簡
単な構成で係止ブラケット14を車体側壁2に安定して
取り付けることができる。
【0027】さらに、上記実施形態に示すように、係止
ブラケット14の係止板16に上下一対の係止孔15を
設けた場合には、バッテリー5の上下寸法に応じて選択
された一方の両係止孔15に上記フック13を係止する
ことにより、上記固定部材8が傾斜状態となるのを防止
し、この固定部材8によってバッテリー5を適正状態で
係止することができる。なお、上記係止孔15の個数は
2個に限られず、1個でもよく、あるいは3個以上であ
ってもよい。
【0028】また、上記実施形態では、バッテリー設置
用の空間部6の凹入量とバッテリー5の高さ寸法とを略
同一に設定することにより、車体フレーム2の上端部
と、バッテリー5の上端部とを略同一の高さに位置させ
るように構成したため、上記車体フレーム2の上端部が
接合されるフロアパネル1の設置面と、バッテリー5の
上端面とを略同一面上に位置させた状態で、バッテリー
5を車体に固定することができる。したがって、トラン
クルームの底壁部を構成する上記フロアパネル1の上方
にバッテリー5の上端部が突出すること等を防止し、ト
ランクルームの底面をフラットに形成することができる
とともに、バッテリー5の固定状態を車体フレーム3に
よって安定して保持することができる。
【0029】すなわち、図6の実線に示すように、車体
フレーム2の上端部よりも上方にバッテリー5の上端部
を位置させ、あるいは図6の仮想線で示すように、車体
フレーム2の上端部よりも下方にバッテリー5の上端部
を位置させるように構成することもできる。しかし、こ
のように構成した場合には、車両の側面衝突時等に、矢
印Aの方向に作用する衝撃荷重を、上記車体フレーム2
の上端部とフロアパネル1との接合部において効果的に
支持することができないため、バッテリー5の挙動が不
安定になることが避けられない。これに対して上記実施
形態に示すように、車体フレーム2の上端部と、バッテ
リー5の上端部とを略同一の高さに位置させるように構
成した場合には、上記衝撃荷重を車体フレーム2の上端
部とフロアパネル1との接合部において効果的に支持す
ることができるため、バッテリー5の挙動を効果的に安
定させることができる。
【0030】さらに上記実施形態では、図2に示すよう
に、後部車体に設けられたサスペンションタワーの取付
部7の後方に、バッテリー設置用の空間部6を設けたた
め、車両の衝突時に作用する衝撃荷重等に応じてバッテ
リー6が車体の前方に移動することを、上記サスペンシ
ョンタワーの取付部7において効果的に規制することが
できる。特に、上記サスペンションタワーの取付部7
に、車幅方向に伸びるクロスメンバ23を設置して上記
サスペンションタワーの取付部7を補強するように構成
した場合には、上記バッテリー5の前方移動を、さらに
効果的に規制することができる。
【0031】なお、上記実施形態では、係止ブラケット
14を車体側壁2にスポット溶接等の手段で固定するこ
とにより、固定部材8のフック13が係脱自在に係止さ
れる係止部を車体に取り付けた例について説明したが、
上記車体側壁2に係止孔15を形成することにより、こ
の部分に上記フック13を直接係止するように構成し、
あるいは上記フック13の先端部が挿入される円筒状の
係止部を設けた構造とするなど種々の変更が可能であ
る。
【0032】また、ナット9からなるねじ止め部に代
え、車体フレーム3の設置部から上方に取付ボルトを突
設することによってねじ止め部を構成するとともに、こ
の取付ボルトの挿通孔を上記固定部材8の内端部に形成
し、この固定部材8の内端部を挿通した上記取付ボルト
にナットを螺着することによって上記固定部材8の内端
部をねじ止めするように構成してもよい。さらに上記実
施形態では、車体後部のトランクルーム内にバッテリー
を配設してなる車体構造について説明したが、車体前部
のエンジンルーム内またはその他の位置に上記バッテリ
ーを配設するように構成してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、車体の
前後方向に伸びる車体フレームと車体側壁との間にバッ
テリー設置用の空間部を形成するとともに、この空間部
にバッテリーを固定する固定部材を設け、上記車体フレ
ームの設置部側に、固定部材の一端部がねじ止めされる
ねじ止め部を設けるとともに、上記車体側壁の設置部側
に、固定部材の他端部が係脱自在に係止される係止部を
設けたため、上記車体側壁に沿った位置にバッテリーを
配設して車体スペースの有効利用を図ることができると
ともに、所定の剛性を有する上記車体フレームによって
バッテリーの設置部を補強して車両の衝突時におけるバ
ッテリーの挙動を安定させることができる。また、上記
固定部材の他端部を車体側壁側に設けられた係止部に係
脱自在に係止することにより、ねじ止め等の繁雑な作業
を要することなく、車体に対して固定部材の他端部を容
易に係止することができるため、上記のように車体側壁
に沿った位置にバッテリーを配設するように構成したに
も拘らず、このバッテリーの固定作業を容易に行うこと
ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車体構造の実施形態を示す斜視図
である。
【図2】バッテリーの設置状態を示す断面図である。
【図3】バッテリーの設置状態を示す平面図である。
【図4】係止ブラケットの具体的構成を示す正面図であ
る。
【図5】係止ブラケットの具体的構成を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明に係る車体構造の別の実施形態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 フロアパネル 2 車体側壁 3 車体フレーム 5 バッテリー 6 空間部 7 サスペンションタワーの設置部 8 固定部材 9 ナット(ねじ止め部) 11 取付ボルト 12 プレート(固定部材の一端部) 13 フック 15 係止孔 18 第1接合フランジ 19 第2接合フランジ 20 鉛直壁部 21 水平壁部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前後方向に伸びる車体フレームと
    車体側壁との間にバッテリー設置用の空間部を形成する
    とともに、この空間部にバッテリーを固定する固定部材
    を設け、上記車体フレームの設置部側に、固定部材の一
    端部がねじ止めされるねじ止め部を設けるとともに、上
    記車体側壁の設置部側に、固定部材の他端部が係脱自在
    に係止される係止部を設けたことを特徴とするバッテリ
    ーを備えた車両の車体構造。
  2. 【請求項2】 固定部材の他端部に設けられたフックが
    係止される係止孔を上記係止部に設け、この係止孔の上
    下寸法を幅寸法よりも大きな値に設定したことを特徴と
    する請求項1記載のバッテリーを備えた車両の車体構
    造。
  3. 【請求項3】 上記係止部に、車体側壁に設けられた鉛
    直壁部に接合される第1接合フランジと、車体側壁に設
    けられた水平壁部に接合される第2接合フランジとを設
    けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のバ
    ッテリーを備えた車両の車体構造。
  4. 【請求項4】 車体フレームの上端部と、バッテリーの
    上端部とを略同一の高さに位置させるように、バッテリ
    ーを配設したことを特徴とする請求項1〜請求項3のい
    ずれかに記載のバッテリーを備えた車両の車体構造。
  5. 【請求項5】 後部車体に設けられたサスペンションタ
    ワーの取付部の後方にバッテリー設置用の空間部を配設
    したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに
    記載のバッテリーを備えた車両の車体構造。
JP28712297A 1997-10-20 1997-10-20 バッテリーを備えた車両の車体構造 Expired - Fee Related JP4029445B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28712297A JP4029445B2 (ja) 1997-10-20 1997-10-20 バッテリーを備えた車両の車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28712297A JP4029445B2 (ja) 1997-10-20 1997-10-20 バッテリーを備えた車両の車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11115808A true JPH11115808A (ja) 1999-04-27
JP4029445B2 JP4029445B2 (ja) 2008-01-09

Family

ID=17713364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28712297A Expired - Fee Related JP4029445B2 (ja) 1997-10-20 1997-10-20 バッテリーを備えた車両の車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4029445B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083963A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Mazda Motor Corp バッテリ配設構造
JP2008068696A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Mazda Motor Corp 車体後部構造
JP2014201218A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 本田技研工業株式会社 蓄電池取付構造体及び車両

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6215975B2 (ja) 2016-01-12 2017-10-18 本田技研工業株式会社 バッテリの固定構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083963A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Mazda Motor Corp バッテリ配設構造
JP2008068696A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Mazda Motor Corp 車体後部構造
JP2014201218A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 本田技研工業株式会社 蓄電池取付構造体及び車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP4029445B2 (ja) 2008-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3275890B2 (ja) 自動車の車体構造
JP4325351B2 (ja) 車両のシャシ取付構造
JP2010036812A (ja) 車体構造
JPH06263057A (ja) 電気自動車のバッテリ搭載フレームの締結構造
JP2019014274A (ja) バッテリー支持構造
JP3553578B2 (ja) 車両用シートにおけるシートバックの取付構造
JPH11115808A (ja) バッテリーを備えた車両の車体構造
JP2008520499A (ja) 自動車の牽引手段を固定するための収納ケース
JP2001088564A (ja) 電気自動車のバッテリボックス取付構造
JPH10338039A (ja) 燃料タンクの取付構造
JPH0752658A (ja) 電気自動車のバッテリ固定構造
JP2004306776A (ja) 自動車のトレーラヒッチ装置
JP2005263113A (ja) 自動車の前部車体構造
JPH1178552A (ja) バス用燃料タンクの支持装置
JPH06156165A (ja) トランクルームのバッテリ取付部構造
JP2000016336A (ja) ペダルブラケット取付構造
CN220220877U (zh) 一种转向管柱安装结构及车辆
JP2559331Y2 (ja) 車両におけるリザーバタンクの取付構造
JP5038767B2 (ja) ステアリングコラム取付部構造
JPH0752835A (ja) 電気自動車のバッテリフレーム固定部構造
JP2844801B2 (ja) バンパの取付部構造
JP4577713B2 (ja) 車体装備部材の取付構造
JP3317650B2 (ja) リヤバンパー取付構造及びその取付方法
JPH0748413Y2 (ja) エンジンのラジエータ取付構造
JP2004314935A (ja) 車両用前方シッピング・フック・アセンブリー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070330

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070925

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071008

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees