JP3317650B2 - リヤバンパー取付構造及びその取付方法 - Google Patents

リヤバンパー取付構造及びその取付方法

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JP3317650B2 JP03394997A JP3394997A JP3317650B2 JP 3317650 B2 JP3317650 B2 JP 3317650B2 JP 03394997 A JP03394997 A JP 03394997A JP 3394997 A JP3394997 A JP 3394997A JP 3317650 B2 JP3317650 B2 JP 3317650B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リヤバンパー取付
構造及びその取付方法に関し、特にリヤバンパーの車体
に対する位置決めを行うものの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、リヤバンパーの取付構造とし
ては種々のものが知られており、例えば特開平8−14
2780号公報に示されているように、バンパー本体の
下端部裏面側にボディ後端部へ向かって延びるリブを全
幅に亘って設け、このリブの一部をバンパーメンバを介
してボディ後端部に締付固定することによってバンパー
本体を取り付けるようにすることが提案されている。
【0003】また、例えば特開昭58−72710号公
報に示されているように、一対の係合突片間に設けられ
た連結片によって該係合突片にばね力を付与するプラス
チックファスナーを車体に係合させてバンパー本体を取
り付けるようにすることが提案されている。
【0004】さらに、大きな衝撃力を吸収するために、
車体とバンパー本体との間にバンパーレインフォースメ
ントを設けることが知られている。例えば図7に示すよ
うに、この種のバンパーレインフォースメント32は、
略矩形箱状をなし、その内部には該バンパーレインフォ
ースメント32の前後部を繋ぐ2つのリブ32a,32
aが上下2箇所に略水平に設けられて補強されている。
上記バンパーレインフォースメント32の前面には、上
下2組のボルト34,34及びナット35,35により
取付部材33が締結されて該バンパーレインフォースメ
ント32と一体とされ、この取付部材33を介して上下
2組のボルト37,37及びナット38,38によりバ
ンパーレインフォースメント32が車体のエンドパネル
36に取付固定されるようになっている。上記取付部材
33の前面における車幅方向両端部には、それぞれ位置
決めピン33a,33aが設けられており、この各位置
決めピン33aをエンドパネル36に嵌入してバンパー
レインフォースメント32のエンドパネル36に対する
位置決めを行うようになっている。この位置決めピン3
3a,33aを設けることで、ロボット等によりバンパ
ーレインフォースメント32をエンドパネル36に組み
付ける際、バンパーレインフォースメント32のエンド
パネル36に対する位置決めを容易に行わせると共に、
バンパーレインフォースメント32のエンドパネル36
に対する位置のばらつきを小さくしている。一方、バン
パー本体31は、略湾曲状をなすバンパーフェース部3
1aのみからなり、そのバンパーフェース部31aの上
下両端部にてエンドパネル36にそれぞれねじ39,3
9で取付固定されている。尚、このバンパーフェース部
31aの上端部はエンドパネル36に固着した略L字状
のバンパー取付板40の上面に、また下端部は略水平方
向に曲げられたエンドパネル36の下面にレインフォー
スメント支持板41を介してそれぞれ取付固定されてい
る。上記レインフォースメント支持板41の上部はバン
パーレインフォースメント32の下部にねじ33により
固定されている。
【0005】しかし、リヤバンパーにはこのような大掛
かりな構造は必ずしも必要でなく、バンパー本体にリブ
等を設けたり、車幅方向両端部においてバンパー本体と
車体のリヤフレームとの間に板金製の箱状のクラッシュ
カン等を設けたりすることにより衝撃エネルギーを吸収
するようにして上記バンパーレインフォースメントを不
要にする構造も知られている。
【0006】一方、例えば実開昭62−162134号
公報に示されているように、上記バンパーレインフォー
スメントと同様に、インストルメントパネルの上部前端
部の下面に位置決め突起を一体形成し、この位置決め突
起を車体側の取付ブラケットの位置決め孔へ嵌挿させる
ようにすることが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如
く、バンパーレインフォースメントを廃止する場合、通
常、車幅方向中央部においてバンパー本体と車体との間
に十分な隙間を確保することにより、バンパー本体が衝
撃で凹んでも、バンパー本体が車体に当接してその車体
を変形させないようにしている。
【0008】しかし、例えば4輪駆動車においては、リ
ヤディファレンシャルギヤの存在によりスペヤタイヤの
収納スペースが後方にずれてきたために、車体が後方に
突出し、その分だけバンパー本体と車体との間の隙間が
小さくなるという問題がある。また、4輪駆動車に限ら
ず、荷室容量を増大させたいという要求からも同様の問
題が生じる。
【0009】そこで、バンパー本体と車体との間の隙間
が小さくなっても、バンパー本体自体の変形を抑制すれ
ば、その変形が車体まで及ぶのを防止することができ
る。このため、バンパー本体自体の変形を抑制すべく、
バンパー本体と車体との間にバンパーレインフォースメ
ントを介在させることが考えられる。
【0010】一方、バンパー本体をロボット等によって
車体に取り付ける場合、上記提案例(実開昭62−16
2134号公報)や従来例のバンパーレインフォースメ
ントの如く、バンパー本体裏面に位置決めピンを設け、
この位置決めピンを車体に嵌入させてバンパー本体の車
体に対する位置決めを行うようにすることが考えられ
る。さらに、上記バンパー本体自体の変形を抑制するバ
ンパーレインフォースメントを、上記従来例の如く、車
体に対して位置決めピンにより位置決めしておくことが
考えられる。
【0011】この場合、バンパー本体及びバンパーレイ
ンフォースメントを別個の位置決めピンによりそれぞれ
車体に対して位置決めするようにすると、バンパーレイ
ンフォースメントの車体に対する位置のばらつきは小さ
くなるものの、両位置決めピンの相対位置の誤差によ
り、バンパー本体をバンパーレインフォースメントを介
在させて車体に取り付けた際に、バンパーレインフォー
スメントのバンパー本体に対する位置のばらつきが大き
くなるという問題がある。逆に、バンパーレインフォー
スメントをバンパー本体に対して位置決めしてバンパー
本体を介して間接的に車体に対して位置決めしようとす
ると、バンパーレインフォースメントの車体に対する位
置のばらつきが大きくなる。
【0012】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、リヤバンパーの取付
構造として、バンパー本体と車体との間に隙間を十分に
確保することができなくても、バンパー本体と車体との
間にバンパーレインフォースメントを設けて、バンパー
本体が衝撃力を受けたときに車体が変形するのを防止す
ると共に、そのバンパー本体及びバンパーレインフォー
スメントを位置決めピンにより車体に対して位置決めす
る場合に、その位置決め方法に工夫を凝らすことによっ
て、バンパー本体の車体への取付時に、バンパーレイン
フォースメントのバンパー本体及び車体の両方に対する
位置のばらつきを可及的に低減させようとすることにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、バンパー本体の変形を抑制するバ
ンパーレインフォースメントを、バンパー本体の車体に
対する位置決めを行う位置決めピンに位置決め嵌合させ
るようにした。
【0014】具体的には、請求項1の発明では、リヤバ
ンパー本体が、バンパーレインフォースメントを介在し
た状態で車体に取付固定されているリヤバンパー取付構
造を対象とする。
【0015】そして、上記バンパー本体の裏面に、上記
車体に嵌入して該バンパー本体の車体に対する位置決め
を行う位置決めピンが設けられ、上記バンパーレインフ
ォースメントが上記位置決めピンに位置決め嵌合された
状態で該位置決めピンが車体に嵌入されているものとす
る。
【0016】このことにより、バンパーレインフォース
メントがリヤバンパー本体自体の変形を抑制するので、
車幅方向中央部においてリヤバンパー本体と車体との間
に隙間を十分に確保することができなくても、リヤバン
パー本体が衝撃により車体まで変形するのを防止するこ
とができる。また、このバンパーレインフォースメント
は、バンパー本体の変形を抑制するだけなので、従来の
ように、矩形箱状に形成する必要はなく、板状のもので
足り、大きなスペースは必要ない。このため、荷室容量
等は十分に確保することができる。そして、リヤバンパ
ー本体の車体に対する位置決めを行う位置決めピンが、
バンパーレインフォースメントをリヤバンパー本体に対
して位置決めする位置決めピンと兼用されているので、
バンパーレインフォースメントはリヤバンパー本体に対
して正確に位置決めされると共に、バンパーレインフォ
ースメントの車体に対するばらつきの程度は、リヤバン
パー本体の車体に対するものと殆ど同じとなる。この結
果、バンパーレインフォースメントは、車体に対しても
正確に位置決めされる。よって、リヤバンパー本体変形
時に車体が変形するのを防止することができると共に、
バンパーレインフォースメントのリヤバンパー本体及び
車体の両方に対する位置のばらつきを最小限に抑えるこ
とができる。
【0017】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、位置決めピンは、基部側に位置する大径部と、先
端部側に位置し、上記大径部よりも小径の小径部とを有
する段差状をなし、バンパーレインフォースメントが上
記位置決めピンの大径部に嵌合されている一方、位置決
めピンの小径部が車体に嵌入されているものとする。
【0018】この発明により、バンパーレインフォース
メントの製作誤差等により、位置決めピンの先端部側に
位置する小径部の径をそのままにしてバンパーレインフ
ォースメントが嵌合される基部側に位置する大径部の径
を小さくする必要が生じても、大径部の径を小径部と同
じになるまで小さくすることができる。すなわち、当初
から基部側の径が先端部側と同じであれば、基部側の径
のみを小さくすると、その部分はアンダーカットとなる
ので、容易に変更することはできない。よって、位置決
めピンの大径部の径のみを小さく変更する必要がある場
合に、迅速かつ容易に対応することができる。この場合
の大径部の変更は最小径が小径部の径とほぼ同径まで変
更可能である。
【0019】請求項3の発明は、リヤバンパー本体を、
バンパーレインフォースメントを介在させて車体に取付
固定するリヤバンパー取付方法の発明である。
【0020】そして、この発明では、上記リヤバンパー
本体の裏面に、該リヤバンパー本体の車体に対する位置
決めを行う位置決めピンを設けておき、上記バンパーレ
インフォースメントを上記位置決めピンに位置決め嵌合
させてリヤバンパー本体に結合した後、該位置決めピン
を車体に嵌入させてリヤバンパー本体を車体に取付固定
する。
【0021】このことで、バンパーレインフォースメン
トを予めリヤバンパー本体に結合しておくことができる
ので、簡単にリヤバンパー本体をバンパーレインフォー
スメントと共に車体に取付固定することができる。ま
た、バンパーレインフォースメントは、バンパー本体の
変形を抑制するだけであるため、従来のように、車体に
取付固定する必要はなく、バンパーレインフォースメン
トをリヤバンパー本体に結合しても問題はない。よっ
て、リヤバンパー本体の車体への組付けを容易にしつ
つ、請求項1の発明と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1及び図2は、本発明の実施形態
に係る自動車用リヤバンパー本体1を示し、このバンパ
ー本体1は、表側に車幅方向(左右方向)全体に亘って
略湾曲状をなすバンパーフェース部2を有する。そのバ
ンパーフェース部2の裏面には、左右方向に延びる3つ
の突壁部3,3,…が上下方向に略一定の間隔をあけて
突設され、その各突壁部3の先端部には、略一定の幅で
上下方向に延びて該各突壁部3の先端部を繋ぐ複数の鉛
直壁部5,5,…が左右方向に略等間隔で形成されてい
る。
【0023】この各鉛直壁部5の左右方向の一端部(図
2では右端部)には、上側と中央との突壁部3,3間及
び中央と下側との突壁部3,3間で側壁部6がバンパー
フェース部2近傍まで立設されている。この各側壁部6
のバンパーフェース部2側の先端は、バンパーフェース
部2と略一定の間隔があくようにバンパーフェース部2
に沿った形状をなし、この各側壁部6の先端とバンパー
フェース部2裏面との間は、左右方向全体に亘って空間
とされている。
【0024】上記各側壁部6側面の鉛直壁部5が形成さ
れている側には、該各側壁部6の先端部に沿って縦リブ
7が形成されていると共に、各突壁部3の間で上記縦リ
ブ7から鉛直壁部5まで略水平に延びる複数(図1では
2つ)の横リブ8,8がそれぞれ形成されている。上記
縦リブ7は、その高さが上記鉛直壁部5の幅よりも小さ
く形成され、上記各横リブ8は、図3に示すように、そ
の先端が上記縦リブ7の先端及び鉛直壁部5の側壁部6
と反対側端を直線状に繋ぐ形状に形成されている。ま
た、上記縦リブ7及び各横リブ8の両側面には、図4及
び図5にそれぞれ示すように、先端に向かって幅が小さ
くなる傾斜面7a,7a、8a,8aがそれぞれ形成さ
れている。
【0025】上記左右両端の両鉛直壁部5,5にそれぞ
れ隣設する各鉛直壁部5における上下方向中央部は、上
部よりもバンパーフェース部2側に凹んで形成され、そ
の上下方向中央部のバンパー裏面(バンパーフェース部
2と反対側の面)における座ぐりが形成された箇所に
は、自動車後部のエンドパネル(車体)20の嵌入孔2
0bに嵌入してバンパー本体1のエンドパネル20に対
する位置決めを行うロケーターピン(位置決めピン)1
1が水平方向に対して先端が僅かに下側を向くように設
けられている。このロケーターピン11を有する各鉛直
壁部5の上下部には、バンパーレインフォースメント1
5を介在した状態でこのバンパー本体1をエンドパネル
20に取付固定するためのバンパー締結部12と、その
バンパーレインフォースメント15をバンパー本体1に
結合するためのレインフォースメント結合部13とがそ
れぞれ形成されている。
【0026】上記各バンパー締結部12は、ボルト17
が上記鉛直壁部5の側壁部6と反対側端から挿入可能と
なっており、このボルト17をバンパーレインフォース
メント15に形成した挿通孔15a及びエンドパネル2
0に形成した挿通孔20aに挿通してナット(図示せ
ず)で締め付けることでバンパー本体1及びバンパーレ
インフォースメント15がエンドパネル20に取付固定
されるようになっている。
【0027】一方、上記各レインフォースメント結合部
13は、ねじ18が螺合される穴が形成され、バンパー
本体1をエンドパネル20に取付固定する前に、そのね
じ18によりバンパーレインフォースメント15が予め
バンパー本体1に結合されるようになっている。
【0028】上記各鉛直壁部5は、レインフォースメン
ト結合部13において、ロケーターピン11が形成され
た上下方向中央部よりもさらにバンパーフェース部2側
に凹陥され、その凹陥に沿ってバンパーレインフォース
メント15もバンパーフェース部2側に凹陥されて各ね
じ18の頭部がエンドパネル20と干渉しないようにな
されている。
【0029】上記バンパーレインフォースメント15
は、鉄板や強度の高い樹脂等で構成されていてバンパー
本体1が衝撃力を受けたときにその変形を抑制するもの
で、左右方向に延びて上記上側及び下側の突壁部3,3
と各鉛直壁部5とを囲むように断面が略コ字状に形成さ
れ、その上下両端部はそれぞれ上下に折り曲げられてい
る。尚、上記バンパーレインフォースメント15の上部
は、上側突壁部3が下側に凹んだ部分に沿うように形成
されている。
【0030】上記各ロケーターピン11は、図6に示す
ように、中心部から上下左右方向に略半円状の突出部1
1a,11a,…がそれぞれ突出され、その各突出部1
1aの先端がエンドパネル20に設けた各嵌入孔20b
に接して嵌入されるようになっている。この各ロケータ
ーピン11の基部つまり鉛直壁部5の上下方向中央部の
バンパー裏面とエンドパネル20との間は、上記上下の
突出部11a,11aの先端がさらにそれぞれ上下方向
に突出し、その先端の接する円の径が先端部側よりも大
きい大径部11bとされている。このことで、上記ロケ
ーターピン11は、基部側に位置する上記大径部11b
と、先端部側に位置し、その大径部11bよりも小径の
小径部11cとを有する段差状をなしている。
【0031】上記鉛直壁部5の上下方向中央部の凹みに
沿って上記バンパーレインフォースメント15もバンパ
ーフェース部2側に凹まされ、上記各ロケーターピン1
1の大径部11bがバンパーレインフォースメント15
に設けた各嵌合孔15bに嵌合されることで該バンパー
レインフォースメント15が各ロケーターピン11に位
置決め嵌合されるようになっている。すなわち、バンパ
ーレインフォースメント15が上記各ロケーターピン1
1の大径部11bに位置決め嵌合されている状態で、各
ロケーターピン11の小径部11cがエンドパネル20
の各嵌入孔20bに嵌入されていることになる。尚、上
記各ロケーターピン11の小径部11cの先端部は、該
ロケーターピン11をエンドパネル20の嵌入孔20b
に嵌入し易くするために、先端側ほど各突出部11aの
突出量が小さいテーパ状とされている。
【0032】上記左右両端の各鉛直壁部5には、バンパ
ーフェース部2側への凹みはなく、その各鉛直壁部5の
上記ロケーターピン11に相当する箇所及び上部には、
上記と同様に、バンパー本体1をエンドパネル20に取
付固定するバンパー締結部12,12が設けられてい
る。
【0033】以上の構成からなるリヤバンパー本体1
を、バンパーレインフォースメント15を介在させてエ
ンドパネル20に取付固定する方法を説明する。先ず、
各ボルト17をバンパー締結部12に挿入しておき、バ
ンパーレインフォースメント15の各挿通孔15aに上
記各ボルト17を挿通しつつ、各嵌合孔15bにバンパ
ー本体1の各ロケーターピン11の基部の大径部11b
をそれぞれ嵌合させてバンパーレインフォースメント1
5を各ロケーターピン11に位置決め嵌合させる。そし
て、各レインフォースメント締結部12にて各ねじ18
によりバンパーレインフォースメント15をバンパー本
体1に結合する。このとき、バンパーレインフォースメ
ント15は、各ロケーターピン11の大径部11bによ
ってバンパー本体1に対して正確な位置に結合される。
【0034】その後、バンパーレインフォースメント1
5を結合した状態で各ロケーターピン11の小径部11
cをエンドパネル20の各嵌入孔20bに嵌入すると共
に、上記各ボルト17を挿通孔20aに挿通させてナッ
トで締め付けることによってバンパー本体1のエンドパ
ネル20への取付固定が完了する。このとき、バンパー
本体1は、各ロケーターピン11の小径部11cによっ
てエンドパネル20に対して正確な位置に取付固定され
る。しかも、バンパーレインフォースメント15は、バ
ンパー本体1の変形を抑制するだけであるため、エンド
パネル20に別途直接取付固定する必要はなく、バンパ
ーレインフォースメント15を予めバンパー本体1に結
合しておくことができるので、容易にバンパー本体1を
バンパーレインフォースメント15と共にエンドパネル
20に取付固定することができる。
【0035】一方、上記バンパーレインフォースメント
15のエンドパネル20に対する位置のばらつきは、バ
ンパー本体1のエンドパネル20に対する位置決めとバ
ンパーレインフォースメント15のバンパー本体1に対
する位置決めとをそれぞれ別個のロケーターピンで行う
とすると、その両ロケーターピンの相対位置の誤差によ
り大きくなるが、この実施形態では、バンパー本体1の
エンドパネル20に対する位置決めを行う各ロケーター
ピン11が、バンパーレインフォースメント15のバン
パー本体1に対する位置決めと兼用されているので、そ
のばらつきは、バンパー本体1のエンドパネル20に対
するばらつきと殆ど同じとなる。
【0036】したがって、上記実施形態では、バンパー
本体1とエンドパネル20との間にバンパー本体1自体
の変形を抑制するバンパーレインフォースメント15が
設けられているので、車幅方向中央部においてバンパー
本体1とエンドパネル20との間に隙間を十分に確保す
ることができなくても、バンパー本体1が衝撃によりエ
ンドパネル20まで変形してそのエンドパネル20を変
形させてしまうのを防止することができる。また、この
バンパーレインフォースメント15は、バンパー本体1
の変形を抑制するだけなので、板状のもので十分な強度
を確保することができ、大きなスペースは必要ない。こ
のため、荷室容量等は十分に確保することができる。よ
って、バンパー本体1が変形するときにエンドパネル2
0が変形するのを有効に防止することができる。
【0037】そして、バンパーレインフォースメント1
5が各ロケーターピン11に位置決め嵌合された状態で
そのロケーターピン11がエンドパネル20に嵌入され
ているので、バンパーレインフォースメント15は、バ
ンパー本体1及びエンドパネル20の両方に対して正確
に位置決めされる。よって、バンパーレインフォースメ
ント15のバンパー本体1及びエンドパネル20の両方
に対する位置のばらつきを可及的に低減させることがで
きる。
【0038】さらに、ロケーターピン11は、基部側に
位置する大径部11bと、先端部側に位置し、その大径
部11bよりも小径の小径部11cとを有する段差状を
なし、バンパーレインフォースメント15が上記ロケー
ターピン11の大径部11bに嵌合されている一方、ロ
ケーターピン11の小径部11cがエンドパネル20に
嵌入されているので、バンパーレインフォースメント1
5の製作誤差等により、各ロケーターピン11の小径部
11cの径をそのままにして、大径部11bの径を小さ
くする必要が生じた場合、各ロケーターピン11をアン
ダーカットにすることなく、大径部11bの径を小径部
11cと同じになるまで小さくすることができる。よっ
て、迅速かつ容易に各ロケーターピン11の大径部11
bの径を小さく変更することができ、設計変更等に柔軟
に対応することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、リヤバンパー本体が、バンパーレインフォース
メントを介在した状態で車体に取付固定されているリヤ
バンパー取付構造に対して、リヤバンパー本体の裏面
に、車体に嵌入して該リヤバンパー本体の車体に対する
位置決めを行う位置決めピンを設け、バンパーレインフ
ォースメントが上記位置決めピンに位置決め嵌合された
状態で該位置決めピンを車体に嵌入するようにしたこと
により、リヤバンパー本体の変形による車体の変形を防
止することができると共に、バンパーレインフォースメ
ントの車体に対する位置のばらつきの低減化を図ること
ができる。
【0040】請求項2の発明によると、位置決めピン
を、基部側に位置する大径部と、先端部側に位置し、そ
の大径部よりも小径の小径部とを有する段差状とし、バ
ンパーレインフォースメントを上記位置決めピンの大径
部に嵌合する一方、位置決めピンの小径部を車体に嵌入
するようにしたことにより、位置決めピンの大径部の径
のみを迅速かつ容易に小さく変更することができる。
【0041】請求項3の発明によると、リヤバンパー本
体を、バンパーレインフォースメントを介在させて車体
に取付固定するリヤバンパー取付方法として、リヤバン
パー本体の裏面に、該リヤバンパー本体の車体に対する
位置決めを行う位置決めピンを設けておき、バンパーレ
インフォースメントを上記位置決めピンに位置決め嵌合
させてリヤバンパー本体に結合した後、該位置決めピン
を車体に嵌入させてリヤバンパー本体を車体に取付固定
するようにしたことにより、リヤバンパー本体の車体へ
の組付けの容易化を図りつつ、請求項1の発明と同様の
作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I線断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るリヤバンパー本体の一
部を示す正面図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】図1のVI方向拡大矢視図である。
【図7】従来のリヤバンパーの取付構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 リヤバンパー本体 11 ロケーターピン(位置決めピン) 11b 大径部 11c 小径部 15 バンパーレインフォースメント 20 エンドパネル(車体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−72710(JP,A) 特開 平8−142780(JP,A) 実開 平4−129344(JP,U) 実開 昭62−162134(JP,U) 実開 平3−59254(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 19/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤバンパー本体が、バンパーレインフ
    ォースメントを介在した状態で車体に取付固定されてい
    るリヤバンパー取付構造であって、 上記リヤバンパー本体の裏面に、上記車体に嵌入して該
    リヤバンパー本体の車体に対する位置決めを行う位置決
    めピンが設けられ、 上記バンパーレインフォースメントが上記位置決めピン
    に位置決め嵌合された状態で該位置決めピンが車体に嵌
    入されていることを特徴とするリヤバンパー取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリヤバンパー取付構造に
    おいて、 位置決めピンは、基部側に位置する大径部と、先端部側
    に位置し、上記大径部よりも小径の小径部とを有する段
    差状をなし、 バンパーレインフォースメントが上記位置決めピンの大
    径部に嵌合されている一方、位置決めピンの小径部が車
    体に嵌入されていることを特徴とするリヤバンパー取付
    構造。
  3. 【請求項3】 リヤバンパー本体を、バンパーレインフ
    ォースメントを介在させて車体に取付固定するリヤバン
    パー取付方法であって、 上記リヤバンパー本体の裏面に、該リヤバンパー本体の
    車体に対する位置決めを行う位置決めピンを設けてお
    き、 上記バンパーレインフォースメントを上記位置決めピン
    に位置決め嵌合させてリヤバンパー本体に結合した後、
    該位置決めピンを車体に嵌入させてリヤバンパー本体を
    車体に取付固定することを特徴とするリヤバンパー取付
    方法。
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