JP3306341B2 - フロントシャシフレーム - Google Patents

フロントシャシフレーム

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JP3306341B2 JP15035197A JP15035197A JP3306341B2 JP 3306341 B2 JP3306341 B2 JP 3306341B2 JP 15035197 A JP15035197 A JP 15035197A JP 15035197 A JP15035197 A JP 15035197A JP 3306341 B2 JP3306341 B2 JP 3306341B2
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晴通 白石
泰吉 赤松
文和 田口
淳二 石井
光順 操田
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Mitsubishi Motors Corp
Hiruta Kogyo Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Hiruta Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の井桁状フロ
ントシャシフレームにおける左右のサイドメンバ、とく
に、そのサイドメンバの後端部を車体に取り付けるため
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】丸パイプを使用した従来の車両用フロン
トシャシフレームにおいては、図5及び図6に例示され
ているように、丸パイプ製シャシメンバ1に明けられた
径方向の貫通孔2へ短いパイプ3を挿入して、シャシメ
ンバ1とパイプ3とを溶着し、パイプ3内を下方から挿
通する取付けボルト4を上方の車体5へねじ込むことに
より、シャシメンバ1を車体5の下面へ取り付けるよう
にしているが、丸パイプ状のシャシメンバ1に対して正
確な位置及び方向に孔明け工作を施すことは比較的困難
を伴うと共に、丸パイプ同士であるシャシメンバ1及び
パイプ3の溶着作業も比較的難しくて、加工性が悪い欠
点があった。
【0003】また、丸パイプを使用した別の車両用フロ
ントシャシフレームにおいては、図7に示されているよ
うに、2枚の板金製ブラケット10、11を上下に合わ
せ溶接することにより丸い開口部12を形成させ、その
開口部12に丸パイプ製シャシメンバ13の一端を挿入
して、シャシメンバ13の外周面とブラケット10、1
1の端縁とを溶着し、ブラケット10の平坦部14を下
方から挿通する取付けボルト15を車体16側へねじ込
んで、シャシメンバ13を車体16の下面へ取り付ける
ようにしているが、この場合には、部品点数と溶接部分
とが多いため、加工工数の増大により製造コストがかさ
む不具合があった。
【0004】さらに、特開平3−61177号公報に記
載された自動車用センタメンバは、2本の押出成形パイ
プを主体として構成され、その両端部に平坦状のつぶし
加工が施された取付面が形成されているにすぎず、本発
明のようにサイドメンバがそれぞれ丸パイプにより構成
された井桁状フロントシャシフレームを車体に取り付け
ることについては何らの示唆もない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車両の井桁
状フロントシャシフレームにおいて、左右の丸パイプ製
サイドメンバの後端部を、低コストで車体へ取り付ける
ことができるようにしようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
るフロントシャシフレームは、車両の井桁状フロントシ
ャシフレームにおいて、車両の前後方向に配置される左
右のサイドメンバがそれぞれ丸パイプにより構成され、
上記サイドメンバの後端部が断面略門型に押しつぶされ
て、その平らな中央部分が車体との取付け面を形成し
いる。
【0007】すなわち、車両の井桁状フロントシャシフ
レームにおける左右のサイドメンバがそれぞれ丸パイプ
により構成されているにもかかわらず、そのサイドメン
バの後端部が断面略門型に押しつぶされて、その平らな
中央部分がそのまま車体との取付け面を形成しているの
で、上記取付け面はプレス加工等により短時間で簡単か
つ正確に形成させることができ、しかも、付属部品をと
くに必要とすることがないばかりでなく、サイドメンバ
後端部の両側にそれぞれ縦リブが形成されているため、
サイドメンバ後端部の剛性を自動的に高くすることがで
きて、車両の衝突時に作用する大きな車両前後方向の押
圧力やねじり荷重に対し、十分な強度を持たせることが
できると共に、丸パイプであるサイドメンバの後端部が
押しつぶ されていても、上記縦リブの形成によりサイド
メンバ後端部の横幅が広がることを確実に抑制して、周
囲の他の装備部品と干渉するおそれを簡単に排除するこ
とができるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例につい
て説明する。図1〜図4において、車両のフロントシャ
シフレーム20は車幅方向に配置される角パイプ製フロ
ントクロスメンバ21と、それぞれ車両前後方向に配置
される左右の丸パイプ製サイドメンバ22と、車幅方向
に配置される丸パイプ製リヤクロスメンバ23とにより
構成され、フロントクロスメンバ21の左右端部と左右
のサイドメンバ22の前端とがそれぞれコネクトブラケ
ット24を介して連結されると共に、リヤクロスメンバ
23の左右端部と左右のサイドメンバ22の後部とがそ
れぞれ連結されて、フロントシャシフレーム20が井桁
状に形成され、フロントシャシフレーム20にはエンジ
ン50及びトランスミッション51が搭載されている。
【0009】サイドメンバ22の後端部25は、プレス
加工により丸パイプから徐々に変形した略偏平、かつ、
断面略門型に押しつぶされ、その平らな中央部分にボル
ト孔26が明けられて、取付け面27が形成されている
と共に、取付け面27の両側にそれぞれ略上下方向へ延
びる縦リブ28が形成されており、車体前部で車両前後
方向に延びる左右のフロントサイドフレーム30の下面
に取付け面27を当接させて、下方からボルト孔26へ
挿入されたボルト29を、フロントサイドフレーム30
側のウェルドナット31にねじ込むことにより、サイド
メンバ後端部25がフロントサイドフレーム30の下面
へ取り付けられ、また、サイドメンバ22の前端部がマ
ウントブラケット22´を介してフロントサイドフレー
ム30に固定されていて、これによりサイドメンバ22
はフロントサイドフレーム30の下方でフロントサイド
フレーム30に沿って配置されている。
【0010】上記のように、サイドメンバ22が丸パイ
プにより構成されているにもかかわらず、サイドメンバ
後端部25は略偏平、かつ、断面略門型に押しつぶされ
て、中央に平らな取付け面27が形成されているが、こ
の成形はプレス加工等により短時間で簡単かつ正確に実
施することができて、従来装置のような溶接構造は含ま
れていないので、取付け面27の加工性と精度管理とを
容易に向上させることができ、しかも、中央の平らな取
付け面27によりサイドメンバ後端部25をフロントサ
イドフレーム30へ直接取り付けることができて、特別
な他の付属部品をとくに必要としないので、部品点数を
最少として、サイドメンバ22の製造コストを容易に低
減させることが可能となり、従って、サイドメンバ22
を低コストでフロントサイドフレーム30へ取り付ける
ことができるようになる。
【0011】また、サイドメンバ後端部25は断面略門
型に押しつぶされて、平らな取付け面27の両側にそれ
ぞれ略上下方向へ延びる縦リブ28が形成されているた
め、サイドメンバ後端部25の剛性を自動的に高くする
ことができるので、車両の衝突時にサイドメンバ22へ
大きな車両前後方向の押圧力やねじり荷重が作用して
も、サイドメンバ後端部25に十分な強度を持たせて、
サイドメンバ22が後端部25で折れ曲がることを容易
に抑制することができる大きな特色がある。
【0012】さらに、丸パイプであるサイドメンバ22
の後端部25が略偏平に押しつぶされていても、断面略
門型に成形されて、平らな取付け面27の両側にそれぞ
れ略上下方向へ延びる縦リブ28が形成されているた
め、サイドメンバ後端部25の横幅が広がることは確実
に抑制して、サイドメンバ後端部25の大型化を容易に
回避し、従って、車体下方の狭い空間内でサイドメンバ
後端部25の周囲に多くの部品が近接して配置されてい
ても、サイドメンバ後端部25がそれらと干渉するおそ
れは簡単に排除することができて、車体下方におけるレ
イアウトの自由度が損なわれないという特殊な効果があ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明にかかるフロントシャシフレーム
では、車両の井桁状フロントシャシフレームにおける左
右のサイドメンバがそれぞれ丸パイプにより構成されて
いるにもかかわらず、そのサイドメンバの後端部が断面
略門型に押しつぶされ、その平らな中央部分がそのまま
車体との取付け面を形成していて、上記取付け面はプレ
ス加工等により短時間で簡単かつ正確に形成させること
が可能となるので、取付け面の加工性と精度管理とを容
易に向上させることができ、しかも、取付け面によりサ
イドメンバ後端部を車体へ直接取り付けることが可能と
なるので、必要な部品点数を最少として、製造コストを
容易に低減させうる長所がある一方、サイドメンバ後端
部の剛性が高められているため、車両の衝突時に作用す
る大きな車両前後方向の押圧力やねじり荷重に対し十分
な強度を持たせることができると共に、上記縦リブの形
成によりサイドメンバ後端部の横幅が広がることを確実
に抑制して、周囲の他の装備部品と干渉するおそれを排
除できるので、車両の製造上大層便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における概略上面図。
【図2】図1のII矢視拡大図。
【図3】図2の III−III 矢視縦断面図。
【図4】上記実施形態例の要部斜視図。
【図5】従来装置の縦断面図。
【図6】上記従来装置の要部斜視図。
【図7】他の従来装置の側面図。
【符号の説明】
20 フロントシャシフレーム 21 フロントクロスメンバ 22 サイドメンバ 23 リヤクロスメンバ 24 コネクトブラケット 25 後端部 27 取付け面 28 縦リブ 29 ボルト 30 フロントサイドフレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 晴通 岡山県笠岡市茂平1410番地 ヒルタ工業 株式会社内 (72)発明者 赤松 泰吉 岡山県笠岡市茂平1410番地 ヒルタ工業 株式会社内 (72)発明者 田口 文和 岡山県笠岡市茂平1410番地 ヒルタ工業 株式会社内 (72)発明者 石井 淳二 岡山県笠岡市茂平1410番地 ヒルタ工業 株式会社内 (72)発明者 操田 光順 岡山県笠岡市茂平1410番地 ヒルタ工業 株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−86435(JP,A) 特開 平3−61177(JP,A) 特開 平8−164868(JP,A) 実開 昭59−6574(JP,U) 実開 平2−56074(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 21/00 B62D 21/11 B62D 25/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の井桁状フロントシャシフレームに
    おいて、車両の前後方向に配置される左右のサイドメン
    バがそれぞれ丸パイプにより構成され、上記サイドメン
    バの後端部が断面略門型に押しつぶされて、その平らな
    中央部分が車体との取付け面を形成するフロントシャシ
    フレーム。
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