JP2008068696A - 車体後部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体後部にバッテリを収納した場合に、後突時におけるバッテリと車体との電気的な遮断を簡単な構成でもって実現できるようにする。
【解決手段】フロアパネル1のうち左右一対のリヤサイドフレーム10の間において、下方に向けて突出されると共に上方に向けて開口された収納凹部6が形成されて、収納凹部6の底面部6aにバッテリ70が固定される。バッテリ70の電極70bに接続される接続端子84が、電極70bに固定された固定端子84Aと、ハーネス86が接続されると共に前後方向への大きな引張力を受けたときに固定端子84Aから離脱される離脱用端子84Bとから構成される。離脱用端子84Bまたはハーネス86のうち離脱用端子84Bの近傍部分が、収納凹部6の側壁部6bに対して、例えばブラケット95を介して前方へ移動しないように係止される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車体後部構造に関するものである。
フロアパネルの下面、特に後端部付近での下面には、車体の強度確保のために、前後方向に伸びる左右一対のリヤサイドフレームが接合されると共に、左右一対のリヤサイドフレーム同士を連結するクロスメンバが接合されるのが一般的である。
また、フロアパネルの上面には、シートを前後方向にスライド案内するために、前後方向に伸びるシートスライドレールが固定されるのが一般的である。1ボックスカーや1.5ボックスカーさらにはワゴン車等で多く見られるように、運転席の後方に配設される後席シートとして、最後方シートと最後方シートの直前方に配設される前方シートとを有して、全体として前後方向にシートを3列に配設したものが多くなっている。特許文献1には、フロアパネルの上面に配設した左右一対のシートスライドレールを、車室後端部付近にまで後方へ十分長く延長して、この長い左右一対のシートスライドレールを、上記最後方シートと前方シートとの両方のシートに対するガイド用として兼用したものが開示されている。
一方、フロアパネルの後端部には、左右一対のリヤサイドフレームの間において、下方へ突出すると共に上方に開口された収納凹部が形成されることが多く、この収納凹部には、例えばスペアタイヤ等が収納されるが、バッテリを収納することも考えられている。
衝突時において、バッテリからの電流が車体に流れることは好ましくなく、このため、衝突時には、バッテリの電極と電極に接続されたハーネスとの接続関係を遮断して、車体とバッテリとを電気的に確実に遮断することが行われている。特許文献2には、バッテリを車体前部に搭載することを前提として、ラジエタにから後方に伸びるクサビ体を、バッテリの電極に接続された接続端子に臨ませて配置することにより、前方衝突時に、ラジエタが後方へ大きく変位することに伴うクサビ体の後方への変位によって、接続端子をバッテリの電極から離脱させることが提案されている。また、特許文献3には、衝突時に発生されるガス圧を利用して、バッテリの電極から接続端子を離脱させることが提案されている。
特開平6−336131号公報 特開2000−164202号公報 特開2000−76975号公報
ところで、車体後部にバッテリを搭載する場合は、後突(後方衝突)時において、バッテリと車体とを電気的に確実に遮断することが重要となる。前述した特許文献2に記載のものでは、バッテリが車体前部に搭載された前方衝突対応のため、車体後部にバッテリを搭載する場合には適用できないものである。また、特許文献3に記載のものでは、衝突時にガス圧を発生させることから、構造が極めて複雑となりしかも高価になってしまう。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、車体後部にバッテリを収納した場合に、後突時におけるバッテリと車体との電気的な遮断を簡単な構成でもって実現できるようにした車体後部構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては、基本的に、フロアパネルに、左右一対のリヤサイドフレームの間において、下方へ突出すると共に上方に開口された収納凹部を形成して、この収納凹部の底面にバッテリを固定するようにしてある。そして、後突時において、収納凹部の底面の前方への変位量が大きくなる一方、強度部材であるリヤサイドフレームに近い位置にある収納凹部の側壁部の前方への変位量が小さいことに着目して、この収納凹部の底面と側壁部との前方への機械的な変位量の差を有効に利用して、バッテリに対する接続端子を前後方向に分離させるようにしてある。具体的には、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
フロアパネルの下面に前後方向に伸びる左右一対のリヤサイドフレームが接合され、
フロアパネルのうち前記左右一対のリヤサイドフレームの間において、下方に向けて突出されると共に上方に向けて開口された収納凹部が形成され、
前記収納凹部の底面部にバッテリが固定され、
前記バッテリの電極に接続される接続端子が、該電極に固定された固定端子と、ハーネスが接続されると共に前後方向への大きな引張力を受けたときに該固定端子から離脱される離脱用端子とから構成され、
前記離脱用端子またはハーネスのうち該離脱用端子の近傍部分が、前記収納凹部の側壁部に対して前方へ移動しないように係止されている、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、後突時には、収納凹部のうちバッテリが固定された底面部は側壁部に比して相対的に大きく前方へ変位されることになる。このため、離脱用端子に対して固定端子が相対的に大きく前方へ変位されることとなって、離脱用端子と固定端子との接続関係が解除されて、バッテリと車体とが電気的に確実に遮断されることになる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記収納凹部の側壁部に、バッテリの上方に向けて伸びる剛性を有するブラケットが固定され、
前記ブラケットに、前記離脱用端子またはハーネスのうち該離脱用端子の近傍部分が固定されている、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、ブラケットを利用して、離脱用端子あるいはこの近傍のハーネスを収納凹部の側壁部に確実に係止させておくことができる。また、ブラケットは、バッテリの上方に向けて伸びているので、つまり後突時に前方への変位量が相対的に小さい収納凹部の側壁部を実質的にバッテリの上方にまで延長させて、固定端子と離脱用端子とからなる接続端子そのものを全体的に小型化しつつ、極力バッテリの電極の近くでもって電気的な接続関係を遮断する上で好ましいものとなる。
前記ブラケットが、前記リヤサイドフレームのうちフロアパネルに対する接合部分となるフランジ部に対しても固定されている、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、強度的に優れて後突時に前方への変位量が極めて小さくなるリヤサイドフレームにブラケットを固定することにより、後突時においてブラケットの前方への変位量をより一層小さいものとして、電気的な接続関係をより一層確実に遮断する上で好ましいものとなる。
前記離脱用端子が、前記固定端子の後に位置され、
前記離脱用端子と固定端子とが、前後方向から嵌合されることにより接続されている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、固定端子と離脱用端子とを前後方向において嵌合させるという極めて簡単な形式でもって接続関係を確保することができ、また後突時の離脱を容易かつ確実に行わせる上で好ましいものとなる。
フロアパネルの上面に、前記収納凹部の左右に位置するように前後方向に伸びる左右一対の外側シートスライドレールが固定され、
前記各外側シートスライドレールは、平面視において前記各リヤサイドフレームと重なるように車幅方向外端部寄りの位置に配設されている、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、リヤサイドフレームが外側シートスライドレールでもって補強されて、つまり、後突時の外力を外側シートスライドレールでも効果的に受け止めて、後突時において、収納凹部側壁部の前方へ変位量をより一層低減させて、後突時にバッテリと車体とを電気的により一層確実に遮断する上で好ましいものとなる。
前記ブラケットが、車幅方向に長く伸びて、その左右各端部がそれぞれ前記収納凹部の左右の側壁部に連結されている、ようにしてある(請求項7対応)。この場合、通常時は、ブラケットの補強作用によって、収納凹部付近の剛性(特にねじり剛性)が大幅に向上されて、NVH低減等の上で好ましいものとなる。また、後突時においては、ブラケットの前方への変位量をより小さいものとして、バッテリと車体とをより確実に電気的に遮断する上で好ましいものとなる。
本発明によれば、車体後部にバッテリを収納した場合に、簡単な構成でもって、後突時にバッテリと車体とを電気的に確実に遮断することができる。
車両Vは、そのフロアパネル1上に、前後方向に隔置された3列のシート2,3,4を有する。第1列目のシート2は、運転席シート2Aと助手席シート2Bとの左右の分割構成とされている。2列目のシート3は、左右の分割構成とされて、左側分割シート3Aと右側分割シート3Bとから構成されている。ただし、右側分割シート3Bの車幅方向幅が、左側分割シート3Aの車幅方向幅よりも若干大きくされて、互いに前後方向位置を同じに設定したときに、左右位置の他に中央部にも着座可能な3人掛けとして利用できるようになっている。3列目のシート4は、少なくともそのシートクッションが車幅方向において一体の構造とされて、3人掛け用として設定されている。
フロアパネル1のうち、2列目および3列目のシート3,4が位置されるその後部部分の構造の詳細について、図3以下を参照しつつ説明する。まず、フロアパネル1の下面には、前後方向に伸びる強度部材としての左右一対のリヤサイドフレーム10が接合されている(図3、図4参照)。このリヤサイドフレーム10は、断面略ハット状とされて、フロアパネル1と共働して閉断面を構成している(図5参照)。リヤサイドフレーム10は、フロアパネル1の車幅方向外端部付近に位置されて、その後端はフロアパネル1の後端付近に位置され、その前端は、サイドシル5に連結されている。なお、リヤサイドフレーム10とサイドシル5との接合部位は大きな閉断面を有するように設定されて、サイドシル5とリヤサイドフレーム10との間で前後方向の大きな衝撃が効果的に伝達されるように設定されている。
フロアパネル1には、リヤサイドフレーム10の間において、下方へ突出されて、上方に向けて開口された大きな収納凹部6が形成されている(図3,図4,図5参照)。この収納凹部6は、後述するようにバッテリが収納されるもので、バッテリが収納されない車種の場合は、選択的にスペアタイヤを収納可能とされている(図5ではバッテリは図示略)。このため収納凹部6の前端部の形状は、略円弧状とされて、その半径は、スペアタイヤの半径よりも若干大きくなるように設定されている。なお、収納凹部6は、フロアパネルの後端に向けても開口されている。
図3に示すように、左右一対のリヤサイドフレーム10同士は、車幅方向に伸びる第1〜第3の複数のクロスメンバ11,12,13によって連結されている。もっとも前方に位置される第1クロスメンバ11は、リヤサイドフレーム10の前端部同士を連結している。もっとも後方に位置される第3クロスメンバ13は、収納凹部6の前端の直前方を通るように配設されている。ただし、第3クロスメンバ13は、リヤサイドフレーム10に対する連結部位は、収納凹部6の前端よりも若干後方位置とされて、その車幅方向中間部が、収納凹部6の略円弧状とされた前縁部形状に沿うように湾曲形成されている。第1クロスメンバ11と第3クロスメンバ13との間に位置される前後方向中間位置に配設された第2クロスメンバ12は、第1クロスメンバ11よりも第3クロスメンバ13に近い位置に配設されている。そして、第1クロスメンバ11と第2クロスメンバ12は、直線的に伸びている。なお、第1クロスメンバ11の前方には、左右一対のサイドシル5同士を連結するクロスメンバが別途設けられているものである。
各クロスメンバ11〜13は、その車幅方向端部に形成されたフランジ部11a、12aあるいは13aを、リヤサイドフレーム10の内側面や下面に重ねた状態でもって溶接等により接合されている(図3参照)。また、各クロスメンバ11〜13は、フロアパネル1に対しては、そのフランジ部11b、12bあるいは13bを、フロアパネル1に重ねた状態でもって溶接等により接合されている(図3参照)。このように、フロアパネル1の下面には、左右一対のリヤサイドフレーム10を、前後方向に離間された複数のクロスメンバ11〜13で連結することにより、強度向上が図られている。また、収納凹部6の形成によって、フロアパネル1の後端部は、平板状あるいはほぼ平板状の状態である場合に比して、強度向上が図られることになる。
図4に示すように、フロアパネル1の上面には、夫々前後方向に伸びる左右一対の外側シートスライドレール20と、左右一対の内側シートスライドレール30とが配設されている。左右一対の外側シートスライドレール20は、最後方シートとなる3列目シート4の他に、2列目シート3をも前後方向にガイドするようになっており、このため前後方向に極めて長くなるように設定されている。より具体的には、外側シートスライドレール20は、その前端位置がリヤサイドフレーム10とサイドシル5との連結部位付近に位置され(2列目シート3の前端位置に対応した位置)、その後端はフロアパネル1の後端付近にまで伸びている(3列目シート4の最後方位置に対応)。この外側シートスライドレール20の後端部は、収納凹部6を左右から挟むように配設されて、平面視において、リヤサイドフレーム10と重なるように設定されている(図4参照)。
内側シートスライドレール30は、左右一対の外側シートスライドレール20の車幅方向内側に配設されて、外側シートスライドレール20よりも短くされている。より具体的には、内側シートスライドレール30の前端位置は、外側シートスライドレール20の前端位置と同じに設定されているが、その後端位置が、収納凹部6の直前方位置に設定されている。この左右一対の内側シートスライドレール30は、2列目シート3を前後方向にガイドするための専用とされている。
左右一対の外側シートスライドレール20には、それぞれ、前アジャスタ41と後アジャスタ42との2つのアジャスタが摺動自在に係合されている。左右一対の内側シートスライドレール30には、それぞれ1つのアジャスタ43が摺動自在に係合されている。外側シートスライドレール20に設けた左右一対の後アジャスタ42は、3列目シート4専用で、3列目シート4(のシートクッション)が取付けられる。左側のシートスライドレール20に設けた前アジャスタ41と左側の内側シートスライドレール30に設けたアジャスタ43が、2列目シート3のうち左側分割シート3A専用で、左側部分割シート3A(のシートクッション)が取付けられる。右側のシートスライドレール20に設けた前アジャスタ41と右側の内側シートスライドレール30に設けたアジャスタ43が、2列目シート3のうち右側分割シート3B専用で、右側部分割シート3B(のシートクッション)が取付けられる。このように、最後方シートとなる3列目シート4は、その前後方向位置が、常に一体として調整される。また、2列目シート3は、左側分割シート3Aと右側分割シート3Bとで別個独立して前後方向位置が調整可能である。
左右一対の外側シートスライドレール20同士は、車幅方向に伸びる連結部材50によって連結されている(図4参照)この連結部材50は、クロスメンバ11〜13と同様に、フロアパネル1と共働して閉断面を構成していて、例えば、そのフランジ部を利用してシートスライドレール20の内側面や上面に対して溶接等により接合されると共に、そのフランジ部を利用してフロアパネル1にも溶接等により接合されている。このような連結部材50の前後方向位置は、収納凹部6の前端付近に設定されて、平面視において第3クロスメンバ13の車幅方向中間部と重なるようにされている。
内側シートスライドレール30は、図示を略す連結ブラケットを利用して、上記連結部材50に対して連結されている。すなわち、内側シートスライドレール30の後端を連結部材50の前面に当接させた状態でもって、互いに固定されている。
左右一対の外側シートスライドレール20および内側シートスライドレール30は、それぞれ、前後方向複数箇所(実施形態では3箇所)においてフロアパネル1に固定されている。すなわち、外側シートスライドレール20は、固定用のブラケット22を利用してフロアパネル1に固定されるが、この固定部位は、リヤサイドフレーム10のフランジ部10b、各クロスメンバ11,12のフランジ11b、12bと平面視において重なる位置が選択されている(共締め)。同様に、内側シートスライドレール30は、固定用ブラケット32を利用して、フロアパネル1に対して固定されるが、この固定部位は、各クロスメンバ11〜13の各フランジ部13bと平面視において重なる位置が選択されている(共締め)。
図5に示すように、収納凹部6には、バッテリ70が収納されている(図5では、各シートスライドレール20,30は省略されている)。具体的には、収納凹部6の底面部6aのうち前端部には、バッテリ収納皿72がボルト等の固定具によって固定され、このバッテリ収納皿72にバッテリ70が載置されている。バッテリ収納皿72には、上方に伸びる前後一対の固定ステー74が一体化され、この固定ステー74の上端部にはねじ部が形成されている。また、バッテリ70の上方には、前後方向に伸びる押圧ステー76が配設されている。この押圧ステー76の前後各端部(に形成された貫通孔)を、固ステー74が貫通して、固定ステー74の上端部に螺合したナット78によって、押圧ステー76がバッテリ70を下方へ押圧することにより、バッテリ70がバッテリ収納皿72から動かないように固定されている。なお、バッテリ70の収納凹部6の底面部6aに対する固定の手法は、上記以外に適宜の手法を採択し得るものである。
バッテリ70は、プラスとマイナスの一対の電極70a、70bを有する。一方の電極70aには、既知の構造の接続端子80を介して、ハーネス82が接続されている。また、他方の電極70bに対して、前後方向に分離可能な離脱式の接続端子84を介して、ハーネス86が接続されている。
図7、図8に示すように、上記離脱式の接続端子84は、後突時に、前後方向において分離されて、他方の電極70bとハーネス86との電気的な接続関係が遮断されるように設定されている。すなわち、接続端子84は、ボルト90およびナット91を利用して電極70bに常時固定される固定端子84Aと、固定端子84Aの後方に位置されて、固定端子84Aに対して前後方向において離脱可能な離脱用端子84Bとを有し、離脱用端子84Bに対してハーネス86が常時接続されている。
離脱用端子84Bは、その前端部において、周方向にスリ割り部を有して前方に向けて開口されたするソケット部84cを有する。このソケット部84c内に固定端子84Aの後端部が嵌合されることにより、互いに電気的な接続関係が確保され、この嵌合を解除することにより、両端子84Aと84Bとの電気的な接続関係が解除される。なお、固定端子84Aと離脱用端子84Bとの接続は、乗員の手指や走行中の振動等の小さな外力では接続解除できないようにしっかりと行われるが、後突時に接続解除方向の大きな外力を受けたときは容易に接続解除されるものとなっている。
上記離脱用端子84Bは、収納凹部6の側壁部6bに固定されたブラケット95に固定されている。このブラケット95は、フロアパネル1への取付部位が、ほぼ上下方向に伸びて収納凹部6の側壁部6bに着座する部分と、ほぼ水平に伸びて側壁部6bの直近のフロアパネル1上に着座する部分とを有する。そして、ブラケット95は、側壁部6bに対してはボルト96とナット97によって固定され、、側壁部6b近傍のほぼ水平部分においては、ボルト98,ナット99によって、リヤサイドフレーム10のフランジ部10bと共にフロアパネル1に対して固定されている(共締め)。
上記ブラケット95は、車幅方向内方側に向けて伸びる延設部95aを有する。この延設部95aは、ほぼ水平に伸びて、バッテリ70の直上方の高さに位置するように設定されて、その先端部は、電極70bの後方に位置されている。このようなブラケット95は、全体的に鉄製あるいはアルミニウム合金等の金属によって、十分な剛性(特に曲げ剛性)を有するように形成されており、また延設部95cは、十分な剛性が確保されるように、断面L字形状に形成されている。このようなブラケット95の延設部95cに対して、前述した離脱用端子84Bが、絶縁部材100を介して、ボルト101,ナット102によって固定されている。
以上のような構成において、後突時には、車体後部の各部分が前方へ向けて変形される。この変形は、収納凹部6に着目してみると、その底面部6aは前方への変位量が大きくなる一方、リヤサイドフレーム10に近い位置にある側壁部6bでは前方への変位量が相対的に小さいものとなる。バッテリ70は、収納凹部6の底面部6aに固定されているので、バッテリ70(の各電極70a、70b)の前方への変位量は大きいものとなり、このバッテリ70の前方への変位量が図7において符合αで示される。一方、側壁部6bに固定されたブラケット95の前方への変位量は小さいものとなり、このブラケット95の前方への変位量が図78において符合βで示される。このように、後突時には、バッテリ70とブラケット95との前方への変位量に大きな偏差を有することから、後突時には、バッテリ70と一体の固定端子84Aが、離脱用端子84Bに対して相対的に大きく前方へ変位されることとなって、固定端子84Aと離脱用端子84Bとの嵌合が解除されることになる。これにより、バッテリ70と車体との電気的な接続関係が確実に遮断されることになる。
外側シートスライドレール20は、平面視においてリヤサイドフレーム10と重なるように配置されていて、リヤサイドフレーム10を補強する部材として機能されて、後突時のリヤサイドフレーム10の前方への変位量がより小さいものとなって、図7で示す変位量αとβとの変位差がより大きくなって、後突時のバッテリ70と車体との電気的な接続関係をより一層確実に遮断させる上で好ましいものとなる。さらに、後突時の衝撃は、外側シートスライドレール20から連結部材50を介して内側シートスライドレール30へも伝達されるので、この内側シートスライドレール30によってもリヤサイドフレーム10の前方への変位つまり収納凹部6の側壁部6bの前方への変位量が小さいものとなり、後突時におけるバッテリ70と車体との電気的な接続関係をさらに一層確実に遮断させる上で好ましいものとなる。
図9、図10は、本発明の第2の実施形態を示すもので、前記実施形態と同一構成要素には同一符合を付してその重複した説明は省略する(このことは、以下の第3実施形態についても同じ)。本実施形態では、固定端子84Aのうち収納凹部6の側壁部6bに近い側の側部に、前後方向に伸びる嵌合突部84dが形成される一方、離脱用端子84B5に、前後方向に伸びるすり割を有する筒状のソケット部84eが形成されて、ソケット部84eに嵌合突部84dが前後方向から嵌合されるようになっている。本実施形態では、固定端子84Aと離脱用端子84Bとの接続部位を極力側壁部6b近傍に位置させて、後突時において各接続端子84Aと84Bとの間に前後方向の大きな変位量を確保する上で好ましいものとなる。
図11は、本発明の第3の実施形態を示すものである。本実施形態では、ブラケット95に相当するブラケット105を、収納凹部6の左右の側壁部6b同士を連結するようにしてある。また、ブラケット105の各端部は、左右一対のリヤサイドフレーム10のフランジ部10bにも連結されている。そして、バッテリ70の各電極70a、70bに対しては、それぞれ離脱式の接続端子84を用いるようにして、各離脱用端子84Bをブラケット105に固定するようにしてある。なお、図11では、シートスライドレール20,30の図示を略してある(図11の場合も、図4と同様なシートスライドレール20、30の配置とされている)。
図11の実施形態では、通常時は、ブラケット105の補強作用によって、収納凹部6付近の剛性(特にねじり剛性)が大幅に向上されて、NVH低減等の上で好ましいものとなる。また、後突時においては、ブラケット105の前方への変位量をより小さいものとして、また、各電極70a、70bについて対応するハーネス82,86との接続解除をより確実に行う上で好ましいものとなる。さらに、斜め後方からの後突時において、少なくとも左右いずれか一方の接続端子84が接続解除される可能性を高めることができる。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。シートは、全体として2列シートとしてもよく(特に全長の小さい車両の場合)、この場合は、外側シートスライドレール20は、最後方シートとしての2列目シート用とされ、外側シートスライドレール20および内側シートスライドレール30が、1列目シート(運転席用および助手席用)用として利用されることになる。
離脱式の接続端子84が用いられる電極としては、プラス側電極であってもマイナス側電極のいずれであってもよいが、車体にアースされる電極(最近の車両ではマイナスアースが一般的)に対して離脱式の接続端子84を用いるのが好ましい。また、離脱式の接続端子84を、両方の電極70a、70bに装備する場合、図5,図6に示すブラケット95の延設部95cをさらに延長させて、両方の電極70a、70bの後方に位置させるようにして、各電極70a、70bにそれぞれ設けた離脱用端子を延設部95bに固定するようにしてもよい。
ブラケット95に固定される部位は、離脱用端子84Bそのものではなく、離脱用端子84Bに接続されるハーネス96としてもよく、この場合は、ハーネス96のうち離脱用端子84B近傍部分を固定するようにすればよい(この場合、収納凹部6の側壁部6bに固定されるブラケット95としては、車幅方向内方側に大きく延長しないより簡単な構成のものを用いることができる)。離脱用端子84Bを、収納凹部6の側壁部6b直近にまで延設して、離脱用端子84Bまたはその直近のハーネス96を、側壁部6bに対して前方へ変位しないように係止させるようにしてもよい。図11の変形例として、一方の電極に対してのみ離脱式の接続端子84を用いるようにしてもよい。
ブラケット95、105を、例えば繊維強化プラスチックによって構成することもでき、この場合は、絶縁部材100を別途用いる必要がなくなる。ブラケット95を、リヤサイドフレーム10に固定しないで、収納凹部6の側壁部6bにのみ固定するようにしてもよい。収納凹部6に搭載されるバッテリ70は、車両全体として1つのみ装備されるバッテリであってもよく(この場合は、主として、重量物であるバッテリ70を車体後部に搭載することによる車体前後の重量バランスの向上を意図したものとされる)、あるいは、別の場所に搭載されたバッテリの他にさらに別途設けられたバッテリであってもよい(この場合は、例えば、ハイブリッドカーや、アイドルストップを行う車両において、バッテリ全体としての容量拡大を意図したものとされる)。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明が適用される車両の一例を示すもので、車両後部の状態を示す簡略側面図。 図1に示すシートの配列状態を示す斜視図。 フロアパネルの下面の構造を示す平面図。 フロアパネルの上面の構造を示す平面図。 バッテリの収納部分の詳細を示す要部斜視図。 図5のX6−X6線相当断面図。 離脱式の接続端子部分を示す一部断面上面図。 図7を矢印A方向から見た図。 本発明の第2の実施形態を示すもので、図7に対応した要部平面図。 図9のX10−X10線相当断面図。 本発明の第3の実施形態を示す要部平面図。
符号の説明
V:車両
1:フロアパネル
2:1列目シート
3:2列目シート(前方シート)
4:3列目シート(最後方シート)
6:収納凹部
6a:底面部
6b:側壁部
10:リヤサイドフレーム
20:外側シートスライドレール
30:内側シートスライドレール
50:連結部材
70:バッテリ
70a:電極
70b:電極
84:接続端子(離脱式)
84A:固定端子
84B:離脱用端子
95:ブラケット
95c:延設部
100:絶縁部材
105:ブラケット

Claims (7)

  1. フロアパネルの下面に前後方向に伸びる左右一対のリヤサイドフレームが接合され、
    フロアパネルのうち前記左右一対のリヤサイドフレームの間において、下方に向けて突出されると共に上方に向けて開口された収納凹部が形成され、
    前記収納凹部の底面部にバッテリが固定され、
    前記バッテリの電極に接続される接続端子が、該電極に固定された固定端子と、ハーネスが接続されると共に前後方向への大きな引張力を受けたときに該固定端子から離脱される離脱用端子とから構成され、
    前記離脱用端子またはハーネスのうち該離脱用端子の近傍部分が、前記収納凹部の側壁部に対して前方へ移動しないように係止されている、
    ことを特徴とする車体後部構造。
  2. 請求項1において、
    前記収納凹部の側壁部に、バッテリの上方に向けて伸びる剛性を有するブラケットが固定され、
    前記ブラケットに、前記離脱用端子またはハーネスのうち該離脱用端子の近傍部分が固定されている、
    ことを特徴とする車体後部構造。
  3. 請求項2において、
    前記ブラケットが、前記リヤサイドフレームのうちフロアパネルに対する接合部分となるフランジ部に対しても固定されている、ことを特徴とする車体後部構造。
  4. 請求項1において、
    前記離脱用端子が、前記固定端子の後に位置され、
    前記離脱用端子と固定端子とが、前後方向から嵌合されることにより接続されている、
    ことを特徴とする車体後部構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
    フロアパネルの上面に、前記収納凹部の左右に位置するように前後方向に伸びる左右一対の外側シートスライドレールが固定され、
    前記各外側シートスライドレールは、平面視において前記各リヤサイドフレームと重なるように車幅方向外端部寄りの位置に配設されている、
    ことを特徴とする車体後部構造。
  6. 請求項5において、
    フロアパネルの上面に、前記左右一対の外側シートスライドレールの車幅方向内方側において、前後方向に伸びる左右一対の内側シートスライドレールが固定され、
    前記左右一対の内側シートスライドレールの後端位置が、前記外側シートスライドレールの後端位置よりも前方に設定され、
    フロアパネルの上面に、前記収納凹部の前端部付近において、車幅方向に伸びて前記左右一対の外側シートスライドレール同士を連結する連結部材が固定され、
    前記内側シートスライドレールの後端部が、前記連結部材に連結されている、
    ことを特徴とする車体後部構造。
  7. 請求項2または請求項3において、
    前記ブラケットが、車幅方向に長く伸びて、その左右各端部がそれぞれ前記収納凹部の左右の側壁部に連結されている、ことを特徴とする車体後部構造。
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