JP2006137312A - 車両用シートの支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロアパネルのシート下方に対応して、該フロアパネルの一般面から上方に車幅方向に渡って突出した突出部を設け、所定の地上高を確保し、補機配設スペースの確保ができ、燃料タンクやサイレンサなどの大型の補機を良好に配設することができ、車幅方向に配設されたシートの支持剛性を確保する車両用シートの支持構造の提供を目的とする。
【解決手段】車室内フロア面を形成するフロアパネル4上にシート9,10を配設した車両用シートの支持構造であって、フロアパネル4のシート9,10の下方に対応する位置にはフロアパネル4の一般面8から上方に車幅方向に突出した突出部7が形成され、突出部7を車幅方向に跨いで延びフロアパネル4の一般面8に両端が取付けられたシート支持フレーム15が設けられると共に、シート支持フレーム15にシート9,10を支持し、フロアパネル4に形成された突出部7の車室外側の下方に車両補機30を配設する。
【選択図】図2

Description

この発明は、車室内フロア面を形成するフロアパネル上にリヤシート等のシートを配設したような車両用シートの支持構造に関する。
一般に、リヤフロア等のフロアパネルの下方に燃料タンクやサイレンサなどの車両補機を配設する場合、該車両補機の充分な配設スペースを確保するには、フロアパネルをその一般面から上方に突出させた突出部を形成して、この突出部の内部空間を有効利用することが考えられるが、シートの前後スライドを考慮して、上述の突出部にシートスライドレールを直接取付けると、取付け部材としてのボルト、ナット、ブラケットなどの上下方向の寸法により突出部の上方への突出量が制限され、該突出部の充分な上方への突出量を確保することが困難となり、良好な車両補機の配設スペースが確保できなくなる問題点があった。
一方、特許文献1には車両補機としての燃料タンクを、キックアップ部の後方で、かつリヤフロアの下方に配設した構造が開示されているが、上述のリヤフロアおよび該リヤフロア上部に配置されるリヤシートのシートクッションには下方に突出する突出部(つまり凹部)が形成されていて、この突出部に対応すべく車両補機のトップデッキ部には凹部が形成されているので、この分、充分な車両補機の配設スペースの確保が困難となる問題点があった。
また特許文献2にはキックアップ部後方のリヤフロアに、リヤシートのシートクッションを取付け、このシートクッションを上側のリヤシートクッション本体部と、下側のリヤシートクッション分割部とに分割し、リヤシートを前方にダブルホールドさせた時、リヤシートクッション分割部がリヤフロア上に残るように、該リヤフロアには下方に突出する凹部が形成されると共に、上述のリヤフロアには左右一対のリヤシートのそれぞれのシートクッションに対応して各一対の回転スライド機構が合計4本設けられており、中央の2本の回転スライド機構はリヤフロアの車幅方向中央部に設けられている関係、この特許文献2に開示の構造において、車両補機配設スペースを確保するために、リヤフロアの一般面から上方へ突出した突出部を設けると、中央の2本の回転スライド機構を突出部に取付ける、ボルト、ナット、ブラケット等の取付け部材の上下寸法により、突出部の上方への突出量が制限されることになる。
特開2001−63389号公報 特開平9−86245号公報
そこで、この発明は、フロアパネルのシート下方に対応して、該フロアパネルの一般面から上方に車幅方向に渡って突出した突出部を設け、この突出部を車幅方向に跨いで延びるシート支持フレームの両端を、フロアパネルの一般面に取付け、シート支持フレームにてシートを支持する一方、突出部の車室外側下方に車両補機を配設することで、突出部をシート支持フレームと干渉しない範囲で最大限上方へ突出して設定することができ、所定の地上高を確保しつつ、補機配設スペースの確保ができ、燃料タンクやサイレンサなどの大型の補機を良好に配設することができ、しかも、車幅方向に配設されたシートの支持剛性を確保することができる車両用シートの支持構造の提供を目的とする。
この発明による車両用シートの支持構造は、車室内フロア面を形成するフロアパネル上にシートを配設した車両用シートの支持構造であって、上記フロアパネルのシートの下方に対応する位置にはフロアパネルの一般面から上方に車幅方向に渡って突出した突出部が形成され、該突出部を車幅方向に跨いで延びフロアパネルの一般面に両端が取付けられたシート支持フレームが設けられると共に、上記シート支持フレームに上記シートを支持し、上記フロアパネルに形成された突出部の車室外側の下方に車両補機を配設したものである。
上記構成の車両補機は、燃料タンクやサイレンサなどの大型の補機に設定しても良い。
上記構成によれば、上述の突出部を跨ぐシート支持フレームの両端をフロアパネルの一般面に取付けているので、突出部はシート支持フレームと干渉しない範囲で最大限上方へ突出させることができ、この結果、所定の地上高を確保しつつ、補機配設スペースの確保ができて、燃料タンクやサイレンサなどの大型の補機を良好に配設することができると共に、シートは該支持フレームに支持されるので、シート支持剛性を確保することができ、加えて、シート支持フレームの両端を突出部近傍に取付けることが可能となり、この突出部を構成する縦壁の存在によりシートの支持剛性の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記フロアパネルには上方に段差が形成されたキックアップ部が設けられ、上記キックアップ部の後方に上記突出部が形成されたものである。
上記構成によれば、突出部はキックアップ部よりもさらに一段上部に位置するので、補機配設スペースのさらなる拡大を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記シート支持フレームにシートを前後方向にスライド可能に支持するシートスライダを設け、該シートスライダに上記シートを支持したものである。
上記構成によれば、シート支持フレームの両端をフロアパネルの一般面に取付ける構成と併せて、該シート支持フレームにシートスライダを設けたので、突出部の高さ寸法を確保しつつ、シートスライダも配置でき、シートを車両の前後方向に移動させることができる。つまり、突出部とシート支持フレームとのレイアウト効率を確保しつつ、シートスライダの取付けも可能となる。
この発明の一実施態様においては、上記シートスライダは一対ずつ複数組設けられ、該シートスライダに複数のシートが前後スライド可能に支持されたものである。
上記構成によれば、複数のシートをそれぞれ別々に独立させて前後スライドさせることができ、利便性の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、シート支持フレームは前部と後部とに設けられ、前部のシート支持フレームは回動可能に上記フロアパネルに支持され、後部のシート支持フレームはフロアパネルに着脱可能に支持され、上記シートを前方に格納可能に構成したものである。
上記構成によれば、複数のシートのシートアレンジと、その下方に配設された補機の配設スペースとの両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記車両補機が燃料タンクに設定されたものである。
上述の燃料タンクには突出部の空間に対応したタンク突出部を形成することが望ましい。
上記構成によれば、乗員の足元スペースの確保と、燃料タンクの容量確保との両立を図ることができる。
この発明によれば、フロアパネルのシート下方に対応して、該フロアパネルの一般面から上方に車幅方向に渡って突出した突出部を設け、この突出部を車幅方向に跨いで延びるシート支持フレームの両端を、フロアパネルの一般面に取付け、シート支持フレームにてシートを支持する一方、突出部の車室外側下方に車両補機を配設したので、突出部をシート支持フレームと干渉しない範囲で最大限上方へ突出して設定することができ、所定の地上高を確保しつつ、補機配設スペースの確保ができ、燃料タンクやサイレンサなどの大型の補機を良好に配設することができ、しかも、車幅方向に配設されたシートの支持剛性を確保することができる効果がある。
突出部をシート支持フレームと干渉しない範囲で最大限上方へ突出して設定することができ、所定の地上高を確保しつつ、補機配設スペースの確保ができ、燃料タンクやサイレンサなどの大型の補機を良好に配設することができ、しかも、車幅方向に配設されたシートの支持剛性を確保するという目的を、フロアパネルのシートの下方に対応する位置に、フロアパネルの一般面から上方に車幅方向に渡って突出した突出部を設け、この突出部を車幅方向に跨いで延びるシート支持フレームの両端を、フロアパネルの一般面に取付け、シート支持フレームにてシートを支持する一方、フロアパネルに形成された突出部の車室外側の下方に車両補機を配設するという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両用シートの支持構造を示し、図1、図2、図3において車室フロアを形成するフロアパネル1(フロント側のフロアパネル)の中央部には車室内側に突出して、車両の前後方向に延びるトンネル部2が形成されると共に、フロアパネル1の左右両側端部には、サイドシルインナとサイドシアウトとを接合して、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面を備えたサイドシル(図示せず)が接合固定されている。
また上述のフロアパネル1には上方に段差が形成されたキックアップ部3を介してリヤフロア4(リヤ側のフロアパネル)が一体または一体的に連設され、このリヤフロア4の後部には下方に段下げ形成された凹状のスペアタイヤパン5が設けられている。
上述のキックアップ部3は前低後高状に傾斜して立ち上がり、このキックアップ部3の上端に断面L字状の段差部6を介してリヤフロア突出部7を形成している。キックアップ部3とリヤフロア突出部7との間に微少寸法の段差部6を形成することで、フロア剛性の向上を図るように構成している。
上述のリヤフロア突出部7は後述するリヤシート9,10の下方に対応する位置に形成されてもので、このリヤフロア突出部7は図2に示すように、リヤフロア4の左右の一般面8,8よりも上方に突出するように形成されると共に、所定幅の左右一般面8,8を残して車幅方向のほぼ全幅にわたって突出形成されている。
上述の左右一般面8,8は図3に示すように前方に傾斜、詳しくは前低後高状に傾斜して形成され、同図に示すように傾斜した前方の低部水平部8aには左右一対のリヤシート9,10の前部が支持され、傾斜した後方の高部8bにはストライカ11を介してリヤシート9,10の後部が支持されている。
すなわち、上述の一般面8の低部水平部8aの上面には図2、図3に示すように固定ブラケット12(リヤシート支持手段)を取付け、この固定ブラケット12に支軸13を介して可動ブラケット14(リヤシート支持手段)を回動可能に枢支し、左右一対設けられた可動ブラケット14,14の上端部相互間には車幅方向に延びる剛性部材としてのシート支持フレーム15を張架している。
このシート支持フレーム15は図2に示すようにリヤフロア突出部7を車幅方向に跨いで延び、該シート支持フレーム15の両端は上述のブラケット14,12および支軸13を介してリヤフロア4の一般面8に取付けられている。
また、このシート支持フレーム15は図2に示すようにリヤフロア突出部7と離間して、該リヤフロア突出部7上方において車幅方向に延びる剛性部材であって、この実施例では金属製角パイプにて上述のシート支持フレーム15を構成しているが、このシート支持フレーム15は金属製角パイプに代えて、ハイドロフォーム成形品によって構成してもよい。
図1に示すように、上述のシート支持フレーム15のリヤ側には該シート支持フレーム15と離間して平行に延びる別のシート支持フレーム16を設け、これら前後のシート支持フレーム15,16間には左側のリヤシート9のシートクッション17と対応してシートスライダとしての一対のシートスライドレール18,18を取付けると共に、右側のリヤシート10のシートクッション17と対応してシートスライダとしての一対のシートスライドレール19,19と取付けている。
これら各一対のシートスライドレール18,19は左右のリヤシート9,10をそれぞれ別々に独立して前後方向にスライド可能に支持するものである。
ここで、左右の各シートクッション17,17の下部両サイドには切欠き部17a,17aを形成し、これら各一対の切欠き部17a,17aにより、シートスライドレール18,19の配設スペースを確保すべく構成している。
また、上述のシートスライドレール18,19は図4に示すように、2部材を接合して構成したロアレール20と、1部材を屈曲形成して構成したアッパレール21とを備え、図1に示すように各シートスライドレール18,19を車両の前後方向に向けて互に平行に取付けている。詳しくは、各ロアレール20…を前側のシート支持フレーム15に取付けると共に、それぞれのロアレール20…のリヤ側端部には上述の後側のシート支持フレーム16を取付けて、合計4本の各アッパレール21が車両の前後方向にスライド可能となるように構成されている。
さらに、図2、図3に示すように上述の可動ブラケット14の車外側にはシートクッション17,17の下部において後側のシート支持フレーム16まで延びるシートサイドフレーム22を固定している。
このシートサイドフレーム22には図3に示すように上述のストライカ11を係入する係入部23を設け、この係入部23に取付けたラッチ(図示せず)によって上述のストライカ11を着脱可能に係合すべく構成している。
そして、図1に示すように、前後のシート支持フレーム15,16と、合計4本のシートスライドレール18,19とを平面視で井型状に組合わせると共に、図3に示すように、前部のシート支持フレーム15は可動ブラケット14、支軸13、固定ブラケット12を介してリヤフロア4の一般面8の低部に回動可能に支持され、後部のシート支持フレーム16はシートサイドフレーム22およびストライカ11を介してリヤフロア4の高部8bに着脱可能に支持され、リヤシート9,10を図14、図15に示すように、前方にダブルホールド状に格納すべく構成している。
左右一対のリヤシート9,10は、前後のシート支持フレーム15,16に設けられたシートスライドレール18,19におけるアッパレール21上に取付けられたもので、これらリヤシート9,10は、シートクッション17とシートバック24とをそれぞれ備え、シートバック24はリクライニング支点25をもったリクライニングナックル26を介してシートクッション17に対して、左右独立して前方に伏動して、折り畳み可能に構成されている。
ここで、上述のシートクッション17はホイールハウス44(図11〜図14参照)との干渉を回避するために、図1に示すように車外側後部に凹部17bが形成されている。また上述のシートバック24はサスタワー45(図11〜図14参照)およびホイールハウス44との干渉を回避するために、図2に示すように車外側下部に凹部24aが形成されている。
図5は車両補機の一例としての燃料タンクの配設構造を示す正面図、図6は図1の底面図、図7は図6のA−A線矢視断面図であって、次に図1〜図3、図5〜図7を参照して車両補機の配設構造について説明する。
これらの各図面に示すように車両補機としての燃料タンク30はキックアップ部3よりも後方で、かつリヤフロア4よりも下方の空間にのみ配設されていて、図5に明瞭に示すように該燃料タンク30には上方に突出したタンク突出部30a(図5において一般面8よりも上方に突出した部分)が一体形成されている。つまり、燃料タンク30はその主体部30b(一般面8よりも下方の部分参照)がリヤフロア4の一般面8の下方に配設され、この主体部30bに対して上方に突出するタンク突出部30aを形成し、充分なタンク容量を確保すべく構成したものである。
そして、このタンク突出部30aを上述のリヤフロア突出部7により形成された空間31内に配設している。この実施例では、図5に示すように、上述のタンク突出部30aは凹状のフュエルポンプ取付け部30cを除いて空間31の内部に対応すべく車幅方向のほぼ全幅にわたって形成されており、タンク容量の拡大を図るように構成している。
また、上述の燃料タンク30は図6、図7に示すように支持されている。すなわち、車幅方向においてはトンネル部2の近傍で、かつ上下方向においてはキックアップ部3とリヤフロア突出部7とを跨ぐ位置にブラケット32を接合し、このブラケット32と上述のリヤクロスメンバ28とに締結する2本のタンクバンド33,34を用いて燃料タンク30を支持している。
一方のタンクバンド33はその前部がブラケット32に着脱可能に締結され、その後部がリヤクロスメンバ28の車幅方向端部側に着脱可能に締結されるもので、他方のタンクバンド34はその前部がブラケット32に着脱可能に締結され、その後部がリヤクロスメンバ28の車幅方向中間部に着脱可能に締結されるもので、取付け手段としてはブラケット32およびリヤクロスメンバ28に予め溶接固定したナット35と、このナット35に螺合されるボルト36を用いている。
また、上記一対のタンクバンド33,34は底面から見てリヤ側が開放する横向きV字状に組み合わされている。
さらに、上述の燃料タンク30のブラケット32から遠い側としての右側の前部コーナ部には支持片37が一体または一体的に形成され、この支持片37は、ボルト、ナット等の取付け部材38を用いて、リヤサイドフレーム27に設けた突片39に着脱可能に取付けられている。
そして、リヤフロア突出部7の車室外側の下方に燃料タンク30を配設したものである。
上述の燃料タンク30のタンク突出部30aは図3で示した側面形状(前高後低状に傾斜するスラント形状)に代えて、図8に示すように、リヤフロア突出部7の内部形状に沿うように側面視で前後方向の所定長さをもった凸形状に構成し、タンク容量のさらなる拡大を図ってもよい。
一方、図9に示すようにリヤシート9,10のシートバック24の上部には、ポールガイド40およびヘッドレストポール41を用いて、ヘッドレスト42を上下位置調整および着脱可能に取付けてもよい。
また、図10に示すように、シート支持フレーム15をリヤフロア4の一般面8に取付ける各ブラケット12,14は次のように構成してもよい。
すなわち、下側の固定ブラケット12は支軸13が配置される前後方向の中間を、剛性向上を図る目的で狭幅に形成する一方、ボルト挿通孔43,43が形成された前後両部がボルトの締付け操作性を考慮して幅広に形成し、断面形状が凹状と成るように構成され、上側の可動ブラケット14はブラケット本体14aの周縁にフランジ部14bを一体形成すると共に、ブラケット本体14aには単一または複数のビート部14c,14dを一体形成して、該可動ブラケット14それ自体の剛性、並びにシート支持剛性の向上を図るように構成してもよい。なお、図10において矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示す。
次に、図11〜15を参照して、シートアレンジについて説明する。
図11に示すように、左右のリヤシート9,10はそれぞれ別々に独立して前後方向にスライドさせることができる。図11では左側のリヤシート9を後方にスライドさせた状態を図示しているが、右側のリヤシート10も左側のリヤシート9と独立して車両の前後方向に移動させることができる。この場合、シートクッション17には凹部17bが形成されており、シートバック24にも凹部24aが形成されているので、各リヤシート9,10の後退移動時に、該リヤシート9,10とホイールハウス44、サスタワー45との干渉を回避することができる。
また図12に示すように、左右のリヤシート9,10の何れか一方のシートバック24をリクライニング支点25を中心としてシートクッション17上部に折り畳んで、前方に折り畳んだシートバック24の上方空間を荷室として有効利用することができる。図12では左側のリヤシート9のシートバック24を伏動させて前方へ折り畳んだ状態を図示しているが、右側のリヤシート10のシートバック24も左側のリヤシート9と独立して前方に折り畳むことができる。
さらに図13に示すように、左右のリヤシート9,10の双方のシートバック24,24をリクライニング支点25を中心として対応するシートクッション17,17上部に折り畳んで、前方に折り畳んだシートバック24,24の上方空間を広い荷室として有効利用することができる。
図13に示す状態から左右の支軸13,13(図2参照)を回動中心として左右一対のリヤシート9,10を前方へ回動させると、図14、図15に示すように、これら一対のリヤシート9,10を一体的にダブルホールド状に格納することができる。この場合、前後のシート支持フレーム15,16および各一対のシートスライドレール18,19も支軸13を中心として一体的に回動される。
図16は通常着座状態のリヤシート9,10に後席乗員が着座した状態を示し、上述のリヤフロア突出部7の上方の車室内側にリヤシート9,10を配設したので、リヤシート9,10(特にシートクッション17参照)の前方下部のデッドスペースを後席乗員の足元スペースとして有効利用することができ、特に図16に示す従来のキックアップ部αに対して同図に実線で示す位置までキックアップ部3を後退設定しても、上記構成の採用により、燃料タンク30のタンク容量を確保することができる。
このように上記実施例の車両用シートの支持構造は、車室内フロア面を形成するフロアパネル(リヤフロア4参照)上にリヤシート9,10を配設した車両用シートの支持構造であって、上記フロアパネル(リヤフロア4参照)のリヤシート9,10の下方に対応する位置にはフロアパネル(リヤフロア4参照)の一般面8から上方に車幅方向に渡って突出したリヤフロア突出部7が形成され、該リヤフロア突出部7を車幅方向に跨いで延びフロアパネル(リヤフロア4参照)の一般面8に両端が取付けられたシート支持フレーム15が設けられると共に、上記シート支持フレーム15に上記リヤシート9,10を支持し、上記フロアパネル(リヤフロア4参照)に形成されたリヤフロア突出部7の車室外側の下方に車両補機(燃料タンク30参照)を配設したものである。
この構成によれば、上述のリヤフロア突出部7を跨ぐシート支持フレーム15の両端をフロアパネル(リヤフロア4参照)の一般面8に取付けているので、リヤフロア突出部7はシート支持フレーム15と干渉しない範囲で最大限上方へ突出させることができ、この結果、所定の地上高を確保しつつ、補機配設スペースの確保ができて、燃料タンク30やサイレンサなどの大型の補機を良好に配設することができる共に、リヤシート9,10は該支持フレーム15に支持されるので、リヤシート9,10の支持剛性を確保することができ、加えて、シート支持フレーム15の両端をリヤフロア突出部7近傍に取付けることが可能となり、この突出部7を構成する縦壁の存在によりリヤシート9,10の支持剛性の向上を図ることができる。
また、上記フロアパネル1には上方に段差が形成されたキックアップ部3が設けられ、上記キックアップ部3の後方に上記リヤフロア突出部7が形成されたものである。
この構成によれば、リヤフロア突出部7はキックアップ部3よりもさらに一段上部に位置するので、補機配設スペースのさらなる拡大を図ることができる。
さらに、上記シート支持フレーム15にリヤシート9,10を前後方向にスライド可能に支持するシートスライダとしてのシートスライドレール18,19を設け、該シートスライドレール18,19に上記リヤシート9,10を支持したものである。
この構成によれば、シート支持フレーム15の両端をフロアパネル(リヤフロア4参照)の一般面8に取付ける構成と併せて、該シート支持フレーム15にシートスライドレール18,19を設けたので、リヤフロア突出部7の高さ寸法を確保しつつ、シートスライドレール18,19も配置でき、リヤシート9,10を車両の前後方向に移動させることができる。つまり、リヤフロア突出部7とシート支持フレーム15とのレイアウト効率を確保しつつ、シートスライドレール18,19の取付けも可能となる。
加えて、上記シートスライドレール18,19は一対ずつ複数組設けられ、該シートスライドレール18,19に複数のリヤシート9,10が前後スライド可能に支持されたものである。
この構成によれば、複数のリヤシート9,10をそれぞれ別々に独立させて前後スライドさせることができ、利便性の向上を図ることができる。
また、シート支持フレームは前部(シート支持フレーム15参照)と後部(シート支持フレーム16参照)とに設けられ、前部のシート支持フレーム15は回動可能に上記フロアパネル(リヤフロア4参照)に支持され、後部のシート支持フレーム16はフロアパネル(リヤフロア4参照)に着脱可能に支持され、上記リヤシート9,10を前方に格納可能に構成したものである。
この構成によれば、複数のリヤシート9,10のシートアレンジと、その下方に配設された補機(燃料タンク30参照)の配設スペースとの両立を図ることができる。
さらに、上記車両補機が燃料タンク30に設定されたものである。
この構成によれば、乗員の足元スペースの確保と、燃料タンク30の容量の確保との両立を図ることができる。
また、上記実施例で開示したように、フロアパネル(リヤフロア4参照)の一般面8より上方に突出したリヤフロア突出部7を形成し、このリヤフロア突出部7で形成された空間31内に燃料タンク30のタンク突出部30aを配設すると、車室内スペースなかんずく乗員の足元スペースの確保と、燃料タンク30の容量確保との両立を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のフロアパネルは、実施例のフロアパネル1、リヤフロア4に対応し、
以下同様に、
シートは、リヤシート9,10に対応し、
突出部は、リヤフロア突出部7に対応し、
シートスライダは、シートスライドレール18,19に対応し、
車両補機は、燃料タンク30に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、車両補機としては燃料タンク30に代えて、サイレンサなどの他の車両補機であってもよい。
本発明の車両用シートの支持構造を示す平面図。 シート支持構造を示す正面図。 シート支持構造を示す側面図。 シートスライドレールの拡大面図。 リヤフロア突出部とタンク突出部の関連構造を示す正面図。 図1の底面図。 図6のA−A線矢視断面図。 タンク突出部の他の実施例を示す側面図。 リヤシートの他の実施例を示す側面図。 シート支持フレームの支持構造の他の実施例を示す斜視図。 一方のリヤシートを後退移動させた状態で示す斜視図。 一方のリヤシートを折り畳んだ状態で示す斜視図。 一対の各リヤシートを折り畳んだ状態で示す斜視図。 シートを前方に格納した状態で示す斜視図。 図14の側面図。 リヤシートに着座した乗員と足元スペースとを示す説明図。
符号の説明
1…フロアパネル
3…キックアップ部
4…リヤフロア(フロアパネル)
7…リヤフロア突出部(突出部)
8…一般面
9,10…リヤシート(シート)
15,16…シート支持フレーム
18,19…シートスライドレール(シートスライダ)
30…燃料タンク(車両補機)

Claims (6)

  1. 車室内フロア面を形成するフロアパネル上にシートを配設した車両用シートの支持構造であって、
    上記フロアパネルのシートの下方に対応する位置にはフロアパネルの一般面から上方に車幅方向に渡って突出した突出部が形成され、
    該突出部を車幅方向に跨いで延びフロアパネルの一般面に両端が取付けられたシート支持フレームが設けられると共に、
    上記シート支持フレームに上記シートを支持し、上記フロアパネルに形成された突出部の車室外側の下方に車両補機を配設した
    車両用シートの支持構造。
  2. 上記フロアパネルには上方に段差が形成されたキックアップ部が設けられ、
    上記キックアップ部の後方に上記突出部が形成された
    請求項1記載の車両用シートの支持構造。
  3. 上記シート支持フレームにシートを前後方向にスライド可能に支持するシートスライダを設け、
    該シートスライダに上記シートを支持した
    請求項1または2記載の車両用シートの支持構造。
  4. 上記シートスライダは一対ずつ複数組設けられ、該シートスライダに複数のシートが前後スライド可能に支持された
    請求項3記載の車両用シートの支持構造。
  5. シート支持フレームは前部と後部とに設けられ、
    前部のシート支持フレームは回動可能に上記フロアパネルに支持され、
    後部のシート支持フレームはフロアパネルに着脱可能に支持され、
    上記シートを前方に格納可能に構成した
    請求項1〜4の何れか1に記載の車両用シートの支持構造。
  6. 上記車両補機が燃料タンクに設定された
    請求項1〜5の何れか1に記載の車両用シートの支持構造。
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