JPH11115528A - コラムシフト装置 - Google Patents
コラムシフト装置Info
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- JPH11115528A JPH11115528A JP30652997A JP30652997A JPH11115528A JP H11115528 A JPH11115528 A JP H11115528A JP 30652997 A JP30652997 A JP 30652997A JP 30652997 A JP30652997 A JP 30652997A JP H11115528 A JPH11115528 A JP H11115528A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コラムシフト装置において、省スペース化や
組付性を向上し、しかも、構成を簡単にすることにあ
る。 【構成】 キーロックリンクがキーシリンダのシリンダ
側ロックリンクに直接的に連動するように連結用リンク
機構を設け、また、ソレノイドの一方への作動によって
回動されてキーロックリンクの作動を阻止するとともに
ブレーキ操作によるソレノイドの他方への作動によって
キーロックリンクの作動を許容するシフトロックプレー
トを設けている。
組付性を向上し、しかも、構成を簡単にすることにあ
る。 【構成】 キーロックリンクがキーシリンダのシリンダ
側ロックリンクに直接的に連動するように連結用リンク
機構を設け、また、ソレノイドの一方への作動によって
回動されてキーロックリンクの作動を阻止するとともに
ブレーキ操作によるソレノイドの他方への作動によって
キーロックリンクの作動を許容するシフトロックプレー
トを設けている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、コラムシフト装
置に係り、特にシフト装置がステアリングシャフトに取
付けられるコラムタイプのコラムシフト装置に関する。
置に係り、特にシフト装置がステアリングシャフトに取
付けられるコラムタイプのコラムシフト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】車両に搭載された自動変速機において
は、シフト装置のセレクトレバーをパーキング位置、リ
バース位置、ニュートラル位置、ドライブ位置等にセレ
クト操作することにより、パーキング状態、リバース状
態、ニュートラル状態、ドライブ状態等の各状態に切換
えられる。このシフト装置には、車両のフロアに取付け
られるフロアシフト装置や、車両のステアリングシャフ
トに取付けられるコラムシフト装置がある。
は、シフト装置のセレクトレバーをパーキング位置、リ
バース位置、ニュートラル位置、ドライブ位置等にセレ
クト操作することにより、パーキング状態、リバース状
態、ニュートラル状態、ドライブ状態等の各状態に切換
えられる。このシフト装置には、車両のフロアに取付け
られるフロアシフト装置や、車両のステアリングシャフ
トに取付けられるコラムシフト装置がある。
【０００３】コラムシフト装置にあっては、セレクトレ
バーのパーキング位置で、運転者がセレクトレバーを手
前側に引く、いわゆるプル操作に連動したキーロックリ
ンクを設け、このキーロックリンクとキーシリンダのシ
リンダ側ロックリンクとをケーブルで連結し、キーロッ
クリンクがシリンダ側ロックリンクに間接的に連動する
ようにし、ケーブルの動作によってイグニションキーの
ロック・解除を行なうキーインタロック機構を設けてい
るものがある。このキーインタロック機構は、セレクト
レバーがパーキング位置にセレクトされていないと、イ
グニションキーをキーシリンダから抜くことができない
ようにしたものである。
バーのパーキング位置で、運転者がセレクトレバーを手
前側に引く、いわゆるプル操作に連動したキーロックリ
ンクを設け、このキーロックリンクとキーシリンダのシ
リンダ側ロックリンクとをケーブルで連結し、キーロッ
クリンクがシリンダ側ロックリンクに間接的に連動する
ようにし、ケーブルの動作によってイグニションキーの
ロック・解除を行なうキーインタロック機構を設けてい
るものがある。このキーインタロック機構は、セレクト
レバーがパーキング位置にセレクトされていないと、イ
グニションキーをキーシリンダから抜くことができない
ようにしたものである。
【０００４】また、コラムシフト装置にあっては、電気
式アクチュエータであるソレノイドをセレクトレバー側
に設け、このソレノイドへのオン（導通）・オフ（非導
通）の作動によって、セレクトレバーのセレクト操作の
ロック・解除を行うシフトロック機構を設けているもの
がある。このシフトロック機構は、イグニションキーが
オンの時に、ブレーキペダルを踏まなければ、セレクト
レバーをパーキング位置からセレクト操作することがで
きなくするものである。
式アクチュエータであるソレノイドをセレクトレバー側
に設け、このソレノイドへのオン（導通）・オフ（非導
通）の作動によって、セレクトレバーのセレクト操作の
ロック・解除を行うシフトロック機構を設けているもの
がある。このシフトロック機構は、イグニションキーが
オンの時に、ブレーキペダルを踏まなければ、セレクト
レバーをパーキング位置からセレクト操作することがで
きなくするものである。
【０００５】このようなコラムシフト装置としては、例
えば、特開平８−３２４２８３号公報に開示されてい
る。この公報に記載のものは、セレクトレバーのセレク
ト操作によってピボット軸を介して回動されるセレクト
リンクに、節度用板ばねの押圧される節度波形部を設け
ることにより、節度波形部の回動半径を大きくして充分
な節度荷重特性を得て、運転者が滑らかな節度感を得る
ことができるようにするものであり、また、キーロック
リンクがケーブルを介してキーシリンダのシリンダ側ロ
ックリンクに間接的に連動される。
えば、特開平８−３２４２８３号公報に開示されてい
る。この公報に記載のものは、セレクトレバーのセレク
ト操作によってピボット軸を介して回動されるセレクト
リンクに、節度用板ばねの押圧される節度波形部を設け
ることにより、節度波形部の回動半径を大きくして充分
な節度荷重特性を得て、運転者が滑らかな節度感を得る
ことができるようにするものであり、また、キーロック
リンクがケーブルを介してキーシリンダのシリンダ側ロ
ックリンクに間接的に連動される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、コラ
ムシフト装置にあっては、キーロックリンクとキーシリ
ンダとをケーブルによって連結し、キーロックリンクが
シリンダ側ロックリンクに間接的に連動するので、ケー
ブルやケーブル固定具等の部品のための配索スペースが
必要になり、よって、そのためのスペースが大きく必要
となり、設計の自由度が小さくなるという不都合があっ
た。また、組付時にケーブルの長さ等のバラツキ及び組
付時の各部品間のバラツキが発生し、このため、これら
バラツキをなくすための調整が必要となり、組付性が低
下するという不都合があった。
ムシフト装置にあっては、キーロックリンクとキーシリ
ンダとをケーブルによって連結し、キーロックリンクが
シリンダ側ロックリンクに間接的に連動するので、ケー
ブルやケーブル固定具等の部品のための配索スペースが
必要になり、よって、そのためのスペースが大きく必要
となり、設計の自由度が小さくなるという不都合があっ
た。また、組付時にケーブルの長さ等のバラツキ及び組
付時の各部品間のバラツキが発生し、このため、これら
バラツキをなくすための調整が必要となり、組付性が低
下するという不都合があった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、第１に、車両に搭載された
自動変速機を各状態に切換えるセレクトレバーを設け、
このセレクトレバーを回動可能に支持するセレクト本体
をステアリングシャフトに設け、前記セレクト本体には
前記セレクトレバーのプル操作に連動するキーロックリ
ンクを設け、このキーロックリンクをキーシリンダのシ
リンダ側ロックリンクに連絡したコラムシフト装置にお
いて、前記キーロックリンクが前記シリンダ側ロックリ
ンクに直接的に連動するように連結用リンク機構を設け
たことを特徴とする。
述不都合を除去するために、第１に、車両に搭載された
自動変速機を各状態に切換えるセレクトレバーを設け、
このセレクトレバーを回動可能に支持するセレクト本体
をステアリングシャフトに設け、前記セレクト本体には
前記セレクトレバーのプル操作に連動するキーロックリ
ンクを設け、このキーロックリンクをキーシリンダのシ
リンダ側ロックリンクに連絡したコラムシフト装置にお
いて、前記キーロックリンクが前記シリンダ側ロックリ
ンクに直接的に連動するように連結用リンク機構を設け
たことを特徴とする。
【０００８】第２に、車両に搭載された自動変速機を各
状態に切換えるセレクトレバーを設け、このセレクトレ
バーを回動可能に支持するセレクト本体をステアリング
シャフトに設け、前記セレクト本体には前記セレクトレ
バーのプル操作に連動するキーロックリンクを設け、こ
のキーロックリンクをキーシリンダのシリンダ側ロック
リンクに連絡して設け、ブレーキ操作状態によって前記
セレクトレバーのセレクト操作のロック・解除を行うよ
うに作動するソレノイドを設けたコラムシフト装置にお
いて、前記キーロックリンクが前記シリンダ側ロックリ
ンクに直接的に連動するように連結用リンク機構を設
け、前記ソレノイドの一方への作動によって回動されて
前記キーロックリンクの作動を阻止するとともにブレー
キ操作による前記ソレノイドの他方への作動によって前
記キーロックリンクの作動を許容するシフトロックプレ
ートを設けたことを特徴とする。
状態に切換えるセレクトレバーを設け、このセレクトレ
バーを回動可能に支持するセレクト本体をステアリング
シャフトに設け、前記セレクト本体には前記セレクトレ
バーのプル操作に連動するキーロックリンクを設け、こ
のキーロックリンクをキーシリンダのシリンダ側ロック
リンクに連絡して設け、ブレーキ操作状態によって前記
セレクトレバーのセレクト操作のロック・解除を行うよ
うに作動するソレノイドを設けたコラムシフト装置にお
いて、前記キーロックリンクが前記シリンダ側ロックリ
ンクに直接的に連動するように連結用リンク機構を設
け、前記ソレノイドの一方への作動によって回動されて
前記キーロックリンクの作動を阻止するとともにブレー
キ操作による前記ソレノイドの他方への作動によって前
記キーロックリンクの作動を許容するシフトロックプレ
ートを設けたことを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】この発明は、第１に、キーロック
リンクがキーシリンダのシリンダ側ロックリンクに連結
用リンク機構によって直接的に連動されるので、ケーブ
ル等の部品を不要とし、省スペース化を図り、設計の自
由度を大きくし、また、各部品間のバラツキがないの
で、組付時の調整を不要とし、組付性を向上することが
できる。
リンクがキーシリンダのシリンダ側ロックリンクに連結
用リンク機構によって直接的に連動されるので、ケーブ
ル等の部品を不要とし、省スペース化を図り、設計の自
由度を大きくし、また、各部品間のバラツキがないの
で、組付時の調整を不要とし、組付性を向上することが
できる。
【００１０】第２に、第１の場合と同様に、省スペース
化を図るとともに、組付性を向上し、また、キーロック
とシフトロックとを同一のリンク系で行うことができる
ので、部品の共通化を図り、構成を簡単とし、しかも、
廉価とすることができる。
化を図るとともに、組付性を向上し、また、キーロック
とシフトロックとを同一のリンク系で行うことができる
ので、部品の共通化を図り、構成を簡単とし、しかも、
廉価とすることができる。
【００１１】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図１〜１３は、この発明の実施
例を示すものである。図１２〜１３において、２は自動
変速機（図示せず）を搭載した車両、４はステアリング
ホイール、６はステアリングシャフト、８は電動パワー
ステアリング装置、１０はギヤボックス、１２は車軸、
１４はタイロッド、１６は車輪である。
且つ具体的に説明する。図１〜１３は、この発明の実施
例を示すものである。図１２〜１３において、２は自動
変速機（図示せず）を搭載した車両、４はステアリング
ホイール、６はステアリングシャフト、８は電動パワー
ステアリング装置、１０はギヤボックス、１２は車軸、
１４はタイロッド、１６は車輪である。
【００１２】ステアリングシャフト６には、セレクトレ
バー１８を備えたコラムシフト装置２０が設けられてい
る。このコラムシフト装置２０のセレクトレバー１８
は、セレクト操作によって自動変速機を各状態に切換え
るものである。
バー１８を備えたコラムシフト装置２０が設けられてい
る。このコラムシフト装置２０のセレクトレバー１８
は、セレクト操作によって自動変速機を各状態に切換え
るものである。
【００１３】このコラムシフト装置２０にあって、図５
に示す如く、セレクト本体２２を構成するリテーナ２４
には、ピボットレバー２６が挿入して設けられている。
このピボットレバー２６のＣ字形のレバー支持部２８に
は、ピボットシャフト３０によってセレクトレバー１８
の基端側が回動可能に設けられている。
に示す如く、セレクト本体２２を構成するリテーナ２４
には、ピボットレバー２６が挿入して設けられている。
このピボットレバー２６のＣ字形のレバー支持部２８に
は、ピボットシャフト３０によってセレクトレバー１８
の基端側が回動可能に設けられている。
【００１４】また、リテーナ２４には、図２に示す如
く、セレクトレバー１８を図２のＡ方向に常時付勢する
押進スプリング３２が設けられる。更に、リテーナ２４
には、図３に示す如く、段差形状のレバー規制段差部３
４が形成されている。これにより、セレクトレバー１８
は、押進スプリング３２の付勢力によって常時図２のＡ
方向に付勢され、また、レバー規制段差部３４によって
規制されているので、セレクトレバー１８を押進スプリ
ング３２の付勢力に抗して図２のＢ方向にプル操作（手
前側に引く）することで、セレクトレバー１８をパーキ
ング位置から他の位置にセレクト可能となるものであ
る。
く、セレクトレバー１８を図２のＡ方向に常時付勢する
押進スプリング３２が設けられる。更に、リテーナ２４
には、図３に示す如く、段差形状のレバー規制段差部３
４が形成されている。これにより、セレクトレバー１８
は、押進スプリング３２の付勢力によって常時図２のＡ
方向に付勢され、また、レバー規制段差部３４によって
規制されているので、セレクトレバー１８を押進スプリ
ング３２の付勢力に抗して図２のＢ方向にプル操作（手
前側に引く）することで、セレクトレバー１８をパーキ
ング位置から他の位置にセレクト可能となるものであ
る。
【００１５】また、リテーナ２４には、図４に示す如
く、セレクトリンク３６が軸支して設けられている。こ
のセレクトリンク３６には、自動変速機に連絡するセレ
クトケーブル（図示せず）が接続して設けられる。これ
により、セレクトレバー１８を図４のＣ方向にセレクト
操作することで、ピボットシャフト３０、セレクトリン
ク３６に動きを伝え、セレクトケーブルを介して自動変
速機の切換機構をセレクト動作させるものである。
く、セレクトリンク３６が軸支して設けられている。こ
のセレクトリンク３６には、自動変速機に連絡するセレ
クトケーブル（図示せず）が接続して設けられる。これ
により、セレクトレバー１８を図４のＣ方向にセレクト
操作することで、ピボットシャフト３０、セレクトリン
ク３６に動きを伝え、セレクトケーブルを介して自動変
速機の切換機構をセレクト動作させるものである。
【００１６】図５に示す如く、リテーナ２４とピボット
レバー２６間には、リング形状のシフトロックプレート
３８が回動可能に設けられている。このシフトロックプ
レート３８には、図６に示す如く、ブレーキ操作状態に
よってセレクトレバー１８のセレクト操作のロック・解
除を行うように作動するシフトロック用の電気式アクチ
ュエータであるソレノイド４０が連絡して設けられてい
る。
レバー２６間には、リング形状のシフトロックプレート
３８が回動可能に設けられている。このシフトロックプ
レート３８には、図６に示す如く、ブレーキ操作状態に
よってセレクトレバー１８のセレクト操作のロック・解
除を行うように作動するシフトロック用の電気式アクチ
ュエータであるソレノイド４０が連絡して設けられてい
る。
【００１７】シフトロックプレート３８は、ソレノイド
４０の一方への作動によって回動されて後述のキーロッ
クリンク４４の作動を阻止するとともに、ブレーキ操作
によるソレノイド２０の他方への作動によってキーロッ
クリンク４４の作動を許容するものである。
４０の一方への作動によって回動されて後述のキーロッ
クリンク４４の作動を阻止するとともに、ブレーキ操作
によるソレノイド２０の他方への作動によってキーロッ
クリンク４４の作動を許容するものである。
【００１８】また、セレクト本体２２には、第１支軸４
２によってキーロックリンク４４が摺動可能に設けられ
ている。このキーロックリンク４４は、セレクトレバー
１８のパーキング位置において、セレクトレバー１８の
プル操作に連動するものである。
２によってキーロックリンク４４が摺動可能に設けられ
ている。このキーロックリンク４４は、セレクトレバー
１８のパーキング位置において、セレクトレバー１８の
プル操作に連動するものである。
【００１９】図１に示す如く、このキーロックリンク４
４は、連結用リンク機構４６を介してキーシリンダ４８
のシリンダ側ロックリンク５０に連結される。これによ
り、キーロックリンク４４は、シリンダ側ロックリンク
５０に直接的に連動するものである。
４は、連結用リンク機構４６を介してキーシリンダ４８
のシリンダ側ロックリンク５０に連結される。これによ
り、キーロックリンク４４は、シリンダ側ロックリンク
５０に直接的に連動するものである。
【００２０】連結用リンク機構４６は、中央部位が第２
支軸５２に軸支されて一端がキーロックリンク４４に当
接し且つ他端がキーシリンダ４８側に位置する連結用レ
バー５４と、一端がこの連結用レバー５４の他端に当接
し且つ他端がシリンダ側ロックリンク５０に連結した連
結用ロッド５６と、この連結用ロッド５６に嵌装されて
該連結用ロッド５６をキーロックレバー５４の他端側に
押圧付勢する連結用スプリング５８とからなる。なお、
図９において、符号６０はキーシリンダ４８のイグニシ
ョンキー（ＩＧＧ）である。
支軸５２に軸支されて一端がキーロックリンク４４に当
接し且つ他端がキーシリンダ４８側に位置する連結用レ
バー５４と、一端がこの連結用レバー５４の他端に当接
し且つ他端がシリンダ側ロックリンク５０に連結した連
結用ロッド５６と、この連結用ロッド５６に嵌装されて
該連結用ロッド５６をキーロックレバー５４の他端側に
押圧付勢する連結用スプリング５８とからなる。なお、
図９において、符号６０はキーシリンダ４８のイグニシ
ョンキー（ＩＧＧ）である。
【００２１】次に、この実施例の作用を説明する。
【００２２】イグニションキー６０のオン時で、セレク
トレバー１８がパーキング位置の場合にあっては、図
６、７に示す如く、シフトロックプレート３８は、ソレ
ノイド４０の一方への作動によって回動（図６で反時計
方向）された状態になり、且つ、セレクトレバー１８・
キーロックリンク４４とピボットレバー２６との間に入
り込んだ状態になっている。
トレバー１８がパーキング位置の場合にあっては、図
６、７に示す如く、シフトロックプレート３８は、ソレ
ノイド４０の一方への作動によって回動（図６で反時計
方向）された状態になり、且つ、セレクトレバー１８・
キーロックリンク４４とピボットレバー２６との間に入
り込んだ状態になっている。
【００２３】このため、セレクトレバー１８のプル操作
が規制され、セレクトレバー１８がリテーナ２４のレバ
ー規制段差部３４を越えることができず、セレクトレバ
ー１８の他の位置へのセレクト操作が不可能となる。
が規制され、セレクトレバー１８がリテーナ２４のレバ
ー規制段差部３４を越えることができず、セレクトレバ
ー１８の他の位置へのセレクト操作が不可能となる。
【００２４】そして、ブレーキペダルを踏み込むと、図
８に示す如く、シフトロックプレート３８は、このブレ
ーキペダルの踏み込みによるソレノイド４０の他方への
作動によって解放され（内蔵スプリングによって）、逆
方向に回動（図８で時計方向）し、セレクトレバー１８
とキーロックリンク４４との間から抜け、これにより、
運転者がセレクトレバー１８のプル操作が可能な状態に
なり、セレクトレバー１８の他の位置へのセレクト操作
が可能となる。
８に示す如く、シフトロックプレート３８は、このブレ
ーキペダルの踏み込みによるソレノイド４０の他方への
作動によって解放され（内蔵スプリングによって）、逆
方向に回動（図８で時計方向）し、セレクトレバー１８
とキーロックリンク４４との間から抜け、これにより、
運転者がセレクトレバー１８のプル操作が可能な状態に
なり、セレクトレバー１８の他の位置へのセレクト操作
が可能となる。
【００２５】一方、セレクトレバー１８がパーキング位
置の場合にあっては、図９に示す如く、キーロックリン
ク４４、連結用レバー５４がフリーの状態になってお
り、連結用ロッド５６が連結用スプリング５８の付勢力
によって、連結用レバー５４の他端を押進するように突
出状態になっており、これにより、イグニションキー６
０の回動規制がなくなり、イグニションキー６０のオフ
（ＯＦＦ）への回動が可能となり、イグニションキー６
０を抜くことができる。
置の場合にあっては、図９に示す如く、キーロックリン
ク４４、連結用レバー５４がフリーの状態になってお
り、連結用ロッド５６が連結用スプリング５８の付勢力
によって、連結用レバー５４の他端を押進するように突
出状態になっており、これにより、イグニションキー６
０の回動規制がなくなり、イグニションキー６０のオフ
（ＯＦＦ）への回動が可能となり、イグニションキー６
０を抜くことができる。
【００２６】また、セレクトレバー１８がパーキング位
置以外（例えばドライブ位置）にあっては、図１０、１
１に示す如く、キーロックリンク４４がピボットレバー
２６によって押えこまれ、連結用レバー５４が回動し、
連結用スプリング５８の付勢力に抗して連結用ロッド５
８をシリンダ側ロックリング５０側に後退させ、これに
より、イグニションキー６０が回動不可能となり、イグ
ニションキー６０が抜けなくなる。
置以外（例えばドライブ位置）にあっては、図１０、１
１に示す如く、キーロックリンク４４がピボットレバー
２６によって押えこまれ、連結用レバー５４が回動し、
連結用スプリング５８の付勢力に抗して連結用ロッド５
８をシリンダ側ロックリング５０側に後退させ、これに
より、イグニションキー６０が回動不可能となり、イグ
ニションキー６０が抜けなくなる。
【００２７】そして、セレクトレバー１８のパーキング
位置の時に、イグニションキー６０をキーシリンダ４８
から抜いた状態にすると、連結用ロッド５６の動作が規
制され、つまり、突出した状態のままとなり、連結用レ
バー５４を介してキーロックリンク４４が突出状態に規
制され、これにより、セレクトレバー１８のプル操作が
不可能となり、セレクトレバー１８のパーキング位置か
らのセレクト操作が不可能となる（図９参照）。
位置の時に、イグニションキー６０をキーシリンダ４８
から抜いた状態にすると、連結用ロッド５６の動作が規
制され、つまり、突出した状態のままとなり、連結用レ
バー５４を介してキーロックリンク４４が突出状態に規
制され、これにより、セレクトレバー１８のプル操作が
不可能となり、セレクトレバー１８のパーキング位置か
らのセレクト操作が不可能となる（図９参照）。
【００２８】この結果、キーロックリンク４４が連結用
リンク機構４６によって直接的にキーシリンダ４８のシ
リンダ側ロックリンク５０に連動するので、従来のケー
ブルやケーブル固定具等の部品のための配索スペースを
不要として、省スペース化を図り、設計の自由度を大き
くすることができる。
リンク機構４６によって直接的にキーシリンダ４８のシ
リンダ側ロックリンク５０に連動するので、従来のケー
ブルやケーブル固定具等の部品のための配索スペースを
不要として、省スペース化を図り、設計の自由度を大き
くすることができる。
【００２９】また、組付時等のバラツキが縮小されるの
で、各部品間の調整作業を不要とし、組付性を向上する
ことができる。
で、各部品間の調整作業を不要とし、組付性を向上する
ことができる。
【００３０】更に、キーインタロックとシフトロックと
を同一のリンク系によって行うことができるので、部品
の兼用・共通化により、構成を簡単にし、しかも、廉価
とすることができる。
を同一のリンク系によって行うことができるので、部品
の兼用・共通化により、構成を簡単にし、しかも、廉価
とすることができる。
【００３１】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、第１に、キーロックリンクがキーシリン
ダのシリンダ側ロックリンクに直接的に連動するように
連結用リンク機構を設けたことにより、ケーブル等の部
品を不要とし、省スペース化を図り、設計の自由度を大
きくし、また、各部品間のバラツキがないので、組付時
の各部品間の調整を不要とし、組付性を向上し得る。
発明によれば、第１に、キーロックリンクがキーシリン
ダのシリンダ側ロックリンクに直接的に連動するように
連結用リンク機構を設けたことにより、ケーブル等の部
品を不要とし、省スペース化を図り、設計の自由度を大
きくし、また、各部品間のバラツキがないので、組付時
の各部品間の調整を不要とし、組付性を向上し得る。
【００３２】第２に、キーロックリンクをキーシリンダ
のシリンダ側ロックリンクに直接的に連動するように連
結用リンク機構を設け、ソレノイドの一方への作動によ
って回動されてキーロックリンクの作動を阻止するとと
もにブレーキ操作によるソレノイドの他方への作動によ
ってキーロックリンクの作動を許容するシフトロックプ
レートを設けたことにより、上述の第１の場合と同様な
効果を得るとともに、キーロックとシフトロックとを同
一のリンク系で行うことができるので、部品の共通化を
図り、構成を簡単とし、しかも、廉価とし得る。
のシリンダ側ロックリンクに直接的に連動するように連
結用リンク機構を設け、ソレノイドの一方への作動によ
って回動されてキーロックリンクの作動を阻止するとと
もにブレーキ操作によるソレノイドの他方への作動によ
ってキーロックリンクの作動を許容するシフトロックプ
レートを設けたことにより、上述の第１の場合と同様な
効果を得るとともに、キーロックとシフトロックとを同
一のリンク系で行うことができるので、部品の共通化を
図り、構成を簡単とし、しかも、廉価とし得る。
【図１】コラムシフト装置の平面図である。
【図２】セレクトレバーの動作を説明する平面図であ
る。
る。
【図３】図２の矢印〓による側面図である。
【図４】セレクトレバーのプル操作時の動作を説明する
平面図である。
平面図である。
【図５】図４の〓ー〓線による断面図である。
【図６】シフトロック（プルロック）の際でセレクト不
可能時の説明をする図である。
可能時の説明をする図である。
【図７】図６の〓−〓線による断面図である。
【図８】シフトロックの際でセレクト可能時の説明をす
る図である。
る図である。
【図９】キーロックの際でイグニションキーの回動可能
時及びイグニションキーのロック時のプルロック状態の
説明をする図である。
時及びイグニションキーのロック時のプルロック状態の
説明をする図である。
【図１０】キーロックの際でイグニションキーの回動不
可能時の説明をする図である。
可能時の説明をする図である。
【図１１】図１０の平面図である。
【図１２】車両の平面図である。
【図１３】車両の側面図である。
２ 車両 ６ ステアリングシャフト １８ セレクトレバー ２０ コラムシフト装置 ２２ セレクト本体 ３６ セレクトリンク ３８ シフトロックプレート ４０ ソレノイド ４４ キーロックリンク ４６ 連結用リンク機構 ４８ キーシリンダ ５４ 連結用レバー ５６ 連結用ロッド ５８ 連結用スプリング ６０ イグニションキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 孝二 愛知県刈谷市幸町壱丁目壱番地壱 津田工 業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 車両に搭載された自動変速機を各状態に
切換えるセレクトレバーを設け、このセレクトレバーを
回動可能に支持するセレクト本体をステアリングシャフ
トに設け、前記セレクト本体には前記セレクトレバーの
プル操作に連動するキーロックリンクを設け、このキー
ロックリンクをキーシリンダのシリンダ側ロックリンク
に連絡したコラムシフト装置において、前記キーロック
リンクが前記シリンダ側ロックリンクに直接的に連動す
るように連結用リンク機構を設けたことを特徴とするコ
ラムシフト装置。 - 【請求項２】 車両に搭載された自動変速機を各状態に
切換えるセレクトレバーを設け、このセレクトレバーを
回動可能に支持するセレクト本体をステアリングシャフ
トに設け、前記セレクト本体には前記セレクトレバーの
プル操作に連動するキーロックリンクを設け、このキー
ロックリンクをキーシリンダのシリンダ側ロックリンク
に連絡して設け、ブレーキ操作状態によって前記セレク
トレバーのセレクト操作のロック・解除を行うように作
動するソレノイドを設けたコラムシフト装置において、
前記キーロックリンクが前記シリンダ側ロックリンクに
直接的に連動するように連結用リンク機構を設け、前記
ソレノイドの一方への作動によって回動されて前記キー
ロックリンクの作動を阻止するとともにブレーキ操作に
よる前記ソレノイドの他方への作動によって前記キーロ
ックリンクの作動を許容するシフトロックプレートを設
けたことを特徴とするコラムシフト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30652997A JP3693800B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | コラムシフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30652997A JP3693800B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | コラムシフト装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11115528A true JPH11115528A (ja) | 1999-04-27 |
| JP3693800B2 JP3693800B2 (ja) | 2005-09-07 |
Family
ID=17958130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30652997A Expired - Fee Related JP3693800B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | コラムシフト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3693800B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002052948A (ja) * | 2000-05-31 | 2002-02-19 | Tokai Rika Co Ltd | シフト装置 |
| JP4652611B2 (ja) * | 2000-05-31 | 2011-03-16 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置 |
| CN106891720A (zh) * | 2015-12-18 | 2017-06-27 | 大众汽车有限公司 | 换挡杆装置、尤其可手动换挡的变速器的换挡杆装置 |
-
1997
- 1997-10-21 JP JP30652997A patent/JP3693800B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002052948A (ja) * | 2000-05-31 | 2002-02-19 | Tokai Rika Co Ltd | シフト装置 |
| JP4652611B2 (ja) * | 2000-05-31 | 2011-03-16 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置 |
| JP4689875B2 (ja) * | 2000-05-31 | 2011-05-25 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置 |
| CN106891720A (zh) * | 2015-12-18 | 2017-06-27 | 大众汽车有限公司 | 换挡杆装置、尤其可手动换挡的变速器的换挡杆装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3693800B2 (ja) | 2005-09-07 |
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