JPH11115525A - シフトレバー装置 - Google Patents

シフトレバー装置

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JPH11115525A
JPH11115525A JP9288840A JP28884097A JPH11115525A JP H11115525 A JPH11115525 A JP H11115525A JP 9288840 A JP9288840 A JP 9288840A JP 28884097 A JP28884097 A JP 28884097A JP H11115525 A JPH11115525 A JP H11115525A
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JP
Japan
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shift lever
shift
groove
range
vehicle
Prior art date
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JP9288840A
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English (en)
Inventor
Noriyasu Shamoto
紀康 社本
Masafumi Kato
政史 加藤
Masahiko Okawa
昌彦 大川
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Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K20/00Arrangement or mounting of change-speed gearing control devices in vehicles
    • B60K20/02Arrangement or mounting of change-speed gearing control devices in vehicles of initiating means
    • B60K20/04Arrangement or mounting of change-speed gearing control devices in vehicles of initiating means floor mounted
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
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    • B60K20/02Arrangement or mounting of change-speed gearing control devices in vehicles of initiating means
    • B60K20/08Dashboard means
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    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20012Multiple controlled elements
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    • Y10T74/2003Electrical actuator
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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置範囲が小スペースなシフトレバー装置を
得る。 【解決手段】 本シフトレバー装置10では、ボールシ
ャフト66のピン78をコントロールプレート80の孔
106へ入り込ませてシフトレバー24をシフト溝18
の中間部から前端部或いは後端部へ移動させると、ジョ
イント30を介してボールシャフト60が前方或いは後
方へ向けて回転し、コントロールプレート80がシャフ
ト84周りに回転して、突起108がそれまで入り込ん
でいた溝104に隣接する溝104へ入り込み、自動変
速機94のシフトレンジが1段階変更される。このよう
に、本シフトレバー装置10では、シフトレバー24の
移動を繰り返すことにより、自動変速機94のシフトレ
ンジを変更するため、シフトレバー24の移動範囲はシ
フトレンジ2段階分でよく、車両室内側でのシフトレバ
ー装置10の設置スペースを小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の変速機を操
作するシフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のシフトレンジを有する自動変速機
を採用した車両では、通常、運転席の側方に、車両上下
方向へ向けて長手方向とされた棒状のシフトレバーを車
両前後方向又は左右方向へ向けて揺動操作することによ
って自動変速機のシフトレンジの変更が可能なシフトレ
バー装置が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のシフ
トレバー装置では、車両の装置設置部分に車両前後方向
又は左右方向へシフトレバーの揺動させるためのスペー
スが必要である。このため、装置設置部分の周辺の室内
形状に制約があった。
【0004】本発明は上記事実を考慮し、設置範囲が小
スペースなシフトレバー装置を得ることが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のシフトレ
バー装置は、所定範囲往復移動可能なシフトレバーと、
車両の変速機へ接続され、前記所定範囲の中間部から一
端までのシフトレバーの往動或いは当該往動後のシフト
レバーの復動を受けて所定量変位して前記変速機のシフ
トレンジを1段階変更し、前記中間部から他端までのシ
フトレバーの往動或いは当該往動後のシフトレバーの復
動を受けて所定量変位して前記変速機のシフトレンジを
逆方向へ1段階変更するコントロール手段と、を備えて
いる。
【0006】上記構成のシフトレバー装置によれば、所
定の移動範囲の中間部から一端までシフトレバーが往
動、或いはこの往動後に中間部へ向けてシフトレバーが
復動すると、コントロール手段が所定量変位して車両の
変速機のシフトレンジが1段階変更される。また、これ
とは逆に、移動範囲(所定範囲)の中間部から他端まで
シフトレバーが往動、或いはこの往動後に中間部へ向け
てシフトレバーが復動すると、コントロール手段が所定
量変位して車両の変速機のシフトレンジが逆方向へ1段
階変更される。したがって、シフトレバーの往復移動を
繰り返すことにより、変速機を所望のシフトレンジへ変
更できる。
【0007】ここで、本シフトレバー装置を複数段階、
特に4段階以上のシフトレンジを有する変速機に適用し
ても、シフトレバーの往復移動範囲は、シフトレンジを
一段階変更する分のストロークと、逆方向へシフトレン
ジを一段階変更する分のストローク、すなわち、シフト
レンジ2段階分のストロークでよい。このため、シフト
レバーの移動ストローク(すなわち、所定の移動範囲)
を小さくでき、車両室内側でのシフトレバー装置を設置
スペースを小さくできる。
【0008】請求項2記載のシフトレバー装置は、請求
項1記載のシフトレバー装置において、前記コントロー
ル手段を変位させてシフトレンジを変更する際に前記シ
フトレバーを前記コントロール手段へ接続し、前記コン
トロール手段の変位の前後には前記接続状態を解除する
接続手段を備えることを特徴としている。
【0009】上記構成のシフトレバー装置では、コント
ロール手段を変位させてシフトレンジを変更する際、す
なわち、シフトレバーの往動時にコントロール手段を変
位させる構成の場合には、シフトレバーが往動する際、
また、シフトレバーの往動後の復動時にコントロール手
段を変位させる構成の場合には、シフトレバーが復動す
る際に、接続手段によってシフトレバーをコントロール
手段へ接続され、シフトレンジ変更のためのシフトレバ
ーの動作がコントロール手段へ伝達される。
【0010】また、コントロール手段の変位の前後、す
なわち、コントロール手段を変位させるためのシフトレ
バーの往動或いは復動の前後には、接続手段によるシフ
トレバーとコントロール手段との接続が解除され、この
状態でのシフトレバーの往復移動がコントロール手段へ
伝達されることはない。このため、不用意なシフトレバ
ー操作によるシフトレンジの変更が防止される。
【0011】請求項3記載のシフトレバー装置は、請求
項2記載のシフトレバー装置において、前記シフトレバ
ーを前記往復移動方向とは異なる所定の方向へ移動させ
ることにより、前記接続手段が前記シフトレバーをコン
トロール手段へ接続することを特徴している。
【0012】上記構成のシフトレバー装置では、コント
ロール手段を変位させる場合の往復移動方向とは異なる
所定の方向へ向けてシフトレバーを移動させると、接続
手段によってシフトレバーがコントロール手段へ接続さ
れる。この状態でシフトレバーを往復移動させるとコン
トロール手段が変位して、変速機のシフトレンジが変更
される。
【0013】請求項4記載のシフトレバー装置は、請求
項2記載のシフトレバー装置において、前記シフトレバ
ーに設けられると共に前記シフトレバーに沿って前記シ
フトレバーに対して移動可能な操作手段を備え、前記操
作手段が前記シフトレバーに対して移動した場合に前記
接続手段が前記シフトレバーをコントロール手段へ接続
することを特徴としている。
【0014】上記構成のシフトレバー装置では、操作手
段をシフトレバーに沿って移動させると、接続手段によ
ってシフトレバーがコントロール手段へ接続される。こ
の状態でシフトレバーを往復移動させるとコントロール
手段が変位して、変速機のシフトレンジが変更される。
【0015】
【発明の実施の形態】図6には、本発明の第1の実施の
形態に係るシフトレバー装置10を適用した車両12の
内部が示されている。なお、各図において矢印X方向は
車両12の幅方向右方を示し、矢印Y方向は車両12の
前後方向前方を示し、矢印Z方向は車両12の上下方向
上方を示す。
【0016】この図に示されるように、シフトレバー装
置10はセンターコンソールボックス14の前方の床部
に設けられたハウジング16を備えている。ここで図2
に示されるように、ハウジング16には、車両前後方向
(図2の矢印Y方向及びその逆方向)へ向けて長手方向
とされたシフト溝18が形成されており、更に、このシ
フト溝18の長手方向中間部からは、シフト溝18より
も細幅で車幅方向(図2の矢印X方向及びその逆方向)
へ向けて長手方向とされたセレクト溝20が形成されて
いる。
【0017】また、図1に示されるように、これらのシ
フト溝18及びセレクト溝20には、上下方向(図1の
矢印Z方向及びその逆方向)へ向けて長手方向とされた
丸棒状のシフトレバー24が貫通しており、シフト溝1
8に沿って前後方向へ、セレクト溝20に沿って車幅方
向へ移動可能とされている。ここで、図2に示されるよ
うに、セレクト溝20の幅寸法はシフトレバー24の外
径寸法よりも僅かに大きく形成されており、セレクト溝
20に沿ってシフトレバー24が左右に円滑に移動でき
るようになっている。一方、シフト溝18の幅寸法はシ
フトレバー24の外径寸法よりも充分に大きく形成され
ており、シフト溝18に沿ってシフトレバー24が前後
に移動できるだけでなく、シフト溝18の幅方向に沿っ
てシフトレバー24が若干量移動できるようになってい
る。
【0018】さらに、図1に示されるように、シフトレ
バー24の上端部には雄ねじ26が形成されており、ノ
ブ28が螺合されている。このため、車両12の乗員は
このノブ28を持ってシフトレバー24を前後左右に操
作できる。
【0019】また、図1及び図4に示されるように、シ
フトレバー24の下方にはジョイント30が設けられて
いる。このジョイント30には、一対の縦壁32が形成
されており、これらの縦壁32がノブ28の下端部を前
後から挟み込んでいる。さらに、これらの縦壁32及び
シフトレバー24の下端部にはシャフト34が貫通して
おり、これによって、シフトレバー24がジョイント3
0に対してシャフト34周りに回転可能に連結されてい
る。さらに、前方の縦壁32の車幅方向左端部からは車
両後方へ向けて縦壁36が延出されている。図3の二点
鎖線に示されるように、シャフト34周りにシフトレバ
ー24が車幅方向左方へ回転すると、縦壁36がシフト
レバー24に押圧され、ジョイント30が傾斜する。ま
た、縦壁32の周囲には、一端が車幅方向左側からシフ
トレバー24へ接触し、他端が車幅方向左側から縦壁3
6へ接触する捩じりコイルスプリング38が設けられて
おり、縦壁36に対してシフトレバー24を常に車幅方
向右方へ付勢している。
【0020】また、図1及び図3に示されるように、ジ
ョイント30には、縦壁32の下側に車幅方向へ向けて
互いに対向した一対の縦壁40が形成されている。これ
らの縦壁40には車両上下方向へ向けて長手方向とされ
た長孔42が形成されており、両端が車体44(図3参
照)へ支持されたシャフト46が貫通している。これに
よって、ジョイント30はシャフト46周りに回転可能
であると共に、シャフト46が長孔42の長手方向一端
から他端までの間で上下方向へ移動可能である。また、
車幅方向左側の縦壁40よりも左側のシャフト46の周
囲には、一端が車体44へ固定され、他端が前方から縦
壁40の周端部へ接触している捩じりコイルスプリング
50が設けられており、ジョイント30を車両後方へ付
勢している。さらに、車幅方向右側の縦壁40よりも右
側のシャフト46の周囲には、一端が車体44へ固定さ
れ、他端が後方から縦壁40の周端部へ接触している捩
じりコイルスプリング52が設けられており、ジョイン
ト30を車両前方へ付勢している。ここで、これらの捩
じりコイルスプリング50、52は、シフトレバー24
がシフト溝18とセレクト溝20の交差部分に位置した
場合に付勢力が釣り合うように設定されており、このた
め、シフトレバー24に特別な外力(例えば、乗員がシ
フトレバー24を押し引きする力)が作用していない場
合には、シフトレバー24はシフトレバー24がシフト
溝18とセレクト溝20の交差部分に位置し、更に、捩
じりコイルスプリング38の付勢力によってシフトレバ
ー24がセレクト溝20の右側端部に当接している。
【0021】また、車幅方向右側の縦壁40の下端部か
らは下方へ向けてレバー48が延出されており、ジョイ
ント30の下方に設けられた接続手段としてのボールシ
ャフト60へ接続されている。
【0022】図3に示されるように、このボールシャフ
ト60は、車体44に形成された凹面状の一対の軸受6
8へ挟持状態で保持された球体66を備えており、球体
66を中心にあらゆる方向へ回転できる。また、この球
体66の外周部からは、係合部70が上方へ向けて延出
されている。この係合部70の上端部は、左方へ向けて
略直角に屈曲されており、この屈曲部分には矩形の透孔
72が形成され、ジョイント30から延出されたレバー
48が貫通している。このため、ジョイント30がシャ
フト34周り或いはシャフト46周りに回転すると、レ
バー48によって係合部70が押圧され、球体66を中
心にボールシャフト60が回転する。
【0023】また、この係合部70の車幅方向右側に
は、一端が車体44へ固定された圧縮コイルスプリング
74が設けられており、この圧縮コイルスプリング74
の付勢力によって係合部70が常に車幅方向左方へ向け
て付勢されている。
【0024】さらに、係合部70とは反対側(すなわ
ち、下側)の球体66の外周部には、レバー76が下方
へ向けて延出されており、さらに、レバー76の下端部
には車幅方向左方へ向けてピン78が突出している。
【0025】また、ボールシャフト60の下方には、車
体44と一体のベース86が設けられており、さらに、
ベース86の左側方には、コントロール手段としてのコ
ントロールプレート80が設けられている。図3に示さ
れるように、コントロールプレート80は上下方向中間
部が車幅方向右側へ向けて突出するように湾曲した板状
の部材で、コントロールプレート80の下端側の前後方
向中間部には、ベース86の軸受88へ支持されたシャ
フト84が貫通しており、シャフト84周りに回転自在
とされている。
【0026】また、図1に示されるように、コントロー
ルプレート80の下端部の後端側には、車幅方向右方へ
突出したピン90が形成されている。このピン90はワ
イヤ92を介して車両の自動変速機94へ接続されてお
り、コントロールプレート80がシャフト84周りに回
転(変位)すると、この回転量(変位量)に応じて自動
変速機94のシフトレンジが変更されるようになってい
る。
【0027】さらに、図1に示されるように、コントロ
ールプレート80の長手方向前端側には透孔96が形成
されており、更に、このコントロールプレート80の車
幅方向左側には、ケーブルを介してシフトロックコンピ
ュータ(何れも図示省略)等の制御手段へ接続されたシ
フトロックソレノイド98が設けられている。このシフ
トロックソレノイド98には車幅方向へ向けて長手方向
とされた棒状のシフトロックストッパ100が設けられ
ており、シフトロックストッパ100がコントロールプ
レート80の透孔96と対向した状態では、シフトロッ
クストッパ100が透孔96を貫通でき、貫通すること
によってコントロールプレート80の回転を阻止してシ
フトロック状態とする。。
【0028】また、図5に示されるように、コントロー
ルプレート80の上下方向中間部(すなわち、車幅方向
右側へ向けて湾曲した部分)の前後方向中間部には、車
幅方向右側へ突出した略三角柱状の突起102が形成さ
れている。この突起102は、ベース86の上端部に軸
受88を中心として所定角度毎に形成された複数の溝1
04へ入り込み可能で、コントロールプレート80をシ
ャフト84周りに回転させようとすると、突起102の
斜面が溝104の角部へ接触しつつ溝104に対して移
動して突起102が溝104から外れる。ここで、これ
らの溝104は自動変速機94のシフトレンジに対応し
ており、各溝104の内の何れか特定の溝104へ突起
102が入り込むと、コントロールプレート80がシャ
フト84を中心とした特定の回転姿勢となり、ワイヤ9
2を介して自動変速機94が特定のシフトレンジにな
る。したがって、コントロールプレート80がシャフト
84周りに回転して突起102がある溝104から隣接
する他の溝104へ移動すると、自動変速機94のシフ
トレンジが1段階変更される。なお、図1において各溝
104へ付与されている『P』、『R』、・・・、
『2』、『L』の文字は自動変速機94のシフトレンジ
を示しており、例えば、『P』に対応する溝104へ突
起102が入り込んだ場合には、自動変速機94がPレ
ンジ(パーキングレンジ)となり、『L』に対応する溝
104へ突起102が入り込んだ場合には、自動変速機
94がLレンジ(ローレンジ)となることを意味する。
【0029】また、コントロールプレート80の上下方
向中間部(すなわち、車幅方向右側へ向けて湾曲した部
分)の車幅方向左側には、一端が車体44へ固定された
圧縮コイルスプリング110が設けられており、この圧
縮コイルスプリング110の付勢力によってコントロー
ルプレート80が常に車幅方向右方へ付勢されている。
したがって、突起102が溝104から外れた状態でコ
ントロールプレート80を回転させ、再度突起102と
溝104が対向すると、圧縮コイルスプリング110の
付勢力によって突起102が溝104へ入り込む。
【0030】さらに、コントロールプレート80の上端
側には、複数の透孔106が上述した溝104と同数形
成されている。これらの透孔106は、複数の溝104
のうちの前側からI(Iは1から6のうちの自然数)番
目の溝104へ突起102が嵌まり混んでいる場合に、
前側からI番目の透孔106とピン78が互いに対向す
るように設定されており、この状態で球体66を中心に
レバー76が車幅方向左側へ回転するとピン78が透孔
106へ入り込む。
【0031】また、コントロールプレート80の前端部
の上端側は、車幅方向左側へ延出されており、この延出
部分の前方には、シフトロックコンピュータ等の制御手
段を介してシフトロックソレノイド98へ接続された位
置検出スイッチ112が設けられている。この位置検出
スイッチ112は、後方へ向けて突出したボタン114
を備えており、突起102がPレンジに対応する溝10
4(すなわち、最も前側の溝104)へ入り込んだ場合
には、コントロールプレート80の前端部がボタン11
4を押圧して、位置検出スイッチ112をON状態と
し、シフトロックコンピュータを介してシフトロックソ
レノイド98のシフトロックストッパ100を突出させ
て透孔96を貫通させてシフトロック状態とする。これ
により、この状態では、突起102が溝104から外れ
てもコントロールプレート80は回転することができ
ず、自動変速機94のシフトレンジの変更を防止でき
る。
【0032】次の本実施の形態の作用について説明す
る。本シフトレバー装置10では、通常、突起102が
何れかの溝104へ入り込んでおり、シフトレバー24
は捩じりコイルスプリング50、52及び捩じりコイル
スプリング38の付勢力によってセレクト溝20へ入り
込んでいる。
【0033】この状態から自動変速機94のシフトレン
ジを変更する際には、先ず、シフトレバー24を捩じり
コイルスプリング38の付勢力に抗して車幅方向左側へ
押圧し、シフト溝18の左側端部へ当接するまで移動さ
せる。図3の二点鎖線で示されるように、移動したシフ
トレバー24はジョイント30の縦壁36を押圧して、
ジョイント30の上端側が車幅方向左方へ、ジョイント
30の下端側が車幅方向右方へ向くようにジョイント3
0全体を傾かせる。これによって、レバー48が係合部
70を車幅方向右方へ押圧して球体66を中心にボール
シャフト60が回転し、レバー76がコントロールプレ
ート80へ接近してピン78が対向する透孔106へ入
り込む。
【0034】次いで、図4の二点鎖線で示されるよう
に、シフト溝18の前端部まで前方へシフトレバー24
を押すと、一対の縦壁32のうち前側の縦壁32をシフ
トレバー24が押圧し、捩じりコイルスプリング50の
付勢力に抗してシャフト46周りにジョイント30が回
転する。ジョイント30が回転すると、レバー48が係
合部70を後方へ押圧し、球体66を中心にボールシャ
フト60が回転されて、レバー76のピン78がシャフ
ト84周りにコントロールプレート80を回転させる。
この状態では、当初突起102が入り込んでいた溝10
4の前隣の溝104が突起102と対向し、圧縮コイル
スプリング110の付勢力によって対向する溝104へ
突起102が入り込みコントロールプレート80が固定
される。これによって、ワイヤ92を介して自動変速機
94のシフトレンジが、例えば、NレンジからPレンジ
へと変更される。
【0035】また、この状態で、シフトレバー24を車
幅方向左側へ押す押圧力を解除すると、捩じりコイルス
プリング38の付勢力によってシフトレバー24がシフ
ト溝18の車幅方向右側の端部に当接するまで移動す
る。この状態では、ジョイント30のレバー48が係合
部70を押圧する力が減少するため、圧縮コイルスプリ
ング74の付勢力によって球体66を中心にボールシャ
フト60が回転し、レバー76が車幅方向左側へ向けて
回転する。さらに、レバー76が回転することにより、
圧縮コイルスプリング74の付勢力によってピン78が
透孔106から外れる。この状態で、シフトレバー24
を前方へ押圧する押圧力を解除すると、捩じりコイルス
プリング50と捩じりコイルスプリング52の付勢力が
釣り合う位置、すなわち、シフト溝18とセレクト溝2
0の交差部分まで捩じりコイルスプリング50及び捩じ
りコイルスプリング52の付勢力によってシフトレバー
24が移動し、次いで、捩じりコイルスプリング38の
付勢力によってシフトレバー24がセレクト溝20へ入
り込む。この状態では、単にシフトレバー24を前後に
押圧してもシフトレバー24が揺動することはなく、し
かも、ピン78が透孔106から外れているため、コン
トロールプレート80が回転することはなく、自動変速
機94のシフトレンジが変更されることはない。
【0036】なお、LレンジからDレンジへ自動変速機
94のシフトレンジを変更する場合等、途中のシフトレ
ンジをとばして他のシフトレンジへ変更する場合には、
捩じりコイルスプリング50、52の各々の付勢力が釣
り合う位置、すなわち、シフト溝18とセレクト溝20
の交差部分まで捩じりコイルスプリング50の付勢力に
よってシフトレバー24が移動した状態で再びシフトレ
バー24をシフト溝18の前端部へ移動させればよく、
この操作を繰り返すことにより、所望のシフトレンジへ
変更できる。
【0037】また、自動変速機94のシフトレンジを例
えばPレンジからNレンジへと変更する場合等には、図
3の三点鎖線で示されるように、シフトレバー24をシ
フト溝18とセレクト溝20の交差した部分のシフト溝
18の車幅方向左側の端部に当接させた状態で、シフト
レバー24をシフト溝18の後端部まで移動させればよ
い。この場合でも、シフトレバー24、ジョイント3
0、ボールシャフト60、及びコントロールプレート8
0の前後方向の回転(変位)がシフトレバー24をシフ
ト溝18の前端部まで移動させた場合と逆になるだけで
基本的に同じように作動し、自動変速機94のシフトレ
ンジが逆方向へ変更される。
【0038】以上説明したように、本シフトレバー装置
10では、シフト溝18とセレクト溝20が交差する部
分(すなわち、シフト溝18の長手方向中間部)からシ
フト溝18の前端部、或いは後端部までシフトレバー2
4を揺動させることにより、自動変速機94のシフトレ
ンジを1段階変更し、この動作を繰り返すことにより所
望のシフトレンジへ変更する構成であるため、自動変速
機94のシフトレンジの数がいくつであろうとも、シフ
トレバー24の前後方向の揺動ストロークはシフトレン
ジ2段階分のストロークあればよい。したがって、シフ
トレバー24の揺動範囲を従来のシフトレバーよりも小
さくでき、車両室内側でのシフトレバー装置10の設置
スペースを小さくできる。このため、車両の運転席周り
を広くしたり、他の装置の設置スペースに利用したり
等、車両の室内空間を有効に利用できる。
【0039】なお、本実施の形態では、シフトレバー装
置10をセンターコンソールボックス14の前方へ設け
た構成であったが、シフトレバー装置10の設置位置は
センターコンソールボックス14の前方に限るものでは
なく、例えば、図7に示されるように、車両のインパネ
120へ設けてもよい。この場合には、この場合には、
車両12の運転席の側方が空くため、車両12を大きく
せずに運転席の乗員に解放感を与えることができ、ま
た、車両12の前部座席のシートを通常のシートに代え
てベンチシートを採用することもできる。
【0040】次に本発明のその他の実施の形態について
説明する。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一
の部位については、同一の符号を付与してその説明を省
略する。
【0041】図8には本発明の第2の実施の形態に係る
シフトレバー装置150が示されている。この図に示さ
れるように、本シフトレバー装置150では、ハウジン
グ152に前記第1の実施の形態に係るシフトレバー装
置10のようなセレクト溝20は形成されておらずシフ
ト溝18のみが形成されている。
【0042】また、ハウジング152のシフト溝18に
は、上下方向に長手方向とされた円筒状のシフトレバー
154が貫通している。このシフトレバー154の前後
両側で且つハウジング152の下方には一対の板ばね1
76が設けられており、これらの板ばね176の付勢力
によって、シフトレバー154がシフト溝18の長手方
向中央の所定の位置へ向けて付勢されている。
【0043】また、図8及び図10に示されるように、
シフトレバー154の上端部には、上下方向両端部で開
口した透孔156が形成されたノブ158が取り付けら
れている。ここで、図10に示されるように、このノブ
158の透孔156は上下方向中間部よりも上側の断面
形状が略矩形状とされており操作手段としてのブロック
状のボタン160が挿入されている。また、透孔156
の上下方向中間部よりも下側の断面形状は、上側よりも
内径寸法が小さい略円形とされており、下端部でシフト
レバー154の内部と連通し、シフトレバー154の内
部を貫通する操作手段としてのロッド162が透孔15
6を介してボタン160へ固定されている。さらに、ボ
タン160の下端とノブ158の中間部の間には圧縮コ
イルスプリング164が設けられており、ボタン160
及びロッド162を上方へ付勢している。このため、通
常状態(図10の実線状態)では、ボタン160がノブ
158の中間部よりも上方に位置している。
【0044】一方、図8に示されるように、シフトレバ
ー154の下端部には、車幅方向へ向けて長手方向とさ
れ、内径寸法がロッド162の外径寸法よりも充分に大
きい円筒状のパイプ166が固着されており、このパイ
プ166には、外周部の長手方向中間部に上下方向へ向
けて貫通する透孔168が形成されたシャフト170が
挿入されている。図10に示されるように、シャフト1
70は、軸方向両端部が車体44へ支持されており、こ
れによって、シフトレバー154がシャフト170周り
に回転可能とされている。また、図10に示されるよう
に、パイプ166の長手方向中間部には開口部172が
形成されており、開口部172を介してシフトレバー1
54の内部と連通している。さらに、パイプ166には
開口部172に対向して開口部174が形成されてお
り、開口部174、シャフト170の透孔168、及び
開口部172を介してロッド162がシフトレバー15
4の内部へ挿入されている。
【0045】また、このシフトレバー154の下方には
ボールシャフト180が設けられている。図10に示さ
れるように、このボールシャフト180は、前記第1の
実施の形態に係るシフトレバー装置10のボールシャフ
ト60と同様に軸受68に回転自在に支持された球体6
6を備えている。この球体66の外周部からはレバー1
82が上方へ向けて延出されている。レバー182の上
端部は、車幅方向右方へ向けて略直角に屈曲され、更に
その右端部は車幅方向右方で且つ上方へ向けて傾斜した
傾斜面184とされている。この傾斜面184の前後方
向両端部からは縦壁186が延出されており、ロッド1
62の下端部を前後方向両側から挟み込んでいる。
【0046】ここで、ボタン160の非押圧状態では、
ロッド162の下端部が傾斜面184の上端側へ接触し
ており、ボタン160を押圧しロッド162を押し下げ
るとロッド162の下端部が傾斜面184を押圧し、球
体66を中心にボールシャフト180が回転される。こ
れによって、ピン78がコントロールプレート80の透
孔106へ入り込む。この状態で、板ばね176の付勢
力に抗してシフトレバー154を車両の前方へ押圧し或
いは車両の後方へ引っ張って、シフトレバー154をシ
フト溝18の前端部或いは後端部まで移動させると、レ
バー182の縦壁186がロッド162の下端部に押圧
されて球体66を中心にボールシャフト180が回転さ
れる。これによって、ピン76がコントロールプレート
80を押圧してシャフト84を中心にコントロールプレ
ート80が回転し、当初突起102が入り込んでいた溝
104に隣接する溝104へ突起102が入り込み、自
動変速機94のシフトレンジが1段階変更される。
【0047】次いで、この状態で、ボタン160の押し
込みを解除して圧縮コイルスプリング164の付勢力に
よってロッド162が上方へ移動すると、圧縮コイルス
プリング74の付勢力によって球体66を中心にボール
シャフト60が回転し、ピン78が透孔106から外れ
る。さらに、ピン78が透孔106から外れた状態で、
シフトレバー154への押圧力或いは引っ張り力を解除
すると、板ばね176の付勢力によってシフトレバー1
54がシフト溝18の中間部へ戻される。
【0048】以上の操作を繰り返すことにより、自動変
速機94のシフトレンジを所望のシフトレンジへ変更で
きる。
【0049】このように、本実施の形態に係るシフトレ
バー装置150でも、シフト溝18の前端部、或いは後
端部までシフトレバー154を揺動させることにより、
自動変速機94のシフトレンジを1段階変更し、この動
作を繰り返すことにより所望のシフトレンジへ変更する
構成であるため、自動変速機94のシフトレンジの数が
いくつであろうとも、シフトレバー154の前後方向の
揺動ストロークはシフトレンジ2段階分のストロークあ
ればよい。したがって、シフトレバー154の揺動範囲
を従来のシフトレバーよりも小さくでき、車両室内側で
のシフトレバー装置150の設置スペースを小さくでき
る。このため、車両の運転席周りを広くしたり、他の装
置の設置スペースに利用したり等、車両の室内空間を有
効に利用できる。
【0050】次に本発明の第3の実施の形態について説
明する。図11には本発明の第3の実施の形態に係るシ
フトレバー装置200の分解斜視図が示されている。こ
の図に示されるように、本シフトレバー装置200は車
体44と一体のベース202を備えている。このベース
202には上方へ向けて開口した溝204が形成されて
おり、シフトレバー154の下端側が溝204の内部へ
入り込んだ状態でベース202を貫通するシャフト17
0によってシャフト170周りに回転自在に支持されて
いる。なお、ここで本シフトレバー装置200では、前
記第2の実施の形態に係るシフトレバー装置150のシ
フトレバー154の下端部が、パイプ166ではなく、
下方へ向けて開口した略コ字状とされ、互いに対向する
縦壁206をシャフト170が貫通する構成であるが、
前記第2の実施の形態と同様に、シフトレバー154の
下端部をパイプ166としても構わない。
【0051】また、本シフトレバー装置200のロッド
162の下端部は、車両前後方向が面直交方向で且つ肉
厚が上端側の直径寸法よりも薄肉の板状とされている。
さらに、このロッド162の下端部には、ロッド162
を前後方向に貫通するシャフト208によってシャフト
208周りに所定角度回転自在に支持された接続手段と
してのレバー210が設けられている。このレバー21
0は、上下方向へ向けて長手方向とされており、長手方
向中間部が車幅方向へ向けて略V字状に屈曲し、更に、
下端部からは車幅方向右側へ向けてピン214が突出し
ている。また、このレバー210は、シャフト208の
周囲に設けられた捩じりコイルスプリング209によっ
てロッド162に対して図12の右周り方向(反時計周
り方向)へ付勢されており、この捩じりコイルスプリン
グ209の付勢力によってボタン160の非押圧状態で
は、溝204の車幅方向左側の側壁に形成された傾斜面
212の上端部へレバー210の下端部が当接してい
る。
【0052】この傾斜面212は、面直交方向が右上方
向へ向けられており、ボタン160を押圧してロッド1
62が下降するとレバー210が傾斜面212からの反
力によってシャフト208周りに回転しつつ下降する。
このため、図12の二点鎖線で示されるように、レバー
210が下降した状態では、下降前の状態(図12の実
線で示される状態)よりもレバー210の下端部が車幅
方向右方へ変位している。
【0053】また、溝204の車幅方向右側の側壁に
は、前記第1及び第2の実施の形態に係るシフトレバー
装置10、150のベース86と同様に複数の溝104
が形成されており、ベース202を貫通するシャフト8
4によって軸支されたコントロールプレート80の突起
102が各溝104へ入り込み可能とされている。
【0054】コントロールプレート80に形成された各
透孔106は、上述したレバー210のピン214に対
応しており、ロッド162が下降してレバー210の下
端部が車幅方向右方へ変位した状態(図12の二点鎖線
で示される状態)では、ピン214が透孔106へ入り
込む。このため、この状態で、板ばね176の付勢力に
抗してシフトレバー154を車両の前方へ押圧し或いは
車両の後方へ引っ張って、シフトレバー154をシフト
溝18の前端部或いは後端部まで移動させると、前記第
1の実施の形態に係るシフトレバー装置10と同様に、
シャフト84を中心にコントロールプレート80が回転
し、当初突起102が入り込んでいた溝104に隣接す
る溝104へ突起102が入り込み、自動変速機94の
シフトレンジが1段階変更される。
【0055】次いで、この状態で、ボタン160の押し
込みを解除して圧縮コイルスプリング164の付勢力に
よってロッド162が上方へ移動すると、レバー210
の下端部が傾斜面212に沿って左方へ変位し、ピン2
14が透孔106から外れる。さらに、ピン214が透
孔106から外れた状態で、シフトレバー154への押
圧力或いは引っ張り力を解除すると、板ばね176の付
勢力によってシフト溝18の中間部へ戻される。
【0056】以上の操作を繰り返すことにより、自動変
速機94のシフトレンジを所望のシフトレンジへ変更で
きる。
【0057】このように、本実施の形態に係るシフトレ
バー装置200でも、シフト溝18の前端部、或いは後
端部までシフトレバー154を揺動させることにより、
自動変速機94のシフトレンジを1段階変更し、この動
作を繰り返すことにより所望のシフトレンジへ変更する
構成であるため、自動変速機94のシフトレンジの数が
いくつであろうとも、シフトレバー154の前後方向の
揺動ストロークはシフトレンジ2段階分のストロークあ
ればよい。したがって、シフトレバー154の揺動範囲
を従来のシフトレバーよりも小さくでき、車両室内側で
のシフトレバー装置200の設置スペースを小さくでき
る。このため、車両の運転席周りを広くしたり、他の装
置の設置スペースに利用したり等、車両の室内空間を有
効に利用できる。
【0058】なお、上記第2及び第3の形態は、シフト
溝18の前方にシフトレバー装置150、200を設け
た構成であったが、シフトレバー装置150、200の
設置箇所はシフト溝18の前方に限定されるものではな
く、前記第1の実施の形態と同様に、シフトレバー装置
150、200をインパネ120に設けてもよい。
【0059】次に本発明の第4の実施の形態について説
明する。図13には本発明の第4の実施の形態に係るシ
フトレバー装置250の要部を拡大した側面図が示され
ており、図14にはシフトレバー装置250の要部の平
面図がに示されている。
【0060】これらの図に示されるように、シフトレバ
ー装置250は前記第1乃至第3の実施の形態にかかる
シフトレバー装置10、150、200とは異なり、ベ
ースプレート252を備えている。このベースプレート
252からは車両上方側(図13の矢印Z方向)へ向け
て一対の縦壁254が立設されている。これらの縦壁2
54はベースプレート252の幅方向へ向けて互いに対
向しており、縦壁254の間にはシフトレバー256が
取り付けられている。
【0061】シフトレバー256は車両上下方向(図1
3の矢印Z方向及びその反対方向)に沿って長手方向と
されたシャフト258を備えている。このシャフト25
8の上端側はハウジング152のシフト溝18を貫通し
ており、更にその上端部には雄ねじ262が形成され、
合成樹脂材によって形成されたノブ264が螺合して固
定されている。
【0062】一方、シャフト258の下端部には、ベー
スプレート252の幅方向へ向けて長手方向とされた円
筒形状のパイプ266が固着されている。このパイプ2
66の内部には、上述した縦壁254を貫通した状態で
ナット等によって固定されたシャフト268が貫通して
いる。これにより、シフトレバー256はパイプ266
の軸周りに揺動可能とされている。
【0063】また、このパイプ266の軸方向一端側の
側方には捩じりコイルスプリング270が配置されてい
る。この捩じりコイルスプリング270は、パイプ26
6よりも車両前方(図13及び図14の矢印Y方向)側
でベースプレート252に形成された保持部272のピ
ン304へコイル部分が巻き付けられており、その一端
部はベースプレート252へ固定されている。また、捩
じりコイルスプリング270の他端部はシフトレバー2
56のシャフト258へ固定されており、捩じりコイル
スプリング270はシフトレバー256を車両後方側
(図13及び図14の矢印Yとは反対方向側)へ向けて
付勢している。
【0064】一方、パイプ266の軸方向他端側の側方
には捩じりコイルスプリング274が配置されている。
この捩じりコイルスプリング274は、パイプ266よ
りも車両後方側(図13及び図14矢印Yとは反対方向
側)でベースプレート252に形成された保持部276
のピン306へコイル部分が巻き付けられており、その
一端部はベースプレート252へ固定されている。ま
た、捩じりコイルスプリング274の他端部はシフトレ
バー256のシャフト258へ固定されており、捩じり
コイルスプリング274はシフトレバー256を車両前
方側(図13及び図14の矢印Y方向側)へ向けて付勢
している。
【0065】上述した捩じりコイルスプリング270、
274には付勢力(バネ力)が略等しいスプリングが使
用されており、捩じりコイルスプリング270、274
には付勢力以外の外力がシフトレバー256へ作用して
いない状態では、シフトレバー256はベースプレート
252の上面方向へ向けて長手となると共にシフト溝1
8の長手方向略中央に位置する。また、仮に、捩じりコ
イルスプリング270或いは捩じりコイルスプリング2
74の付勢力に抗してシフトレバー256を車両前方或
いは車両後方側へ向けて揺動操作しても、揺動操作のた
めの操作力(外力)が解除されれば、捩じりコイルスプ
リング270或いは捩じりコイルスプリング274の付
勢力によって元の位置、すなわち、シフト溝18の長手
方向略中央へ戻るようになっている。また、図14に示
されるように、ベースプレート252には概ね車両前後
方向(図14の矢印Y方向及びその反対方向)へ向けて
長手方向とされたパイプ286が形成されており、その
長手方向中間部で且つ幅方向両端部の近傍には一対の縦
壁280が立設されている。この開口部278の上方で
且つ縦壁280の間には半円盤形状のコントロール手段
としてのラチェットプレート282が配置されている。
このラチェットプレート282の外周部のうちの直線状
とされた直線部284の長手方向中間部近傍からは、ベ
ースプレート252の幅方向へ向けて長手とされたパイ
プ286が延出されており、両縦壁280を貫通した状
態でナット等により縦壁280へ固定されたシャフト2
88が貫通している。これにより、ラチェットプレート
282はパイプ286の軸周りに揺動可能とされてい
る。
【0066】図13に示されるように、ラチェットプレ
ート282の外周部のうち円弧形状とされている曲線部
292の一部からは、曲線部292の半径方向外側へ向
けて突出部289が延出されている。図14に示される
ように、突出部289の先端側からは車幅方向右側(図
14の矢印X方向側)へ向けて係止部290が形成され
ておりワイヤ92の一端が係止されている。すなわち、
ラチェットプレート282がパイプ286の軸周りに揺
動することで、ワイヤ92がその長手方向に沿って変位
して自動変速機94を操作できるようになっており、ラ
チェットプレート282のパイプ286周りの所定の位
置(車両前後方向の傾き)によってシフトレンジが決ま
るようになっている。
【0067】また、ラチェットプレート282の円弧形
状の曲線部292の一部には、複数の節度溝294が形
成されている。この節度溝294に対しては、ベースプ
レート252から突出形成された支持部296に基端部
がネジ止めされた節度プレート298が対向配置されて
いる。この節度プレート298は所謂板バネであり、そ
の先端部にはベースプレート252の幅方向へ向けて互
いに対向する一対の縦壁300がベースプレート252
側へ向けて延出されている。図14に示されるように、
これらの縦壁300の間には軸方向がベースプレート2
52の幅方向とされたローラ308が軸支されている。
このローラ308の外周部は節度プレート298の付勢
力により常にラチェットプレート282の外周部(特
に、曲線部292)へ当接しており、また、ラチェット
プレート282のパイプ286周りの回動により、ロー
ラ308が何れかの節度溝294と対向すると、節度プ
レート298の付勢力によりローラ308は節度溝29
4へ入り込んで係合する。この状態では節度プレート2
98の付勢力が保持力となり、ラチェットプレート28
2をその回動位置で保持する。このときのラチェットプ
レート282の回転位置が自動変速機94に設定されて
いる複数のシフトレンジのうちの所定のシフトレンジに
対応している。
【0068】さらに、図13及び図14に示されるよう
に、ラチェットプレート282の車幅方向左側(図13
及び図14の矢印Xとは反対方向側)の端面からは複数
のピン310が突出形成されている。これらのピン31
0は、パイプ286を中心とする略同一円周上に所定角
度毎に形成されている。これらのピン310の先端部に
はプレート312が設けられており、各ピン310の先
端部が連結されている。また、これらのピン310の車
両上方側には接続手段としてのフック320が配置され
ている。このフック320はシャフト258の長手方向
中間部(より詳しくはパイプ266のやや上方)に固定
されているブラケット322から車幅方向右側(図14
の矢印X方向側)へ向けて突出形成されたピン324へ
回動自在に軸支されており、このピン324周りに回動
でフック320はピン310に対して接離移動する。
【0069】また、フック320の先端部には係合溝3
26が形成されている。ここで、図15には係合溝32
6を拡大した側面図が示されている。この図に示される
ように、係合溝326はその幅寸法がピン310の外径
寸法よりも僅かに大きく、ピン310が係合溝326内
へ入り込むことができるようになっている。また、この
係合溝326の深さ方向中間部から開口側(ピン310
側)の内壁は、開口側へ向けて漸次幅広となるテーパ部
328とされている。
【0070】さらに、図13に示されるように、フック
320の長手方向中間部には車両下方側(図13の矢印
Zとは反対方向側)へ向けて突出部330が形成されて
いる。この突出部330に対しては、ベースプレート2
52から車両上方側へ向けて突出形成されたフックガイ
ド332が対向している。フックガイド332の上端部
には上方へ向けて漸次幅広となるテーパ部334が形成
されており、図15及び図16に示されるように、シフ
トレバー256を車両前後方向へ向けて揺動させること
にとり突出部330をフックガイド332のテーパ部3
34へ当接させることができ、この当接状態から更に同
方向へシフトレバー256を揺動させると突出部330
がテーパ部334に案内され上方へ向けて滑る。これに
より、フック320がピン324周りに上方へ向けて回
動する。
【0071】また、図13及び図14に示されるよう
に、ブラケット322のピン324には捩じりコイルス
プリング336が設けられている。この捩じりコイルス
プリング336は一端がブラケット322へ固定され他
端がフック320へ固定されており、フック320を常
にピン324周りに下方側へ向けて付勢している。
【0072】上記構成のシフトレバー装置250では、
例えば、シフトレバー256をパイプ266周りに車両
後方側(図13及び図14の矢印Yとは反対方向側)へ
向けて揺動させると、図15に示されるように、フック
320の係合溝326が係合しているラチェットプレー
ト282のピン310を押圧してラチェットプレート2
82をパイプ286周りに図13の矢印A方向へ向けて
回動させる。これにより、ワイヤ92が牽引されて自動
変速機94が操作される。また、このときには、何れか
の突出部330へ入り込んでいたローラ308が節度プ
レート298の付勢力(バネ力)に抗して節度溝294
の斜面に案内されて節度溝294から離脱しようとす
る。
【0073】次いで、図15に示されるように、複数の
ピン310の1ピッチ分(すなわち、図13の角度θ
分)に相当する角度だけラチェットプレート282を回
動させると、ワイヤ92を介して自動変速機94がそれ
までのシフトレンジとは別のシフトレンジ、例えば、N
レンジからDレンジに変更される。また、節度溝294
はピン310と同角度のピッチで形成されているため、
ラチェットプレート282がピン310の1ピッチ分に
相当する角度だけ回動すると、ローラ308がそれまで
入り込んでいた節度溝294とはラチェットプレート2
82の回動方向とは反対側で隣接する節度溝294へ節
度プレート298の付勢力(バネ力)により入り込む。
ローラ308が節度溝294から離脱する際の節度プレ
ート298の付勢力による抵抗感と、ローラ308が節
度溝294へ入り込む際の節度プレート298の付勢力
による衝撃は、操作する者の手等に節度感として伝わる
ため、操作する際にシフトレバー256等を視認しなく
てもシフトレンジの変更ができる。
【0074】さらに、この状態からシフトレバー256
を車両後方側へ向けて揺動させると、突出部330がフ
ックガイド332のテーパ部334に案内され上方へ滑
り上がり、フック320が捩じりコイルスプリング33
6の付勢力に抗して図13及び図15の矢印B方向へ向
けて回動する(図16図示状態)。これにより、係合溝
326へ入り込んでいるピン310は相対的に係合溝3
26の開口側へ変位し、係合溝326のテーパ部328
と対向する。この状態からシフトレバー256を更に車
両後方側へ向けて揺動させると、突出部330がフック
ガイド332のテーパ部334から受ける反力と、係合
溝326のテーパ部328がピン324から受ける反力
とによってフック320がより一層図13及び図15の
矢印B方向へ向けて回動する。このときには、それまで
ピン310を押圧していた側の係合溝326の内壁はピ
ン310から離間する方向へ向けて変位される。したが
って、係合溝326の内壁がピン310を車両後方側へ
向けて押圧したとしても、その押圧力は、ピン310の
1ピッチ分に相当する角度だけラチェットプレート28
2を回動させた際の押圧力よりも小さくなる。しかも、
このときには、それまで入り込んでいた節度溝294に
隣接する節度溝294へローラ308が入り込んでいる
ため、小さくなった押圧力ではローラ308が節度溝2
94へ入り込むことによる保持力に対抗できない(すな
わち、このときの押圧力では、節度プレート298のバ
ネ力に抗してローラ308を節度溝294から離脱させ
ることができない)。したがって、このときにはフック
320によってラチェットプレート282が回動させら
れることはなく、ピン310からの反力でフック320
が図13及び図15の矢印B方向へ向けて回動する。
【0075】次いで、この状態からシフトレバー256
に対する車両後方側への押圧力を解除すると、捩じりコ
イルスプリング274の付勢力によりシャフト258が
車両前方側へ押圧され、捩じりコイルスプリング274
と捩じりコイルスプリング270の双方の付勢力がバラ
ンスする位置、すなわちシフトレバー256がシフト溝
18の長手方向中央に位置するまでシフトレバー256
がパイプ266周りに図13の矢印Aとは反対方向へ向
けて回動する。このとき、フック320も共に図13矢
印Aとは反対方向へ向けて回動し、さらに、捩じりコイ
ルスプリング336の付勢力によってピン324周りに
図13及び図15の矢印Bとは反対方向へ向けて回動す
る。これ以前の状態でラチェットプレート282はピン
310の1ピッチ分だけ回動しており、シフトレバー2
56を揺動操作する以前の状態で係合溝326へ入り込
んだピン310があった位置には、シフトレバー256
を揺動操作した際のラチェットプレート282の回動方
向とは反対側でシフトレバー256を揺動操作する以前
の状態で係合溝326へ入り込んだピン310に隣接す
るピン310が位置している。したがって、捩じりコイ
ルスプリング274と捩じりコイルスプリング270の
双方の付勢力がバランスする位置までシフトレバー25
6が戻ることにより、係合溝326には新たに対向した
ピン310、すなわち、シフトレバー256を揺動操作
する以前の状態で係合溝326へ入り込んだピン310
にシフトレバー256を揺動操作した際のラチェットプ
レート282の回動方向とは反対側で隣接するピン31
0が入り込む。
【0076】また、仮に、シフトレバー256に対する
車両後方側への押圧力を解除してから捩じりコイルスプ
リング274と捩じりコイルスプリング270の双方の
付勢力がバランスする位置にシフトレバー256が戻る
までの間にフック320が捩じりコイルスプリング33
6の付勢力によってピン324周りに図13及び図15
の矢印Bとは反対方向へ向けて回動したとしても、それ
以前に係合溝326へ入り込んでいたピン310はシフ
トレバー256を揺動操作した際のラチェットプレート
282の回動方向側のテーパ部328へ当接するだけで
ある。したがって、テーパ部328はピン310によっ
て略上方へ押圧され、相対的にピン310が係合溝32
6から離脱する。したがって、このような場合でも問題
なく新たなピン310へフック320を引っ掛けること
ができる。
【0077】以上のシフトレバー256の車両後方側へ
の揺動操作と揺動操作の解除を繰り返すことで、シフト
レンジを一段階ずつ変更できる。また、シフトレバー2
56の車両前方側への揺動操作と揺動操作の解除をした
際には、車両後方側へシフトレバー256を揺動操作及
び揺動操作の解除をした場合と略同様の作用でラチェッ
トプレート282がピン310の1ピッチ分だけ図13
の矢印Aとは反対方向へ向けて回動され、これを繰り返
すことにより、シフトレンジを一段階ずつ変更できる。
すなわち、シフトレバー256を車両前後方向に適宜回
数揺動させることで所望のシフトレンジにシフトでき
る。
【0078】以上のように、本実施の形態では、その作
用こそ前記第1乃至第3の実施の形態に係るシフトレバ
ー装置10、150、200とは異なるものの、シフト
レバー装置250を1回の揺動操作によりシフトレンジ
を1段階変更でき、これを繰り返すことで所望のシフト
レンジに変更できるという点では同一である。したがっ
て、基本的に前記第1乃至第3の実施の形態に係るシフ
トレバー装置10、150、200と同様の効果を得る
ことができる。
【0079】また、本実施の形態に係るシフトレバー装
置250では、単純にシフトレバー256を揺動操作す
るだけでよく、例えば、前記第1の実施の形態に係るシ
フトレバー装置10のように、シフトレバー24をシフ
ト操作する前にシフトレバー24をセレクト方向(シフ
ト操作方向に対して直交する方向)へ移動させるといっ
た操作の必要がなく、また、第2及び第3の実施の形態
に係るシフトレバー装置150やシフトレバー装置20
0のように、シフトレバー154をシフト操作する前に
ノブ158のボタン160を押圧させるといった操作を
する必要もない。
【0080】さらに、上記各実施の形態は、シフト溝1
8の中間部でコントロールプレート80の透孔106へ
突起102、214を入れ込ませ、この状態でシフト溝
18の前端部或いは後端部へシフトレバー24、154
を移動させることで自動変速機94のシフトレンジを変
更する構成、すなわち、シフトレバー24、154の往
動時に自動変速機94のシフトレンジを変更する構成で
あったが、例えば、シフト溝18の前端部或いは後端部
へシフトレバー24、154を移動させ、この状態でコ
ントロールプレート80の透孔106へ突起102、2
14を入れ込ませてから、シフトレバー24、154を
シフト溝18の中間部へ戻すことで自動変速機94のシ
フトレンジを変更する構成、すなわち、シフトレバー2
4或いはシフトレバー154の往動後の復動時に自動変
速機94のシフトレンジを変更する構成としてもよい。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るシフ
トレバー装置では小さなスペースで装置を設置できるた
め、運転席周りを広くしたり、他の装置の設置スペース
に利用したり等、車両の室内空間を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー
装置の分解斜視図である。
【図2】ハウジングの平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー
装置の背面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー
装置の側面図である。
【図5】図1とは逆方向から視たコントロールプレート
の斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー
装置を適用した車両の内部の斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー
装置を車両のインパネへ設けた態様を示す図6に対応し
た斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るシフトレバー
装置の分解斜視図である。
【図9】ハウジングの平面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るシフトレバ
ー装置の側面図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバ
ー装置の分解斜視図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバ
ー装置の側面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係るシフトレバ
ー装置の側面図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係るシフトレバ
ー装置の平面図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係るシフトレバ
ー装置の要部を拡大した側面図で、フックがピンへ係合
した状態を示す図である。
【図16】シフトレバーが操作されてフックがピンから
離脱した状態を示す図15に対応した側面図である。
【符号の説明】
10 シフトレバー装置 12 車両 24 シフトレバー 60 ボールシャフト(接続手段) 80 コントロールプレート(コントロール手段) 94 自動変速機(変速機) 150 シフトレバー装置 154 シフトレバー 162 ロッド(操作手段) 180 ボールシャフト(接続手段) 200 シフトレバー装置 210 レバー(接続手段) 250 シフトレバー装置 256 シフトレバー 282 ラチェットプレート(コントロール手段) 320 フック(接続手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 昌彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定範囲往復移動可能なシフトレバー
    と、 車両の変速機へ接続され、前記所定範囲の中間部から一
    端までのシフトレバーの往動或いは当該往動後のシフト
    レバーの復動を受けて所定量変位して前記変速機のシフ
    トレンジを1段階変更し、前記中間部から他端までのシ
    フトレバーの往動或いは当該往動後のシフトレバーの復
    動を受けて所定量変位して前記変速機のシフトレンジを
    逆方向へ1段階変更するコントロール手段と、 を備えるシフトレバー装置。
  2. 【請求項2】 前記コントロール手段を変位させてシフ
    トレンジを変更する際に前記シフトレバーを前記コント
    ロール手段へ接続し、前記コントロール手段の変位の前
    後には前記接続状態を解除する接続手段を備えることを
    特徴とする請求項1記載のシフトレバー装置。
  3. 【請求項3】 前記接続手段は、前記シフトレバーを前
    記往復移動方向とは異なる所定の方向へ移動させた場合
    に前記シフトレバーをコントロール手段へ接続すること
    を特徴とする請求項2記載のシフトレバー装置。
  4. 【請求項4】 前記シフトレバーに設けられると共に前
    記シフトレバーに沿って前記シフトレバーに対して移動
    可能な操作手段を備え、前記操作手段が前記シフトレバ
    ーに対して移動した場合に前記接続手段が前記シフトレ
    バーをコントロール手段へ接続することを特徴とする請
    求項2記載のシフトレバー装置。
JP9288840A 1997-10-21 1997-10-21 シフトレバー装置 Pending JPH11115525A (ja)

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