JPH11115238A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11115238A
JPH11115238A JP27697497A JP27697497A JPH11115238A JP H11115238 A JPH11115238 A JP H11115238A JP 27697497 A JP27697497 A JP 27697497A JP 27697497 A JP27697497 A JP 27697497A JP H11115238 A JPH11115238 A JP H11115238A
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JP
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dot
dot diameter
image
led
diameter
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JP27697497A
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Takehisa Maeda
雄久 前田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40025Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales
    • H04N1/4005Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales with regulating circuits, e.g. dependent upon ambient temperature or feedback control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/447Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources
    • B41J2/45Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources using light-emitting diode [LED] or laser arrays
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
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    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
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    • H04N1/401Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head
    • H04N1/4015Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head of the reproducing head

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LED素子間にドット径のばらつきが若干あ
っても、形成される画像上の縦スジを極力目立たなくし
得るようにする。 【解決手段】 画像データに応じて発光制御される多数
のLED素子3の発光部がライン状に配設されたLED
アレイ1を用いて電子写真法により画像を形成する画像
形成装置において、各LED素子3により形成されるド
ットの目標ドット径Xが各LED素子3間のピッチPに
対して、P<X<2Pなる関係を満たすように設定する
ことで、各LED素子3のドット径に若干のばらつきが
あったとしても、ドット24間の重なり具合や離れ具合
の違いによっては若干の濃度差を生ずるものの、目立つ
ような白スジや黒スジによる縦スジを生ずることはな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光書込手段として
LEDアレイヘッドを用いて電子写真法により画像を形
成するプリンタ、デジタル複写機、ファクシミリ装置等
の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真法により画像を形成す
るプリンタでは、光書込手段としてレーザ光源とそのレ
ーザ光を偏向走査させるポリゴンミラー等によるレーザ
走査光学系を用いるのが主流であるが、近年では、装置
全体の小型・簡易化等を図るため、光書込手段としてL
EDアレイとレンズアレイとを組み合わせたLEDアレ
イヘッドを用いた画像形成装置も注目されている。LE
Dアレイは、多数のLED素子をライン状に配設させた
ものであり、各LED素子を画像データに応じて発光制
御することにより感光体上に対する光書込みが行われ、
静電潜像が形成される。
【0003】ここに、LEDアレイは多数のLED素子
に関してその特性が全て均一となるように製造すること
は事実上、不可能であり、よって、形成されるドット径
も各LED素子によって異なる。特に、1ドット2値方
式で面積階調法により階調を表現する方式のプリンタで
は、このようなドット径のばらつきが濃度のばらつきと
なって現れ、階調表現の画質劣化を引き起こすことにな
る。また、各LED素子の発光量も各々異なっており、
そのばらつきによって濃度むらを生じ、やはり、画質劣
化を引き起こす一因となっている。
【0004】このようなことから、この種のLEDアレ
イプリンタに関しては、各LED素子の光量が全てのL
ED素子で均一となるように補正されたLEDアレイヘ
ッドを用いるようにしたものが、例えば、特開平5−4
376号公報、特開平5−50653号公報等に記載さ
れている。前者の特開平5−4376号公報によれば、
LEDアレイヘッドに対してレーザトリミングを行なう
ことで抵抗値を調整し、光量が一定となるようにしてい
る。後者の特開平5−50653号公報によれば、各L
ED素子の光量を一定とするための補正データを予め求
めてROM内に格納しておき、印写時にROM内の補正
データを用いて各LED素子を点灯させることで光量が
一定となるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、仮に全ての
LED素子の光量を一定にしたとしても、レンズアレイ
焦点深度のばらつきなどに起因して感光体上での全ての
ドット径を均一化することは不可能であり、多少なりと
もばらつきを生じてしまう。また、仮にドット径が均一
となるように補正を行なったとしても、ドット径を補正
するための補正データの分解能によっては現実のドット
径にばらつきを生じてしまい、結果として、形成される
画像上に縦スジが発生してしまう。この場合、補正デー
タの分解能を上げることで多少なりとも補正精度を上げ
ることができるものの、これでも限界がある上に、コス
ト高となってしまう。
【0006】図14は、縦スジが発生する状況を示す従
来例の説明図である。図14(a)はLEDアレイ1の
一般的な構造を示し、ベース基板2上に多数のLED素
子3が直線Lで示すような1直線上に配設させてなり、
各々のLED素子3の発光部から副走査方向に互い違い
に個別電極4が引き出された構造とされている。Pは各
LED素子3間のピッチを示している。このような構造
において、各LED素子3によって若干のドット径のば
らつきを生じているが、例えば、全ドット分のLED素
子3を点灯させた場合には、ドット5間のドット径のば
らつきとそのばらつき具合によっては、例えば図14
(b)に示すように白スジを発生してしまうことがあ
る。即ち、全ドット点灯による全ベタ画像の品質が低下
する。また、1ドット置きにLED素子3を点灯させた
場合には、ドット5間のドット径のばらつきとそのばら
つき具合によっては、例えば図14(c)に示すように
黒スジを発生してしまうことがある。即ち、1ドット置
き点灯による白黒の繰返し画像の品質が低下する。
【0007】そこで、本発明は、LED素子間にドット
径のばらつきが若干あっても、形成される画像上の縦ス
ジを極力目立たなくし得るLEDアレイを用いた画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、ドット径をある程度大き
くせざるを得ない条件下で、LED素子間にドット径の
ばらつきが若干あっても、形成される画像上の縦スジを
極力目立たなくし得るLEDアレイを用いた画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、形成される画像上の縦ス
ジをより確実に目立たないようにすることができる画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0010】さらに、本発明は、形成される画像上の縦
スジを目立たなくし得る上に、画質を安定させ得る画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像データに応じて発光制御される多数のLED素子の
発光部がライン状に配設されたLEDアレイを用いて電
子写真法により画像を形成する画像形成装置において、
各LED素子により形成されるドットの目標ドット径X
が前記LEDアレイにおける各LED素子間のピッチP
に対して、 P<X<2P なる関係を満たすように設定されている。このような目
標ドット径XとピッチPとの関係によれば、各LED素
子のドット径に若干のばらつきがあったとしても、ドッ
ト間の重なり具合や離れ具合の違いによっては若干の濃
度差を生ずるものの、目立つような白スジや黒スジによ
る縦スジを生ずることはない。
【0012】請求項2記載の発明は、画像データに応じ
て発光制御される多数のLED素子の発光部がライン状
に配設されたLEDアレイを用いて電子写真法により画
像を形成する画像形成装置において、各LED素子によ
り形成されるドットの目標ドット径Xが前記LEDアレ
イにおける各LED素子間のピッチPに対して、 2P<X<3P なる関係を満たすように設定されている。従って、光学
系や現像系の制約上、ドット径とピッチとの関係をP<
X<2Pなる関係に設定できない条件下にあっては、ド
ット径XとピッチPとの関係を2P<X<3Pとするこ
とで、各LED素子のドット径に若干のばらつきがあっ
たとしても、ドット間の重なり具合や離れ具合の違いに
よっては若干の濃度差を生ずるものの、目立つような白
スジや黒スジによる縦スジを生ずることはない。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の画像形成装置において、目標ドット径Xは、出力画
像上でのドット径として規定されている。目標ドット径
Xは感光体等に集光照射されるスポット径にて規定する
ことも可能であるが、この場合には現像等によるドット
の太りを考慮する必要があるのに対して、出力画像上で
のドット径として規定することにより、より確実に画像
上の縦スジを目立たなくすることができる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の画像形成装置において、各LED素子は、1ド
ット2値方式の画像データにより発光制御される。従っ
て、1ドット2値方式によれば、1つのドット径だけを
考慮すればよく、画質を安定させることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。本実施の形態の画像形
成装置は、LEDアレイプリンタに適用されている。ま
ず、図2はLEDアレイプリンタの書込み部の概略構造
を示し、像担持体であるドラム状の感光体11に近接対
峙させてLEDアレイヘッド12が設けられている。こ
のLEDアレイヘッド12は図14(a)等に示した構
造のLEDアレイ1とレンズアレイ13とにより構成さ
れている。即ち、本実施の形態で用いられるLEDアレ
イ1も多数のLED素子3をベース基板2上に直線Lで
示すようなライン状に配設させてなり、個別電極4が副
走査方向に互い違いに引き出されている(図1(a)参
照)。
【0016】このようにLEDアレイ1に対してはLE
Dアレイ制御部14が接続されている。このLEDアレ
イ制御部14には画像データが与えられているととも
に、その制御を受け持つコントローラ部15が接続され
ている。これにより、基本的には、外部装置、例えばフ
レームメモリ、スキャナ等から画像データがコントロー
ラ部15からの主走査ライン同期信号/LSYNCをト
リガとして主走査1ライン毎にLEDアレイ制御部14
に送出され、LEDアレイ1上の各LED素子3の発光
部がその画像データに応じて発光し、その発光光がレン
ズアレイ13を通して感光体11上に照射結像されるこ
とで静電潜像が形成される。
【0017】図3は前記LEDアレイ制御部14中に含
まれて駆動手段となるLEDアレイ駆動部16の構成を
示すブロック図である。このLEDアレイ駆動部16は
周知構成のものであり、シフトレジスタ17とラッチ1
8とANDゲート19とLEDドライバ20とにより構
成されている。シフトレジスタ17はクロック信号CL
OCKによって“0”又は“1”なる1ドット2値方式
の画像データをドット1から順番に入力し、内部ではそ
の各ドットデータを各レジスタに送るように動作する。
n個分の全てのドットデータが送られるとラッチ18が
そのデータをラッチし、ストローブパルスSTBがAN
Dゲート19に入力されると、画像データの“1”が送
られたドット(LED素子)のみがLEDドライバ20
によってストローブパルスSTBの幅だけ発光すること
を基本とする。
【0018】次いで、前記LEDアレイ制御部14中の
構成を図4に示すブロック図に基づき説明する。まず、
1ビット2値の画像データを1ライン分外部から取り込
むためのFIFO(First-In First-Out)メモリ2
1が前記LEDアレイ駆動部16の入力側に設けられて
いる。このFIFOメモリ21はコントローラ部15か
らの主走査ライン同期信号/LSYNCによってリセッ
トされ、主走査1ライン分の画像データを取り込む。そ
して、同じくコントローラ部15からの主走査ライン同
期信号/LSYNCでLEDアレイ駆動部16がリセッ
トされ、発振器22から発生したクロック信号CLOC
Kにより前記FIFOメモリ21から画像データがドッ
ト1からドットnまで順次LEDアレイ駆動部16に送
出される。また、前記LEDアレイ制御部14中におい
て前記LEDアレイ駆動部16に対しては、ストローブ
パルス発生部23が接続されている。このストローブパ
ルス発生部23は例えばカウンタ、コンパレータ等によ
り構成されており、図5に示すようなストローブパルス
STBを発生する。LEDアレイ駆動部16では、画像
データが“1”のドットがストローブパルスSTBのタ
イミングで発光することになる。
【0019】このような基本的な構成において、本実施
の形態では、例えば、特開平5−4376号公報或いは
特開平5−50653号公報に示されるような手法を用
いることで、前記LEDアレイ1における各LED素子
3の発光光量が全て均一となるように補正されているも
のとする。また、本実施の形態では、各LED素子3に
より形成されるドット24の目標ドット径をXとした場
合、この目標ドット径Xは各LED素子3間のピッチP
に対して1.5倍(X=1.5P)に設定されている。
ここに、ピッチPは、例えば、600dpiのLEDア
レイ1の場合であれば、P=42.3μmである。X=
1.5PはP<X<2Pなる条件中の最適なる設定を示
している。このような関係を満たす目標ドット径Xは、
LED素子3の発光条件、現像条件を変えて実際に得ら
れる出力画像上のドット径の平均値が目標ドット径Xと
して1.5Pとなるように設定される。
【0020】また、目標ドット径Xに対して許容される
ドット径のばらつきは±P/4以内とされている。
【0021】このような構成において、例えば、全ドッ
ト分のLED素子3を点灯させた場合に形成されるドッ
ト24の様子を図1(b)に示す。なお、図面上は各ド
ット24に濃度差があるが、これは各ドット24を区別
してその形状を模式的に示したもので、濃度の違いを示
すものではない(図6及び前述した図14でも同様)。
この場合、従来例で説明したように、各LED素子3に
おいてドット径にばらつきがあるものの、設定された目
標ドット径Xに対して±P/4以内に収まる若干のばら
つきであれば、ドット24の重なり具合の違いによって
は若干の濃度差は生ずるものの、目立つような白スジを
生ずることはない。ちなみに、目標ドット径Xをピット
Pと同一とした場合には(X=P)、ドット径のばらつ
きが±P/4以内であっても白スジが発生することがあ
り、全ドット点灯によっても良好なる全ベタ画像が得ら
れない。これにより、P<Xと規定される。
【0022】また、1ドット置きにLED素子3を点灯
させた場合に形成されるドット24の様子を図1(c)
に示す。この場合、従来例で説明したように、各LED
素子3においてドット径にばらつきがあるものの、設定
された目標ドット径Xに対して±P/4以内に収まる若
干のばらつきであれば、印字されていない部分(LED
素子3が点灯していない部分)の幅のばらつきによって
は若干の濃度差は生ずるものの、ドット24同士が重な
りあって目立つような黒スジを生ずることはない。ちな
みに、目標ドット径XをピットPの2倍とした場合には
(X=2P)、ドット径のばらつきが±P/4以内であ
ってもドット24の重なりにより黒スジが発生すること
があり、1ドット置き点灯による良好なる白黒の繰返し
画像が得られない。これにより、X<2Pと規定され
る。
【0023】いま、具体例として、600dpiのLE
Dアレイ1を用い(P=42.3μm)、目標ドット径
Xを63.5μmに設定し、ドット径のばらつきを±1
0.5μm以下としたところ、全ドット点灯時には目立
つような白スジを生ずることなく、全ベタ画像が得ら
れ、また、1ドット置き点灯時には目立つような黒スジ
を生ずることのない白黒の繰返し画像が得られたもので
ある。また、点灯ドットがもっと離れるような点灯状
態、例えば1ドット点灯2ドット消灯、といった場合に
は、縦スジを生じないのは当然である。
【0024】このように、本実施の形態によれば、目標
ドット径XをP<X<2P、例えば、X=1.5Pなる
関係に設定しているので、各LED素子3のドット径に
若干のばらつきがあったとしても、ドット24間の重な
り具合や離れ具合の違いによっては若干の濃度差を生ず
ることはあるものの、目立つような白スジや黒スジによ
る縦スジを生ずることはなく、形成される画像の品質を
向上させ得る。この場合、目標ドット径Xは、感光体1
1上に集光照射される光学的なスポット径によって規定
することも可能であるが、この場合にはその後の現像等
によるドットの太りを考慮する必要があるのに対して、
本実施の形態では現像等の過程を経た後の出力画像上で
のドット径として規定しているので、より確実に画像上
の縦スジを目立たなくすることができる。また、本実施
の形態では階調表現法の一つである面積階調法として、
1ドット2値方式のものに適用されているので、1つの
ドット径だけを考慮すればよく、画質を安定させること
もできる。
【0025】本発明の第二の実施の形態を図6に基づい
て説明する。前記実施の形態で示した部分と同一部分は
同一符号を用いて示し、説明も省略する。本実施の形態
の場合、前記実施の形態との対比において、構造、駆動
タイミング等については違いがなく、光学系の問題、現
像系の問題等の制約を受けて目標ドット系XをP<X<
2Pなる関係を満たすように設定できない場合を想定し
て、目標ドット径Xと各LED素子3間のピッチPとの
関係が異なる条件にて設定されている。即ち、本実施の
形態の目標ドット径XはピッチPに対して2.5倍(X
=2.5P)に設定されている。ここに、ピッチPは、
例えば、600dpiのLEDアレイ1の場合であれ
ば、P=42.3μmである。X=2.5Pは2P<X
<3Pなる条件中の最適なる設定を示している。このよ
うな関係を満たす目標ドット径Xは、LED素子3の発
光条件、現像条件を変えて実際に得られる出力画像上の
ドット径の平均値が目標ドット径Xとして2.5Pとな
るように設定される。また、目標ドット径Xに対して許
容されるドット径のばらつきは±P/4以内とされてい
る。
【0026】このような構成において、例えば、全ドッ
ト分のLED素子3を点灯させた場合に形成されるドッ
ト24の様子を図6(b)に示す。この場合、各LED
素子3にいてドット径にばらつきがあるものの、隣接ド
ット間の重なりが大きいため、完全なベタ画像となる。
【0027】また、1ドット置きにLED素子3を点灯
させた場合に形成されるドット24の様子を図6(c)
に示す。この場合、各LED素子3においてドット径に
ばらつきがあるものの、設定された目標ドット径Xに対
して±P/4以内に収まる若干のばらつきであれば、ド
ット24の重なり具合の違いによっては若干の濃度差は
生ずるものの、目立つような白スジを生ずることはな
い。ちなみに、目標ドット径XをピットPの2倍とした
場合には(X=2P)、ドット径のばらつきが±P/4
以内であっても白スジが発生することがあり、全ドット
点灯によっても良好なる全ベタ画像が得られない。これ
により、2P<Xと規定される。
【0028】また、1ドット点灯2ドット消灯パターン
でLED素子3を点灯させた場合に形成されるドット2
4の様子を図6(d)に示す。この場合、各LED素子
3においてドット径にばらつきがあるものの、設定され
た目標ドット径Xに対して±P/4以内に収まる若干の
ばらつきであれば、印字されていない部分(LED素子
3が点灯していない部分)の幅のばらつきによっては若
干の濃度差は生ずるものの、ドット24同士が重なりあ
って目立つような黒スジを生ずることはない。ちなみ
に、目標ドット径XをピットPの3倍とした場合には
(X=3P)、ドット径のばらつきが±P/4以内であ
ってもドット24の重なりにより黒スジが発生すること
があり、1ドット置き点灯による良好なる白黒の繰返し
画像が得られない。これにより、X<3Pと規定され
る。
【0029】いま、具体例として、600dpiのLE
Dアレイ1を用い(P=42.3μm)、目標ドット径
Xを106μmに設定し、ドット径のばらつきを±1
0.5μm以下としたところ、全ドット点灯時はもちろ
ん、1ドット置き点灯時には目立つような白スジを生ず
ることなく、全ベタ画像が得られ、また、1ドット点灯
2ドット消灯パターンでの点灯時には目立つような黒ス
ジを生ずることのない白黒の繰返し画像が得られたもの
である。また、点灯ドットがもっと離れるような点灯状
態、例えば1ドット点灯3ドット消灯、といった場合に
は、縦スジを生じないのは当然である。
【0030】このように、本実施の形態によれば、ドッ
ト径をある程度大きくせざるを得ない条件下では、目標
ドット径Xを2P<X<3P、例えば、X=2.5Pな
る関係に設定しているので、各LED素子3のドット径
に若干のばらつきがあったとしても、ドット24間の重
なり具合や離れ具合の違いによっては若干の濃度差を生
ずることはあるものの、目立つような白スジや黒スジに
よる縦スジを生ずることはなく、形成される画像の品質
を向上させ得る。この場合、目標ドット径Xは、感光体
11上に集光照射される光学的なスポット径によって規
定することも可能であるが、この場合にはその後の現像
等によるドットの太りを考慮する必要があるのに対し
て、本実施の形態では現像等の過程を経た後の出力画像
上でのドット径として規定しているので、より確実に画
像上の縦スジを目立たなくすることができる。また、本
実施の形態では階調表現法の一つである面積階調法とし
て、1ドット2値方式のものに適用されているので、1
つのドット径だけを考慮すればよく、画質を安定させる
こともできる。
【0031】ところで、前述した実施の形態では、LE
Dアレイ1に関して各LED素子3の光量が一定となる
ように補正することを前提としたが、LED素子3によ
り形成されるドット径が一定となるように補正し得るL
EDアレイプリンタに適用すれば、ドット径のばらつき
が少ない分、より画質を向上させ得る。ここでは、LE
D素子3により形成されるドット径を一定化させる手法
について、変形例として、図7ないし図13を参照して
説明する。この手法は、目標ドット径X自体の設定につ
いても適用できる。
【0032】まず、図7はこの変形例におけるLEDア
レイ駆動部16を示す。基本的には、図3に示す構成と
同様であるが、光量制御を点灯時間制御により行うため
の8分割同期信号/HSYNC(ライン同期信号/LS
YNCを8分割した信号)を用いるため、図8に示す駆
動タイミングのように、シフトレジスタ17は8分割同
期信号/HSYNCによってリセットされるように構成
されている。このシフトレジスタ17はクロック信号C
LOCKによって“0”又は“1”なる1ドット2値方
式の画像データをドット1から順番に入力し、内部では
その各ドットデータを各レジスタに送るように動作す
る。N個分の全てのドットデータが送られるとラッチ1
8がそのデータをラッチし、ストローブパルスSTBが
ANDゲート19に入力されると、画像データの“1”
が送られたドット(LED素子3)のみがLEDドライ
バ20によってストローブパルスSTBの幅だけ点灯す
ることを基本とする。
【0033】このようなLEDアレイ駆動部16に対し
ては、図9に示すように、ストローブパルス発生部23
がセレクタ31を介して接続されている。ストローブパ
ルス発生部23は例えばカウンタ、コンパレータ等によ
り構成されており、STB0〜STB7なる8種類のス
トローブパルスを発生する。これらのストローブパルス
STB0〜STB7は、各々異なっており、ストローブ
パルスSTB0の幅をtとしたとき、STB1=2t,
STB2=4t,STB3=8t,STB4=16t,
STB5=32t,STB6=64t,STB7=12
8tなる2のべき乗関係に設定されている。前記セレク
タ31は、1ライン分を8分割同期信号/HSYNCに
より8分割した各分割タイミングを順にT0〜T7とし
た時、タイミングT0ではストローブパルスSTB0、
タイミングT1ではストローブパルスSTB1、…、タ
イミングT7ではストローブパルスSTB7を各々AN
Dゲート19に対して出力するようにセレクト動作す
る。
【0034】また、前記LEDアレイ駆動部16に対し
ては、別系統として多値変換部32がセレクタ31を介
して接続されている。多値変換部32は例えばANDゲ
ートにより構成されており、8ビットのデータb0〜b
7をセレクタ33に出力する。セレクタ33はこれらの
8ビットのデータb0〜b7をタイミングT0ではb
0、T1ではb1、T2ではb2、……、T7ではb7
をシフトレジスタ17に対して出力する。前記多値変換
部32の入力側には1ビット2値の画像データを1ライ
ン分取り込むためにFIFOメモリ21と、補正データ
記憶部34とが並列的に接続されている。この補正デー
タ記憶部34は例えばROM構成のもので、後述する測
定方法によりLEDアレイ1中の各LED素子3につい
て各種画像形成条件毎に予め設定された所望のスポット
径Dとするための補正データが記憶されている。この補
正データ記憶部34には画像書込条件設定部35が接続
されている。ここに、画像形成動作において、画像書込
条件設定部35により画像形成条件が指定された場合、
指定されたその画像形成条件に応じて各LED素子3に
ついて対応する補正データを補正データ記憶部34中か
ら読み出して多値変換部32に出力させる補正データ読
出手段の機能を備えている。
【0035】ここに、前記補正データ記憶部34に予め
書込み記憶される補正データの取得について説明する。
補正データの取得は、工場出荷前に図10に示すよう
に、当該LEDアレイプリンタ中の光書込装置41とド
ット径データ測定装置42とを用いて実行される。この
ドット径データ測定装置42はインタフェース(図示せ
ず)により光書込装置41の多値変換部32と着脱自在
に接続されており、マイクロコンピュータを内蔵したコ
ントローラ43と、各LED素子3が点灯した時のビー
ムドット径(スポット径)を測定してその測定結果をコ
ントローラ43に出力するドット径測定装置44と、こ
のドット径測定装置44による測定条件を設定するため
の測定条件設定部45と、コントローラ43制御の下に
光書込装置41の多値変換部32に8ビットの補正デー
タを出力する補正データ設定部46と、補正データが確
定した場合にその補正データを記憶するデータ記憶装置
47とにより構成されている。
【0036】ここに、各LED素子3の光量の補正デー
タは点灯時間を変化させる8ビット(b0〜b7)のデ
ータであり、1ライン中の点灯を8分割同期信号/HS
YNCに従い8分割したタイミングT0〜T7に対し
て、最下位ビットb0がT0、b1がT1、…、最上位
ビットb7がT0に各々割り当てられており、8ビット
中でビットが立っている(1である)部分のみ、そのタ
イミングTxにおけるストローブパルスSTBx分だけ
点灯させるデータとされている。図11は一例として、
ドット1(No.1のLED素子3)を補正データ“1
28”(=“10000000”)で点灯させた時の駆
動タイミングを示す。1つのライン同期信号/LSYN
Cが出力されている間に、これを8分割した8分割同期
信号/HSYNCのタイミングT0〜T7に従い対応す
るストローブパルスSTB0〜STB7がストローブパ
ルス発生部23及びセレクタ31から出力される。ドッ
ト1用の点灯信号は8分割同期信号/HSYNC毎に毎
回出され、多値変換部32でAND処理を受けることに
より、補正データ“128”を示すビットが立っている
b7(=T7)のタイミングでストローブパルスSTB
7に応じた点灯幅で点灯する。この場合、補正データが
“127”(=“01111111”)であれば、ビッ
トが立っているb0〜b6(=T0〜T6)のタイミン
グで各ストローブパルスSTB0〜STB6に応じた点
灯幅で点灯する。また、例えば、補正データが“12
9”(=“10000001”)であれば、ビットが立
っているb0,b7(=T0,T7)の2箇所のタイミ
ングで各ストローブパルスSTB0,STB7に応じた
点灯幅で点灯する。このような光量可変方式は、1ドッ
ト多値表現による階調法において1ドット多値光量を得
る手法として知られているもので(文献「LEDアレイ
書き込み方式のカラー電子写真プリンタ」p.205〜
206、電子写真学会誌第24巻第3号(1995)参照)、
この変形例の1ドット2値表現のドット径を変更するた
めの補正データにもそのまま簡単に適用できる。
【0037】このような前提の下、N個の全てのLED
素子3について常に所望のドット径(前述したように出
力画像上のドット径で規定してもよいが、ここではスポ
ット径とする)Dを得たい場合の光量補正データを取得
する処理を図12に示すフローチャートを参照して説明
する。ここで、露光条件等の画像形成条件に対応する測
定条件をCy(y=1〜Y:Yは任意)とする。まず、
目標とする規定のドット径D(目標ドット径Xに相当す
る)が設定されたかをチェックする(ステップS1)。
この規定のドット径Dは実際の画像書込み時に狙いとす
るドット径を意味する。規定のドット径Dが測定条件設
定部45により設定されると(S1のY)、測定条件C
y(y=1)が設定されたかをチェックする(S2)。
この条件を設定するのは、どの光量を閾値とするかでド
ット径が変わってくるためであり、実際の画像書込み時
の露光条件の1つに合わせて測定条件設定部45により
設定される。測定条件Cy(y=1)が設定されると
(S2のY)、ドット1(No.1のLED素子3)を
対象とさせるためにn=1に設定する(S3)。次に、
補正データMny(測定条件Cyにおけるn番目のLED
素子3用の補正データを意味する)を仮に“128”
(=“10000000”)に設定する(S4)。もっ
とも、この数値“128”に限定する意味はなく、8ビ
ットデータで示される“0”〜“255”の範囲内の数
値であれば任意であるが、この変形例のように中間値
“128”に設定して増減調整しやすくしたり、既存の
実験データ等に基づき所望のドット径Dにするのに最も
近いと予想される数値を用いるのが好ましい。この補正
データMnyが補正データ設定部46に設定され、多値変
換部32側に与えられる。
【0038】次に、ドットn、ここでは、ドット1(N
o.1のLED素子3)をLEDアレイ駆動部16によ
り点灯させる(S5)。この時の点灯タイミングが図1
1に示されている。この時のドットnのドット径(スポ
ット径)Ddをドット径測定装置44により測定し(S
6)、測定結果をコントローラ43に送出する。測定結
果を受けたコントローラ43ではそのドット径Ddが規
定ドット径Dに殆ど等しいか否かをチェックする(S
7)。未だ、殆ど等しくない場合には(S7のN)、両
者の大小関係に応じて、補正データMnyの値を大きくし
たり或いは小さくして(例えば、Mny=“129”に変
更したり、Mny=“127”に変更したりする…もっと
も、増減幅は1ずつに限らない)(S8)、その補正デ
ータに従い点灯するドットnのドット径Ddを測定し直
し(S6)、これをドット径Ddが規定ドット径Dに殆
ど等しくなるまで繰り返す。ここに、ステップS7の判
断については、本来的には、両者が完全に等しいか否か
の判断とすべきであるが、補正データMnyのビット数、
ドット径Ddの測定誤差等の関係で必ずしも等しくなら
ないことも考えられるので、許容し得る近似範囲内のデ
ータとなった場合には正常時であると判断するようにし
ている。この近似範囲は、補正データMnyのビット数、
ドット径Ddの測定誤差、実際に画像を形成した時の狙
いの画質として許容し得るドット径のばらつき範囲等を
考慮して決定される。
【0039】測定されたドット径Ddが規定ドット径D
にほぼ等しくなった場合(S7のY)、測定条件Cy
(y=1)におけるドットnに対する補正データMnyを
データ記憶装置47に記憶する(S9)。この時の補正
データMnyはその時点で補正データ設定部46に設定さ
れていた数値である。この後、ドットn、ここでは、ド
ット1(No.1のLED素子3)を消灯し(S1
0)、次のドットn、ここでは、ドット2(No.2の
LED素子3)を対象とさせるためにnを+1だけイン
クリメントする(S11)。この時点で、新たなドット
nが総数Nを超えているか否かをチェックし(S1
2)、超えていなければ、ドットnについてステップS
4ないしS11の処理を同様に繰り返す。これにより、
測定条件Cyにおける全てのドットn(n=1〜N)に
ついてそのドット径Ddを規定ドット径Dとするための
補正データMnyがデータ記憶装置47に格納される。
【0040】この処理が終了すると、他の測定条件Cy
が有るか否かをチェックし(S13)、あればそれらの
測定条件をCy(y=2),Cy(y=3),…,Cy
(y=Y)の如く順に設定し(S1)、各測定条件毎に
前述した補正データMnyの取得・格納処理が繰り返され
る。
【0041】よって、全ての測定が終了した後には、デ
ータ記憶装置47には、 条件 補正データ C1112131 … MN12122232 … MN2 … CY1Y2Y3Y … MNY の如く、各測定条件Cyをアドレスとする形で各ドット
毎の補正データMnyが格納されていることになる。この
ようなデータ記憶装置47に格納されている補正データ
MnyがROMライタ等を用いて光書込装置41中の補正
データ記憶部34に書き込まれ、実用に供される。
【0042】このような各種条件毎の補正データMnyが
書き込まれている補正データ記憶部34を用いて光書込
装置41により実際に光書込みを行う際には、画像書込
条件設定部35により画像形成条件を設定する。この条
件は測定条件と対応しており、例えば、測定条件Cyに
対応する画像形成条件を設定すると、補正データ記憶部
34からは対応する測定条件Cyで特定される補正デー
タMnyが読み出されて多値変換部32に出力される。例
えば、測定条件C2 の場合であれば、M12,M22
32,…,MN2の如く補正データが読み出される。い
ま、一例として、M12=“48”(=“0011000
0”),M22=“49”(=“00110001”),
32=“51”(=“00110011”)とすると、
この時の点灯駆動タイミングは図13に示すようにな
る。
【0043】即ち、1ビット2値の画像データがFIF
Oメモリ21に1ライン分入力され、このFIFOメモ
リ21からは8分割同期信号/HSYNCのタイミング
でその画像データが繰返し出力される。一方、補正デー
タ記憶部34からは各ドット(各LED素子3)用の8
ビットの補正データが画像データと同様に8分割同期信
号/HSYNCのタイミングで繰返し出力される。そし
て、多値変換部32で画像データと補正データとのAN
Dがとられ、8ビットデータ(b0〜b7)としてセレ
クタ33に送られる。セレクタ33ではタイミングT0
で最下位ビットb0、タイミングT1ではビットb1、
…、タイミングT7では最上位ビットb7を出力する。
一方、ストローブパルス発生部23からは各タイミング
T0〜T7で各々異なるパルス幅のストローブパルスS
TB0〜STB7が出力され、ANDがとられるタイミ
ングで点灯する。ドット1の場合であれば、タイミング
T4,T5でストローブパルスSTB4,STB5に従
い点灯し、ドット2の場合であれば、タイミングT0,
T4,T5でストローブパルスSTB0,STB4,S
TB5に従い点灯し、ドット3の場合であれば、タイミ
ングT0,T1,T4,T5でストローブパルスSTB
0,STB1,STB4,STB5に従い点灯し、結果
として、1ライン内では何れもドット径(スポット径)
がDで均一化されるように点灯制御される。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、各LED
素子により形成されるドットの目標ドット径XがLED
アレイにおける各LED素子間のピッチPに対して、P
<X<2Pなる関係を満たすように設定したので、各L
ED素子のドット径に若干のばらつきがあったとして
も、ドット間の重なり具合や離れ具合の違いによっては
若干の濃度差を生ずるものの、目立つような白スジや黒
スジによる縦スジを生ずることはなく、形成される画像
品質を向上させることができる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、光学系や現
像系の制約上、ドット径とピッチとの関係をP<X<2
Pなる関係に設定できない条件下にあっては、ドット径
XとピッチPとの関係を2P<X<3Pとするようにし
たので、各LED素子のドット径に若干のばらつきがあ
ったとしても、ドット間の重なり具合や離れ具合の違い
によっては若干の濃度差を生ずるものの、目立つような
白スジや黒スジによる縦スジを生ずることはなく、形成
される画像品質を向上させることができる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の画像形成装置において、目標ドット径Xは、
出力画像上でのドット径として規定されているので、現
像等によるドットの太りを考慮する必要なく、より確実
に画像上の縦スジを目立たなくすることができる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、請求項1,
2又は3記載の画像形成装置において、各LED素子
は、1ドット2値方式の画像データにより発光制御され
るので、1つのドット径だけを考慮すればよく、画質を
安定させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す説明図であ
る。
【図2】LEDアレイプリンタの書込み部の概略構造を
制御系ブロックとともに示す斜視図である。
【図3】LEDアレイ駆動部の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】LEDアレイ制御部の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】その駆動タイミングを示すタイムチャートであ
る。
【図6】本発明の第二の実施の形態を示す説明図であ
る。
【図7】変形例のLEDアレイ駆動部の構成を示すブロ
ック図である。
【図8】その駆動タイミングを示すタイムチャートであ
る。
【図9】光書込装置のブロック構成図である。
【図10】光書込装置及びドット径データ測定装置を示
すブロック構成図である。
【図11】発光時間可変による光量制御方式を示すタイ
ムチャートである。
【図12】補正データを取得するための処理を示すフロ
ーチャートである。
【図13】補正データに伴う各ドットの点灯タイミング
例を示すタイムチャートである。
【図14】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 LEDアレイ 3 LED素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに応じて発光制御される多数
    のLED素子の発光部がライン状に配設されたLEDア
    レイを用いて電子写真法により画像を形成する画像形成
    装置において、 各LED素子により形成されるドットの目標ドット径X
    が前記LEDアレイにおける各LED素子間のピッチP
    に対して、 P<X<2P なる関係を満たすように設定されていることを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像データに応じて発光制御される多数
    のLED素子の発光部がライン状に配設されたLEDア
    レイを用いて電子写真法により画像を形成する画像形成
    装置において、 各LED素子により形成されるドットの目標ドット径X
    が前記LEDアレイにおける各LED素子間のピッチP
    に対して、 2P<X<3P なる関係を満たすように設定されていることを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】 目標ドット径Xは、出力画像上でのドッ
    ト径として規定されていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 各LED素子は、1ドット2値方式の画
    像データにより発光制御されることを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の画像形成装置。
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