JPH11115071A - 罫線形成体 - Google Patents

罫線形成体

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JPH11115071A
JPH11115071A JP9278839A JP27883997A JPH11115071A JP H11115071 A JPH11115071 A JP H11115071A JP 9278839 A JP9278839 A JP 9278839A JP 27883997 A JP27883997 A JP 27883997A JP H11115071 A JPH11115071 A JP H11115071A
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JP
Japan
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ruled
ruled line
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rule
blade
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Withdrawn
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JP9278839A
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English (en)
Inventor
Jiyouji Ootsuka
攘治 大塚
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Daisou Kk
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Daisou Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 罫線が形成される際に紙器組立用板材の罫線
付近に発生する罫線割れや紙粉を防止することができる
罫線形成体を提供する。 【解決手段】 略断面台形状の基台2の上頂面中央部に
凹状の罫押し溝3が設けられてなる罫線形成体1を前記
罫押し溝3が上型10に装着されている罫押し刃8の対
向位置となるように下型盤面12に貼着する。この罫線
形成体1を貼着した下型盤面12上に段ボールシート1
3を配置し、罫線形成体1の厚みにより生じる撓みによ
り段ボールシート13に無理をかけることなく、前記罫
押し溝3と罫押し刃8とにより挟圧して罫線14を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば段ボールシ
ート上に製凾時における折り目となる正確な罫線を形成
するための罫線形成体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、段ボール製の包装容器等の製凾に
際しては、段ボール製板材としてのブランクが上型(打
抜型)と下型(受け型)との間に設置されて前記打抜型
に受け型を接近させることにより、前記打抜型の切刃で
所定の形状に裁断されると同時に、前記打抜型の罫押し
刃によりそのブランクの所定の位置に折曲げ部もしくは
畳込部となる罫線が形成される。このブランクは、前記
のように形成された罫線に沿って折曲げもしくは畳込み
が行われ、所定部が糊付けされることにより凾体とな
る。この場合、ブランク上に正確でかつ折曲げに有用な
罫線を圧刻するために、罫押し刃と共働してブランク上
に罫線を形成するテープ状の罫線形成体が受け型の盤面
上に貼着される。
【0003】この種従来の罫線形成体100を用いて罫
線および切抜線が形成される状態を示す断面図が図5
(a)に示されている。この罫線形成体100は、ベー
スシート101の表面に二本の溝形成部材102が一定
間隔を保って平行に固着されており、それら二本の溝形
成部材102間に罫押し溝103が形成されるように構
成されている。前記ベースシート101の裏面は感圧接
着層104を介して下型(受け型)盤面105上に貼着
される。一方、上型(打抜型)106には、段ボール製
板材としてのブランク107に罫線を形成する罫押し刃
108とこのブランク107を所定の形状に切断する切
刃109とが装着されている。また、前記切刃109の
側方には、ブランク107を押さえるスポンジ110が
設けられている。なお、前記罫線形成体100は、前記
罫押し刃108と前記罫押し溝103とが対向するよう
に前記下型盤面105に貼着されている。なお、罫線お
よび切抜線が形成されるブランク107は前記罫線形成
体100が貼着された下型盤面105と前記上型106
との間に配置されている。
【0004】こうして前記下型盤面105を前記上型1
06に接近させることにより、前記ブランク107はス
ポンジ110に押さえられ、その後前記切刃109と下
型盤面105とに挟まれて切抜線111が形成された後
に、前記罫押し刃108が罫押し溝103に挿入されて
罫線112が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記罫
線形成体100を用いて罫線が形成された場合、切刃1
09がブランク107に挿入された後に、罫押し刃10
8が罫押し溝103に挿入されるとブランク107の上
側(裏面側)ライナー107aが強く引っ張られて、図
5(b)に示されるように罫線112付近で罫線割れ
(ビビリ)119aが生じるととともに、紙粉が発生す
るという問題点がある。特に、冬場等の乾燥時期にはこ
の罫線割れ119や紙粉が非常に多く生じてしまい、例
えば食品関係のパッケージ等に用いる際には不衛生であ
る等の多くのトラブルが生じてしまう。
【0006】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、罫線が形成される際に紙器組立用
板材の罫線付近に発生する罫線割れや紙粉を防止するこ
とができる罫線形成体を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】本発明
による罫線形成体は、前記目的を達成するために、罫押
し刃と共働して紙器組立用板材を所要角度に折り曲げる
ための罫線をその紙器組立用板材上に形成する罫線形成
体において、前記罫押し刃に対向する1本の凹状の条溝
を形成する互いに平行な2本の突条部の底部に、所要の
厚みを有する断面略台形状の基部を設けることを特徴と
するものである。
【0008】本発明においては、罫押し刃と、この罫押
し刃の対向位置に1本の凹状の条溝を有する突条部を上
頂面に設ける基部との間に例えば段ボールシートのよう
な紙器組立用板材が設置され、前記罫押し刃を罫線形成
体に対して相対移動させて前記罫押し刃を前記条溝に嵌
入させる。こうして前記紙器組立用板材の一面側には罫
押し刃により1本の罫線が形成されるとともに、他面側
は前記条溝により前記罫線付近の厚みが圧縮される。こ
の紙器組立用板材は、前記罫線を折曲げ支線として折り
曲げられる。
【0009】本発明においては、前記基部は所要の厚み
を有しているため、前記罫押し刃と罫線形成体上との間
に紙器組立用板材を設置した状態でこの紙器組立用板材
に撓みが生じる。この紙器用組立用板材を前記罫押し刃
により挟圧すると前記撓み分が引っ張られるため、この
紙器用組立用板材に無理がかからず、罫線割れや紙粉を
生じさせることなく罫線を形成することができるという
効果を奏する。
【0010】本発明においては、前記基部と2本の突条
部とが一体に構成されていてもよい。また、前記基部と
2本の突条部とが別体に構成されていて接着剤等を介し
て接着されていてもよく、例えば略断面台形状の基部の
上面に従来の罫線形成体を貼着して用いてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明による罫線形成体の
具体的実施例について、図面を参照しつつ説明する。
【0012】図1には、本発明の一実施例に係る罫線形
成体の断面図が示されている。
【0013】本実施例は、基部と突条部とが基台として
一体に形成された例である。本実施例の罫線形成体1に
おいては、略断面台形状の基台2の上頂面中央部に凹状
の1本の罫押し溝(条溝)3が設けられて形成されてい
る。前記基台2の裏面には、未使用時の保護のための剥
離紙4で被覆された感圧接着剤層5が設けられている。
また、前記罫押し溝3には、樋状の罫線設定ガイド6が
嵌挿されている。なお、本実施例の場合、前記基台2の
厚みは約2mm程度であり、前記罫押し溝3の深さは約
0.5〜1.0mm程度である。
【0014】この罫線設定ガイド6は、前記罫押し溝3
に嵌め合わせた状態で、両側に突出するフランジ縁片が
前記基台2の上頂面に当接するようになっており、上面
中央部に形成されるセット溝7は前記罫押し溝3に対向
するように設定されている罫押し刃8(図2参照)の厚
みと略等しい幅に形成されている。なお、前記罫押し溝
3の幅は、前記罫押し刃8の幅より太く設定されてい
る。
【0015】前述のように構成される罫線形成体1と罫
線設定ガイド6とは、基台2の表面と罫線設定ガイド6
との上面にセロハンテープのような接合テープ9が長さ
方向に貼着されており、この接合テープ9により罫線設
定ガイド6の罫押し溝3への嵌挿状態が維持されるよう
になっている。なお、この罫線形成体1は紙面に直交す
る方向へ延設される長尺体として構成され、適宜長さ断
裁して使用される。
【0016】前記罫押し刃8は、図2に示されるように
合板にて形成される上型(打抜型)10に装着されてい
るとともに、先端の断面形状は略U字形とされている。
また、この上型(打抜型)10には図3に示されるよう
に、前記罫押し刃8のほか先端の断面形状がV字形の切
刃11が装着されている。
【0017】本実施例の罫線形成体1の使用に際して
は、図2に示されるように罫線設定ガイド6のセット溝
7に罫押し刃8の先端を嵌入させ、この状態で基台2の
裏面の剥離紙4を除去して感圧接着剤層5を露出させた
まま、罫押し刃8を装着した上型10に下型盤面12を
打ちつければ、罫線形成体1は前記罫押し溝3が前記罫
押し刃8の対向位置となるように下型盤面12上に固着
される。次いで、下型盤面12を操作して下降させる
と、罫線設定ガイド6は罫線形成体1上に固定されたま
ま罫押し刃8と分離される。この後、罫線設定ガイド6
を安定させていた接合テープ9を剥離してその罫線設定
ガイド6を持ち上げ除脱させる。
【0018】このようにして罫線形成体1が設置された
下型盤面12と上型10との間に段ボールシート(紙器
組立用板材)13が配置される。この段ボールシート1
3に前記罫押し刃8および切刃11により罫線14およ
び切抜線15をそれぞれ形成している状態を表す断面図
が図3に示されている。この図3に示されるように、前
記下型盤面12を上型10に押付けると、まず切刃11
に隣接配置されたスポンジ11aにより段ボールシート
13が押さえつけられて(図3二点鎖線)、段ボールシ
ート13に撓みが生じる。次いで、前記罫押し刃8が段
ボールシート13を引っ張りつつ罫押し溝3に嵌入され
ると同時に、前記切刃11が段ボールシート13を挟圧
しつつ切断する。こうして段ボールシート13の裏面
(内面側)に1本の罫線14が形成されるとともに、切
抜線15が形成される。
【0019】このように前記罫押し溝3は、基台2によ
り高い位置にあるため、段ボールシート13が前記スポ
ンジ11aにより下型盤面12に押さえつけられて、前
記切抜線15の形成予定位置と罫線14形成予定位置と
の間に撓みが生じる。この段ボールシート13を前記罫
押し刃8により挟圧する際には、前記撓み分が引っ張ら
れるためこの段ボールシート13の上側ライナー13a
に無理な引っ張り力がかからずに罫線14が形成され
る。このため、段ボールシート13に罫線割れ(ビビ
リ)が発生するのを防止することができるとともに、紙
粉の発生も抑えることができるという効果を奏する。ま
た、前記罫押し刃8による罫線の形成と同時に段ボール
シート13を切断する切刃11によっても、前記撓みに
より無理なく切抜線15を形成することができて切れが
良くなるとともに、罫線割れおよび紙粉が発生するのを
防止するという効果を奏する。
【0020】また、本実施例において、基台2の厚みは
約2mm程度とされているが、これに限らず、段ボール
シート13の厚さもしくは材質に応じて基台2の高さを
調整することができる。例えば、薄い段ボールシートに
罫線を形成する場合は、罫押し刃による押し込み量が小
さいため、罫線形成体の高さを低くするのが好ましい。
また、前記罫押し溝3の深さが約0.5〜1.0mm程
度とされているが、これに限らず、段ボールシート13
の厚さもしくは材質に応じて基台2の高さを調整するこ
とができる。
【0021】別実施例に係る罫線形成体20の断面図が
図4に示されている。この例では、断面台形の基部21
の上頂面に従来の罫線形成体(突条部)22が貼着され
て構成されている。この従来の罫線形成体22は、ベー
スシート23の表面に第1の溝形成体24および第2の
溝形成体25が互いに一定間隔を保って平行に固着され
るとともに、これら第1および第2の溝形成体24,2
5間に罫押し溝(条溝)26が形成されている。前記ベ
ースシート23には接着剤層27が設けられており、こ
の接着剤により前記基台21の上頂面に従来の罫線形成
体22が貼着されている。また、前記罫押し溝26に
は、本実施例と同様の罫線設定ガイド28が嵌挿され
て、接合テープ29により貼着されている。さらに、前
記罫線形成体20の下底面には、未使用時の保護のため
の剥離紙30で被覆された感圧接着剤層31が設けられ
ている。
【0022】このように構成される罫線形成体20は、
本実施例と同様の作用および効果を奏するほか、従来の
罫線形成体22をそのまま用いることができるという効
果を奏する。
【0023】別実施例においては、前記基部21とし
て、例えば硬質ゴム,ウレタン系樹脂等の弾力性を有す
る材質のものを用いてもよい。こうすることにより罫線
等が形成される段ボールシートに当たる罫押し刃の衝撃
を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係る罫線形成体の
断面図である。
【図2】図2は、本実施例の罫線形成体を罫押し刃にセ
ットした状態を示す断面図である。
【図3】図3は、段ボールシート上に罫線および切抜線
を形成している状態を示す断面図である。
【図4】図4は、別実施例に係る罫線形成体の断面図で
ある。
【図5】図5は、従来の罫線形成体を用いて罫線が形成
される状態を示す断面図(a)および罫線が形成された
段ボール製板材の平面図(b)である。
【符号の説明】
1,20 罫線形成体 2 基台 3,26 罫押し溝 4,30 剥離紙 5,31 感圧接着剤層 6,28 罫線設定ガイド 7 セット溝 8 罫押し刃 9,29 接合テープ 10 上型 11 切刃 12 下型盤面 13 段ボールシート 14 罫線 15 切抜線 21 基部 23 ベースシート 24,25 溝形成体 27 接着剤層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 罫押し刃と共働して紙器組立用板材を所
    要角度に折り曲げるための罫線をその紙器組立用板材上
    に形成する罫線形成体において、 前記罫押し刃に対向する1本の凹状の条溝を形成する互
    いに平行な2本の突条部の底部に所要の厚みを有する断
    面略台形状の基部を設けることを特徴とする罫線形成
    体。
JP9278839A 1997-10-13 1997-10-13 罫線形成体 Withdrawn JPH11115071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9278839A JPH11115071A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 罫線形成体

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JP9278839A JPH11115071A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 罫線形成体

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JPH11115071A true JPH11115071A (ja) 1999-04-27

Family

ID=17602877

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9278839A Withdrawn JPH11115071A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 罫線形成体

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JP (1) JPH11115071A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011143604A (ja) * 2010-01-14 2011-07-28 Nippon Die Steel Kk シート成形加工装置の受盤
JP2016002645A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 大日本印刷株式会社 ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050104