JPS5940202Y2 - 罫押用溝形成体 - Google Patents

罫押用溝形成体

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JPS5940202Y2
JPS5940202Y2 JP1981157963U JP15796381U JPS5940202Y2 JP S5940202 Y2 JPS5940202 Y2 JP S5940202Y2 JP 1981157963 U JP1981157963 U JP 1981157963U JP 15796381 U JP15796381 U JP 15796381U JP S5940202 Y2 JPS5940202 Y2 JP S5940202Y2
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JP1981157963U
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JPS5862625U (ja
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「あ」治 大塚
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、紙器打抜作業において原反シートより紙器組
立用板材であるブランクを打抜く際に若しくは打抜いた
ブランクに、又は単板若しくは段ボール等よりなる紙加
工品に罫押をする場合に、罫線と合致する溝を型盤上に
確実に且つ容易につくりだすことができる溝の形成体に
係るものである。
紙加工品のうちでも特に紙器組立用板材であるブランク
は、所定の形状寸法若しくは切目を打抜型の切刃で裁断
されると共に、折曲部又は畳込部として、罫押刃により
折目を形成する罫線がつくりだされ、それに沿って円滑
な折曲げ又は畳込が行なわれている。
そして、ブランクに正確で有用な罫線を圧刻するには、
ブランクに相応する下型盤上に直接又は第1図aに示す
ように盤上に付設した適当な原紙等に、罫押刃の厚さと
ブランクの材厚とにより決定される幅の溝を彫込み、こ
れらの溝と溝中に打込まれる罫押刃とでブランクに所要
の罫線を圧刻するようになされてきたが、溝の彫込はそ
の幅又は深さが不揃いになり易くさらに罫押刃が溝の中
心線と合致する正しい位置に溝を彫込むことは多くの手
間と加工時間とを要していたのである。
また、溝の彫込の困難さを除くものとして、第1図すに
示すように下型盤上に細幅の原紙等を平行なうね状に接
着させ、これらの二本の5ね状体の間隙を実質的な溝と
して利用すべく種々の形態のものが提案されている。
すなわち、下型盤面上にカーボン紙を載せて押刃を空打
ちして押刃の下型盤面に当接する線形を写しとり、この
線形が中間間隙部に現出するように二本のテープを平行
に下型盤面に接着したり、或いは二本の平行なテープを
一定間隔でベースシートに固着し、平行なテープの上面
には罫押刃に対して挟圧力又は磁化吸引力等で定着でき
る罫押刃係着部を平行なテープと一体につくりつげて罫
押刃に定着し、罫押刃の空打ちにより平行なテープを罫
押刃係着部諸共下型盤面に貼着させ、然る後不用になっ
た罫押刃係着部を平行テープ上面より取除き、二本の平
行なテープにより溝を形成させるようにしたもの等が報
告されている。
しかし、これらの手段は、二本のテープを必要長さ全体
にわたって等しい間隔で貼着けるのには罫押刃の線と合
致させるのが困難であるし、予め二本のテープを所定間
隔を保って台紙に貼り着けておき、その台紙をテープ間
の溝が罫線と合致するように盤面に接着せんとすれば、
罫線のカーボン線を透視できる材質の台紙としなげれば
ならないし、二本のテープをベースシートに固着したも
のに罫押刃係着部を一体化したものを罫押刃の空打ちに
より壁面に設置するものは、取除く罫押刃係着部が高価
で然も一回宛の使い捨てになり経費の高騰が避けられな
い等の問題点があり、使い易さ、形成される溝と罫押刃
による罫線との整合性並びにコスト等のすべてを満足さ
せる罫押し用の溝テープ装置が広く要請されていたので
ある。
本考案は斯かる現況に鑑がみなされたもので、上型に備
えられた罫押刃との協働により導入されるブランク等に
罫線をつくりだすための溝を形成するに際して、ブラン
クシート材の厚さに適応した幅の溝を、所要の罫押刃の
抑圧線に確実に合致させ、しかも簡便に下型盤面に設け
ることができる新規な手段を提案せんとするもので、罫
押刃を両面から挾持してその全長にわたって被嵌定着す
ることが可能なセッターと、このセッターの下面に係着
させて下型盤面に打付けると該盤面に強固に接着する溝
テープとよりなり、罫押刃の上昇と共に溝テープはセッ
ターより離脱して下型盤面上の所定位置にセットされる
組合わせ構造の溝形成体の提供を目的としている。
以下本考案の実施の一例を図面に基づき説明する。
第2図及び第3図にそれぞれの断面状態を示すように、
平行なうね状部20をベースシート14表面に固着して
罫押溝4をつくりだし、ペースシート14裏面には未使
用時の保護用剥離紙14を伴なった抑圧接着剤層を設け
た適当長の溝テープ12と、この溝テープ12を挟着保
持する1対の係着突条15を下面に配設すると共に、上
面には罫押刃を両面から挾んでこれに定着可能とする罫
押刃キャッチ18を設けて適宜の全長としたセッター1
1とを組合わせ自在なサイズに統一形成する。
溝テープ12の各うね状部20.20はそれぞれの外端
部が低くなるように外側半分は傾斜面となっており、そ
れぞれの内側部は直立端面で相対峙する直立面の罫押溝
4をつくりだすように、各5ね状部は適当な間隙をおい
てベースシート13に固着してあり、各5ね状部20,
20の材質はプレス仕上げの積層紙又はこれに樹脂合法
加工な施こしたもの等が好ましく、また、ベースシート
13は金属薄板を用いると便利で特にアルミニウム薄板
は格別の防錆手段を施さずしかも0.llnm以下のも
のを使用できるから好ましい。
なお、アルミニウム薄板の代りに合成樹脂質のシートを
用いることもできるがこの場合にはシート厚さが0.2
U以上のものとなり罫押刃の先端と下型盤面との対位関
係に補償を要することがある。
このような溝テープ12とセッター11とは第4図に示
すように、溝テープ120両端縁をセッター11の係着
突条15の背面溝にて係着すると共に罫押溝4に対しゲ
ージ突条16を密接させて組合わせることにより、セッ
ター10の罫押刃キャッチ18を罫押刃3に被嵌した場
合には罫押刃3の先端縁部が溝テープ12の罫押溝4の
中心線部に合致する状態となった本考案の溝形成体10
を得ることができる。
このようにして得られる本考案の溝形成体10の実際使
用に際しては、溝テープ12と組合わされて溝形成体1
0となっているセッター11の罫押刃キャッチ18を、
上型に装備されている罫押刃3にその両面を挾持するよ
うに被嵌する。
溝形成体10は、セッター11の罫押刃キャッチとゲー
ジ突条16とがその中心線が同一垂直想像面上にあり、
さらにこの垂直想像面が溝テープ12の罫押溝4の中心
線をも含む結果、これを罫押刃3に被嵌定着すれば、罫
押刃3の先端縁は溝テープ12の罫押溝4の中央線と合
致する。
次いで、溝テープ裏面の剥離紙14を除去して上型1を
下型盤面2に向って降下させると、当然に罫押刃3に定
着した本考案の溝形成体10も下型盤面2に打ちつげら
れるに際して1、先づセッター110両側のリード[1
7,17が下型盤面2の表面に当接し、引続く罫押刃3
の降下により両リード縁17゜17は外側に逃げてセッ
ターの下半部は開き、両側の係着突条15,15間の距
離は拡がり、この部分での溝テープの係着は解放される
ようになる。
同時にセッター11は溝テープ12を全面的に押圧して
下型盤面上に貼着固定させ、特にゲージ突条16は罫押
溝4部分を的確に支配しつつ重点的に圧迫し、・以後の
ブランクシートへの罫押し作業において最も付加圧の大
きくなる範囲を確実に下型盤面に固着させる。
以上述べた溝形成体10により下型盤面上に罫折溝がき
わめて至便で確実につくりだされるのであって、第5図
に示すように溝テープ12は下型盤面上において、上型
に装備した罫押刃3の打込み方向直下に所定長の罫押溝
4を形成し、この部分において罫線押しの処理をされる
ブランクシート19が導入されるときにも、罫押溝4を
つくりだすうね状部の両外縁寄りが下り勾配で端縁に向
って薄くなるようにされているから水平方向から送り込
まれるブランクシート等の罫線押し処理を受ける薄物は
、溝テープに引掛って所定の罫線が得られないなどのト
ラブルの発生は一切生ずることはなく、次いで溝形成体
10のうちセッター11を罫押刃3から取外し、あとは
第5図に示す要部のごとくブランク等に罫線押しを円滑
に達成できる。
本考案にあっては、薄形成体を構成する要素の1つであ
る溝テープは、罫押刃の厚さがたとえば0.7 mmの
ときにはブランクシート等の紙厚に応じて溝テープの罫
押溝の幅を1.0關、1.311!、又は1.6 +A
ll!等に、又0.9關厚のときには同じく溝テープの
罫押溝の幅を1.8mm、 2.OmTIL% 2.
2關又は2.6u等となし、しかもいずれの場合にもセ
ッターのゲージ突条16が台形断面であることにより罫
押溝部は的確な抑圧を受けて所定の合致線上に占位し、
同時に溝テープ全幅はたとえば13mmに一定すること
により、もう一つの要素であるところのセッター、すな
わち、これらの多様な罫押溝となされた各種類の溝テー
プを係着して所定位置に精緻なセットをするためのセッ
ターは、その種類は多くする必要は全熱なく、組合わせ
る溝テープを使用の都度更新するのみでセッターは長期
間にわたって反復継続して使用できる。
また、本考案の溝形成体は、組合わされるセッターと溝
テープとが同じ長さに揃えなげればならない制約はなく
、溝テープがセッターより短かくても又は溝テープがセ
ッターより若干長くても、さらには、溝テープとセッタ
ーとの組合わせよりなる溝形成体が、上型に装備される
罫押刃をキャッチしての使用時においても、溝テープの
長さと罫押刃の長さとが釣合っておればセッターの1は
多少の融通をもたせて使用できる適応性の広さを有して
おり、セッターの反復継続使用を可能として経済的な効
果をもたらせている点と共に本考案の有用な点である。
本考案の溝形成体における溝テープは、そのペースシー
トが透明可能な材料に依存する必要がなく金属極薄板等
を用いることができて罫押刃の植設高さの調整等の煩雑
さを一切省き、さらに罫押溝を複数並列とすることも可
能であり、また、セッターはゴム質、合成樹脂質等の可
撓性材料を周知の手段にて加工できるのでコストも安く
、その上使い捨てにせず反復使用するものであって、産
業上の利用性は著大であり、本考案の要旨に従うもので
あればその技術的思想は上記の実施例に限定されること
はなく、それらから導かれる変形、応用又は転用はすべ
て本考案の技術的範囲に包含されることはいうまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図a及びbは在来の罫押溝の態様を示す図、第2図
ないし第4図は本考案の実施の1例を示すもので第2図
はセッター、第3図は溝テープ、第4図はセッターと溝
テープとの組合わせよりなる溝形成体、第5図は本考案
によりつくりだされた罫押溝の状態を示す説明図である
。 1・・・・・・上型、2・・・・・・下型盤面、3・・
・・・・罫押刃、4・・・・・・罫押溝、10・・・・
・・溝形成体、11・・・・・・セッター、12・・・
・・・溝テープ、13・・・・・・ペースシート、15
・・・・・・係着突条、16・・・・・・ゲージ突条、
18・・・・・・罫押刃キャッチ、19・・・・・・ブ
ランクシート、20・・・・・・5ね状部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面には長さ方向に沿った深溝状の罫押刃キャッチを備
    え、下面には罫押刃キャッチの直下に位置して長手方向
    に突設したゲージ突条とその両側に配設した係着突条を
    備えた可撓性材質よりなるセッターに、上記セッターの
    両係着突条に係着可能な幅の薄板よりなりその下面には
    接着剤層を設けたベースシートの上面に、2本の5ね状
    部な一定間隔を距でて固着してその間隔部を罫押部に形
    成した溝テープを、セツタニの係着突条にて懸止めて組
    合わせ、溝テープの罫押溝の中心線と罫押刃キャッチの
    中心線が合致する状態で、上型に装備した罫押刃の両面
    な罫押刃キャッチで挾持して定着可能とした構成よりな
    ることを特徴とする罫押用溝形成体。
JP1981157963U 1981-10-22 1981-10-22 罫押用溝形成体 Expired JPS5940202Y2 (ja)

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CN102495475B (zh) * 2006-04-07 2015-02-25 日本电气株式会社 图像显示装置

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