JPH10278133A - 罫線形成体 - Google Patents

罫線形成体

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JPH10278133A
JPH10278133A JP9088414A JP8841497A JPH10278133A JP H10278133 A JPH10278133 A JP H10278133A JP 9088414 A JP9088414 A JP 9088414A JP 8841497 A JP8841497 A JP 8841497A JP H10278133 A JPH10278133 A JP H10278133A
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JP
Japan
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ruled line
ruled
line forming
forming body
blade
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JP9088414A
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English (en)
Inventor
Katsuji Futaie
勝治 二家
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切抜線および罫線が形成された紙器組立用板
材が搬送時にバラケルことがなく、かつ罫線付近に発生
する罫線割れを防止することができる罫線形成体を提供
する。 【解決手段】 断面形状が台形で、罫押し刃8に対向す
る位置に罫押し刃8と略同幅の上底を有する罫線形成部
材2を用いて、前記罫押し刃8と罫線形成部材2の上底
とにより段ボールシート12を挟圧して罫線を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば段ボールシ
ート上に製凾時における折り目となる正確な罫線を形成
するための罫線形成体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、段ボール製の包装容器等の製凾に
際しては、図4に2つのブランク100a,100bが
割りつけられている段ボール製板材101の平面図が示
されるように、まず段ボール製板材101上に打抜型の
切刃により切抜線102が形成されるとともに、罫押し
刃により罫線103が形成され、次いで、段ボール製板
材101の一辺104を把持する把持爪105により通
し方向であるA方向に搬送されて斜線部106が落とさ
れた後、サックマシン等を用いて糊代片107をその糊
代片107に対応する貼着部に貼着して凾体が形成され
る。
【0003】この凾体の形成に際して、前記罫線103
は、糊代片107から順に1番罫103a,2番罫10
3b,3番罫103c,4番罫103dとされており、
この2番罫103bおよび4番罫103dが180°に
折り曲げられる。この場合、2番罫103bおよび4番
罫103dを正確でかつ折曲げに有用な罫線とするため
に、罫押し刃と共働して罫線を形成するテープ状の罫線
形成体が下型盤面上に貼着される。
【0004】この種従来の罫線形成体110を用いて罫
線が形成される状態を示す断面図が図5(a)に示され
ている。この図5(a)の例では、ベースシート111
の表面に二本の溝形成部材112が一定間隔を保って平
行に固着されており、それら二本の溝形成部材112間
に罫押し溝113が形成されている。このベースシート
111の裏面は感圧接着層114を介して下型(受け
型)盤面115上に貼着される。このように構成されて
いる罫線形成体110は、前記罫押し溝113に対向す
るように上型(押し型)116に装着されている罫押し
刃117との間に段ボール製板材118が設置され、こ
の段ボール製板材118が罫押し刃117と罫線形成体
110との間に挟まれることによりその段ボール製板材
118の表面に罫線119が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように形成された罫線を折り目として段ボール製板材1
18の上型ライナー118aが内側となるように180
°まで折り曲げる際に、120°以上に折曲げが進むと
外側から内側に向かって力が生じ、上型側ライナー11
8a同士が干渉し始める。このため、別の位置に折り曲
がり部が生じ、折曲げが不確実になるという問題点があ
る。また、前記罫線形成体110を用いて罫線が形成さ
れた段ボール製板材118は、その段ボール製板材11
8の平面図を示す図5(b)に見られるように、上型側
ライナー118aが罫押し刃117により強く引っ張ら
れるため、罫線付近に罫線割れ119aが生じるという
問題点がある。
【0006】そこで、本出願人は、前記折曲げが不確実
になるという問題点を解決するために、特願平9−59
204号において罫押し刃と略同幅の凸状の受け部を有
する罫線形成体120を提案している(図6(a))。
このような罫線形成体120を用いて罫線が形成された
段ボール製板材が前述のように把持爪105によりA方
向(罫線形成体120と同じ方向)に搬送された場合、
段ボール製板材101に形成された切抜線が凸状の受け
部に点接触して引っ掛かる恐れがあるため、図6(b)
に罫線形成体120の平面図、図6(c)に罫線形成体
120の側面図が示されるように、この罫線形成体12
0の端縁部分を斜めに切り落とすようにされている。
【0007】しかしながら、前記罫線形成体120によ
り形成された罫線および切抜線が割付けられた段ボール
製板材が罫線形成体120とクロスするB方向に搬送さ
れた場合、切抜線が罫線形成体の凸状の受け部に幅広く
線接触して引っ掛かってしまう。このため、段ボール製
板材101の切断部分がバラけたり、把持爪105が段
ボール製板材101からはずれる等、バラケル率が高く
なり頻繁に運転が停止してしまうという新たな問題点が
生じる。なお、この罫線形成体120の機能上、罫線形
成体の凸部の面取りを大きく取ることが不可能である。
【0008】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、切抜線および罫線が形成された紙
器組立用板材が搬送時にバラケルことがなく、かつ罫線
付近に発生する罫線割れを防止することができる罫線形
成体を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】本発明
による罫線形成体は、前記目的を達成するために、罫押
し刃と共働して紙器組立用板材を所要角度に折り曲げる
ための罫線をその紙器組立用板材上に形成する罫線形成
体であって、断面形状が台形で、かつその台形の上底が
前記罫押し刃と略同幅の長尺体で構成されることを特徴
とするものである。
【0010】本発明においては、罫押し刃と、この罫押
し刃を受ける断面台形形状の罫線形成体との間に、例え
ば段ボールシートのような紙器組立用板材が設置され、
前記罫押し刃と罫線形成体の上面とにより紙器組立用板
材の厚みが圧縮される。こうして、前記紙器組立用板材
の一面側に前記罫押し刃により一本の罫線が形成される
とともに、この一本の罫線と同じ位置となるように紙器
組立用板材の他面側に一本の罫線が形成される。
【0011】このような紙器組立用板材は、前述のよう
な罫線が形成されると同時に所定形状の切抜線が形成さ
れて次工程へ搬送される。この搬送方向が前記罫線形成
体とクロスする方向であっても、罫線形成部材の台形傾
斜部分がスロープとなっているため、切抜線がそのスロ
ープに沿ってスムーズに移動して引っ掛かることがなく
バラケルのを防止することができるという効果を奏す
る。
【0012】前述のように紙器組立用板材が罫線形成体
に引っ掛かることがないため、罫線形成体の高さを高く
することができる。このため罫線を形成する際には、紙
器組立用板材の表裏面を同時に引っ張りながら圧縮させ
るため、罫押し刃側の紙器組立用板材面の引っ張り量を
少なくでき、従来のように板材の一面側のみが引っ張り
込まれることにより罫線付近に生じる罫線割れを防止す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明による罫線形成体の
具体的実施例について、図面を参照しつつ説明する。
【0014】図1には、本発明の一実施例に係る罫線形
成体の断面図が示されている。
【0015】本実施例の罫線形成体1においては、断面
台形形状の罫線形成部材2の裏面に、未使用時の保護の
ための剥離紙3で被覆された感圧接着剤4が設けられて
いる。また、前記罫線形成体1は、中央に凸状のガイド
部5を有するとともにそのガイド部5の両側に厚みの薄
い位置決め部6を有する罫線設定ガイド7により覆われ
ている。
【0016】この罫線設定ガイド7の位置決め部6は、
台形形状の罫線形成部材2の表面に沿うように両端が下
向きにされている。一方、ガイド部5の上面中央にはセ
ット溝5aが罫押し刃8(図2参照)の厚みと略等しい
幅に形成されている。なお、前記罫線形成部材2の上底
の幅は、罫押し刃8の幅とほぼ同程度であり、また、罫
線形成部材2の高さは段ボールシートの厚みに比例する
のが好ましい。
【0017】前記罫線形成部材2と罫線設定ガイド7の
位置決め部6との上面には、長さ方向にセロハンテープ
のような接合テープ9が貼着されており、この接合テー
プ9によって罫線設定ガイド7が罫線形成部材2に固定
された状態が維持される。なお、この罫線形成体1は紙
面に直交する方向へ延設される長尺体として構成され、
適宜長さに断裁して使用される。一方、図2に示されて
いるように、罫押し刃8は、合板にて形成される上型
(押し型)10に装着されている。
【0018】本実施例の罫線形成体1の使用に際して
は、図2に示されるように罫線設定ガイド7のセット溝
5aに罫押し刃8の先端を嵌入させ、この状態で罫線形
成部材2の裏面の剥離紙3を除去して感圧接着剤層4を
露出させたまま、罫押し刃8を装着した上型10に下型
盤面11を打ちつければ、罫線形成体1は下型盤面11
上の所要の位置に固着される。次いで、下型盤面11を
操作して下降させると、罫線設定ガイド7は罫押し刃8
と分離して罫線形成部材2上に残置されたままとなる。
この後、罫線設定ガイド7を安定させていた接合テープ
9を剥離してその罫線設定ガイド7を持ち上げ除脱させ
ることにより、罫線形成部材2が下型盤面11に設置さ
れる。
【0019】このようにして下型盤面11上に設置され
た罫線形成部材2と、上型10の罫押し刃8とにより段
ボールシート(紙器組立用板材)12上に罫線13を形
成している状態が図3(a)に示されている。また、図
3(b)には、罫線形成体1により罫線13が形成され
た段ボールシート12の断面図が示されている。この図
3(a)に示されるように、段ボールシート12を間に
挟んで罫押し刃8を前記罫線形成部材2に押しつける
と、段ボールシート12の上型側ライナー(内面)12
aに罫押し刃8により1本の罫線13aが形成され、こ
の形成と同時に、段ボールシート12の下型側ライナー
(外面)12bには罫線形成部材2により折曲げ中心と
なる1本の罫線13bが形成される。図3(b)に示さ
れるように、段ボールシート12の波型段山が表裏から
巾広く潰されているとともに、内面側の罫線12aと外
面側の罫線12bが同位置に形成され、この罫線13
a,13bにより段ボールシート12の折曲げ位置が明
確にされる。
【0020】このようにして罫線13a,13bの形成
された段ボールシート12が罫線13aを内側に、罫線
13bを外側にして折り曲げられると、表裏からほぼ同
時に折れ曲がり始める。こうして内側および外側には1
本の折曲げ支点(支線)が形成されるとともに、段ボー
ルシート12の波形段山が表裏から幅広く潰されて段山
の抵抗が生じないため、段ボールシート12上に明確に
形成された罫線通りに精度良く折れ曲げることができ
る。
【0021】前記段ボールシート12には、前述のよう
に罫線13a,13bが形成されると同時に上型10に
設けられている切刃(図示省略)により、凾の展開形状
に切抜線が形成される。こうして、罫線13a,13b
および切抜線が形成された段ボールシート12は次工程
へ搬送されるが、その通し方向が前記罫線形成体1とク
ロスする方向であっても、罫線形成部材2の台形傾斜部
分がスロープとなっているため、切抜線が引っ掛からず
バラケルのを防止することができる。
【0022】前述のように段ボールシート12が罫線形
成部材2に引っ掛かることがないため、この罫線形成部
材2の高さを高くすることができる。このため罫線を形
成する際に、段ボールシート12の上型側ライナー12
aおよび下型側ライナー12bがともに引っ張られて段
ボールシート12が圧縮されるため、上型側ライナー1
2aの引っ張り量を少なくでき、罫線付近に生じる罫線
割れを防止することができる。
【0023】本実施例においては、罫線形成部材2の上
底の幅は、罫押し刃8の幅とほぼ同程度とされている
が、段ボールシートの材質,厚み等に応じて適宜の幅に
設定することができる。また、罫線形成部材2の高さに
おいても、段ボールシートの材質,厚み等に応じて適宜
の高さに設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係る罫線形成体の
断面図である。
【図2】図2は、罫線形成体を罫押し刃にセットした状
態を示す断面図である。
【図3】図3は、段ボールシート上に罫線を形成してい
る状態を示す断面図である。
【図4】図4は、段ボール製板材の平面図である。
【図5】図5は、従来の罫線形成体を用いて罫線が形成
される状態を示す断面図(a)および罫線が形成された
段ボール製板材の平面図(b)である。
【図6】図6は、提案済の罫線形成体の斜視図(a)お
よびその罫線形成体の端縁部分が切り落とされた状態を
示す平面図(b),側面図(c)である。
【符号の説明】
1 罫線形成体 2 罫線形成部材 7 罫線設定ガイド 8 罫押し刃 9 接合テープ 10 上型 11 下型盤面 12 段ボールシート 13 罫線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 罫押し刃と共働して紙器組立用板材を所
    要角度に折り曲げるための罫線をその紙器組立用板材上
    に形成する罫線形成体であって、 断面形状が台形で、かつその台形の上底が前記罫押し刃
    と略同幅の長尺体で構成されることを特徴とする罫線形
    成体。
JP9088414A 1997-04-07 1997-04-07 罫線形成体 Withdrawn JPH10278133A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9088414A JPH10278133A (ja) 1997-04-07 1997-04-07 罫線形成体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9088414A JPH10278133A (ja) 1997-04-07 1997-04-07 罫線形成体

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JPH10278133A true JPH10278133A (ja) 1998-10-20

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ID=13942146

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9088414A Withdrawn JPH10278133A (ja) 1997-04-07 1997-04-07 罫線形成体

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040706