JP2002154173A - 段ボールの切れ目形成用の切刃および該切刃を備えた紙器打抜装置 - Google Patents
段ボールの切れ目形成用の切刃および該切刃を備えた紙器打抜装置Info
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- JP2002154173A JP2002154173A JP2000351652A JP2000351652A JP2002154173A JP 2002154173 A JP2002154173 A JP 2002154173A JP 2000351652 A JP2000351652 A JP 2000351652A JP 2000351652 A JP2000351652 A JP 2000351652A JP 2002154173 A JP2002154173 A JP 2002154173A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 段ボールの段目と平行に切れ目を入れた場
合、該切れ目に沿った切断面に中芯の髭が残るのを防止
する。 【解決手段】 段ボールに、段目と平行に切れ目を繋ぎ
目を残して一定間隔をあけて形成する切刃であって、切
刃本体の先端に、切れ目形成用の刃先と、隣接する刃先
の間に継ぎ目形成用の凹部を備え、上記切り目形成用の
刃先の両端に斜め屈曲部を設け、上記繋ぎ目形成用の凹
部は隣接する斜め屈曲部の先端間の窪み部奥端に形成
し、切れ目形成時に継ぎ目両端より生じる段ボール中芯
の髭を、刃先の斜め屈曲部で切断しながら切れ目を形成
できる構成としている。
合、該切れ目に沿った切断面に中芯の髭が残るのを防止
する。 【解決手段】 段ボールに、段目と平行に切れ目を繋ぎ
目を残して一定間隔をあけて形成する切刃であって、切
刃本体の先端に、切れ目形成用の刃先と、隣接する刃先
の間に継ぎ目形成用の凹部を備え、上記切り目形成用の
刃先の両端に斜め屈曲部を設け、上記繋ぎ目形成用の凹
部は隣接する斜め屈曲部の先端間の窪み部奥端に形成
し、切れ目形成時に継ぎ目両端より生じる段ボール中芯
の髭を、刃先の斜め屈曲部で切断しながら切れ目を形成
できる構成としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段ボール打抜装置
に用いる切れ目形成用の切刃および該切刃を備えた紙器
打抜装置に関するものであり、段ボールの段目と平行に
形成した切れ目に沿った切断線からの髭(段ボールの中
芯の細長い紙粉)の発生を無くすものである。
に用いる切れ目形成用の切刃および該切刃を備えた紙器
打抜装置に関するものであり、段ボールの段目と平行に
形成した切れ目に沿った切断線からの髭(段ボールの中
芯の細長い紙粉)の発生を無くすものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の紙器打抜装置において
は、図6に示すように切れ目形成用の切刃1(型抜刃と
も称す)と折り目形成用の押罫2の基部を抜型4に埋め
込んで突設し、抜型4と対向配置したカッテングプレー
ト3側へと近接・離反させ、カッテングプレート3上に
載置した段ボール10に、切刃1で不連続な切れ目5を
入れた切断ラインLを設けると共に、押罫2で溝を設け
て折り目6を設けて、所謂型抜を行っている。この型抜
きした段ボール10は搬送手段で一辺を挟持して後工程
の打抜屑外脱装置(図示せず)へ搬送し、型抜きされた
切断ラインLに沿って突刃により打抜屑を落丁して打抜
製品としている。
は、図6に示すように切れ目形成用の切刃1(型抜刃と
も称す)と折り目形成用の押罫2の基部を抜型4に埋め
込んで突設し、抜型4と対向配置したカッテングプレー
ト3側へと近接・離反させ、カッテングプレート3上に
載置した段ボール10に、切刃1で不連続な切れ目5を
入れた切断ラインLを設けると共に、押罫2で溝を設け
て折り目6を設けて、所謂型抜を行っている。この型抜
きした段ボール10は搬送手段で一辺を挟持して後工程
の打抜屑外脱装置(図示せず)へ搬送し、型抜きされた
切断ラインLに沿って突刃により打抜屑を落丁して打抜
製品としている。
【0003】上記打抜装置により、図7に示すように、
段ボール10の段目と平行に切れ目5を形成する場合、
該切れ目5に沿った切断線Lには、段ボール10の中芯
11による髭11aが発生しやすい問題がある。即ち、
図8(A)に示すように、切れ目形成時に、切刃1によ
り段ボール10が押し潰ぶされ、段ボール10の両側ラ
イナ12、13の間の中芯11が折れ曲がるように変形
する。波状に湾曲した中芯11は、その上下両端が両側
ライナ12、13に接着剤で貼り合わされているが、ラ
イナ12、13に貼り合わされていない中芯11の変形
部11bに切刃1が入ると、図8(B)に示すように、
切れ目5の位置ではライナ12、13と接着された部分
から切り離されて細長い髭状の紙粉となる。この紙粉は
“髭”と称されている。
段ボール10の段目と平行に切れ目5を形成する場合、
該切れ目5に沿った切断線Lには、段ボール10の中芯
11による髭11aが発生しやすい問題がある。即ち、
図8(A)に示すように、切れ目形成時に、切刃1によ
り段ボール10が押し潰ぶされ、段ボール10の両側ラ
イナ12、13の間の中芯11が折れ曲がるように変形
する。波状に湾曲した中芯11は、その上下両端が両側
ライナ12、13に接着剤で貼り合わされているが、ラ
イナ12、13に貼り合わされていない中芯11の変形
部11bに切刃1が入ると、図8(B)に示すように、
切れ目5の位置ではライナ12、13と接着された部分
から切り離されて細長い髭状の紙粉となる。この紙粉は
“髭”と称されている。
【0004】上記中芯11の髭11aは、繋ぎ目Cの部
分の中芯11とは連続している。よって、切れ目5に沿
った切断がなされた時に、図9に示すように、繋ぎ目C
を基点として髭11aが切断線にそって付着することと
なる。
分の中芯11とは連続している。よって、切れ目5に沿
った切断がなされた時に、図9に示すように、繋ぎ目C
を基点として髭11aが切断線にそって付着することと
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記切れ目5を設けた
切断線は、後工程の外脱装置で突刃により繋ぎ目が切断
されて落丁されるが、上記髭11aは切断線の切口に付
着した状態で残る場合がある。この切口に付着した髭1
1aは通常段ボール搬送時に切口から抜け落ちるが、搬
送手段により把持される側の髭11aは切口から離れず
に残ってしまう場合がある。
切断線は、後工程の外脱装置で突刃により繋ぎ目が切断
されて落丁されるが、上記髭11aは切断線の切口に付
着した状態で残る場合がある。この切口に付着した髭1
1aは通常段ボール搬送時に切口から抜け落ちるが、搬
送手段により把持される側の髭11aは切口から離れず
に残ってしまう場合がある。
【0006】上記髭からなる紙粉は、段ボール組み立て
時に包装する時に、飛散したり、包装物に紛れ込む場合
があり、段ボール内に収容される物が食品である場合に
は問題となる。そのため、切口に付着する髭を作業員が
手で除去したり、加振具や吸引具を切口に沿わせて髭を
除去しており、作業手数がかかる問題がある。
時に包装する時に、飛散したり、包装物に紛れ込む場合
があり、段ボール内に収容される物が食品である場合に
は問題となる。そのため、切口に付着する髭を作業員が
手で除去したり、加振具や吸引具を切口に沿わせて髭を
除去しており、作業手数がかかる問題がある。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、段ボールの段目と平行に形成される切れ目の切断ラ
インに髭の発生を無くすことを課題としている。
で、段ボールの段目と平行に形成される切れ目の切断ラ
インに髭の発生を無くすことを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、段ボールに、段目と平行に切れ目を繋ぎ
目を残して一定間隔をあけて形成する切刃であって、切
刃本体の先端に、切れ目形成用の刃先と、隣接する刃先
の間に繋ぎ目形成用の凹部を備え、上記切り目形成用の
刃先の両端に斜め屈曲部を設け、上記繋ぎ目形成用の凹
部は隣接する斜め屈曲部の先端間の窪み部奥端に形成
し、切れ目形成時に繋ぎ目両端より生じる段ボール中芯
の髭を、刃先の斜め屈曲部で切断しながら切れ目を形成
できる構成としている段ボールの切れ目形成用の切刃を
提供している。
め、本発明は、段ボールに、段目と平行に切れ目を繋ぎ
目を残して一定間隔をあけて形成する切刃であって、切
刃本体の先端に、切れ目形成用の刃先と、隣接する刃先
の間に繋ぎ目形成用の凹部を備え、上記切り目形成用の
刃先の両端に斜め屈曲部を設け、上記繋ぎ目形成用の凹
部は隣接する斜め屈曲部の先端間の窪み部奥端に形成
し、切れ目形成時に繋ぎ目両端より生じる段ボール中芯
の髭を、刃先の斜め屈曲部で切断しながら切れ目を形成
できる構成としている段ボールの切れ目形成用の切刃を
提供している。
【0009】上記繋ぎ目形成用の凹部は刃先を潰して形
成してもよい。また、刃先に設ける斜め屈曲部は、内方
にむかって互いに近接する傾斜方向とし、隣接する屈曲
部が逆ハ字状とすることが好ましい。但し、隣接する屈
曲部を円弧状とし、該円弧の先端間に繋ぎ目形成用の凹
部を設けてもよい。
成してもよい。また、刃先に設ける斜め屈曲部は、内方
にむかって互いに近接する傾斜方向とし、隣接する屈曲
部が逆ハ字状とすることが好ましい。但し、隣接する屈
曲部を円弧状とし、該円弧の先端間に繋ぎ目形成用の凹
部を設けてもよい。
【0010】上記切刃により形成される切れ目は、直線
状の刃部により切断される直線状切れ目と、その両端
で、斜め屈曲部により切断される内方傾斜切れ目を備え
た形状となる。繋ぎ目は隣接する内方傾斜切れ目の先端
間の窪み部奥端に形成される。前記中芯により発生する
髭は、その基端が窪み部の奥端に位置して傾斜切れ目に
沿うようになり、この髭は刃先の屈曲部で切断される。
このように、髭は刃先の屈曲部で切断され、よって、直
線状切れ目に沿う切断線の切口に髭が付着することが防
止できる。よって、上記切れ目に沿った切断線側に中芯
の髭は発生していないため、この切断側を搬送手段によ
り挟持しても、後工程で髭を除去する作業をする必要が
なくなる。
状の刃部により切断される直線状切れ目と、その両端
で、斜め屈曲部により切断される内方傾斜切れ目を備え
た形状となる。繋ぎ目は隣接する内方傾斜切れ目の先端
間の窪み部奥端に形成される。前記中芯により発生する
髭は、その基端が窪み部の奥端に位置して傾斜切れ目に
沿うようになり、この髭は刃先の屈曲部で切断される。
このように、髭は刃先の屈曲部で切断され、よって、直
線状切れ目に沿う切断線の切口に髭が付着することが防
止できる。よって、上記切れ目に沿った切断線側に中芯
の髭は発生していないため、この切断側を搬送手段によ
り挟持しても、後工程で髭を除去する作業をする必要が
なくなる。
【0011】さらに、本発明は上記切刃を備えた紙器打
抜装置を提供している。即ち、段ボールを載置するカッ
テングプレートと、該カッテングプレートに対して昇降
される抜型を備え、該抜型に上記切刃の切刃本体の基端
を埋め込んで下向きに突出させており、上記切刃を、段
ボールが搬送手段により挟持される側に取り付けてい
る。
抜装置を提供している。即ち、段ボールを載置するカッ
テングプレートと、該カッテングプレートに対して昇降
される抜型を備え、該抜型に上記切刃の切刃本体の基端
を埋め込んで下向きに突出させており、上記切刃を、段
ボールが搬送手段により挟持される側に取り付けてい
る。
【0012】なお、上記抜型に設ける他の位置の切れ目
形成用切刃は、上記斜め屈曲部を設けた切刃とする必要
はないが、該切刃を用いても良いことは言うまでもな
い。また、抜型の所要箇所には折り目形成用の押罫を取
り付けていることは従来と同様である。
形成用切刃は、上記斜め屈曲部を設けた切刃とする必要
はないが、該切刃を用いても良いことは言うまでもな
い。また、抜型の所要箇所には折り目形成用の押罫を取
り付けていることは従来と同様である。
【0013】上記紙器打抜装置を用いると、搬送手段に
より把持される側の切れ目が上記斜め屈曲部を有する切
刃により形成されるため、切れ目形成時に、同時に髭の
切除もされ、切れ目に沿って落丁された切断線に髭が付
着することを防止できる。
より把持される側の切れ目が上記斜め屈曲部を有する切
刃により形成されるため、切れ目形成時に、同時に髭の
切除もされ、切れ目に沿って落丁された切断線に髭が付
着することを防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は切れ目形成用の切刃20を示
す。該切刃20は金属刃からなり、連続した薄肉平板か
らなる切刃本体21は、切れ目形成線に沿った形状に形
成している。この切刃本体21の一端は基端21aとな
り、図2に示す紙器打抜装置の抜型4に埋設して他端側
をカッテングプレート3側へと突出させて用いられる。
カッテングプレート3側へ突出させる先端には切れ目形
成用の刃先22を一定長さで設け、その間に繋ぎ目形成
用の凹部23を設けており、該凹部23は刃先を潰して
刃先22より短くして凹部としている。
参照して説明する。図1は切れ目形成用の切刃20を示
す。該切刃20は金属刃からなり、連続した薄肉平板か
らなる切刃本体21は、切れ目形成線に沿った形状に形
成している。この切刃本体21の一端は基端21aとな
り、図2に示す紙器打抜装置の抜型4に埋設して他端側
をカッテングプレート3側へと突出させて用いられる。
カッテングプレート3側へ突出させる先端には切れ目形
成用の刃先22を一定長さで設け、その間に繋ぎ目形成
用の凹部23を設けており、該凹部23は刃先を潰して
刃先22より短くして凹部としている。
【0015】上記刃先22は直線状刃先22aの長さ方
向の両端に内方(打抜屑側と反対の製品側)へ斜め屈曲
部22bを設け、隣接する刃先22の斜め屈曲部22b
とは逆ハの字形状としている。これら斜め屈曲部22b
の先端間の窪み部奥端に上記繋ぎ目形成用の凹部23を
設けている。
向の両端に内方(打抜屑側と反対の製品側)へ斜め屈曲
部22bを設け、隣接する刃先22の斜め屈曲部22b
とは逆ハの字形状としている。これら斜め屈曲部22b
の先端間の窪み部奥端に上記繋ぎ目形成用の凹部23を
設けている。
【0016】なお、図3に示すように、切刃20の屈曲
部22bを円弧形状とし、該円弧の奥端に繋ぎ目を形成
する形状としてもよい。
部22bを円弧形状とし、該円弧の奥端に繋ぎ目を形成
する形状としてもよい。
【0017】上記斜め屈曲部22bを刃先22に設けた
切刃20は図2に示すように、搬送手段で把持される側
の切れ目ラインを形成するように配置している。
切刃20は図2に示すように、搬送手段で把持される側
の切れ目ラインを形成するように配置している。
【0018】上記形状の切り目形成用の切刃20により
段ボール10の段目と平行に打ち抜くと、図4に示すよ
うな、切り目30と、その間に繋ぎ目31とが形成され
る。切れ目30は切刃20の直線状刃先22aにより切
断される直線状切れ目30aと、その両端で、斜め屈曲
部22bにより切断される内方傾斜切れ目30bを備え
た形状となる。繋ぎ目31は隣接する内方傾斜切れ目3
0bに先端間の窪み部奥端に形成される。
段ボール10の段目と平行に打ち抜くと、図4に示すよ
うな、切り目30と、その間に繋ぎ目31とが形成され
る。切れ目30は切刃20の直線状刃先22aにより切
断される直線状切れ目30aと、その両端で、斜め屈曲
部22bにより切断される内方傾斜切れ目30bを備え
た形状となる。繋ぎ目31は隣接する内方傾斜切れ目3
0bに先端間の窪み部奥端に形成される。
【0019】上記切刃20による打抜時に、段ボール1
0の中芯11がライナ12、13と接着していない部分
に直線状刃先22aが入ると、前記のように変形した中
芯11を切断して紙粉となる髭11aが直線状切れ目3
0aに発生する。上記髭11aは連続している場合もあ
り不連続の場合もあり、不連続の場合には自然落下す
る。斜め屈曲部22bによる内方傾斜切れ目30bの位
置で、図5(A)に示すように、中芯11がライナ1
2、13と接着していると、ここで直線状切れ目30で
発生している髭11aは切断されて落下する。
0の中芯11がライナ12、13と接着していない部分
に直線状刃先22aが入ると、前記のように変形した中
芯11を切断して紙粉となる髭11aが直線状切れ目3
0aに発生する。上記髭11aは連続している場合もあ
り不連続の場合もあり、不連続の場合には自然落下す
る。斜め屈曲部22bによる内方傾斜切れ目30bの位
置で、図5(A)に示すように、中芯11がライナ1
2、13と接着していると、ここで直線状切れ目30で
発生している髭11aは切断されて落下する。
【0020】図5(B)に示すように、斜め屈曲部22
bによる内方傾斜切れ目30bの位置でも中芯11がラ
イナ12、13と接触していないと、内方傾斜切れ目3
0bにも髭11aが発生する。この髭11aと直線状切
れ目30aの髭11aとは、連続端がエッジであるた
め、このエッジで不連続となり自然落下しやすい。
bによる内方傾斜切れ目30bの位置でも中芯11がラ
イナ12、13と接触していないと、内方傾斜切れ目3
0bにも髭11aが発生する。この髭11aと直線状切
れ目30aの髭11aとは、連続端がエッジであるた
め、このエッジで不連続となり自然落下しやすい。
【0021】さらに、内方傾斜切れ目30bに沿う髭1
1aは繋ぎ目31の中芯11aと連続するため、髭11
aは繋ぎ目31を起点として内方傾斜切れ目30bに沿
う状態となる。切刃20の斜め屈曲部22bは中芯11
を切断して髭11aを発生させた後、下側のライナ13
を切断するが、その際に、切断面より分離している髭1
1aを斜め屈曲部22bで切り落とすこととなる。よっ
て、髭11aが繋ぎ目31と連続して残った場合におい
ても、該髭11aは繋ぎ目31の両端に連続する微小な
もので、内方傾斜切れ目30b内に収まる。
1aは繋ぎ目31の中芯11aと連続するため、髭11
aは繋ぎ目31を起点として内方傾斜切れ目30bに沿
う状態となる。切刃20の斜め屈曲部22bは中芯11
を切断して髭11aを発生させた後、下側のライナ13
を切断するが、その際に、切断面より分離している髭1
1aを斜め屈曲部22bで切り落とすこととなる。よっ
て、髭11aが繋ぎ目31と連続して残った場合におい
ても、該髭11aは繋ぎ目31の両端に連続する微小な
もので、内方傾斜切れ目30b内に収まる。
【0022】その結果、次工程の外脱装置において直線
状切れ目30aに沿って突刃により落丁された状態で、
直線状切れ目30aに沿った切断線Lの切口には髭11
a’は突出せず、切口には髭が付着しない状態のものが
得られる。
状切れ目30aに沿って突刃により落丁された状態で、
直線状切れ目30aに沿った切断線Lの切口には髭11
a’は突出せず、切口には髭が付着しない状態のものが
得られる。
【0023】上記切断線Lの側が搬送手段(図示せず)
によりクワエられる状態で挟持されても、切断線Lには
髭が存在していないため、従来のように切断線Lに沿っ
た髭を除去する作業を省略することができる。
によりクワエられる状態で挟持されても、切断線Lには
髭が存在していないため、従来のように切断線Lに沿っ
た髭を除去する作業を省略することができる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、切れ目形成用の刃先に斜め屈曲部を設けてい
るため、段ボールの段目と平行に切れ目を形成する際
に、斜め屈曲部において中芯により発生する髭を切除す
ることができる。よって、上記切れ目側の切断線が搬送
手段に把持される逆目通しのクワエ側に位置する場合に
おいても、上記切断線には髭が存在していないため、従
来必要であった髭除去作用を不要とすることができる。
によれば、切れ目形成用の刃先に斜め屈曲部を設けてい
るため、段ボールの段目と平行に切れ目を形成する際
に、斜め屈曲部において中芯により発生する髭を切除す
ることができる。よって、上記切れ目側の切断線が搬送
手段に把持される逆目通しのクワエ側に位置する場合に
おいても、上記切断線には髭が存在していないため、従
来必要であった髭除去作用を不要とすることができる。
【図1】 本発明の切刃を示し、(A)は斜視図、
(B)は要部拡大図、(C)は底面図である。
(B)は要部拡大図、(C)は底面図である。
【図2】 上記切刃を備えた紙器打抜装置を示し、
(A)は抜型の概略底面図、(B)は概略断面図であ
る。
(A)は抜型の概略底面図、(B)は概略断面図であ
る。
【図3】 切刃の変形例を示す概略図である。
【図4】 (A)は上記切刃により切れ目を形成した段
ボールの斜視図、(B)は切れ目ラインに沿って落丁さ
れた状態の要部斜視図である。
ボールの斜視図、(B)は切れ目ラインに沿って落丁さ
れた状態の要部斜視図である。
【図5】 (A)(B)は髭が切除される作用を説明す
るための図面である。
るための図面である。
【図6】 紙器打抜装置を示し、(A)は断面図、
(B)は抜型の下面図、(C)は従来の切り目形成用切
刃の斜視図、(D)は打ち抜かれた段ボールの平面図で
ある。
(B)は抜型の下面図、(C)は従来の切り目形成用切
刃の斜視図、(D)は打ち抜かれた段ボールの平面図で
ある。
【図7】 段ボールの段目と平行に切れ目を入れる状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図8】 (A)は髭発生原理を示する概略図、(B)
は要部拡大図である。
は要部拡大図である。
【図9】 切断線に沿って髭が発生している状態を示す
概略図である。
概略図である。
10 段ボール 11 中芯 11a 髭 12、13 ライナ 20 切れ目形成用の切刃 22 刃先 22a 直線状の刃先部 22b 斜め屈曲部 23 繋ぎ目形成用の凹部 30 切れ目 30a 直線状切れ目 30b 内方傾斜切れ目 31 繋ぎ目
Claims (2)
- 【請求項1】 段ボールに、段目と平行に切れ目を繋ぎ
目を残して一定間隔をあけて形成する切刃であって、 切刃本体の先端に、切れ目形成用の刃先と、隣接する刃
先の間に継ぎ目形成用の凹部を備え、上記切り目形成用
の刃先の両端に斜め屈曲部を設け、上記繋ぎ目形成用の
凹部は隣接する斜め屈曲部の先端間の窪み部奥端に形成
し、 切れ目形成時に継ぎ目両端より生じる段ボール中芯の髭
を、刃先の斜め屈曲部で切断しながら切れ目を形成でき
る構成としている段ボールの切れ目形成用の切刃。 - 【請求項2】 段ボールを載置するカッテングプレート
と、該カッテングプレートに対して昇降される抜型を備
え、該抜型に請求項1に記載の切刃の切刃本体の基端を
埋め込んで下向きに突出させており、 上記切刃を、段ボールが搬送手段により挟持される側に
取り付けていることを特徴とする切刃を備えた紙器打抜
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000351652A JP2002154173A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 段ボールの切れ目形成用の切刃および該切刃を備えた紙器打抜装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000351652A JP2002154173A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 段ボールの切れ目形成用の切刃および該切刃を備えた紙器打抜装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002154173A true JP2002154173A (ja) | 2002-05-28 |
Family
ID=18824670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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